o use "minus sign" instead of "- sign" (in Japanese expression), as the
former is easier to read in Japanese text. o reword entire sort.1 so that expressions of translation get to close to original English expressions. Submitted by: kuma@jp.FreeBSD.org, sig@is.akita-u.ac.jp (SASAKI Shigeo)
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6cc91c1200
Notes:
svn2git
2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=13286
1 changed files with 86 additions and 80 deletions
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@ -1,6 +1,6 @@
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|||
.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/sort/sort.1,v 1.5.8.1 2001/07/22 11:01:34 dd Exp %
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||||
.\"
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||||
.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/sort.1,v 1.2 2001/05/14 01:07:28 horikawa Exp $
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||||
.\" $FreeBSD$
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||||
.TH SORT 1 "GNU Text Utilities" "FSF" \" -*- nroff -*-
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||||
.SH 名称
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||||
sort \- テキストファイルを行でソートする
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||||
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@ -16,9 +16,10 @@ sort \-
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|||
.B sort
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||||
について書かれています。
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||||
.B sort
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||||
は、file が指定されていればそのファイルから、ファイルが指定されない
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||||
か `-' であれば標準入力からデータを読み込み、入力した各行について、
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||||
ソートやマージや比較を行います。
|
||||
は、file が指定されていればそのファイルから、
|
||||
ファイルが指定されない場合は標準入力からデータを読み込み、
|
||||
入力した各行について、ソートやマージや比較を行います。
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||||
ファイル名 `-' は標準入力を意味します。
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||||
.B sort
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||||
はデフォルトでは標準出力に結果を書き出します。
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||||
.PP
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||||
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@ -33,7 +34,8 @@ sort \-
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|||
戻り値に 1 を返します。
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||||
.TP
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||||
.I \-m
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||||
複数のファイルをソートしながらマージします。
|
||||
複数のファイルをひとまとまりしてソートすることで、
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||||
それらをマージします。
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||||
個々のファイルは、あらかじめソートしておかなければなりません。
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||||
ソートはいつでもマージの代わりに動きます。
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||||
マージのオプションがあるのは、単なるマージですむ場合には、
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||||
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@ -42,27 +44,28 @@ sort \-
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|||
入力行は次のようにして比較されます。
|
||||
キーフィールドが指定されている時には、
|
||||
.B sort
|
||||
は、違いが見つかるかキーがなくなるまで、
|
||||
コマンドラインに指定された順にキーを比較します。
|
||||
は、違いが見つかるかキーフィールドがなくなるまで、
|
||||
コマンド行で指定された順に、キーフィールド同士を、
|
||||
関連づけられた順序オプションに従い比較します。
|
||||
.PP
|
||||
もしグローバルオプション
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||||
.I Mbdfinr
|
||||
のどれかが指定され、キーが指定されなければ、
|
||||
のどれかが指定され、キーフィールドが指定されなければ、
|
||||
.B sort
|
||||
はグローバルオプションにしたがって、行全体を比較します。
|
||||
.PP
|
||||
すべてのキーが等しい時には
|
||||
(または順序を指示するオプションが指定されていない時) 、
|
||||
すべてのキーが等しい場合
|
||||
(または順序を指示するオプションが全く指定されていない場合) 、
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||||
.B sort
|
||||
は最後のソートとして、
|
||||
は最終手段として、
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||||
そのマシンでの文字の照合順 (machine collating sequence) にしたがって、
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||||
各行をバイト毎に比較します。
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||||
最後のソートでは、
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||||
この最終手段においては、
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||||
.I \-r
|
||||
オプションが有効です。
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||||
.I \-s
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||||
(stable) オプションは、この最後のソートをやめて、
|
||||
すべてのキーが等しい行の相対的な出現順を保ちます。
|
||||
(stable) オプションは、この最終手段の比較をやめて、
|
||||
全てのキーフィールドが等しい行同士の相対的な出現順を保ちます。
|
||||
キーフィールドやグローバルオプションを全く指定しない時には
|
||||
.I \-s
|
||||
は効果を持ちません。
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||||
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@ -73,25 +76,26 @@ GNU
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|||
また、入力ファイルの最後の 1 バイトが改行文字でない時には、
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||||
GNU
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||||
.B sort
|
||||
は改行文字を補って処理を行います。
|
||||
は黙って改行文字を補って処理を行います。
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||||
.PP
|
||||
環境変数
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||||
.B TMPDIR
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||||
が設定されていると、
|
||||
が設定されている場合、
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||||
.B sort
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||||
はそれを作業ファイルを置くディレクトリとして用います。
|
||||
は、デフォルトの /tmp の代わりに、
|
||||
これを作業ファイルを置くディレクトリとして用います。
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||||
.I "\-T tempdir"
|
||||
オプションも作業ディレクトリの指定に使えます。
|
||||
オプションも作業ファイル用ディレクトリの指定に使えます。
|
||||
この指定は環境変数よりも優先されます。
|
||||
何も指定が無い時は /tmp を使います。
|
||||
.PP
|
||||
以下に示すオプションによって、出力行の順序を制御できます。
|
||||
以下に示すオプションによって、出力行の順序付けを制御できます。
|
||||
これらはグローバルに指定したり、特定のキーフィールドについて
|
||||
指定する事もできます。
|
||||
指定することもできます。
|
||||
キーフィールドを指定しない時には、
|
||||
グローバルオプションは行全体の比較に適用されます。
|
||||
キーを指定した時には、キー毎に特別に指定がある場合を除き、
|
||||
グローバルオプションの動作は各キーに継承されます。
|
||||
キーフィールドを指定した時には、
|
||||
それ固有の指定を持たないキーフィールドに
|
||||
グローバルオプションの動作が継承されます。
|
||||
.TP
|
||||
.I \-b
|
||||
ソートキーを見つける時、先頭にある空白を無視します。
|
||||
|
@ -100,26 +104,28 @@ GNU
|
|||
`電話帳順' でソートします。アルファベット、数字、空白以外の文字を無視します。
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||||
.TP
|
||||
.I \-f
|
||||
英大文字と小文字の区別をしません。
|
||||
英小文字は大文字に直してソートします。
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||||
例えば、`b' は `B' と同様にソートされます。
|
||||
.TP
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||||
.I \-i
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||||
ASCII コードの8進で 040~0176 (32~126, 空白から `~'まで) に含まれない
|
||||
ASCII である 040~0176 (8進、両端を含む) の範囲に含まれない
|
||||
文字を無視します。
|
||||
.TP
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||||
.I \-M
|
||||
空白を無視した最初の文字列の先頭から 3 文字を、
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||||
月の英名の略称とみなして (大文字にした上で) 、
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||||
`JAN' < `FEB' < ... < `DEC' の順に大小関係を決めます。
|
||||
月の名称でない文字列は、JAN (1月) より小さいと見なされます。
|
||||
行先頭にある、空白の後ろに月の英語名の略称が続いた文字列を、
|
||||
大文字に変換した上で、
|
||||
`JAN' < `FEB' < ... < `DEC' の順で比較します。
|
||||
月の名称でない文字列は、月の名称の文字列より小さいと見なされます。
|
||||
.TP
|
||||
.I \-n
|
||||
文字列を、数とみなして比較します。
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||||
数は、空白(option)・\- 記号(option)・数字列・小数点(option)・
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||||
数字列(option)から構成されます。
|
||||
行先頭にある数字列を、数値として比較します。
|
||||
数字列は、空白 (オプション)、マイナス符号 (オプション)、
|
||||
0 個以上の数字、小数点と 0 個以上の数字の組 (オプション)
|
||||
から構成されます。
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||||
.TP
|
||||
.I \-r
|
||||
比較の順番を逆にします。
|
||||
キーの昇順ではなく降順に出力します。
|
||||
比較結果を逆にし、より大きなキー値を持つ行が出力で
|
||||
先に出てくるようにします。
|
||||
.PP
|
||||
その他のオプションは以下の通りです。
|
||||
.TP
|
||||
|
@ -127,97 +133,97 @@ ASCII
|
|||
結果を標準出力の代わりに、
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||||
.I output-file
|
||||
に出力します。
|
||||
出力ファイル名が入力ファイルの一つと同じでも、
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||||
作業ファイルを作って処理するので問題ありません。
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||||
.I output-file
|
||||
が入力ファイルの 1 つである場合、
|
||||
.B sort
|
||||
はソートし結果を書き出す前に、
|
||||
その入力ファイルを作業ファイルにコピーします。
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||||
.TP
|
||||
.I "\-t separator"
|
||||
文字
|
||||
.I separator
|
||||
で指定した文字を、ソートキーを決める時のフィールド区切りとします。
|
||||
を、各行でソートキーを決める時のフィールド区切りとします。
|
||||
デフォルトでは、空白でない文字と空白文字の間でフィールドを区切ります。
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||||
例えば、` foo bar' という行は、` foo' と ` bar' という 2 つの
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||||
フィールドに分けられます。
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||||
.\" 一方、
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||||
区切り文字を指定した場合には、その文字はフィールドには含まれません。
|
||||
.\" 例えば、``,'' を区切り文字とした場合、``foo,,,bar'' という行は、
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||||
.\" ``foo'' と 2 つの空文字列と ``bar'' の 4 つのフィールドに分かれます。
|
||||
すなわち、入力行 ` foo bar' が与えられた場合、
|
||||
.B sort
|
||||
は、この行をフィールド ` foo' と ` bar' に分割します。
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||||
フィールド区切りの文字は、その前のフィールドの一部と見なされず、また、
|
||||
その後のフィールドの一部とも見なされません。
|
||||
.TP
|
||||
.I \-u
|
||||
ソート (デフォルト) およびマージ (
|
||||
デフォルトの場合、および
|
||||
.I \-m
|
||||
オプション) 動作時、同じ内容の行があった場合は、
|
||||
オプションが指定された場合、比較して等しいとされた行のうち
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||||
最初の 1 行だけ出力し、後は出力しないようにします。
|
||||
ソート済みかのチェック(
|
||||
.I \-c
|
||||
オプション) の場合は、同じ内容の行が連続しない事をチェックします。
|
||||
オプションが指定された場合は、
|
||||
同じ内容の行が連続しないことをチェックします。
|
||||
.TP
|
||||
.I "+POS1 [\-POS2]"
|
||||
ソートのキーとして使うフィールドを指定します。
|
||||
POS1 が指定する位置から、POS2 が指定する位置の直前 (POS2 を省略した
|
||||
場合は最後まで) のフィールドを使います。
|
||||
フィールドと文字の位置は最初を 0 番目と数えます。
|
||||
行の中で、ソートのキーとして使うフィールドを指定します。
|
||||
フィールドは、行の中で、位置 POS1 から始まり
|
||||
位置 POS2 まで (POS2 は含まず) の部分からなります。
|
||||
フィールドの位置と文字の位置は、ともに 0 から数え始めます。
|
||||
.TP
|
||||
.I "\-k POS1[,POS2]"
|
||||
ソートキーを指定するもう 1 つの書式です。
|
||||
フィールドと文字の位置は最初を 1 番目と数えます。
|
||||
フィールドの位置と文字の位置は、ともに 1 から数え始めます。
|
||||
.PP
|
||||
位置の指定は、\fIf\fP.\fIc\fP の形式を持ちます。
|
||||
\fIf\fP はフィールドの指定であり、
|
||||
\fIc\fP は先頭文字のフィールドの先頭からの文字位置(\fI+pos\fPの場合)
|
||||
あるいは直前のフィールドの末尾からの文字位置(\fI\-pos\fPの場合)
|
||||
の指定になります。
|
||||
\fIf\fP はフィールド番号の指定であり、
|
||||
\fIc\fP は、(\fI+pos\fPの場合) フィールドの先頭から数えた先頭文字の番号、
|
||||
あるいは、
|
||||
(\fI\-pos\fPの場合) 直前のフィールドの末尾から数えた先頭文字の番号の
|
||||
指定です。
|
||||
フィールド内の最初の文字を指定する場合には、.\fIc\fP の部分を
|
||||
省略する事ができます。
|
||||
省略することができます。
|
||||
.I \-b
|
||||
オプションを指定した場合の .\fIc\fP の部分は、
|
||||
そのフィールド内の最初の空白でない文字(\fI+pos\fPの場合)、あるいは
|
||||
直前フィールドの後の最初の空白でない文字(\fI\-pos\fPの場合)から
|
||||
オプションが与えられた場合、フィールド指定の .\fIc\fP の部分は、
|
||||
(\fI+pos\fPの場合) そのフィールド内の最初の非空白文字から、
|
||||
あるいは、
|
||||
(\fI\-pos\fPの場合) 直前のフィールドの後ろの最初の非空白文字から
|
||||
数えた位置の指定になります。
|
||||
.PP
|
||||
.\" ↓以下のくだりは原文に対応無し -- jpman Sakai
|
||||
.\" (\fI-pos2\fP が \fIf\fP だったら pos2 番目のフィールドの
|
||||
.\" 先頭文字の直前、すなわち pos2-1 番目のフィールドの終りまでが
|
||||
.\" キーになる。
|
||||
.\" \fI-pos2\fP が \fIf\fP.\fIc\fP だったら pos2 番目のフィールドの
|
||||
.\" \fIc\fP 文字目の直前までがキーになる。)
|
||||
.PP
|
||||
\fI+pos\fP や \fI-pos\fP には、
|
||||
引数 \fI+pos\fP や \fI-pos\fP には、オプション文字
|
||||
.I Mbdfinr
|
||||
のオプションを続ける事もできます。
|
||||
を後ろに付けることもできます。
|
||||
その場合には、このフィールドにはグローバルな順序づけオプションは
|
||||
適用されません。
|
||||
.I \-b
|
||||
オプションは、\fI+pos\fP と \fI\-pos\fP にそれぞれ別々に
|
||||
オプションは、\fI+pos\fP と \fI\-pos\fP のそれぞれに独立に
|
||||
指定できますが、グローバルな指定が継承される場合には
|
||||
両方に指定されたように働きます。
|
||||
.I \-n
|
||||
または
|
||||
.I \-M
|
||||
オプションによって
|
||||
オプションが指定された場合、
|
||||
.I \-b
|
||||
が暗黙のうちに指定されている場合、
|
||||
オプションが暗黙のうちに指定されることになりますが、この
|
||||
.I \-b
|
||||
は \fI+pos\fP と \fI\-pos\fP の両方に働きます。
|
||||
.\" XXX -M or -n implies -b ?
|
||||
オプションは、キー指定の \fI+pos\fP と \fI\-pos\fP の両方に働きます。
|
||||
キーは複数のフィールドに跨っても構いません。
|
||||
.PP
|
||||
上記に加え、
|
||||
GNU
|
||||
.B sort
|
||||
がただ一つの引数をつけて起動される時には、以下のオプションが
|
||||
が引数 1 個だけ付けて起動される時には、以下のオプションが
|
||||
認識されます。
|
||||
.TP
|
||||
.I "\-\-help"
|
||||
標準出力に使い方を表示して正常終了します。
|
||||
標準出力に使い方のメッセージを表示して正常終了します。
|
||||
.TP
|
||||
.I "\-\-version"
|
||||
標準出力にバージョン情報を表示して正常終了します。
|
||||
.SH 互換性
|
||||
.B sort
|
||||
の歴史的な実装 (BSD や System V) とはいくつかのオプション、特に
|
||||
の歴史的な実装 (BSD や System V) とは、いくつかのオプション、特に
|
||||
.IR \-b ,
|
||||
.IR \-f ,
|
||||
.IR \-n 、
|
||||
の解釈が異なります。
|
||||
GNU sort は、POSIX の動作に従い、普通 (必ずではない) それは
|
||||
GNU sort は POSIX の動作に従いますが、その動作は、普通 (必ずではない)
|
||||
System V の動作と似ています。
|
||||
POSIX によれば、
|
||||
.I \-n
|
||||
|
@ -227,11 +233,11 @@ POSIX
|
|||
整合性を取るために、
|
||||
.I \-M
|
||||
も同じように変更されました。
|
||||
これによってフィールド中の文字の位置の意味が影響される場合が
|
||||
あるかも知れません。
|
||||
この問題を避けるには、明示的に
|
||||
この結果、あいまいな場合には、フィールド指定中の文字の位置の意味が
|
||||
影響される場合があるかも知れません。
|
||||
この問題にぶち当たったら、対応策は、明示的に
|
||||
.I \-b
|
||||
を指定して下さい。
|
||||
を指定することです。
|
||||
.SH バグ
|
||||
.I \-k
|
||||
の有り無しによりフィールド番号の意味が異なるのは混乱の元です。
|
||||
|
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