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1.21 -> 1.24    security/chapter.sgml

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References:	[doc-jp 7018,7035,7036]
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Jun Kuriyama 2000-02-17 13:40:07 +00:00
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@ -2,8 +2,8 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.21
$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/security/chapter.sgml,v 1.6 1999/10/28 21:52:48 kuriyama Exp $
Original revision: 1.24
$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/security/chapter.sgml,v 1.7 1999/11/13 15:35:05 kuriyama Exp $
-->
<chapter id="security">
@ -1875,6 +1875,132 @@ FreeBSD BUILT-19950429 (GR386) #0: Sat Apr 29 17:50:09 SAT 1995</screen>
私は「いかなる」責任もとることはできません.</para>
</sect2>
</sect1>
<sect1 id="openssl">
<title>OpenSSL</title>
<para>FreeBSD 4.0 では, OpenSSL ツールキットが基本構成の一部に
含まれています. <ulink url="http://www.openssl.org/">OpenSSL</ulink> は,
Secure Sockets Layer v2/v3 (SSLv2/SSLv3) や Transport Layer
Security v1 (TLSv1) ネットワークセキュリティプロトコルと同様の
多目的な暗号化ライブラリを提供します.</para>
<para>しかしながら, OpenSSL に含まれるアルゴリズムのいくつか
(特に RSA や IDEA) は, 合衆国内, その他の地域において,
特許により保護されています. そのため,
無制約な利用は許されません(特に IDEA は現在,
FreeBSD の OpenSSL 配布すべてにおいて利用不可能です).
加えて, 暗号化コードの合衆国外への持ち出しは
(現在でも)厳しく制限されます.
このような理由から, FreeBSD には, 利用される地域(合衆国/非合衆国),
そして RSAREF ライセンス(後述)に対応した,
異なる 3 種類のバージョンが利用できるようになっています.</para>
<para>RSA は有用なアルゴリズムであるため,
(SSLv2 プロトコルと同様に)OpenSSL
を用いる数多くのサードパーティー製ソフトウェアで利用されています.
もし可能ならば, すべてのソフトウェアで利用できるようにすべきものなのです.</para>
<sect2>
<title>ソースコードのインストール</title>
<para>OpenSSL は <literal>src-crypto</literal> と
<literal>src-secure</literal> cvsup コレクションの一部です.
FreeBSD のソースコードの取得と更新の詳細は,
<link linkend="mirrors">FreeBSD
の入手</link>の項を参照して下さい.</para>
</sect2>
<sect2>
<title>合衆国外に在住のユーザ</title>
<para>合衆国外に住んでいて, 暗号コードを
<hostid role="fqdn">internat.FreeBSD.org</hostid>
(合衆国外向けの国際版 Crypto リポジトリ)から取得した場合には,
RSA を含む OpenSSL を構築することになります.
これは, IDEA の利用が一部地域を除き, 世界中で制限されているためです.
よりフレキシブルな地域識別システムを利用することにより,
将来的には利用の制限を受けない国での IDEA の構築が
可能になるかも知れません.</para>
<para>あなたの国にあると思われる,
暗号の輸入, 使用, 再配布を制限する国内法に注意して下さい.
</para>
</sect2>
<sect2>
<title>合衆国内に在住のユーザ</title>
<para>今までに述べられたように, 合衆国内では RSA が特許登録されているため,
その使用許諾ライセンスがない限り, 一般的な利用は制限されています.
したがって, OpenSSL の RSA コードを合衆国内において使用することは許されておらず,
RSA コードを含む OpenSSL は, 合衆国内のミラーサイトに移されている
OpenSSL から除かれています.
RSA の特許は 2000 年 9 月 20 日に期限切れとなりますので,
そのとき, 合衆国内向け OpenSSL に
&ldquo;完全な&rdquo; RSA のコードを戻すことが予定されています.</para>
<para>しかしながら(幸運にも), RSA
の特許所持者(<ulink url="http://www.rsasecurity.com/">RSA Security</ulink>)は,
&ldquo;RSA リファレンス実装&rdquo;ツールキット(RASREF)
を提供しています.
これは<emphasis>非商用利用</emphasis>を含む<emphasis>いくつかの形態での
利用</emphasis>が可能となっています(非商用利用の定義については RASREF の
ライセンスを参照して下さい).</para>
<para>もしあなたが RASREF ライセンスの条件を見て, RASREF サポート付きで
ソースから OpenSSL を構築したいと考えている場合には,
OpenSSL を構築する前に(たとえば <command>make world</command> する前に),
まず <filename>/usr/ports/security/rsaref</filename> にある,
rasref の ports をインストールしなければなりません.
もし, あなたがライセンス条件の承諾について確信が持てないなら,
専門家から法的な助言を得てください.</para>
<para>RSA security から RSA
のソースコードの適正なライセンスを購入しているユーザは,
RSA のネイティブサポートを得るために
先に述べた合衆国外向けの国際版 OpenSSL を使用できます.</para>
<para>また, IDEA のコードも特許による制限のため,
合衆国内向けの OpenSSL には含まれていません.</para>
</sect2>
<sect2>
<title>バイナリインストール</title>
<para>FreeBSD を(CD-ROM や <hostid role="fqdn">ftp.FreeBSD.org</hostid> から
ダウンロードしたスナップショットなどから)バイナリインストールで
インストールしていたとすると,
<literal>crypto(暗号)</literal>モジュールのインストールを選択したとき,
それは上述した RSA を含まない, 合衆国内向けの OpenSSL コードになります.
他のバージョン(合衆国内向けの RASREF 版, 合衆国外向けの国際版)を
インストールしたいときには,
以下のパッケージを入手してインストールする必要があります.</para>
<itemizedlist>
<listitem>
<para>合衆国向け RASREF 版 OpenSSL パッケージは
<hostid role="fqdn">ftp.FreeBSD.org</hostid> から入手できます.</para>
<note>
<para>インストールする前にちゃんとライセンスを読んでください!
通常目的の使用は許可されていません!</para>
</note>
</listitem>
<listitem>
<para>合衆国外向けの国際版 OpenSSL パッケージ.
合衆国内において, これを通常の目的で利用することは違法になります.
しかし, 合衆国外に住むユーザは,
RSA のインプリメンテーションが速くてフレキシブルな
このバージョンを使用すると良いでしょう. これは
<hostid role="fqdn">ftp.internat.FreeBSD.org</hostid> から
入手できます.</para>
</listitem>
</itemizedlist>
</sect2>
</sect1>
</chapter>
<!--