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@ -26,8 +26,8 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<pubdate>$FreeBSD$</pubdate> <pubdate>$FreeBSD$</pubdate>
<abstract> <abstract>
<para>この文書は, 個人や団体が FreeBSD <para>この文書は個人や団体が FreeBSD
プロジェクトに貢献するためのいくつかの方法について説明しています.</para> プロジェクトに貢献するためのいくつかの方法について説明しています</para>
</abstract> </abstract>
<authorgroup> <authorgroup>
@ -44,58 +44,58 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<indexterm><primary>貢献</primary></indexterm> <indexterm><primary>貢献</primary></indexterm>
<para>あなたも何か FreeBSD のために貢献したくなりましたか? <para>あなたも何か FreeBSD のために貢献したくなりましたか?
素晴らしい! 私たちは常に支援を受ける用意がありますし, FreeBSD 素晴らしい! 私たちは常に支援を受ける用意がありますしFreeBSD
は生き残るためにユーザベースの貢献に<emphasis>頼る</emphasis>ようなシステムの一つです. は生き残るためにユーザベースの貢献に<emphasis>頼る</emphasis>ようなシステムの一つです
あなたの貢献は感謝されるだけではなく, FreeBSD あなたの貢献は感謝されるだけではなくFreeBSD
が成長し続けるために極めて重要なものな のです!</para> が成長し続けるために極めて重要なものなのです!</para>
<para>一部の人達が言っているのとは逆に, <para>一部の人達が言っているのとは逆に
貢献を受け付けてもらうために腕利 きのプログラマーになるとか 貢献を受け付けてもらうために腕利きのプログラマーになるとか
FreeBSD コアチームの人と親友になる必要はありません. FreeBSD FreeBSD コアチームの人と親友になる必要はありませんFreeBSD
プロジェクトの開発は, プロジェクトの開発は
多くのそして益々増加する世界中の貢献者達によってなされており, 彼らの年齢, 多くのそして益々増加する世界中の貢献者達によってなされており、彼らの年齢、
専門技術分野は多岐に渡ります. 専門技術分野は多岐に渡ります
そして手の空いている人よりも成されるべき仕事の方が常に多いのです.</para> そして手の空いている人よりも成されるべき仕事の方が常に多いのです</para>
<para>FreeBSD <para>FreeBSD
プロジェクトがカーネルや散在しているユーティリティよりも, プロジェクトがカーネルや散在しているユーティリティよりも
オペレーティングシステム環境 (と, そのインストール) オペレーティングシステム環境 (とそのインストール)
に対して責任を持つ ようになったため, に対して責任を持つ ようになったため
私たちの <filename>TODO</filename> リストはドキュメンテーション, 私たちの <filename>TODO</filename> リストはドキュメンテーション
ベータテスト, ベータテスト
高度に専門化されたタイプのカーネル開発の好例を紹介するなど非常に広い範囲のタスクに渡ります. 高度に専門化されたタイプのカーネル開発の好例を紹介するなど非常に広い範囲のタスクに渡ります
あなたの技能レベルに関わらず, あなたの技能レベルに関わらず
プロジェクトを支援できることが必ず何かあります!</para> プロジェクトを支援できることが必ず何かあります!</para>
<para>FreeBSD <para>FreeBSD
関連の事業に従事している商業団体が私たちにコンタクトすることも歓迎します. 関連の事業に従事している商業団体が私たちにコンタクトすることも歓迎します
あなたの製品を (FreeBSD 上で) 動作させるには, あなたの製品を (FreeBSD 上で) 動作させるには
特別な拡張が必要ではありませんか? 特別な拡張が必要ではありませんか?
あまりにも風変わりな要求でなければ, あまりにも風変わりな要求でなければ
それを受け入れる用意が私たちにあるとわかるはずです. それを受け入れる用意が私たちにあるとわかるはずです
付加価値のある製品ですか? 私たちに知らせてください! 多分私たちは, 付加価値のある製品ですか? 私たちに知らせてください! 多分私たちは
ある面において共同して作業をすることができるでしょう. ある面において共同して作業をすることができるでしょう
フリーソフトウェア界は, フリーソフトウェア界は
ソフトウェアがそのライフサイクルを通してどのように開発され, ソフトウェアがそのライフサイクルを通してどのように開発され
売られ, 保守されていくかについて, 既存の仮説に挑戦しています. 売られ、保守されていくかについて、既存の仮説に挑戦しています。
少なくとももう一度考慮してみることを私たちは強くお奨めします.</para> 少なくとももう一度考慮してみることを私たちは強くお奨めします</para>
<sect1 id="contrib-what"> <sect1 id="contrib-what">
<title>何が必要?</title> <title>何が必要?</title>
<para>次のタスクとサブプロジェクトのリストは, コアチームの色々な <para>次のタスクとサブプロジェクトのリストはコアチームの色々な
<filename>TODO</filename> <filename>TODO</filename>
リストと最近2ヶ月で集めたユーザリクエストを合わせたものです. リストと最近 2 ヶ月で集めたユーザリクエストを合わせたものです。
可能なところでは, 緊急度によってタスクがランクづけされています. 可能なところでは、緊急度によってタスクがランクづけされています。
もしここにあるタスクの実行に興味があるのでしたら, もしここにあるタスクの実行に興味があるのでしたら
コーディネータの名前をクリックしてメールを送ってください. コーディネータの名前をクリックしてメールを送ってください
もしコーディネータが決まっていなければ, もしコーディネータが決まっていなければ
あなたがボランティアしてみませんか?</para> あなたがボランティアしてみませんか?</para>
<sect2> <sect2>
<title>進行中のタスク</title> <title>進行中のタスク</title>
<para>次のタスクはやっておくべきではありますが, <para>次のタスクはやっておくべきではありますが
特にさし迫っているわけではありません:</para> 特にさし迫っているわけではありません:</para>
<orderedlist> <orderedlist>
@ -106,8 +106,8 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>穏やかな方法でハードウェアを検知するコンフィグレーションマネージャの作成 <para>穏やかな方法でハードウェアを検知するコンフィグレーションマネージャの作成
(第3ステージ・ブートの中に?). ハードウェアが必要とする (第 3 ステージ・ブートの中に?)。ハードウェアが必要とする
KLD だけを残す等.</para> KLD だけを残す等</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -121,27 +121,27 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>pcic ドライバの信頼性のある操作 (テスト要).</para> <para>pcic ドライバの信頼性のある操作 (テスト要)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><filename>sio.c</filename> <para><filename>sio.c</filename>
のリコグナイザとハンドラ (ほぼ完了).</para> のリコグナイザとハンドラ (ほぼ完了)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><filename>ed.c</filename> のリコグナイザとハンドラ <para><filename>ed.c</filename> のリコグナイザとハンドラ
(ほぼ完了).</para> (ほぼ完了)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><filename>ep.c</filename> のリコグナイザとハンドラ <para><filename>ep.c</filename> のリコグナイザとハンドラ
(ほぼ完了).</para> (ほぼ完了)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>User-mode のリコグナイザとハンドラ <para>User-mode のリコグナイザとハンドラ
(部分的に完了).</para> (部分的に完了)</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -152,20 +152,20 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>APM サブドライバ (ほぼ完了).</para> <para>APM サブドライバ (ほぼ完了)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>IDE/ATA ディスクサブドライバ (部分的に完了).</para> <para>IDE/ATA ディスクサブドライバ (部分的に完了)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>syscons/pcvt サブドライバ.</para> <para>syscons/pcvt サブドライバ</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>PCMCIA/PCCARD ドライバ群との統合 (サスペンド / <para>PCMCIA/PCCARD ドライバ群との統合 (サスペンド /
レジューム).</para> レジューム)</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -175,45 +175,45 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<sect2> <sect2>
<title>優先度の低いタスク</title> <title>優先度の低いタスク</title>
<para>次のタスクは全くのあら隠し, <para>次のタスクは全くのあら隠し
または誰もすぐにおこないそうもない投資のような仕事を表します:</para> または誰もすぐにおこないそうもない投資のような仕事を表します:</para>
<para>最初の N 項目は Terry Lambert <para>最初の N 項目は Terry Lambert
<email>terry@lambert.org</email> からのものです.</para> <email>terry@lambert.org</email> からのものです</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para>ネットワークカードと一緒に提供される ODI <para>ネットワークカードと一緒に提供される ODI
カードドライバを使用できるようにする, NetWare サーバ カードドライバを使用できるようにするNetWare サーバ
(プロテクトモードの ODI ドライバ) ローダとサブサービス. (プロテクトモードの ODI ドライバ) ローダとサブサービス
NDIS ドライバと NetWare の SCSI ドライバについても同様.</para> NDIS ドライバと NetWare の SCSI ドライバについても同様</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>前のリビジョンの FreeBSD マシンではなく, Linux <para>前のリビジョンの FreeBSD マシンではなくLinux
マシンで動作する 「アップグレードシステム」オプション.</para> マシンで動作する 「アップグレードシステム」オプション</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>カーネルのマルチスレッド化 <para>カーネルのマルチスレッド化
(カーネルのプリエンプションが必要).</para> (カーネルのプリエンプションが必要)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>カーネルのプリエンプション付き対称マルチプロセッシング <para>カーネルのプリエンプション付き対称マルチプロセッシング
(カーネルのプリエンプションが必要).</para> (カーネルのプリエンプションが必要)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>ポータブルコンピュータのサポートにおける協調の試み. <para>ポータブルコンピュータのサポートにおける協調の試み
これは PCMCIA これは PCMCIA
ブリッジング規則と電源管理イベント処理の変更により, ブリッジング規則と電源管理イベント処理の変更により
いくらかは処理できます. しかし, いくらかは処理できます。しかし、
内蔵ディスプレイと外部ディスプレイの検出, この 2 内蔵ディスプレイと外部ディスプレイの検出この 2
種類のディスプレイがあるという事実に基づく異なる解像度の選択, 種類のディスプレイがあるという事実に基づく異なる解像度の選択
マシンがドックにある場合にはディスクのモータ停止を防止すること, マシンがドックにある場合にはディスクのモータ停止を防止すること
マシンのブート能力に影響を与えずにドックベースのカードの消滅を可能にすること マシンのブート能力に影響を与えずにドックベースのカードの消滅を可能にすること
(PCMCIA と同じ問題) などの問題があります.</para> (PCMCIA と同じ問題) などの問題があります</para>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
</sect2> </sect2>
@ -223,88 +223,89 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<para>上のセクションで挙げたタスクは膨大な時間の投資または <para>上のセクションで挙げたタスクは膨大な時間の投資または
FreeBSD のカーネルに関する深い知識を必要とします FreeBSD のカーネルに関する深い知識を必要とします
(もしくはそのどちらも). しかしながら, (もしくはそのどちらも)。しかしながら、
<quote>週末ハッカー</quote>やプログラミングのスキルを持たない人々に適した立派なタスクも数多くあります.</para> <quote>週末ハッカー</quote> やプログラミングのスキルを持たない人々に適した立派なタスクも数多くあります</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para>FreeBSD-current を運用しており, <para>FreeBSD-current を運用しており
状態の良いインターネット接続があるならば, <hostid 状態の良いインターネット接続があるならば<hostid
role="fqdn">current.FreeBSD.org</hostid> role="fqdn">current.FreeBSD.org</hostid>
という一日に一回フルリリースを行っているマシンがあります という一日に一回フルリリースを行っているマシンがあります
&mdash; 時おり最新のリリースをそこからインストールし, &mdash; 時おり最新のリリースをそこからインストールし
その過程で何か問題があるなら報告して下さい.</para> その過程で何か問題があるなら報告して下さい</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>freebsd-bugs <para>freebsd-bugs
メーリングリストを読んでください. メーリングリストを読んでください
そこではあなたが建設的なコメントを付けたりテストできるパッチが提供されているような問題がある かもしれません. そこではあなたが建設的なコメントを付けたりテストできるパッチが提供されているような問題があるかもしれません。
もしくはそれらの問題の一つをあなた自身で修正することさえできるかもしれません.</para> もしくはそれらの問題の一つをあなた自身で修正することさえできるかもしれません</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>定期的に FAQ とハンドブックを通して読んでみてください. <para>定期的に FAQ とハンドブックを通して読んでみてください
もしまずい説明や古い事柄や完全に間違っていることなどがあれば我々に知らせて下さい. もしまずい説明や古い事柄や完全に間違っていることなどがあれば我々に知らせて下さい
さらに良いのは我々に修正案を送ることです (SGML さらに良いのは我々に修正案を送ることです (SGML
は学ぶのにそれほど難しくありませんが, は学ぶのにそれほど難しくありませんが
プレインテキストでも問題はありません).</para> プレインテキストでも問題はありません)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>(もしまだないならば) FreeBSD <para>(もしまだないならば) FreeBSD
のドキュメントを自分の母国語に翻訳するのを手伝ってください &mdash; のドキュメントを自分の母国語に翻訳するのを手伝ってください &mdash;
作業している人がいるかどうか &a.doc; にメールを送って聞くだけです. 作業している人がいるかどうか &a.doc; にメールを送って聞くだけです
とはいっても, とはいっても
そうすることによってあなたが全ての FreeBSD そうすることによってあなたが全ての FreeBSD
ドキュメントの翻訳に携わるようになるというわけではないですからね ドキュメントの翻訳に携わるようになるというわけではないですからね
&mdash; 実際, &mdash; 実際
もっとも翻訳が必要とされているドキュメントはインストール方法です.</para> もっとも翻訳が必要とされているドキュメントはインストール方法です</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>たまに(もしくは定期的に) freebsd-questions <para>たまに (もしくは定期的に) freebsd-questions
メーリングリストや メーリングリストや
<literal>comp.unix.bsd.freebsd.misc</literal> <literal>comp.unix.bsd.freebsd.misc</literal>
を読んでください. これは, を読んでください。これは、
あなたの持っている専門知識を共有したり誰かが抱えている問題を解決するのに非常に有効なものになり得ることです. あなたの持っている専門知識を共有したり、
時にはあなた自身で新しいことを学ぶことさえできるかもしれません. 誰かが抱えている問題を解決するのに非常に有効なものになり得ることです。
これらのフォーラムはやるべきことのアイディアの源にもなり得るのです.</para> 時にはあなた自身で新しいことを学ぶことさえできるかもしれません。
これらのフォーラムはやるべきことのアイディアの源にもなり得るのです。</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>-current に正しく当てられるがしばらく経っても(通常は <para>-current に正しく当てられるがしばらく経っても (通常は
2, 3 週間) -stable 23 週間) -stable
に取り込まれてないようなバグフィックスがあるならばコミッターに丁寧に思い出させてください.</para> に取り込まれてないようなバグフィックスがあるならばコミッターに丁寧に思い出させてください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>寄贈ソフトウェアをソースツリーの <para>寄贈ソフトウェアをソースツリーの
<filename>src/contrib</filename> <filename>src/contrib</filename>
に移動させてください.</para> に移動させてください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><filename>src/contrib</filename> <para><filename>src/contrib</filename>
以下のコードが最新のものであるか確認してください.</para> 以下のコードが最新のものであるか確認してください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>警告を詳細に報告するようにして <para>警告を詳細に報告するようにしてソースツリー全体
ソースツリー全体(もしくはその一部)を構築してみてください. (もしくはその一部) を構築してみてください。
そして警告が出ないようにしてください.</para> そして警告が出ないようにしてください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>ports で, <function>gets()</function> を使っているとか <para>ports で<function>gets()</function> を使っているとか
<filename>malloc.h</filename> <filename>malloc.h</filename>
をインクルードしているなどといった警告が出ないようにしてください.</para> をインクルードしているなどといった警告が出ないようにしてください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>もしなんらかの ports に関わっているなら, <para>もしなんらかの ports に関わっているなら
あなたのパッチを作者にフィードバックしてください あなたのパッチを作者にフィードバックしてください
(次のバージョンが出た時にあなたが楽になります).</para> (次のバージョンが出た時にあなたが楽になります)</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
@ -319,19 +320,19 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<indexterm><primary>障害報告 (PR) データベース</primary></indexterm> <indexterm><primary>障害報告 (PR) データベース</primary></indexterm>
<para><ulink url="http://www.FreeBSD.org/cgi/query-pr-summary.cgi"> <para><ulink url="http://www.FreeBSD.org/cgi/query-pr-summary.cgi">
FreeBSD 障害報告リスト</ulink>では, 現在問題となっている報告と, FreeBSD 障害報告リスト</ulink>では、現在問題となっている報告と、
FreeBSD の利用者によって提出された改良の要望に関する全てのリストを公開しています. FreeBSD の利用者によって提出された改良の要望に関する全てのリストを公開しています
open 状態の障害情報を見て, 興味を引く内容かどうか確かめて下さい. open 状態の障害情報を見て、興味を引く内容かどうか確かめて下さい。
本当に複雑なものも含まれているでしょうし, 本当に複雑なものも含まれているでしょうし
例えば, 障害報告に対する修正がちゃんとしたものであるかどうか単にチェックするだけのとても簡単な作業もあるでしょう.</para> 例えば障害報告に対する修正がちゃんとしたものであるかどうか単にチェックするだけのとても簡単な作業もあるでしょう</para>
<para>まず, まだ誰にも割り当てられていない障害報告から作業を始めて下さい. <para>まず、まだ誰にも割り当てられていない障害報告から作業を始めて下さい。
もし, 誰か他の人に割り当てが決まっているけれども自分が作業可能だ, もし、誰か他の人に割り当てが決まっているけれども自分が作業可能だ、
というものがあれば, 作業ができるかどうか &mdash; というものがあれば作業ができるかどうか &mdash;
既にテスト用パッチが用意されているのかどうか, あるいは 既にテスト用パッチが用意されているのかどうかあるいは
その問題についてあなたが考えている, その問題についてあなたが考えている
より進んだ考えに関して議論ができるかどうか, より進んだ考えに関して議論ができるかどうか
割り当てられている人に電子メールで問い合わせて下さい. 割り当てられている人に電子メールで問い合わせて下さい
</para> </para>
</sect2> </sect2>
@ -340,61 +341,60 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<sect1 id="contrib-how"> <sect1 id="contrib-how">
<title>貢献の仕方</title> <title>貢献の仕方</title>
<para>一般的に, システムへの貢献は次の 6 <para>一般的にシステムへの貢献は次の 6
つのカテゴリの1つ以上に分類されます:</para> つのカテゴリの 1 つ以上に分類されます:</para>
<sect2 id="contrib-general"> <sect2 id="contrib-general">
<title>バグ報告と一般的な論評</title> <title>バグ報告と一般的な論評</title>
<para>報告するべきバグがあったり, 提案したいことがあれば:</para> <para>報告するべきバグがあったり提案したいことがあれば:</para>
<para><emphasis>一般的な</emphasis> <para><emphasis>一般的な</emphasis>技術的関心事に関するアイデアや提案は
技術的関心事に関するアイデアや提案は &a.hackers; &a.hackers; へメールしてください。同様に、このような事柄に興味のある
へメールしてください. 同様に, このような事柄に興味のある (そして<emphasis>膨大な</emphasis>メール! に耐えられる) 人は、
(そして<emphasis>膨大な</emphasis>メール! に耐えられる) 人は,
&a.majordomo; へメールを送って hackers &a.majordomo; へメールを送って hackers
メーリングリストに参加すると良いでしょう. 情報については メーリングリストに参加すると良いでしょう情報については
<ulink url="../../books/handbook/eresources.html#ERESOURCES-MAIL"> <ulink url="../../books/handbook/eresources.html#ERESOURCES-MAIL">
メーリングリスト</ulink> メーリングリスト</ulink>
を参照してください.</para> を参照してください</para>
<para>バグを発見したり変更を送付しようとしている場合は <para>バグを発見したり変更を送付しようとしている場合は
&man.send-pr.1; プログラムか <ulink &man.send-pr.1; プログラムか <ulink
url="../../../../ja/send-pr.html">ウェブベースの url="../../../../ja/send-pr.html">ウェブベースの
send-pr</ulink> を使用して報告してください. send-pr</ulink> を使用して報告してください
バグレポートの各項目を埋めるようにしてください. 65KB バグレポートの各項目を埋めるようにしてください65KB
を超えるのでなければ, を超えるのでなければ
レポート中に直接パッチを入れてくださって結構です. レポート中に直接パッチを入れてくださって結構です
パッチがソースツリーにすぐ適用できるものならば, パッチがソースツリーにすぐ適用できるものならば
報告の概要に <literal>[PATCH]</literal> と書いておいてください. 報告の概要に <literal>[PATCH]</literal> と書いておいてください
その場合, カット&ペーストは<emphasis>しないで</emphasis>ください. その場合、カット&ペーストは<emphasis>しないで</emphasis>ください。
カット&ペーストではタブがスペースに展開されてパッチが使い物にならなくなってしまいます. カット&ペーストではタブがスペースに展開されてパッチが使い物にならなくなってしまいます
20KB を超える場合は, 20KB を超える場合は
それらを compress して &man.uuencode.1; それらを compress して &man.uuencode.1;
することも検討してください. とても大きくなる場合は <ulink することも検討してくださいとても大きくなる場合は <ulink
url="ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/incoming/">ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/incoming/</ulink> url="ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/incoming/">ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/incoming/</ulink>
を利用してください. を利用してください
</para> </para>
<para>レポートがファイリングされれば, <para>レポートがファイリングされれば
バグ報告の確認とトラッキング番号をメールで受け取るはずです. バグ報告の確認とトラッキング番号をメールで受け取るはずです
このトラッキング番号を覚えておき, 問題に関する詳細情報を このトラッキング番号を覚えておき問題に関する詳細情報を
<email>bug-followup@FreeBSD.org</email> に <email>bug-followup@FreeBSD.org</email> に
メールで送って更新できるようにしてください. たとえば メールで送って更新できるようにしてくださいたとえば
<literal>"Re: kern/3377"</literal> のように, <literal>"Re: kern/3377"</literal> のように
この番号をサブジェクト行に使用してください. この番号をサブジェクト行に使用してください
すべてのバグレポートの追加情報は, すべてのバグレポートの追加情報は
この方法で送付されなければいけません.</para> この方法で送付されなければいけません</para>
<para>もしタイムリに (あなたの電子メール接続形態にもよりますが, <para>もしタイムリに (あなたの電子メール接続形態にもよりますが
3日から 1週間) 確認を受けとれないとか, 何らかの理由で 3 日から 1 週間) 確認を受けとれないとか、何らかの理由で
&man.send-pr.1; コマンドが使用できない場合には, &a.bugs; &man.send-pr.1; コマンドが使用できない場合には&a.bugs;
へメールを送り, へメールを送り
誰か代りにバグ報告を送付してもらうようたずねてください.</para> 誰か代りにバグ報告を送付してもらうようたずねてください</para>
<para>良い障害報告を書く方法については<ulink <para>良い障害報告を書く方法については<ulink
URL="../../../en_US.ISO8859-1/articles/problem-reports/article.html">この文書</ulink URL="../../../en_US.ISO8859-1/articles/problem-reports/article.html">この文書</ulink
>をご覧ください.</para> >をご覧ください</para>
</sect2> </sect2>
<sect2> <sect2>
@ -402,11 +402,11 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<indexterm><primary>文書に関する提案</primary></indexterm> <indexterm><primary>文書に関する提案</primary></indexterm>
<para>文書の変更は &a.doc; が監督しています. <link <para>文書の変更は &a.doc; が監督しています<link
linkend="contrib-general">バグ報告と一般的な論評</link> linkend="contrib-general">バグ報告と一般的な論評</link>
に記述されているように <command>send-pr</command> に記述されているように <command>send-pr</command>
コマンドを使用して, 提案や変更 コマンドを使用して提案や変更
(どんな些細なものでも歓迎します!) を送ってください.</para> (どんな些細なものでも歓迎します!) を送ってください</para>
</sect2> </sect2>
<sect2> <sect2>
@ -414,29 +414,29 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<indexterm><primary>FreeBSD-current</primary></indexterm> <indexterm><primary>FreeBSD-current</primary></indexterm>
<para>現存のソースコードへの追加または変更は, <para>現存のソースコードへの追加または変更は
いくらかトリッキーな仕事で あり, core の FreeBSD いくらかトリッキーな仕事であり、core の FreeBSD
開発の現状にあなたがどれだけ通じているかに大きく依存します. 開発の現状にあなたがどれだけ通じているかに大きく依存します
<quote>FreeBSD-current</quote>として知られる FreeBSD <quote>FreeBSD-current</quote> として知られる FreeBSD
の特別な継続的リリースがあります. FreeBSD-current の特別な継続的リリースがありますFreeBSD-current
は開発者の積極的な活動の便宜のために, は開発者の積極的な活動の便宜のために
色々な方法で利用可能になっています. FreeBSD-current 色々な方法で利用可能になっていますFreeBSD-current
の入手と使用方法についての詳しい情報については<ulink の入手と使用方法についての詳しい情報については<ulink
url="../../books/handbook/current-stable.html">FreeBSD ハンドブック</ulink> url="../../books/handbook/current-stable.html">FreeBSD ハンドブック</ulink>
を参照してください.</para> を参照してください</para>
<para>不幸にして古いソースをもとに仕事をすることは, <para>不幸にして古いソースをもとに仕事をすることは
時々あなたの変更が時 代遅れ, または FreeBSD 時々あなたの変更が時代遅れ、または FreeBSD
への簡単な再統合に合わなくなっていることを意味します. への簡単な再統合に合わなくなっていることを意味します
システムの現状に関する議論がおこなわれている &a.announce; と システムの現状に関する議論がおこなわれている &a.announce; と
&a.current; へ参加することで, &a.current; へ参加することで
この可能性を最小限にすることができます.</para> この可能性を最小限にすることができます</para>
<para>完全な最新のソースを変更のベースにできることが確実になったと仮定して, <para>完全な最新のソースを変更のベースにできることが確実になったと仮定して
次のステップは FreeBSD 次のステップは FreeBSD
の保守担当者へ送る差分ファイルの生成です. これは &man.diff.1; の保守担当者へ送る差分ファイルの生成ですこれは &man.diff.1;
コマンドを使用しておこないますが, <quote>context コマンドを使用しておこないますが<quote>context
diff</quote>形式が好まれるようです. 例えば:</para> diff</quote> 形式が好まれるようです。例えば:</para>
<indexterm> <indexterm>
<primary><command>diff</command></primary> <primary><command>diff</command></primary>
@ -447,102 +447,104 @@ FreeBSD Entities//EN"> %freebsd;
<screen>&prompt.user; <userinput>diff -c -r olddir newdir</userinput></screen> <screen>&prompt.user; <userinput>diff -c -r olddir newdir</userinput></screen>
<para>これで指定されたソースファイルまたはディレクトリ階層に対するコンテキスト形式の差分が生成されます. <para>これで指定されたソースファイルまたはディレクトリ階層に対するコンテキスト形式の差分が生成されます
詳しい説明は 詳しい説明は
&man.diff.1; のマ ニュアルページを参照してください.</para> &man.diff.1; のマニュアルページを参照してください.</para>
<para>差分ファイル (&man.patch.1; コマンドでテストできます) <para>差分ファイル (&man.patch.1; コマンドでテストできます)
を作ったら, それらを FreeBSD を作ったらそれらを FreeBSD
に含めてもらうようメールで送ってください. <link に含めてもらうようメールで送ってください<link
linkend="contrib-general">バグ報告と一般的な論評</link> linkend="contrib-general">バグ報告と一般的な論評</link>
に記述されているように &man.send-pr.1; に記述されているように &man.send-pr.1;
コマンドを使用してください. 差分ファイルだけを &a.hackers; コマンドを使用してください差分ファイルだけを &a.hackers;
へ送ってはいけません. 途方にくれてしまいます! へ送ってはいけません途方にくれてしまいます!
私たちは多忙なので, あなたの提案に大変感謝します 私たちは多忙なのであなたの提案に大変感謝します
(これはボランティアのプロジェクトです!). (これはボランティアのプロジェクトです!)
すぐに取りかかることはできませんが, 処理されるまではちゃんと すぐに取りかかることはできませんが処理されるまではちゃんと
PR データベースに残っています. PR データベースに残っています
報告の概要に <literal>[PATCH]</literal> 報告の概要に <literal>[PATCH]</literal>
と書いてあなたの提案を表明してください.</para> と書いてあなたの提案を表明してください</para>
<indexterm> <indexterm>
<primary><command>uuencode</command></primary> <primary><command>uuencode</command></primary>
</indexterm> </indexterm>
<para>あなたがそうした方がいいと思う場合 (例えば, <para>あなたがそうした方がいいと思う場合 (例えば
ファイルの追加, 削除または名称変更など), 変更を ファイルの追加、削除または名称変更など)、変更を
<command>tar</command> ファイルにまとめ, &man.uuencode.1; <command>tar</command> ファイルにまとめ&man.uuencode.1;
プログラムにかけてください. shar プログラムにかけてくださいshar
アーカイブも歓迎します.</para> アーカイブも歓迎します</para>
<para>例えばあなたがそれ自身のさらなる配布を管理する著作権の問題を良く分かっていないとか, <para>例えばあなたがそれ自身のさらなる配布を管理する著作権の問題を良く分かっていないとか
単に厳しいレビューをおこなっておらずリリースする準備ができていないなど, 単に厳しいレビューをおこなっておらずリリースする準備ができていないなど
あなたの変更が潜在的に不安定な性質を持つものである場合, あなたの変更が潜在的に不安定な性質を持つものである場合
&man.send-pr.1; で送付するよりむしろ &a.core; &man.send-pr.1; で送付するよりむしろ &a.core;
へ直接送ってください. コアチームメーリングリスト宛のメールは, へ直接送ってください。コアチームメーリングリスト宛のメールは、
日々の仕事のほとんどを FreeBSD でおこなっている人たちの, 日々の仕事のほとんどを FreeBSD でおこなっている人たちの
より小さなグルー プに届きます. より小さなグループに届きます。
このグループもまた<emphasis>とても忙しい</emphasis>ことに注意して, このグループもまた<emphasis>とても忙しい</emphasis>ことに注意して
本当に必要な場合にコアチームの彼らにメールを送るだけにしてください.</para> 本当に必要な場合にコアチームの彼らにメールを送るだけにしてください</para>
<para>コーディングスタイルに関する情報は <para>コーディングスタイルに関する情報は
&man.intro.9; および &man.style.9; &man.intro.9; および &man.style.9;
を参照してください. コードを提出する前には, を参照してください。コードを提出する前には、
少なくともこの情報を意識しておいてくださるようお願いします.</para> 少なくともこの情報を意識しておいてくださるようお願いします</para>
</sect2> </sect2>
<sect2> <sect2>
<title>新たなコードやメジャーな付加価値の高いパッケージ</title> <title>新たなコードやメジャーな付加価値の高いパッケージ</title>
<para>重要な大きい仕事の寄贈や, 重要な新しい機能を <para>重要な大きい仕事の寄贈や重要な新しい機能を
FreeBSD に追加する場合には通常, 変更点を tar/uuencode FreeBSD に追加する場合には通常変更点を tar/uuencode
したファイルにして送るか, それらをウェブサイトや FTP したファイルにして送るかそれらをウェブサイトや FTP
サイトへアップロードしてアクセスできるようにすることのどちらかが必要になります. サイトへアップロードしてアクセスできるようにすることのどちらかが必要になります
web や FTP サイトへのアクセスができないときは適切な FreeBSD web や FTP サイトへのアクセスができないときは適切な FreeBSD
のメーリングリストで誰かに変更を受け取って貰ってください.</para> のメーリングリストで誰かに変更を受け取って貰ってください</para>
<para>大量のコードをともなった仕事の場合は, <para>大量のコードをともなった仕事の場合は
常に著作権に関する微妙な問題が出てきます. FreeBSD 常に著作権に関する微妙な問題が出てきますFreeBSD
に含めるコードのコピーライトとして受け入れることができるのは, に含めるコードのコピーライトとして受け入れることができるのは
以下の二つです.</para> 以下の二つです</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<indexterm><primary>BSD copyright</primary></indexterm> <indexterm><primary>BSD copyright</primary></indexterm>
<listitem> <listitem>
<para>BSD コピーライト. <para>BSD コピーライト。
このコピーライトは<quote>権利に縛られない</quote>性格と商用企業にとって一般的な魅力をもつために最も好まれます. このコピーライトは
FreeBSD プロジェクトは商用利用を阻んだりせず, 何かを <quote>権利に縛られない</quote>
性格と商用企業にとって一般的な魅力をもつために最も好まれます。
FreeBSD プロジェクトは商用利用を阻んだりせず、何かを
FreeBSD FreeBSD
へ投資する気になった商業関係者による参加を積極的に奨励します.</para> へ投資する気になった商業関係者による参加を積極的に奨励します</para>
</listitem> </listitem>
<indexterm><primary>GPL</primary><see>GNU General Public License</see></indexterm> <indexterm><primary>GPL</primary><see>GNU General Public License</see></indexterm>
<indexterm><primary>GNU General Public License</primary></indexterm> <indexterm><primary>GNU General Public License</primary></indexterm>
<listitem> <listitem>
<para>GNU一般公有使用許諾, または<quote>GPL</quote>. <para>GNU一般公有使用許諾、または <quote>GPL</quote>。
このライセンスはコードを商用目的に使用する場合に余分な努力が求められるため, このライセンスはコードを商用目的に使用する場合に余分な努力が求められるため
私たちにあまり評判が良いというわけではありません. しかし, 私たちにあまり評判が良いというわけではありません。しかし、
私たちは既に GPL 下の高品質なコード (コンパイラ, 私たちは既に GPL 下の高品質なコード
アセンブラ, テキストフォーマッタ等) の提供を受けており, (コンパイラ、アセンブラ、テキストフォーマッタ等)
私たちは現在それを必要としています. そのため, の提供を受けており、私たちは現在それを必要としています。そのため、
このライセンスによる新たな貢献を拒絶するというのは愚かなことでしょう. GPL このライセンスによる新たな貢献を拒絶するというのは愚かなことでしょうGPL
下のコードはソースツリー の別の部分, 現在のところ 下のコードはソースツリーの別の部分、現在のところ
<filename>/sys/gnu</filename> か <filename>/sys/gnu</filename> か
<filename>/usr/src/gnu</filename> に入っています. <filename>/usr/src/gnu</filename> に入っています
そのため, GPL が問題となるような人は, そのため、GPL が問題となるような人は、
誰でも簡単にそれとわかるようになっています.</para> 誰でも簡単にそれとわかるようになっています</para>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
<para>これ以外のタイプのコピーライトによる寄贈は, FreeBSD <para>これ以外のタイプのコピーライトによる寄贈はFreeBSD
へ含めることを考慮する前に注意深いレビューを受けなければなりません. へ含めることを考慮する前に注意深いレビューを受けなければなりません
作者が独自のチャネルを通して配布しており, 作者が独自のチャネルを通して配布しており
そのような変更をおこなうことを常に奨励している場合でも, そのような変更をおこなうことを常に奨励している場合でも
特に限定的な商用のコピーライトが適用される寄贈は一般に拒否されます.</para> 特に限定的な商用のコピーライトが適用される寄贈は一般に拒否されます</para>
<para>あなたの作品に <quote>BSD スタイル</quote>のコピーライトを付けるには, <para>あなたの作品に <quote>BSD スタイル</quote> のコピーライトを付けるには、
保護したいソースコードファイルすべての一番最初に以下のテキストを入れて, 保護したいソースコードファイルすべての一番最初に以下のテキストを入れて
<literal>%%</literal> <literal>%%</literal>
の間を適切な情報に置き換えください.</para> の間を適切な情報に置き換えください</para>
<programlisting>Copyright (c) %%適切な年%% <programlisting>Copyright (c) %%適切な年%%
%%あなたの名前%%, %%あなたの州%% %%郵便番号%%. %%あなたの名前%%, %%あなたの州%% %%郵便番号%%.
@ -571,90 +573,90 @@ THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
&#36;Id&#36;</programlisting> &#36;Id&#36;</programlisting>
<para>便宜をはかるため, <para>便宜をはかるため
このテキストのコピーは次の場所に置いてあります. このテキストのコピーは次の場所に置いてあります
<filename>/usr/share/examples/etc/bsd-style-copyright</filename>.</para> <filename>/usr/share/examples/etc/bsd-style-copyright</filename></para>
<note> <note>
<title>訳注</title> <title>訳注</title>
<para>以下は神田敏広氏より寄贈された bsd-style-copyright <para>以下は神田敏広氏より寄贈された bsd-style-copyright
の日本語訳です. の日本語訳です
ソースファイルに含めるものは原文の方であることに注意してご利用ください. ソースファイルに含めるものは原文の方であることに注意してご利用ください
また, 原文との間に趣旨の差異が生じた場合, また、原文との間に趣旨の差異が生じた場合、
原文の内容が FreeBSD プロジェクトの意思であるものとします.</para> 原文の内容が FreeBSD プロジェクトの意思であるものとします</para>
</note> </note>
<programlisting> <programlisting>
Copyright (C) [年] Copyright (C) [年]
[あなたの名前] All rights reserved. [あなたの名前] All rights reserved.
ソースとバイナリ形式の再配布および使用は, 変更の有無にかかわらず以下の ソースとバイナリ形式の再配布および使用は変更の有無にかかわらず以下の
条件を満たす場合に限り許可される: 条件を満たす場合に限り許可される:
1. ソースコードの再配布は, 上記の著作権表示・この条件のリスト・下記の 1. ソースコードの再配布は上記の著作権表示・この条件のリスト・下記の
否認声明文を保持しなければならない. 否認声明文を保持しなければならない
2. バイナリ形式の再配布は, 上記の著作権表示・この条件のリスト・下記の 2. バイナリ形式の再配布は上記の著作権表示・この条件のリスト・下記の
否認声明文を, 配布物と共に提供される文書および/または他の資料の中に 否認声明文を配布物と共に提供される文書および/または他の資料の中に
含めなければならない. 含めなければならない
(訳注:ここから「否認声明文」です) (訳注:ここから「否認声明文」です)
このソフトウェアは[あなたの名前]および貢献者によって ``あるがままの状態'' このソフトウェアは[あなたの名前]および貢献者によって ``あるがままの状態''
で提供され, 商品性と特定の目的に対する適合性についての暗黙の保証に留ま で提供され商品性と特定の目的に対する適合性についての暗黙の保証に留ま
らず, いかなる明示および暗黙の保証を認めない. [あなたの名前]および貢献 らず、いかなる明示および暗黙の保証を認めない。[あなたの名前]および貢献
者は, あらゆる直接的・間接的・偶発的・特殊的・典型的・必然的な損害 (代 者はあらゆる直接的・間接的・偶発的・特殊的・典型的・必然的な損害 (代
替製品または代替サービスの獲得費; 効用・データ・利益の喪失; または業務 替製品または代替サービスの獲得費; 効用・データ・利益の喪失; または業務
中断を含み, またそれだけに留まらない損害) に対して, たとえどのようにし 中断を含み、またそれだけに留まらない損害) に対して、たとえどのようにし
て生じたとしても, そしてこのソフトウェアの使用によってどのようにであれ て生じたとしてもそしてこのソフトウェアの使用によってどのようにであれ
生じる, 契約上であろうと, 厳密な責任内であろうと, あるいは不正行為 (過 生じる、契約上であろうと、厳密な責任内であろうと、あるいは不正行為 (過
失やそうでない場合を含む) における場合であろうとも, いかなる責任論上も, 失やそうでない場合を含む) における場合であろうとも、いかなる責任論上も、
たとえそのような損害の可能性が予見されていたとしても, 一切の責任を持た たとえそのような損害の可能性が予見されていたとしても一切の責任を持た
ない. ない
翻訳: 神田敏広 翻訳: 神田敏広
御協力 (五十音順・敬称略): 御協力 (五十音順・敬称略):
池田研二, 内川 喜章, 藤村 英治, むらたしゅういちろう 池田研二、内川 喜章、藤村 英治、むらたしゅういちろう
杢野 雅一, 横田@宇都宮 杢野 雅一横田@宇都宮
</programlisting> </programlisting>
</sect2> </sect2>
<sect2> <sect2>
<title>金銭, ハードウェアまたはインターネットアクセス</title> <title>金銭ハードウェアまたはインターネットアクセス</title>
<para>FreeBSD プロジェクトの目的を進めるための寄付や, <para>FreeBSD プロジェクトの目的を進めるための寄付や
私たちと同じような ボランティアの細く長い!努力を, 私たちと同じようなボランティアの細く長い!努力を、
私たちは常に喜んで受け入れています. 私たちは常に喜んで受け入れています
また一般的に私たちは自分達で周辺機器を買う資金が不足しているため, また一般的に私たちは自分達で周辺機器を買う資金が不足しているため
周辺機器のサポートを充実させるのにハードウェアの寄付はとても重要です.</para> 周辺機器のサポートを充実させるのにハードウェアの寄付はとても重要です</para>
<sect3 id="donations"> <sect3 id="donations">
<title>資金の寄付</title> <title>資金の寄付</title>
<para>FreeBSD財団は, FreeBSD <para>FreeBSD 財団は、FreeBSD
プロジェクトの目標を推進するために確立された非営利的で税金を免除された財団です. プロジェクトの目標を推進するために確立された非営利的で税金を免除された財団です
501(c)3 の実体として, 財団はコロラド州所得税ならびに, 501(c)3 の実体として、財団はコロラド州所得税ならびに、
アメリカ連邦主義者所得税を一般に免除されています. アメリカ連邦主義者所得税を一般に免除されています
免税実体への寄付は, 免税実体への寄付は
しばしば有税の連邦政府の所得から差し引くことができます.</para> しばしば有税の連邦政府の所得から差し引くことができます</para>
<para>寄付は以下に送ってください. <para>寄付は以下に送ってください
<address> <address>
The FreeBSD Foundation The FreeBSD Foundation
<street>7321 Brockway Dr.</street> <street>7321 Brockway Dr.</street>
<city>Boulder</city>, <state>CO</state> <postcode>80303</postcode> <city>Boulder</city>, <state>CO</state> <postcode>80303</postcode>
<country>USA</country> <country>USA</country>
</address> </address>
財団はまだクレジットカード, 財団はまだクレジットカード
およびPayPalといった他の形式の支払いを受け入れることができません.</para> および PayPal といった他の形式の支払いを受け入れることができません</para>
<para>FreeBSD 財団に関するこれ以上の情報は <para>FreeBSD 財団に関するこれ以上の情報は
<ulink <ulink
url="http://people.FreeBSD.org/~jdp/foundation/announcement.html">The url="http://people.FreeBSD.org/~jdp/foundation/announcement.html">The
FreeBSD Foundation -- an Introduction</ulink> を見てください. FreeBSD Foundation -- an Introduction</ulink> を見てください
財団への email での連絡は 財団への email での連絡は
<email>bod@FreeBSDFoundation.org</email> <email>bod@FreeBSDFoundation.org</email>
へどうぞ.</para> へどうぞ</para>
</sect3> </sect3>
<sect3> <sect3>
@ -662,36 +664,36 @@ Copyright (C) [ǯ]
<indexterm><primary>寄贈</primary></indexterm> <indexterm><primary>寄贈</primary></indexterm>
<para>FreeBSD プロジェクトは, <para>FreeBSD プロジェクトは
次の3つのカテゴリのどんなハードウェアの寄贈も, 次の 3 つのカテゴリのどんなハードウェアの寄贈も、
喜んで受け付けます:</para> 喜んで受け付けます:</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>ディスクドライブ, <para>ディスクドライブ
メモリまたは完全なシステムといった一般用途のハードウェアは, メモリまたは完全なシステムといった一般用途のハードウェアは
<emphasis>資金の寄付</emphasis>の節にある <emphasis>資金の寄付</emphasis>の節にある
FreeBSD, Inc. の住所まで送っ てください.</para> FreeBSD, Inc. の住所まで送ってください。</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>進行中の受け入れテストのためのハードウェアが必要とされています. <para>進行中の受け入れテストのためのハードウェアが必要とされています
新たなリリース毎に適切な逆行テストができるように, 新たなリリース毎に適切な逆行テストができるように
私たちは現在, FreeBSD 私たちは現在FreeBSD
がサポートするすべてのコンポーネントのテストラボを設置しよう としています. がサポートするすべてのコンポーネントのテストラボを設置しようとしています。
私たちにはまだ, 私たちにはまだ
たくさんの重要な部品 (ネットワークカード, たくさんの重要な部品 (ネットワークカード
マザーボードなど) が不足していますので, マザーボードなど) が不足していますので
このような寄贈をしたいと思っているならば, &a.dg; このような寄贈をしたいと思っているならば&a.dg;
へコンタクトしてどの部品がまだ必要とされているかの情報を得てください.</para> へコンタクトしてどの部品がまだ必要とされているかの情報を得てください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>現在 FreeBSD にサポートされていないハードウェアで, <para>現在 FreeBSD にサポートされていないハードウェアで
サポートに追加して欲しいもの. サポートに追加して欲しいもの
私たちが新しいハードウェアを受けとる前にそのタスクを引き受けてくれる開発者を探す必要があるため, 私たちが新しいハードウェアを受けとる前にそのタスクを引き受けてくれる開発者を探す必要があるため
その部品を送る前に &a.core; その部品を送る前に &a.core;
にコンタクトを取ってください.</para> にコンタクトを取ってください</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</sect3> </sect3>
@ -699,11 +701,11 @@ Copyright (C) [ǯ]
<sect3> <sect3>
<title>インターネットアクセスの寄付</title> <title>インターネットアクセスの寄付</title>
<para>私たちは常に FTP, WWW や <command>cvsup</command> <para>私たちは常に FTPWWW や <command>cvsup</command>
の新しいミラーサイトを募集しています. の新しいミラーサイトを募集しています
ミラーサイトになりたい場合には the FreeBSD project ミラーサイトになりたい場合には the FreeBSD project
administrators <email>hubs@FreeBSD.org</email> administrators <email>hubs@FreeBSD.org</email>
にコンタクトを取って, 詳しい情報を手に入れてください.</para> にコンタクトを取って、詳しい情報を手に入れてください。</para>
</sect3> </sect3>
</sect2> </sect2>
</sect1> </sect1>

View file

@ -22,67 +22,67 @@
<pubdate>$FreeBSD$</pubdate> <pubdate>$FreeBSD$</pubdate>
<abstract> <abstract>
<para>この文書は FreeBSD に貢献した個人や組織を列記したものです.</para> <para>この文書は FreeBSD に貢献した個人や組織を列記したものです</para>
</abstract> </abstract>
</articleinfo> </articleinfo>
<sect1 id="donors"> <sect1 id="donors">
<title>寄贈者ギャラリー</title> <title>寄贈者ギャラリー</title>
<para>FreeBSD プロジェクトは次の寄贈者に恩義を受けており, <para>FreeBSD プロジェクトは次の寄贈者に恩義を受けており
ここに公表して感謝の意を表したいと思います.</para> ここに公表して感謝の意を表したいと思います</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para><emphasis> <para><emphasis>
セントラルサーバプロジェクトへの寄贈者:</emphasis></para> セントラルサーバプロジェクトへの寄贈者:</emphasis></para>
<para>次にあげる個人および企業からは, <para>次にあげる個人および企業からは
セントラルサーバマシンのための部品の寄贈を頂いており, セントラルサーバマシンのための部品の寄贈を頂いており
それによって それによって
<hostid role="fqdn">freefall.FreeBSD.org</hostid> <hostid role="fqdn">freefall.FreeBSD.org</hostid>
をリプレースして新たに FreeBSD をリプレースして新たに FreeBSD
プロジェクトのセントラルサーバマシンを プロジェクトのセントラルサーバマシンを
構築することができました.</para> 構築することができました</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>&a.mbarkah <para>&a.mbarkah
と彼の所属する と彼の所属する
<ulink url="http://www.hemi.com/">Hemisphere Online</ulink> <ulink url="http://www.hemi.com/">Hemisphere Online</ulink>
, <emphasis>Pentium Pro (P6) 200MHz CPU</emphasis> <emphasis>Pentium Pro (P6) 200MHz CPU</emphasis>
を寄贈してくださいました.</para> を寄贈してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.asacomputers.com/">ASA <para><ulink url="http://www.asacomputers.com/">ASA
Computers</ulink> は, <emphasis>Tyan 1662 Computers</ulink> は<emphasis>Tyan 1662
マザーボード</emphasis> マザーボード</emphasis>
を寄贈してくださいました.</para> を寄贈してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.via.net/">ViaNet <para><ulink url="http://www.via.net/">ViaNet
Communications</ulink> の Joe McGuckin Communications</ulink> の Joe McGuckin
<email>joe@via.net</email> は, <emphasis>Kingston <email>joe@via.net</email> は<emphasis>Kingston
イーサネットコントローラ</emphasis> イーサネットコントローラ</emphasis>
を寄贈してくださいました.</para> を寄贈してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Jack O'Neill <para>Jack O'Neill
<email>jack@diamond.xtalwind.net</email> は, <email>jack@diamond.xtalwind.net</email> は
<emphasis>NCR 53C875 SCSI コントローラカード</emphasis> <emphasis>NCR 53C875 SCSI コントローラカード</emphasis>
を寄贈してくださいました.</para> を寄贈してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.Alameda.net/">Alameda <para><ulink url="http://www.Alameda.net/">Alameda
Networks</ulink> の Ulf Zimmermann Networks</ulink> の Ulf Zimmermann
<email>ulf@Alameda.net</email> は, <emphasis>128MB <email>ulf@Alameda.net</email> は、<emphasis>128 MB
のメモリ</emphasis>, そして <emphasis>4 GB のメモリ</emphasis>そして <emphasis>4 GB
のディスクドライブと匡体</emphasis> のディスクドライブと匡体</emphasis>
を寄贈してくださいました.</para> を寄贈してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -92,7 +92,7 @@
<para>次にあげる個人および企業からは FreeBSD <para>次にあげる個人および企業からは FreeBSD
プロジェクトに対する直接的な プロジェクトに対する直接的な
資金提供を頂いています.</para> 資金提供を頂いています</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
@ -158,28 +158,28 @@
<listitem> <listitem>
<para>日本の <para>日本の
<ulink url="http://www.cdrom.co.jp/">Laser5</ulink> <ulink url="http://www.cdrom.co.jp/">Laser5</ulink>
, さまざまな種類の FreeBSD CD の販売利益の一部を さまざまな種類の FreeBSD CD の販売利益の一部を
寄付してくれました.</para> 寄付してくれました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.mmjp.or.jp/fuki/"> <para><ulink url="http://www.mmjp.or.jp/fuki/">
蕗出版</ulink> は, <emphasis>はじめての FreeBSD 蕗出版</ulink> は<emphasis>はじめての FreeBSD
</emphasis> の売り上げの一部を FreeBSD プロジェクト及び </emphasis> の売り上げの一部を FreeBSD プロジェクト及び
XFree86 プロジェクトへ寄付してくれました.</para> XFree86 プロジェクトへ寄付してくれました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.ascii.co.jp/">アスキー</ulink> <para><ulink url="http://www.ascii.co.jp/">アスキー</ulink>
は FreeBSD 関連の書籍の売り上げの一部を FreeBSD は FreeBSD 関連の書籍の売り上げの一部を FreeBSD
プロジェクトおよび FreeBSD 友の会へ寄付してくれました. プロジェクトおよび FreeBSD 友の会へ寄付してくれました
</para> </para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.yokogawa.co.jp/"> <para><ulink url="http://www.yokogawa.co.jp/">
横河電機株式会社</ulink> からは FreeBSD 横河電機株式会社</ulink> からは FreeBSD
プロジェクトへ多大な寄付をいただきました.</para> プロジェクトへ多大な寄付をいただきました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
@ -207,84 +207,84 @@
<listitem> <listitem>
<para><emphasis>ハードウェアの寄贈者</emphasis></para> <para><emphasis>ハードウェアの寄贈者</emphasis></para>
<para>次にあげる個人および企業からは, <para>次にあげる個人および企業からは
テストやデバイスドライバの開発 / サポート テストやデバイスドライバの開発 / サポート
のためのハードウェアの寄贈を頂いています.</para> のためのハードウェアの寄贈を頂いています</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>BSDi は, <para>BSDi は
ネットワークへのアクセスおよび ネットワークへのアクセスおよび
他のハードウェアリソースの寄贈はいうまでもなく, 他のハードウェアリソースの寄贈はいうまでもなく
開発に使うための Pentium P5-90 と 486/DX2-66 EISA/VL 開発に使うための Pentium P5-90 と 486/DX2-66 EISA/VL
のシステム数台を提供してくださいました.</para> のシステム数台を提供してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>TRW Financial Sysytems 社は, PC 130台, 68 GB <para>TRW Financial Sysytems 社は、PC 130 台、68 GB
のファイルサーバ 3台, 12のイーサネット, のファイルサーバ 3 台、12 のイーサネット、
ディスクレスコードのデバッグをおこなうための ルータ ディスクレスコードのデバッグをおこなうための ルータ
2台及び ATM スイッチを提供してくださいました. また, 2台及び ATM スイッチを提供してくださいました。また、
彼らは 2, 3人の FreeBSD ハッカーを雇って, FreeBSD 彼らは 2、3 人の FreeBSD ハッカーを雇って、FreeBSD
に専念させてくださっております. に専念させてくださっております
ありがとうございます!</para> ありがとうございます!</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Dermot McDonnell は, 東芝 XM3401B CD-ROM ドライブを <para>Dermot McDonnell は東芝 XM3401B CD-ROM ドライブを
寄贈してくださいました. その CD-ROM ドライブは現在 寄贈してくださいましたその CD-ROM ドライブは現在
freefall で使用されています.</para> freefall で使用されています</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Chuck Robey <email>chuckr@glue.umd.edu</email> <para>Chuck Robey <email>chuckr@glue.umd.edu</email>
, 実験用のフロッピーテープストリーマを 実験用のフロッピーテープストリーマを
寄付してくださいました.</para> 寄付してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Larry Altneu <email>larry@ALR.COM</email> と <para>Larry Altneu <email>larry@ALR.COM</email> と
&a.wilko;は, <devicename>wt</devicename> &a.wilko;は<devicename>wt</devicename>
ドライバを改良するために Wangtek と Archive の QIC-02 ドライバを改良するために Wangtek と Archive の QIC-02
テープドライブを提供してくださいました.</para> テープドライブを提供してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Ernst Winter <email>ewinter@lobo.muc.de</email> は, <para>Ernst Winter <email>ewinter@lobo.muc.de</email> は
このプロジェクトへ 2.88 MB このプロジェクトへ 2.88 MB
のフロッピードライブを提供してくださいました. のフロッピードライブを提供してくださいました
うまくいけば, うまくいけば
これでフロッピーディスクドライバを書き直すための これでフロッピーディスクドライバを書き直すための
プレッシャーが増えるでしょう.</para> プレッシャーが増えるでしょう</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.tekram.com/">Tekram <para><ulink url="http://www.tekram.com/">Tekram
Technologies</ulink> は NCR ドライバや AMD Technologies</ulink> は NCR ドライバや AMD
ドライバと自社のカードの逆行テストのため FAST/ULTRA ドライバと自社のカードの逆行テストのため FAST/ULTRA
SCSI ホストアダプタ DC-390, DC-390U, DC-390F を SCSI ホストアダプタ DC-390、DC-390U、DC-390F を
各1枚提供してくださいました. また, フリーな OS 各1枚提供してくださいました。また、フリーな OS
のためのドライバの ソースを自社の FTP サーバ のためのドライバの ソースを自社の FTP サーバ
<ulink url="ftp://ftp.tekram.com/scsi/FreeBSD/"> <ulink url="ftp://ftp.tekram.com/scsi/FreeBSD/">
ftp://ftp.tekram.com/scsi/FreeBSD/</ulink> ftp://ftp.tekram.com/scsi/FreeBSD/</ulink>
で公開されていることも称賛に値するでしょう.</para> で公開されていることも称賛に値するでしょう</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Larry M. Augustin <para>Larry M. Augustin
は Symbios Sym8751S SCSI は Symbios Sym8751S SCSI
カードを寄贈してくださっただけでなく, Ultra-2 や LVD カードを寄贈してくださっただけでなくUltra-2 や LVD
をサポートする次期チップ Sym53c895 のものを含む をサポートする次期チップ Sym53c895 のものを含む
データブックのセットと, 最新の Symbios SCSI データブックのセットと最新の Symbios SCSI
チップが持つ先進的機能を安全に使う方法について書かれた チップが持つ先進的機能を安全に使う方法について書かれた
最新のプログラミングマニュアルも寄贈してくださいました. 最新のプログラミングマニュアルも寄贈してくださいました
本当にありがとうございます!</para> 本当にありがとうございます!</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>Christoph Kukulies <email>kuku@FreeBSD.org</email> <para>Christoph Kukulies <email>kuku@FreeBSD.org</email>
, IDE CD-ROM ドライバ開発用の FX120 12 倍速 Mitsumi IDE CD-ROM ドライバ開発用の FX120 12 倍速 Mitsumi
CD-ROM ドライブを提供してくださいました.</para> CD-ROM ドライブを提供してくださいました</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -295,37 +295,37 @@
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.bsdi.com/">BSDi <para><ulink url="http://www.bsdi.com/">BSDi
</ulink> (かつての Walnut Creek CDROM)は, </ulink> (かつての Walnut Creek CDROM) は、
言い表せないほど多くの寄付をしてくださいました (詳細は 言い表せないほど多くの寄付をしてくださいました (詳細は
<ulink url="../../ja/books/handbook">FreeBSD ハンドブック</ulink>の <ulink url="../../ja/books/handbook">FreeBSD ハンドブック</ulink>の
FreeBSD 小史の章を見てください). FreeBSD 小史の章を見てください)
特に, 私たちのもともとのプライマリ開発マシンである 特に私たちのもともとのプライマリ開発マシンである
<hostid role="fqdn">freefall.FreeBSD.org</hostid>, <hostid role="fqdn">freefall.FreeBSD.org</hostid>
テストおよびビルドマシンである テストおよびビルドマシンである
<hostid role="fqdn">thud.FreeBSD.org</hostid> <hostid role="fqdn">thud.FreeBSD.org</hostid>
で使用しているハードウェアに対し感謝したいと思います. で使用しているハードウェアに対し感謝したいと思います
また彼らには, 数年にわたる色々な貢献者への資金提供や, また彼らには、数年にわたる色々な貢献者への資金提供や、
インターネットへの T1 コネクションの無制限使用を提供して インターネットへの T1 コネクションの無制限使用を提供して
頂いた恩義があります.</para> 頂いた恩義があります</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.interface-business.de/">interface <para><ulink url="http://www.interface-business.de/">interface
business GmbH, Dresden</ulink> は, &a.joerg; business GmbH, Dresden</ulink> は&a.joerg;
を根気よくサポートしてくださいました. 彼は本職より を根気よくサポートしてくださいました彼は本職より
FreeBSD の仕事を好みがちであり, 彼個人の接続があまりに FreeBSD の仕事を好みがちであり彼個人の接続があまりに
遅くなったり途切れたりして仕事にならない時は必ず 遅くなったり途切れたりして仕事にならない時は必ず
interface business の (非常に高価な) EUnet interface business の (非常に高価な) EUnet
インターネット接続に頼ったものです...</para> インターネット接続に頼ったものです…。</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><ulink url="http://www.bsdi.com/">Berkeley Software <para><ulink url="http://www.bsdi.com/">Berkeley Software
Design, Inc.</ulink> は, 同社の DOS Design, Inc.</ulink> は同社の DOS
エミュレータのコードを エミュレータのコードを
BSD コミュニティ全体に対して提供してくれました. このコードは, BSD コミュニティ全体に対して提供してくれました。このコードは、
<emphasis>doscmd</emphasis> <emphasis>doscmd</emphasis>
コマンドに利用されています.</para> コマンドに利用されています</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</listitem> </listitem>
@ -342,12 +342,12 @@
<sect1 id="staff-core"> <sect1 id="staff-core">
<title>FreeBSD コアチーム</title> <title>FreeBSD コアチーム</title>
<para>FreeBSD コアチームは, <para>FreeBSD コアチームは
プロジェクトの <quote>運用委員会</quote> を形成し, FreeBSD プロジェクトの <quote>運用委員会</quote> を形成しFreeBSD
プロジェクトの全般的な目的や方針の決定を行います. さらに, プロジェクトの全般的な目的や方針の決定を行います。さらに、
FreeBSDプロジェクトの FreeBSDプロジェクトの
<link linkend="staff-who">特定の分野</link>の <link linkend="staff-who">特定の分野</link>の
運用も行っています.</para> 運用も行っています</para>
<para>(姓でアルファベット順):</para> <para>(姓でアルファベット順):</para>
@ -401,9 +401,9 @@
<sect1 id="staff-committers"> <sect1 id="staff-committers">
<title>FreeBSD の開発者たち</title> <title>FreeBSD の開発者たち</title>
<para>(CVSの)commitする権利を持っていて, FreeBSD <para>(CVS の) commitする権利を持っていて、FreeBSD
のソースツリーについて 作業をおこなっている人々がいます. のソースツリーについて 作業をおこなっている人々がいます
すべてのコアチームのメンバはま た 開発者でもあります.</para> すべてのコアチームのメンバはまた開発者でもあります。</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
@ -1530,8 +1530,8 @@
<para><ulink url="../../../../ja/docproj/index.html">FreeBSD <para><ulink url="../../../../ja/docproj/index.html">FreeBSD
ドキュメンテーションプロジェクト</ulink>は複数のサービスを提供 ドキュメンテーションプロジェクト</ulink>は複数のサービスを提供
しています. それぞれのサービスは, 以下の担当者とその しています。それぞれのサービスは、以下の担当者とその
<emphasis>副担当者</emphasis>によって運用されています.</para> <emphasis>副担当者</emphasis>によって運用されています</para>
<variablelist> <variablelist>
<varlistentry> <varlistentry>
@ -1771,11 +1771,11 @@
<sect1 id="contrib-corealumni"> <sect1 id="contrib-corealumni">
<title>コアチームの卒業生</title> <title>コアチームの卒業生</title>
<indexterm><primary>コアチーム(core team)</primary></indexterm> <indexterm><primary>コアチーム (core team)</primary></indexterm>
<para>次にあげる人々は()で記した期間, FreeBSD <para>次にあげる人々は () で記した期間、FreeBSD
コアチームのメンバーでした. FreeBSD コアチームのメンバーでしたFreeBSD
プロジェクトにおける彼らの努力に感謝の意を表します. プロジェクトにおける彼らの努力に感謝の意を表します
</para> </para>
<para><emphasis>だいたいの年代順:</emphasis></para> <para><emphasis>だいたいの年代順:</emphasis></para>
@ -1874,11 +1874,11 @@
<sect1 id="contrib-develalumni"> <sect1 id="contrib-develalumni">
<title>開発チームの卒業生</title> <title>開発チームの卒業生</title>
<indexterm><primary>開発チーム(development team)</primary></indexterm> <indexterm><primary>開発チーム (development team)</primary></indexterm>
<para>次にあげるのは, かつて FreeBSD <para>次にあげるのはかつて FreeBSD
開発チームの一員だった人々です. 開発チームの一員だった人々です
FreeBSD プロジェクトに貢献してくださった彼らに感謝します.</para> FreeBSD プロジェクトに貢献してくださった彼らに感謝します</para>
<para><emphasis>ほぼ年代順に:</emphasis></para> <para><emphasis>ほぼ年代順に:</emphasis></para>
@ -1923,15 +1923,15 @@
<title>BSD 派生ソフトウェアへの貢献者</title> <title>BSD 派生ソフトウェアへの貢献者</title>
<para>このソフトウェアは最初は William F. Jolitz の 386BSD release <para>このソフトウェアは最初は William F. Jolitz の 386BSD release
0.1 から派生しましたが, オリジナルの 386BSD 0.1 から派生しましたがオリジナルの 386BSD
に固有のコードはほとんど残っていません. に固有のコードはほとんど残っていません
このソフトウェアは基本的にはカリフォルニア大学 バークレイ校の このソフトウェアは基本的にはカリフォルニア大学 バークレイ校の
Computer Science Research Group (CSRG) とその共同研究者 Computer Science Research Group (CSRG) とその共同研究者
たちによる 4.4BSD-Lite リリースから再実装されました.</para> たちによる 4.4BSD-Lite リリースから再実装されました</para>
<para>また, NetBSD や OpenBSD の一部も FreeBSD <para>またNetBSD や OpenBSD の一部も FreeBSD
に取り込まれています. したがって私たちは NetBSD と OpenBSD に取り込まれていますしたがって私たちは NetBSD と OpenBSD
へ貢献した人々すべてに感謝します.</para> へ貢献した人々すべてに感謝します</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="contrib-additional"> <sect1 id="contrib-additional">

View file

@ -36,10 +36,10 @@
<abstract> <abstract>
<para> <para>
この記事は FreeBSD の PPP ダイアルアップと IPFW この記事は FreeBSD の PPP ダイアルアップと IPFW
を用いながらどのように防火壁をセットアップするか, を用いながらどのように防火壁をセットアップするか
特に動的に割り当てられた IP 特に動的に割り当てられた IP
アドレスによるダイアルアップ上の防火壁について事実を元に詳細に説明します. アドレスによるダイアルアップ上の防火壁について事実を元に詳細に説明します
なお, 前段階である PPP 接続についての設定は触れていません.</para> なお、前段階である PPP 接続についての設定は触れていません。</para>
</abstract> </abstract>
</articleinfo> </articleinfo>
@ -50,23 +50,23 @@
<para> <para>
この文書はあなたの ISP によって この文書はあなたの ISP によって
IP アドレスを動的に割り当てられた時, FreeBSD IP アドレスを動的に割り当てられた時FreeBSD
で防火壁をセットアップために要求される手順を扱うことをめざしたものです. で防火壁をセットアップために要求される手順を扱うことをめざしたものです
この文書を可能な限り有益で正確なものにするために努力しているので, この文書を可能な限り有益で正確なものにするために努力しているので
どうぞ意見や提案を どうぞ意見や提案を
<email>marcs@draenor.org</email>. <email>marcs@draenor.org</email>
に送って下さい.</para> に送って下さい</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="kernel"> <sect1 id="kernel">
<title>カーネルオプション</title> <title>カーネルオプション</title>
<para> <para>
最初になすべきことは FreeBSD のカーネルを再コンパイルすることです. 最初になすべきことは FreeBSD のカーネルを再コンパイルすることです
カーネルを再コンパイルする方法についてさらに情報が必要なら, カーネルを再コンパイルする方法についてさらに情報が必要なら
<ulink URL="http://www.freebsd.org/handbook/kernelconfig.html"> <ulink URL="http://www.freebsd.org/handbook/kernelconfig.html">
ハンドブックのカーネルのコンフィグレーションの節</ulink> ハンドブックのカーネルのコンフィグレーションの節</ulink>
から読み始めるのが最適でしょう. から読み始めるのが最適でしょう
カーネルの中に以下のオプションをつけてコンパイルする必要があります: </para> カーネルの中に以下のオプションをつけてコンパイルする必要があります: </para>
<variablelist> <variablelist>
@ -74,7 +74,7 @@
<term><literal>options IPFIREWALL</literal></term> <term><literal>options IPFIREWALL</literal></term>
<listitem> <listitem>
<para>カーネルの防火壁のコードを有効にします.</para> <para>カーネルの防火壁のコードを有効にします</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -82,7 +82,7 @@
<term><literal>options IPFIREWALL_VERBOSE</literal></term> <term><literal>options IPFIREWALL_VERBOSE</literal></term>
<listitem> <listitem>
<para>システムの logger へ記録されたパケットを送ります.</para> <para>システムの logger へ記録されたパケットを送ります</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -92,10 +92,10 @@
<listitem> <listitem>
<para> <para>
記録されるマッチするエントリの数を制限します. 記録されるマッチするエントリの数を制限します
これはログファイルがたくさんの繰返しのエントリで一杯になるのを抑制します. これはログファイルがたくさんの繰返しのエントリで一杯になるのを抑制します
<replaceable>100</replaceable> は使用上無理のない数ですが, <replaceable>100</replaceable> は使用上無理のない数ですが
自分の要求に基づいて調整することができます.</para> 自分の要求に基づいて調整することができます</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -104,15 +104,15 @@
<listitem> <listitem>
<para><emphasis>divert</emphasis>ソケット <para><emphasis>divert</emphasis>ソケット
(後述) を有効にします.</para> (後述) を有効にします</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para> <para>
更なるセキュリティーのためにカーネルの中に組み込むことのできるオプションが他にいくつかあります. 更なるセキュリティーのためにカーネルの中に組み込むことのできるオプションが他にいくつかあります
これらは防火壁を動かすためには必要ではありませんが, これらは防火壁を動かすためには必要ではありませんが
セキュリティーに猛烈にこだわるユーザは有効にしてかまいません.</para> セキュリティーに猛烈にこだわるユーザは有効にしてかまいません</para>
<variablelist> <variablelist>
<varlistentry> <varlistentry>
@ -121,19 +121,19 @@
<listitem> <listitem>
<para> <para>
このオプションは SYN と FIN のフラグをもった このオプションは SYN と FIN のフラグをもった
TCP パケットを無視します. TCP パケットを無視します
これは マシンの TCP/IP スタックを識別するので これは マシンの TCP/IP スタックを識別するので
nmap などのようなツールを妨げることができます. nmap などのようなツールを妨げることができます
しかし RFC1644 拡張のサポートに違反しています. しかし RFC1644 拡張のサポートに違反しています
これは現在稼働している web サーバには推奨 *しません*.</para> これは現在稼働している web サーバには推奨 *しません*</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para> <para>
いったんカーネルを再コンパイルしたら再起動しないで下さい. いったんカーネルを再コンパイルしたら再起動しないで下さい
希望的にも, 希望的にも
防火壁の設置を完了するために一回だけ再起動する必要があります.</para> 防火壁の設置を完了するために一回だけ再起動する必要があります</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="rcconf"> <sect1 id="rcconf">
@ -143,7 +143,7 @@
<para> <para>
防火壁について 防火壁について
<filename>/etc/rc.conf</filename> <filename>/etc/rc.conf</filename>
をのことを述べるために, そこにいくつかの変更を行います. をのことを述べるために、そこにいくつかの変更を行います。
単純に以下の行を加えます:</para> 単純に以下の行を加えます:</para>
<programlisting>firewall_enable="YES" <programlisting>firewall_enable="YES"
@ -154,8 +154,8 @@ natd_flags="-dynamic"</programlisting>
<para> <para>
上でしたものに関する更なる情報は 上でしたものに関する更なる情報は
<filename>/etc/defaults/rc.conf</filename> を見て, <filename>/etc/defaults/rc.conf</filename> を見て
&man.rc.conf.5; を読んで下さい.</para> &man.rc.conf.5; を読んで下さい</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
@ -163,12 +163,12 @@ natd_flags="-dynamic"</programlisting>
<para> <para>
もしかすると既に PPP の組込みネットワークアドレス変換 もしかすると既に PPP の組込みネットワークアドレス変換
(NAT) を利用しているかも知れません. (NAT) を利用しているかも知れません
それを無効化しなければならない場合であるなら, それを無効化しなければならない場合であるなら
&man.natd.8; の例を使い, 同じようにして下さい.</para> &man.natd.8; の例を使い、同じようにして下さい。</para>
<para> <para>
既に PPP の自動スタートのエントリのまとまりがあるなら, 既に PPP の自動スタートのエントリのまとまりがあるなら
多分こんなふうになっているでしょう:</para> 多分こんなふうになっているでしょう:</para>
<programlisting>ppp_enable="YES" <programlisting>ppp_enable="YES"
@ -177,45 +177,45 @@ ppp_nat="YES"
ppp_profile="<replaceable>profile</replaceable>"</programlisting> ppp_profile="<replaceable>profile</replaceable>"</programlisting>
<para> <para>
もしそうなら, もしそうなら
<literal>ppp_nat="YES"</literal> の行を削除して下さい. <literal>ppp_nat="YES"</literal> の行を削除して下さい
また <filename>/etc/ppp/ppp.conf</filename> の中の また <filename>/etc/ppp/ppp.conf</filename> の中の
<literal>nat enable yes</literal> または <literal>nat enable yes</literal> または
<literal>alias enable yes</literal> を削除する必要があるでしょう.</para> <literal>alias enable yes</literal> を削除する必要があるでしょう</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="rules"> <sect1 id="rules">
<title>防火壁へのルールセット</title> <title>防火壁へのルールセット</title>
<para> <para>
さて, ほとんどのことをやりおわりました. さて、ほとんどのことをやりおわりました。
残る最後の仕事は防火壁のルールを定義することです. 残る最後の仕事は防火壁のルールを定義することです
それから再起動すると, 防火壁が立ち上がり稼働するはずです. それから再起動すると、防火壁が立ち上がり稼働するはずです。
私はルールベースを定義する段階に達すると, 私はルールベースを定義する段階に達すると
すべての人が若干異なる何かを求めているのだとと実感しています. すべての人が若干異なる何かを求めているのだとと実感しています
私が努力してきたのは, 私が努力してきたのは
ほとんどのダイアルアップユーザに適合したルールセットを書くことです. ほとんどのダイアルアップユーザに適合したルールセットを書くことです
あなたは自分の必要のために あなたは自分の必要のために
単純に以下のルールを土台として用いることによって 単純に以下のルールを土台として用いることによって
自分用のルールベースに変更することができます. 自分用のルールベースに変更することができます
まず, 閉じた防火壁の基礎から始めましょう. まず、閉じた防火壁の基礎から始めましょう。
望むのは初期状態ですべてを拒否することです. 望むのは初期状態ですべてを拒否することです
それからあなたが本当に必要とすることだけのために防火壁をあけましょう. それからあなたが本当に必要とすることだけのために防火壁をあけましょう
ルールはまず許可し, それから拒否するという順番であるべきです. ルールはまず許可し、それから拒否するという順番であるべきです。
その前提はあなたの許可のための規則を付加するとういことで, その前提はあなたの許可のための規則を付加するとういことで
それから他の全ては拒否されます. :)</para> それから他の全ては拒否されます:)</para>
<para> <para>
では /etc/firewall ディレクトリを作りましょう. では /etc/firewall ディレクトリを作りましょう
ディレクトリをそこへ変更し, ディレクトリをそこへ変更し
<filename>rc.conf</filename> で規定した <filename>rc.conf</filename> で規定した
<filename>fwrules</filename> ファイルを編集します. <filename>fwrules</filename> ファイルを編集します
このファイル名を自分が望む任意のものに変更できるということに気をつけてください. このファイル名を自分が望む任意のものに変更できるということに気をつけてください
この手引きはファイル名の一例を与えるだけです. </para> この手引きはファイル名の一例を与えるだけです</para>
<para> <para>
それでは, 防火壁ファイルの見本を見てみましょう. それでは、防火壁ファイルの見本を見てみましょう。
そのすべてを詳細に説明します.</para> そのすべてを詳細に説明します</para>
<programlisting># Firewall rules <programlisting># Firewall rules
# Written by Marc Silver (marcs@draenor.org) # Written by Marc Silver (marcs@draenor.org)
@ -223,58 +223,58 @@ ppp_profile="<replaceable>profile</replaceable>"</programlisting>
# Freely distributable # Freely distributable
# (/etc/rc.firewall にあるように) 参照を簡単にするために防火壁のコマンドを定義します. # (/etc/rc.firewall にあるように) 参照を簡単にするために防火壁のコマンドを定義します
# 読みやすくするのに役立ちます. # 読みやすくするのに役立ちます
fwcmd="/sbin/ipfw" fwcmd="/sbin/ipfw"
# 再読込みする前に現在のルールの消去を強制します. # 再読込みする前に現在のルールの消去を強制します
$fwcmd -f flush $fwcmd -f flush
# トンネルインターフェースを通じてすべてのパケットを divert します. # トンネルインターフェースを通じてすべてのパケットを divert します
$fwcmd add divert natd all from any to any via tun0 $fwcmd add divert natd all from any to any via tun0
# 自分のネットワークとローカルホストからのデータをすべて許可します. # 自分のネットワークとローカルホストからのデータをすべて許可します
# 再起動する前に自分のネットワークカード (私のは fxp0 です) に変更するのを確認しましょう. :) # 再起動する前に自分のネットワークカード (私のは fxp0 です) に変更するのを確認しましょう:)
$fwcmd add allow ip from any to any via lo0 $fwcmd add allow ip from any to any via lo0
$fwcmd add allow ip from any to any via fxp0 $fwcmd add allow ip from any to any via fxp0
# 自分が着手したすべての接続を許可します. # 自分が着手したすべての接続を許可します
$fwcmd add allow tcp from any to any out xmit tun0 setup $fwcmd add allow tcp from any to any out xmit tun0 setup
# 接続がいったん作成されると, それを許可して開けておきます. # 接続がいったん作成されると、それを許可して開けておきます。
$fwcmd add allow tcp from any to any via tun0 established $fwcmd add allow tcp from any to any via tun0 established
# 以下のサービスへ接続することをインターネット上のすべての人に許可します. # 以下のサービスへ接続することをインターネット上のすべての人に許可します
# この例では人々は ssh と apache に接続してよいということを示しています. # この例では人々は ssh と apache に接続してよいということを示しています
$fwcmd add allow tcp from any to any 80 setup $fwcmd add allow tcp from any to any 80 setup
$fwcmd add allow tcp from any to any 22 setup $fwcmd add allow tcp from any to any 22 setup
# すべての ident パケットに RESET を送ります. # すべての ident パケットに RESET を送ります
$fwcmd add reset log tcp from any to any 113 in recv tun0 $fwcmd add reset log tcp from any to any 113 in recv tun0
# 規定されたサーバに対して *のみ* 外部 DNS の問い合わせを許可します. # 規定されたサーバに対して *のみ* 外部 DNS の問い合わせを許可します
$fwcmd add allow udp from any to <replaceable>x.x.x.x</replaceable> 53 out xmit tun0 $fwcmd add allow udp from any to <replaceable>x.x.x.x</replaceable> 53 out xmit tun0
# 応答とともに戻ってくることを許可します. :) # 応答とともに戻ってくることを許可します:)
$fwcmd add allow udp from <replaceable>x.x.x.x</replaceable> 53 to any in recv tun0 $fwcmd add allow udp from <replaceable>x.x.x.x</replaceable> 53 to any in recv tun0
# (ping と traceroute を動作させるために) ICMP を許可します. # (ping と traceroute を動作させるために) ICMP を許可します
# これを非許可にしたいと思うかもしれませんが, # これを非許可にしたいと思うかもしれませんが
# 需要を保ちつづけるには適していると感じています. # 需要を保ちつづけるには適していると感じています
$fwcmd add 65435 allow icmp from any to any $fwcmd add 65435 allow icmp from any to any
# 残りの全てを拒否します. # 残りの全てを拒否します
$fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting> $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
<para> <para>
あなたは 22 番と 80 番のポートへの接続を許可し, あなたは 22 番と 80 番のポートへの接続を許可し
それ以外に試みられるすべての接続を記録する十分に機能的な防火壁を手にしました. それ以外に試みられるすべての接続を記録する十分に機能的な防火壁を手にしました
では, あなたは安全に再起動することができて, では、あなたは安全に再起動することができて、
あなたの防火壁はうまく立ち上がるはずです. あなたの防火壁はうまく立ち上がるはずです
もしこれに正しくないことを見つけたら, もしこれに正しくないことを見つけたら
もしくは任意の問題を経験したら, もしくは任意の問題を経験したら
さもなくばこのページを向上させるための任意の提案があるなら, さもなくばこのページを向上させるための任意の提案があるなら
そのいずれにしても, どうか私に電子メールを下さい.</para> そのいずれにしても、どうか私に電子メールを下さい。</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
@ -284,21 +284,21 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
<qandaentry> <qandaentry>
<question> <question>
<para> <para>
組込みの ppp フィルタを使ってもよいのに, 組込みの ppp フィルタを使ってもよいのに
なぜ natd と ipfw を使っているのですか?</para> なぜ natd と ipfw を使っているのですか?</para>
</question> </question>
<answer> <answer>
<para> <para>
正直に言うと, 正直に言うと
組込みの ppp フィルタの代わりに 組込みの ppp フィルタの代わりに
ipfw と natd を使う決定的な理由はないと言わなければなりません. ipfw と natd を使う決定的な理由はないと言わなければなりません
いろいろな人と繰り返してきた議論より, いろいろな人と繰り返してきた議論より
ipfw は確かに ppp フィルタよりもパワフルで設定に融通がきく一方, ipfw は確かに ppp フィルタよりもパワフルで設定に融通がきく一方
それが機能的であるために作り上げたものはカスタマイズの容易さを それが機能的であるために作り上げたものはカスタマイズの容易さを
失っているということで意見の一致をみたようです. 失っているということで意見の一致をみたようです
私がそれを使う理由のひとつはユーザランドのプログラムでするよりも, 私がそれを使う理由のひとつはユーザランドのプログラムでするよりも
カーネルレベルで行う防火壁の方を好むからです.</para> カーネルレベルで行う防火壁の方を好むからです</para>
</answer> </answer>
</qandaentry> </qandaentry>
@ -306,18 +306,18 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
<question> <question>
<para> <para>
<errorname>limit 100 reached on entry 2800</errorname> <errorname>limit 100 reached on entry 2800</errorname>
のようなメッセージを受け取った後, のようなメッセージを受け取った後
ログの中にそれ以上の拒否を全く見なくなりました. ログの中にそれ以上の拒否を全く見なくなりました
防火壁はまだ動作しているのでしょうか?</para> 防火壁はまだ動作しているのでしょうか?</para>
</question> </question>
<answer> <answer>
<para> <para>
単にルールのログカウントが最大値に達したということを意味しています. 単にルールのログカウントが最大値に達したということを意味しています
ルール自身はまだ機能していますが, ルール自身はまだ機能していますが
ログカウンタをリセットするまでそれ以上ログを記録しません. ログカウンタをリセットするまでそれ以上ログを記録しません
これは ipfw コマンドに <literal>resetlog</literal> これは ipfw コマンドに <literal>resetlog</literal>
オプションを頭につけて実行するだけでできます.</para> オプションを頭につけて実行するだけでできます</para>
</answer> </answer>
</qandaentry> </qandaentry>
@ -325,7 +325,7 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
<question> <question>
<para> <para>
もし内部で 192.168.0.0 もし内部で 192.168.0.0
の範囲のようなプライベートアドレスを使用しているなら, の範囲のようなプライベートアドレスを使用しているなら
<literal>$fwcmd add deny all from any to 192.168.0.0:255.255.0.0 via tun0</literal> <literal>$fwcmd add deny all from any to 192.168.0.0:255.255.0.0 via tun0</literal>
のようなコマンドを のようなコマンドを
内部のマシンへ試みられる外部からの接続を防止するために 内部のマシンへ試みられる外部からの接続を防止するために
@ -334,52 +334,52 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
<answer> <answer>
<para> <para>
端的な答えは no です. 端的な答えは no です
この問題に対するその理由は この問題に対するその理由は
natd は tun0 デバイスを通して divert されている natd は tun0 デバイスを通して divert されている
<emphasis>あらゆるもの</emphasis> <emphasis>あらゆるもの</emphasis>
に対してアドレス変換を行っているということです. に対してアドレス変換を行っているということです
それが関係している限り, それが関係している限り
入ってくるパケットは動的に割り当てられた 入ってくるパケットは動的に割り当てられた
IP アドレスに対してのみ話し, IP アドレスに対してのみ話し
内部ネットワークに対しては *話さない* のです. 内部ネットワークに対しては *話さない* のです
防火壁経由で外へ出て行くホストからあなたの内部ネットワーク上のホストを制限する 防火壁経由で外へ出て行くホストからあなたの内部ネットワーク上のホストを制限する
<literal>$fwcmd add deny all from 192.168.0.4:255.255.0.0 to any via tun0</literal> <literal>$fwcmd add deny all from 192.168.0.4:255.255.0.0 to any via tun0</literal>
のようなルールを追加することができるということにも気をつけてください.</para> のようなルールを追加することができるということにも気をつけてください</para>
</answer> </answer>
</qandaentry> </qandaentry>
<qandaentry> <qandaentry>
<question> <question>
<para> <para>
何か間違っているに違いありません. 何か間違っているに違いありません
私はあなたの説明に文字通り従いましたが, 私はあなたの説明に文字通り従いましたが
締め出されてしまいました.</para> 締め出されてしまいました</para>
</question> </question>
<answer> <answer>
<para> <para>
このチュートリアルはあなたが このチュートリアルはあなたが
<emphasis>userland-ppp</emphasis> <emphasis>userland-ppp</emphasis>
を稼働していて, その結果 を稼働していてその結果
<devicename>tun0</devicename> <devicename>tun0</devicename>
[&man.ppp.8; (またの名を <emphasis>user-ppp</emphasis>) [&man.ppp.8; (またの名を <emphasis>user-ppp</emphasis>)
で作られる最初の接続に相当します] で作られる最初の接続に相当します]
インターフェース上で供給されたルールセットが動作していることを想定しています. インターフェース上で供給されたルールセットが動作していることを想定しています
さらなる接続は さらなる接続は
<devicename>tun1</devicename>, <devicename>tun2</devicename> <devicename>tun1</devicename><devicename>tun2</devicename>
などを用います.</para> などを用います</para>
<para> <para>
&man.pppd.8; が &man.pppd.8; が
<devicename>ppp0</devicename> <devicename>ppp0</devicename>
インターフェースを代わりに用いるということにも注意するすべきです. インターフェースを代わりに用いるということにも注意するすべきです
よって &man.pppd.8; による接続を始めるなら よって &man.pppd.8; による接続を始めるなら
<devicename>ppp0</devicename> の代わりに <devicename>ppp0</devicename> の代わりに
<devicename>tun0</devicename> を用いて下さい. <devicename>tun0</devicename> を用いて下さい
この変更を反映する防火壁のルールを編集する早道は以下に示されています. この変更を反映する防火壁のルールを編集する早道は以下に示されています
元のルールセットは <filename>fwrules_tun0</filename> 元のルールセットは <filename>fwrules_tun0</filename>
としてバックアップされています.</para> としてバックアップされています</para>
<screen> &prompt.user; <userinput>cd /etc/firewall</userinput> <screen> &prompt.user; <userinput>cd /etc/firewall</userinput>
/etc/firewall&prompt.user; <userinput>su</userinput> /etc/firewall&prompt.user; <userinput>su</userinput>
@ -389,12 +389,12 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
</screen> </screen>
<para> <para>
いったん接続が確立したら, いったん接続が確立したら
現在 &man.ppp.8; か &man.pppd.8; のどちらを利用しているかを知るために 現在 &man.ppp.8; か &man.pppd.8; のどちらを利用しているかを知るために
&man.ifconfig.8; の出力で検査することができます. &man.ifconfig.8; の出力で検査することができます
例として, &man.pppd.8; で作成された接続では, 例として、&man.pppd.8; で作成された接続では、
このようなものが目にするでしょう このようなものが目にするでしょう
(関係のあるものだけ示しています).</para> (関係のあるものだけ示しています)</para>
<screen> &prompt.user; <userinput>ifconfig</userinput> <screen> &prompt.user; <userinput>ifconfig</userinput>
<emphasis>(skipped...)</emphasis> <emphasis>(skipped...)</emphasis>
@ -404,9 +404,9 @@ $fwcmd add 65435 deny log ip from any to any</programlisting>
</screen> </screen>
<para> <para>
他方で, &man.ppp.8; (<emphasis>user-ppp</emphasis>) 他方で&man.ppp.8; (<emphasis>user-ppp</emphasis>)
で作成された接続では, で作成された接続では
あなたはこれに似たものを目にするはずです.</para> あなたはこれに似たものを目にするはずです</para>
<screen> &prompt.user; <userinput>ifconfig</userinput> <screen> &prompt.user; <userinput>ifconfig</userinput>
<emphasis>(skipped...)</emphasis> <emphasis>(skipped...)</emphasis>

View file

@ -42,37 +42,38 @@
</copyright> </copyright>
<abstract> <abstract>
<para>FreeBSD-hackers メーリングリストの友人たちの助けによって, <para>FreeBSD-hackers メーリングリストの友人たちの助けによって
わたしはディスクの無い X 端末を作ることができました. わたしはディスクの無い X 端末を作ることができました
X 端末の作成には, NFS によってマウントされた最小のユーティリティを持つ X 端末の作成にはNFS によってマウントされた最小のユーティリティを持つ
ディスク無しのシステムを作らなくてはなりませんでした. ディスク無しのシステムを作らなくてはなりませんでした
同じ方法を使って 2 つの別々なディスク無しのシステムを作りました. 同じ方法を使って 2 つの別々なディスク無しのシステムを作りました
一つ目は <hostid role="fqdn">altair.example.com</hostid> です. 一つ目は <hostid role="fqdn">altair.example.com</hostid> です
それは 340M のハードディスクが付いていますが, 交換したくありませんでした. それは 340M のハードディスクが付いていますが、交換したくありませんでした。
そのため, そのマシンは <hostid role="fqdn">antares.example.com</hostid> そのためそのマシンは <hostid role="fqdn">antares.example.com</hostid>
からイーサネットを通じてブートするようになっています. からイーサネットを通じてブートするようになっています
2 つ目のシステムは 486DX2-66 です. 2 つ目のシステムは 486DX2-66 です
わたしは全くローカルディスクのないディスク無しの FreeBSD を (完璧に) わたしは全くローカルディスクのないディスク無しの FreeBSD を (完璧に)
セットアップしました. セットアップしました
その場合のサーバは SunOS 4.1.3 が動いている Sun 670MP です. その場合のサーバは SunOS 4.1.3 が動いている Sun 670MP です
セットアップの設定は両方に同じものが必要でした.</para> セットアップの設定は両方に同じものが必要でした</para>
<para>わたしはこの文書に加えなくてはならない内容がまだあると思っています. <para>わたしはこの文書に加えなくてはならない内容がまだあると思っています
どんなことでもご意見がありましたら送ってください.</para> どんなことでもご意見がありましたら送ってください</para>
</abstract> </abstract>
</articleinfo> </articleinfo>
<sect1> <sect1>
<title>ブートフロッピーを作る (ディスク無しのシステム上で)</title> <title>ブートフロッピーを作る (ディスク無しのシステム上で)</title>
<para>ネットワークローダは TSR などの MS-DOS が使うものがあると <para>ネットワークローダは TSR などの
うまく働かないことがあるので, 最も良い方法は専用のブートフロッピーを作るか, MS-DOS が使うものがあるとうまく働かないことがあるので、
もしできれば, MS-DOS のメニューを作ってシステムが起動するときに 最も良い方法は専用のブートフロッピーを作るか、
どの設定を有効にするかを聞いてくるようにすることです. もしできれば、MS-DOS
のメニューを作ってシステムが起動するときにどの設定を有効にするかを聞いてくるようにすることです。
(<filename>config.sys</filename>/<filename>autoexec.bat</filename> (<filename>config.sys</filename>/<filename>autoexec.bat</filename>
ファイルによって) ファイルによって)
次に挙げるのはわたしが使っているもので, ちゃんと動作しているものです. 次に挙げるのはわたしが使っているもので、ちゃんと動作しているものです。
わたしの MS-DOS (6.x) メニューを下に載せます.</para> わたしの MS-DOS (6.x) メニューを下に載せます</para>
<example> <example>
<title><filename>config.sys</filename></title> <title><filename>config.sys</filename></title>
@ -111,42 +112,44 @@ nb8390.com
<title>ネットワークブートのプログラムを手に入れる (サーバ上で)</title> <title>ネットワークブートのプログラムを手に入れる (サーバ上で)</title>
<para><filename>/usr/src/sys/i386/boot/netboot</filename> にある <para><filename>/usr/src/sys/i386/boot/netboot</filename> にある
'net-boot' プログラムをコンパイルしてください. 'net-boot' プログラムをコンパイルしてください。
そのときには <filename>Makefile</filename> の先頭にあるコメントを そのときには
読んでおきましょう. 要求されるように調整してください. <filename>Makefile</filename>
オリジナルのファイルはどこかにバックアップを取っておいてください. の先頭にあるコメントを読んでおきましょう。
ビルドが終わったら, 2 つの MS-DOS の実行ファイル 要求されるように調整してください。
オリジナルのファイルはどこかにバックアップを取っておいてください。
ビルドが終わったら、2 つの MS-DOS の実行ファイル
<filename>nb8390.com</filename> と <filename>nb3c509.com</filename> <filename>nb8390.com</filename> と <filename>nb3c509.com</filename>
ができているはずです. ができているはずです
これらの 2 つのプログラムの 1 つはディスク無しのサーバ上で動かすのに これらの 2 つのプログラムの 1 つはディスク無しのサーバ上で動かすのに必要になるものです。
必要になるものです. それはブートサーバからカーネルをロードするものです. それはブートサーバからカーネルをロードするものです
ここでは両方のプログラムを先程作った MS-DOS のブートフロッピーに ここでは両方のプログラムを先程作った
入れておきます.</para> MS-DOS のブートフロッピーに入れておきます。</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>どのプログラムを実行するかを調べる (ディスク無しのシステム上で)</title> <title>どのプログラムを実行するかを調べる (ディスク無しのシステム上で)</title>
<para>もしあなたのイーサネットアダプタが使っているチップセットを知っているなら, <para>もしあなたのイーサネットアダプタが使っているチップセットを知っているなら
これは簡単なことです. もしそれが NS8390 チップセットか, これは簡単なことです。もしそれが NS8390 チップセットか、
NS8390 をベースとするチップセットであれば, <filename>nb8390.com</filename> NS8390 をベースとするチップセットであれば<filename>nb8390.com</filename>
を使ってください. もし 3Com 509 をベースとするチップセットなら, を使ってください。もし 3Com 509 をベースとするチップセットなら、
<filename>nb3C509.com</filename> ブートプログラムを使ってください. <filename>nb3C509.com</filename> ブートプログラムを使ってください
もしあなたの持っているものがよくわからなければ, 一つ試してみて, もしあなたの持っているものがよくわからなければ、一つ試してみて、そこで
そこで <errorname>No adapter found</errorname> と言われたら <errorname>No adapter found</errorname>
また他のを試してみてください. それでもだめだったら, と言われたらまた他のを試してみてください。それでもだめだったら、
あなたのものはとても珍しいということです.</para> あなたのものはとても珍しいということです</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>ネットワークと通じてブートする</title> <title>ネットワークと通じてブートする</title>
<para>config.sys/autoexec.bat ファイルも使わずにディスク無しのシステムを <para>config.sys/autoexec.bat
立ち上げてみてください. あなたのイーサネットアダプタのための ファイルも使わずにディスク無しのシステムを立ち上げてみてください。
ブートプログラムを実行してみましょう.</para> あなたのイーサネットアダプタのためのブートプログラムを実行してみましょう</para>
<para>わたしのイーサネットアダプタは WD8013 16bit モードで動いているので <para>わたしのイーサネットアダプタは WD8013 16bit モードで動いているので
<filename>nb8390.com</filename> を実行します.</para> <filename>nb8390.com</filename> を実行します</para>
<screen><prompt>C:&gt;</prompt> <userinput>cd \netboot</userinput> <screen><prompt>C:&gt;</prompt> <userinput>cd \netboot</userinput>
<prompt>C:&gt</prompt> <userinput>nb8390</userinput> <prompt>C:&gt</prompt> <userinput>nb8390</userinput>
@ -160,50 +163,50 @@ WD8013EBT base 0x0300, memory 0x000D8000, addr 00:40:01:43:26:66
Searching for server...</screen> Searching for server...</screen>
<para>ここでは, わたしのディスク無しのシステムは <para>ここでは
ブートサーバとして振る舞うようなマシンを探しにいこうとします. わたしのディスク無しのシステムはブートサーバとして振る舞うようなマシンを探しにいこうとします
上の <literal>addr</literal> 行を記録しておいてください. 上の <literal>addr</literal> 行を記録しておいてください
あとからその数が必要になります. ディスク無しのシステムを再起動して, あとからその数が必要になります。ディスク無しのシステムを再起動して、
あなたの <filename>config.sys</filename> や あなたの <filename>config.sys</filename> や
<filename>autoexec.bat</filename> ファイルを修正して <filename>autoexec.bat</filename> ファイルを修正して
これらの操作が自動で行われるようにしてください. これらの操作が自動で行われるようにしてください
おそらくメニューの部分になるでしょう. おそらくメニューの部分になるでしょう
もし <command>nb3c509.com</command> を もし <command>nb3c509.com</command> を
<command>nb8390.com</command> の代わりに <command>nb8390.com</command>
使わなくてはいけなかったとしても, 出力は上と同じです. の代わりに使わなくてはいけなかったとしても、出力は上と同じです。
もし <literal>Searching for adapter..</literal> もし <literal>Searching for adapter..</literal>
というメッセージが出るときに というメッセージが出るときに
<errorname>No adapter found</errorname> ということを言われたら, <errorname>No adapter found</errorname> ということを言われたら
<filename>Makefile</filename> で定義されている <filename>Makefile</filename>
コンパイル時間が正しくセットされているかどうかを確認してみてください.</para> で定義されているコンパイル時間が正しくセットされているかどうかを確認してみてください</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>システムがネットワーク越しにブートすることを許可する (サーバ上で)</title> <title>システムがネットワーク越しにブートすることを許可する (サーバ上で)</title>
<para><filename>/etc/inetd.conf</filename> ファイルが tftp や <para><filename>/etc/inetd.conf</filename> ファイルが tftp や
bootps についてのエントリを持っているかどうかを確認してください. bootps についてのエントリを持っているかどうかを確認してください
わたしのは次のようになっています.</para> わたしのは次のようになっています</para>
<programlisting>tftp dgram udp wait nobody /usr/libexec/tftpd tftpd /tftpboot <programlisting>tftp dgram udp wait nobody /usr/libexec/tftpd tftpd /tftpboot
# #
# Additions by who ever you are # Additions by who ever you are
bootps dgram udp wait root /usr/libexec/bootpd bootpd /etc/bootptab</programlisting> bootps dgram udp wait root /usr/libexec/bootpd bootpd /etc/bootptab</programlisting>
<para>もし <filename>/etc/inetd.conf</filename> ファイルを変更したときには, <para>もし <filename>/etc/inetd.conf</filename> ファイルを変更したときには
inetd に <literal>HUP</literal> シグナルを送ってください. inetd に <literal>HUP</literal> シグナルを送ってください
これをするには, inetd のプロセス ID を これをするにはinetd のプロセス ID を
<command>ps -ax | grep inetd | grep -v grep</command> して <command>ps -ax | grep inetd | grep -v grep</command> して
取得してください. プロセス ID がわかったら, 取得してください。プロセス ID がわかったら、
それに向けて HUP シグナルを送ってください. それに向けて HUP シグナルを送ってください
これは <command>kill -HUP &lt;pid&gt;</command> として行います. これは <command>kill -HUP &lt;pid&gt;</command> として行います
これによって inetd はその設定ファイルを読み直します.</para> これによって inetd はその設定ファイルを読み直します</para>
<para>ディスク無しシステム上でブートローダが出力した <literal>addr</literal> <para>ディスク無しシステム上でブートローダが出力した <literal>addr</literal>
の出力を覚えているでしょうか? ここでそれが必要となるのです.</para> の出力を覚えているでしょうか? ここでそれが必要となるのです</para>
<para><literal>/etc/bootptab</literal> (おそらくファイルを作成して) に <para><literal>/etc/bootptab</literal> (おそらくファイルを作成して) に
エントリを加えてください. それはこれと同様の書式で書きましょう.</para> エントリを加えてください。それはこれと同様の書式で書きましょう。</para>
<programlisting>altair:\ <programlisting>altair:\
:ht=ether:\ :ht=ether:\
@ -215,97 +218,96 @@ bootps dgram udp wait root /usr/libexec/bootpd bootpd /etc/bootptab</progra
:gw=199.246.76.1:\ :gw=199.246.76.1:\
:vm=rfc1048:</programlisting> :vm=rfc1048:</programlisting>
<para>これらの行は次のような意味です.</para> <para>これらの行は次のような意味です</para>
<informaltable frame="none"> <informaltable frame="none">
<tgroup cols="2"> <tgroup cols="2">
<tbody> <tbody>
<row> <row>
<entry><literal>altair</literal></entry> <entry><literal>altair</literal></entry>
<entry>ドメイン名を除いたディスク無しのシステムの名前.</entry> <entry>ドメイン名を除いたディスク無しのシステムの名前</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>ht=ether</literal></entry> <entry><literal>ht=ether</literal></entry>
<entry>'イーサネット' ハードウェアタイプ.</entry> <entry>'イーサネット' ハードウェアタイプ</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>ha=004001432666</literal></entry> <entry><literal>ha=004001432666</literal></entry>
<entry>(先に記録した) ハードウェアのアドレス.</entry> <entry>(先に記録した) ハードウェアのアドレス</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>sm=255.255.255.0</literal></entry> <entry><literal>sm=255.255.255.0</literal></entry>
<entry>サブネットマスク.</entry> <entry>サブネットマスク</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>hn</literal></entry> <entry><literal>hn</literal></entry>
<entry>クライアントにクライアントのホスト名を送るよう, <entry>クライアントにクライアントのホスト名を送るよう
サーバに伝えます.</entry> サーバに伝えます</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>ds=199.246.76.1</literal></entry> <entry><literal>ds=199.246.76.1</literal></entry>
<entry>ドメインサーバがどれなのかをクライアントに伝えます.</entry> <entry>ドメインサーバがどれなのかをクライアントに伝えます</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>ip=199.246.76.2</literal></entry> <entry><literal>ip=199.246.76.2</literal></entry>
<entry>クライアントの IP アドレスが何なのかを <entry>クライアントの IP アドレスが何なのかを
クライアントに伝えます.</entry> クライアントに伝えます</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>gw=199.246.76.1</literal></entry> <entry><literal>gw=199.246.76.1</literal></entry>
<entry>デフォルトゲートウェイがどれなのかを <entry>デフォルトゲートウェイがどれなのかを
クライアントに伝えます.</entry> クライアントに伝えます</entry>
</row> </row>
<row> <row>
<entry><literal>vm=...</literal></entry> <entry><literal>vm=...</literal></entry>
<entry>これはそのままにしておいてください.</entry> <entry>これはそのままにしておいてください</entry>
</row> </row>
</tbody> </tbody>
</tgroup> </tgroup>
</informaltable> </informaltable>
<note> <note>
<para>IP アドレスは正しく設定してください. 上のアドレスは <para>IP アドレスは正しく設定してください
わたしだけのものです.</para> 上のアドレスはわたしだけのものです。</para>
</note> </note>
<para><filename>/tftpboot</filename> ディレクトリをサーバに作成して, サーバがサービスを行う <para><filename>/tftpboot</filename> ディレクトリをサーバに作成して
ディスク無しのシステムのための設定ファイルをこのディレクトリに入れておきます. サーバがサービスを行うディスク無しのシステムのための設定ファイルをこのディレクトリに入れておきます
これらのファイルは <filename>cfg.<replaceable>ip</replaceable></filename> これらのファイルは <filename>cfg.<replaceable>ip</replaceable></filename>
という名前になっていて, <replaceable>ip</replaceable> という名前になっていて<replaceable>ip</replaceable>
はディスク無しシステムの IP アドレスを表しています. はディスク無しシステムの IP アドレスを表しています
<hostid>altair</hostid> の設定ファイルは <filename>/tftpboot/cfg.199.246.76.2</filename> <hostid>altair</hostid> の設定ファイルは <filename>/tftpboot/cfg.199.246.76.2</filename>
となります. この中身は次のようになっています:</para> となりますこの中身は次のようになっています:</para>
<programlisting>rootfs 199.246.76.1:/DiskLess/rootfs/altair <programlisting>rootfs 199.246.76.1:/DiskLess/rootfs/altair
hostname altair.example.com</programlisting> hostname altair.example.com</programlisting>
<para><literal>hostname altair.example.com</literal> の行は単に <para><literal>hostname altair.example.com</literal>
ディスク無しのシステムがどのような完全なドメイン名を持っているのかを の行は単にディスク無しのシステムがどのような完全なドメイン名を持っているのかを表しています。</para>
表しています.</para>
<para><literal>rootfs 199.246.76.1:/DiskLess/rootfs/altair</literal> の行は <para><literal>rootfs 199.246.76.1:/DiskLess/rootfs/altair</literal>
ディスク無しのシステムが NFS でマウントできるルートファイルシステムの場所を の行はディスク無しのシステムが
表しています.</para> NFS でマウントできるルートファイルシステムの場所を表しています。</para>
<note> <note>
<para>NFS でマウントされたルートファイルシステムは <para>NFS でマウントされたルートファイルシステムは
<emphasis>読み出し許可だけで</emphasis> マウントされます.</para> <emphasis>読み出し許可だけで</emphasis> マウントされます</para>
</note> </note>
<para>ディスク無しのシステムの階層は要求されれば読み書き可能にして <para>ディスク無しのシステムの階層は要求されれば読み書き可能にして
マウントし直すことができます.</para> マウントし直すことができます</para>
<para>わたしは予備の 386DX-40 を専用の X 端末として使用しています.</para> <para>わたしは予備の 386DX-40 を専用の X 端末として使用しています</para>
<para><hostid>altair</hostid> の階層は次の通りです.</para> <para><hostid>altair</hostid> の階層は次の通りです</para>
<literallayout>/ <literallayout>/
/bin /bin
@ -318,7 +320,7 @@ hostname altair.example.com</programlisting>
/var /var
/var/run</literallayout> /var/run</literallayout>
<para>実際のファイルのリストは次の通りです.</para> <para>実際のファイルのリストは次の通りです</para>
<screen>-r-xr-xr-x 1 root wheel 779984 Dec 11 23:44 ./kernel <screen>-r-xr-xr-x 1 root wheel 779984 Dec 11 23:44 ./kernel
-r-xr-xr-x 1 root bin 299008 Dec 12 00:22 ./bin/sh -r-xr-xr-x 1 root bin 299008 Dec 12 00:22 ./bin/sh
@ -335,10 +337,10 @@ hostname altair.example.com</programlisting>
-r-xr-xr-x 1 root wheel 24419 Jun 10 1995 ./dev/MAKEDEV</screen> -r-xr-xr-x 1 root wheel 24419 Jun 10 1995 ./dev/MAKEDEV</screen>
<para><filename>dev</filename> ディレクトリで <command>MAKEDEV all</command> <para><filename>dev</filename> ディレクトリで <command>MAKEDEV all</command>
するのを忘れずに.</para> するのを忘れずに</para>
<para><hostid>altair</hostid> の <filename>/etc/rc</filename> は <para><hostid>altair</hostid> の <filename>/etc/rc</filename> は
次の通りです.</para> 次の通りです</para>
<programlisting>#!/bin/sh <programlisting>#!/bin/sh
# #
@ -365,7 +367,7 @@ export PATH
# うまく行かないときには.... # うまく行かないときには....
exit 1</programlisting> exit 1</programlisting>
<para>コメントや質問はどんなものでも歓迎します.</para> <para>コメントや質問はどんなものでも歓迎します</para>
</sect1> </sect1>
</article> </article>

View file

@ -55,41 +55,40 @@
<pubdate>1996 年 8 月 7 日 (水)</pubdate> <pubdate>1996 年 8 月 7 日 (水)</pubdate>
<abstract> <abstract>
<para>ここでは FreeBSD の syscons ドライバや X11, <para>ここでは FreeBSD の syscons ドライバや X11、Ghostscript、Groff
Ghostscript, Groff で利用することができるさまざまなフォントファイルについて説明しています。
で利用することができるさまざまなフォントファイルについて説明しています. また、syscons ディスプレイを 80x60 行モードに切り替える方法や、
また, syscons ディスプレイを 80x60 行モードに切り替える方法や, 上述のアプリケーションでタイプ 1 フォントを利用する方法を例示します。</para>
上述のアプリケーションでタイプ 1 フォントを利用する方法を例示します.</para>
</abstract> </abstract>
</articleinfo> </articleinfo>
<sect1> <sect1>
<title>はじめに</title> <title>はじめに</title>
<para>数多くのフォントのソースを入手することができますが, これらを <para>数多くのフォントのソースを入手することができますがこれらを
FreeBSD でどのようにして使うかはあまりよく知られていないかもしれません. FreeBSD でどのようにして使うかはあまりよく知られていないかもしれません
その答えは, 使いたいと思う構成要素の説明書を注意深く探すことによって見つけることができます. その答えは使いたいと思う構成要素の説明書を注意深く探すことによって見つけることができます
しかし, これはとても時間がかかる作業です. 本チュートリアルは, しかし、これはとても時間がかかる作業です。本チュートリアルは、
フォントに関して興味がある向きに, フォントに関して興味がある向きに
その近道を教えようと試みるものであります.</para> その近道を教えようと試みるものであります</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>基本用語</title> <title>基本用語</title>
<para>フォント形式の種類やそれに関連したフォントファイルの拡張子は多数存在します. <para>フォント形式の種類やそれに関連したフォントファイルの拡張子は多数存在します
その内でここで解説するものは以下の通りです.</para> その内でここで解説するものは以下の通りです</para>
<variablelist> <variablelist>
<varlistentry> <varlistentry>
<term><filename>.pfa</filename>, <filename>.pfb</filename></term> <term><filename>.pfa</filename><filename>.pfb</filename></term>
<listitem> <listitem>
<para>Postscript タイプ1フォント. 拡張子 <para>Postscript タイプ 1 フォント。拡張子
<filename>.pfa</filename> は <filename>.pfa</filename> は
<emphasis>A</emphasis>scii 形式のそして拡張子 <emphasis>A</emphasis>scii 形式のそして拡張子
<filename>.pfb</filename> は <emphasis>B</emphasis>inary <filename>.pfb</filename> は <emphasis>B</emphasis>inary
形式を意味する.</para> 形式を意味する</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -97,7 +96,7 @@
<term><filename>.afm</filename></term> <term><filename>.afm</filename></term>
<listitem> <listitem>
<para>タイプ1フォントに関連するフォントメトリック情報.</para> <para>タイプ 1 フォントに関連するフォントメトリック情報。</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -105,7 +104,7 @@
<term><filename>.pfm</filename></term> <term><filename>.pfm</filename></term>
<listitem> <listitem>
<para>タイプ1フォントに関連するプリンタ用フォントメトリック情報.</para> <para>タイプ 1 フォントに関連するプリンタ用フォントメトリック情報。</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -113,7 +112,7 @@
<term><filename>.ttf</filename></term> <term><filename>.ttf</filename></term>
<listitem> <listitem>
<para>TrueType フォント</para> <para>TrueType フォント</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -122,36 +121,36 @@
<listitem> <listitem>
<para>TrueType フォントへの間接的な参照ファイル <para>TrueType フォントへの間接的な参照ファイル
(実際にはフォントファイルではない)</para> (実際にはフォントファイルではない)</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
<varlistentry> <varlistentry>
<term><filename>.fon</filename>, <filename>.fnt</filename></term> <term><filename>.fon</filename><filename>.fnt</filename></term>
<listitem> <listitem>
<para>スクリーン表示用ビットマップフォント</para> <para>スクリーン表示用ビットマップフォント</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para><filename>.fot</filename> ファイルは, Windows で用いられ, <para><filename>.fot</filename> ファイルは、Windows で用いられ、
実際の TrueType フォント (<filename>.ttf</filename>) 実際の TrueType フォント (<filename>.ttf</filename>)
ファイルへのシンボリックリンクに類する役割を果たします. ファイルへのシンボリックリンクに類する役割を果たします
<filename>.fon</filename> フォントも Windows で用いられていますが, <filename>.fon</filename> フォントも Windows で用いられていますが
FreeBSD でこの形式のフォントを利用する方法を筆者は知りません.</para> FreeBSD でこの形式のフォントを利用する方法を筆者は知りません</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>どのフォント形式を利用できますか?</title> <title>どのフォント形式を利用できますか?</title>
<para>どのフォントファイル形式が有用であるかは, <para>どのフォントファイル形式が有用であるかは
利用するアプリケーションに依ります. 利用するアプリケーションに依ります
FreeBSD 自身はフォントファイルは利用しません. FreeBSD 自身はフォントファイルは利用しません
アプリケーションプログラムやドライバ (あるいはその両方) によっては, アプリケーションプログラムやドライバ (あるいはその両方) によっては
あるフォントファイルを利用するようにできるかもしれません. あるフォントファイルを利用するようにできるかもしれません
以下は, アプリケーション, 及び, 以下は、アプリケーション、及び、
ドライバとそれが利用できるフォントタイプの拡張子の対応表を簡単に示します.</para> ドライバとそれが利用できるフォントタイプの拡張子の対応表を簡単に示します</para>
<variablelist> <variablelist>
<varlistentry> <varlistentry>
@ -179,8 +178,8 @@
<term>Ghostscript</term> <term>Ghostscript</term>
<listitem> <listitem>
<para><filename>.pfa</filename>, <para><filename>.pfa</filename>
<filename>.pfb</filename>, <filename>.pfb</filename>
<filename>.ttf</filename></para> <filename>.ttf</filename></para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -189,7 +188,7 @@
<term>X11</term> <term>X11</term>
<listitem> <listitem>
<para><filename>.pfa</filename>, <para><filename>.pfa</filename>
<filename>.pfb</filename></para> <filename>.pfb</filename></para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -198,7 +197,7 @@
<term>Groff</term> <term>Groff</term>
<listitem> <listitem>
<para><filename>.pfa</filename>, <para><filename>.pfa</filename>
<filename>.afm</filename></para> <filename>.afm</filename></para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -215,46 +214,46 @@
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para>拡張子 <filename>.fnt</filename> は極めて頻繁に使われています. <para>拡張子 <filename>.fnt</filename> は極めて頻繁に使われています
(訳注: この拡張子がフォント (font) という名前から連想しやすいので) (訳注: この拡張子がフォント (font) という名前から連想しやすいので)
あるアプリケーションに特化したフォントを作成しようとした際にはいつでも, あるアプリケーションに特化したフォントを作成しようとした際にはいつでも
この拡張子が選択される方がそうでないときよりもかなり多いのではないかと著者は疑っています. この拡張子が選択される方がそうでないときよりもかなり多いのではないかと著者は疑っています
このため, この拡張子を持つファイル全てが同じ形式にはなっていないようです. このため、この拡張子を持つファイル全てが同じ形式にはなっていないようです。
特に, <filename>.fnt</filename> ファイルは 特に<filename>.fnt</filename> ファイルは
FreeBSD 上では syscons によって利用されていますが, これと MSDOS や FreeBSD 上では syscons によって利用されていますがこれと MSDOS や
Windows 環境で出会った <filename>.fnt</filename> Windows 環境で出会った <filename>.fnt</filename>
とは同じ形式ではないかもしれません. とは同じ形式ではないかもしれません
筆者は FreeBSD で提供されている以外の <filename>.fnt</filename> 筆者は FreeBSD で提供されている以外の <filename>.fnt</filename>
ファイルを利用する試みは一切行っていません.</para> ファイルを利用する試みは一切行っていません</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>仮想コンソールを 80x60 行モードに設定する</title> <title>仮想コンソールを 80x60 行モードに設定する</title>
<para>まず, 8x8 サイズのフォントがロードされていなくてはなりません. <para>まず、8x8 サイズのフォントがロードされていなくてはなりません。
そのためには, <filename>/etc/rc.conf</filename> そのためには<filename>/etc/rc.conf</filename>
に以下の行が含まれているべきです に以下の行が含まれているべきです
(フォントの名称をあなたの locale に対応するものに書き換えてください).</para> (フォントの名称をあなたの locale に対応するものに書き換えてください)</para>
<informalexample> <informalexample>
<programlisting>font8x8="iso-8x8" # font 8x8 from /usr/share/syscons/fonts/* (or NO).</programlisting> <programlisting>font8x8="iso-8x8" # font 8x8 from /usr/share/syscons/fonts/* (or NO).</programlisting>
</informalexample> </informalexample>
<para>実際にモードを切り替えるコマンドは <para>実際にモードを切り替えるコマンドは
&man.vidcontrol.1; です.</para> &man.vidcontrol.1; です</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>&prompt.user; <userinput>vidcontrol VGA_80x60</userinput></screen> <screen>&prompt.user; <userinput>vidcontrol VGA_80x60</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>&man.vi.1; のような, さまざまなスクリーン指向のプログラムに対して, <para>&man.vi.1; のような、さまざまなスクリーン指向のプログラムに対して、
現在の画面サイズが分かるようにしておかなくてはなりません. これは 現在の画面サイズが分かるようにしておかなくてはなりませんこれは
<command>ioctl</command> を通じて (&man.syscons.4; などの) <command>ioctl</command> を通じて (&man.syscons.4; などの)
コンソールドライバに呼び掛けることで行われ,</para> コンソールドライバに呼び掛けることで行われ</para>
<para>これらを一度に済ませるために, <para>これらを一度に済ませるために
これらのコマンドを起動用のスクリプトに書いておき, これらのコマンドを起動用のスクリプトに書いておき
これをシステム起動時に実行するかもしれません. これをシステム起動時に実行するかもしれません
この方法では <filename>/etc/rc.conf</filename> に以下の行を追加します この方法では <filename>/etc/rc.conf</filename> に以下の行を追加します
</para> </para>
@ -263,51 +262,51 @@
</programlisting> </programlisting>
</informalexample> </informalexample>
<para>参考文献: &man.rc.conf.5;, &man.vidcontrol.1;.</para> <para>参考文献: &man.rc.conf.5;、&man.vidcontrol.1;</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>タイプ1フォントを X11 で利用する</title> <title>タイプ 1 フォントを X11 で利用する</title>
<para>X11 では, <filename>.pfa</filename> 形式, もしくは, <para>X11 では、<filename>.pfa</filename> 形式、もしくは、
<filename>.pfb</filename> 形式のフォントのいずれも利用することができます. <filename>.pfb</filename> 形式のフォントのいずれも利用することができます
X11 では, フォントは X11 ではフォントは
<filename>/usr/X11R6/lib/X11/fonts</filename> <filename>/usr/X11R6/lib/X11/fonts</filename>
以下のさまざまなサブディレクトリに置かれています. 以下のさまざまなサブディレクトリに置かれています
それぞれのディレクトリにある それぞれのディレクトリにある
<filename>fonts.dir</filename> ファイルの内容によって, <filename>fonts.dir</filename> ファイルの内容によって
それぞれのフォントのファイルと X11 それぞれのフォントのファイルと X11
上でのフォント名が関連付けられています.</para> 上でのフォント名が関連付けられています</para>
<para><filename>Type1</filename> <para><filename>Type1</filename>
という名前のディレクトリが既に存在しています. という名前のディレクトリが既に存在しています
新しいフォントを追加する最も簡単な方法は, 新しいフォントを追加する最も簡単な方法は
このディレクトリのそのフォントファイルを置くことです. このディレクトリのそのフォントファイルを置くことです
新しいフォントは別なディレクトリに置いておき, <filename>Type1</filename> 新しいフォントは別なディレクトリに置いておき<filename>Type1</filename>
ディレクトリに追加フォントへのシンボリックリンクを張る方がより優れています. ディレクトリに追加フォントへのシンボリックリンクを張る方がより優れています
なぜなら, この方法をとることでオリジナルで供給されているフォントと混乱することなく, なぜならこの方法をとることでオリジナルで供給されているフォントと混乱することなく
これらのフォントを追加した跡を残すことがより簡単にできるからです. これらのフォントを追加した跡を残すことがより簡単にできるからです
この方法は, 例えば, 次のように行います.</para> この方法は、例えば、次のように行います。</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation>フォントファイルを入れるディレクトリを作成します.</lineannotation> <screen><lineannotation>フォントファイルを入れるディレクトリを作成します</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>mkdir -p /usr/local/share/fonts/type1</userinput> &prompt.user; <userinput>mkdir -p /usr/local/share/fonts/type1</userinput>
&prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/fonts/type1</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/fonts/type1</userinput>
<lineannotation>ここに .pfa または .pfb ファイルと .afm ファイルを置きます.</lineannotation> <lineannotation>ここに .pfa または .pfb ファイルと .afm ファイルを置きます</lineannotation>
<lineannotation>フォントの readme ファイルやその他のドキュメントをこのディ</lineannotation> <lineannotation>フォントの readme ファイルやその他のドキュメントをこのディ</lineannotation>
<lineannotation>レクトリに置いても構いません.</lineannotation> <lineannotation>レクトリに置いても構いません</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cp /cdrom/fonts/atm/showboat/showboat.pfb .</userinput> &prompt.user; <userinput>cp /cdrom/fonts/atm/showboat/showboat.pfb .</userinput>
&prompt.user; <userinput>cp /cdrom/fonts/atm/showboat/showboat.afm .</userinput> &prompt.user; <userinput>cp /cdrom/fonts/atm/showboat/showboat.afm .</userinput>
<lineannotation>フォントのクロスリファレンスのためにインデックスを変更します.</lineannotation> <lineannotation>フォントのクロスリファレンスのためにインデックスを変更します</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>echo showboat - InfoMagic CICA, Dec 1994, /fonts/atm/showboat &gt;&gt;INDEX</userinput></screen> &prompt.user; <userinput>echo showboat - InfoMagic CICA, Dec 1994, /fonts/atm/showboat &gt;&gt;INDEX</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>さて, 新しいフォントを X11 で利用するためには, <para>さて、新しいフォントを X11 で利用するためには、
そのフォントファイルを利用できるようにし, そして, そのフォントファイルを利用できるようにし、そして、
フォント名のファイルを更新する必要があります. フォント名のファイルを更新する必要があります
X11 でのフォント名は次のようになっています.</para> X11 でのフォント名は次のようになっています</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>-bitstream-charter-medium-r-normal-xxx-0-0-0-0-p-0-iso8859-1 <screen>-bitstream-charter-medium-r-normal-xxx-0-0-0-0-p-0-iso8859-1
@ -323,11 +322,11 @@
foundry family weight slant width additional style</screen> foundry family weight slant width additional style</screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>新しいフォントそれぞれに対して, 新しい名前を付ける必要があります. <para>新しいフォントそれぞれに対して、新しい名前を付ける必要があります。
フォント付属のドキュメントにフォントに関する情報があれば, フォント付属のドキュメントにフォントに関する情報があれば
名前を作る際の基になるかもしれません. そのような情報がない場合は, 名前を作る際の基になるかもしれません。そのような情報がない場合は、
フォントに対して &man.strings.1; フォントに対して &man.strings.1;
を使うと何らかのアイデアが得ることができます. 例えば,</para> を使うと何らかのアイデアが得ることができます。例えば、</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>&prompt.user; <userinput>strings showboat.pfb | more</userinput> <screen>&prompt.user; <userinput>strings showboat.pfb | more</userinput>
@ -357,13 +356,13 @@ end readonly def
--stdin--</screen> --stdin--</screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>この情報から, 次のような名前が考えられます.:</para> <para>この情報から、次のような名前が考えられます:</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>-type1-Showboat-medium-r-normal-decorative-0-0-0-0-p-0-iso8859-1</screen> <screen>-type1-Showboat-medium-r-normal-decorative-0-0-0-0-p-0-iso8859-1</screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>この名前の構成は次の通りです.</para> <para>この名前の構成は次の通りです</para>
<variablelist> <variablelist>
<varlistentry> <varlistentry>
@ -371,7 +370,7 @@ end readonly def
<listitem> <listitem>
<para>新フォントは <literal>type1</literal> <para>新フォントは <literal>type1</literal>
と名付けることにしましょう.</para> と名付けることにしましょう</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -379,7 +378,7 @@ end readonly def
<term>族 (family)</term> <term>族 (family)</term>
<listitem> <listitem>
<para>フォントの名前です.</para> <para>フォントの名前です</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -387,11 +386,11 @@ end readonly def
<term>重み (weight)</term> <term>重み (weight)</term>
<listitem> <listitem>
<para>normal(普通), bold(太い), medium(中間), <para>normal (普通)、bold (太い)、medium (中間)、
semibold(やや太め)などがあります. 上記の semibold (やや太め) などがあります。上記の
&man.strings.1; の出力より, &man.strings.1; の出力より
フォントの重みは <emphasis>medium</emphasis> フォントの重みは <emphasis>medium</emphasis>
であると考えられます.</para> であると考えられます</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -399,11 +398,11 @@ end readonly def
<term>傾斜 (slant)</term> <term>傾斜 (slant)</term>
<listitem> <listitem>
<para><emphasis remap=bf>r</emphasis>oman(ローマン体), <emphasis <para><emphasis remap=bf>r</emphasis>oman (ローマン体)、<emphasis
remap=bf>i</emphasis>talic(イタリック体), <emphasis remap=bf>i</emphasis>talic (イタリック体)、<emphasis
remap=bf>o</emphasis>blique(斜字体) などがあります. remap=bf>o</emphasis>blique (斜字体) などがあります。
<emphasis>ItalicAngle</emphasis> が0になっていることにより, <emphasis>ItalicAngle</emphasis> が0になっていることにより
<emphasis>roman</emphasis> を使っています.</para> <emphasis>roman</emphasis> を使っています</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -411,9 +410,9 @@ end readonly def
<term>幅</term> <term>幅</term>
<listitem> <listitem>
<para>ormal(普通), wide(幅広), condensed(圧縮), extended(拡張) <para>ormal (普通)、wide (幅広)、condensed (圧縮)、extended(拡張)
などがあります. 上記で調べた結果から, などがあります。上記で調べた結果から、
<emphasis>normal</emphasis> を仮定します.</para> <emphasis>normal</emphasis> を仮定します</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -421,8 +420,8 @@ end readonly def
<term>追加スタイル</term> <term>追加スタイル</term>
<listitem> <listitem>
<para>通常は省略されますが, フォントに装飾用 (decorative) <para>通常は省略されますがフォントに装飾用 (decorative)
英大文字が含まれていることをここで示します.</para> 英大文字が含まれていることをここで示します</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -432,39 +431,39 @@ end readonly def
<listitem> <listitem>
<para>proportional (プロポーショナル (訳注: <para>proportional (プロポーショナル (訳注:
字形に応じて幅が変化するフォント)) または monospaced 字形に応じて幅が変化するフォント)) または monospaced
(単一幅フォント) があります. ここでは (単一幅フォント) がありますここでは
<emphasis>Proportional</emphasis> としてありますが, これは <emphasis>Proportional</emphasis> としてありますがこれは
<emphasis>isFixedPitch</emphasis> が false (偽) <emphasis>isFixedPitch</emphasis> が false (偽)
になっているためです. </para> になっているためです</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para>これらの名前は全て任意なのですが, <para>これらの名前は全て任意なのですが
既存の慣習と互換性を保つよう努力すべきでしょう. X11 プログラムでは, 既存の慣習と互換性を保つよう努力すべきでしょう。X11 プログラムでは、
フォントはワイルドカードを含んだ名前で参照されます. ですから, フォントはワイルドカードを含んだ名前で参照されます。ですから、
フォント名は何らかの意味づけを持って選択されるべきでしょう. フォント名は何らかの意味づけを持って選択されるべきでしょう
(訳注 : 適当なフォントを探すとき, ) (訳注 : 適当なフォントを探すとき)
ある人は単純に以下の名前を使うことから始めるかもしれません. ある人は単純に以下の名前を使うことから始めるかもしれません
<informalexample> <informalexample>
<screen>&hellip;-normal-r-normal-&hellip;-p-&hellip; <screen>&hellip;-normal-r-normal-&hellip;-p-&hellip;
</screen> </screen>
</informalexample> </informalexample>
そして, そして
&man.xfontsel.1; &man.xfontsel.1;
で該当するフォントを調べてみて, そのフォントの形を見ながら, で該当するフォントを調べてみて、そのフォントの形を見ながら、
名前を調節するかもしれません.</para> 名前を調節するかもしれません</para>
<para>それでは, ここまでの例を完結させることにしましょう.</para> <para>それでは、ここまでの例を完結させることにしましょう。</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation>X11 に対してフォントをアクセスできるようにします.</lineannotation> <screen><lineannotation>X11 に対してフォントをアクセスできるようにします</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1</userinput>
&prompt.user; <userinput>ln -s /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb .</userinput> &prompt.user; <userinput>ln -s /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb .</userinput>
<lineannotation>fonts.dir と fonts.scale を編集して, フォントを記述する行を追加し, 最初の行にある総フォント数を増やします.</lineannotation> <lineannotation>fonts.dir と fonts.scale を編集して、フォントを記述する行を追加し、最初の行にある総フォント数を増やします。</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>ex fonts.dir &prompt.user; <userinput>ex fonts.dir
:1p :1p
25 25
@ -479,37 +478,37 @@ showboat.pfb -type1-showboat-medium-r-normal-decorative-0-0-0-0-p-0-iso8859-1
<lineannotation><filename>fonts.scale</filename> は <filename>fonts.dir</filename>と同一内容のようですので&hellip;</lineannotation> <lineannotation><filename>fonts.scale</filename> は <filename>fonts.dir</filename>と同一内容のようですので&hellip;</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cp fonts.dir fonts.scale</userinput> &prompt.user; <userinput>cp fonts.dir fonts.scale</userinput>
<lineannotation>X11 に内容が変更されたことを伝えます.</lineannotation> <lineannotation>X11 に内容が変更されたことを伝えます</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>xset fp rehash</userinput> &prompt.user; <userinput>xset fp rehash</userinput>
<lineannotation>新しいフォントを試してみます.</lineannotation> <lineannotation>新しいフォントを試してみます</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>xfontsel -pattern -type1-*</userinput></screen> &prompt.user; <userinput>xfontsel -pattern -type1-*</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>参考文献: &man.xfontsel.1;, &man.xset.1;, <citetitle>The X <para>参考文献: &man.xfontsel.1;、&man.xset.1;、<citetitle>The X
Windows System in a Nutshell</citetitle>, <ulink Windows System in a Nutshell</citetitle><ulink
URL="http://www.ora.com/">O'Reilly &amp; URL="http://www.ora.com/">O'Reilly &amp;
Associates</ulink>.</para> Associates</ulink></para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>タイプ1フォントを Ghostscript で利用する</title> <title>タイプ 1 フォントを Ghostscript で利用する</title>
<para>Ghostscript では, <filename>Fontmap</filename> <para>Ghostscript では<filename>Fontmap</filename>
に従ってフォントを参照しています. このファイルを X11 の に従ってフォントを参照していますこのファイルを X11 の
<filename>fonts.dir</filename> <filename>fonts.dir</filename>
ファイルと同様な方法で変更しなくてはなりません. Ghostscript では, ファイルと同様な方法で変更しなくてはなりません。Ghostscript では、
<filename>.pfa</filename> 形式または <filename>.pfb</filename> <filename>.pfa</filename> 形式または <filename>.pfb</filename>
形式のフォントのいずれか一方を使用することができます. 形式のフォントのいずれか一方を使用することができます
前章の例で登場したフォントを使って, ここではこのフォントを Ghostscript 前章の例で登場したフォントを使ってここではこのフォントを Ghostscript
で使用する方法について述べます.</para> で使用する方法について述べます</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation>フォントを Ghostscript のフォントディレクトリに置きます</lineannotation> <screen><lineannotation>フォントを Ghostscript のフォントディレクトリに置きます</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/ghostscript/fonts</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/ghostscript/fonts</userinput>
&prompt.user; <userinput>ln -s /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb .</userinput> &prompt.user; <userinput>ln -s /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb .</userinput>
<lineannotation>Ghostscript にフォントを認識させるために Fontmap を編集します</lineannotation> <lineannotation>Ghostscript にフォントを認識させるために Fontmap を編集します</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/ghostscript/4.01</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /usr/local/share/ghostscript/4.01</userinput>
&prompt.user; <userinput>ex Fontmap &prompt.user; <userinput>ex Fontmap
:$a :$a
@ -517,7 +516,7 @@ showboat.pfb -type1-showboat-medium-r-normal-decorative-0-0-0-0-p-0-iso8859-1
. .
:wq</userinput> :wq</userinput>
<lineannotation>Ghostscript を用いてフォントを試してみます</lineannotation> <lineannotation>Ghostscript を用いてフォントを試してみます</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>gs prfont.ps</userinput> &prompt.user; <userinput>gs prfont.ps</userinput>
Aladdin Ghostscript 4.01 (1996-7-10) Aladdin Ghostscript 4.01 (1996-7-10)
Copyright (C) 1996 Aladdin Enterprises, Menlo Park, CA. All rights Copyright (C) 1996 Aladdin Enterprises, Menlo Park, CA. All rights
@ -539,25 +538,25 @@ GS&gt;<userinput>quit</userinput></screen>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>タイプ1フォントを Groff で利用する</title> <title>タイプ 1 フォントを Groff で利用する</title>
<para>ここまでで新しいフォントを X11 と Ghostscript <para>ここまでで新しいフォントを X11 と Ghostscript
の両方で用いることができるようになりましたが, の両方で用いることができるようになりましたが
この新しいフォントをどのようにすれば groff で使うことができるでしょうか? この新しいフォントをどのようにすれば groff で使うことができるでしょうか?
まず第一に, PostScript のタイプ1フォントを扱っていますから, まず第一に、PostScript のタイプ 1 フォントを扱っていますから、
これを適用できる groff デバイスは <emphasis>ps</emphasis> デバイスです. これを適用できる groff デバイスは <emphasis>ps</emphasis> デバイスです
次に, 各々のフォントを groff で使用できるように作らなくてはなりません. 次に、各々のフォントを groff で使用できるように作らなくてはなりません。
groff でのフォント名は <filename>/usr/share/groff_font/devps</filename> groff でのフォント名は <filename>/usr/share/groff_font/devps</filename>
の中のファイル名になります. 上述の例では, フォントファイルは の中のファイル名になります。上述の例では、フォントファイルは
<filename>/usr/share/groff_font/devps/SHOWBOAT</filename> <filename>/usr/share/groff_font/devps/SHOWBOAT</filename>
とすることができるでしょう. このファイルは groff とすることができるでしょうこのファイルは groff
によって提供されているツールを用いて生成しなくてはなりません.</para> によって提供されているツールを用いて生成しなくてはなりません</para>
<para>最初に <command>afmtodit</command> というツールを使います. <para>最初に <command>afmtodit</command> というツールを使います
このコマンドは通常ではインストールされませんので, このコマンドは通常ではインストールされませんので
ソースプログラム群から該当プログラムを取り出さなくてはなりません. ソースプログラム群から該当プログラムを取り出さなくてはなりません
このファイルの最初の一行を変更しなくてはならないことが分かっています. このファイルの最初の一行を変更しなくてはならないことが分かっています
著者は次のようにしました.</para> 著者は次のようにしました</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>&prompt.user; <userinput>cp /usr/src/gnu/usr.bin/groff/afmtodit/afmtodit.pl /tmp</userinput> <screen>&prompt.user; <userinput>cp /usr/src/gnu/usr.bin/groff/afmtodit/afmtodit.pl /tmp</userinput>
@ -568,53 +567,53 @@ GS&gt;<userinput>quit</userinput></screen>
:wq</userinput></screen> :wq</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>このツールはメトリックファイル(<filename>.afm</filename> 拡張子) <para>このツールはメトリックファイル (<filename>.afm</filename> 拡張子)
から groff フォントファイルを生成してくれます. から groff フォントファイルを生成してくれます
フォント使用方法例を続けることにしましょう.</para> フォント使用方法例を続けることにしましょう</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation><filename>.afm</filename> ファイルの多くは Mac 形式&hellip すなわち行が ^M で区切られています. <screen><lineannotation><filename>.afm</filename> ファイルの多くは Mac 形式&hellip すなわち行が ^M で区切られています
これを行を ^J で区切る unix スタイルに変換する必要があります</lineannotation> これを行を ^J で区切る unix スタイルに変換する必要があります</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cd /tmp</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /tmp</userinput>
&prompt.user; <userinput>cat /usr/local/share/fonts/type1/showboat.afm | &prompt.user; <userinput>cat /usr/local/share/fonts/type1/showboat.afm |
tr '\015' '\012' &gt;showboat.afm</userinput> tr '\015' '\012' &gt;showboat.afm</userinput>
<lineannotation>そして, groff フォントファイルを生成します</lineannotation> <lineannotation>そして、groff フォントファイルを生成します。</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>cd /usr/share/groff_font/devps</userinput> &prompt.user; <userinput>cd /usr/share/groff_font/devps</userinput>
&prompt.user; <userinput>/tmp/afmtodit.pl -d DESC -e text.enc /tmp/showboat.afm generate/textmap SHOWBOAT</userinput></screen> &prompt.user; <userinput>/tmp/afmtodit.pl -d DESC -e text.enc /tmp/showboat.afm generate/textmap SHOWBOAT</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>これでフォントを SHOWBOAT という名前で参照することができました.</para> <para>これでフォントを SHOWBOAT という名前で参照することができました</para>
<para>システムでプリンタを扱うために GhostScript を使用しているならば, <para>システムでプリンタを扱うために GhostScript を使用しているならば
これで作業は完了しました. しかしながら, 本当に PostScript これで作業は完了しました。しかしながら、本当に PostScript
プリンタを使っている場合は, フォントを使用可能にする為に, プリンタを使っている場合は、フォントを使用可能にする為に、
当該フォントをプリンタにダウンロードする必要があります 当該フォントをプリンタにダウンロードする必要があります
(showboat フォントがプリンタに偶然にも最初から組み込まれている場合, (showboat フォントがプリンタに偶然にも最初から組み込まれている場合
もしくはプリンタからアクセスされるフォントディスクの中に入っている場合はこの限りではありません). もしくはプリンタからアクセスされるフォントディスクの中に入っている場合はこの限りではありません)
フォント利用の最終段階として, フォント利用の最終段階として
ダウンロード可能な形式のフォントを生成します. ダウンロード可能な形式のフォントを生成します
ツール <command>pfbtops</command> は (訳注 : <filename>.pfb</filename> 形式から) ツール <command>pfbtops</command> は (訳注 : <filename>.pfb</filename> 形式から)
<filename>.pfa</filename> 形式のフォントを生成するために, そして, <filename>.pfa</filename> 形式のフォントを生成するために、そして、
<filename>download</filename> というファイルを編集し, <filename>download</filename> というファイルを編集し
フォントの内部名を参照するように変更しなくてはなりません. フォントの内部名を参照するように変更しなくてはなりません
この内部名は以下で示すように groff この内部名は以下で示すように groff
フォントファイルから容易に調べることができます.</para> フォントファイルから容易に調べることができます</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation><filename>.pfa</filename> フォントファイルを生成する</lineannotation> <screen><lineannotation><filename>.pfa</filename> フォントファイルを生成する</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>pfbtops /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb &gt;showboat.pfa</userinput></screen> &prompt.user; <userinput>pfbtops /usr/local/share/fonts/type1/showboat.pfb &gt;showboat.pfa</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>もちろん, <filename>.pfa</filename> が既に利用可能であれば, <para>もちろん、<filename>.pfa</filename> が既に利用可能であれば、
参照できるようにシンボリックリンクを張って下さい.</para> 参照できるようにシンボリックリンクを張って下さい</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen><lineannotation>内部フォント名を得る</lineannotation> <screen><lineannotation>内部フォント名を得る</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>fgrep internalname SHOWBOAT</userinput> &prompt.user; <userinput>fgrep internalname SHOWBOAT</userinput>
internalname Showboat internalname Showboat
<lineannotation>該当フォントをダウンロードしなくてはならないことを groff に通知する</lineannotation> <lineannotation>該当フォントをダウンロードしなくてはならないことを groff に通知する</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>ex download &prompt.user; <userinput>ex download
:$a :$a
Showboat showboat.pfa Showboat showboat.pfa
@ -622,7 +621,7 @@ Showboat showboat.pfa
:wq</userinput></screen> :wq</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>フォントを試用する.</para> <para>フォントを試用する</para>
<informalexample> <informalexample>
<screen>&prompt.user; <userinput>cd /tmp</userinput> <screen>&prompt.user; <userinput>cd /tmp</userinput>
@ -654,24 +653,24 @@ letter.
EOF</userinput> EOF</userinput>
&prompt.user; <userinput>groff -Tps example.t &gt;example.ps</userinput> &prompt.user; <userinput>groff -Tps example.t &gt;example.ps</userinput>
<lineannotation>ghostscript/ghostviewを使って表示する</lineannotation> <lineannotation>ghostscript/ghostviewを使って表示する</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>ghostview example.ps</userinput> &prompt.user; <userinput>ghostview example.ps</userinput>
<lineannotation>印刷する(訳注 : プリンタ名は適宜変更して下さい)</lineannotation> <lineannotation>印刷する (訳注 : プリンタ名は適宜変更して下さい)</lineannotation>
&prompt.user; <userinput>lpr -Ppostscript example.ps</userinput></screen> &prompt.user; <userinput>lpr -Ppostscript example.ps</userinput></screen>
</informalexample> </informalexample>
<para>参考文献: <para>参考文献:
<filename>/usr/src/gnu/usr.bin/groff/afmtodit/afmtodit.man</filename>, <filename>/usr/src/gnu/usr.bin/groff/afmtodit/afmtodit.man</filename>
&man.groff.font.5;, &man.groff.char.7;, &man.pfbtops.1;.</para> &man.groff.font.5;、&man.groff.char.7;、&man.pfbtops.1;</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>TrueType フォントを groff 用に groff/ghostscript <title>TrueType フォントを groff 用に groff/ghostscript
フォーマットに変換する</title> フォーマットに変換する</title>
<para>これにはいくつかユーティリティが必要ですが, <para>これにはいくつかユーティリティが必要ですが
ベースシステムの一部としてインストールされてはいないので若干の作業が必要となります. ベースシステムの一部としてインストールされてはいないので若干の作業が必要となります
インストールするものは:</para> インストールするものは:</para>
<variablelist> <variablelist>
@ -679,18 +678,18 @@ EOF</userinput>
<term><command>ttf2pf</command></term> <term><command>ttf2pf</command></term>
<listitem> <listitem>
<para>TrueType から postscript への変換ユーティリティです. <para>TrueType から postscript への変換ユーティリティです
これは TrueType フォントからアスキーフォントメトリック これは TrueType フォントからアスキーフォントメトリック
(<filename>.afm</filename>) ファイルへの変換を行います.</para> (<filename>.afm</filename>) ファイルへの変換を行います</para>
<para>現時点では <ulink <para>現時点では <ulink
url="http://sunsite.icm.edu.pl/pub/GUST/contrib/BachoTeX98/ttf2pf/">http://sunsite.icm.edu.pl/pub/GUST/contrib/BachoTeX98/ttf2pf/</ulink>. url="http://sunsite.icm.edu.pl/pub/GUST/contrib/BachoTeX98/ttf2pf/">http://sunsite.icm.edu.pl/pub/GUST/contrib/BachoTeX98/ttf2pf/</ulink>.
から入手できます. から入手できます
注意: これらのファイルはポストスクリプトによるプログラムなので, 注意: これらのファイルはポストスクリプトによるプログラムなので
<keycap>Shift</keycap> キーを押しながらリンクをクリックして <keycap>Shift</keycap> キーを押しながらリンクをクリックして
ディスクにダウンロードしてください. ディスクにダウンロードしてください
さもないとあなたのブラウザは <application>ghostview</application> さもないとあなたのブラウザは <application>ghostview</application>
を立ちあげます.</para> を立ちあげます</para>
<para>重要なファイルは:</para> <para>重要なファイルは:</para>
@ -708,18 +707,18 @@ EOF</userinput>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
<para>大文字と小文字の混在は, <para>大文字と小文字の混在は
これらが DOS シェルのことも考慮しているためです. これらが DOS シェルのことも考慮しているためです
<filename>ttf2pf.ps</filename> はそれ以外のファイルを <filename>ttf2pf.ps</filename> はそれ以外のファイルを
大文字として扱いますので, 大文字として扱いますので
ファイル名の変更はそれに対応させてください. ファイル名の変更はそれに対応させてください
(実際には <filename>GS_TTF.PS</filename> と (実際には <filename>GS_TTF.PS</filename> と
<filename>PFS2AFM.PS</filename> は <filename>PFS2AFM.PS</filename> は
ghostscript の配布物の一部だと思われますが, ghostscript の配布物の一部だと思われますが
個別のユーティリティとして扱った方が便利なのでそうします. 個別のユーティリティとして扱った方が便利なのでそうします
FreeBSD がこれらを含むとは思われません.) FreeBSD がこれらを含むとは思われません)
<filename>/usr/local/share/groff_font/devps</filename> <filename>/usr/local/share/groff_font/devps</filename>
にインストールされているのがいいかもしれません.</para> にインストールされているのがいいかもしれません</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
@ -728,58 +727,58 @@ EOF</userinput>
<listitem> <listitem>
<para>はアスキーフォントメトリックファイルから <para>はアスキーフォントメトリックファイルから
groff とともに使うフォントファイルを作ります. groff とともに使うフォントファイルを作ります
これは通常, これは通常
<filename>/usr/src/contrib/groff/afmtodit</filename> <filename>/usr/src/contrib/groff/afmtodit</filename>
ディレクトリに存在していて, ディレクトリに存在していて
使えるようにするには作業が必要です.</para> 使えるようにするには作業が必要です</para>
<note> <note>
<para>もしも <filename>/usr/src</filename> <para>もしも <filename>/usr/src</filename>
ツリーで作業をすることを躊躇うなら, ツリーで作業をすることを躊躇うなら
このディレクトリの内容を作業用の場所にコピーすればいいです.</para> このディレクトリの内容を作業用の場所にコピーすればいいです</para>
</note> </note>
<para>作業エリアで以下のようにしてこのユーティリティします.</para> <para>作業エリアで以下のようにしてこのユーティリティします</para>
<screen><prompt>#</prompt> <userinput>make -f Makefile.sub afmtodit</userinput> <screen><prompt>#</prompt> <userinput>make -f Makefile.sub afmtodit</userinput>
</screen> </screen>
<para>もし, まだ存在していなければ <para>もしまだ存在していなければ
<filename>/usr/contrib/groff/devps/generate/textmap</filename> <filename>/usr/contrib/groff/devps/generate/textmap</filename>
<filename>/usr/share/groff_font/devps/generate</filename> <filename>/usr/share/groff_font/devps/generate</filename>
にコピーします.</para> にコピーします</para>
</listitem> </listitem>
</varlistentry> </varlistentry>
</variablelist> </variablelist>
<para>これらのユーティリティが所定の場所に収まったら <para>これらのユーティリティが所定の場所に収まったら
いつでも開始できます.</para> いつでも開始できます</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para><filename>.afm</filename> ファイルを以下のようにして作ります.</para> <para><filename>.afm</filename> ファイルを以下のようにして作ります</para>
<screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs <optional>-dNODISPLAY</optional> <optional>-q</optional> -- ttf2pf.ps <replaceable>TTF_name</replaceable> <optional><replaceable>PS_font_name</replaceable> <optional><replaceable>AFM_name</replaceable></optional></optional></userinput> <screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs <optional>-dNODISPLAY</optional> <optional>-q</optional> -- ttf2pf.ps <replaceable>TTF_name</replaceable> <optional><replaceable>PS_font_name</replaceable> <optional><replaceable>AFM_name</replaceable></optional></optional></userinput>
</screen> </screen>
<para>ここで, <replaceable>TTF_name</replaceable> はあなたの <para>ここで<replaceable>TTF_name</replaceable> はあなたの
TrueType フォントの名前で, <replaceable>PS_font_name</replaceable> TrueType フォントの名前で<replaceable>PS_font_name</replaceable>
は <filename>.pfa</filename> ファイルのためのファイル名で, は <filename>.pfa</filename> ファイルのためのファイル名で
<replaceable>AFM_name</replaceable> は <filename>.afm</filename> <replaceable>AFM_name</replaceable> は <filename>.afm</filename>
ファイルに望む名前です. ファイルに望む名前です.
<filename>.pfa</filename> や <filename>.afm</filename> <filename>.pfa</filename> や <filename>.afm</filename>
用の出力ファイル名を明示しなければ, 用の出力ファイル名を明示しなければ
デフォルト名は TueType フォントファイル名から作成されます.</para> デフォルト名は TueType フォントファイル名から作成されます.</para>
<para>この時, アスキーフォントメトリックファイルである <para>この時アスキーフォントメトリックファイルである
<filename>.pfa</filename> ファイルも同時に作られます <filename>.pfa</filename> ファイルも同時に作られます
(<filename>.pfb</filename> はバイナリ形式です). (<filename>.pfb</filename> はバイナリ形式です)
これは不要となるでしょうが, (私が考えるに) これは不要となるでしょうが(私が考えるに)
フォントサーバには役立つでしょう.</para> フォントサーバには役立つでしょう</para>
<para>例として, 30f9 バーコードフォントをデフォルトのファイル名で変換するには以下のようにします.</para> <para>例として30f9 バーコードフォントをデフォルトのファイル名で変換するには以下のようにします</para>
<screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs -dNODISPLAY -- ttf2pf.ps 3of9.ttf</userinput> <screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs -dNODISPLAY -- ttf2pf.ps 3of9.ttf</userinput>
Aladdin Ghostscript 5.10 (1997-11-23) Aladdin Ghostscript 5.10 (1997-11-23)
@ -790,7 +789,7 @@ Converting 3of9.ttf to 3of9.pfa and 3of9.afm.
<para>変換後のフォントを <para>変換後のフォントを
<filename>A.pfa</filename> と <filename>B.afm</filename> <filename>A.pfa</filename> と <filename>B.afm</filename>
にするなら以下のようにします.</para> にするなら以下のようにします</para>
<screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs -dNODISPLAY -- ttf2pf.ps 3of9.ttf A B</userinput> <screen><prompt>%</prompt> <userinput>gs -dNODISPLAY -- ttf2pf.ps 3of9.ttf A B</userinput>
Aladdin Ghostscript 5.10 (1997-11-23) Aladdin Ghostscript 5.10 (1997-11-23)
@ -801,31 +800,31 @@ Converting 3of9.ttf to A.pfa and B.afm.
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>groff postscript ファイルを作ります.</para> <para>groff postscript ファイルを作ります</para>
<para>以下のコマンドの実行が用意なように <para>以下のコマンドの実行が用意なように
<filename>/usr/share/groff_font/devps</filename> に <filename>/usr/share/groff_font/devps</filename> に
ディレクトリを変更します. ディレクトリを変更します
恐らく root 特権が必要になるでしょう. 恐らく root 特権が必要になるでしょう
(そこでの作業が気にいらないなら, このディレクトリの (そこでの作業が気にいらないならこのディレクトリの
<filename>DESC</filename>, <filename>DESC</filename>
<filename>text.enc</filename>, <filename>text.enc</filename>
<filename>generate/textmap</filename> <filename>generate/textmap</filename>
ファイルが参照されるということに注意してください.)</para> ファイルが参照されるということに注意してください)</para>
<screen><prompt>%</prompt> <userinput>afmtodit -d DESC -e text.enc file.afm \ <screen><prompt>%</prompt> <userinput>afmtodit -d DESC -e text.enc file.afm \
generate/textmap <replaceable>PS_font_name</replaceable></userinput> generate/textmap <replaceable>PS_font_name</replaceable></userinput>
</screen> </screen>
<para>ここで, <filename>file.afm</filename> <para>ここで<filename>file.afm</filename>
は <replaceable>AFM_name</replaceable> は <replaceable>AFM_name</replaceable>
, 上で <command>ttf2pf.ps</command> で作ったものです. 、上で <command>ttf2pf.ps</command> で作ったものです。
<replaceable>PS_font_name</replaceable> <replaceable>PS_font_name</replaceable>
はコマンドから使われるフォント名で, はコマンドから使われるフォント名で
&man.groff.1; がこのフォントを参照するために使うものです. &man.groff.1; がこのフォントを参照するために使うものです
たとえば, 最初の <command>tiff2pf.ps</command> たとえば最初の <command>tiff2pf.ps</command>
コマンドを上述のように行っていたとすると, コマンドを上述のように行っていたとすると
3of9 バーコードフォントは以下のコマンドで作成できます.</para> 3of9 バーコードフォントは以下のコマンドで作成できます</para>
<screen><prompt>%</prompt> <userinput>afmtodit -d DESC -e text.enc 3of9.afm \ <screen><prompt>%</prompt> <userinput>afmtodit -d DESC -e text.enc 3of9.afm \
generate/textmap 3of9</userinput> generate/textmap 3of9</userinput>
@ -834,15 +833,15 @@ Converting 3of9.ttf to A.pfa and B.afm.
<para>得られる <replaceable>PS_font_name</replaceable> <para>得られる <replaceable>PS_font_name</replaceable>
ファイル (この例では <filename>3of9</filename>) ファイル (この例では <filename>3of9</filename>)
はディレクトリ <filename>/usr/share/groff_font/devps</filename> はディレクトリ <filename>/usr/share/groff_font/devps</filename>
, コピーするなり移動するなりして置かれることに気をつけてください.</para> 、コピーするなり移動するなりして置かれることに気をつけてください。</para>
<para><filename>ttf2pf.ps</filename> がわりつけるフォント名は <para><filename>ttf2pf.ps</filename> がわりつけるフォント名は
TrueType フォントファイル中に見つかったものになります. TrueType フォントファイル中に見つかったものになります
それとは異なる名前を使いたかったら, それとは異なる名前を使いたかったら
<filename>.afm</filename> ファイルを編集してから <filename>.afm</filename> ファイルを編集してから
<command>afmtodit</command> を実行する必要があります. <command>afmtodit</command> を実行する必要があります
&man.groff.1; から &man.gs.1; へパイプするつもりならば, &man.groff.1; から &man.gs.1; へパイプするつもりならば
その名前は同時にフォントマップファイルで使われているものである必要があります.</para> その名前は同時にフォントマップファイルで使われているものである必要があります</para>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
</sect1> </sect1>
@ -850,74 +849,74 @@ Converting 3of9.ttf to A.pfa and B.afm.
<sect1> <sect1>
<title>TrurType フォントを他のプログラムで使うことができますか?</title> <title>TrurType フォントを他のプログラムで使うことができますか?</title>
<para>TrueType フォント形式は Windows, Windows 95, Mac <para>TrueType フォント形式は Windows、Windows 95、Mac
で用いられます. この形式は極めて有名であり, で用いられます。この形式は極めて有名であり、
非常にたくさんのフォントが利用できます.</para> 非常にたくさんのフォントが利用できます</para>
<para>不幸なことに, (訳注 : FreeBSD で) <para>不幸なことに、(訳注: FreeBSD で)
この形式を利用できるアプリケーションは, 著者が知る限り, この形式を利用できるアプリケーションは、著者が知る限り、
Ghostscript と povray の2つしかありません. Ghostscript と povray の 2 つしかありません。
Ghostscript では, ドキュメントによれば, そのサポートは不十分であり, Ghostscript では、ドキュメントによれば、そのサポートは不十分であり、
フォントを利用してもタイプ1フォントより粗悪な結果が得られるようです. フォントを利用してもタイプ 1 フォントより粗悪な結果が得られるようです。
povray バージョン3 もまた TrueType フォントを利用可能ですが, しかし, povray バージョン 3 もまた TrueType フォントを利用可能ですが、しかし、
たくさんの人々がレイトレーシングされたページが続いているかのように, たくさんの人々がレイトレーシングされたページが続いているかのように
ドキュメントを作成しているのではないかと, 著者はむしろ疑っています:-) ドキュメントを作成しているのではないかと、著者はむしろ疑っています :-)
(訳注 : povray はレイトレーシング関連のプログラムです. (訳注: povray はレイトレーシング関連のプログラムです
レイトレーシングは計算に時間がかかることから, レイトレーシングは計算に時間がかかることから
ドキュメントを作るのが遅いんじゃないの, ドキュメントを作るのが遅いんじゃないの
と著者が遠回しに言っているようです)</para> と著者が遠回しに言っているようです)</para>
<para>このなんとも悲惨な状況は変わりつつあります. <para>このなんとも悲惨な状況は変わりつつあります
<ulink url="http://www.freetype.org/">FreeType プロジェクト</ulink> <ulink url="http://www.freetype.org/">FreeType プロジェクト</ulink>
では FreeType の便利なツールを開発しています.</para> では FreeType の便利なツールを開発しています</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>XFree86 4.x に含まれている freetype モジュール. <para>XFree86 4.x に含まれている freetype モジュール
詳細は <ulink 詳細は <ulink
url="../../books/handbook/x-fonts.html">FreeBSD url="../../books/handbook/x-fonts.html">FreeBSD
ハンドブック</ulink>か <ulink ハンドブック</ulink>か <ulink
url="http://www.xfree86.org/4.0.2/fonts.html">XFree86 4.0.2 url="http://www.xfree86.org/4.0.2/fonts.html">XFree86 4.0.2
Fonts</ulink> ページを見てください.</para> Fonts</ulink> ページを見てください</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>X11 用の <command>xfsft</command> フォントサーバは <para>X11 用の <command>xfsft</command> フォントサーバは
一般のフォントに加えて TrueType フォントを提供します. 一般のフォントに加えて TrueType フォントを提供します
現在ベータ版であるにもかかわらずたいへん評判がいいものです. 現在ベータ版であるにもかかわらずたいへん評判がいいものです
詳しくは 詳しくは
<ulink url="http://www.dcs.ed.ac.uk/home/jec/programs/xfsft/"> <ulink url="http://www.dcs.ed.ac.uk/home/jec/programs/xfsft/">
Juliusz Chroboczek's page</ulink> をごらんください. Juliusz Chroboczek's page</ulink> をごらんください
FreeBSD への移植についての情報は FreeBSD への移植についての情報は
<ulink url="http://math.missouri.edu/~stephen/software/"> <ulink url="http://math.missouri.edu/~stephen/software/">
Stephen Montgomery's software page</ulink> にあります.</para> Stephen Montgomery's software page</ulink> にあります</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><command>xfstt</command> は X11 用のもうひとつの <para><command>xfstt</command> は X11 用のもうひとつの
フォントサーバで, フォントサーバで
<ulink url=" ftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/fonts/"> <ulink url=" ftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/fonts/">
ftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/fonts/</ulink> ftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/fonts/</ulink>
から入手できます.</para> から入手できます</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para><command>ttf2bdf</command> というプログラムは, <para><command>ttf2bdf</command> というプログラムは
X の環境下で TrueType フォントのセットから BDF X の環境下で TrueType フォントのセットから BDF
形式のファイルを作るものです. 形式のファイルを作るものです
Linux 用のバイナリが Linux 用のバイナリが
<ulink url="ftp://crl.nmsu.edu/CLR/multiling/General/"> <ulink url="ftp://crl.nmsu.edu/CLR/multiling/General/">
ftp://crl.nmsu.edu/CLR/multiling /General/</ulink> から ftp://crl.nmsu.edu/CLR/multiling /General/</ulink> から
入手できます.</para> 入手できます</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>アジア圏で TrueType フォントを利用したいみなさんには, <para>アジア圏で TrueType フォントを利用したいみなさんには
<command>XTT</command> フォントサーバは一見の価値があるでしょう. <command>XTT</command> フォントサーバは一見の価値があるでしょう
<command>XTT</command> に関する情報は <ulink <command>XTT</command> に関する情報は <ulink
url="http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/student/person/tshiozak/study/freebsd-at-random/x-tt/index-en.html"> url="http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/student/person/tshiozak/study/freebsd-at-random/x-tt/index-en.html">
http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/student/person/tshiozak/study/freebsd-at-random/x-tt/index-en.html</ulink> http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/student/person/tshiozak/study/freebsd-at-random/x-tt/index-en.html</ulink>
で得られます.</para> で得られます</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
@ -926,19 +925,19 @@ Converting 3of9.ttf to A.pfa and B.afm.
</itemizedlist> </itemizedlist>
<para> <para>
<ulink url="http://www.freetype.org/projects.htm">FreeType プロジェクトページ</ulink>は, <ulink url="http://www.freetype.org/projects.htm">FreeType プロジェクトページ</ulink>は
以上に挙げたものおよびその他のフリーな TrueType 以上に挙げたものおよびその他のフリーな TrueType
プロジェクトに関する情報入手のよい出発点となるでしょう.</para> プロジェクトに関する情報入手のよい出発点となるでしょう</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>どこでフォントを入手できますか?</title> <title>どこでフォントを入手できますか?</title>
<para>インターネット上でたくさんのフォントを利用することができます. <para>インターネット上でたくさんのフォントを利用することができます
これらは完全に無料であるか, シェアウェアです. 加えて, これらは完全に無料であるか、シェアウェアです。加えて、
たくさんのフォントが収録されたあまり高価ではない CDROM たくさんのフォントが収録されたあまり高価ではない CDROM
がたくさんあります. インターネットでのアクセスポイント がたくさんありますインターネットでのアクセスポイント
(1996年8月現在)を以下に示します.</para> (1996年8月現在)を以下に示します</para>
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
@ -999,7 +998,7 @@ Converting 3of9.ttf to A.pfa and B.afm.
<listitem> <listitem>
<para>povray と Ghostscript で TrueType <para>povray と Ghostscript で TrueType
フォントを利用する例があるといいだろう.</para> フォントを利用する例があるといいだろう</para>
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
</sect1> </sect1>

View file

@ -26,46 +26,46 @@
<pubdate>1999 年 5 月 3 日</pubdate> <pubdate>1999 年 5 月 3 日</pubdate>
<abstract> <abstract>
<para>IPsec をインストールした時, <para>IPsec をインストールした時
それがきちんと動作しているかどうか調べるにはどうしたら良いでしょう? それがきちんと動作しているかどうか調べるにはどうしたら良いでしょう?
ここでは, IPsec の動作を検証する実験的な方法を紹介します.</para> ここでは、IPsec の動作を検証する実験的な方法を紹介します。</para>
</abstract> </abstract>
</articleinfo> </articleinfo>
<sect1> <sect1>
<title>問題</title> <title>問題</title>
<para>まず, <link linkend="ipsec-install"><emphasis>IPsec</emphasis> <para>まず<link linkend="ipsec-install"><emphasis>IPsec</emphasis>
がインストールされていること</link>を前提に話を進めます. がインストールされていること</link>を前提に話を進めます
IPsec が<link linkend="caveat">きちんと動作している</link>かどうか知るにはどうしたら良いでしょう? IPsec が<link linkend="caveat">きちんと動作している</link>かどうか知るにはどうしたら良いでしょう?
もちろん設定が間違っていればネットワーク接続が行なえないでしょうし, もちろん設定が間違っていればネットワーク接続が行なえないでしょうし
接続できたということは設定が合っているからだ, という認識は間違っていません. 接続できたということは設定が合っているからだ、という認識は間違っていません。
接続状態は &man.netstat.1; コマンドで確かめることができます. 接続状態は &man.netstat.1; コマンドで確かめることができます
しかし, それを独立して検証することは可能なのでしょうか?</para> しかしそれを独立して検証することは可能なのでしょうか?</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>解決方法</title> <title>解決方法</title>
<para>最初に, 暗号に使われている情報理論について考えます.</para> <para>最初に、暗号に使われている情報理論について考えます。</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para>暗号化されたデータは, 一様に分布している. つまり, <para>暗号化されたデータは、一様に分布している。つまり、
各情報源シンボルは最大のエントロピーを持っている.</para> 各情報源シンボルは最大のエントロピーを持っている</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>通常, 未処理のデータや圧縮されていないデータは冗長である. <para>通常、未処理のデータや圧縮されていないデータは冗長である。
つまり, 各情報源シンボルのエントロピーは最大ではない.</para> つまり、各情報源シンボルのエントロピーは最大ではない。</para>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
<para>ネットワークインターフェイスを入出力するデータのエントロピーを測定できると仮定すると, <para>ネットワークインターフェイスを入出力するデータのエントロピーを測定できると仮定すると
「暗号化されていないデータ」と「暗号化されたデータ」の両者に, 「暗号化されていないデータ」と「暗号化されたデータ」の両者に
違いを見ることができるはずです. 違いを見ることができるはずです
このことは, パケットのルーティングが行なわれる場合の一番外側の IP ヘッダなど, このことは、パケットのルーティングが行なわれる場合の一番外側の IP ヘッダなど、
データの一部が<quote>暗号化モード</quote>で暗号化されなかったとしても成立します.</para> データの一部が <quote>暗号化モード</quote> で暗号化されなかったとしても成立します</para>
<sect2 id="MUST"> <sect2 id="MUST">
<title>MUST</title> <title>MUST</title>
@ -73,63 +73,63 @@
<para>Ueli Maurer 氏の <quote>Universal Statistical Test for Random <para>Ueli Maurer 氏の <quote>Universal Statistical Test for Random
Bit Generators</quote> Bit Generators</quote>
(<ulink url="http://www.geocities.com/SiliconValley/Code/4704/universal.pdf"><acronym>MUST</acronym></ulink>) (<ulink url="http://www.geocities.com/SiliconValley/Code/4704/universal.pdf"><acronym>MUST</acronym></ulink>)
, サンプルデータのエントロピーを高速に測定します. 、サンプルデータのエントロピーを高速に測定します。
これには圧縮と良く似たアルゴリズムが使われています. これには圧縮と良く似たアルゴリズムが使われています
<link linkend="code">文末に示すのは</link>, <link linkend="code">文末に示すのは</link>
一つのファイル中で連続するデータ (最大 0.25 メガバイト) 一つのファイル中で連続するデータ (最大 0.25 メガバイト)
を測定するコードです.</para> を測定するコードです</para>
</sect2> </sect2>
<sect2 id="tcpdump"> <sect2 id="tcpdump">
<title>Tcpdump</title> <title>Tcpdump</title>
<para>さて次に, 上記に加えてネットワーク上の生データを捕捉するための手段も必要になります. <para>さて次に上記に加えてネットワーク上の生データを捕捉するための手段も必要になります
それを実現するプログラムに, &man.tcpdump.1; と呼ばれるものがあります. それを実現するプログラムに、&man.tcpdump.1; と呼ばれるものがあります。
ただし, tcpdump を使うには, ただし、tcpdump を使うには、
<link linkend="kernel">カーネルコンフィグレーションファイル</link>において <link linkend="kernel">カーネルコンフィグレーションファイル</link>において
<emphasis>Berkeley Packet Filter</emphasis> <emphasis>Berkeley Packet Filter</emphasis>
インターフェイスが有効化されていなければなりません.</para> インターフェイスが有効化されていなければなりません</para>
<para>次のコマンド</para> <para>次のコマンド:</para>
<screen><userinput><command>tcpdump</command> -c 4000 -s 10000 -w <replaceable>dumpfile.bin</replaceable></userinput></screen> <screen><userinput><command>tcpdump</command> -c 4000 -s 10000 -w <replaceable>dumpfile.bin</replaceable></userinput></screen>
<para>は, 4000 個の生パケットを捕捉し, <replaceable>dumpfile.bin</replaceable> に記録します. <para>は、4000 個の生パケットを捕捉し、<replaceable>dumpfile.bin</replaceable> に記録します。
この例のでは 10,000 バイト以下のパケットのみ記録されます.</para> この例のでは 10,000 バイト以下のパケットのみ記録されます</para>
</sect2> </sect2>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>実験</title> <title>実験</title>
<para>では, 実験してみましょう.</para> <para>では、実験してみましょう。</para>
<procedure> <procedure>
<step> <step>
<para>IPsec ホストと IPsec <para>IPsec ホストと IPsec
を使っていないホストの両方にネットワーク接続してください.</para> を使っていないホストの両方にネットワーク接続してください</para>
</step> </step>
<step> <step>
<para>そして <link linkend="tcpdump">パケットの捕捉 <para>そして <link linkend="tcpdump">パケットの捕捉
</link>を開始します.</para> </link>を開始します</para>
</step> </step>
<step> <step>
<para>次に, <quote>IPsec を使っている</quote>接続で &man.yes.1; という unix コマンドを実行します. <para>次に<quote>IPsec を使っている</quote> 接続で &man.yes.1; という unix コマンドを実行します
これは, <literal>y</literal> という文字の連続データを出力するものです. これは、<literal>y</literal> という文字の連続データを出力するものです。
しばらくしたらコマンドを停止させ, IPsec しばらくしたらコマンドを停止させIPsec
を使っていない接続に対して同じコマンドを実行します. を使っていない接続に対して同じコマンドを実行します
こちらも, しばらくしたらコマンドを停止させてください.</para> こちらも、しばらくしたらコマンドを停止させてください。</para>
</step> </step>
<step> <step>
<para>ここで, <link linkend="code">MUST</link> <para>ここで<link linkend="code">MUST</link>
を捕捉したパケットに実行すると, 次のような出力が得られるはずです. を捕捉したパケットに実行すると、次のような出力が得られるはずです。
この中で重要なのは, 期待値 (7.18) に対して, この中で重要なのは、期待値 (7.18) に対して、
IPsec を使った接続が 93% (6.7), IPsec を使った接続が 93% (6.7)
<quote>通常の</quote>接続が 29% (2.1) <quote>通常の</quote>接続が 29% (2.1)
という結果になっていることです.</para> という結果になっていることです</para>
<screen>&prompt.user; <userinput>tcpdump -c 4000 -s 10000 -w <replaceable>ipsecdemo.bin</replaceable></userinput> <screen>&prompt.user; <userinput>tcpdump -c 4000 -s 10000 -w <replaceable>ipsecdemo.bin</replaceable></userinput>
&prompt.user; <userinput>uliscan <replaceable>ipsecdemo.bin</replaceable></userinput> &prompt.user; <userinput>uliscan <replaceable>ipsecdemo.bin</replaceable></userinput>
@ -152,16 +152,16 @@ Expected value for L=8 is 7.1836656
<sect1 id="caveat"> <sect1 id="caveat">
<title>注意</title> <title>注意</title>
<para>この実験は暗号化の理論が示すとおり, IPsec <para>この実験は暗号化の理論が示すとおりIPsec
を使った通信では<emphasis>確かに</emphasis>ペイロード中のデータに含まれるシンボルの生起確率が<emphasis>一様に</emphasis>分布する, を使った通信では<emphasis>確かに</emphasis>ペイロード中のデータに含まれるシンボルの生起確率が<emphasis>一様に</emphasis>分布する
ということを示しています. ということを示しています
しかし, ここで示した実験ではシステム上の欠陥 (あるのかどうか知りませんが) しかしここで示した実験ではシステム上の欠陥 (あるのかどうか知りませんが)
を検出することは<emphasis>できません</emphasis>. を検出することは<emphasis>できません</emphasis>
ここで言う「欠陥」とは, たとえば暗号鍵生成や交換の不備や, ここで言う「欠陥」とは、たとえば暗号鍵生成や交換の不備や、
データや暗号鍵が他人に見られていないかどうかといった問題, データや暗号鍵が他人に見られていないかどうかといった問題
あるいはアルゴリズムの強度はどうか, あるいはアルゴリズムの強度はどうか
カーネルのバージョンは合っているかといったことです. カーネルのバージョンは合っているかといったことです
これらはソースを調べれば確かめることができます.</para> これらはソースを調べれば確かめることができます</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="IPsec"> <sect1 id="IPsec">
@ -169,35 +169,35 @@ Expected value for L=8 is 7.1836656
<para>インターネットプロトコル セキュリティ拡張 <para>インターネットプロトコル セキュリティ拡張
(Internet Protocol security extensions) は (Internet Protocol security extensions) は
IP v4 と IP v6 に適用され, IP v6 への実装は必須となっています. IP v4 と IP v6 に適用され、IP v6 への実装は必須となっています。
このプロトコルは IP (ホスト間) レベルで暗号化と認証を実現するためのものです. このプロトコルは IP (ホスト間) レベルで暗号化と認証を実現するためのものです
たとえば SSL は一つのアプリケーションソケット, <application>SSH</application> はログイン, たとえば SSL は一つのアプリケーションソケット、<application>SSH</application> はログイン、
<application>PGP</application> は特定のファイルやメッセージのみに対してそれぞれ安全性を提供しますが, <application>PGP</application> は特定のファイルやメッセージのみに対してそれぞれ安全性を提供しますが
IPsec は 2 ホスト間のすべての通信を暗号化します.</para> IPsec は 2 ホスト間のすべての通信を暗号化します</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="ipsec-install"> <sect1 id="ipsec-install">
<title>IPsec のインストール</title> <title>IPsec のインストール</title>
<para>FreeBSD の最近のバージョンでは <para>FreeBSD の最近のバージョンでは
IPsec のサポートが基本のソースコードに含まれています. IPsec のサポートが基本のソースコードに含まれています
それ故, あなたはおそらく それ故あなたはおそらく
<option>IPSEC</option> オプションをカーネルコンフィグファイルに追加し, <option>IPSEC</option> オプションをカーネルコンフィグファイルに追加し
カーネルを再構築/再インストールして &man.setkey.8; コマンドで カーネルを再構築/再インストールして &man.setkey.8; コマンドで
IPsec 接続を設定すればよいはずです.</para> IPsec 接続を設定すればよいはずです</para>
<para>FreeBSD で IPsec を実行する包括的なガイドは <para>FreeBSD で IPsec を実行する包括的なガイドは
<ulink url="../../books/handbook/ipsec.html">FreeBSD <ulink url="../../books/handbook/ipsec.html">FreeBSD
ハンドブック</ulink>で提供されています.</para> ハンドブック</ulink>で提供されています</para>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="kernel"> <sect1 id="kernel">
<title>src/sys/i386/conf/KERNELNAME</title> <title>src/sys/i386/conf/KERNELNAME</title>
<para>ネットワークデータを &man.tcpdump.1; <para>ネットワークデータを &man.tcpdump.1;
で補足するためにはカーネルコンフィグファイルには以下の行が必要です. で補足するためにはカーネルコンフィグファイルには以下の行が必要です
追加後 &man.config.8; を実行しカーネルの再構築/再インストールを 追加後 &man.config.8; を実行しカーネルの再構築/再インストールを
行なってください.</para> 行なってください</para>
<programlisting>device bpf</programlisting> <programlisting>device bpf</programlisting>
</sect1> </sect1>
@ -207,7 +207,7 @@ Expected value for L=8 is 7.1836656
<para>同一のコードを <para>同一のコードを
<ulink url="http://www.geocities.com/SiliconValley/Code/4704/uliscanc.txt"> <ulink url="http://www.geocities.com/SiliconValley/Code/4704/uliscanc.txt">
このリンク</ulink>から入手することができます.</para> このリンク</ulink>から入手することができます</para>
<programlisting>/* <programlisting>/*
ULISCAN.c ---blocksize of 8 ULISCAN.c ---blocksize of 8

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@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.5 Original revision: 1.10
$FreeBSD$ $FreeBSD$
--> -->
<!DOCTYPE article PUBLIC "-//FreeBSD//DTD DocBook V4.1-Based Extension//EN" [ <!DOCTYPE article PUBLIC "-//FreeBSD//DTD DocBook V4.1-Based Extension//EN" [
@ -21,7 +21,7 @@
<author> <author>
<firstname>Jason</firstname> <firstname>Jason</firstname>
<surname>Bacon</surname> <surname>Bacon</surname>
<affiliation> <affiliation>
<address><email>acadix@execpc.com</email></address> <address><email>acadix@execpc.com</email></address>
</affiliation> </affiliation>
@ -32,133 +32,133 @@
<sect1> <sect1>
<title>ZIP ドライブの基礎</title> <title>ZIP ドライブの基礎</title>
<para>ZIP ディスクは, アイオメガ社から発売されている <para>ZIP ディスクはアイオメガ社から発売されている
ZIP ディスクドライブで読み書き可能な大容量のリムーバブル磁気ディスクです. ZIP ディスクドライブで読み書き可能な大容量のリムーバブル磁気ディスクです
ZIP ディスクはフロッピーディスクと似ていますが, ZIP ディスクはフロッピーディスクと似ていますが
ZIP ディスクの方が非常に高速で比較にならないほど大容量です. ZIP ディスクの方が非常に高速で比較にならないほど大容量です
というのはフロッピーディスクの容量が大抵 というのはフロッピーディスクの容量が大抵
1.44M バイトであるのに対し, ZIP 1.44M バイトであるのに対しZIP
ディスクの容量は, 100M バイトか ディスクの容量は100M バイトか
250M バイトの二種類あります. 250M バイトの二種類あります
120M バイトの容量を持ち, 120M バイトの容量を持ち
従来の 1.44M バイトのディスクも使用できる 従来の 1.44M バイトのディスクも使用できる
SuperDisk というフロッピーがありますが, ZIP SuperDisk というフロッピーがありますがZIP
ディスクとは混同しないでください.</para> ディスクとは混同しないでください</para>
<para>アイオメガ社は, JAZZ <para>アイオメガ社はJAZZ
ドライブというさらに大容量で優れた性能を持ったディスクドライブも発売しています. ドライブというさらに大容量で優れた性能を持ったディスクドライブも発売しています
JAZZ ドライブの容量は 1G バイトか 2G バイトの二種類です.</para> JAZZ ドライブの容量は 1G バイトか 2G バイトの二種類です</para>
<para>ZIP ドライブには, 以下の 3 種類のインターフェースが用意されており, <para>ZIP ドライブには、以下の 3 種類のインターフェースが用意されており、
内蔵も外付けも可能です.</para> 内蔵も外付けも可能です</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para>SCSI (Small Computer Standard Interface) <para>SCSI (Small Computer Standard Interface)
は最も高速・精巧で拡張性も高く, は最も高速・精巧で拡張性も高く
そして最も高価なインターフェースです. そして最も高価なインターフェースです
SCSI インターフェースは, SCSI インターフェースは
ディスクドライブ, テープドライブ, ディスクドライブ、テープドライブ、
スキャナーなどといったすべてのタイプの周辺機器と接続するために, スキャナーなどといったすべてのタイプの周辺機器と接続するために
PC から RISC ワークステーション, PC から RISC ワークステーション
ミニコンに至るまで, ほとんどのコンピュータで使用されてきました. ミニコンに至るまで、ほとんどのコンピュータで使用されてきました。
SCSI 対応 ZIP ドライブは, SCSI 対応 ZIP ドライブは
内蔵も (もし SCSI ホストアダプタに外付けコネクタがあれば) 内蔵も (もし SCSI ホストアダプタに外付けコネクタがあれば)
外付けも可能です.</para> 外付けも可能です</para>
<note> <note>
<para>SCSI で接続された外付けの装置を使用する際, <para>SCSI で接続された外付けの装置を使用する際
動作中に SCSI バスからケーブルを抜き差ししないでください. 動作中に SCSI バスからケーブルを抜き差ししないでください
さもないと, 挿入されていたディスクのファイルシステムを損傷 さもないと挿入されていたディスクのファイルシステムを損傷
する恐れがあります.</para> する恐れがあります</para>
</note> </note>
<para>最高のパフォーマンスとセットアップの手軽さを望むなら, <para>最高のパフォーマンスとセットアップの手軽さを望むなら
SCSI はベストチョイスです. SCSI はベストチョイスです
一部のハイエンドサーバを除き, 多くの PC はビルトインの 一部のハイエンドサーバを除き多くの PC はビルトインの
SCSI をサポートしていないため, SCSI をサポートしていないため
SCSI ホストアダプタを追加で購入する必要があります. SCSI ホストアダプタを追加で購入する必要があります
種類にもよりますが, SCSI ホストアダプタは 7 台か 15 台の 種類にもよりますがSCSI ホストアダプタは 7 台か 15 台の
SCSI デバイスを接続することができます.</para> SCSI デバイスを接続することができます</para>
<para>それぞれの SCSI デバイスはそれ自身のコントローラを持っており, <para>それぞれの SCSI デバイスはそれ自身のコントローラを持っており
そしてそれらは非常に賢く, よく標準化されているので そしてそれらは非常に賢くよく標準化されているので
(SCSI の 2 番目の "S" は "標準" を表します), (SCSI の 2 番目の "S" は "標準" を表します)
OS は SCSI のディスクドライブをすべて同じように扱うことができ, OS は SCSI のディスクドライブをすべて同じように扱うことができ
またそれは SCSI のテープドライブなども同様です. またそれは SCSI のテープドライブなども同様です
SCSI デバイスを使用するためには, ホストアダプタ用のドライバと SCSI デバイスを使用するためにはホストアダプタ用のドライバと
SCSI ディスクドライブ用ドライバ, SCSI ディスクドライブ用ドライバ
SCSI テープドライブ用ドライバといった装置に対応する標準のドライバを用意するだけで良いのです. SCSI テープドライブ用ドライバといった装置に対応する標準のドライバを用意するだけで良いのです
さらに機種に特化したドライバ(たとえば DAT さらに機種に特化したドライバ (たとえば DAT
ドライブなど)も存在しますが, ドライブなど) も存在しますが、
大抵標準のドライバを使用しても動作します. 大抵標準のドライバを使用しても動作します
そういった特別なドライバは, そういった特別なドライバは
機種特有の機能を利用するために書かれたものです.</para> 機種特有の機能を利用するために書かれたものです</para>
<para>ZIP ドライブを使用するためには, <para>ZIP ドライブを使用するためには
単に <filename>/dev</filename> 単に <filename>/dev</filename>
の中から ZIP ドライブのデバイスファイルを見つけるだけで良いのです. の中から ZIP ドライブのデバイスファイルを見つけるだけで良いのです
ZIP ドライブのデバイスファイルは起動時に表示されるブートメッセージか, ZIP ドライブのデバイスファイルは起動時に表示されるブートメッセージか
<filename>/var/log/messages</filename> の中から</para> <filename>/var/log/messages</filename> の中から</para>
<programlisting>da1: &lt;IOMEGA ZIP 100 D.13&gt; Removable Direct Access <programlisting>da1: &lt;IOMEGA ZIP 100 D.13&gt; Removable Direct Access
SCSI-2 Device</programlisting> SCSI-2 Device</programlisting>
<para>というメッセージを見つけることで特定できます. <para>というメッセージを見つけることで特定できます
上の例の場合, 上の例の場合
ZIP ドライブのデバイスファイルは ZIP ドライブのデバイスファイルは
<filename>/dev/da1</filename> <filename>/dev/da1</filename>
であるということを表しています.</para> であるということを表しています</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>IDE (Integrated Drive Electronics) インターフェースは, <para>IDE (Integrated Drive Electronics) インターフェースは
多くのデスクトップ PC で使用されている低価格なインターフェースです. 多くのデスクトップ PC で使用されている低価格なインターフェースです
ほとんどの IDE デバイスは必ず内蔵になっています.</para> ほとんどの IDE デバイスは必ず内蔵になっています</para>
<para>IDE 接続の ZIP ドライブの性能は <para>IDE 接続の ZIP ドライブの性能は
SCSI 接続の ZIP ドライブに匹敵します. SCSI 接続の ZIP ドライブに匹敵します。
(IDE インターフェースは SCSI より高速ではないのですが, (IDE インターフェースは SCSI より高速ではないのですが、
ZIP ドライブの性能は, 接続されているバスインターフェースよりも ZIP ドライブの性能は、接続されているバスインターフェースよりも
むしろ ZIP ドライブそのものの性能に大きく依存するためです).</para> むしろ ZIP ドライブそのものの性能に大きく依存するためです)。</para>
<para>IDE インターフェースの欠点は,
その規格が定めた制限事項そのものです.
ほとんどの IDE アダプタは 2 つのデバイスしかサポートしておらず,
大抵長い期間を経て設計されたものではありません.
たとえば元来の IDE インターフェースは,
多くの人々にアップグレードを強いた
1024 シリンダ以上のハードディスクをサポートしていません.
もし ZIP ドライブの他のディスクドライブやテープドライブ,
スキャナーなどといった装置を PC に追加することを計画しているなら,
将来起こるであろう問題を回避するためにも,
SCSI ホストアダプタと
SCSI 接続用 ZIP ドライブに投資した方がよいかも知れません.</para>
<para>FreeBSDにおいて, IDEデバイスの先頭文字は <literal>w</literal> です. <para>IDE インターフェースの欠点は、
たとえば, IDEのハードディスクドライブは その規格が定めた制限事項そのものです。
<filename>/dev/wd0</filename> で, IDE (ATAPI) のCD-ROMドライブは ほとんどの IDE アダプタは 2 つのデバイスしかサポートしておらず、
<filename>/dev/wcd1</filename>といった具合です.</para> 大抵長い期間を経て設計されたものではありません。
たとえば元来の IDE インターフェースは、
多くの人々にアップグレードを強いた
1024 シリンダ以上のハードディスクをサポートしていません。
もし ZIP ドライブの他のディスクドライブやテープドライブ、
スキャナーなどといった装置を PC に追加することを計画しているなら、
将来起こるであろう問題を回避するためにも、
SCSI ホストアダプタと
SCSI 接続用 ZIP ドライブに投資した方がよいかも知れません。</para>
<para>FreeBSDにおいて、IDEデバイスの先頭文字は <literal>a</literal> です。
たとえば、IDEのハードディスクドライブは
<filename>/dev/ad0</filename> で、IDE (ATAPI) のCD-ROMドライブは
<filename>/dev/acd1</filename> といった具合です。</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>パラレルポートインターフェースは, <para>パラレルポートインターフェースは
実際に多くのコンピューターが標準パラレルポートを備えているため 実際に多くのコンピューターが標準パラレルポートを備えているため
(普段はプリンタ接続に使われます) (普段はプリンタ接続に使われます)
ZIP ドライブやスキャナといった, ZIP ドライブやスキャナといった
ポータブルな外付けデバイスの接続においてポピュラーなインターフェイスです. ポータブルな外付けデバイスの接続においてポピュラーなインターフェイスです
そのため ZIP ドライブを持ち運んで, そのため ZIP ドライブを持ち運んで
簡単にコンピュータ間のファイルのやりとりすることができます.</para> 簡単にコンピュータ間のファイルのやりとりすることができます</para>
<para>一般に, パラレルポート接続の ZIP <para>一般にパラレルポート接続の ZIP
ドライブはパラレルポートの速度によって転送速度が制限されるため, ドライブはパラレルポートの速度によって転送速度が制限されるため
SCSI や IDE で接続された場合より低速です. SCSI や IDE で接続された場合より低速です
パラレルポートの速度はコンピュータによって非常にまちまちで, パラレルポートの速度はコンピュータによって非常にまちまちで
また BIOS から設定することもできます. また BIOS から設定することもできます
また双方向通信を使用可能にするために また双方向通信を使用可能にするために
BIOS の設定が必要となるマシンもあります BIOS の設定が必要となるマシンもあります
(パラレルポートは元来, (パラレルポートは元来
プリンタへの出力のみを目的に設計されたものです).</para> プリンタへの出力のみを目的に設計されたものです)</para>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
</sect1> </sect1>
@ -166,70 +166,75 @@ SCSI-2 Device</programlisting>
<sect1> <sect1>
<title>パラレルポートに接続する: <devicename>vpo</devicename> ドライバ</title> <title>パラレルポートに接続する: <devicename>vpo</devicename> ドライバ</title>
<para>ZIP ドライブをパラレルポートに接続して使用するには, <para>ZIP ドライブをパラレルポートに接続して使用するには
カーネルに カーネルに
<devicename>vpo</devicename> ドライバが設定されている必要があります. <devicename>vpo</devicename> ドライバが設定されている必要があります
パラレルポート接続の ZIP ドライブはビルトインの パラレルポート接続の ZIP ドライブはビルトインの
SCSI コントローラを持っており, SCSI コントローラを持っており
vpoドライバを使用するとパラレルポートを通じて vpoドライバを使用するとパラレルポートを通じて
ZIP ドライブの SCSI コントローラを読み込むことができます.</para> ZIP ドライブの SCSI コントローラを読み込むことができます</para>
<para>vpo は標準のカーネルオプションではないため <para>vpo は標準のカーネルオプションではないため
(FreeBSD 3.2 現在) (FreeBSD 3.2 現在)
デバイスを使用可能にするためにカーネルを再構築する必要があります. デバイスを使用可能にするためにカーネルを再構築する必要があります
カーネル再構築の詳細な手順については他のセクションで説明します. カーネル再構築の詳細な手順については他のセクションで説明します
以下は, vpo ドライバを使用可能にするための大まかな手順です.</para> 以下は、vpo ドライバを使用可能にするための大まかな手順です。</para>
<orderedlist> <orderedlist>
<listitem> <listitem>
<para>まず, <command>/stand/sysinstall</command> <para>まず、<command>/stand/sysinstall</command>
を実行し, システムにカーネルのソースコードをインストールしてください.</para> を実行し、システムにカーネルのソースコードをインストールしてください。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>次に、
vpo ドライバを含むカーネルコンフィグファイルを作ります:</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /sys/i386/conf</userinput> <screen>&prompt.root; <userinput>cd /sys/i386/conf</userinput>
&prompt.root; <userinput>cp GENERIC MYKERNEL</userinput></screen> &prompt.root; <userinput>cp GENERIC MYKERNEL</userinput></screen>
<para>次に, いま作った <filename>MYKERNEL</filename> <para>この <filename>MYKERNEL</filename>
を編集し, を編集し
<literal>ident</literal> の行を <literal>MYKERNEL</literal> <literal>ident</literal> の行を <literal>MYKERNEL</literal>
に変更します. に変更します
そして vpo ドライバについて書かれた行のコメントを解除してください.</para> そして vpo ドライバについて書かれた行のコメントを解除してください</para>
<para>もしパラレルポートが二つある場合, それに用いる <para>もしパラレルポートが二つある場合それに用いる
<literal>ppc1</literal> デバイスファイルを作るために <literal>ppc1</literal> デバイスファイルを作るために
<literal>ppc0</literal> をコピーする必要がある場合があります. <literal>ppc0</literal> をコピーする必要がある場合があります
二つ目のパラレルポートは普通 IRQ5 と 二つ目のパラレルポートは普通 IRQ5 と
I/O ポートアドレス 378 番を使用します. I/O ポートアドレス 378 番を使用します
カーネルコンフィグファイルに記述する必要があるのは IRQ だけです.</para> カーネルコンフィグファイルに記述する必要があるのは IRQ だけです</para>
<para>もしルートのハードディスクドライブが <para>もしルートのハードディスクドライブが
SCSI 接続であった場合, 起動ディスクの読み込み順序に誤りが生じ, SCSI 接続であった場合、起動ディスクの読み込み順序に誤りが生じ、
システムが ZIP ドライブから起動しようとしてしまう場合があります. システムが ZIP ドライブから起動しようとしてしまう場合があります
こうなったら, あなたが ZIP ディスクに こうなったらあなたが ZIP ディスクに
FreeBSD のルートファイルシステムでも書き込まない限り, FreeBSD のルートファイルシステムでも書き込まない限り
起動には失敗するでしょう! 起動には失敗するでしょう!
そうした場合は, ルートのディスクを<quote>「つなぎかえ(wire down)」</quote>, そうした場合は、ルートのディスクを<quote>「つなぎかえ (wire down)」</quote>、
すなわち, カーネルに特定のデバイスを すなわちカーネルに特定のデバイスを
SCSI ハードディスク <filename>/dev/da0</filename> SCSI ハードディスク <filename>/dev/da0</filename>
に強制的にバインドさせる必要があります. に強制的にバインドさせる必要があります
そうすれば, ZIP ディスクドライブは二番目の そうすればZIP ディスクドライブは二番目の
SCSI デバイス, つまり SCSI デバイスつまり
<literal>/dev/da1</literal> としてきちんと認識されます. <literal>/dev/da1</literal> としてきちんと認識されます
SCSI ハードディスクを SCSI ハードディスクを
<literal>da0</literal> に「つなぎかえ」するには, <literal>da0</literal> に「つなぎかえ」するには
<programlisting>device da0</programlisting> <programlisting>device da0</programlisting>
の行を の行を
<programlisting>disk da0 at scbus0 target 0 unit 0</programlisting> <programlisting>disk da0 at scbus0 target 0 unit 0</programlisting>
に変更してください.</para> に変更してください</para>
<para>その際, ハードディスクの SCSI ID に合うように <para>その際ハードディスクの SCSI ID に合うように
上記の行を変更する必要があるかも知れません. 上記の行を変更する必要があるかも知れません
たとえば、Adaptec 15xx コントローラの載った SCSI たとえば、Adaptec 15xx コントローラの載った SCSI
ホストアダプタをお持ちなら, 下のように ホストアダプタをお持ちなら下のように
scbus0 を SCSI コントローラにつなぎかえてください. scbus0 を SCSI コントローラにつなぎかえてください
<programlisting>controller scbus0</programlisting> <programlisting>controller scbus0</programlisting>
@ -237,26 +242,26 @@ SCSI-2 Device</programlisting>
<programlisting>controller scbus0 at aha0</programlisting> <programlisting>controller scbus0 at aha0</programlisting>
に変更します.</para> に変更します</para>
<para>最後に, カーネルコンフィグファイルを編集し終えたら, <para>最後に、カーネルコンフィグファイルを作成したら、
不要なドライバをすべて削除することができます. 不要なドライバをすべて削除することができます
その際には細心の注意を払う必要がありますが, その際には細心の注意を払う必要がありますが
あとはカーネル更新の成功を信用するしかありません. あとはコンフィグファイルの更新が成功することを信用するしかありません。
不要なドライバを削除することでカーネルのサイズを小さくすることができ, 不要なドライバを削除することでカーネルのサイズを小さくすることができ
アプリケーションに割り当てられるメモリの領域を拡大することができます. アプリケーションに割り当てられるメモリの領域を拡大することができます
不要なドライバを特定するために, 不要なドライバを特定するために
<filename>/var/log/messages</filename> <filename>/var/log/messages</filename>
の最後の方の行で「not found」と書かれている部分を見つけ, の最後の方の行で「not found」と書かれている部分を見つけ
それらのデバイスをコメントアウトします. それらのデバイスをコメントアウトします
カーネルのサイズを縮小し, カーネルのサイズを縮小し
読み込みを早くするために他のオプションを削ることも考えられます. 読み込みを早くするために他のオプションを削ることも考えられます
カーネル再構築の際に表示されるメッセージから, カーネル再構築の際に表示されるメッセージから
不要なオプションに関してのさらに詳しい情報が得られます.</para> 不要なオプションに関してのさらに詳しい情報が得られます</para>
</listitem> </listitem>
<listitem> <listitem>
<para>ではカーネルを完成させましょう.</para> <para>ではカーネルを完成させましょう</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>/usr/sbin/config MYKERNEL</userinput> <screen>&prompt.root; <userinput>/usr/sbin/config MYKERNEL</userinput>
&prompt.root; <userinput>cd ../../compile/MYKERNEL</userinput> &prompt.root; <userinput>cd ../../compile/MYKERNEL</userinput>
@ -265,58 +270,58 @@ install</userinput></screen>
</listitem> </listitem>
</orderedlist> </orderedlist>
<para>カーネルが再構築されたら, 再起動します. <para>カーネルが再構築されたら、再起動します。
起動が開始する前に, ZIP 起動が開始する前にZIP
ドライブがパラレルポートに接続されているかどうか確認してください. ドライブがパラレルポートに接続されているかどうか確認してください
ブートメッセージの中で ZIP ドライブが ブートメッセージの中で ZIP ドライブが
vpo0 や vpo1 vpo0 や vpo1
(これらは接続されているパラレルポートに依存する) (これらは接続されているパラレルポートに依存する)
として認識されているか確認してください. として認識されているか確認してください
これが ZIP ドライブのデバイスファイルです. これが ZIP ドライブのデバイスファイルです
ここで表示される ZIP のデバイスファイルは, ここで表示される ZIP のデバイスファイルは
もしシステムに他の SCSI ディスクがない場合は もしシステムに他の SCSI ディスクがない場合は
<filename>/dev/da0</filename> となり, <filename>/dev/da0</filename> となり
SCSI ハードディスクドライブがルートデバイスとしてつなぎかえられているならば SCSI ハードディスクドライブがルートデバイスとしてつなぎかえられているならば
<filename>/dev/da1</filename> となります.</para> <filename>/dev/da1</filename> となります</para>
</sect1> </sect1>
<sect1> <sect1>
<title>ZIP ディスクをマウントする</title> <title>ZIP ディスクをマウントする</title>
<para>ZIP ディスクにアクセスするには, <para>ZIP ディスクにアクセスするには
他の種類のディスクと同じようにマウントするだけです. 他の種類のディスクと同じようにマウントするだけです
デバイス上のファイルシステムがスライス 4 となっていて, デバイス上のファイルシステムがスライス 4 となっていて
SCSI もしくはパラレル接続の ZIP ディスクなら,</para> SCSI もしくはパラレル接続の ZIP ディスクなら</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdos /dev/da1s4 /mnt</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdos /dev/da1s4 /mnt</userinput></screen>
<para>IDE 接続の ZIP ドライブなら,</para> <para>IDE 接続の ZIP ドライブなら</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdos /dev/wd1s4 /mnt</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>mount_msdos /dev/ad1s4 /mnt</userinput></screen>
<para><filename>/etc/fstab</filename> を更新すれば, <para><filename>/etc/fstab</filename> を更新すれば
マウントはさらに簡単になります. マウントはさらに簡単になります
自分のシステムに合うように編集して, 以下のような行を加えましょう.</para> 自分のシステムに合うように編集して、以下のような行を加えましょう。</para>
<programlisting>/dev/da1s4 /zip msdos rw,noauto 0 0</programlisting> <programlisting>/dev/da1s4 /zip msdos rw,noauto 0 0</programlisting>
<para>そしてディレクトリ <filename>/zip</filename> を作成します.</para> <para>そしてディレクトリ <filename>/zip</filename> を作成します。</para>
<para>マウントするには、</para>
<para>マウントするには,</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>mount /zip</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>mount /zip</userinput></screen>
<para>マウントを解除するには,</para> <para>マウントを解除するには</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>umount /zip</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>umount /zip</userinput></screen>
<para><filename>/etc/fstab</filename> <para><filename>/etc/fstab</filename>
のフォーマットに関する詳細は, &man.fstab.5; を参照してください.</para> のフォーマットに関する詳細は、&man.fstab.5; を参照してください。</para>
<para>また, ZIP ディスク上に FreeBSD <para>またZIP ディスク上に FreeBSD
のファイルシステムを作成するには &man.newfs.8; を参照してください. のファイルシステムを作成するには &man.newfs.8; を参照してください
ただし, このディスクは FreeBSD か, FreeBSD ただし、このディスクは FreeBSD か、FreeBSD
を認識するごく少数の UNIX クローンのみにおいて使用することができます を認識するごく少数の UNIX クローンのみにおいて使用することができます
(DOS や Windows 上では使用できません).</para> (DOS や Windows 上では使用できません)</para>
</sect1> </sect1>
</article> </article>