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This commit is contained in:
Kazuo Horikawa 2003-01-06 03:48:47 +00:00
parent e16c180af9
commit 35e1829141
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=15549
7 changed files with 84 additions and 1198 deletions

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@ -29,8 +29,6 @@ MAN5 = a.out.5\
forward.5\
fs.5\
fstab.5\
ftpd.conf.5\
ftpusers.5\
gettytab.5\
groff_font.5\
groff_out.5\
@ -106,7 +104,6 @@ MAN5 = a.out.5\
uuencode.format.5\
vgrindefs.5
MLINKS+=ftpusers.5 ftpchroot.5
MLINKS+=kbdmap.5 keymap.5
MLINKS+=utmp.5 lastlog.5 utmp.5 wtmp.5
MLINKS+=hosts.equiv.5 rhosts.5

View file

@ -1,630 +0,0 @@
.\" $NetBSD: ftpd.conf.5,v 1.19 2002/01/15 02:20:50 wiz Exp $
.\"
.\" Copyright (c) 1997-2001 The NetBSD Foundation, Inc.
.\" All rights reserved.
.\"
.\" This code is derived from software contributed to The NetBSD Foundation
.\" by Luke Mewburn.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software
.\" must display the following acknowledgement:
.\" This product includes software developed by the NetBSD
.\" Foundation, Inc. and its contributors.
.\" 4. Neither the name of The NetBSD Foundation nor the names of its
.\" contributors may be used to endorse or promote products derived
.\" from this software without specific prior written permission.
.\"
.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE NETBSD FOUNDATION, INC. AND CONTRIBUTORS
.\" ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED
.\" TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR
.\" PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE FOUNDATION OR CONTRIBUTORS
.\" BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR
.\" CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF
.\" SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS
.\" INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN
.\" CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE)
.\" ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE
.\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd December 5, 2001
.Dt FTPD.CONF 5
.Os
.Sh 名称
.Nm ftpd.conf
.Nd
.Xr ftpd 8
設定ファイル
.Sh 解説
.Nm
ファイルには、ユーザが各自のコネクションを認証した
直後に適用される
.Xr ftpd 8
に対する各種の設定オプションを指定します。
.Pp
.Nm
は行の並びからなり、
各行は設定ディレクティブ、コメント、空行からなります。
ファイルの中でより後ろに出現するディレクティブは
その前で定義されたディレクティブの設定を
オーバライドします。
これにより
.Sq wildcard
エントリでデフォルトを定義し、
その後で class 専用のオーバライドを定義することができます。
.Pp
ディレクティブ行の書式は以下のとおりです。
.Dl command class [arguments]
.Pp
.Dq \e
はエスケープ文字です。
この文字はコメント文字の機能をエスケープしたり、
行の最後の文字である場合には設定ディレクティブを
複数行にわたって延長することに使用できます。
.Dq #
はコメント文字であり、この文字から行の最後までの
すべての文字が無視されます (ただしエスケープ文字で
エスケープされていない場合に限ります)。
.Pp
認証される個別のユーザは
.Em class
のメンバであり、
.Xr ftpusers 5
で決定されます。
.Em class
はそのユーザに適用される
.Nm
のエントリを決定するときに使用されます。
.Nm
のエントリを構文解析するときには以下のような
特別な class が存在します。
.Bl -tag -width "chroot" -compact -offset indent
.It Sy all
任意の class にマッチします。
.It Sy none
どの class にもマッチしません。
.El
.Pp
各 class には type があり、以下のうちの1つです。
.Bl -tag -width "CHROOT" -offset indent
.It Sy GUEST
.Dq ( anonymous
.Dq ftp
としてのログインによる) ゲスト。
ログイン後に
.Xr chroot 2
が実行されます。
.It Sy CHROOT
.Xr ( ftpchroot 5
による)
.Xr chroot 2
ユーザ。
ログイン後に
.Xr chroot 2
が実行されます。
.It Sy REAL
通常ユーザ。
.El
.Pp
.Xr ftpd 8
.Sy STAT
コマンドは、ログインしているユーザの class に対し
.Sy private
ディレクティブが設定されていなければ、
.Nm
で定義される当該ユーザの class 設定を戻します。
.Pp
設定行は以下のいずれかになります。
.Bl -tag -width 4n
.It Sy advertise Ar class Ar host
.It Sy advertize Ar class Ar host
.Ar host
のアドレス (host 名か IP アドレス) を
.Sy PASV
.Sy LPSV
コマンドへの応答に通知するアドレスとして
設定します。
これはファイアウォールが設定されている場合には
有用なことがあります。
ただし、通知されるアドレスが接続しているアドレス
と異なっている場合には、
多くの ftp クライアントは機能しません。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは引数がない場合には、無効になります。
.It Sy checkportcmd Ar class Op Sy off
.Sy PORT
コマンドの正当性を検証します。
指定された IP アドレスが
.Tn ftp
コマンドのコネクションとマッチしない場合や、
リモートの TCP ポート番号が
.Dv IPPORT_RESERVED
より小さい場合には、
.Sy PORT
コマンドは処理に失敗します。
このオプションを使用することを、
.Tn ftp
バウンス攻撃についてセキュリティ上潜在的な問題が
あるサイトについては
.Em 特に、
推奨します。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合には、この機能は無効になります。
そうでない場合には、有効になります。
.It Sy chroot Ar class Op Sy pathformat
.Ar pathformat
が指定されないか、または
.Ar class
.Dq none
である場合には、
デフォルトの動作 (下記参照) を行います。
そうでない場合には、
.Ar pathformat
は構文解析されて、ログイン時に
.Xr chroot 2
でルートディレクトリとされるディレクトリを生成します。
.Pp
.Ar pathformat
は以下のエスケープ文字列を混在できます。
.Bl -tag -width "エスケープ文字列" -offset indent -compact
.It Sy "エスケープ文字"
.Sy 解説
.It "\&%c"
class 名。
.It "\&%d"
ユーザのホームディレクトリ。
.It "\&%u"
ユーザ名。
.It "\&%\&%"
.Dq \&%
文字。
.El
.Pp
デフォルトのルートディレクトリは以下のとおりです。
.Bl -tag -width "CHROOT" -offset indent -compact
.It Sy CHROOT
ユーザのホームディレクトリ。
.It Sy GUEST
.Fl a Ar anondir
が指定された場合は
.Ar anondir ,
を使用します。指定されない場合は、
.Sq ftp
ユーザのホームディレクトリを使用します。
.It Sy REAL
デフォルトでは
.Xr chroot 2
コマンドは実行しません。
.El
.It Sy classtype Ar class Ar type
.Ar class
の class type を
.Ar type
(上記参照) に設定します。
.It Xo Sy conversion Ar class
.Ar suffix Op Ar "type disable command"
.Xc
組込みの自動的なファイル変換を定義します。
取得されるファイル名の末尾が
.Ar suffix
で終わっていて、
.Ar ( suffix
のない) 本当のファイルが存在する場合には、
そのファイルの内容ではなく
.Ar command
の出力が戻されます。
.Pp
.Bl -tag -width "disable" -offset indent
.It Ar suffix
変換を開始させるサフィックスです。
.It Ar type
変換が正当であるファイル型の並びです。
正当な型は
.Sq f
(ファイル) および
.Sq d
(ディレクトリ) です。
.It Ar disable
存在する場合には変換を抑止するファイル名です。
ファイル名が
.Dq Pa \&.
である場合にはこの禁止動作を抑止します (即ち、
変換は常に許可されます)。
.It Ar command
変換を行うコマンドです。
.Xr execv 3
を使用してコマンドを実行するので、
最初の単語はコマンドの完全なパス名を指定してください。
.Ar command
中に出現する全ての単語
.Dq %s
は要求されたファイル (ただし
.Ar suffix
はない) と置換されます。
.El
.Pp
ファイル中の後方で定義された conversion ディレクティブは
同じ suffix で前方にある conversion ディレクティブを
オーバライドします。
.It Sy denyquick Ar class Op Sy off
.Sy PASS
コマンドを受付けた後ではなく、
.Sy USER
コマンドを受付けた後に
.Xr ftpusers 5
ルールを適用します。
この機能を有効にすれば利用可能なアカウント (例えば、
一部のユーザは
.Sy REAL
または
.Sy CHROOT
の class を許可されるが、他の
ユーザは許可されない場合) について情報漏洩が生じるものの、
.Sq ( root
のような) 禁止されたユーザが安全でないコネクションを経由して
パスワードを入力することを予防することに役立ちます。
このオプションは anonymous だけのサービスを実行するサーバに
.Em 特に
推奨します。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合にはこの機能は無効になります。
そうでない場合には有効になります。
.It Sy display Ar class Op Ar file
.Ar file
が指定されないか、または
.Ar class
.Dq none
である場合には、これは無効となります。
そうでない場合には、
ユーザが新しいディレクトリに入る度に、
.Ar file
が存在するか調べ、
存在すればその内容をユーザに表示します。
エスケープシーケンスがサポートされています。
より詳細な情報については
.Xr ftpd 8
.Sx Display file escape sequences
を参照してください。
.It Sy homedir Ar class Op Sy pathformat
.Ar pathformat
を指定しないかまたは
.Ar class
.Dq none
である場合には、デフォルトの動作 (以下参照) を行います。
そうでない場合には、
.Ar pathformat
は構文解析され、ログイン時に移行するディレクトリを生成したり、
パス名のティルダを展開してユーザの
.Sq ホーム
ディレクトリとして使用するなどされます。
.Ar pathformat
.Sy chroot
ディレクティブの場合と同様に構文解析されます。
.Pp
デフォルトのホームディレクトリは
.Sy REAL
ユーザについてはユーザのホームディレクトリであり、
.Sy GUEST
.Sy CHROOT
ユーザについては
.Pa /
ディレクトリとなります。
.It Xo Sy limit Ar class
.Ar count Op Ar file
.Xc
.Ar class
の同時実行するコネクションの最大数を
.Ar count
に制限します。
.Sq 0
で無制限な数のコネクションを指定します。
制限が超過していて
.Ar file
が指定されていれば、その内容をユーザに表示します。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Ar count
が指定されていない場合には、無効となります。
.Ar file
が相対パスである場合には、
.Pa /etc
ディレクトリ (ただし、これは
.Fl c Ar confdir
でオーバライドできます) から探索されます。
.It Sy maxfilesize Ar class Ar size
アップロードされるファイルの最大長を
.Ar size
に設定します。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは引数が指定されない場合には、無効となります。
.It Sy maxtimeout Ar class Ar time
クライアントがリクエストできる最大のタイムアウト時間を設定します。
デフォルトは 2 時間です。
この時間は 30 秒以下にはできず、また
.Sy timeout
値以下にもできません。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Ar time
が指定されない場合には、デフォルトである 2 時間に設定されます。
.It Sy modify Ar class Op Sy off
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合には、次のコマンドを無効にします :
.Sy CHMOD ,
.Sy DELE ,
.Sy MKD ,
.Sy RMD ,
.Sy RNFR ,
.Sy UMASK .
そうでない場合には、これらのコマンドを有効にします。
.It Sy motd Ar class Op Ar file
.Ar file
が指定されないかまたは
.Ar class
.Dq none
である場合には、無効となります。
そうでない場合には、
.Ar file
をログイン後に表示する「今日の連絡事項 (the message of the day)」
ファイルとして使用します。
エスケープシーケンスがサポートされます。
より詳細な情報については
.Xr ftpd 8
.Sx Display file escape sequences
を参照してください。
.Ar file
が相対パスである場合には、
.Pa /etc
ディレクトリ (ただし、これは
.Fl c Ar confdir
でオーバライドできます) から探索されます。
.It Sy notify Ar class Op Ar fileglob
.Ar fileglob
が指定されないかまたは
.Ar class
.Dq none
である場合には、無効となります。
そうでない場合には、ユーザが新しいディレクトリに入る度に
.Ar fileglob
にマッチする任意のファイルをユーザに告知します。
.It Sy passive Ar class Op Sy off
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合には、パッシブコネクション
.Sy ( PASV ,
.Sy LPSV ,
.Sy EPSV )
を無効にします。
そうでない場合には、有効にします。
.It Sy portrange Ar class Ar min Ar max
パッシブなデータポートに使用されるポート番号の範囲を設定します。
.Ar max
.Ar min
より大きくなければなりません。
どちらの番号も
.Dv IPPORT_RESERVED
(1024) と 65535
の間でなければなりません。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは引数が指定されない場合には、無効となります。
.It Sy private Ar class Op Sy off
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合は、
.Sy STAT
コマンドの出力の中に class 情報を表示しません。
そうでない場合には、 class 情報を表示します。
.It Sy rateget Ar class Ar rate
.Ar class
に対する
get
.Pq Sy RETR
最大転送速度のスロットルを毎秒
.Ar rate
バイトに設定します。
.Ar rate
が 0 である場合には、スロットルは無効になります。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは引数が指定されない場合には、無効になります。
.Pp
オプションのサフィックスを付加して、
.Ar rate
の解釈を以下のように変更できます。
.Bl -tag -width 3n -offset indent -compact
.It b
変更はありません。
(デフォルト、省略可)
.It k
キロ。引数を 1024 倍します。
.It m
メガ。引数を 1048576 倍します。
.It g
ギガ。引数を 1073741824 倍します。
.It t
テラ。引数を 1099511627776 倍します。
.El
.It Sy rateput Ar class Ar rate
.Ar class
に対する put
.Pq Sy STOR
最大転送速度のスロットルを毎秒
.Ar rate
バイトに設定します。
.Ar rate
.Sy rateget Ar rate
の場合と同様に構文解析されます。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは引数が指定されない場合には、無効になります。
.It Sy sanenames Ar class Op Sy off
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定される場合には、
アップロードされるファイル名に
ファイル名として正当な任意の文字を含めることができます。
そうでない場合には、
.Sq \&.
で始まらず、かつ集合
.Dq [-+,._A-Za-z0-9]
の要素である文字からだけ構成されるファイル名を許可します。
.It Sy template Ar class Op Ar refclass
.Ar refclass
.Ar class
.Sq テンプレート
として定義します。
以降のディレクティブで行われる
.Ar refclass
へのいかなる参照も
.Ar class
のメンバに適用されます。
共通の属性を共有すべき他のクラスを
不必要な重複なしに容易に定義できるため、
このようにしてテンプレートクラスを定義することは有用です。
1 度にただ 1 つのテンプレートを定義することが可能です。
.Ar refclass
が指定されない場合には、
.Ar class
に対するテンプレートは無効になります。
.It Sy timeout Ar class Ar time
無活動のタイムアウト時間を設定します。
(デフォルトは 15 分です。)
これは 30 秒以下にはできず、また
.Sy maxtimeout
値以上にもできません。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Ar time
が指定されない場合には、デフォルトである 15 分に設定されます。
.It Sy umask Ar class Ar umaskval
umask に
.Ar umaskval
を設定します。
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Ar umaskval
が指定されない場合には、デフォルトである
.Li 027
に設定されます。
.It Sy upload Ar class Op Sy off
.Ar class
.Dq none
であるかまたは
.Sy off
が指定された場合には、
修正コマンド
.Sy CHMOD ,
.Sy DELE ,
.Sy MKD ,
.Sy RMD ,
.Sy RNFR ,
.Sy UMASK
に加え、次のコマンドが無効になります :
.Sy APPE ,
.Sy STOR ,
.Sy STOU
その他の場合には、これらのコマンドは有効になります。
.El
.Sh デフォルト
以下のデフォルトを使用します。
.Pp
.Bd -literal -offset indent -compact
checkportcmd all
classtype chroot CHROOT
classtype guest GUEST
classtype real REAL
display none
limit all -1 # 無制限な数のコネクション
maxtimeout all 7200 # 2 時間
modify all
motd all motd
notify none
passive all
timeout all 900 # 15 分
umask all 027
upload all
modify guest off
umask guest 0707
.Ed
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /usr/share/examples/ftpd/ftpd.conf -compact
.It Pa /etc/ftpd.conf
このファイル。
.It Pa /usr/share/examples/ftpd/ftpd.conf
.Nm
のサンプルファイル。
.El
.Sh 関連項目
.Xr ftpchroot 5 ,
.Xr ftpusers 5 ,
.Xr ftpd 8
.Sh 歴史
.Nm
の機能は、Simon Burge の業績に基づき、Luke Mewburn が
.Nx 1.3
および以降のリリースに実装しました。
.\" Translated by Tetsuro Furuya <ht5t-fry@asahi-net.or.jp> , Oct., 2002.
.\" Checked by Kazuo Horikawa <horikawa@jp.FreeBSD.org> , Oct., 2002.

View file

@ -1,191 +0,0 @@
.\" $NetBSD: ftpusers.5,v 1.13 2001/12/01 16:24:24 wiz Exp $
.\"
.\" Copyright (c) 1997-2001 The NetBSD Foundation, Inc.
.\" All rights reserved.
.\"
.\" This code is derived from software contributed to The NetBSD Foundation
.\" by Luke Mewburn.
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.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software
.\" must display the following acknowledgement:
.\" This product includes software developed by the NetBSD
.\" Foundation, Inc. and its contributors.
.\" 4. Neither the name of The NetBSD Foundation nor the names of its
.\" contributors may be used to endorse or promote products derived
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.\" ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED
.\" TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR
.\" PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE FOUNDATION OR CONTRIBUTORS
.\" BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR
.\" CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF
.\" SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS
.\" INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN
.\" CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE)
.\" ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE
.\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd July 17, 2000
.Dt FTPUSERS 5
.Os
.Sh 名称
.Nm ftpusers ,
.Nm ftpchroot
.Nd
.Xr ftpd 8
アクセス制御ファイル
.Sh 解説
どのユーザがログインできるかを
.Nm
ファイルに定義することで、
.Xr ftpd 8
に対するユーザのアクセスを制御できます。
.Pp
.Nm
ファイルが存在しない場合、すべてのユーザがアクセスできなくなります。
.Pp
.Dq \e
はエスケープ文字です。つまり、コメント文字の意味をエスケープする
ために用いることができ、またある行の最後にこの文字がある場合、
設定ディレクティブが複数行にまたぐようになります。
.Dq #
はコメント文字であり、この文字から行末までの文字はすべて無視
されます (ただし、この文字がエスケープ文字によってエスケープ
されている場合は除きます)。
.Pp
各行の文法は次の通りです:
.Dl userglob[:groupglob][@host] [directive [class]]
.Pp
これらの要素は次の通りです:
.Bl -tag -width "groupglob" -offset indent
.It Sy userglob
.Xr fnmatch 3
のグロブマッチング
を用い、ユーザ名に対してマッチがとられます
(例えば
.Sq f* )
.It Sy groupglob
.Xr fnmatch 3
のグロブマッチング
を用い、ユーザの所属するすべてのグループに対してマッチがとられます。
(例えば
.Sq *src )
.It Sy host
リモートホストのアドレス
に対してマッチする CIDR アドレス (
.Xr inet_net_pton 3
を参照)
(例えば
.Sq 1.2.3.4/24 )
もしくは
リモートホスト名
に対してマッチがとられる
.Xr fnmatch 3
グロブ
(例えば
.Sq *.netbsd.org )
です。
.It Sy directive
これが
.Dq allow
もしくは
.Dq yes
である場合、指定のユーザはアクセス許可されます。
.Dq deny
もしくは
.Dq no
である場合、あるいは
.Sy directive
が与えられていない場合には、指定のユーザはアクセス拒否されます。
.It Sy class
.Xr ftpd.conf 5
が用いるクラスを定義するものです。
.El
.Pp
.Sy class
が定義されていない場合には、次のいずれか 1 つにデフォルト
設定されます:
.Bl -tag -width "chroot" -offset indent
.It Sy chroot
ユーザにマッチするものが
.Sx /etc/ftpchroot
ファイル内に存在する場合。
.It Sy guest
ユーザ名が
.Dq anonymous
.Sq ftp
のいずれかである場合。
.It Sy real
先の 2 つのどちらでもない場合。
.El
.Pp
ひとたびマッチに成功すると、それ以上の比較は行いません。
マッチするものが見つからない場合は、そのユーザはアクセスを
許可されます。
この文法は以前との互換性を保つものです。
.Pp
ユーザが guest でのログインを要求してきた場合、
.Xr ftpd 8
サーバは
.Dq anonymous
.Dq ftp
のいずれでもアクセスできることを確認します。
そのため、デフォルトですべてのユーザを拒否している場合、
guest でのログインを可能にするために
.Pa /etc/ftpusers
ファイルに
.Dq "anonymous allow"
.Dq "ftp allow"
という行を追加する必要があります。
.Ss /etc/ftpchroot
.Pa /etc/ftpchroot
ファイルは、セッションのルートディレクトリを
.Xr ftpd.conf 5
.Sy chroot
ディレクティブ (設定されていれば) で指定されているディレクトリ
もしくはユーザのホームディレクトリに (
.Xr chroot 2
を使って) 変更するユーザが誰であるのかを決定するのに使われます。
このファイルが存在しない場合、ルートディレクトリの変更は行われません。
.Pp
このファイルの文法は
.Nm
と似ていますが、
.Sy class
引数が無視される点が違います。
明確にマッチするものが存在する場合、セッションのルートディレクトリが
変更されます。いったんマッチが成功するとそれ以上の比較は行いません。
この文法は以前との互換性を保つものです。
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /usr/share/examples/ftpd/ftpusers -compact
.It Pa /etc/ftpchroot
FTP セッションでのルートディレクトリを
.Xr chroot 2
を用いて変更する一般ユーザのリストです。
.It Pa /etc/ftpusers
このファイルです。
.It Pa /usr/share/examples/ftpd/ftpusers
.Nm
のサンプルファイルです。
.El
.Sh 関連項目
.Xr fnmatch 3 ,
.Xr inet_net_pton 3 ,
.Xr ftpd.conf 5 ,
.Xr ftpd 8

View file

@ -96,7 +96,6 @@ MAN8 = IPXrouted.8\
kldload.8\
kldstat.8\
kldunload.8\
kzip.8\
lastlogin.8\
ldconfig.8\
loader.4th.8\
@ -110,6 +109,7 @@ MAN8 = IPXrouted.8\
mailwrapper.8\
makekey.8\
makemap.8\
makewhatis.local.8\
manctl.8\
map-mbone.8\
memcontrol.8\
@ -276,7 +276,6 @@ MAN8 = IPXrouted.8\
vinum.8\
vipw.8\
vmstat.8\
vnconfig.8\
watch.8\
wicontrol.8\
wire-test.8\
@ -299,10 +298,10 @@ MLINKS+=apm.8 zzz.8
MLINKS+=boot_i386.8 boot.8
MLINKS+=bootpd.8 bootpgw.8
MLINKS+=dump.8 rdump.8
MLINKS+=ftpd.8 lukemftpd.8
MLINKS+=inetd.8 inetd.conf.5
MLINKS+=init.8 securelevel.8
MLINKS+=locate.updatedb.8 updatedb.8
MLINKS+=makewhatis.local.8 catman.local.8
MLINKS+=mount_std.8 mount_devfs.8
MLINKS+=mount_std.8 mount_fdescfs.8
MLINKS+=mount_std.8 mount_procfs.8

View file

@ -1,79 +0,0 @@
.\"
.\" Copyright (c) 1996 David E. O'Brien
.\"
.\" All rights reserved.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
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.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
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.\" IN NO EVENT SHALL THE DEVELOPERS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT,
.\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT
.\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE,
.\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY
.\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT
.\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF
.\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
.\"
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/kzip/kzip.8,v 1.7.2.1 2000/12/27 13:50:36 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd August 15, 1996
.Os
.Dt KZIP 8
.Sh 名称
.Nm kzip
.Nd カーネルを圧縮する
.Sh 書式
.Nm kzip
.Op Fl v
.Op Fl l Ar loadaddr
.Ar kernel
.Sh 解説
このプログラムは、
.Xr gzip 1
を用いてカーネルを圧縮し、ディスク容量を節約します。
メモリ上にロードされた後の、メモリ使用量を減らすわけでは有りません。
シンボル情報は全て失われるので、利用法は限られます。
主な利用目的は、インストールフロッピや fixit フロッピ等のための
カーネルを作成することです。
.Pp
次のオプションが利用可能です:
.Bl -tag -width flag
.It Fl v
詳細出力モード。圧縮後のカーネルが使用するメモリ量を報告します。
そのカーネルが 4MB 境界を越えていないことも確認できます。
.It Fl l Ar loadaddr
カーネルをメモリ上にロードするアドレスを指定します。
.El
.Sh 診断
.Nm
ユーティリティは、与えられた引数が不正の場合、終了コード 1 で終了します。
終了コードが 2 である場合は、
.Nm
がカーネルファイルを読めないか、処理できないことを示しています。
.Sh 関連項目
.Xr gzip 1
.\" .Sh 規格
.Sh 歴史
.Nm
コマンドは
.Fx 2.0.5
から登場しました。
Linux から 386BSD を経て取り込まれました。
Linus Torvalds の tools/build.c がベースになっており、
Serge Vakulenko が 386BSD に移植しました。
.Sh 作者
このマニュアルページは
.An David E. O'Brien
が記述しました。
.\" .Sh バグ

View file

@ -0,0 +1,82 @@
.\" Copyright (c) April 1996 Wolfram Schneider <wosch@FreeBSD.org>. Berlin.
.\" All rights reserved.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\"
.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND
.\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE
.\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE
.\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE
.\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL
.\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS
.\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION)
.\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT
.\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
.\" SUCH DAMAGE.
.\"
.\" %src/usr.bin/makewhatis/makewhatis.local.8,v 1.13 2002/07/14 15:12:00 charnier Exp %
.\" $FreeBSD$
.Dd April 26, 1996
.Dt MAKEWHATIS.LOCAL 8
.Os
.Sh 名称
.Nm makewhatis.local , catman.local
.Nd ローカルファイルシステムに対して makewhatis または catman を開始する
.Sh 書式
.Nm /usr/libexec/makewhatis.local
.Op options
.Ar directories ...
.Nm /usr/libexec/catman.local
.Op options
.Ar directories ...
.Sh 解説
.Nm
ユーティリティは
.Xr makewhatis 1
を開始しますが、
.Nm
が実行されるシステムに物理的にマウントされているファイルシステムだけを
対象とします。
読み書き可能な NFS マウントされた /usr ディレクトリに対し
.Pa periodic weekly
から makewhatis を起動すると NFS サーバを殺してしまうでしょう --
すべての NFS クライアントが makewhatis を同時に開始してしまうからです!
ですから、
.Xr cron 8
へのラッパにこのプログラムを使用し、直接 makewhatis を呼ばないで下さい。
.Nm catman.local
ユーティリティは
.Nm
と同様の目的で使用されますが、
.Xr catman 1
用です。
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /etc/periodic/weekly/320.whatis.XXX -compact
.It Pa /etc/periodic/weekly/320.whatis
毎週
.Nm
を実行します。
.It Pa /etc/periodic/weekly/330.catman
毎週
.Nm catman.local
を実行します。
.El
.Sh 関連項目
.Xr catman 1 ,
.Xr find 1 ,
.Xr makewhatis 1 ,
.Xr cron 8 ,
.Xr periodic 8
.Sh 歴史
.Nm
ユーティリティは
.Fx 2.2
から登場しました。

View file

@ -1,292 +0,0 @@
.\" Copyright (c) 1993 University of Utah.
.\" Copyright (c) 1980, 1989, 1991, 1993
.\" The Regents of the University of California. All rights reserved.
.\"
.\" This code is derived from software contributed to Berkeley by
.\" the Systems Programming Group of the University of Utah Computer
.\" Science Department.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
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.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND
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.\"
.\" @(#)vnconfig.8 8.1 (Berkeley) 6/5/93
.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/vnconfig/vnconfig.8,v 1.14.2.7 2001/12/21 10:07:21 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd July 8, 1993
.Dt VNCONFIG 8
.Os BSD 4
.Sh 名称
.Nm vnconfig
.Nd vnode ディスクを構築して利用できるようにする
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl cdeguvTZ
.Oo Fl s Ar option Ns
.Op , Ns Ar option Ns Ar ... Oc
.Oo Fl r Ar option Ns
.Op , Ns Ar option Ns Ar ... Oc
.Op Fl S Ar value
.Ar special_file Op Ar regular_file
.Oo Ar feature Oc
.Nm
.Fl a
.Op Fl cdeguv
.Op Fl s Ar option
.Op Fl r Ar option
.Op Fl f Ar config_file
.Sh 解説
.Nm
コマンドは、vnode 疑似ディスクデバイスを構築して使用可能にします。
コマンドの最初の書式では、特殊ファイル
.Ar special_file
を通常ファイル
.Ar regular_file
に結びつけ、
後で通常ファイルをディスクであるかのようにアクセスできるようにします。
これによりファイルシステム中の通常ファイルを、
スワップや、名前空間にマウントされるファイルシステムと出来ます。
もしファイルの代わりにスワップ領域を使用したい場合には、
regular_fileを指定せずに -S オプションを用いてブロックデバイスの
大きさを指定することができます。
.Pp
オプションは動作を指定します:
.Bl -tag -width indent
.It Fl a
コマンドファイルを読み込み、
各デバイス/ファイルの組に対して指定された動作を実行します。
.It Fl c
デバイスを構築します。
成功すると、
.Ar special_file
への参照は、
.Ar regular_file
の内容へのアクセスとなります。
.It Fl d
指定した
.Ar feature
を (可能であれば) 無効にします。
.It Fl e
デバイスを構築し、指定された
.Ar feature
を有効にします。
.Ar feature
が指定されないと、
.Fl e
.Fl c
と同じ意味になります。
.It Fl f Ar config_file
.Ar config_file
を設定ファイルの代りに使用します。
.It Fl g
global オプションを制御します。
.It Fl r Ar flag
.Ar flag
をリセットします。
利用可能なフラグと意味は以下の通りです:
.Bl -tag -width "follow"
.It Ar labels
ディスク/スライスラベルを使用します。
.It Ar reserve
ファイルやスワップ領域をあらかじめ予約します。
現在のところスワップ領域のみ利用可能です。
またこのオプションは
(例えば大きなファイルを削除した際のような)
内在する記憶領域を on-the-fly で
解放しないようにします。
このオプションは記憶領域中で長い間フラグメンテーションを
発生させたくない場合に使用してください。
このオプションを使用した場合、記憶領域の初期の値は
必ずしも 0 でないことに注意してください。
システムがスワップを割り当てる前に VN デバイスが
設定されていた場合、
リブートされてもスワップを用いた VN の
内容を回復する事ができます。
.It Ar follow
.Xr vn 4
ドライバのフローをデバッグします。
.It Ar debug
.Xr vn 4
ドライバのデータをデバッグします。
.It Ar io
.Xr vn 4
ドライバの I/O をデバッグします。
.It Ar all
すべてのフラグをオンにします。
.It Ar none
すべてのフラグをオフにします。
.El
.It Fl s Ar flag
.Ar flag
をセットします。
利用可能なフラグと意味は
.Fl r
と同じです。
.It Fl S Xo
.Sm off
.Ar value
.Es \&{ \&}
.En Cm k , m , g , t
.Sm on
.Xc
通常ファイルが指定されなかった場合、
VN は記憶領域としてスワップを使用します。
このオプションはデバイスのサイズを指定します。
例えば '23m' は 23 メガバイトを意味します。
VN デバイスはサイズをマシンのページ境界に切り上げます。
ファイルシステムは 7.9 テラバイトまでサポートされています。
通常ファイルと共に指定した場合、
このオプションは VN が認識する通常ファイルのサイズを上書きします。
.It Fl T
通常ファイルが指定された場合、
VN はまず ftruncate() によりファイルのサイズを 0 にします。
通常 -S オプションによりファイルの大きさを指定することができます。
もしファイルが存在しない場合にはファイルが作成されます。
このオプションは -S オプションが指定された時のみ意味を持ちます。
.It Fl Z
通常ファイルが指定された場合、
VN は確実にファイルシステムにより全てのブロックが確保させるために
ファイルの内容を 0 に設定します。
このオプションは -S オプションが指定された時のみ意味を持ちます。
.It Fl u
デバイスを無効にし、``無構築状態'' にします。
.It Fl v
実行される動作の内容を標準出力に表示します。
.El
.Pp
動作を指定するオプションがない場合には、
.Fl c
が指定されたものと見なします。
.Pp
.Ar feature
引数は、
.Fl e
によって有効になる機能を指定します。
.Bl -tag -width indent
.It Dv swap
特殊ファイル上でのスワップを有効にします。
.Xr swapon 2
を参照してください。
.It Dv mountro Ns = Ns Pa mount_point
特殊ファイルは、
.Ar mount_point
へ読み込み専用マウントされます。
.Xr mount 2
を参照してください。
.It Dv mountrw Ns = Ns Pa mount_point
特殊ファイルは、
.Ar mount_point
へ読み書き可能マウントされます。
.Xr mount 2
を参照してください。
.It Dv mount Ns = Ns Pa mount_point
``mountrw='' と同じです。
.El
.Pp
設定ファイルは、1 行にデバイスとファイル名の組を次の形式で持ちます:
.Bd -literal
special_file regular_file [ feature ]
.Ed
.Pp
ここでは各フィールドはスペースで分割されます。
設定ファイル中のすべてのデバイスの動作に関して、
前述の動作オプションが有効です。
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /etc/vntab -compact
.It Pa /etc/vntab
.Fl a
オプションで使われるデフォルトの設定ファイル
.El
.Sh 使用例
.Dl vnconfig vn0c /tmp/diskimage
.Pp
vnode ディスクデバイス
.Pa vn0c
を構築します。
.Pp
.Dl vnconfig -e vn0c /var/swapfile swap
.Pp
vnode ディスクデバイス
.Pa vn0c
を構築し、それをスワップ領域として使うようにします。
.Pp
.Dl vnconfig -d vn0c myfilesystem mount=/mnt
.Pp
vnode ディスクデバイス
.Pa vn0c
のマウントを解除します (また無構築状態にします)。
.Pp
.Dl vnconfig -ae
.Pp
.Pa /etc/vntab
に記述されているすべてのデバイスを構築して使用可能にします。
.Pp
.Dl vnconfig -s labels -c vn0 somebackingfile
.Dl disklabel -r -w vn0 auto
.Dl disklabel -e vn0
.Pp
ファイルのファイルを用いた VN ディスクを構築し、
ディスクラベルを使用して
初期化しラベルを編集する例です。
いったんラベルを作成すれば、
VN ディスクに対してパーティションを作成したり、
作成したあるパーティションでファイルシステムを作成することができます。
ファイルを記憶領域として使用した場合、
同じファイルを vnconfig で設定することで
ラベルを再編集したりファイルシステムを再構築せず、
またファイル中に保存されている VN の設定を使用して
クラッシュ後に VN ディスクを回復することができます。
またファイルシステムを含んでいた VN パーティションに
fsck を実行することも可能です。
.Pp
.Dl vnconfig -e -s labels,reserve -S 400m vn1
.Dl disklabel -r -w vn1 auto
.Dl newfs /dev/vn1c
.Dl mount /dev/vn1c /usr/obj
.Pp
スワップを用いた VN ディスクの設定例です。
この例では少なくとも 400 メガバイト (もしくはそれ以上が望ましい)の
空きがスワップにあると仮定しています。
スワップ領域は最大のパフォーマンスを得るために
あらかじめ予約されます。
その後ディスクに対してラベルを作成し、
newfs を実行し、/usr/obj にマウントします。
スワップを用いた VN デバイスはクラッシュ後
(A) reserve フラグを指定している、
(B) 前回と同じスワップが確保されている、つまりvnconfig が rc.local で
起動されている場合回復可能です。
しかしながら一般的にスワップを用いた VN デバイスは
リブート時に失われても構わないようなデータを保存するために
使用します。
.Sh 関連項目
.Xr mount 2 ,
.Xr swapon 2 ,
.Xr unmount 2 ,
.Xr vn 4