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2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=7653
1 changed files with 701 additions and 627 deletions
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@ -2,41 +2,101 @@
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The FreeBSD Documentation Project
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The FreeBSD Japanese Documentation Project
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Original revision: 1.24
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$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml,v 1.10 2000/01/11 08:41:59 motoyuki Exp $
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Original revision: 1.28
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$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml,v 1.11 2000/07/15 05:42:11 kuriyama Exp $
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-->
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<chapter id="introduction">
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<title>はじめに</title>
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<para><emphasis>Restructured, reorganized, and parts rewritten by
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&a.jim;, 17 January 2000.</emphasis></para>
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<sect1>
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<title>Synopsis</title>
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<para>FreeBSD に興味を持って頂きありがとうございます!
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以下の章では FreeBSD の歴史, 目標, 開発モデルなど,
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||||
FreeBSD プロジェクトに関する様々な事柄に言及しています.</para>
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||||
<para>FreeBSD は, Intel アーキテクチャ (x86) と DEC Alpha ベースの
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||||
コンピュータシステムのための
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||||
4.4BSD-Lite2 をベースとしたオペレーティングシステムです. FreeBSD
|
||||
の概要については, <link linkend="nutshell">FreeBSD
|
||||
とは</link>をご覧ください. このプロジェクトの歴史については,
|
||||
<link linkend="history">FreeBSD 小史</link> をご覧ください.
|
||||
最新のリリースについての記述は, <link
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||||
linkend="relnotes">現在のリリースについて</link>をご覧ください.
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||||
FreeBSD プロジェクトへの何らかの貢献 (ソースコード, 機器,
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||||
システムのための 4.4BSD-Lite2 をベースとしたオペレーティング
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システムです.
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||||
他のアーキテクチャに対する移植も進行中です.
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||||
FreeBSD の概要については, <link linkend="nutshell">次のセクション
|
||||
</link> をご覧ください.
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||||
<link linkend="history">FreeBSD の歴史</link> や,
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||||
<link linkend="relnotes">現在のリリースについて</link>
|
||||
も読むことができます.
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||||
プロジェクトへの何らかの貢献 (ソースコード, ハードウェア,
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||||
資金の提供など) について興味があれば, <link
|
||||
linkend="contrib">FreeBSD への貢献</link>
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||||
の章をご覧ください.</para>
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||||
linkend="contrib">FreeBSD への貢献</link> をご覧ください.</para>
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</sect1>
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<sect1 id="nutshell">
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<title>FreeBSD とは</title>
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<title>FreeBSD へようこそ!</title>
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<para><emphasis>原作: 不明.</emphasis></para>
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<para>もしまだここを読んでいるなら, FreeBSD がどんなものか,
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||||
何ができるのかを多少なりとも理解していると思います.
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||||
もし FreeBSD について初心者なら, このまま読み続けてください.</para>
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<para><emphasis>訳: &a.jp.tomo;.</emphasis></para>
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<sect2>
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<title>FreeBSD って何?</title>
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<para>FreeBSD は, Intel 社の 386, Pentium ファミリに加え,
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||||
AMD 社や Cyrix 社の Intel 互換 CPU,
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||||
DEC 社の Alpha といった各 CPU アーキテクチャに
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||||
基づくコンピュータシステム用として,
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||||
現在求めうる最高水準のオペレーティングシステムです.
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||||
FreeBSD は, 従来高価なコンピュータでしか利用できなかった
|
||||
多くの先進的な機能を提供します.
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||||
FreeBSD には次のような機能があります:</para>
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||||
<para>一般に, FreeBSD は 4.4BSD-Lite2 ベースのオペレーティング
|
||||
システムです.
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Intel アーキテクチャ (x86) ベースのコンピュータシステム上で
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||||
動作し, DEC Alpha アーキテクチャでも動作します.</para>
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||||
<para>FreeBSD は, 以下のサイトを含む多くの Internet
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||||
上の最大クラスのサイトで利用されています:</para>
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<itemizedlist>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.yahoo.com/">Yahoo!</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.hotmail.com/">Hotmail</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.apache.org/">Apache</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.be.com/">Be, Inc.</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.bluemountain.com/">Blue Mountain
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||||
Arts</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.pair.com/">Pair
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Networks</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.whistle.com/">Whistle
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Communications</ulink></para>
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</listitem>
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<listitem>
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<para><ulink url="http://www.wccdrom.com/">Walnut Creek
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||||
CDROM</ulink></para>
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</listitem>
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</itemizedlist>
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||||
<para>などです.</para>
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</sect2>
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<sect2>
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<title>FreeBSD で何ができるの?</title>
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||||
<para>FreeBSD には多くの注目すべき機能があります.
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||||
例を挙げれば以下のようになります:</para>
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<itemizedlist>
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<listitem>
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@ -63,11 +123,12 @@
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||||
<listitem>
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<para>SLIP や PPP, NFS, DHCP, NIS といった業界標準規格の
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||||
サポートを含んだ <emphasis>堅固な TCP/IP ネットワーキング</emphasis>.
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||||
サポートを含んだ
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||||
<emphasis>堅固な TCP/IP ネットワーキング</emphasis>.
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||||
これによって, FreeBSD マシンが商用サーバと同じように相互に運用でき,
|
||||
NFS(リモートファイルアクセス)や, 電子メールサービスのような
|
||||
極めて重要な機能を提供します.
|
||||
また, WWW や ftp, ルーティング, ファイアウォール
|
||||
また, WWW や FTP, ルーティング, ファイアウォール
|
||||
(セキュリティ) サービスを用いてインターネットと
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||||
接続できます.</para>
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</listitem>
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||||
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@ -118,7 +179,7 @@
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<listitem>
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<para>デマンドページング <emphasis>仮想メモリ</emphasis>
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||||
とそれに “付随の VM/buffer キャッシュ”の設計は,
|
||||
とそれに <quote>付随の VM/buffer キャッシュ</quote>の設計は,
|
||||
多くのメモリを要求する
|
||||
アプリケーションに対して効率よくメモリを
|
||||
与えるようにする一方で,
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@ -203,7 +264,8 @@
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</listitem>
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<listitem>
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||||
<para>ファイアウォールと NAT("IP マスカレード")ゲートウェイ</para>
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||||
<para>ファイアウォールと NAT
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||||
(<quote>IP マスカレード</quote>) ゲートウェイ</para>
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||||
</listitem>
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||||
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||||
<listitem>
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||||
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@ -265,7 +327,7 @@
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|||
としてFreeBSDを使うこともできます. X端末とは違ってFreeBSDは
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||||
多くのアプリケーションをローカルに走らせることもでき,
|
||||
中心のサーバの負荷を軽減することも可能です.
|
||||
FreeBSDは“ディスクレス”でもブート可能であり,
|
||||
FreeBSDは<quote>ディスクレス</quote>でもブート可能であり,
|
||||
個々のワークステーションを安価で, 容易に管理することさえ
|
||||
可能にします.</para>
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||||
</listitem>
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||||
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@ -278,22 +340,29 @@
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</listitem>
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</itemizedlist>
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||||
<para>FreeBSDはCDROMまたはanonymous ftpによってソース,
|
||||
バイナリとも 利用可能です. 詳しくは, <link
|
||||
linkend="mirrors">FreeBSD の入手方法</link>
|
||||
<para>FreeBSD は CDROM または anonymous FTP によってソース,
|
||||
バイナリとも利用可能です.
|
||||
詳しくは, <link linkend="mirrors">FreeBSD の入手方法</link>
|
||||
を見てください.</para>
|
||||
</sect2>
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||||
</sect1>
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||||
<sect1 id="history">
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||||
<title>FreeBSD について</title>
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||||
<para>以下のセクションでは, 簡単な歴史やプロジェクトの目標,
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||||
開発モデルなど, 普段は表にでない話題を提供しています.</para>
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||||
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||||
<sect2>
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||||
<title>FreeBSD 小史</title>
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||||
<para><emphasis>原作: &a.jkh;</emphasis>.</para>
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||||
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||||
<para><emphasis>訳: &a.jp.masaki;, &a.jp.hino;.
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||||
<!-- <br> -->19 December 1996.</emphasis></para>
|
||||
19 December 1996.</emphasis></para>
|
||||
|
||||
<para>FreeBSD プロジェクトは 1993年の始めに “Unofficial
|
||||
386BSD Patchkit” の最後の 3人のまとめ役によって, 部分的に
|
||||
<para>FreeBSD プロジェクトは 1993年の始めに <quote>Unofficial
|
||||
386BSD Patchkit</quote> の最後の 3人のまとめ役によって, 部分的に
|
||||
patchkit から派生する形で開始 されました. ここでの
|
||||
3人のまとめ役というのは, Nate Williams と, Rod Grimes と, 私
|
||||
(Jordan K. Hubbard) です.</para>
|
||||
|
@ -303,8 +372,8 @@
|
|||
の数多くの問題を修正するための, 386BSD
|
||||
の暫定的なスナップショットを作成することでした.
|
||||
こういった経緯を経てい るので,
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||||
このプロジェクトの初期の頃の名前が “ 386BSD 0.5 ” や
|
||||
“386BSD 暫定版 (Interim)”
|
||||
このプロジェクトの初期の頃の名前が <quote> 386BSD 0.5 </quote> や
|
||||
<quote>386BSD 暫定版 (Interim)</quote>
|
||||
であったということを覚えている人もいるでしょう.</para>
|
||||
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||||
<para>386BSD は, Bill Jolitz が (訳注: バークレイ Net/2
|
||||
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@ -318,7 +387,7 @@
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|||
何か行動を起こさなければ, とい
|
||||
うことで異議を唱えるものは私たちのなかにはいませんでした.
|
||||
そして私たち は挑戦することを決断し,
|
||||
暫定的な“クリーンアップ”スナップショットを作
|
||||
暫定的な<quote>クリーンアップ</quote>スナップショットを作
|
||||
成することで Bill を手助けしようと決めたのです. しかし,
|
||||
この計画は唐突 に終了してしまいました. Bill Jolitz が,
|
||||
このプロジェクトに対する受け
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||||
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@ -329,7 +398,7 @@
|
|||
<para>たとえ Bill が支持してくれないとしても,
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||||
われわれの目標には依然としてや
|
||||
る価値があると決心するのにさしたる時間はかかりませんでした.
|
||||
そこで David Greenman が考案した名称 “FreeBSD”
|
||||
そこで David Greenman が考案した名称 <quote>FreeBSD</quote>
|
||||
を私たちのプロジェクトの名前 に採用し,
|
||||
新たなスタートを切りました. この時点でのプロジェクトの初期目
|
||||
標は, すでにこのシステム (訳注: 386BSD + Patchkit)
|
||||
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@ -352,7 +421,7 @@
|
|||
<para>CDROM による最初の配布 (そしてネットでの,
|
||||
ベータ版ではない最初の一般向 け配布) は FreeBSD 1.0 で, 1993年
|
||||
12月に公開されました. これは カリフォ ルニア大学バークレイ校の
|
||||
4.3BSD-Lite (“Net/2”) を基とし, 386BSD や Free
|
||||
4.3BSD-Lite (<quote>Net/2</quote>) を基とし, 386BSD や Free
|
||||
Software Foundation からも多くの部分を取り入れたものです. これは
|
||||
初めて公開したものとしては十分に成功しました. 続けて 1994年
|
||||
5月に FreeBSD 1.1 を公開し,
|
||||
|
@ -363,7 +432,7 @@
|
|||
クレイ Net/2 テープの法的な位置づけについて, Novell 社と
|
||||
カリフォルニア大学バークレイ校との間の長期にわたる
|
||||
法廷論争において和解が成立したの です. 和解の内容は, Net/2
|
||||
のかなりの部分が“権利つき (encumbered)”コー
|
||||
のかなりの部分が<quote>権利つき (encumbered)</quote>コー
|
||||
ドであり, それは Novell 社の所有物である,
|
||||
というバークレイ校側が譲歩し たものでした. なお, Novell
|
||||
社はこれらの権利を裁判が始まる少し前に AT&T
|
||||
|
@ -372,7 +441,7 @@
|
|||
4.4BSD-Lite は権 利つきではないと公式に宣言されること,
|
||||
そしてすべての既存の Net/2 の利 用者が 4.4BSD-Lite
|
||||
の利用へと移行することが強く奨励されること, という Novell
|
||||
社からの“ありがたき天からの恵み”でした. (訳注:
|
||||
社からの<quote>ありがたき天からの恵み</quote>でした. (訳注:
|
||||
4.4BSD-Lite は その後 Novell
|
||||
社のチェックを受けてから公開された.) FreeBSD も Net/2 を利
|
||||
用していましたから, 1994年の 7月の終わりまでに Net/2 ベースの
|
||||
|
@ -383,7 +452,7 @@
|
|||
|
||||
<para>それから FreeBSD プロジェクトは, まっさらでかなり不完全な
|
||||
4.4BSD-Lite を基に, 文字どおり一から再度作り直すという,
|
||||
難しくて大変な作業の準備を始めまし た. “Lite”
|
||||
難しくて大変な作業の準備を始めまし た. <quote>Lite</quote>
|
||||
バージョンは, 部分的には本当に軽くて, 中身がなかったので す.
|
||||
起動し,
|
||||
動作できるシステムを実際に作り上げるために必要となるプログ
|
||||
|
@ -411,7 +480,7 @@
|
|||
おこなわれるでしょう.</para>
|
||||
|
||||
<para>FreeBSD 2.2 の開発は, RELENG_2_2 開発ブランチとして, 開発の本流
|
||||
(“-CURRENT”) から 1996 年 11 月に分岐し, そして 1997 年
|
||||
(<quote>-CURRENT</quote>) から 1996 年 11 月に分岐し, そして 1997 年
|
||||
4 月に最初のリリース(2.2.1)が行なわれました. 2.2
|
||||
開発ブランチからは, さらに 97 年の夏と秋にリリースが行なわれ,
|
||||
98 年 11 月に 2.2 開発ブランチの最終リリース(2.2.8)が
|
||||
|
@ -422,24 +491,31 @@
|
|||
<para>1999 年 1 月 20 日には, FreeBSD の開発ツリーが
|
||||
4.0-CURRENT と 3.X-STABLE の各ブランチに再び分岐しました.
|
||||
3.X-STABLE からは 3.1 が 1999 年 2 月 15 日に,
|
||||
3.2 が 1999 年 5 月 15 日にリリースされました.
|
||||
このブランチにおける現時点で最も新しいリリースは 3.3 で,
|
||||
1999 年 9 月 16 日にリリースされています.
|
||||
3.2 が 1999 年 5 月 15 日に,
|
||||
3.3 が 1999 年 9 月 16 日にリリースされました.
|
||||
このブランチにおける現時点で最も新しいリリースは 3.4 で,
|
||||
1999 年 12 月 20 日にリリースされています.
|
||||
</para>
|
||||
|
||||
<para>長期的な開発プロジェクトは 4.0-CURRENT 開発ブランチで続けられ,
|
||||
4.0 のスナップショットリリースが収録された CDROM
|
||||
<para>2000 年 3 月 13 日には 5.0-CURRENT の発生と,
|
||||
4.X-STABLE ブランチの作成が行われました.
|
||||
これまでのところ, このブランチからの唯一のリリースは
|
||||
&rel.current;-RELEASE です.</para>
|
||||
|
||||
<para>
|
||||
長期的な開発プロジェクトは 5.0-CURRENT 開発ブランチで続けられ,
|
||||
5.0 のスナップショットリリースが収録された CDROM
|
||||
(もちろん, ネットワーク上でも)は, 開発の進行状況に応じて
|
||||
継続的に公開されています.</para>
|
||||
</sect1>
|
||||
</sect2>
|
||||
|
||||
<sect1 id="goals">
|
||||
<sect2 id="goals">
|
||||
<title>FreeBSDプロジェクトの目的</title>
|
||||
|
||||
<para><emphasis>原作: &a.jkh;</emphasis></para>
|
||||
|
||||
<para><emphasis>訳: &a.jp.kiroh;
|
||||
<!-- <br> -->24 September 1996.</emphasis></para>
|
||||
24 September 1996.</emphasis></para>
|
||||
|
||||
<para>FreeBSD
|
||||
プロジェクトの目的は, いかなる用途にも使用でき, 何ら制限のない
|
||||
|
@ -451,7 +527,7 @@
|
|||
うに主張しているわけではありません. FreeBSD
|
||||
に興味を持っている一人の残 らず全ての人々に,
|
||||
目的を限定しないでコードを提供すること. これが,
|
||||
私たちの最初のそして最大の “任務”
|
||||
私たちの最初のそして最大の <quote>任務</quote>
|
||||
であると信じています. そうすれば, コード は可能な限り広く使われ,
|
||||
最大の恩恵をもたらすことができるでしょう. これ
|
||||
が, 私たちが熱烈に支持しているフリーソフトウェアの
|
||||
|
@ -471,16 +547,14 @@
|
|||
<para>(訳注1) GPL では, 「ソースコードを実際に受け取るか,
|
||||
あるいは, 希望しさえすればそれを入手することが可能であること」
|
||||
を求めています.</para>
|
||||
</sect1>
|
||||
</sect2>
|
||||
|
||||
<sect1 id="development">
|
||||
<sect2 id="development">
|
||||
<title>FreeBSDの開発モデル</title>
|
||||
|
||||
<para><emphasis>原作: &a.asami;.<!-- <br> -->
|
||||
18 October 1996.</emphasis></para>
|
||||
<para><emphasis>原作: &a.asami;. 18 October 1996.</emphasis></para>
|
||||
|
||||
<para><emphasis>訳: &a.asami;.<!-- <br> -->
|
||||
31 October 1996.</emphasis></para>
|
||||
<para><emphasis>訳: &a.asami;. 31 October 1996.</emphasis></para>
|
||||
|
||||
<para>FreeBSD の開発は非常に開かれた, 柔軟性のあるプロセスです.
|
||||
<link linkend="staff"> コントリビュータのリスト
|
||||
|
@ -499,20 +573,20 @@
|
|||
<varlistentry><term>CVSリポジトリ
|
||||
<anchor id="development-cvs-repository"></term>
|
||||
<listitem>
|
||||
<para>FreeBSDのソースツリーは <ulink
|
||||
url="http://www.cyclic.com/cyclic-pages/CVS-sheet.html">
|
||||
<para>FreeBSDのソースツリーは
|
||||
<ulink url="http://www.cyclic.com/cyclic-pages/CVS-sheet.html">
|
||||
CVS </ulink> (Concurrent Versions System)
|
||||
によってメンテナンスされています. CVSはソー
|
||||
スコード管理用のフリーソフトウェアで,
|
||||
FreeBSDのリリースにも含まれてい ます. FreeBSD の <ulink
|
||||
url="http://www.FreeBSD.org/cgi/cvsweb.cgi"> メインの CVS
|
||||
FreeBSDのリリースにも含まれてい ます. FreeBSD の
|
||||
<ulink url="http://www.FreeBSD.org/cgi/cvsweb.cgi"> メインの CVS
|
||||
リポジトリ </ulink>
|
||||
は米国カリフォルニア州のコンコルド市に存在 し,
|
||||
そこから世界中のたくさんのミラーサイトに
|
||||
コピーされています. CVSツ リーそのもの,
|
||||
そしてそのチェックアウトされたバージョンである<link
|
||||
linkend="current">-CURRENT</link>と<link
|
||||
linkend="stable">-STABLE</link>はあな
|
||||
そしてそのチェックアウトされたバージョンである
|
||||
<link linkend="current">-CURRENT</link>と
|
||||
<link linkend="stable">-STABLE</link>はあな
|
||||
たのマシンにも簡単に取ってくることができます.
|
||||
これについては <link linkend="synching">
|
||||
ソースツリーの同期 </link> の章をご覧ください.</para>
|
||||
|
@ -522,19 +596,18 @@
|
|||
<varlistentry><term>ソースツリー管理者
|
||||
<anchor id="development-committers"></term>
|
||||
<listitem>
|
||||
<para><link linkend="staff-committers">
|
||||
ソースツリー管理者</link>はCVSツリー
|
||||
への書き込み権限を持っている人,
|
||||
<para><link linkend="staff-committers">ソースツリー管理者</link>
|
||||
はCVSツリーへの書き込み権限を持っている人,
|
||||
つまりFreeBSDのソースに変更を加えることができる人です.
|
||||
(CVSでリポジトリに変更を加えるには &man.cvs.1;
|
||||
<command>commit</command> というコマンドを使うので,
|
||||
これらの人々は英語では “committers”
|
||||
と呼ばれます.) 開発者にコードを送って見てもらうのに一
|
||||
番いい方法は &man.send-pr.1; コマンドを使うことです. もし,
|
||||
何か問題があって <emphasis remap=tt>send-pr</emphasis>
|
||||
が使えないなら<email>cvs-committers@FreeBSD.org</email>にメー
|
||||
<!-- kuriyama - remap=tt? -->
|
||||
ルを送っていただいても結構です.</para>
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これらの人々は英語では <quote>committers</quote>
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と呼ばれます.)
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開発者にコードを送って見てもらうのに一番いい方法は
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&man.send-pr.1; コマンドを使うことです.
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もし, 何か問題があって <command>send-pr</command>
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が使えないなら<email>cvs-committers@FreeBSD.org</email>
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にメールを送っていただいても結構です.</para>
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</listitem>
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</varlistentry>
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@ -555,8 +628,8 @@
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ずるずるといつのまにか深み
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にはまってしまった人です.</para>
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<para>コアチームのうち何人かは特定の <link
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linkend="staff-who">担当分野</link> を持っており,
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<para>コアチームのうち何人かは特定の
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<link linkend="staff-who">担当分野</link> を持っており,
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システムのうち一部に特に重点をおいて
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面倒を見ています.</para>
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@ -564,10 +637,10 @@
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<para>忘れてほしくないのはコアチームのほとんどは FreeBSD
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についてはボラ ンティアであり, FreeBSD
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プロジェクトからは何ら金銭的な支援を受けていな
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いということです. ですから, ここでの “責任”
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は “保証されたサポート” ではありません.
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いということです. ですから, ここでの <quote>責任</quote>
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は <quote>保証されたサポート</quote> ではありません.
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そういう意味で,
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上記の“取締役会”という例えはあまりよく
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上記の<quote>取締役会</quote>という例えはあまりよく
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ないかもしれません. むしろ,
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FreeBSDのために人生を棒に振ってしまった人
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の集まりといった方が正しいかも.... <!-- smiley
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@ -587,8 +660,8 @@
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に参加するといいでしょう.</para>
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<para>FreeBSD
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のソースツリーに入っている何かを書いた人の<link
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linkend="contrib-additional"> リスト </link>
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のソースツリーに入っている何かを書いた人の
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<link linkend="contrib-additional"> リスト </link>
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は日に日に長くなっています. あ なたも今日,
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何か送ることからはじめてみませんか? <!-- smiley
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--><emphasis>:-)</emphasis></para>
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@ -610,21 +683,21 @@
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容易に追いかけられるようにデザインされ ているもので,
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貢献したいという人を締め出す意図は全くありません! 私た
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ちの目標は安定したオペレーティングシステムと
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簡単にインストールして使う ことのできる<link
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linkend="ports">アプリケーション</link>を提供することであ り,
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簡単にインストールして使う ことのできる
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<link linkend="ports">アプリケーション</link>を提供することであ り,
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この方法は結構うまくはたらくのです.</para>
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<para>これからFreeBSDの開発にたずさわろうという人に,
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私たちが望むことはただ 一つです:
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FreeBSDの成功を継続的なものにするために, 現在の開発者と同じ
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ような情熱を持って接してください!</para>
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</sect1>
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</sect2>
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<sect1 id="relnotes">
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<sect2 id="relnotes">
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<title>現在のリリースについて</title>
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<para>FreeBSD は自由に利用でき Intel
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i386/i486/Pentium/PentiumPro/Celeron/Pentium II/Pentium III
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i386, i486, Pentium, Pentium Pro, Celeron, Pentium II, Pentium III
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(とその互換 CPU) 及び
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DEC Alpha アーキテクチャのコンピュータシステムで動作する,
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4.4BSD-Lite2 ベースの全ソー スつきのリリースです.
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@ -654,12 +727,12 @@
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心からお待ちしています.</para>
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<para>FreeBSD では基本配布セットに加え, 移植されたソフトウェア集
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として 数百の人気の高いプログラムを提供しています. 1999 年 11 月
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中旬の時点で 2800 以上の ports (移植ソフトウェア) が存在します.
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として 数百の人気の高いプログラムを提供しています. 2000 年 7 月
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中旬の時点で 3000 以上の ports (移植ソフトウェア) が存在します.
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ports には http (WWW) サーバから, ゲーム, 言語,
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エディタまでありとあらゆるものが含まれています.
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portsはオリジナル
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ソースに対する“差分”という形で表現されており,
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ソースに対する<quote>差分</quote>という形で表現されており,
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すべての portsを 集めても 50MB程度にしかなりません.
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こうすることで ports の更新を 容易にし,
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portsに必要なディスクスペースを小さくすることができます.
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@ -670,7 +743,7 @@
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CDROM または近くの FTP サーバから取ってくるので, ディスクは
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構築したいと思っている portsの分だけを準備しておけば十分です.
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ほとんどの portsは, すでにコンパイルされた状態で
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“package” として提供されており,
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<quote>package</quote> として提供されており,
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ソースコードからコンパイルしたくない場 合, これを使うと (pkg_add
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というコマンドで) 簡単にインストー ルできます.</para>
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@ -695,8 +768,8 @@
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</varlistentry>
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</variablelist>
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<para>また, <ulink
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url="http://www.FreeBSD.org/">http://www.FreeBSD.org/</ulink>
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<para>また,
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<ulink url="http://www.FreeBSD.org/">http://www.FreeBSD.org/</ulink>
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にはマスタ (かなり頻繁に更新されます) がありますので,
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こちらも参照してください.</para>
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@ -718,6 +791,7 @@
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やっかいな輸出規制にもひっかかることはありません.
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あなたが合衆国国外にいるなら (あるいは国内にいても)
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一度試してみて ください!</para>
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</sect2>
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</sect1>
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</chapter>
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