From 38b9c48a7dcff2ad2decfef91406c37f610bf578 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Kazuo Horikawa Date: Wed, 31 Oct 2001 02:45:54 +0000 Subject: [PATCH] netstat.1 rev 1.22.2.11 (4.4-20011007-STABLE) Submitted: mistral@imasy.or.jp (Yoshihiko SARUMARU) --- ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 | 489 +++++++++++++++++---------------- 1 file changed, 252 insertions(+), 237 deletions(-) diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 index ddcdb3f9f4..44339902a9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 @@ -29,251 +29,270 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" from: @(#)netstat.1 8.8 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.22.2.7 2001/08/10 09:07:09 ru Exp % +.\" @(#)netstat.1 8.8 (Berkeley) 4/18/94 +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.22.2.11 2001/09/17 15:17:46 ru Exp % .\" -.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1,v 1.16 2001/07/29 05:14:51 horikawa Exp $ +.\" $FreeBSD$ +.\" WORD: symbolically シンボル表記 .\" -.Dd June 15, 2001 +.Dd September 7, 2001 .Dt NETSTAT 1 .Os .Sh 名称 .Nm netstat .Nd ネットワークの状態を表示する -.Sh 書式 +.Sh 解説 .Nm -.Op Fl AaLlnW -.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol +コマンドは、ネットワークに関連したさまざまなデータ構造の情報を、 +シンボル表記を交えて表示します。 +出力の形式は様々あり、指定したオプションによって変わります。 +.Bl -tag -width indent +.It Xo +.Bk -words +.Nm +.Op Fl AaLnSW +.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +各ネットワークプロトコル、または +特定の +.Ar protocol_family +あるいは単一の +.Ar protocol +についてアクティブなソケット (プロトコル制御ブロック) の一覧を表示します。 +.Fl A +も指定された場合、ソケットに結び付けられた +プロトコル制御ブロック (PCB) のアドレスを表示します。 +デバッグ用に使用します。 +.Fl a +も指定された場合、すべてのソケットを表示します。 +通常はサーバプロセスに使用されているソケットは表示しません。 +.Fl L +も指定された場合、 +様々な listen 待ち行列の大きさを表示します。 +1 番目の数は、受け付けられなかった接続数です。 +2 番目の数は、受け付けられなかった不完全な接続数の合計です。 +3 番目の数は、待ち行列に繋がれた接続の最大数です。 +.Fl S +も指定された場合、( +.Fl n +と同じように) ネットワークアドレスを数字で表示しますが、 +ポートはシンボル表記で表示します。 +.It Xo +.Bk -words .Nm -.Op Fl gilns +.Fl i | I Ar interface +.Op Fl abdnt .Op Fl f Ar address_family .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +自動設定されているすべてのネットワークインタフェースまたは単一の +.Ar interface +の状態を表示します +(システムに静的に組み込まれていても +ブート時に存在していないインタフェースは表示されません)。 +インタフェース名の後の +.Pq Dq Li * +は、そのインタフェースが +.Dq down +していることを意味します。 +.Fl a +も指定された場合、各イーサネットインタフェース +および各 IP インタフェースアドレス +について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示 +されます。マルチキャストアドレスは、 +各々対応するインタフェースアドレスに続いて別個の行に表示 +されます。 +.Fl b +も指定された場合、入出力したバイト数を表示します。 +.Fl d +も指定された場合、取りこぼしたパケット数を表示します。 +.Fl t +も指定された場合、watchdog タイマの内容を表示します。 +.It Xo +.Bk -words .Nm -.Fl i | I Ar interface -.Op Fl w Ar wait -.Op Fl abdgt +.Fl w Ar wait +.Op Fl I Ar interface +.Op Fl d .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +すべての設定済みネットワークインタフェースまたは単一の +.Ar interface +上のパケットトラフィックに関する情報を +.Ar wait +秒間隔で表示します。 +.Fl d +も指定された場合、取りこぼしたパケット数も表示します。 +.It Xo +.Bk -words .Nm .Fl s Op Fl s -.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol +.Op Fl z +.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +各ネットワークプロトコル、または特定の +.Ar protocol_family +あるいは単一の +.Ar protocol +に対して、システム全体の統計情報を表示します。 +.Fl s +が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。 +.Fl z +も指定された場合、統計情報を表示した後リセットします。 +.It Xo +.Bk -words .Nm .Fl i | I Ar interface Fl s -.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol +.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +各ネットワークプロトコル、または特定の +.Ar protocol_family +あるいは単一の +.Ar protocol +に対して、インタフェースごとの統計情報を表示します。 +.It Xo +.Bk -words .Nm .Fl m .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +メモリ管理ルーチン +.Pq Xr mbuf 9 +によって記録されている統計情報を表示します。 +ネットワークは、独自にメモリバッファを確保しています。 +.It Xo +.Bk -words .Nm .Fl r -.Op Fl Aaln +.Op Fl AanW .Op Fl f Ar address_family .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +全て、または指定した +.Ar address_family +に関するルーティングテーブルを表示します。 +.Fl A +も指定されていた場合、 +内部 Patricia 木構造の内容を表示します。 +デバッグ用に使用します。 +.Fl a +も指定されていた場合、 +プロトコル複製されたルート (親ルートを +.Dv RTF_PRCLONING +することによって生成されたルート) を表示します。 +通常これらのルートは表示されません。 +.Fl W +も指定されていた際には、 +各ルートの path MTU を表示します。 +.It Xo +.Bk -words .Nm .Fl rs .Op Fl s .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system -.Sh 解説 +.Ek +.Xc +ルーティングの統計情報を表示します。 +.Fl s +が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。 +.It Xo +.Bk -words .Nm -コマンドは、ネットワークに関連したさまざまな情報を、シンボル表示を -交えてわかりやすく表示します。 -出力の形式は指定オプションによって何種類かにわかれます。 -第 1 の形式は、プロトコルごとのアクティブソケットの一覧です。 -第 2 の形式は、選択したオプションによる、他のネットワークのデータ構造です。 -第 3 の形式は、コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの -パケットトラフィックを -.Ar wait -で指定したインターバル毎に継続して表示します。 -第 4 の形式は、指定したプロトコルまたはアドレスファミリに関し、 -統計情報を表示します。 -第 5 の形式は、指定したプロトコルまたはアドレスファミリに関し、 -インタフェース毎の統計情報を表示します。 -第 6 の形式は、 -.Xr mbuf 9 -の統計情報を表示します。 -第 7 の形式は、指定したアドレスファミリに関する経路表を表示します。 -第 8 の形式は、経路表の統計情報を表示します。 +.Fl g +.Op Fl W +.Op Fl f Ar address_family +.Op Fl M Ar core +.Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +マルチキャスト (グループアドレス) ルーティングに関連した情報を +表示します。デフォルトでは、IP マルチキャスト仮想インタフェースおよび +ルーティングテーブルを表示します。 +.It Xo +.Bk -words +.Nm +.Fl gs +.Op Fl s +.Op Fl f Ar address_family +.Op Fl M Ar core +.Op Fl N Ar system +.Ek +.Xc +マルチキャストルーティングの統計情報を表示します。 +.Fl s +が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。 +.El .Pp -本コマンドでは、以下のオプションを指定可能です。 +いくつかのオプションは共通の意味で使えます。 .Bl -tag -width flag -.It Fl A -デフォルトの表示では、ソケットと関係したすべてのプロトコル制御ブロックの -アドレスが表示されます。通常これらはデバッグに用いられます。 -.It Fl a -デフォルトの表示では、すべてのソケットの状態が表示されます。通常 -は、サーバプロセスで利用されているソケットは表示されません。 -ルーティングテーブル表示時には (後述のオプション -.Fl r ) -プロトコル複製された経路 (親経路を -.Dv RTF_PRCLONING -することによって生成された経路) -を表示します。 -通常これらの経路は表示されません。 -.It Fl b -本オプションをネットワークインタフェース表示 -(後述の -.Fl i -オプション) と併用した場合には、入力、出力したバイト数を表示します。 -.It Fl d -本オプションをネットワークインタフェース表示 ( -.Fl i -オプション、もしくは後述のインターバルオプション) -と併用した場合には、欠落したパケット数を併せて表示します。 -.It Fl f Ar address_family -表示する統計情報あるいはアドレス制御ブロック情報を -.Ar address family -の指定に合致するアドレスファミリのものに限定します。 -アドレスファミリについては、 -.Ar inet -が -.Dv AF_INET -(インターネットプロトコルファミリ) として、 -.Ar inet6 -が -.Dv AF_INET6 -として、 -.Ar ipx -が -.Dv AF_IPX -として、 -.Ar atalk -が -.Dv AF_APPLETALK (ddp) -(アップルトークプロトコル) として、 -.Ar netgraph -または -.Ar ng -が -.Dv AF_NETGRAPH -として、 -.\".Ar ns -.\"が -.\".Dv AF_NS -.\"(XEROX NS プロトコルファミリ) として、 -.\".Ar iso -.\"が -.\".Dv AF_ISO -.\"(ISO プロトコルファミリ) として、そして -.Ar unix -が -.Dv AF_UNIX -(UNIX ドメインプロトコルファミリ) として解釈されます。 -.It Fl g -マルチキャスト (グループアドレス) ルーティングに関連した情報を表示します。 -デフォルトでは、IPマルチキャスト仮想インタフェースおよびルーティング -テーブルについて表示します。 -.Fl s -オプションが同時に指定された場合、マルチキャストルーティングについての -統計情報も表示します。 -.It Fl I Ar interface -指定したインタフェースについての情報を表示します。本オプションは、 -インターバルオプション -.Ar wait -と同時に指定し -て使われます。このインターバルオプションについての詳細は後述します。 -.Fl s -オプションが指定されると、 -.Ar interface -に関するインタフェース毎のプロトコル統計情報を、 -指定した +.It Fl f Ar address_family , Fl p Ar protocol +指定された .Ar address_family -または +または単一の .Ar protocol -または全プロトコルに対して表示します。 -.It Fl i -自動コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの状態 -を表示します (静的にシステムにコンフィギュレーションされている -インタフェースについて表示しますが、ブート時にコンフィギュレーションされて -いないものについては表示しません)。 -.Fl a -オプションが同時に指定されている場合には、各イーサネットインタフェース -および各 IP インタフェースアドレス -について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示 -されます。マルチキャストアドレスは、 -各々対応するインタフェースアドレスに続いて表示 -されます。 -.Fl s -オプション -が指定された場合、全インタフェース -に関するインタフェース毎の統計情報を、指定した -.Ar address_family -または -.Ar protocol, -または全インタフェースに対し表示します。 -.It Fl L -様々な listen 待ち行列の大きさを表示します。 -1 番目の数は、受け付けられなかった接続数です。 -2 番目の数は、受け付けられなかった不完全な接続数の合計です。 -3 番目の数は、待ち行列に繋がれた接続の最大数です。 -.It Fl l -完全な IPv6 アドレスを表示します。 +に関するレコードのみを表示します。 +以下のアドレスファミリまたはプロトコルが指定できます。 +.Pp +.Bl -tag -width ".Cm netgraph , ng Pq Dv AF_NETGRAPH" -compact +.It Em ファミリ +.Em プロトコル +.It Cm inet Pq Dv AF_INET +.Cm bdg , divert , icmp , igmp , ip , ipsec , tcp , udp +.It Cm inet6 Pq Dv AF_INET6 +.Cm bdg , icmp6 , ip6 , ipsec6 , rip6 , tcp , udp +.It Cm pfkey Pq Dv PF_KEY +.Cm pfkey +.It Cm atalk Pq Dv AF_APPLETALK +.Cm ddp +.It Cm netgraph , ng Pq Dv AF_NETGRAPH +.Cm ctrl , data +.It Cm ipx Pq Dv AF_IPX +.Cm ipx , spx +.\".It Cm ns Pq Dv AF_NS +.\".Cm idp , ns_err , spp +.\".It Cm iso Pq Dv AF_ISO +.\".Cm clnp , cltp , esis , tp +.It Cm unix Pq Dv AF_UNIX +.It Cm link Pq Dv AF_LINK +.El +.Pp +このプログラムは +.Ar protocol +が不明であったり対応する統計ルーチンが存在しなかったりした場合には +文句を言います。 .It Fl M デフォルトで使用される .Pa /dev/kmem の代わりに指定した core から、ネームリストに関連する各値を 取り出します。 -.It Fl m -メモリ管理ルーチンによって記録されているメモリ使用の統計情報を表 -示します。 -(ネットワーク管理システムは、独自にメモリバッファを確保しています)。 .It Fl N -.Pa /kernel -のかわりに、指定したカーネルモジュールからネームリストを取り出します。 +システムが起動されたカーネルイメージ +のかわりに、指定したシステムからネームリストを取り出します。 .It Fl n -ネットワークアドレスを数字で表示します (通常、 +ネットワークアドレスを数字で表示します。通常、 .Nm -コマンドは、IPアドレスを可能な限りホスト名などのシンボリックなものに置 -き換えようとします)。 -本オプションは、どのような表示形式の場合にも使用できます。 -.It Fl p Ar protocol -.Ar protocol -で指定したプロトコルについての統計情報を表示します。 -プロトコルとしては、よく知られている名称、もしくは別名定義されている名称 -を指定します。プロトコルのいくつかは -.Pa /etc/protocols -の中で定義されています。 -特別なプロトコル名 -.Dq bdg -は、ブリッジの状態を表示するために使用します。 -プロトコルについて情報が表示されない場合は、通常、 -報告すべき有意な数値がないことを意味します。 -.Ar protocol -で指定したプロトコルが未知のものである場合、もしくはそのプロトコルの統 -計情報記録ルーチンがない場合には、プログラムはその旨メッセージを出しま -す。 -.It Fl r -ルーティングテーブルを表示します。 -プロトコル複製された経路を表示するには、 -.Fl a -を使用してください。 -.Fl s -オプションが同時に指定された場合には、ルーティングの統計情報について -表示します。 -.Fl l -も指定されると、 -.Nm -はより多くの桁数があると過程し、最大転送単位 -.Pq Dq mtu -もまた表示されます。 -.It Fl s -プロトコルごとの統計情報を表示します。 -このオプションが複数指定された場合、カウンタの値が 0 のものは -表示が抑制されます。 +コマンドは、ネットワークアドレスとポートを可能な限り解決して +シンボル表記で表示しようとします。 .It Fl W -表示において、欄が溢れる場合でも、アドレスを縮めません。 -.It Fl w Ar wait -ネットワークインタフェースの統計情報について、 -.Ar wait -で指定した秒ごとに定期的に表示します。 +ある表示において、欄が溢れる場合でも、アドレスを縮めません。 .El .Pp デフォルトのアクティブソケット表示では、ローカルおよびリモートアドレス、 @@ -286,15 +305,15 @@ .Dq network.port という形式が採用されます。 ホストもしくはネットワークアドレスがデータベース -.Pa /etc/hosts +.Xr hosts 5 や -.Pa /etc/networks -の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスは名前で +.Xr networks 5 +の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスはシンボル表記で 表示されます。このような変換が不可能な場合、もしくは .Fl n オプションが指定された場合には、アドレスはアドレスファミリに従って 数値で表示されます。 -インターネットアドレスの +インターネット IPv4 の .Dq ドット形式 についてさらに知りたい場合には、 .Xr inet 3 @@ -302,56 +321,56 @@ 特にアドレスが指定されてない場合や、アドレスが .Dq ワイルドカード 指定されている場合には、その部分のアドレスやポート番号のところには -.Dq * +.Dq Li * が表示されます。 .Pp インタフェース表示では、パケット転送、エラー、コリジョンに関する -累積情報を見ることができます。また、インタフェースの +累積統計情報を見ることができます。また、インタフェースの ネットワークアドレスおよび最大転送可能ユニットサイズ .Pq Dq mtu も見ることができます。 .Pp -ルーティングテーブル表示では、利用可能な経路とその状態が表示 -されます。各経路は、到達先ホストもしくはネットワークと、 +ルーティングテーブル表示では、利用可能なルートとその状態が表示 +されます。各ルートは、到達先ホストもしくはネットワークと、 パケットの転送 (forward) に使用されるゲートウェイから成ります。 フラグフィールドは、 -ルーティングに関する状態の集合が表示されます。フラグフィールドの -各フラグについては、 +ルートに関する情報の集合が表示されます。フラグフィールドの +個別のフラグに関する内容は、 .Xr route 8 および .Xr route 4 -を参照して下さい。 +でより詳細に論ざれています。 表示される文字とフラグの間の対応は以下の通りです。 -.Bl -column XXXX RTF_BLACKHOLE -1 RTF_PROTO1 ルーティングフラグ #1 にて特定されるプロトコル -2 RTF_PROTO2 ルーティングフラグ #2 にて特定されるプロトコル -3 RTF_PROTO3 ルーティングフラグ #3 にて特定されるプロトコル -B RTF_BLACKHOLE 破棄されるパケット -b RTF_BROADCAST ブロードキャストアドレスを表現する経路 -C RTF_CLONING 新しい経路を生成する -c RTF_PRCLONING 使用時に、プロトコル専用の新しい経路を生成する -D RTF_DYNAMIC (リダイレクトによって) 動的に生成される -G RTF_GATEWAY ゲートウェイ等による中継を必要としている到達先 -H RTF_HOST ホストエントリ (これ以外はネットワーク) -L RTF_LLINFO アドレス変換を連動させられる正当なアドレス -M RTF_MODIFIED (リダイレクトによって) 動的に変更される -R RTF_REJECT 到達不可能なホストもしくはネットワーク -S RTF_STATIC 手動で追加された -U RTF_UP 使用可能経路 -W RTF_WASCLONED クローンした結果として作成された経路 -X RTF_XRESOLVE 外部の daemon がプロトコルからリンクアドレス変換を行なう +.Bl -column ".Li W" ".Dv RTF_WASCLONED" +.It Li 1 Ta Dv RTF_PROTO1 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #1" +.It Li 2 Ta Dv RTF_PROTO2 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #2" +.It Li 3 Ta Dv RTF_PROTO3 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #3" +.It Li B Ta Dv RTF_BLACKHOLE Ta "パケットを破棄 (更新中)" +.It Li b Ta Dv RTF_BROADCAST Ta "ブロードキャストアドレスを表現するルート" +.It Li C Ta Dv RTF_CLONING Ta "使用時にルートを新たに生成する" +.It Li c Ta Dv RTF_PRCLONING Ta "使用時にプロトコル特有のルートを新たに生成する" +.It Li D Ta Dv RTF_DYNAMIC Ta "(リダイレクトによって) 動的に生成される" +.It Li G Ta Dv RTF_GATEWAY Ta "ゲートウェイ等による中継を必要としている到達先" +.It Li H Ta Dv RTF_HOST Ta "ホストエントリ (これ以外はネットワーク)" +.It Li L Ta Dv RTF_LLINFO Ta "リンクアドレスへ変換できるプロトコル" +.It Li M Ta Dv RTF_MODIFIED Ta "(リダイレクトによって) 動的に変更される" +.It Li R Ta Dv RTF_REJECT Ta "到達不可能なホストもしくはネットワーク" +.It Li S Ta Dv RTF_STATIC Ta "手動で追加された" +.It Li U Ta Dv RTF_UP Ta "使用可能ルート" +.It Li W Ta Dv RTF_WASCLONED Ta "クローンした結果として作成されたルート" +.It Li X Ta Dv RTF_XRESOLVE Ta "外部の daemon がプロトコルからリンクアドレス変換を行なう" .El .Pp -直接到達可能な経路は、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに +直接到達可能なルートは、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに 生成されます。このようなエントリのゲートウェイフィールドは、 対外インタフェースのアドレスを表します。 -refcnt フィールドは、使用されている経路の現在数を示します。 -コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間じゅう -単一の経路を保持します。 +refcnt フィールドは、使用されているルートの現在数を示します。 +コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間中 +単一のルートを保持します。 他方で、コネクションレス型のプロトコルは、同じ到達先に対して -パケットを送る場合にも、新たに経路を確保します。 -use フィールドは、その経路を通って送られたパケット数を表示します。 -インタフェースエントリは、その経路用に用いられる +パケットを送る場合にも、新たにルートを確保します。 +use フィールドは、そのルートを通って送られたパケット数を表示します。 +インタフェースエントリは、そのルート用に用いられる ネットワークインタフェースを表示します。 .Pp .Nm @@ -363,7 +382,7 @@ use 関連した統計情報を定期的に表示します。 ほとんど使われませんが、オプション指定なしで数字だけを netstat の引数と して指定することもでき、本オプションと同様の動作をさせることができます。 -しかし、この使い方は過去との互換性のためにのみ存在します。 +しかし、この使い方は以前との互換性のためにのみ存在します。 デフォルトでは、本表示は すべてのインタフェースについてのサマリ情報からなります。 .Fl I @@ -375,14 +394,17 @@ use .Xr ps 1 , .Xr sockstat 1 , .Xr inet 4 , +.Xr route 4 , .Xr unix 4 , .Xr hosts 5 , .Xr networks 5 , .Xr protocols 5 , .Xr services 5 , .Xr iostat 8 , +.Xr route 8 , .Xr trpt 8 , -.Xr vmstat 8 +.Xr vmstat 8 , +.Xr mbuf 9 .Sh 歴史 .Nm コマンドは、 @@ -390,12 +412,5 @@ use にはじめて登場しました。 .Pp IPv6 サポートは WIDE/KAME プロジェクトが追加しました。 -.Sh 関連ファイル -.Bl -tag -width /dev/kmem -compact -.It Pa /kernel -デフォルトのカーネルの名前リスト -.It Pa /dev/kmem -デフォルトのメモリファイル -.El .Sh バグ エラーの概念については、定義が間違っています。