diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile b/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile
index 2e21fd08cc..663df8521d 100644
--- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile
@@ -3,7 +3,7 @@
#
# Build the FreeBSD Handbook (Japanese).
#
-# Original revision: 1.113
+# Original revision: 1.116
#
# ------------------------------------------------------------------------
@@ -52,6 +52,44 @@ IMAGES_EN+= advanced-networking/isdn-twisted-pair.eps
IMAGES_EN+= advanced-networking/natd.eps
IMAGES_EN+= advanced-networking/net-routing.pic
IMAGES_EN+= advanced-networking/static-routes.pic
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-adduser1.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-adduser2.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-adduser3.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-boot-loader-menu.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-choose-mode.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-config-components.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-config-hostname.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-config-keymap.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-config-services.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-ipv4-dhcp.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-ipv4.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-ipv4-static.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-ipv6.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-ipv6-static.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface-slaac.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-interface.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-configure-network-ipv4-dns.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-distfile-extracting.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-distfile-fetching.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-distfile-verifying.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-final-confirmation.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-finalconfiguration.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-mainexit.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-netinstall-files.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-netinstall-mirrorselect.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-entire-part.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-guided-disk.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-guided-manual.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-manual-addpart.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-manual-create.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-manual-partscheme.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-part-review.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-post-root-passwd.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-set-clock-local-utc.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-timezone-confirm.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-timezone-country.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-timezone-region.png
+IMAGES_EN+= bsdinstall/bsdinstall-timezone-zone.png
IMAGES_EN+= geom/striping.pic
IMAGES_EN+= install/adduser1.scr
IMAGES_EN+= install/adduser2.scr
@@ -207,6 +245,7 @@ IMAGES_LIB+= callouts/15.png
# SGML content
#SRCS+= audit/chapter.sgml
SRCS+= book.sgml
+SRCS+= bsdinstall/chapter.sgml
SRCS+= colophon.sgml
#SRCS+= dtrace/chapter.sgml
#SRCS+= freebsd-glossary.sgml
diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml b/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml
index fea817b5b1..9a788f8b22 100644
--- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml
@@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
- Original revision: 1.177
+ Original revision: 1.178
$FreeBSD$
-->
@@ -18,6 +18,7 @@
+
@@ -209,6 +210,7 @@
+
diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/Makefile b/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/Makefile
new file mode 100644
index 0000000000..b5f6bf3805
--- /dev/null
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/Makefile
@@ -0,0 +1,15 @@
+#
+# Build the Handbook with just the content from this chapter.
+#
+# $FreeBSD$
+#
+
+CHAPTERS= bsdinstall/chapter.sgml
+
+VPATH= ..
+
+MASTERDOC= ${.CURDIR}/../${DOC}.${DOCBOOKSUFFIX}
+
+DOC_PREFIX?= ${.CURDIR}/../../../..
+
+.include "../Makefile"
diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/chapter.sgml b/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/chapter.sgml
new file mode 100644
index 0000000000..1c31bb7baa
--- /dev/null
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall/chapter.sgml
@@ -0,0 +1,2413 @@
+
+
+
+
+
+
+ Jim
+ Mock
+ 再構成、部分的に書き直し:
+
+
+
+
+ Randy
+ Pratt
+ sysinstall のウォークスルー、スクリーンショット、
+ およびその他原稿:
+
+
+
+
+ Gavin
+ Atkinson
+ bsdinstall に向けた改訂:
+
+
+
+ Warren
+ Block
+
+
+
+
+ &os; 9.x
+ より新しいシステムへのインストール
+
+
+ この章では
+
+ installation
+
+ &os; では、テキストベースの使いやすいインストールプログラムが用意されています。
+ &os; 9.0-RELEASE 以降では bsdinstall、
+ &os; 9.0-RELEASE より前のリリースでは sysinstall
+ と呼ばれるインストールプログラムを使います。
+ この章では、bsdinstall の使い方について説明します。
+ sysinstall の利用については、
+ で説明されています。
+
+ この章を読むと、以下のことがわかります。
+
+
+
+ &os; インストールメディアの作り方。
+
+
+
+
+ &os; がハードディスクをどのように分割し、参照するか。
+
+
+
+ bsdinstall
+ をどのように起動するか。
+
+
+
+ bsdinstall
+ が聞いてくる質問がどのような意味であり、
+ またどのように答えれば良いか。
+
+
+
+ この章を読む前に、以下のことを確認して下さい。
+
+
+
+ インストールしようとするバージョンの &os;
+ に付属しているサポートハードウェア一覧を読んで、
+ あなたの使っているハードウェアがサポートされているかどうか確認して下さい。
+
+
+
+
+ このインストールの説明書は &i386; (PC 互換
)
+ アーキテクチャのコンピュータを対象にしています。
+ 他のプラットフォームに特有の説明についてはそのつど明記しています。
+ インストーラとこの文書で記述している内容の間には、
+ いくらかズレがあることがあります。
+ この章を正確で忠実な手順書としてではなく、
+ 一般的なガイドとしてご利用ください。
+
+
+
+
+
+ ハードウェア要件
+
+
+ 最小構成
+
+ &os; をインストールする最小構成は、
+ &os; のバージョンやハードウェアのアーキテクチャによって異なります。
+
+ 以下の節では、最小構成についての情報をまとめています。
+ また、&os; のインストール方法によって、
+ 対応している CDROM ドライブ、
+ 場合によってはネットワークアダプタが必要となります。
+ これに関しては、
+ で説明されています。
+
+
+ &os;/&arch.i386;
+
+ &os;/&arch.i386 アーキテクチャは、
+ 486 以上のプロセッサと、
+ 少なくとも 64 MB の RAM が必要です。
+ 最小のインストールでは、
+ 少なくとも 1.1 MB のハードディスクの空き容量が必要です。
+
+
+ 古いコンピュータでは、
+ 速いプロセッサを入手するより、より多くの RAM
+ やより多くの容量のハードドライブを用意するほうが重要です。
+
+
+
+
+ &os;/&arch.amd64;
+
+ &os;/&arch.amd64; を実行可能なプロセッサには
+ 2 つのクラスがあります。
+ 1 つ目のクラスは、&amd.athlon;64, &amd.athlon;64-FX, &amd.opteron;
+ やそれより新しいプロセッサです。
+
+ もう 1 つのクラスは、
+ &intel; EM64T アーキテクチャを採用しているプロセッサです。
+ これらのプロセッサの例は、
+ &intel; &core; 2 Duo, Quad, Extreme プロセッサファミリ、
+ &intel; &xeon; 3000, 5000, 7000 系のプロセッサ、
+ および &intel; &core; i3, i5, i7 プロセッサです。
+
+ nVidia nForce3 Pro-150 ベースのコンピュータを使用するには、
+ BIOS のセットアップを使って、IO APIC を無効にする
+ 必要があります。
+ もし、このようなオプションがなければ、
+ 代わりに ACPI を無効にする必要があるでしょう。
+ Pro-150 チップセットには回避策が見つかっていないバグがあります。
+
+
+
+ &os;/&arch.powerpc; &apple; &macintosh;
+
+ すべての USB 内蔵の New World &apple; &macintosh;
+ システムに対応しています。
+ 複数の CPU を持つコンピュータは SMP に対応しています。
+
+ 32-bit カーネルは、RAM の最初の 2GB だけを利用できます。
+ Blue & White PowerMac G3 では、&firewire; に対応していません。
+
+
+
+ &os;/&arch.sparc64;
+
+ &os;/&arch.sparc64; が対応しているハードウェアの一覧については、
+
+ FreeBSD/sparc64 プロジェクトをご覧ください。
+
+ 現時点では、
+ 他のオペレーティングシステムとディスクの共有ができないので、
+ &os;/&arch.sparc64; 専用のディスクが必要です。
+
+
+
+
+ サポートされているハードウェア
+
+ &os;
+ がサポートしているハードウェアアーキテクチャやデバイスの一覧は、
+ 各リリースのハードウェアノートとして提供されます。
+ このドキュメントは通常リリースメディアのルートディレクトリにある
+ HARDWARE.TXT
+ という名前のファイルで見ることができます。
+ ハードウェアリストは、&os; のウェブサイトの リリース情報
+ のページにもあります。
+
+
+
+
+ インストール前に行う作業
+
+
+ データのバックアップ
+
+ &os;
+ をインストールするコンピュータに入っている価値のあるデータのすべてのバックアップを取ってください。
+ そして、インストール作業を進める前にバックアップの確認をしてください。
+ &os; のインストーラは、ハードディスクに変更を加える前に確認を求めますが、
+ 一度実際に書き込む作業が始まってしまうと、
+ もう元に戻すことはできません。
+
+
+
+ &os; をインストールする場所の決定
+
+ インストールするオペレーティングシステムが &os; のみで、
+ ハードディスクすべてを使ってインストールする場合には、
+ この節の後半を飛ばすことができます。
+ しかし、ハードディスクに &os;
+ と他のオペレーティングシステムを共存させる必要がある場合には、
+ ディスクレイアウトに関する基本的な部分を理解しておく必要があります。
+
+
+ &os;/&arch.i386; および &os;/&arch.amd64;
+ アーキテクチャでのディスクレイアウト
+
+ ハードディスクを複数の塊に分割することができます。
+ これらの塊は パーティション と呼ばれます。
+
+ ディスクをパーティションに分割する方法は 2 通りあります。
+ 伝統的な Master Boot Record
+ (MBR) では、
+ ディスク 1 台あたり 4 つまでのパーティションテーブルを持つことができます
+ (歴史的な理由により、&os; は、これらのパーティションのことを
+ スライス と呼びます)。
+ 大きなディスクにとって、作成できるパーティションの数が 4
+ つという制限は限定的なので、
+ プライマリパーティションの 1 つにだけ拡張パーティションを作成できます。
+ 論理パーティション
+ と呼ばれる特別のパーティションは、
+ この拡張パーティションの内部に作成できます。
+ これは、多少扱いにくいものです。
+
+ GUID Partition Table
+ (GPT) は、
+ ディスクをパーティションに分ける新しく簡単な方法です。
+ 伝統的な MBR パーティションテーブルと比べると、
+ GPT
+ ははるかに万能です。一般的な GPT の実装では、
+ 1 つのディスクに 128 個までのパーティションの作成が可能です。
+ 扱いにくい論理パーティションのような回避策の必要はありません。
+
+
+ &windows; XP のような古いオペレーティングシステムは、
+ GPT パーティションと互換性がありません。
+ &os; をこのようなオペレーティングシステムとディスク上で共存させる場合には、
+ MBR
+ パーティションテーブルを使う必要があります。
+
+
+ &os; の標準のブートローダは、プライマリまたは GPT
+ パーティションに対応しています
+ (&os; の起動プロセスのより詳しい情報については、
+ をご覧ください)。
+ ディスク上のすべてのプライマリまたは
+ GPT パーティションが使われているのであれば、
+ そのひとつを &os; のために開放してください。
+
+ &os; の最小のインストールには、1 GB
+ 程度のディスク容量が必要です。
+ しかし、これは 非常に 小さなインストールであり、
+ 自分のファイルを作成するスペースはほとんど残らないでしょう。
+ 現実的には、グラフィカルな環境が必要ないのであれば 3 GB、
+ グラフィカルユーザインタフェースを使用するのであれば 5 GB
+ 以上は必要でしょう。
+ サードパーティ製ソフトウェアをインストールするならば、
+ さらに多くのスペースが必要になります。
+
+ さまざまな
+ パーティションサイズを変更するフリーや商用のツール
+ を利用できます。
+ GParted
+ Live は、GParted パーティションエディタを含む完全なライブ CD です。
+ 多くの Linux Live CD ディストリビューションでも
+ GParted を利用できます。
+
+
+ ディスクパーティションのアプリケーションは、
+ ディスク上のデータを壊す可能性があります。
+ ディスクのパーティションを変更する前に、
+ 必ず全体のバックアップをとり、完全性を検証してください。
+
+
+ µsoft; Vista
+ のパーティションサイズの変更は、難しい可能性があります。
+ このような作業を行う際は、
+ Vista のインストール CDROM を手元に置いておくことをお勧めします。
+
+
+ 既存のパーティションを使用
+
+ 既に &windows; がインストールされている 40 GB のハードディスクが
+ 1 台接続されており、そのハードディスクは、
+ 20 GB の 2 つのパーティションに分割されていると仮定します。
+ &windows; では、それぞれ C: および
+ D: と呼びます。
+ C: パーティションには 10 GB のデータ、
+ D: パーティションには 5 GB
+ のデータがあるとします。
+
+ D: にあるデータをすべて
+ C: にコピーすれば、
+ 2 つ目のパーティションを解放し、&os;
+ のために使うことができるようになります。
+
+
+
+ 既存のパーティションを縮小する
+
+ &windows; がインストールされている 40 GB のハードディスクが
+ 1 台接続された PC を使用していると仮定します。
+ ディスクのすべてを 1 つの大きなパーティションとして使用しています。
+ &windows; では、この 40 GB のパーティションを
+ 1 つの C: ドライブとして表示します。
+ 15 GB のデータがあるとします。
+ &windows; が 20 GB パーティション、
+ 残りの 20 GB パーティションを &os; で使いたいとします。
+
+ インストールを行うには、2 つの方法があります。
+
+
+
+ &windows; のデータをバックアップし、インストール時に 20 GB
+ のパーティションを作成して再インストールする。
+
+
+
+ 先に述べた GParted
+ をはじめとするパーティションを縮小するツールを使って、
+ &windows; のパーティションを縮小し、フリーの空間上に、
+ &os; のためのパーティションを作成する。
+
+
+
+
+ 異なるオペレーティングシステムを含むディスクパーティションでは、
+ どのオペレーティングシステムも同時に実行できるのは 1 つです。
+ 複数のオペレーティングシステムを同時に実行する方法については、
+ 仮想化の章 で説明します。
+
+
+
+
+ ネットワークの詳細をまとめる
+
+ &os; のインストール方法によっては、ネットワークに接続し、
+ ファイルのダウンロードが必要です。
+ イーサネットに接続 (または、ケーブル / DSL
+ モデム経由でイーサネットインタフェースを利用して接続) するために、
+ インストール中にこれらの情報を入力する必要があります。
+
+ DHCP
+ は、
+ 自動的にネットワークの設定情報を得るのによく使われます。
+ DHCP が利用できないのであれば、
+ システム管理者かプロバイダにネットワーク情報を問い合わせる必要があります。
+
+
+
+ IP アドレス
+
+
+
+ サブネットマスク
+
+
+
+ デフォルトルータの IP アドレス
+
+
+
+ ローカルネットワークのドメイン名
+
+
+
+ DNS サーバの
+ IP アドレス
+
+
+
+
+ &os; Errata の確認
+
+ &os; プロジェクトでは &os;
+ の各リリースができる限り安定するよう努力していますが、
+ 時々バグが発生してしまうことがあります。極まれに、
+ 発生したバグによりインストールプロセスに影響を与えることがあります。
+ これらの問題は発見され解決されるとともに、
+ &os; のウェブサイトの
+ FreeBSD Errata に掲示されます。
+ インストールに関して注意すべき既知の問題が無いことを確かめるために、
+ インストールする前に Errata を確認してください。
+
+ すべてのリリースに関する情報や Errata は、
+ &os; のウェブサイト の
+ リリース情報
+ の項で確認することができます。
+
+
+
+ インストールメディアの準備
+
+ &os; のインストールは、
+ インストール用の CD, DVD または USB
+ メモリスティックとともに、コンピュータを起動するところから始まります。
+ インストーラは、オペレーティングシステムで実行できるようなプログラムではありません。
+
+ &os; のインストールファイルをすべて含んでいる通常のインストールメディアに加え、
+ bootonly を利用できます。
+ Bootonly インストールメディアは、インストールファイルを含んでいません。
+ そのかわり、インストールの途中ですべてのファイルをネットワークからダウンロードします。
+ bootonly インストール CD は、そのため小さく、
+ また、インストール中に必要なファイルだけをダウンロードするので、
+ 使用するバンド幅を減らすことが出来ます。
+
+ &os; インストールメディアを
+ &os;
+ ウェブサイト から取得できます。
+
+
+ &os; の入っている CDROM や DVD,
+ USB メモリスティックを持っているのであれば、
+ この章を飛ばしてもかまいません。
+
+
+ &os; の CD および DVD イメージは、
+ 起動可能な ISO ファイルです。
+ インストールでは、一枚の CD または DVD があれば十分です。
+ 現在のオペレーティングシステム上の、
+ ISO イメージを CD に書き込むアプリケーションを用いて、
+ 起動可能な CD または DVD を作成してください。
+
+ 起動可能なメモリスティックを作成する場合には、
+ 以下の手順にしたがってください。
+
+
+
+ メモリスティックのイメージの取得
+
+ メモリスティックのイメージは、
+ ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/releases/
+ arch/arch/ISO-IMAGES/
+ version/&os;-9.0-RELEASE-
+ arch-memstick.img の
+ ISO-IMAGES/
+ ディレクトリからダウンロードできます。
+ ここで、 arch と
+ version の部分を、
+ それぞれインストールするアーキテクチャとバージョン番号に置き換えてください。
+ たとえば、&os;/&arch.i386; 9.0-RELEASE
+ のメモリスティックのイメージは、
+ から入手できます。
+
+ メモリスティックイメージには、.img
+ という拡張子がついています。ISO-IMAGES/
+ ディレクトリには複数の異なるイメージがあり、インストールする
+ &os; のバージョンや、インストールするハードウェアによって、
+ 必要なファイルが変わります。
+
+
+ 以下の作業によってデータが 消去 されるので、
+ 先に進む前に、使用する USB
+ スティックにあるデータをバックアップしてください。
+
+
+
+
+ イメージファイルをメモリスティックに書き込む
+
+
+ &os; を使ってイメージを書き込む
+
+
+ 以下の例では、イメージを書き込むデバイスを
+ /dev/da0 としています。
+ 正しいデバイスを出力先に設定していることを十分確認してくだい。
+ さもなければ、現在あるデータを破壊してしまうでしょう。
+
+
+
+ イメージを &man.dd.1; を使って書き込む
+
+ .img ファイルは、
+ 通常のファイルではありません。
+ メモリスティックの完全な内容の イメージです。
+ 通常のファイルのようなコピーは
+ できません。&man.dd.1;
+ を使用して直接ターゲットディスクに書き込む必要があります。
+
+ &prompt.root; dd if=&os;-9.0-RELEASE-&arch.i386;-memstick.img of=/dev/da0 bs=64k
+
+
+
+
+ &windows; を使ってイメージを書き込む
+
+
+ 適切なドライブレターを出力先に設定していることを十分確認してくだい。
+ さもなければ、現在あるデータを破壊してしまうでしょう。
+
+
+
+ Image Writer for Windows
+ を入手する
+
+ Image Writer for Windows は、
+ イメージファイルをメモリスティックに正しく書き込むことのできるフリーのアプリケーションです。
+
+ からダウンロードして、フォルダに展開してください。
+
+
+
+ イメージライタを使ってイメージを書き込む
+
+ Win32DiskImager
+ アイコンをダブルクリックして、プログラムを起動します。
+ Device
+ の下に表示されるデバイスレターが、
+ メモリスティックのドライブであることを確認してください。
+ フォルダのアイコンをクリックして、
+ メモリスティックに書き込むイメージファイルを選択します。
+ [ Save をクリックして、
+ イメージファイルの名前をアクセプトしてください。
+ すべてが正しく行われたかどうか、また、
+ 他のウィンドウでメモリスティックのフォルダが開かれていないことを確認してください。
+ 準備ができたら、[ Write ] を押して、
+ メモリスティックにイメージファイルを書き込みます。
+
+
+
+
+
+
+ フロッピーディスクからのインストールにはもはや対応していません。
+
+
+ これで &os; をインストールする用意ができました。
+
+
+
+
+ インストールの開始
+
+
+ デフォルトでは、次のメッセージが表示されるまで
+ インストーラはディスクに何の変更も加えません。
+
+ Your changes will now be written to disk. If you
+have chosen to overwrite existing data, it will
+be PERMANENTLY ERASED. Are you sure you want to
+commit your changes?
+
+ この警告の前であれば、
+ いつでもハードディスクの内容を変更することなくインストールを中断できます。
+ もし、何かを間違って設定してしまったことが心配ならば、
+ 最後の警告の前に単にコンピュータをオフにしてください。
+ 被害を残さずに済みます。
+
+
+
+ 起動
+
+
+ &i386; および &arch.amd64; アーキテクチャでの起動
+
+
+
+
+
+ で説明されている 起動
USB
+ スティックを使用する場合には、コンピュータを立ち上げる前に、
+ USB スティックを挿入してください。
+
+ CDROM から起動する場合には、コンピュータを立ち上げ、
+ すぐに CDROM を挿入してください。
+
+
+
+ CDROM または USB
+ から起動するようにコンピュータを設定してください。
+ この作業は、インストールに用いるメディアによって異なります。
+ この設定は、通常
+ BIOS
+ セットアップメニュー、または
+ BIOS
+ POST
+ 中に F11 か ("Boot Selection" といった名前で呼ばれる)
+ 他のキーを押すことで、行うことが出来ます。
+
+
+
+ もし、コンピュータがすでに存在している OS を読み込み、
+ 通常通り起動してしまったのであれば、
+ 以下の原因が考えられます。
+
+
+
+ 起動ディスクが起動プロセスにおいて十分早いタイミングで挿入されていません。
+ ディスクをそのままにしてコンピュータを再起動してください。
+
+
+
+ 先程の BIOS
+ の変更が適切に行われていません。
+ 正しいオプションを設定してやり直してください。
+
+
+
+ 使用している BIOS は、
+ 希望しているメディアからの起動に対応していません。
+ Plop
+ Boot Manager を使うと、古いコンピュータを CD や USB
+ メディアから起動できます。
+
+
+
+
+
+ &os; は起動を開始します。CDROM から起動している場合、
+ 次のような画面が表示されるでしょう
+ (バージョン情報は省略しています)。
+
+ Booting from CD-ROM...
+645MB medium detected
+CD Loader 1.2
+
+Building the boot loader arguments
+Looking up /BOOT/LOADER... Found
+Relocating the loader and the BTX
+Starting the BTX loader
+
+BTX loader 1.00 BTX version is 1.02
+Consoles: internal video/keyboard
+BIOS CD is cd0
+BIOS drive C: is disk0
+BIOS drive D: is disk1
+BIOS 636kB/261056kB available memory
+
+FreeBSD/i386 bootstrap loader, Revision 1.1
+
+Loading /boot/defaults/loader.conf
+/boot/kernel/kernel text=0x64daa0 data=0xa4e80+0xa9e40 syms=[0x4+0x6cac0+0x4+0x88e9d]
+\
+
+
+ CDROM または USB スティックのどれから起動するかにかかわらず、
+ 起動プロセスは &os; ブートローダメニューに到達します。
+
+
+
+ 10 秒間待つか、Enter を押してください。
+
+
+
+
+
+
+ &macintosh; &powerpc; での起動
+
+ ほとんどのコンピュータでは、
+ 起動中にキーボードの C
+ を押しておくと、CD から起動します。
+ 別な方法では
+
+ Command
+ Option
+ O
+ F
+ 、
+ または non-&apple; キーボードでは
+
+ Windows
+ Alt
+ O
+ F
+
+ を押してください。
+ 0 > プロンプトで
+ boot cd:,\ppc\loader cd:0
+ と入力してください。
+
+ キーボードのない Xserves では、
+ Open Firmware に起動する方法について
+ &apple;'s
+ support web site を参照してください。
+
+
+
+ &sparc64; アーキテクチャでの起動
+
+ ほとんどの &sparc64; システムは、
+ ディスクから自動的に起動するように設定されています。
+ &os; をインストールするには、ネットワークまたは CDROM
+ から起動する必要があり、そのためには
+ PROM
+ (OpenFirmware) に入る必要があります。
+
+ PROM に入るにはシステムを再起動し、
+ ブートメッセージが表示されるまで待ってください。
+ モデルによりますが、以下のような表示です。
+
+ Sun Blade 100 (UltraSPARC-IIe), Keyboard Present
+Copyright 1998-2001 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.
+OpenBoot 4.2, 128 MB memory installed, Serial #51090132.
+Ethernet address 0:3:ba:b:92:d4, Host ID: 830b92d4.
+
+ もしシステムがこの時点でディスクから起動するようでしたら、
+ キーボードから
+ L1A
+ または
+ StopA
+ を押すか、シリアルコンソールから BREAK
+ (たとえば、&man.tip.1; または &man.cu.1; では ~#)
+ を送信して、
+ PROM
+ プロンプトを表示してください。
+ 次のような表示です。
+
+
+
+
+
+
+
+ ok
+ok {0}
+
+
+
+ 単一の CPU を持つシステムでのプロンプト
+
+
+
+ SMP システムのプロンプト。数字はアクティブな CPU の数。
+
+
+
+
+ ここで、CDROM をドライブに挿入し、
+ PROM プロンプトで
+ boot cdrom と入力してください。
+
+
+
+
+
+
+ デバイス検出結果を再表示する
+
+ 画面に表示される数百行の文字列は (バッファに) 記憶されており、
+ 再表示することが出来ます。
+
+ バッファを再表示するには、Scroll Lock キーを押します。
+ これで、画面をスクロールできます。結果を見るためには、矢印キーもしくは
+ PageUp か PageDown を使います。
+ Scroll Lock をもう一度押すと、スクロールを停止します。
+
+ 直ちにこの作業を行って、カーネルがデバイス検出を実行している時に
+ 画面の外に流れた文字列を再表示してください。
+ によく似た画面が現われるでしょうが、
+ あなたのコンピュータに搭載されているデバイスによって、表示される文字列は異なるでしょう。
+
+
+
+ 丹念に検出結果をチェックして、あなたが予期したすべてのデバイスを
+ &os; が検出できた事を確認してください。デバイスが見つからなかった場合、
+ 検出結果へ表示されません。
+ カーネルモジュール を構築することで、
+ GENERIC
+ カーネルに含まれていないデバイスのサポートを追加することができます。
+
+ デバイス検出後、
+ が表示されます。
+ インストールメディアは、&os; のインストール、"live CD"、または
+ &os; シェルへのアクセスの 3 つの目的に利用出来ます。
+ 矢印キーを使ってオプションを選択し、
+ Enter を押してください。
+
+
+
+ ここで [ Install ]
+ を選択すると、インストール作業が始まります。
+
+
+
+
+ BSDinstall の紹介
+ bsdinstall ユーティリティは、
+ &os; プロジェクトが提供するインストール用アプリケーションです。
+ テキストベースのアプリケーションで、
+ いくつものメニューや画面から構成され、
+ 設定やインストールのプロセスを制御できます。
+
+ bsdinstall のメニューは、カーソルキー、
+ Enter, Tab,
+ Space 等で操作します。
+
+
+ キー配列メニューの選択
+
+ 使用しているシステムのコンソールにもよりますが、
+ bsdinstall は、
+ 最初に使用しているキーボードレイアウトを尋ねてきます。
+
+
+
+ システムのキーボードに最も近いキーマップを上下のカーソルキーで選び、
+ Enter キーを押してください。
+
+
+ Esc を押すと、
+ デフォルトのキーボードマップを使うようになります。
+ どのキーボードマップを選べばよいかわからない場合には、
+ United States of America ISO-8859-1
+ キーマップを選ぶとよいでしょう。
+
+
+
+
+ ホスト名の設定
+
+ 次に bsdinstall は、
+ 新しくインストールするシステムに与えるホスト名の入力に移ります。
+
+
+
+ 入力するホスト名は、
+ machine3.example.com
+ のように完全修飾のホスト名で入力してください。
+
+
+
+ インストールするコンポーネントの設定
+
+ 次に、 bsdinstall
+ は、インストールするオプションのコンポーネントの選択に移ります。
+
+
+
+ どのコンポーネントをインストールするかは、
+ システムの用途と用意されているディスク容量に依存するでしょう。
+ &os; カーネルとユーザランド (総称 は base system
) は、
+ 常にインストールされます。
+
+ インストールのタイプによって、表示されないコンポーネントもあります。
+
+
+ オプションのコンポーネント
+
+
+ doc - 追加の文書。多くは歴史的な興味のものです。
+ &os; ドキュメンテーションプロジェクトが提供している文書は、
+ あとでインストールされます。
+
+
+
+ games - fortune,
+ rot13
+ などの伝統的な BSD ゲームをインストールします。
+
+
+
+ lib32 -
+ 32-bit のアプリケーションを 64-bit 版の &os;
+ で実行する際に必要となる互換ライブラリ。
+
+
+
+ ports - &os; Ports Collection
+
+ Ports Collection は、
+ ソフトウェアのインストールを簡単に行う方法を提供します。
+ ソフトウェアをコンパイルするのに必要なソースコードを、
+ Ports Collection は含んでいません。
+ サードパーティ製ソフトウェアパッケージのダウンロード、
+ コンパイル、インストールを自動化するように設計されたファイルの集まりです。
+ Ports Collection の使い方を
+ で説明します。
+
+
+ インストールプログラムは、
+ システムのディスクに十分な空き容量があるかどうかを確認しないので、
+ このオプションを選択する際には、
+ ハードディスクの容量が十分あるかどうかを確認してください。
+ FreeBSD 9.0 では、Ports Collection が必要とする容量は、
+ 約 &ports.size; です。
+ より最新の FreeBSD のバージョンでは、
+ 安全のためにもう少し大きなサイズを想定してください。
+
+
+
+
+ src - システムのソースコード
+
+ &os; には、
+ カーネルとユーザランド両方のソースコードが付属しています。
+ ほとんどのアプリケーションは必要としませんが、
+ ソースで提供されているソフトウェア
+ (デバイスドライバやカーネルモジュールなど) によっては構築時に、
+ または &os; そのものを開発する場合に必要となります。
+
+ すべてのソースツリーをインストールするには
+ 1 GB のディスク容量を必要とします。
+ また、&os; システム全体のコンパイルには、
+ さらに 5 GB の容量が必要です。
+
+
+
+
+
+
+ ネットワークからのインストール
+
+ bootonly インストールメディアは、
+ インストールファイルを含んでいません。
+ bootonly インストールメディアを使う場合には、
+ ネットワーク経由でファイルをダウンロードする必要があります。
+
+
+
+ に示されているように、
+ ネットワーク接続の設定が終わったら、
+ あなたの場所に最も近いミラーサイトを選んでください。
+
+
+
+ インストールファイルをローカルメディアに用意できたら、
+ インストールは先に進みます。
+
+
+ ディスク領域の割り当て
+
+ &os; へディスク領域を割り当てるには 3 つの方法があります。
+ Guided によるパーティションの分割方法では、
+ ディスクパーティションを自動的に設定します。
+ 一方 Manual によるパーティションの分割方法を用いると、
+ 高度な知識を持つユーザがカスタマイズしたパーティションを作成できます。
+ 3 つ目の方法として、&man.gpart.8;, &man.fdisk.8;, &man.bsdlabel.8;
+ のようなコマンドラインのプログラムを実行できるシェルを利用する方法を選択できます。
+
+
+
+
+
+ Guided によるパーティションの分割
+
+ 複数のディスクが接続されている場合には、
+ &os; をインストールするディスクを選択してください。
+
+
+
+ ディスクのすべて、または一部を &os; に割り当てます。
+ [ Entire Disk ] を選択すると、
+ 一般的なパーティションレイアウトが作成されます。
+ [ Partition ] を選択すると、
+ ディスクの使用していない領域にパーティションレイアウトを作成します。
+
+
+
+ パーティションのレイアウトを作成したら、
+ 正しく作成できているかを注意深く確認してください。
+ もし、ミスをしているのであれば、
+ [ Revert ] を選択してください。
+ 直前に作成したパーティションをリセットします。
+ また、[ Auto ] を選択すると、
+ 自動的に再度 &os; パーティションを作成します。
+ パーティションを手動で作成、変更、削除できます。
+ 正しくパーティションを作成出来たら、
+ [ Finish ] を選択し、
+ インストールを進めてください。
+
+
+
+
+
+
+ Manual によるパーティションの分割
+
+ Manual によるパーティションの分割では、
+ 直接パーティションエディタが起動します。
+
+
+
+ ドライブ (この例では ada0)
+ をハイライトし、
+ [ Create ] を選択すると、
+ partitioning scheme
+ を選択するメニューが表示されます。
+
+
+
+ PC 互換のコンピュータでは、GPT
+ によるパーティション分割が通常最も適切な選択です。
+ GPT
+ に対応していないような古い PC オペレーティングシステムでは、
+ MBR パーティションを使う必要があります。
+ 他のパーティションスキームは、使うことがまれであったり、
+ 古いコンピュータで用いられます。
+
+
+ パーティションスキーム
+
+
+
+
+ 省略形
+ 説明
+
+
+
+
+
+ APM
+ Apple
+ パーティションマップ。
+ &powerpc; &macintosh; で使われます。
+
+
+
+ BSD
+ MBR を用いない BSD ラベル。しばしば
+ "dangerously dedicated mode" と呼ばれます。
+ &man.bsdlabel.8; をご覧ください。
+
+
+
+ GPT
+ GUID
+ パーティションテーブル
+
+
+
+ MBR
+ Master
+ Boot Record.
+
+
+
+ PC98
+ MBR
+ の亜種。NEC PC-98 コンピュータで使われます。
+
+
+
+ VTOC8
+ Volume Table Of Contents。
+ Sun SPARC64 および UltraSPARC コンピュータで使われます。
+
+
+
+
+ パーティションスキームを選択して作成した後で、
+ [ Create ] を再び選択すると、
+ 新しいパーティションを作成します。
+
+
+
+ 標準の &os; GPT のインストールでは、
+ 少なくとも 3 つのパーティションが使われます。
+
+
+ 標準的な FreeBSD GPT パーティション
+
+ freebsd-boot - &os; ブートコード。
+ このパーティションは、ディスクの先頭にある必要があります。
+
+
+
+ freebsd-ufs - &os;
+ UFS ファイルシステム。
+
+
+
+ freebsd-swap - &os;
+ スワップ空間。
+
+
+
+ 複数のファイルシステムのパーティションを使うことができます。
+ 伝統的な /,
+ /var そして /usr
+ というファイルシステムにパーティションを分割するレイアウトを好む人もいます。
+
+ 利用可能な GPT
+ パーティションタイプの一覧については、&man.gpart.8;
+ をご覧ください。
+
+ サイズを入力する際に、
+ K (キロバイト)、M (メガバイト)、
+ G (ギガバイト)
+ といった通常の省略形を使うことが出来ます。
+
+
+ セクタを適切に配置することで、
+ 最良のパフォーマンスを得ることができます。
+ また、パーティションサイズを 4K バイトの偶数倍にすると
+ 512 バイトまたは 4K バイトのセクタでドライブが配置しやすくなります。 一般的に、
+ 4K の偶数倍の場所からパーティションが開始するように設定する簡単な方法は、
+ 1M または 1G の偶数倍のパーティションサイズを用いることです。
+ ただし、例外があり、現在のところ
+ freebsd-boot パーティションは、
+ ブートコードの制限により 512K 以下である必要があります。
+
+
+ ファイルシステムを持つパーティションでは、
+ マウントポイントが必要となります。
+ 1 つの UFS パーティションだけを作成するのであれば、
+ マウントポイントは / となります。
+
+ 同様に label の作成も必要です。
+ ラベルは作成したパーティションを認識するための名前です。
+ ドライブ名や番号は、
+ ドライブが別のコントローラやポートに接続されると変わることがありますが、
+ パーティションラベルは変わりません。
+ /etc/fstab のようなファイルの中で、
+ ドライブ名やパーティション番号ではなく、ラベルを参照することにより、
+ システムがハードウェアの変更に対して、より寛容になります。
+ GPT のラベルは、ディスクが接続されると /dev/gpt/
+ に現れます。他のパーティションスキームでは別のラベルとなり、
+ /dev/
+ 以下の異なるディレクトリにラベルが現れます。
+
+
+ 同じ名前による衝突を避けるため、
+ すべてのファイルシステムに対し、一意的な名前使ってください。
+ コンピュータ名、使用、位置情報を表す単語をラベルに追加できます。
+ たとえば、研究室のコンピュータの UFS のルートパーティションを
+ "labroot" または "rootfs-lab" とします。
+
+
+ カスタムパーティション を作成したら
+ [ Finish ] を選択して、
+ インストールを先に進んでください。
+
+
+
+
+ インストール操作の確定
+
+ これで良いと思ったら、ここでインストールを進めることができます。
+ インストールするためにおこなうハードディスクに対する変更をやめるなら、
+ ここが最後のチャンスでもあります。
+
+
+
+ [ Commit ] を選択して、
+ Enter キーを押すとインストールが開始します。
+ もし変更が必要であれば、
+ [ Back ] を選択してください。
+ パーティションエディタまで戻ります。
+ [ Revert & Exit ] を選択すると、
+ ハードドライブへの変更なしにインストールを終了できます。
+
+ インストールにかかる時間は、どのディストリビューションを選んだか、
+ どのインストールメディアを使ったか、
+ そしてコンピュータの速度にも依存します。
+ インストールの進行状況を表すメッセージが逐次表示されます。
+
+ まず最初に、インストーラは、ディスクにパーティション情報を書き込み、
+ newfs を実行してパーティションを初期化します。
+
+ ネットワーク経由でのインストールでは、
+ bsdinstall は、
+ インストールに必要な配布ファイルをダウンロードします。
+
+
+
+
+ 次に、ダウンロードの際にエラーが含まれなかったか、
+ インストールメディアからの読み取り中に読み間違いが起きなかったかどうかといった、
+ 配布ファイルの完全性の検証が行われます。
+
+
+
+ 最後に、検証された配布ファイルがディスクへ取り出されます。
+
+
+
+ 必要な配布ファイルがすべて取り出されたら、
+ bsdinstall は、
+ インストール後の作業 () に進みます。
+
+
+
+ インストール後の作業
+
+ &os; のインストールが完了したら、
+ さまざまなオプションの設定に移ります。
+ 新しくインストールした &os; を起動する前に、
+ 最後のメニューの configuration オプションの項目に入りなおすことでも、
+ オプションの設定を変更できます。
+
+
+ root パスワードの設定
+
+ root のパスワードを設定する必要があります。
+ パスワードを入力している際に、入力している文字は画面に表示されません。
+ パスワードの入力後、もう一度入力する必要があります。
+ これは入力ミスを防ぐためのものです。
+
+
+
+ パスワードの入力に成功したら、インストールは次に進みます。
+
+
+
+ ネットワークインタフェースの設定
+
+
+ bootonly によるインストール作業の一部として、
+ すでにネットワークの設定を終えているのであれば、
+ インストール後の設定の中では、作業の必要はありません。
+
+
+ 使用するネットワークインタフェースを選んでください。
+
+
+
+
+ IPv4 ネットワークの設定
+
+ IPv4 ネットワークを使うかどうかを選択してください。
+ これは、ネットワーク接続の最も一般的なタイプです。
+
+
+
+ IPv4 の設定方法は 2 通りあります。
+ DHCP
+ はネットワークインタフェースを自動的に適切に設定する方法で、
+ 推奨されています。
+ Static 設定では、
+ ネットワーク情報を手動で入力する必要があります。
+
+
+ 適当なネットワーク情報を入力しても動かないので、
+ ネットワーク管理者またはサービスプロバイダから必要なネットワーク情報を入手してください。
+
+
+
+ IPv4 DHCP ネットワークの設定
+
+ DHCP サーバを利用できるのであれば、
+ [ Yes ] を選択して、
+ ネットワークインタフェースの設定を自動的に行ってください。
+
+
+
+
+
+ 静的な IPv4 ネットワークの設定
+
+ 静的なネットワークインタフェースの設定では、
+ いくつかの IPv4 情報を入力する必要があります。
+
+
+
+
+
+ IP Address -
+ コンピュータに手動で与える IP アドレスです。
+ このアドレスは一意的なものである必要があり、
+ ローカルネットワーク上の他のネットワーク機器で使われていてはいけません。
+
+
+
+ Subnet Mask -
+ ローカルネットワークで用いられるサブネットマスクです。
+ 一般的には 255.255.255.0 です。
+
+
+
+ Default Router -
+ このネットワークのデフォルトルータの IP アドレスです。
+ これは、通常ルータか、
+ ローカルネットワークをインターネットへ接続するネットワーク機器のことです。
+ デフォルトゲートウェイ
+ とも呼ばれます。
+
+
+
+
+
+
+ IPv6 ネットワークの設定
+
+ IPv6 はネットワークの設定の新しい方法です。
+ IPv6 が利用でき、希望するのであれば、
+ [ Yes ] を選択してください。
+
+
+
+ IPv6 の設定に関しても 2 つの方法があります。
+ SLAAC
+ または StateLess Address AutoConfiguration
+ は、ネットワークインタフェースを自動的に適切に設定します。
+ Static
+ 設定では、ネットワーク情報を手動で入力する必要があります。
+
+
+ IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
+
+ SLAAC では、IPv6
+ ネットワークコンポーネントがローカルルータから自動設定に関する情報をリクエストできるようにします。
+ 詳細については、
+ RFC4862
+ をご覧ください。
+
+
+
+
+
+ 静的な IPv6 ネットワークの設定
+
+ 静的なネットワークインタフェースの設定では、
+ IPv6 の設定についての情報を入力する必要があります。
+
+
+
+
+
+ IPv6 Address -
+ このコンピュータに割り当てられた
+ IP アドレスです。
+ 手動で設定します。
+ このアドレスは一意的なものである必要があり、
+ ローカルネットワーク上の他のネットワーク機器で使われていてはいけません。
+
+
+
+ Default Router -
+ このネットワークのデフォルトルータの IPv6 アドレスです。
+ これは、通常ルータか、
+ ローカルネットワークをインターネットへ接続するネットワーク機器のことです。
+ デフォルトゲートウェイ
+ とも呼ばれます。
+
+
+
+
+
+
+ DNS の設定
+
+ Domain Name System (または
+ DNS)
+ リゾルバは、ホスト名とネットワークアドレスを変換します。
+ すでに DHCP または SLAAC
+ をネットワークの自動設定に使ったのであれば、
+ リゾルバの設定はすでに行われています。そうでなければ、Search
+ フィールドにローカルネットワークのドメイン名を入力してください。
+ DNS #1 および DNS #2 は、
+ ローカル DNS サーバの IP アドレスです。
+ 少なくとも、1 つの DNS サーバは必要です。
+
+
+
+
+
+
+ タイムゾーンの設定
+
+ 使用しているコンピュータのタイムゾーンを設定することで、
+ 地域による時刻の違いが自動的に調整され、
+ タイムゾーンに関連した機能が適切に取り扱われます。
+
+ ここでの例では、コンピュータが United States の
+ Eastern タイムゾーンにあるものとします。
+ 実際の地理的位置を選択してください。
+
+
+
+ コンピュータのクロックの設定にしたがい、
+ [ Yes ] または、
+ [ No ]
+ を選択し、Enter を押しください。
+ どれを選ぶべきかわからない場合には、
+ [ No ] が一般的なので選んでください。
+
+
+
+ 矢印キーを使って、適切な地域を選択し、
+ Enter を押してください。
+
+
+
+ 矢印キーを使って、適切に国名を選び、
+ Enter を押してください。
+
+
+
+ 矢印キーを使って適切なタイムゾーンを選択し、
+ Enter を押してください。
+
+
+
+ タイムゾーンの省略形が正しいかどうかを確認してください。
+ 問題がないようであれば Enter を押して、
+ インストール後の設定を続けてください。
+
+
+
+ 有効にするサービスの選択
+
+ ブート時に起動するシステムサービスを追加で有効に出来ます。
+ これらのサービスはすべてオプションです。
+
+
+
+
+ 追加のサービス
+
+ sshd -
+ 安全なリモートアクセスのためのセキュアシェル
+ (SSH) デーモン
+
+
+
+ moused - システムのコンソールで、
+ マウスを利用できるようにします。
+
+
+
+ ntpd - 自動時刻同期のネットワークプロトコル
+ (NTP) デーモン
+
+
+
+ powerd -
+ 電源の管理およびエネルギーを節約するためのシステムの電源コントロールユーティリティ
+
+
+
+
+
+ ユーザの追加
+
+ システムに root でログインすることを避けるため、
+ インストール時には、少なくとも一人のユーザを追加してください。
+ root 権限では、実行に対して制限がなく、また、
+ 保護されません。
+ 通常のユーザでログインすることにより、
+ 安全でセキュリティ的に危険が少なくなります。
+
+ [ Yes ] を選択し、
+ 新しいユーザを追加してください。
+
+
+
+ 追加するユーザの情報を入力してください。
+
+
+
+
+ ユーザの情報
+
+
+ Username -
+ ログイン時のユーザ名を入力します。典型的なものでは、
+ ファーストネームの最初の文字とラストネームを組み合わせます。
+
+
+
+ Full name - ユーザのフルネーム
+
+
+
+ Uid - ユーザ ID 番号。
+ 通常は、システムが自動的に割り当てるように、
+ 空欄のままにします。
+
+
+
+ Login group -
+ 新しいユーザのログイングループ。
+ 空欄のままにすると、自動的に割り当てられます
+
+
+
+ Invite user into
+ other groups? -
+ ユーザを別のグループのメンバーとして追加するかどうか
+
+
+
+ Login class -
+ 空欄にするとデフォルトの設定になります。
+
+
+
+ Shell - ユーザのログインシェル。
+ この例では &man.csh.1; に設定されています。
+
+
+
+ Home directory -
+ ユーザのホームディレクトリ。
+ 通常は、デフォルトの場所が適切です。
+
+
+
+ Home directory permissions -
+ ユーザのホームディレクトリの権限。
+ 通常は、デフォルトが適切です。
+
+
+
+ Use password-based authentication? -
+ 通常は "yes" です。
+
+
+
+ Use an empty password? -
+ 通常は "no" です。
+
+
+
+ Use a random password? -
+ 通常は "no" です。
+
+
+
+ Enter password -
+ ユーザのパスワードです。
+ 入力している文字は画面に表示されません。
+
+
+
+ Enter password again -
+ 確認のためパスワードをもう一度入力します。
+
+
+
+ Lock out the account after creation?
+ - 通常は "no" です。
+
+
+
+ すべてを入力したら、サマリが表示され、
+ 正しいかどうかの確認を求められます。
+ 入力した情報に間違いがあるのであれば、
+ no を入力してもう一度作業を行なってください。
+ もし、すべてが正しく入力されているのであれば、
+ yes を入力して、新しいユーザを作成してください。
+
+
+
+ さらにユーザを追加するのであれば、
+ "Add another user?" の質問に対し、
+ yes を入力してください。
+ no を入力すると、ユーザの追加が終わり、
+ インストールが次に進みます。
+
+ ユーザの追加や、ユーザ管理の詳細については、
+ を参照してください。
+
+
+
+ 最後の設定
+
+ すべてをインストールし、設定が終わった後に、
+ 最後に設定を修正する機会が与えられます。
+
+
+
+ インストールを完了する前に、
+ このメニューを使って変更、または、追加の設定を行なってください。
+
+
+ 最終の設定オプション
+
+
+ Add User -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Root Password -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Hostname -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Network -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Services -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Time Zone -
+ で説明しています。
+
+
+
+ Handbook -
+ &os; ハンドブック (現在あなたが読んでいるこの文章のことです)
+ のダウンロードとインストール。
+
+
+
+ Shell -
+ 新しいシステム上で実行するシェルを開きます。
+
+
+
+ 最後の設定を完了後、Exit
+ を選んでインストールを終了してください。
+
+
+
+ もし追加の設定や、特別なセットアップが必要なのであれば、
+ [ Live CD ]
+ を選んでインストールメディアを
+ Live CD モードで起動してください。
+
+ インストールが終わったら、
+ [ Reboot ] を選んで、
+ コンピュータを再起動し、新しい &os; システムを動かしてください。
+ 再起動する前には、忘れずに &os; インストール CD, DVD または
+ USB メモリスティックを外してください。
+ さもないと、もう一度インストールメディアから起動してしまいます。
+
+
+
+ &os; の起動とシャットダウン
+
+
+ &os;/&arch.i386; の起動
+
+ &os; の起動時には、多くのメッセージが画面に表示されます。
+ ほtんどは、画面上からスクロールして見えなくなってしまいますが、
+ これは正常です。システムの起動が終わった後で、
+ ログインプロンプトが表示されます。
+ 画面上からスクロールして消えてしまったメッセージは
+ Scroll-Lock を押し、
+ scroll-back buffer で、みることができます。
+ PgUp, PgDn
+ そして矢印キーでメッセージの内容を見ることができます。
+ Scroll-Lock
+ をもう一度押すと、画面のロックを外し、
+ 通常の画面に戻ることができます。
+
+ login: プロンプトで、
+ インストール時に追加したユーザ名を入力してください。
+ この例では、asample です。
+ 必要のない限り、root でのログインを避けてください。
+
+ 上で示した scroll-back buffer では、バッファの容量制限により、
+ すべてが表示されないかもしれません。
+ ログインの後にプロンプトからコマンドラインで
+ dmesg | less
+ と入力することによってすべてを見ることができます。
+ 確認後に q を押すと、コマンドラインに戻ります。
+
+ 典型的なブートメッセージ (バージョン情報は省略しています)
+
+ Copyright (c) 1992-2011 The FreeBSD Project.
+Copyright (c) 1979, 1980, 1983, 1986, 1988, 1989, 1991, 1992, 1993, 1994
+ The Regents of the University of California. All rights reserved.
+FreeBSD is a registered trademark of The FreeBSD Foundation.
+
+ root@farrell.cse.buffalo.edu:/usr/obj/usr/src/sys/GENERIC amd64
+CPU: Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E8400 @ 3.00GHz (3007.77-MHz K8-class CPU)
+ Origin = "GenuineIntel" Id = 0x10676 Family = 6 Model = 17 Stepping = 6
+ Features=0x783fbff<FPU,VME,DE,PSE,TSC,MSR,PAE,MCE,CX8,APIC,SEP,MTRR,PGE,MCA,CMOV,PAT,PSE36,MMX,FXSR,SSE,SSE2>
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+ioapic0: Changing APIC ID to 1
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+pcib0: <ACPI Host-PCI bridge> port 0xcf8-0xcff on acpi0
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+atapci0: <Intel PIIX4 UDMA33 controller> port 0x1f0-0x1f7,0x3f6,0x170-0x177,0x376,0xd000-0xd00f at device 1.1 on pci0
+ata0: <ATA channel 0> on atapci0
+ata1: <ATA channel 1> on atapci0
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+em0: <Intel(R) PRO/1000 Legacy Network Connection 1.0.3> port 0xd010-0xd017 mem 0xf0000000-0xf001ffff irq 19 at device 3.0 on pci0
+em0: Ethernet address: 08:00:27:9f:e0:92
+pci0: <base peripheral> at device 4.0 (no driver attached)
+pcm0: <Intel ICH (82801AA)> port 0xd100-0xd1ff,0xd200-0xd23f irq 21 at device 5.0 on pci0
+pcm0: <SigmaTel STAC9700/83/84 AC97 Codec>
+ohci0: <OHCI (generic) USB controller> mem 0xf0804000-0xf0804fff irq 22 at device 6.0 on pci0
+usbus0: <OHCI (generic) USB controller> on ohci0
+pci0: <bridge> at device 7.0 (no driver attached)
+acpi_acad0: <AC Adapter> on acpi0
+atkbdc0: <Keyboard controller (i8042)> port 0x60,0x64 irq 1 on acpi0
+atkbd0: <AT Keyboard> irq 1 on atkbdc0
+kbd0 at atkbd0
+atkbd0: [GIANT-LOCKED]
+psm0: <PS/2 Mouse> irq 12 on atkbdc0
+psm0: [GIANT-LOCKED]
+psm0: model IntelliMouse Explorer, device ID 4
+attimer0: <AT timer> port 0x40-0x43,0x50-0x53 on acpi0
+Timecounter "i8254" frequency 1193182 Hz quality 0
+Event timer "i8254" frequency 1193182 Hz quality 100
+sc0: <System console> at flags 0x100 on isa0
+sc0: VGA <16 virtual consoles, flags=0x300>
+vga0: <Generic ISA VGA> at port 0x3c0-0x3df iomem 0xa0000-0xbffff on isa0
+atrtc0: <AT realtime clock> at port 0x70 irq 8 on isa0
+Event timer "RTC" frequency 32768 Hz quality 0
+ppc0: cannot reserve I/O port range
+Timecounters tick every 10.000 msec
+pcm0: measured ac97 link rate at 485193 Hz
+em0: link state changed to UP
+usbus0: 12Mbps Full Speed USB v1.0
+ugen0.1: <Apple> at usbus0
+uhub0: <Apple OHCI root HUB, class 9/0, rev 1.00/1.00, addr 1> on usbus0
+cd0 at ata1 bus 0 scbus1 target 0 lun 0
+cd0: <VBOX CD-ROM 1.0> Removable CD-ROM SCSI-0 device
+cd0: 33.300MB/s transfers (UDMA2, ATAPI 12bytes, PIO 65534bytes)
+cd0: Attempt to query device size failed: NOT READY, Medium not present
+ada0 at ata0 bus 0 scbus0 target 0 lun 0
+ada0: <VBOX HARDDISK 1.0> ATA-6 device
+ada0: 33.300MB/s transfers (UDMA2, PIO 65536bytes)
+ada0: 12546MB (25694208 512 byte sectors: 16H 63S/T 16383C)
+ada0: Previously was known as ad0
+Timecounter "TSC" frequency 3007772192 Hz quality 800
+Root mount waiting for: usbus0
+uhub0: 8 ports with 8 removable, self powered
+Trying to mount root from ufs:/dev/ada0p2 [rw]...
+Setting hostuuid: 1848d7bf-e6a4-4ed4-b782-bd3f1685d551.
+Setting hostid: 0xa03479b2.
+Entropy harvesting: interrupts ethernet point_to_point kickstart.
+Starting file system checks:
+/dev/ada0p2: FILE SYSTEM CLEAN; SKIPPING CHECKS
+/dev/ada0p2: clean, 2620402 free (714 frags, 327461 blocks, 0.0% fragmentation)
+Mounting local file systems:.
+vboxguest0 port 0xd020-0xd03f mem 0xf0400000-0xf07fffff,0xf0800000-0xf0803fff irq 20 at device 4.0 on pci0
+vboxguest: loaded successfully
+Setting hostname: machine3.example.com.
+Starting Network: lo0 em0.
+lo0: flags=8049<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST> metric 0 mtu 16384
+ options=3<RXCSUM,TXCSUM>
+ inet6 ::1 prefixlen 128
+ inet6 fe80::1%lo0 prefixlen 64 scopeid 0x3
+ inet 127.0.0.1 netmask 0xff000000
+ nd6 options=21<PERFORMNUD,AUTO_LINKLOCAL>
+em0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 1500
+ options=9b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_MTU,VLAN_HWTAGGING,VLAN_HWCSUM>
+ ether 08:00:27:9f:e0:92
+ nd6 options=29<PERFORMNUD,IFDISABLED,AUTO_LINKLOCAL>
+ media: Ethernet autoselect (1000baseT <full-duplex>)
+ status: active
+Starting devd.
+Starting Network: usbus0.
+DHCPREQUEST on em0 to 255.255.255.255 port 67
+DHCPACK from 10.0.2.2
+bound to 192.168.1.142 -- renewal in 43200 seconds.
+add net ::ffff:0.0.0.0: gateway ::1
+add net ::0.0.0.0: gateway ::1
+add net fe80::: gateway ::1
+add net ff02::: gateway ::1
+ELF ldconfig path: /lib /usr/lib /usr/lib/compat /usr/local/lib
+32-bit compatibility ldconfig path: /usr/lib32
+Creating and/or trimming log files.
+Starting syslogd.
+No core dumps found.
+Clearing /tmp (X related).
+Updating motd:.
+Configuring syscons: blanktime.
+Generating public/private rsa1 key pair.
+Your identification has been saved in /etc/ssh/ssh_host_key.
+Your public key has been saved in /etc/ssh/ssh_host_key.pub.
+The key fingerprint is:
+10:a0:f5:af:93:ae:a3:1a:b2:bb:3c:35:d9:5a:b3:f3 root@machine3.example.com
+The key's randomart image is:
++--[RSA1 1024]----+
+| o.. |
+| o . . |
+| . o |
+| o |
+| o S |
+| + + o |
+|o . + * |
+|o+ ..+ . |
+|==o..o+E |
++-----------------+
+Generating public/private dsa key pair.
+Your identification has been saved in /etc/ssh/ssh_host_dsa_key.
+Your public key has been saved in /etc/ssh/ssh_host_dsa_key.pub.
+The key fingerprint is:
+7e:1c:ce:dc:8a:3a:18:13:5b:34:b5:cf:d9:d1:47:b2 root@machine3.example.com
+The key's randomart image is:
++--[ DSA 1024]----+
+| .. . .|
+| o . . + |
+| . .. . E .|
+| . . o o . . |
+| + S = . |
+| + . = o |
+| + . * . |
+| . . o . |
+| .o. . |
++-----------------+
+Starting sshd.
+Starting cron.
+Starting background file system checks in 60 seconds.
+
+Thu Oct 6 19:15:31 MDT 2011
+
+FreeBSD/amd64 (machine3.example.com) (ttyv0)
+
+login:
+
+ 低速なマシンでは、
+ RSA および DSA キーを作成するのに少々時間がかかるかもしれません。
+ これは初めてインストールした後に初めてブートする時に、
+ sshd のセットアップが開始する時に起こります。
+ その後の起動はより速くなるでしょう。
+
+ &os; はデフォルトでは、グラフィカルな環境をインストールしませんが、
+ 多くのものが利用できます。
+ を読んでください。
+
+
+
+
+
+ &os; のシャットダウン
+
+ 適切に &os; をシャットダウンするは、
+ ハードウェアをダメージから守ったり、データの保護につながります。
+ ただ電源を落すということはしないでください。
+ wheel
+ グループのメンバとなっているユーザは、
+ コマンドラインから su と入力し、
+ root パスワードを入力して
+ root となってください。
+ または root としてログインし、
+ shutdown -p now
+ を使用します。システムは正しくシャットダウンし、電源が落ちます。
+
+
+
+ Ctrl
+ Alt
+ Del
+
+ というキーの組合せを使ってシステムをリブートすることもできますが、
+ 通常の運用においてこれは推奨されません。
+
+
+
+
+
+ トラブルシューティング
+
+
+ インストール
+ トラブルシューティング
+
+ この節では、インストールの際の、
+ これまで報告された共通の問題に対する解決のための情報が書いてあります。
+ また、&os; と &ms-dos; または、&windows;
+ のデュアルブートを行う際のいくつかの質問と回答も書いてあります。
+
+
+ なにかおかしいときには何をすればよいでしょうか
+
+ PC アーキテクチャのさまざまな制限により、
+ 100% 確実に原因を突き止めることは不可能ですが、
+ 失敗した時にいくつかできることがあります。
+
+ インストールする &os; のバージョンの ハードウェアノート
+ を調べて、
+ 使っているハードウェアに対応しているかどうかを確認してください。
+
+ もしハードウェアがサポートされているにもかかわらず、
+ 動作しなかったり他の問題点がある時は、カスタムカーネル
+ を構築する必要があります。GENERIC
+ カーネルに含まれていないデバイスのサポートを追加することができます。
+ 起動ディスクのカーネルでは、ほとんどのハードウェアデバイスの IRQ, IO アドレス、
+ DMA チャネルが工場出荷時の状態であると設定されています。
+ もしハードウェアの設定が変更されていると、
+ カーネルコンフィグレーションファイルを編集し、
+ 再コンパイルを行なって、これらの値を
+ &os; に設定しなければなりません。
+
+ 存在しないデバイスを認識してしまうことにより、
+ その後実際に存在するデバイスの認識を失敗してしまうことがあります。
+ このような場合は衝突しているドライバを無効にします。
+
+
+ いくつかのインストール上の問題はさまざまなハードウェア装置の、
+ 特にマザーボードのファームウェアのアップデートで回避または緩和することができます。
+ マザーボードのファームウェアは BIOS
+ と呼ばれることもあり、
+ 多くのマザーボードまたはコンピュータ製造メーカーは、
+ アップデートやアップグレード情報を載せているウェブサイトを用意しています。
+
+ 通常、製造メーカーは、
+ 重要な更新のようなそれなりの理由がない限り、マザーボードの
+ BIOS のアップグレードは行わないよう推奨しています。
+ アップデートの過程で失敗するかもしれず、
+ その場合に、BIOS が不完全な状態になり、
+ コンピュータが動作しない原因となり得るからです。
+
+
+
+
+ トラブルシューティングに関する Q & A
+
+
+
+
+ 起動時のハードウェア検出で、システムがハングアップします。
+ または、インストール中にシステムがおかしくなります。
+
+
+ i386, amd64 および ia64 プラットフォームにおいて、
+ &os; はシステムの設定を手助けするシステム ACPI サービスを、
+ 起動時に検出された場合に広く使います。
+ 残念ながら、まだいくつかの不具合が、
+ ACPI ドライバとシステムのマザーボードおよび
+ BIOS ファームウェア両方に存在しています。
+ 起動ステージ 3 において、ヒント情報
+ hint.acpi.0.disabled
+ を以下のように設定すると ACPI を無効にできます。
+
+ set hint.acpi.0.disabled="1"
+
+ この設定はシステムが起動するたびにリセットされるので、
+ /boot/loader.conf ファイルに
+ hint.acpi.0.disabled="1" を追加してください。
+ ブートローダのより詳しい情報については
+ で説明します。
+
+
+
+
+
+
+
+
diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/chapters.ent b/ja_JP.eucJP/books/handbook/chapters.ent
index fbcb8e2ebf..50b4dda32e 100644
--- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/chapters.ent
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/chapters.ent
@@ -18,6 +18,7 @@
+
diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml b/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml
index 0ee36b46c4..c35267f5d1 100644
--- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml
+++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml
@@ -42,10 +42,8 @@
sysinstall を使います。
この章では、sysinstall を使った
&os; のインストール方法を説明します。
- bsdsysinstall の利用については、&os; 9.x
- 以降のインストール方法 (訳注: 英語版へのリンクです。
- 日本語版は現在翻訳中です。) で説明します。
+ bsdsysinstall の利用については
+ で説明します。
この章を読めば、次のことがわかるでしょう: