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Hideyuki KURASHINA 2003-11-04 13:00:27 +00:00
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boot
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@ -15,29 +15,29 @@
<indexterm><primary>起動</primary></indexterm>
<indexterm><primary>ブートストラップ (bootstrap)</primary></indexterm>
<para>計算機を起動しオペレーティングシステムをロードするプロセスは,
<quote>ブートストラッププロセス</quote>,
もしくは単に <quote>起動</quote> と呼ばれます.
FreeBSD の起動プロセスを使えば,
<para>計算機を起動しオペレーティングシステムをロードするプロセスは
<quote>ブートストラッププロセス</quote>
もしくは単に <quote>起動</quote> と呼ばれます
FreeBSD の起動プロセスを使えば
システムをスタートするときに起きることを
かなり柔軟にカスタマイズすることができます.
かなり柔軟にカスタマイズすることができます
同じ計算機にインストールされた
別のオペレーティングシステムを選択することもできますし,
同じオペレーティングシステムの違うバージョンを選択することも,
インストールされた別のカーネルを選択することさえできます.</para>
別のオペレーティングシステムを選択することもできますし
同じオペレーティングシステムの違うバージョンを選択することも
インストールされた別のカーネルを選択することさえできます</para>
<para>この章では, 指定できる設定オプションと FreeBSD
の起動プロセスのカスタマイズ方法について詳しく述べます.
この章では FreeBSD カーネルがスタートし, デバイスを検出し,
&man.init.8; を起動するまでに起きることすべてを扱います.
どの最中のことだかはっきりしていない人のために補足すると,
テキストの色が明るい白から灰色に変わるまでに起きていることです.</para>
<para>この章では指定できる設定オプションと FreeBSD
の起動プロセスのカスタマイズ方法について詳しく述べます
この章では FreeBSD カーネルがスタートし、デバイスを検出し、
&man.init.8; を起動するまでに起きることすべてを扱います
どの最中のことだかはっきりしていない人のために補足すると
テキストの色が明るい白から灰色に変わるまでに起きていることです</para>
<para>この章を読むと, 以下のことが分かります.</para>
<para>この章を読むと、以下のことが分かります。</para>
<itemizedlist>
<listitem>
<para>どのように FreeBSD のブートストラップシステムが構成され,
<para>どのように FreeBSD のブートストラップシステムが構成され
そしてそれらが互いにどう関係しているのか</para>
</listitem>
@ -51,43 +51,43 @@
<title>x86 限定</title>
<para>この章では Intel x86 システム上で動作する FreeBSD
の起動プロセスだけを扱います.</para>
の起動プロセスだけを扱います</para>
</note>
</sect1>
<sect1 id="boot-introduction">
<title>起動時の問題</title>
<para>計算機の電源を入れ, オペレーティングシステムをスタートさせるのには,
おもしろいジレンマがあります.
定義により, 計算機は
オペレーティングシステムがスタートするまで何もする方法を知りません.
ディスクからプログラムを動かすのも含みます.
では, 計算機はオペレーティングシステムなしに
ディスクからプログラムを実行することができず,
オペレーティングシステムのプログラムがディスク上にあるのなら,
<para>計算機の電源を入れ、オペレーティングシステムをスタートさせるのには、
おもしろいジレンマがあります
定義により計算機は
オペレーティングシステムがスタートするまで何もする方法を知りません
ディスクからプログラムを動かすのも含みます
では計算機はオペレーティングシステムなしに
ディスクからプログラムを実行することができず
オペレーティングシステムのプログラムがディスク上にあるのなら
どうやってオペレーティングシステムをスタートさせるのでしょう?</para>
<para>この問題は<citetitle>ほらふき男爵の冒険</citetitle>という本の中に
書かれている問題ととてもよく似ています.
登場人物がマンホールの下に半分落っこちて,
靴紐 (ブートストラップ) をつかんで自分を引っぱり, 持ち上げるのです.
計算機の黎明期には, <firstterm>ブートストラップ</firstterm>
書かれている問題ととてもよく似ています
登場人物がマンホールの下に半分落っこちて
靴紐 (ブートストラップ) をつかんで自分を引っぱり、持ち上げるのです。
計算機の黎明期には<firstterm>ブートストラップ</firstterm>
という用語でオペレーティングシステムをロードする
機構のことを指していたのですが,
いまは短く <quote>起動 (ブート)</quote> と言います.</para>
機構のことを指していたのですが
いまは短く <quote>起動 (ブート)</quote> と言います</para>
<para>x86 ハードウェアでは, 基本入出力システム
<para>x86 ハードウェアでは基本入出力システム
(Basic Input/Output System: BIOS)
にオペレーティングシステムをロードする責任があります.
オペレーティングシステムをロードするために,
にオペレーティングシステムをロードする責任があります
オペレーティングシステムをロードするために
BIOS がハードディスク上のマスターブートレコード
(Master Boot Record: MBR)
を探します.
MBR はハードディスク上の特定の場所になければなりません.
BIOS には MBR をロードし起動するのに十分な知識があり,
を探します
MBR はハードディスク上の特定の場所になければなりません
BIOS には MBR をロードし起動するのに十分な知識があり
オペレーティングシステムをロードするために必要な作業の残りは
MBR が実行できることを仮定しています.</para>
MBR が実行できることを仮定しています</para>
<indexterm>
<primary>BIOS</primary>
@ -95,65 +95,65 @@
</indexterm>
<para>ディスク上にオペレーティングシステムを一つだけ
インストールしているなら, 標準の MBR で十分です.
この MBR はディスク上の最初の起動可能なスライスを探し,
インストールしているなら、標準の MBR で十分です。
この MBR はディスク上の最初の起動可能なスライスを探し
そのスライスにあるコードを起動して
残りのオペレーティングシステムをロードします.</para>
残りのオペレーティングシステムをロードします</para>
<para>ディスク上にオペレーティングシステムを複数インストールしているなら,
<para>ディスク上にオペレーティングシステムを複数インストールしているなら
別の MBR &mdash;
複数のオペレーティングシステムのリストを表示できて,
複数のオペレーティングシステムのリストを表示できて
起動するオペレーティングシステムを選択できるような MBR &mdash;
をインストールすることができます.
FreeBSD はそのような MBR とともに配布されており,
この MBR をインストールすることもできます.
をインストールすることができます
FreeBSD はそのような MBR とともに配布されており
この MBR をインストールすることもできます
他のオペレーティングシステムのベンダも
標準 MBR に代わる MBR を提供しています.</para>
標準 MBR に代わる MBR を提供しています</para>
<para>FreeBSD ブートストラップシステムの残りは 3 段階に分かれます.
第 1 ステージは MBR によって起動されるもので,
MBR は計算機を特定の状態にするために必要なことだけ知っていて,
第 2 ステージを起動します.
第 2 ステージでは, 第 3 ステージを起動する前に,
もうちょっとやることができます.
第 3 ステージでオペレーティングシステムのロード作業を完了します.
起動作業がこれらの 3 段階に分かれているのは,
<para>FreeBSD ブートストラップシステムの残りは 3 段階に分かれます
第 1 ステージは MBR によって起動されるもので
MBR は計算機を特定の状態にするために必要なことだけ知っていて
第 2 ステージを起動します
第 2 ステージでは、第 3 ステージを起動する前に、
もうちょっとやることができます
第 3 ステージでオペレーティングシステムのロード作業を完了します
起動作業がこれらの 3 段階に分かれているのは
PC の規格がステージ 1 とステージ 2
で実行できるプログラムのサイズに制限を課しているからです.
これらの作業をつなぎ合わせることによって,
FreeBSD はより柔軟なローダ (loader) を提供しているのです.</para>
で実行できるプログラムのサイズに制限を課しているからです
これらの作業をつなぎ合わせることによって
FreeBSD はより柔軟なローダ (loader) を提供しているのです</para>
<indexterm><primary>カーネル (kernel)</primary></indexterm>
<indexterm><primary><command>init</command></primary></indexterm>
<para>その後カーネルが起動し, デバイスの検出と初期化を開始します.
そしてカーネルの起動が終わると, 制御はユーザープロセスの
&man.init.8; へ移されます. &man.init.8; はまず
ディスクが利用可能であることを確かめ,
ファイルシステムのマウント,
ネットワークで利用するネットワークカードのセットアップ,
そして通常 FreeBSD システムで初期時に起動されるすべてのプロセスの起動,
といったユーザーレベルでのリソース (資源) 設定を行ないます.</para>
<para>その後カーネルが起動し、デバイスの検出と初期化を開始します。
そしてカーネルの起動が終わると制御はユーザープロセスの
&man.init.8; へ移されます&man.init.8; はまず
ディスクが利用可能であることを確かめ
ファイルシステムのマウント
ネットワークで利用するネットワークカードのセットアップ
そして通常 FreeBSD システムで初期時に起動されるすべてのプロセスの起動
といったユーザーレベルでのリソース (資源) 設定を行ないます</para>
</sect1>
<sect1 id="boot-blocks">
<title>MBR, 起動ステージ 1, 2 および 3</title>
<title>MBR、起動ステージ 1、2 および 3</title>
<sect2 id="boot-boot0">
<title>MBR, <filename>/boot/boot0</filename></title>
<title>MBR<filename>/boot/boot0</filename></title>
<indexterm><primary>マスターブートレコード (MBR)</primary></indexterm>
<para>FreeBSD の MBR は <filename>/boot/boot0</filename>
にあります. これは MBR の<emphasis>コピー</emphasis>であり,
本当の MBR はディスク上の特別な部分,
つまり FreeBSD 領域の外に置く必要があります.</para>
にあります。これは MBR の<emphasis>コピー</emphasis>であり、
本当の MBR はディスク上の特別な部分
つまり FreeBSD 領域の外に置く必要があります</para>
<para><filename>boot0</filename> は非常に単純なプログラムです.
これは, <abbrev>MBR</abbrev> にあるプログラムは
512 バイトの大きさでなければならないという制限があるためです.
FreeBSD の MBR をインストールし,
かつハードディスク上に複数のオペレーティングシステムをインストールした場合,
起動時にこれと同じような画面が出るでしょう.</para>
<para><filename>boot0</filename> は非常に単純なプログラムです
これは<abbrev>MBR</abbrev> にあるプログラムは
512 バイトの大きさでなければならないという制限があるためです
FreeBSD の MBR をインストールし
かつハードディスク上に複数のオペレーティングシステムをインストールした場合
起動時にこれと同じような画面が出るでしょう</para>
<example id="boot-boot0-example">
<title><filename>boot0</filename> のスクリーンショット</title>
@ -167,34 +167,34 @@ F5 Drive 1
Default: F2</screen>
</example>
<para>他のオペレーティングシステム, 特に Windows 95 は,
既存の MBR を自らの MBR で上書きしてしまうことで知られています.
もしそうなってしまったら,
もしくは既存の MBR を FreeBSD の MBR で置き換えたいのなら,
次のコマンドを使ってください.</para>
<para>他のオペレーティングシステム、特に Windows 95 は、
既存の MBR を自らの MBR で上書きしてしまうことで知られています
もしそうなってしまったら
もしくは既存の MBR を FreeBSD の MBR で置き換えたいのなら
次のコマンドを使ってください</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>fdisk -B -b /boot/boot0 <replaceable>device</replaceable></userinput></screen>
<para><replaceable>device</replaceable> は起動するデバイス名で,
えば 1 番目の IDE ディスクは
<devicename>ad0</devicename>,
<para><replaceable>device</replaceable> は起動するデバイス名で
たとえば 1 番目の IDE ディスクは
<devicename>ad0</devicename>
2 番目の IDE コントローラに接続されている 1 番目の IDE ディスクは
<devicename>ad2</devicename>,
<devicename>ad2</devicename>
1 番目の SCSI ディスクは
<devicename>da0</devicename>
などとなります.</para>
などとなります</para>
<para>しかしながら, もしあなたが Linux ユーザで,
<para>しかしながら、もしあなたが Linux ユーザで、
<application>LILO</application>
で起動プロセスを制御したいのなら,
FreeBSD 用に <filename>/etc/lilo.conf</filename> を編集して,
で起動プロセスを制御したいのなら
FreeBSD 用に <filename>/etc/lilo.conf</filename> を編集して
FreeBSD のインストールの際
<option>マスターブートレコードを変更しない (Leave The Master Boot Record Untouched)</option>
を選択します.
FreeBSD のブートマネジャをインストールしたのであれば,
を選択します
FreeBSD のブートマネジャをインストールしたのであれば
Linux を起動し直して
<application>LILO</application> の設定ファイル
<filename>/etc/lilo.conf</filename> を変更し,
<filename>/etc/lilo.conf</filename> を変更し
次のオプションを加えることができます:</para>
<programlisting>other=/dev/hdXY
@ -202,60 +202,60 @@ table=/dev/hdb
loader=/boot/chain.b
label=FreeBSD</programlisting>
<para>こうすれば, <application>LILO</application> から
FreeBSD と Linux を起動することができます.
この例では, ドライブ番号とパーティションを示すために
<replaceable>XY</replaceable> を使っています.
<acronym>SCSI</acronym> ドライブを使っているのであれば,
<para>こうすれば<application>LILO</application> から
FreeBSD と Linux を起動することができます
この例ではドライブ番号とパーティションを示すために
<replaceable>XY</replaceable> を使っています
<acronym>SCSI</acronym> ドライブを使っているのであれば
<replaceable>/dev/hdXY</replaceable> を
<replaceable>/dev/sdXY</replaceable> のように読み替えてください.
<replaceable>XY</replaceable> の指定方法は同じです.
<replaceable>/dev/sdXY</replaceable> のように読み替えてください
<replaceable>XY</replaceable> の指定方法は同じです
<option>loader=/boot/chain.b</option>
は同じドライブ上に両方のオペレーティングシステムを置いてあるのであれば不要です.
は同じドライブ上に両方のオペレーティングシステムを置いてあるのであれば不要です
これで <command>/sbin/lilo -v</command> を実行すると
システムに新しい変更が反映されるので,
画面のメッセージを見て確認します.</para>
システムに新しい変更が反映されるので
画面のメッセージを見て確認します</para>
</sect2>
<sect2 id="boot-boot1">
<title>起動ステージ 1 <filename>/boot/boot1</filename> と起動ステージ 2
<filename>/boot/boot2</filename></title>
<para>概念上, 第 1 ステージと第 2 ステージは
ハードディスクの同じ領域上の同一のプログラムの部分部分です.
スペースの制約のため 2 つに分割されていますが,
いつも一緒にインストールします.</para>
<para>概念上第 1 ステージと第 2 ステージは
ハードディスクの同じ領域上の同一のプログラムの部分部分です
スペースの制約のため 2 つに分割されていますが
いつも一緒にインストールします</para>
<para>第 1 ステージと第 2 ステージは起動スライス (slice)
の起動セクタにあります.
起動セクタとは,
の起動セクタにあります
起動セクタとは
<abbrev>MBR</abbrev> 上にある <link linkend="boot-boot0">boot0</link>
もしくは他のプログラムが, 起動のプロセスを続けるために
必要なプログラムがあると想定している場所です.
もしくは他のプログラムが起動のプロセスを続けるために
必要なプログラムがあると想定している場所です
<filename>/boot</filename>
ディレクトリにあるファイルは実際に使われるファイルのコピーで,
ディレクトリにあるファイルは実際に使われるファイルのコピーで
実際のファイルは
FreeBSD ファイルシステムの外部に格納されています.</para>
FreeBSD ファイルシステムの外部に格納されています</para>
<para><filename>boot1</filename> も非常に単純なプログラムです.
これは <filename>boot0</filename> 同様に,
512 バイトの大きさでなければならないという制限があるためです.
boot1 は <filename>boot2</filename> を検索し,
実行するため, そのスライスの情報を保持する FreeBSD
<para><filename>boot1</filename> も非常に単純なプログラムです
これは <filename>boot0</filename> 同様に
512 バイトの大きさでなければならないという制限があるためです
boot1 は <filename>boot2</filename> を検索し
実行するためそのスライスの情報を保持する FreeBSD
の<firstterm>ディスクラベル (disklabel)</firstterm>
に関する最低限の情報を持っています.</para>
に関する最低限の情報を持っています</para>
<para><filename>boot2</filename> はもう少し高機能です.
これは FreeBSDのファイルシステム上でファイルを見つける能力を持ち,
<para><filename>boot2</filename> はもう少し高機能です
これは FreeBSDのファイルシステム上でファイルを見つける能力を持ち
実行するカーネルやローダを指定するための
簡単なインタフェイスを提供します.</para>
簡単なインタフェイスを提供します</para>
<para><link linkend="boot-loader">ローダ (loader)</link>
はさらに高機能なもので,
使いやすく簡単な起動設定が行なえる手段を提供します.
<filename>boot2</filename> は通常それを起動します.
以前の <filename>boot2</filename> には,
カーネルを直接起動する機能しかありませんでした.</para>
はさらに高機能なもので
使いやすく簡単な起動設定が行なえる手段を提供します
<filename>boot2</filename> は通常それを起動します
以前の <filename>boot2</filename> には
カーネルを直接起動する機能しかありませんでした</para>
<example id="boot-boot2-example">
<title><filename>boot2</filename> のスクリーンショット</title>
@ -266,24 +266,24 @@ boot:</screen>
</example>
<para>もし仮にインストールされた <filename>boot1</filename> と
<filename>boot2</filename> を変更したいのであれば,
&man.disklabel.8; を使ってください.</para>
<filename>boot2</filename> を変更したいのであれば
&man.disklabel.8; を使ってください</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>disklabel -B <replaceable>diskslice</replaceable></userinput></screen>
<para><replaceable>diskslice</replaceable> は起動するディスクとスライスで,
えば最初の IDE ディスクの 1 番目のスライスは
<devicename>ad0s1</devicename> となります.</para>
<para><replaceable>diskslice</replaceable> は起動するディスクとスライスで
たとえば最初の IDE ディスクの 1 番目のスライスは
<devicename>ad0s1</devicename> となります</para>
<warning>
<title>Dangerously Dedicated Mode</title>
<para>&man.disklabel.8; を使うとき,
<devicename>ad0</devicename> のようにディスク名だけを指定すると,
スライスを持たない危険な専用ディスクを作成してしまいます.
たぶん間違いなく, そうしたいわけではないでしょうから,
<para>&man.disklabel.8; を使うとき
<devicename>ad0</devicename> のようにディスク名だけを指定すると
スライスを持たない危険な専用ディスクを作成してしまいます
たぶん間違いなく、そうしたいわけではないでしょうから、
必ず <keycap>Return</keycap> キーを押す前に
&man.disklabel.8; コマンドを二重にチェックしてください.</para>
&man.disklabel.8; コマンドを二重にチェックしてください</para>
</warning>
</sect2>
@ -292,53 +292,53 @@ boot:</screen>
<indexterm><primary>ブートローダ (boot-loader)</primary></indexterm>
<para>ローダは三段階の起動プロセスの最終段階です.
ローダは通常, ファイルシステム上の
<para>ローダは三段階の起動プロセスの最終段階です
ローダは通常ファイルシステム上の
<filename>/boot/loader</filename>
として存在しています.</para>
として存在しています</para>
<para>ローダは, よりさまざまなコマンド群をサポートした
強力なインタプリタによって提供される簡易組み込みコマンド群を利用することで,
ユーザが利用しやすい設定手段となるように設計されています.</para>
<para>ローダはよりさまざまなコマンド群をサポートした
強力なインタプリタによって提供される簡易組み込みコマンド群を利用することで
ユーザが利用しやすい設定手段となるように設計されています</para>
<sect3 id="boot-loader-flow">
<title>ローダプログラムの処理の流れ</title>
<para>ローダは初期化の際にコンソールとディスクの検出を行ない,
どのディスクから起動しているかを調べます.
そして必要な変数を設定してからインタプリタを起動し,
スクリプトからコマンドを送ったり手でコマンドを入力したりできます.</para>
<para>ローダは初期化の際にコンソールとディスクの検出を行ない
どのディスクから起動しているかを調べます
そして必要な変数を設定してからインタプリタを起動し
スクリプトからコマンドを送ったり手でコマンドを入力したりできます</para>
<indexterm><primary>ローダ</primary></indexterm>
<indexterm><primary>ローダの設定</primary></indexterm>
<para>ローダは次に
<filename>/boot/loader.rc</filename>
を読み込み, 通常, 変数の標準値を定義した
を読み込み、通常、変数の標準値を定義した
<filename>/boot/defaults/loader.conf</filename>
, そのマシンにローカルな変数を定義した
そのマシンにローカルな変数を定義した
<filename>/boot/loader.conf</filename>
を読み込みます.
を読み込みます
<filename>loader.rc</filename>
はそれらの変数にもとづき,
選択されたモジュールとカーネルをロードします.</para>
はそれらの変数にもとづき
選択されたモジュールとカーネルをロードします</para>
<para>ローダは最後に, 標準設定で 10 秒のキー入力待ち時間を用意し,
入力がなければカーネルを起動します.
入力があった場合, 簡易コマンド群が使えるプロンプトが表示され,
ユーザは変数を調整したり,
すべてのモジュールをアンロードしたり,
モジュールをロードしたりすることができます.
その後, 最終的な起動や再起動へ移行します.</para>
<para>ローダは最後に、標準設定で 10 秒のキー入力待ち時間を用意し、
入力がなければカーネルを起動します
入力があった場合、簡易コマンド群が使えるプロンプトが表示され、
ユーザは変数を調整したり
すべてのモジュールをアンロードしたり
モジュールをロードしたりすることができます
その後、最終的な起動や再起動へ移行します。</para>
</sect3>
<sect3 id="boot-loader-commands">
<title>ローダの組み込みコマンド</title>
<para>もっともよく使われるローダのコマンドを以下に示します.
利用可能なコマンドをすべて知りたい場合,
&man.loader.8; を参照してください.</para>
<para>もっともよく使われるローダのコマンドを以下に示します
利用可能なコマンドをすべて知りたい場合
&man.loader.8; を参照してください</para>
<variablelist>
<varlistentry>
@ -346,9 +346,9 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para><replaceable>seconds</replaceable>
で与えられた時間内に入力がなければ,
カーネルの起動へと進みます.
カウントダウンを表示し, 標準設定では 10 秒間です.</para>
で与えられた時間内に入力がなければ
カーネルの起動へと進みます
カウントダウンを表示し、標準設定では 10 秒間です。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -358,9 +358,9 @@ boot:</screen>
<optional><replaceable>kernelname</replaceable></optional></term>
<listitem>
<para>すぐにカーネルの起動へ進みます.
オプション, カーネル名が指定されている場合は,
それらが使われます.</para>
<para>すぐにカーネルの起動へ進みます
オプション、カーネル名が指定されている場合は、
それらが使われます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -368,11 +368,11 @@ boot:</screen>
<term>boot-conf</term>
<listitem>
<para>すべてのモジュールの設定を,
起動時と同じように変数にもとづいて自動的に行ないます.
このコマンドは, まず <command>unload</command> を行なって,
<para>すべてのモジュールの設定を
起動時と同じように変数にもとづいて自動的に行ないます
このコマンドは、まず <command>unload</command> を行なって、
変数&mdash;普通 <envar>kernel</envar>
など&mdash;を変更した場合にのみ有効に働きます. </para>
など&mdash;を変更した場合にのみ有効に働きます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -382,10 +382,10 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para><filename>/boot/loader.help</filename>
を読み込み, ヘルプメッセージを表示します.
を読み込み、ヘルプメッセージを表示します。
<replaceable>topic</replaceable> に
<literal>index</literal> 指定された場合,
利用可能な <replaceable>topic</replaceable> を表示します.</para>
<literal>index</literal> 指定された場合
利用可能な <replaceable>topic</replaceable> を表示します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -394,10 +394,10 @@ boot:</screen>
&hellip;</term>
<listitem>
<para>指定されたファイル名のファイルを処理します.
ローダはファイルを読み込み, 行単位で解釈します.
エラーが発生した場合,
include コマンドの実行はその時点で停止します.</para>
<para>指定されたファイル名のファイルを処理します
ローダはファイルを読み込み、行単位で解釈します。
エラーが発生した場合
include コマンドの実行はその時点で停止します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -407,10 +407,10 @@ boot:</screen>
<replaceable>filename</replaceable></term>
<listitem>
<para>指定されたファイル名のカーネル,
カーネルモジュール, あるいは
type に指定された種類のファイルをロードします.
ファイル名以降に指定された引数はファイルへと渡されます.</para>
<para>指定されたファイル名のカーネル
カーネルモジュールあるいは
type に指定された種類のファイルをロードします
ファイル名以降に指定された引数はファイルへと渡されます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -420,11 +420,11 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para>指定された <replaceable>path</replaceable>
にあるファイルを表示します.
にあるファイルを表示します
<replaceable>path</replaceable>
が指定されていなければ, ルートディレクトリを表示します.
が指定されていなければ、ルートディレクトリを表示します。
<option>-l</option>
が指定されていればファイルサイズも表示されます.</para>
が指定されていればファイルサイズも表示されます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -432,9 +432,9 @@ boot:</screen>
<term>lsdev <optional><option>-v</option></optional></term>
<listitem>
<para>モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します.
もし <option>-v</option> が指定されていれば,
より詳細な出力がされます.</para>
<para>モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します
もし <option>-v</option> が指定されていれば
より詳細な出力がされます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -442,9 +442,9 @@ boot:</screen>
<term>lsmod <optional><option>-v</option></optional></term>
<listitem>
<para>ロード済みのモジュールを表示します.
<option>-v</option> が指定されていれば,
より詳細な内容が出力されます.</para>
<para>ロード済みのモジュールを表示します
<option>-v</option> が指定されていれば
より詳細な内容が出力されます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -453,7 +453,7 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para><varname>LINES</varname>
単位でスクロールを停止しながら指定されたファイルを表示します.</para>
単位でスクロールを停止しながら指定されたファイルを表示します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -461,7 +461,7 @@ boot:</screen>
<term>reboot</term>
<listitem>
<para>すぐにシステムを再起動します. </para>
<para>すぐにシステムを再起動します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -471,7 +471,7 @@ boot:</screen>
<replaceable>variable</replaceable>=<replaceable>value</replaceable></term>
<listitem>
<para>ローダの環境変数を設定します. </para>
<para>ローダの環境変数を設定します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -479,7 +479,7 @@ boot:</screen>
<term>unload</term>
<listitem>
<para>すべてのロード済みモジュールを削除します.</para>
<para>すべてのロード済みモジュールを削除します</para>
</listitem>
</varlistentry>
</variablelist>
@ -488,19 +488,19 @@ boot:</screen>
<sect3 id="boot-loader-examples">
<title>ローダの使用例</title>
<para>次にあげるのは, ローダの実践的な使用例です.</para>
<para>次にあげるのは、ローダの実践的な使用例です。</para>
<itemizedlist>
<indexterm><primary>シングルユーザモード</primary></indexterm>
<listitem>
<para>普段使っているカーネルをシングルユーザモードで起動します.</para>
<para>普段使っているカーネルをシングルユーザモードで起動します</para>
<screen><userinput>boot -s</userinput></screen>
</listitem>
<listitem>
<para>普段使っているカーネルとモジュールをアンロードし,
古い (もしくは別の) カーネルをロードします.</para>
<para>普段使っているカーネルとモジュールをアンロードし
古い (もしくは別の) カーネルをロードします</para>
<indexterm>
<primary><filename>kernel.old</filename></primary>
</indexterm>
@ -508,17 +508,17 @@ boot:</screen>
<screen><userinput>unload</userinput>
<userinput>load <replaceable>kernel.old</replaceable></userinput></screen>
<para><filename>kernel.GENERIC</filename> とすると,
<para><filename>kernel.GENERIC</filename> とすると
インストールディスクに入っていた
generic カーネルを指定することができます.
また, 直前にインストールされていたカーネル (たとえば,
カーネルを自分で設定したり,
generic カーネルを指定することができます
また、直前にインストールされていたカーネル (たとえば、
カーネルを自分で設定したり
アップグレードしたりした場合) を指定するには
<filename>kernel.old</filename> とします.</para>
<filename>kernel.old</filename> とします</para>
<note>
<para>普段のカーネルで使っているモジュールを
指定したカーネルでロードする場合は, 下のようにします.</para>
指定したカーネルでロードする場合は、下のようにします。</para>
<screen><userinput>unload</userinput>
<userinput>set kernel="<replaceable>kernel.old</replaceable>"</userinput>
@ -526,8 +526,8 @@ boot:</screen>
</listitem>
<listitem>
<para>カーネルの設定スクリプト (通常,
カーネル起動時に設定される内容を自動化するスクリプト) をロードします.</para>
<para>カーネルの設定スクリプト (通常
カーネル起動時に設定される内容を自動化するスクリプト) をロードします</para>
<screen><userinput>load -t userconfig_script <replaceable>/boot/kernel.conf</replaceable></userinput></screen>
</listitem>
@ -545,9 +545,9 @@ boot:</screen>
<para>カーネルが<link linkend="boot-loader">ローダ</link> (通常は)
か<link linkend="boot-boot1">boot2</link>
(ローダを迂回して) によってロードされると,
起動フラグを調べます.
もし起動フラグがあれば, それに応じて動作を調整します.</para>
(ローダを迂回して) によってロードされると
起動フラグを調べます
もし起動フラグがあれば、それに応じて動作を調整します。</para>
<sect2 id="boot-kernel-bootflags">
<title>カーネル起動フラグ</title>
@ -556,15 +556,15 @@ boot:</screen>
<secondary>起動フラグ</secondary>
</indexterm>
<para>良く使われる起動フラグは次のとおりです.</para>
<para>良く使われる起動フラグは次のとおりです</para>
<variablelist id="boot-kernel-bootflags-list">
<varlistentry>
<term><option>-a</option></term>
<listitem>
<para>カーネル初期化中に,
ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます.</para>
<para>カーネル初期化中に
ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -572,7 +572,7 @@ boot:</screen>
<term><option>-C</option></term>
<listitem>
<para>CDROM から起動します.</para>
<para>CDROM から起動します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -581,7 +581,7 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para>起動時にカーネルコンフィグレーションを行なう
UserConfig を実行します.</para>
UserConfig を実行します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -589,7 +589,7 @@ boot:</screen>
<term><option>-s</option></term>
<listitem>
<para>シングルユーザモードで起動します.</para>
<para>シングルユーザモードで起動します</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -597,14 +597,14 @@ boot:</screen>
<term><option>-v</option></term>
<listitem>
<para>カーネル起動時により詳細な情報を表示します.</para>
<para>カーネル起動時により詳細な情報を表示します</para>
</listitem>
</varlistentry>
</variablelist>
<note>
<para>起動フラグはこの他にもあります.
それらについては &man.boot.8; を参照してください.
<para>起動フラグはこの他にもあります
それらについては &man.boot.8; を参照してください
</para></note>
</sect2>
@ -622,20 +622,20 @@ boot:</screen>
<primary><command>init</command></primary>
</indexterm>
<para>カーネルの起動が完了すると, <command>init</command>
というユーザプロセスに制御が移されます.
これは <filename>/sbin/init</filename>,
<para>カーネルの起動が完了すると<command>init</command>
というユーザプロセスに制御が移されます
これは <filename>/sbin/init</filename>
もしくは <command>loader</command> の
<envar>init_path</envar> 変数で指定される場所にあります.</para>
<envar>init_path</envar> 変数で指定される場所にあります</para>
<sect2 id="boot-autoreboot">
<title>自動再起動 (automatic reboot)の動作</title>
<para>自動再起動では,
システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します.
もしそれに問題があって <command>fsck</command> がその不一致を修復できなければ,
<para>自動再起動では
システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します
もしそれに問題があって <command>fsck</command> がその不一致を修復できなければ
管理者に直接に処置させるため <command>init</command>
はシステムを<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>へと移行させます.</para>
はシステムを<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>へと移行させます</para>
</sect2>
<sect2 id="boot-singleuser">
@ -644,23 +644,23 @@ boot:</screen>
<indexterm><primary>シングルユーザモード</primary></indexterm>
<indexterm><primary>コンソール (console)</primary></indexterm>
<para>このモードには,
<link linkend="boot-autoreboot">自動再起動</link>の処理中か,
ユーザが起動時に <option>-s</option> オプションを指定した場合,
<para>このモードには
<link linkend="boot-autoreboot">自動再起動</link>の処理中か
ユーザが起動時に <option>-s</option> オプションを指定した場合
あるいは <command>loader</command> で
<envar>boot_single</envar> 変数を設定することによって移行します.</para>
<envar>boot_single</envar> 変数を設定することによって移行します</para>
<para>また,
<para>また
<link linkend="boot-multiuser">マルチユーザモード</link>から
再起動オプション (<option>-r</option>)
や停止 (halt) オプション (<option>-h</option>) なしで
<command>shutdown</command> を呼び出すとこのモードに移行します.</para>
<command>shutdown</command> を呼び出すとこのモードに移行します</para>
<para><filename>/etc/ttys</filename>
でシステムコンソール <literal>console</literal>
が <literal>insecure</literal> に設定されている場合,
が <literal>insecure</literal> に設定されている場合
システムはシングルユーザモードに移行する前に
<username>root</username> のパスワードを入力するように求めます.</para>
<username>root</username> のパスワードを入力するように求めます</para>
<example id="boot-insecure-console">
<title>/etc/ttys の insecure コンソール</title>
@ -670,22 +670,22 @@ boot:</screen>
# If console is marked "insecure", then init will ask for the root password
# when going to single-user mode.
#
# 訳) console に "insecure" という印をつけると, シングルユーザモードへ移行する
# 際に init が root のパスワードを要求するようになります.
# 訳) console に "insecure" という印をつけるとシングルユーザモードへ移行する
# 際に init が root のパスワードを要求するようになります
#
console none unknown off insecure</programlisting>
</example>
<note>
<para><literal>insecure</literal> コンソールとは,
あなた自身, コンソールが物理的に安全でないと考えていて,
<para><literal>insecure</literal> コンソールとは
あなた自身、コンソールが物理的に安全でないと考えていて、
<username>root</username>
のパスワードを知る人だけがシングルユーザモードを
使えるようにしたいという意味であり,
コンソールを安全でない状態で使いたいという意味ではありません.
そのため, 安全性を求めるならば
使えるようにしたいという意味であり
コンソールを安全でない状態で使いたいという意味ではありません
そのため安全性を求めるならば
<literal>secure</literal> でなく
<literal>insecure</literal> を選んでください.</para>
<literal>insecure</literal> を選んでください</para>
</note>
</sect2>
@ -693,10 +693,10 @@ console none unknown off insecure</programlisting>
<title>マルチユーザモード</title>
<indexterm><primary>マルチユーザモード</primary></indexterm>
<para><command>init</command> がファイルシステムが正常であると判断するか,
ユーザが<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>を終了すると,
システムはマルチユーザモードへ移行し,
リソースの設定を始めます.</para>
<para><command>init</command> がファイルシステムが正常であると判断するか
ユーザが<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>を終了すると
システムはマルチユーザモードへ移行し
リソースの設定を始めます</para>
<sect3 id="boot-rc">
<title>リソース設定 (rc)</title>
@ -704,18 +704,18 @@ console none unknown off insecure</programlisting>
<indexterm><primary>rc ファイル群</primary></indexterm>
<para>リソース設定システムはデフォルト設定を
<filename>/etc/defaults/rc.conf</filename> から,
<filename>/etc/defaults/rc.conf</filename> から
そのシステム独自の細かな設定を
<filename>/etc/rc.conf</filename> から読み込みます.
<filename>/etc/rc.conf</filename> から読み込みます
そして <filename>/etc/fstab</filename>
に記述されるシステムファイルシステムをマウントし,
ネットワークサービスの開始,
さまざまなシステムデーモンの開始,
そして最後に, ローカルにインストールされた package
の起動スクリプトの実行へと進みます.</para>
に記述されるシステムファイルシステムをマウントし
ネットワークサービスの開始
さまざまなシステムデーモンの開始
そして最後にローカルにインストールされた package
の起動スクリプトの実行へと進みます</para>
<para>リソース設定システムのに関する参考資料は, &man.rc.8; にあります.
これはスクリプトそのものを調べることと同じくらい優れたものです.</para>
<para>リソース設定システムのに関する参考資料は、&man.rc.8; にあります。
これはスクリプトそのものを調べることと同じくらい優れたものです</para>
</sect3>
</sect2>
</sect1>
@ -728,13 +728,13 @@ console none unknown off insecure</programlisting>
</indexterm>
<para><command>shutdown</command>
を用いてシステムを意図的にシャットダウンした場合,
を用いてシステムを意図的にシャットダウンした場合
<command>init</command> は
<filename>/etc/rc.shutdown</filename>
というスクリプトの実行を試みます.
そして, すべてのプロセスへ <literal>TERM</literal>
シグナルを送り, 続いてうまく終了できなかったプロセスへ
<literal>KILL</literal> シグナルを送ります.</para>
というスクリプトの実行を試みます
そしてすべてのプロセスへ <literal>TERM</literal>
シグナルを送り続いてうまく終了できなかったプロセスへ
<literal>KILL</literal> シグナルを送ります</para>
</sect1>
</chapter>

File diff suppressed because it is too large Load diff