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Ryusuke SUZUKI 2011-01-08 17:23:56 +00:00
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@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.331
Original revision: 1.337
$FreeBSD$
-->
@ -288,7 +288,8 @@
<para>FreeBSD のためのスペースを用意する際、
パーティションサイズを変更するために、
<application>&partitionmagic;</application>
などの商用ツールを使用することができます。CDROM の
などの商用ツールや <application>GParted</application>
などのフリーのツールを使用することができます。CDROM の
<filename>tools</filename> ディレクトリにはこれと同様のことができる
<application>FIPS</application> 及び <application>PResizer</application>
という 2 つのフリーソフトウェアツールが含まれています。
@ -298,8 +299,9 @@
は、&ms-dos; から &windows; ME で使われている
<acronym>FAT16</acronym> や <acronym>FAT32</acronym>
パーティションのサイズを変更できます。
<application>&partitionmagic;</application> は、
<acronym>NTFS</acronym> のサイズを変更できるアプリケーションのひとつです。</para>
<application>&partitionmagic;</application> と
<application>GParted</application> は、
<acronym>NTFS</acronym> のサイズを変更できることが知られています。</para>
<warning>
<para>これらのツールの使用方法を誤ると、
@ -600,11 +602,8 @@ pqb0.0.1.4.0 PQB0 PCI EIDE</screen>
ディレクトリには複数の異なるイメージがあり、インストールする
FreeBSD のバージョンによって、
また場合によってはインストールするハードウェアによって、
使い分ける必要があります。FreeBSD&nbsp;4.X をインストールするのであれば、
使い分ける必要があります。
多くの場合は、
<filename>kern.flp</filename> と <filename>mfsroot.flp</filename>
の 2 つのファイルだけを使用します。
FreeBSD&nbsp;5.X をインストールするのであれば、多くの場合は、
<filename>boot.flp</filename>, <filename>kern1.flp</filename> および
<filename>kern2.flp</filename> の 3 つのフロッピーを必要とします。
これらのフロッピーイメージに関する最新の情報は、
@ -867,9 +866,7 @@ Please insert MFS root floppy and press enter:</screen>
<screen>Hit [Enter] to boot immediately, or any other key for command prompt.
Booting [kernel] in 9 seconds... _</screen>
<para>10 秒間待つか、<keycap>Enter</keycap> を押してください
(&os;&nbsp;4.X では、
カーネルコンフィグレーションメニューが起動するでしょう)。</para>
<para>10 秒間待つか、<keycap>Enter</keycap> を押してください。</para>
</step>
</procedure>
@ -935,305 +932,6 @@ Booting [kernel] in 9 seconds... _</screen>
</sect2>
<sect2 id="start-userconfig">
<title>カーネルコンフィグレーション</title>
<note>
<para>FreeBSD 5.0 以降のバージョンから、
新しい &man.device.hints.5; の方法が導入され、
ユーザによるコンフィグレーションの機会は少なくなりました。
&man.device.hints.5; の詳細については、
<xref linkend="device-hints"> をご覧ください。</para>
</note>
<para><firstterm>カーネル</firstterm> は、
オペレーティングシステムの中核をなすものです。
使用しているシステムのすべてのデバイス
(ハードディスク、ネットワークカード、サウンドカードなど)
へのアクセスを含むさまざまなことを担っています。
FreeBSD カーネルが対応しているそれぞれのハードウェアには、
対応するドライバが存在します。
SCSI シーケンシャルアクセスドライバには
<devicename>sa</devicename>、シリアル I/O ドライバ
(COM ポートを管理) には <devicename>sio</devicename>
といったように、
それぞれのドライバは 2 または 3 文字の名前を持っています。</para>
<para>カーネルが起動すると、
それぞれのドライバはシステム上に対応するハードウェアが存在するかどうかを確認します。
ハードウェアが検出された場合には、ドライバはハードウェアを初期化し、
カーネルが利用できるようにします。</para>
<para>この検出作業は一般に <firstterm>デバイス検出</firstterm> と呼ばれます。
残念ながら、この作業は必ずしも間違いなく行われるとは限りません。
いくつかのハードウェアドライバは、うまく共存することができません。
片方のハードウェアが検出されることで、
他のハードウェアが整合性のない状態になる可能性があります。
これは <acronym>PC</acronym> の設計の基本的な制限から来ています。</para>
<para>古いデバイスの多くは (PCI デバイスと対照的な)
ISA デバイスと呼ばれるものです。
ISA の仕様では、いくつかの情報
(一般的には、ドライバが利用する Interrupt Request ライン数 (IRQ) や
IO ポートアドレス)
はデバイスにハードコーディングされている必要があります。
通常これらの情報は、カードの <firstterm>ジャンパ</firstterm>
で物理的に、または
DOS ベースのユーティリティによって設定を行います。</para>
<para>ふたつのデバイスが同じ IRQ やポートアドレスを共有できないので、
このことは、しばしば問題の原因となります。</para>
<para>PCI の仕様に準拠する新しいデバイスは、
BISO と協調し、どの IRQ や IO ポートアドレスを利用すべきかという情報を得るので、
設定の必要はありません。</para>
<para>使用するコンピュータで ISA デバイスが使われているのであれば、
そのデバイスに対する FreeBSD のドライバの
IRQ および、ポートアドレスを、
カードに設定された値に設定する必要があります。
そのため、使用するハードウェアの部品一覧
(<xref linkend="install-inventory"> 参照)
が役にたつでしょう。</para>
<para>残念ながらいくつかのドライバのデフォルトの IRQ、メモリポートは衝突します。
いくつかの ISA デバイスは出荷時に IRQ またはメモリポートが衝突しているためです。
FreeBSD ドライバのデフォルトは、
製造業者のデフォルトを反映するように慎重に設定されているので、
そのままの状態で多くのデバイスは動作するでしょう。</para>
<para>このことは、日々 FreeBSD を使っている時には、
ほとんど問題にはならないでしょう。
使用しているコンピュータは、(使っているオペレーティングシステムに関わりなく)
衝突するハードウェアを含んでいた場合、どちらかは動作しないため、
通常衝突するような 2 つのハードウェアを含んではいないでしょう。</para>
<para>FreeBSD を最初にインストールするときには、
インストール作業を実行するカーネルが、
さまざまなハードウェアコンフィグレーションに対応できるよう、
できるだけ多くのドライバを含んでいるので問題が起きる可能性があります。
このことは、これらのドライバのいくつかは衝突しうる設定であることを意味しています。
デバイスは順番に検出され、もし使用しているデバイスが後で検出され、
最初に検出されたものと衝突した場合には、使用しているハードウェアは
FreeBSD のインストール時に機能しない、
もしくは適切に検出されないかもしれません。</para>
<para>そのため、FreeBSD のインストール時には、
カーネルに設定してあるドライバのリストを確認し、
必要のないデバイスを無効にしたり、
使用しているデバイスのデフォルトの設定が適切でない場合には、
ドライバの設定を確定
(そして変更) する機会が用意されています。</para>
<para>複雑に感じたかもしれませんが、実際はもう少し簡単です。</para>
<para><xref linkend="kernel-config"> は、
カーネルコンフィグレーションメニューの初期画面です。
<guimenuitem>Start kernel configuration in full-screen visual
mode</guimenuitem> を選択することをお薦めします。
このモードが最も簡単なインタフェースを提供しているので、
新しいユーザに向いています。</para>
<figure id="kernel-config">
<title>カーネルコンフィグレーションメニュー</title>
<mediaobject>
<imageobject>
<imagedata fileref="install/userconfig" format="PNG">
</imageobject>
<textobject>
<screen>&txt.install.userconfig;</screen>
</textobject>
</mediaobject>
</figure>
<para>カーネルコンフィグレーション画面 (<xref linkend="fig-userconfig">)
は、4 つのセクションから構成されます。</para>
<orderedlist>
<listitem>
<para>すべてのドライバについて、<quote>active</quote>
と認識された一覧。
<literal>Storage</literal> や <literal>Network</literal>
のようにグループに分けられ、ドライバは折りたたまれています。
それぞれのドライバの説明、2 または 3 文字のドライバ名、
ドライバが使用している IRQ およびメモリポートが表示されています。
さらに、active ドライバが他のドライバと衝突している場合には、
ドライバ名の隣に <literal>CONF</literal> が示されています。
このセクションでは active なドライバのうち、
衝突しているドライバの数も表示されています。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>inactive と認識されたドライバ。
カーネルには存在しますが、
カーネル起動時に対応するデバイスが検出されなかったドライバです。
active ドライバリスト同様にグループに分けられています。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>現在選択されているドライバに関して、
IRQ およびメモリポートアドレスなどの詳細な情報。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>その時点で有効なキーストロークについての情報</para>
</listitem>
</orderedlist>
<figure id="fig-userconfig">
<title>カーネルデバイスコンフィグレーションビジュアルインタフェース</title>
<mediaobject>
<imageobject>
<imagedata fileref="install/userconfig2" format="PNG">
</imageobject>
<textobject>
<screen>&txt.install.userconfig2;</screen>
</textobject>
</mediaobject>
</figure>
<para>衝突しているドライバが表示されても、
予想されていることなので心配しないでください。
すでに説明したように、すべてのドライバが有効になっているため、
それらのうちのいくつかはお互いに衝突するでしょう。</para>
<para>このドライバのリストから衝突を解決する作業を行ってください。</para>
<procedure>
<title>ドライバの衝突の解決</title>
<step>
<para><keycap>X</keycap> を押すと、ドライバの完全な一覧が表示されるので、
すべてを見ることができます。
矢印キーを利用して、アクティブなドライバのリストをスクロールしたりスクロールバックできます。</para>
<para><keycap>X</keycap> を押すと
<xref linkend="hardware-conflicts"> が表示されます。</para>
<figure id="hardware-conflicts">
<title>拡大されたドライバのリスト</title>
<mediaobject>
<imageobject>
<imagedata fileref="install/hdwrconf" format="PNG">
</imageobject>
</mediaobject>
</figure>
</step>
<step>
<para>使用していないデバイスのドライバをすべて無効にしてください。
無効にするには、まず矢印キーを使いドライバをハイライトで表示されるようにし、
その後 <keycap>Del</keycap> を押します。
ドライバは <literal>Inactive Drivers</literal> リストに移動します。</para>
<para>間違って必要なデバイスを無効にしてしまった場合には、
<keycap>Tab</keycap> を押して
<literal>Inactive Drivers</literal> リストに移動します。
無効にしたドライバを選択して、
<keycap>Enter</keycap> を押すと、アクティブリストに戻ります。</para>
<warning>
<para><devicename>sc0</devicename> を無効にはしないでください。
このドライバはスクリーンをコントロールするので、
シリアルケーブルを使ってインストールするのでなければ、
このドライバは必要となります。</para>
</warning>
<warning>
<para>USB キーボードを利用している時のみ、
<devicename>atkbd0</devicename> を無効にしてください。
もし、通常のキーボードを使っているのであれば、
<devicename>atkbd0</devicename>
は有効にしたままにしておく必要があります。</para>
</warning>
</step>
<step>
<para>衝突がなければ、このステップを飛ばすことが出来ます。
さもなければ、残っている衝突を解決する必要があります。
メッセージ領域に <quote>allowed conflict</quote> が示されていない場合には、
デバイス検出の IRQ、アドレスを変更する
<emphasis>もしくは</emphasis> ハードウェア上で
IRQ、アドレスを変更する必要があることを示しています。</para>
<para>デバイスを選択し <keycap>Enter</keycap> を押して、
ドライバの IRQ および IO ポートアドレスの設定を変更してください。
カーソルは画面の3番目のセクションに移動します。
そこで値を変更することができます。
ハードウェアの部品一覧を作成した時に調べた
IRQ およびポートアドレスの値を入力してください。
<keycap>Q</keycap> を押してデバイスの設定の編集を終え、
active ドライバ一覧に戻ってください。</para>
<para>デバイスに設定すべき値に確信がない場合は <literal>-1</literal>
を使うことが出来ます。
いくつかの FreeBSD ドライバは、
ハードウェアを適切に検出し、設定すべき値を得ることができます。
この値を利用するには、<literal>-1</literal> の値で設定してください。</para>
<para>ハードウェアのアドレスを変更する手続きは、デバイスごとに異なります。
いくつかのデバイスは、使用しているコンピュータから物理的にカードを外し、
ジャンパや DIP スイッチで調整して設定します。
別のカードには、カードを再設定するために必要なプログラムを含む
DOS フロッピが付属しています。
どのような場合でも、デバイスに付属しているドキュメントに従ってください。
このように設定を行った場合には、
必然的にコンピュータを再起動する必要があるので、
再びブートから FreeBSD のインストール作業を行ってください。</para>
</step>
<step>
<para>すべての衝突が解決されると、画面の表示は
<xref linkend="userconfig-done"> のようになっているでしょう。</para>
<figure id="userconfig-done">
<title>衝突が解決した後のドライバの設定</title>
<mediaobject>
<imageobject>
<imagedata fileref="install/probstart" format="PNG">
</imageobject>
</mediaobject>
</figure>
<para>見て分かるように、
システムに実際に存在するハードウェアのドライバだけが表示されているので、
アクティブなドライバの一覧は小さくなりました。</para>
<para>ここでこれらの変更を保存し、
インストールの次のステップに進むことができます。
<keycap>Q</keycap> を押して、
デバイス設定インタフェースを終了してください。
次のメッセージが表示されます。</para>
<screen>Save these parameters before exiting? ([Y]es/[N]o/[C]ancel)</screen>
<para><keycap>Y</keycap> と答えると、
パラメータがメモリに保存され
(インストール終了後、ディスクに保存されます)、
デバイス検出が開始します。
検出結果が黒地に白文字で表示された後、
<application>sysinstall</application> が開始し、
メインメニュー (<xref linkend="sysinstall-main">)
が表示されます。</para>
<figure id="sysinstall-main">
<title>Sysinstall メインメニュー</title>
<mediaobject>
<imageobject>
<imagedata fileref="install/main1" format="PNG">
</imageobject>
</mediaobject>
</figure>
</step>
</procedure>
</sect2>
<sect2 id="view-probe">
<title>デバイス検出結果を再表示する</title>
@ -1900,7 +1598,8 @@ Mounting root from ufs:/dev/md0c
それからインストールを続けるために
<keycap>Enter</keycap> キーを押してください。</para>
</sect2>
<sect2 id="disklabeleditor">
<sect2 id="bsdlabeleditor">
<title><application>disklabel</application> でパーティション作成</title>
<para>さて、作成したばかりのスライス内にパーティションをいくつか作成しなければなりません。
@ -2161,7 +1860,7 @@ Mounting root from ufs:/dev/md0c
このことは問題になりません。</para>
<note>
<para>FreeBSD&nbsp;4.5 からのデフォルトのパーティション構成は
<para>デフォルトのパーティション構成は
<filename>/tmp</filename> ディレクトリに
<filename>/</filename> パーティションの一部ではなく、
それ自身のパーティションを割り当てます。
@ -5126,12 +4825,10 @@ Please press any key to reboot.</screen>
<application>Compression Agent</application> を実行してください。</para>
<para>&os; は、&ms-dos; ベースのファイルシステムに対応しています。
&man.mount.msdos.8; コマンド
(&os; 5.X では、コマンド名は &man.mount.msdosfs.8; です)
を必要なパラメータを使って実行する必要があります。
&man.mount.msdosfs.8; コマンドを必要なパラメータを使って実行する必要があります。
このユーティリティの通常の使用法は以下のようになります。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdos /dev/ad0s1 /mnt</userinput></screen>
<screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdosfs /dev/ad0s1 /mnt</userinput></screen>
<para>この例では、&ms-dos; ファイルシステムは、
プライマリのハードディスクの最初のパーティションに配置されています。
@ -5489,7 +5186,7 @@ Please press any key to reboot.</screen>
を用いてサードパーティ製の package
をダウンロードし、インストールできます。</para>
<para>&os;&nbsp;4.<replaceable>X</replaceable> リリースをインストールし、
<para>&os; リリースをインストールし、
サードパーティ製の package をディスク上から利用したいのであれば、
disc 1 を使ってください。</para>
@ -5619,12 +5316,12 @@ Please press any key to reboot.</screen>
<para>他の FreeBSD マシンでフロッピーディスクを作成している場合、
フォーマットすることは悪いことではありません。
いちいち DOS ファイルシステムのフロッピーディスクを作成する必要はありませんので、
<command>disklabel</command> コマンドと <command>newfs</command> コマンドを使って、
<command>bsdlabel</command> コマンドと <command>newfs</command> コマンドを使って、
次のような手順で (3.5 インチ 1.44&nbsp;MB ディスク用の)
UFS ファイルシステムを作成することもできます:</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>fdformat -f 1440 fd0.1440</userinput>
&prompt.root; <userinput>disklabel -w -r fd0.1440 floppy3</userinput>
&prompt.root; <userinput>bsdlabel -w -r fd0.1440 floppy3</userinput>
&prompt.root; <userinput>newfs -t 2 -u 18 -l 1 -i 65536 /dev/fd0</userinput></screen>
<note>
@ -5684,13 +5381,6 @@ Please press any key to reboot.</screen>
url="ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/releases/i386/&rel.current;-RELEASE/base/">&rel.current;/base/</ulink>
ディレクトリにあります。</para>
<note>
<para>4.X 以前の &os; のリリースでは、<quote>base</quote> 配布は
<quote>bin</quote> と呼ばれていました。
これらのバージョンを使っている場合には、
上記のサンプルコマンドや URL を適宜合わせてください。</para>
</note>
<para>&ms-dos; パーティションからたくさんの配布ファイルをインストールしたい
(そしてディスクの容量がある) 場合、
それぞれ <filename>c:\freebsd</filename>