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@ -3,7 +3,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: r44674
Original revision: r44732
$FreeBSD$
-->
<chapter xmlns="http://docbook.org/ns/docbook"
@ -2519,25 +2519,29 @@ Building everything..
<para>複数のコンピュータで同じソースツリーを追いかけていて、
全部のマシンにソースをダウンロードして全部を再構築するのは、
ディスクスペース、ネットワーク帯域、そして CPU サイクルの無駄使いです。
ディスクスペース、ネットワーク帯域、
そして <acronym>CPU</acronym> サイクルの無駄使いです。
解決策は 1 つのマシンに仕事のほとんどをさせ、
残りのマシンは NFS 経由でそれをマウントする、というものです。
このセクションではそのやり方を概観します。</para>
<sect2 xml:id="small-lan-preliminaries">
<title>準備</title>
残りのマシンは <acronym>NFS</acronym>
経由でそれをマウントする、というものです。
このセクションではそのやり方を概観します。
<acronym>NFS</acronym> の使い方の詳細については、<xref
linkend="network-nfs"/> をご覧下さい。</para>
<para>まず初めに、同じバイナリで動かそうとするマシンたちを決めます。
このマシンたちのことを<emphasis>ビルドセット</emphasis>と呼びます。
このマシンたちのことを<firstterm>ビルドセット</firstterm>と呼びます。
それぞれのマシンはカスタムカーネルを持っているかもしれませんが、
同じユーザランドバイナリを動かそうというのです。
このビルドセットから、
<emphasis>ビルドマシン</emphasis>となるマシンを 1 台選びます。
<firstterm>ビルドマシン</firstterm>となるマシンを 1 台選びます。
ベースシステムとカーネルを構築するのはこのマシンになります。
理想的には、このマシンは <command>make buildworld</command>
<command>make buildkernel</command>
を実行するのに十分な CPU を持った速いマシンであるべきです。
<emphasis>テストマシン</emphasis>となるべきマシンも選んでください。
を実行するのに十分な <acronym>CPU</acronym>
を持った速いマシンであるべきです。</para>
<para><firstterm>テストマシン</firstterm>
となるべきマシンも選んでください。
更新されたソフトウェアを使う前にそのマシンでテストするのです。
テストマシンはかなり長い時間落ちていても
だいじょうぶなマシン<emphasis>であったほうがいいでしょう</emphasis>
@ -2547,77 +2551,65 @@ Building everything..
<para>このビルドセットのマシンはすべて
<filename>/usr/obj</filename>
<filename>/usr/src</filename>
を同じマシンの同じ場所からマウントする必要があります。
理想的にはビルドマシンの 2 つの違うドライブ上にあるとよいのですが、
ビルドマシンに NFS マウントされていてもかまいません。
をビルドマシンから <acronym>FTP</acronym>
経由でマウントする必要があります。
ビルドセット自体が複数ある場合は、
<filename>/usr/src</filename>
はひとつのビルドマシン上にあるべきです。
他のマシンからはそれを NFS マウントするようにしましょう。</para>
他のマシンからはそれを <acronym>NFS</acronym>
マウントするようにしましょう。</para>
<para>最後にビルドセットのすべてのマシン上の
<para>ビルドセットのすべてのマシン上の
<filename>/etc/make.conf</filename>
<filename>/etc/src.conf</filename>
がビルドマシンと一致していることを確認してください。
つまり、ビルドマシンはビルドセットのどのマシンもインストールしようとしている
がビルドマシンと一致していることを確認してください。つまり、
ビルドマシンはビルドセットのどのマシンもインストールしようとしている
ベースシステムを全部ビルドしなければならないということです。
また、各ビルドマシンは <filename>/etc/make.conf</filename>
にそれぞれのビルドマシンのカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> で指定し、
ビルドマシンは自分自身のカーネルから順に全部のカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> にリストアップしてください。
各マシンのカーネルもビルドするのであれば、
ビルドマシンは各マシンのカーネル設定ファイルを <filename
class="directory">/usr/src/sys/<replaceable>arch</replaceable>/conf</filename>
に持っていなければなりません。</para>
</sect2>
<sect2 xml:id="small-lan-base-system">
<title>ベースシステム</title>
<para>ビルドマシンにて、
<xref linkend="make-buildworld"/>
<xref linkend="makeworld"/>
に書いてあるようにカーネルとベースシステムを構築してください。
でも、まだインストールしないでください。
ビルドが終わったら、テストマシンに移り、
ビルドしたカーネルをインストールしてください。
テストマシンが NFS 経由で
<filename>/usr/src</filename>
<filename>/usr/obj</filename>
をマウントしているなら、
シングルユーザで再起動したときにネットワークを使えるようにして、
これらのディレクトリをマウントするようにしてください。
もっとも簡単な方法は、
マルチユーザモードで起動して、<command>shutdown now</command>
を実行してシングルユーザモードに移行することです。
そうしたら、カーネルとベースシステムをインストールし、
でも、まだビルドマシンにはインストールしないでください。
そのかわり、
ビルドしたカーネルをテストマシンにインストールしてください。
<acronym>FTP</acronym> 経由で
<filename>/usr/src</filename> および <filename>/usr/obj</filename>
をテストマシンにマウントしてください。
その後、<command>shutdown now</command>
を実行してシングルユーザモードに移行し、
新しいカーネルとベースシステムをインストールし、
いつもするように
<command>mergemaster</command> を実行してください。
終わったら、
テストマシンを再起動して通常のマルチユーザ動作に戻します。</para>
終わったら、再起動して通常のマルチユーザ動作に戻します。</para>
<para>テストマシンにあるものすべてがちゃんと動いている確信が得られたら、
同じ手順でビルドセットの他のマシンにも新しいソフトウェアをインストールします。</para>
</sect2>
<sect2 xml:id="small-lan-ports">
<title>Ports</title>
<para>ports ツリーにも同じアイデアが使えます。
最初に重要な点は、
ビルドセットのすべてのマシンに同じマシンの
<para>ports ツリーにも同じ方法が使えます。
最初のステップは、
ビルドセットのすべてのマシンが <acronym>NFS</acronym> 経由で
<filename>/usr/ports</filename> をマウントすることです。
そして、distfiles を共有するように
<filename>/etc/make.conf</filename>適切に設定します。
NFS マウントによってマップされる
<filename>/etc/make.conf</filename> を設定します。
<acronym>NFS</acronym> マウントによってマップされる
<systemitem class="username">root</systemitem>
ユーザが何であれ、<varname>DISTDIR</varname>
はそのユーザが書き込める共通の共有ディレクトリに設定する必要があります。
ports をローカルでビルドする場合には、
各マシンは <varname>WRKDIRPREFIX</varname>
を自分のマシンのビルドディレクトリに設定しなければなりません。
最後に、packages をビルドして配布するのであれば、
<varname>DISTDIR</varname> と同じように
<varname>PACKAGES</varname> ディレクトリも設定してください。</para>
</sect2>
また、ビルドシステムが packages
をビルドしてビルドセットのコンピュータに配布するのであれば、
<varname>DISTDIR</varname> と同じようにビルドシステム上の
<varname>PACKAGES</varname>
ディレクトリも設定してください。</para>
</sect1>
</chapter>