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@ -3,7 +3,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: r42894
Original revision: r42895
$FreeBSD$
-->
<chapter xmlns="http://docbook.org/ns/docbook" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" version="5.0" xml:id="x11">
@ -80,21 +80,21 @@
<variablelist>
<varlistentry>
<term>X サーバ</term>
<listitem>
<para>X は最初からネットワークを意識してデザインされており、
<quote>クライアント - サーバ</quote> モデルを採用しています。
このモデルでは、<quote>X サーバ</quote> はキーボードやモニタ、
マウスが接続されたコンピュータ上で動きます。
このサーバはディスプレイの表示を管理したり、キーボード、
マウスからの入力を処理したり、
タブレットやビデオプロジェクタ等の他の装置からの入出力を処理します。
これは、ある人々を混乱させることがあります。
X での用語は彼らが想定するものとは正反対だからです。
彼らは <quote>X サーバ</quote>
は地下にある大きなパワフルなマシンであり、
<quote>X クライアント</quote>
が自分たちのデスク上にあると想像するのです。</para>
<para>X は最初からネットワークを意識してデザインされており、
<quote>クライアント - サーバ</quote> モデルを採用しています。
このモデルでは、<quote>X サーバ</quote> はキーボードやモニタ、
マウスが接続されたコンピュータ上で動きます。
このサーバはディスプレイの表示を管理したり、キーボード、
マウスからの入力を処理したり、
タブレットやビデオプロジェクタ等の他の装置からの入出力を処理します。
これは、ある人々を混乱させることがあります。
X での用語は彼らが想定するものとは正反対だからです。
彼らは <quote>X サーバ</quote>
は地下にある大きなパワフルなマシンであり、
<quote>X クライアント</quote>
が自分たちのデスク上にあると想像するのです。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -102,20 +102,20 @@
<term>X クライアント</term>
<listitem>
<para><application>XTerm</application>
<application>Firefox</application> などの各 X アプリケーションは、
<quote>クライアント</quote> になります。
クライアントは <quote>この座標にウィンドウを描いてください</quote>
といったメッセージをサーバへ送り、サーバは
<quote>ユーザが OK ボタンを押しました</quote>
といったメッセージを送り返します。</para>
<para><application>XTerm</application>
<application>Firefox</application> などの各 X アプリケーションは、
<quote>クライアント</quote> になります。
クライアントは <quote>この座標にウィンドウを描いてください</quote>
といったメッセージをサーバへ送り、サーバは
<quote>ユーザが OK ボタンを押しました</quote>
といったメッセージを送り返します。</para>
<para>家庭や小さなオフィスのような環境では、X サーバと
X クライアントは通常同じコンピュータ上で動いています。
X サーバを非力なコンピュータで動かし、
X アプリケーションをより高性能ななマシンで動かすことも可能です。
この場合、
X のクライアントとサーバの通信はネットワーク越しに行なわれます。</para>
<para>家庭や小さなオフィスのような環境では、X サーバと
X クライアントは通常同じコンピュータ上で動いています。
X サーバを非力なコンピュータで動かし、
X アプリケーションをより高性能ななマシンで動かすことも可能です。
この場合、
X のクライアントとサーバの通信はネットワーク越しに行なわれます。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -123,29 +123,29 @@
<term>ウィンドウマネージャ</term>
<listitem>
<para>X はスクリーン上でウィンドウがどのように見えるべきか、
マウスでそれらをどうやって動かすか、
ウィンドウ間を移動するのにどういうキーストロークを使うべきか、
各ウィンドウのタイトルバーはどのように見えるべきか、
クローズボタンを持つべきかどうか、
といったことは規定しません。そのかわりに、X
ではそういったことを <quote>ウィンドウマネージャ</quote>
と呼ばれるアプリケーションに任せます。<link
xlink:href="http://xwinman.org/">ウィンドウマネージャはたくさん</link>
あります。
これらのウィンドウマネージャの見た目や使い勝手はそれぞれ異なっています。
バーチャルデスクトップをサポートしているものもありますし、
デスクトップを操作するキーストロークをカスタマイズできたり、
<quote>スタート</quote>
ボタンやそれに類するものを持っているものもあります。
テーマに対応しており、
デスクトップの見た目や使い勝手を完全に変えられるものもあります。
ウィンドウマネージャは Ports Collection の <filename>x11-wm</filename>
カテゴリに用意されています。</para>
<para>X はスクリーン上でウィンドウがどのように見えるべきか、
マウスでそれらをどうやって動かすか、
ウィンドウ間を移動するのにどういうキーストロークを使うべきか、
各ウィンドウのタイトルバーはどのように見えるべきか、
クローズボタンを持つべきかどうか、
といったことは規定しません。そのかわりに、X
ではそういったことを <quote>ウィンドウマネージャ</quote>
と呼ばれるアプリケーションに任せます。<link
xlink:href="http://xwinman.org/">ウィンドウマネージャはたくさん</link>
あります。
これらのウィンドウマネージャの見た目や使い勝手はそれぞれ異なっています。
バーチャルデスクトップをサポートしているものもありますし、
デスクトップを操作するキーストロークをカスタマイズできたり、
<quote>スタート</quote>
ボタンやそれに類するものを持っているものもあります。
テーマに対応しており、
デスクトップの見た目や使い勝手を完全に変えられるものもあります。
ウィンドウマネージャは Ports Collection の
<filename>x11-wm</filename> カテゴリに用意されています。</para>
<para>それぞれのウィンドウマネージャは異なる設定機構を備えています。
手で設定ファイルを編集しなければならないものや、
設定作業のほとんどを GUI ツールで行うことができるものもあります。</para>
<para>それぞれのウィンドウマネージャは異なる設定機構を備えています。
手で設定ファイルを編集しなければならないものや、
設定作業のほとんどを GUI ツールで行うことができるものもあります。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -162,41 +162,42 @@
<varlistentry>
<term>フォーカスポリシ</term>
<listitem>
<para>ウィンドウマネージャは、
マウスのフォーカスポリシに責任を持ちます。
このポリシは、どのウィンドウがアクティブにキーストロークを
受け付けるようにするための方法を提供し、
そして、どのウィンドウがアクティブなのかを示します。</para>
<para>ウィンドウマネージャは、
マウスのフォーカスポリシに責任を持ちます。
このポリシは、どのウィンドウがアクティブにキーストロークを
受け付けるようにするための方法を提供し、
そして、どのウィンドウがアクティブなのかを示します。</para>
<para>よく知られているフォーカスポリシは
<quote>click-to-focus</quote> と呼ばれるものです。
このポリシは、
あるウィンドウ内でマウスをクリックすればそのウィンドウがアクティブになる、
というものです。
<quote>focus-follows-mouse</quote> ポリシでは、
マウスポインタの下にいるウィンドウがフォーカスされるというものです。
フォーカスを変えるには他のウィンドウにマウスポインタを動かすだけです。
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
このウィンドウがフォーカスされます。
<quote>sloppy-focus</quote> モデルでは、
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
直前に使われていたウィンドウがフォーカスされています。
sloppy-focus では、
ポインタが別のウィンドウに移った時のみフォーカスが変わり、
現在のウィンドウから出ただけでは変わりません。
<quote>click-to-focus</quote> ポリシでは、
マウスクリックによりアクティブなウィンドウが選択されます。
ウィンドウは前面に表示され、他のすべてのウィンドウの前にきます。
ポインタが別のウィンドウ上に移動した時でも、
すべてのキーストロークがこのウィンドウに届きます。</para>
<para>よく知られているフォーカスポリシは
<quote>click-to-focus</quote> と呼ばれるものです。
このポリシは、
あるウィンドウ内でマウスをクリックすればそのウィンドウがアクティブになる、
というものです。
<quote>focus-follows-mouse</quote> ポリシでは、
マウスポインタの下にいるウィンドウがフォーカスされるというものです。
フォーカスを変えるには他のウィンドウにマウスポインタを動かすだけです。
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
このウィンドウがフォーカスされます。
<quote>sloppy-focus</quote> モデルでは、
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
直前に使われていたウィンドウがフォーカスされています。
sloppy-focus では、
ポインタが別のウィンドウに移った時のみフォーカスが変わり、
現在のウィンドウから出ただけでは変わりません。
<quote>click-to-focus</quote> ポリシでは、
マウスクリックによりアクティブなウィンドウが選択されます。
ウィンドウは前面に表示され、他のすべてのウィンドウの前にきます。
ポインタが別のウィンドウ上に移動した時でも、
すべてのキーストロークがこのウィンドウに届きます。</para>
<para>それぞれのウィンドウマネージャは、
それぞれのフォーカスポリシに対応しています。
すべてのものは click-to-focus をサポートしていますし、
多くのものは他の方法もサポートしています。
どのフォーカスモデルを利用可能かどうかについては、
ウィンドウマネージャのドキュメントをご覧ください。</para>
<para>それぞれのウィンドウマネージャは、
それぞれのフォーカスポリシに対応しています。
すべてのものは click-to-focus をサポートしていますし、
多くのものは他の方法もサポートしています。
どのフォーカスモデルを利用可能かどうかについては、
ウィンドウマネージャのドキュメントをご覧ください。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -204,16 +205,16 @@
<term>ウィジェット</term>
<listitem>
<para>ウィジェットはクリック可能であったり、
他の方法で操作可能なすべてのユーザインタフェース用アイテムを指す用語です。
ボタンやチェックボックス、ラジオボタン、アイコン、リスト、などがそうです。
ウィジェットツールキットはグラフィカルアプリケーションを作成するために使われます。
<application>KDE</application> で使われている Qt や
<application>GNOME</application> プロジェクトで使われている GTK+
といった有名なウィジェットセットがあります。
そのため、アプリケーションのルックアンドフィールは、
アプリケーションを作成するのに使われたウィジェットツールキットに依存し、
異なります。</para>
<para>ウィジェットはクリック可能であったり、
他の方法で操作可能なすべてのユーザインタフェース用アイテムを指す用語です。
ボタンやチェックボックス、ラジオボタン、アイコン、リスト、などがそうです。
ウィジェットツールキットはグラフィカルアプリケーションを作成するために使われます。
<application>KDE</application> で使われている Qt や
<application>GNOME</application> プロジェクトで使われている GTK+
といった有名なウィジェットセットがあります。
そのため、アプリケーションのルックアンドフィールは、
アプリケーションを作成するのに使われたウィジェットツールキットに依存し、
異なります。</para>
</listitem>
</varlistentry>
</variablelist>