Much of space cleanup and correct translation.
Reviewed by: "UEBAYASHI 'UMA' Masao" <masao@nf.enveng.titech.ac.jp>, asami@FreeBSD.org (Satoshi - Ports Wraith - Asami), Hiroki Sato <hrs@geocities.co.jp>, susumu-w@ops.dti.ne.jp
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b5a291c5f5
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8451e966d0
Notes:
svn2git
2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=6110
1 changed files with 135 additions and 128 deletions
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@ -3,7 +3,7 @@
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The FreeBSD Japanese Documentation Project
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The FreeBSD Japanese Documentation Project
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Original revision: 1.16
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Original revision: 1.16
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$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/advanced-networking/chapter.sgml,v 1.4 1999/09/08 12:22:32 kuriyama Exp $
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$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/advanced-networking/chapter.sgml,v 1.5 1999/11/13 15:34:48 kuriyama Exp $
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-->
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<chapter id="advanced-networking">
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<chapter id="advanced-networking">
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@ -13,17 +13,17 @@
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<title>ゲートウェイとルート</title>
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<title>ゲートウェイとルート</title>
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<para><emphasis>原作: &a.gryphon;.
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<para><emphasis>原作: &a.gryphon;.
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<!-- <br> -->6 October 1995.</emphasis></para>
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6 October 1995. </emphasis></para>
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<para><emphasis>訳: &a.jp.yuki;.<!-- <br> -->
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<para><emphasis>訳: &a.jp.yuki;.
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6 September 1996.</emphasis></para>
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6 September 1996.</emphasis></para>
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<para>ある計算機が他の計算機をみつけることができるようにするには,
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<para>ある計算機が他の計算機をみつけることができるようにするには,
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ある計算機から他の計算機へ,
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ある計算機から他の計算機へ,
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どのようにたどり着くかを適切に記述するた めの仕組みが必要です.
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どのようにたどり着くかを適切に記述するための仕組みが必要です.
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この仕組みをルーティングと呼びます. “ルート(経路)”は
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この仕組みをルーティングと呼びます. “ルート(経路)”は
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“destination (目的地) ”と “gateway (ゲー
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“destination (目的地) ”と “gateway
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トウェイ) ”の 2つのアドレスの組で定義します. あなたが
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(ゲートウェイ) ”の 2つのアドレスの組で定義します. あなたが
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<emphasis>destination</emphasis> へアクセスしようとした場合,
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<emphasis>destination</emphasis> へアクセスしようとした場合,
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<emphasis>gateway</emphasis>
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<emphasis>gateway</emphasis>
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を通って送られることをこのペアは示しています. destination
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を通って送られることをこのペアは示しています. destination
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@ -63,33 +63,34 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
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は<devicename>lo0</devicename>で,
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は<devicename>lo0</devicename>で,
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これはループバックデバイスとして知られています.
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これはループバックデバイスとして知られています.
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結局のところ戻るだけなので, この
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結局のところ戻るだけなので, この
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destinationへのすべてのトラフィ
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destinationへのすべてのトラフィックが
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ックが内部的に処理されるのであって, LAN
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内部的に処理されるのであって, LAN
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を経由して送られるのでは ありません.</para>
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を経由して送られるのではありません.</para>
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<para>次の行では<hostid
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<para>次の行では
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role="mac">0:e0:...</hostid>というアドレスに注目しましょう.
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<hostid role="mac">0:e0:...</hostid>
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というアドレスに注目しましょう.
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これはイーサネットハードウェアアドレスです. FreeBSDは自動的に
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これはイーサネットハードウェアアドレスです. FreeBSDは自動的に
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ローカルなイーサネット上の任意のホスト
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ローカルなイーサネット上の任意のホスト
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(この例では<hostid>test0</hostid>) を見つけ,
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(この例では<hostid>test0</hostid>) を見つけ,
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イーサネットインタフェース <devicename>ed0</devicename>
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イーサネットインタフェース <devicename>ed0</devicename>
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の所にそのホスト への経路を直接つけ加えます. タイムアウト時間
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の所にそのホストへの経路を直接つけ加えます. タイムアウト時間
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(<literal>Expire</literal>の 欄)
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(<literal>Expire</literal>の 欄)
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も経路のタイプと結びついており, 指定された時間が経過しても応
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も経路のタイプと結びついており, 指定された時間が経過しても応
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答がないときに使用します. この場合,
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答がないときに使用します. この場合,
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経路情報は自動的に削除されま す. これらのホストは, RIP(Routing
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経路情報は自動的に削除されま す. これらのホストは, RIP(Routing
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Information Protocol) という,
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Information Protocol) という,
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最短パスの判定に基づいてローカルホストへの経路を
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最短パスの判定に基づいてローカルホストへの経路を
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決定する仕組みを 利用することで認識されます.</para>
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決定する仕組みを利用することで認識されます.</para>
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<para>更に, FreeBSDではローカルサブネット (<hostid
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<para>更に, FreeBSDではローカルサブネット
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role="ipaddr">10.20.30.255</hostid> は <hostid
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(<hostid role="ipaddr">10.20.30.255</hostid> は
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role="ipaddr">10.20.30</hostid>
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<hostid role="ipaddr">10.20.30</hostid>
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というサブネットに対するブロードキャストアドレスで, <hostid
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というサブネットに対するブロードキャストアドレスで,
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role="domainname">foobar.com</hostid>
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<hostid role="domainname">foobar.com</hostid>
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はこのサブネットに結びつけられているドメイン名)
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はこのサブネットに結びつけられているドメイン名)
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への経路情報も加えることができます.
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への経路情報も加えることができます.
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<literal>link#1</literal>というの は,
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<literal>link#1</literal>というのは,
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この計算機の最初のイーサネットカードのことをさします. これら
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この計算機の最初のイーサネットカードのことをさします. これら
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については,
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については,
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何も追加インタフェースが指定されていないことに気づく
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何も追加インタフェースが指定されていないことに気づく
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@ -97,33 +98,33 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
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<para>これらの2つのグループ(ローカルネットワークホストと
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<para>これらの2つのグループ(ローカルネットワークホストと
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ローカルサブネット) の両方とも, <command>routed</command>
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ローカルサブネット) の両方とも, <command>routed</command>
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と呼ばれるデーモンによって自動的に 経路が設定されます.
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と呼ばれるデーモンによって自動的に経路が設定されます.
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<emphasis remap=tt>routed</emphasis> を動かさなければ,
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<command>routed</command> を動かさなければ,
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静的に定義した (つまり具体的に 設定した)
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静的に定義した (つまり具体的に設定した)
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経路のみ存在することになります.</para>
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経路のみ存在することになります.</para>
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<para><literal>host1</literal> の行は私たちのホストのことで,
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<para><literal>host1</literal> の行は私たちのホストのことで,
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イーサネットアドレスで示されています. 送信側のホストの場合,
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イーサネットアドレスで示されています. 送信側のホストの場合,
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FreeBSDはイーサネットインタフェースへ 送るのではなく,
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FreeBSDはイーサネットインタフェースへ送るのではなく,
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ループバックインタフェース
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ループバックインタフェース
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(<devicename>lo0</devicename>)を使います.</para>
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(<devicename>lo0</devicename>)を使います.</para>
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<para>2つある<literal>host2</literal>の行は,
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<para>2つある<literal>host2</literal>の行は,
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ifconfigのエイリアス (このようなこと をする理由については
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ifconfigのエイリアス (このようなことをする理由については
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ethernetの章を参照してください) を使ったとき
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ethernetの章を参照してください) を使ったとき
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にどのようになるかを示す例です.
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にどのようになるかを示す例です.
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<devicename>lo0</devicename>の後にある<literal>=></literal>
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<devicename>lo0</devicename>の後にある<literal>=></literal>
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は, インタフェースが
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は, インタフェースが
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(このアドレスがローカルなホストを参照しているので)
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(このアドレスがローカルなホストを参照しているので)
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ループバックを使っているというだけでなく,
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ループバックを使っているというだけでなく,
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エイリアスになっていることも 示しています.
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エイリアスになっていることも示しています.
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このような経路はエイリアスをサポートしている
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このような経路はエイリアスをサポートしている
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ホストにのみ現れます.
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ホストにのみ現れます.
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ローカルネットワーク上の他のすべてのホストでは
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ローカルネットワーク上の他のすべてのホストでは
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単に<literal>link#1</literal>となります.</para>
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単に<literal>link#1</literal>となります.</para>
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<para>最後の行 (destinationが<literal>224</literal>のサブネット)
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<para>最後の行 (destinationが<literal>224</literal>のサブネット)
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はマルチキャスト で扱うものですが,
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はマルチキャストで扱うものですが,
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これは他の章で説明します.</para>
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これは他の章で説明します.</para>
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<para>他の欄については <literal>Flags</literal>
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<para>他の欄については <literal>Flags</literal>
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@ -188,9 +189,9 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
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<para>ローカルシステムからリモートホストにコネクションを張る
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<para>ローカルシステムからリモートホストにコネクションを張る
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必要がある場合, 既知のパスが存在するかどうかを確認するためにル
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必要がある場合, 既知のパスが存在するかどうかを確認するためにル
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ーティングテーブルをチェッ クします.
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ーティングテーブルをチェックします.
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到達するためのパスを知っているサブネットの内部にリモ
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到達するためのパスを知っているサブネットの内部に
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ートホストがある場合 (Cloned routes), システムはインタフェース
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リモートホストがある場合 (Cloned routes), システムはインタフェース
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から接続できるかどうかをチェックします.</para>
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から接続できるかどうかをチェックします.</para>
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<para>知っているパスがすべて駄目だった場合でも, システムには
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<para>知っているパスがすべて駄目だった場合でも, システムには
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@ -200,13 +201,13 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
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フラグフィールドは必ず <literal>c</literal>
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フラグフィールドは必ず <literal>c</literal>
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がマークされています. このゲートウェイは, LAN 内のホストにとっ
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がマークされています. このゲートウェイは, LAN 内のホストにとっ
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て, 外部 (PPPのリンクを経由する場合や,
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て, 外部 (PPPのリンクを経由する場合や,
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データラインに接続するハー ドウェアデバイスなど)
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データラインに接続するハードウェアデバイスなど)
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へ直接接続するマシンすべてのためのものです.</para>
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へ直接接続するマシンすべてのためのものです.</para>
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<para>外部に対するゲートウェイとして機能するマシンで
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<para>外部に対するゲートウェイとして機能するマシンで
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デフォルトルート を設定する場合,
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デフォルトルートを設定する場合,
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デフォルトルートは インターネットサービスプロバイダ (ISP)
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デフォルトルートはインターネットサービスプロバイダ (ISP)
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のサイトのゲートウェ イマシンになるでしょう.</para>
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のサイトのゲートウェイマシンになるでしょう.</para>
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<para>それではデフォルトルートの一例を見てみましょう.
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<para>それではデフォルトルートの一例を見てみましょう.
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一般的な構成を示します. </para>
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一般的な構成を示します. </para>
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@ -268,9 +269,9 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
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<para>最後になりましたが, 一般的にローカルネットワークでは
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<para>最後になりましたが, 一般的にローカルネットワークでは
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<hostid role="ipaddr">...1</hostid>
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<hostid role="ipaddr">...1</hostid>
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というアドレスをゲートウェイアドレスとして使います. ですから
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というアドレスをゲートウェイアドレスとして使います. ですから
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(同じ例を用います), あなたのclass-Cのアドレス空間が <hostid
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(同じ例を用います), あなたのclass-Cのアドレス空間が
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role="ipaddr">10.20.30</hostid>で ISPが<hostid
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<hostid role="ipaddr">10.20.30</hostid>で ISPが
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role="ipaddr">10.9.9</hostid>を用いている場合,
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<hostid role="ipaddr">10.9.9</hostid>を用いている場合,
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デフォルトルートは次のようになります.</para>
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デフォルトルートは次のようになります.</para>
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<literallayout>
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<literallayout>
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@ -283,7 +284,7 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --> T1-GW (10.9.9.1)
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<title>マルチホームホスト</title>
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<title>マルチホームホスト</title>
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<para>ここで扱うべき他のタイプの設定があります.
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<para>ここで扱うべき他のタイプの設定があります.
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それは2つの異なるネットワー クにまたがるホストです.
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それは2つの異なるネットワークにまたがるホストです.
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技術的にはゲートウェイとして機能するマシン (上 の例では
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技術的にはゲートウェイとして機能するマシン (上 の例では
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PPPコネクションを用いています) はマルチホームホストで す.
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PPPコネクションを用いています) はマルチホームホストで す.
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しかし実際にはこの言葉は,
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しかし実際にはこの言葉は,
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@ -318,26 +319,26 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --> T1-GW (10.9.9.1)
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見つけるのかについては説明していません.</para>
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見つけるのかについては説明していません.</para>
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<para>ある特定のアドレス空間 (この例では class-C のサブネット)
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<para>ある特定のアドレス空間 (この例では class-C のサブネット)
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にお けるすべてのトラフィックが,
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におけるすべてのトラフィックが,
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到着したパケットを内部で転送するネ
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到着したパケットを内部で転送するネ
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ットワーク上の特定のホストに送られるようにルーティングテーブル
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ットワーク上の特定のホストに送られるようにルーティングテーブル
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を設定することができるのは分かっています.</para>
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を設定することができるのは分かっています.</para>
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<para>あなたのサイトにアドレス空間を割り当てる場合,
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<para>あなたのサイトにアドレス空間を割り当てる場合,
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あなたのサブネッ トへのすべてのトラフィックがすべて
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あなたのサブネットへのすべてのトラフィックがすべて
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PPPリンクを通じてサイトに送
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PPPリンクを通じてサイトに送
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ってくるようにサービスプロバイダはルーティングテーブルを設定し
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ってくるようにサービスプロバイダはルーティングテーブルを設定し
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ます. しかし, 国境の向こう側のサイトはどのようにしてあなたの
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ます. しかし, 国境の向こう側のサイトはどのようにしてあなたの
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ISPへ送ることを知るのでしょうか?</para>
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ISPへ送ることを知るのでしょうか?</para>
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<para>割り当てられているすべてのアドレス空間の経路を維持する
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<para>割り当てられているすべてのアドレス空間の経路を維持する
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(分散し ている DNS 情報とよく似た) システムがあり,
|
(分散している DNS 情報とよく似た) システムがあり,
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||||||
そのインターネット バックボーンへの接続点を定義しています.
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そのインターネット バックボーンへの接続点を定義しています.
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||||||
“バックボーン” とは国を越え,
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“バックボーン” とは国を越え,
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||||||
世界中のインターネットのトラフィックを運ぶ主要
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世界中のインターネットのトラフィックを運ぶ主要
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||||||
な信用できる幹線のことです. どのバックボーンマシンも,
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な信用できる幹線のことです. どのバックボーンマシンも,
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あるネット
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あるネットワークから特定のバックボーンのマシンへ
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||||||
ワークから特定のバックボーンのマシンへ向かうトラフィックと,
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向かうトラフィックと,
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そのバックボーンのマシンからあなたのネットワークに届くサービス
|
そのバックボーンのマシンからあなたのネットワークに届くサービス
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プロバイダまでのチェーンのマスタテーブルのコピーを持っていま
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プロバイダまでのチェーンのマスタテーブルのコピーを持っていま
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||||||
す.</para>
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す.</para>
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@ -361,9 +362,9 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --> T1-GW (10.9.9.1)
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||||||
場合も, 同じように有効です.</para>
|
場合も, 同じように有効です.</para>
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||||||
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||||||
<para> &man.traceroute.8; コマンドは,
|
<para> &man.traceroute.8; コマンドは,
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||||||
接続を試みているリモートホスト を引数にして実行します.
|
接続を試みているリモートホストを引数にして実行します.
|
||||||
試みているパスの経由する ゲートウェイホストを表示し,
|
試みているパスの経由するゲートウェイホストを表示し,
|
||||||
最終的には目的のホストに たどり着くか,
|
最終的には目的のホストにたどり着くか,
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||||||
コネクションの欠如によって終ってしまうかのどちら
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コネクションの欠如によって終ってしまうかのどちら
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||||||
かになります.</para>
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かになります.</para>
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@ -377,30 +378,30 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --> T1-GW (10.9.9.1)
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||||||
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|
||||||
<para><emphasis>原作: &a.jlind;.</emphasis></para>
|
<para><emphasis>原作: &a.jlind;.</emphasis></para>
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||||||
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||||||
<para><emphasis>訳: &a.jp.tomo;.<!-- <br> -->
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<para><emphasis>訳: &a.jp.tomo;.
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||||||
6 September 1996.</emphasis></para>
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6 September 1996.</emphasis></para>
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||||||
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|
||||||
<para>ISA用のイーサネットアダプタの中には性能が悪いため,
|
<para>ISA用のイーサネットアダプタの中には性能が悪いため,
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||||||
ネットワーク, 特に NFS で深刻な問題がおきるものがあります.
|
ネットワーク, 特に NFS で深刻な問題がおきるものがあります.
|
||||||
これは FreeBSD に限ったことでは ありませんが, FreeBSD
|
これは FreeBSD に限ったことではありませんが, FreeBSD
|
||||||
でも起こり得ます.</para>
|
でも起こり得ます.</para>
|
||||||
|
|
||||||
<para>この問題は,
|
<para>この問題は,
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||||||
(FreeBSDを使用した) PC がシリコン・グラフィックス社や
|
(FreeBSDを使用した) PC がシリコン・グラフィックス社や
|
||||||
サン・マイクロ システムズ社などの高性能な WS
|
サン・マイクロシステムズ社などの高性能な WS
|
||||||
にネットワーク接続されている場合に頻繁に起こります.
|
にネットワーク接続されている場合に頻繁に起こります.
|
||||||
NFS マウントはうまく行きます. また,
|
NFS マウントはうまく行きます. また,
|
||||||
いくつかの操作もうまく働きますが, 他のシステム (WS)
|
いくつかの操作もうまく働きますが, 他のシステム (WS)
|
||||||
に対する要求や応答は続いていても, 突然サーバ が
|
に対する要求や応答は続いていても, 突然サーバが
|
||||||
クライアントの要求に対して反応しなくなります.
|
クライアントの要求に対して反応しなくなります.
|
||||||
これは, クライアントが FreeBSD か上記の WS であるとき,
|
これは, クライアントが FreeBSD か上記の WS であるとき,
|
||||||
にクライアント側に起きる 現象です.
|
にクライアント側に起きる現象です.
|
||||||
多くのシステムでは, いったんこの問題が起きたら解決できないので,
|
多くのシステムでは, いったんこの問題が現われると,
|
||||||
行儀よくシャットダウンするしかありません.
|
行儀良くクライアントを終了する手段はありません.
|
||||||
唯一の解決策は, この状況に陥る前にクライアントを
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NFS がこの状態に陥ってしまうと, 正常に戻すことはできないため,
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||||||
リセットすることです. なぜなら, 一旦この状況に陥ると
|
多くの場合, クライアントを強制終了し,
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NFS を解除することさえできないからです.</para>
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再び実行することが唯一の解決法となります.
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||||||
<!-- kuriyama - should re-write translation -->
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</para>
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|
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||||||
<para>“正しい”解決法は,
|
<para>“正しい”解決法は,
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||||||
より高性能のイーサネットアダプタをFreeBSDシステムに
|
より高性能のイーサネットアダプタをFreeBSDシステムに
|
||||||
|
@ -442,8 +443,7 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --> T1-GW (10.9.9.1)
|
||||||
|
|
||||||
<para>クライアント側 FreeBSD システム (<hostid>freebox</hostid>)
|
<para>クライアント側 FreeBSD システム (<hostid>freebox</hostid>)
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||||||
の例は:
|
の例は:
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||||||
<!-- kuriyama - Eng. ver should be hostid for freebox -->
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freebox の <filename>/etc/fstab</filename>
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<hostid>freebox</hostid> の <filename>/etc/fstab</filename>
|
|
||||||
に次のように書いて下さい:</para>
|
に次のように書いて下さい:</para>
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||||||
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|
||||||
<programlisting>
|
<programlisting>
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||||||
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@ -470,37 +470,40 @@ freebox:/sharedfs /project nfs rw,-w=1024 0 0</programlisting>
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||||||
書き込みサイズの制限なしの操作ができるようになるでしょう.</para>
|
書き込みサイズの制限なしの操作ができるようになるでしょう.</para>
|
||||||
|
|
||||||
<para>失敗が発生したとき何が起きているか関心のある人に,
|
<para>失敗が発生したとき何が起きているか関心のある人に,
|
||||||
なぜ回復不可能なのか も含めて説明します. NFSは通常
|
なぜ回復不可能なのかも含めて説明します. NFSは通常
|
||||||
(より小さいサイズへ分割されるかもしれませんが)
|
(より小さいサイズへ分割されるかもしれませんが)
|
||||||
8Kの“ブロック” サイズで働きます.
|
8Kの“ブロック” サイズで働きます.
|
||||||
イーサネットのパケットサイズは最大1500バイト程度なので,
|
イーサネットのパケットサイズは最大1500バイト程度なので,
|
||||||
上位階層のコードにとっては1つのユニットのままなのですが,
|
上位階層のコードにとっては1つのユニットのままなのですが,
|
||||||
NFS“ブロック”は
|
NFS“ブロック”は
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||||||
複数のイーサネットパケットに分割されます. そして受信され,
|
複数のイーサネットパケットに分割されます. そして受信され,
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||||||
組み立て直されてから 肯定応答されなければなりません.
|
組み立て直されてから<emphasis>肯定応答</emphasis>
|
||||||
|
されなければなりません.
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||||||
高性能のWSは次々に NFSユニットを構成するパケットを,
|
高性能のWSは次々に NFSユニットを構成するパケットを,
|
||||||
基準の範囲内で間隔を詰めて 次々に送り出すことができます. 小さく,
|
基準の範囲内で間隔を詰めて次々に送り出すことができます. 小さく,
|
||||||
容量の低いカードでは, 同じユニットの
|
容量の低いカードでは, 同じユニットの
|
||||||
前のパケットがホストに転送される前に, 後のパケットがそれを
|
前のパケットがホストに転送される前に, 後のパケットがそれを
|
||||||
「踏みつぶし」てしまいます.
|
<emphasis>踏みつぶし</emphasis>てしまいます.
|
||||||
このため全体としてのユニットは再構成もされないし,
|
このため全体としてのユニットは再構成もされないし,
|
||||||
肯定応答もされません. その結果,
|
肯定応答もされません. その結果,
|
||||||
WSはタイムアウトして再送を試みますが,
|
WSはタイムアウトして再送を試みますが,
|
||||||
8Kのユニット全体を再送しようとするので, このプロセスは
|
8Kのユニット全体を再送しようとするので, このプロセスは
|
||||||
際限無く繰り返されてしまいます.</para>
|
際限無く繰り返されてしまいます.</para>
|
||||||
|
|
||||||
<para>ユニットサイズを イーサネットのパケットサイズの
|
<para>ユニットサイズをイーサネットのパケットサイズの
|
||||||
制限以下に抑えることにより, 受信された完全な
|
制限以下に抑えることにより, 受信された完全な
|
||||||
イーサネットパケットは個々に肯定応答を受けられることが
|
イーサネットパケットは個々に肯定応答を受けられることが
|
||||||
保証されるので,
|
保証されるので,
|
||||||
デッドロック状態を避けることができるようになります.</para>
|
デッドロック状態を避けることができるようになります.</para>
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||||||
|
|
||||||
<para>高性能のカードを使っている場合でも, 高性能な WS
|
<para>高性能のカードを使っている場合でも, 高性能な WS
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||||||
が力任せに次々と PC システムにデータを送ったときには
|
が力任せに次々と PC システムにデータを送ったときには
|
||||||
「踏みつぶし」 が起きるかもしれません.
|
<emphasis>踏みつぶし</emphasis> が起きるかもしれません.
|
||||||
そのような「踏みつぶし」は NFS “ユニット”
|
そのような<emphasis>踏みつぶし</emphasis>
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||||||
では保証されていません. 「踏みつぶし」が起こったとき,
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は NFS “ユニット”
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||||||
影響を受けたユニットは再送されます. そして受信され,
|
では保証されていません.
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||||||
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<emphasis>踏みつぶし</emphasis>が起こったとき,
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||||||
|
影響を受けたユニットは再送されます. そして受信され,
|
||||||
組み立てられ,
|
組み立てられ,
|
||||||
肯定応答される公平な機会が与えられるでしょう.</para>
|
肯定応答される公平な機会が与えられるでしょう.</para>
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||||||
</sect1>
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</sect1>
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||||||
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@ -513,7 +516,7 @@ freebox:/sharedfs /project nfs rw,-w=1024 0 0</programlisting>
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<para><emphasis>訳: &a.jp.yasu;</emphasis></para>
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<para><emphasis>訳: &a.jp.yasu;</emphasis></para>
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||||||
|
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||||||
<para><filename>netboot.com</filename>/<filename>netboot.rom</filename>
|
<para><filename>netboot.com</filename>/<filename>netboot.rom</filename>
|
||||||
によって, ディスクのないクライアントで ネットワーク経由で
|
によって, ディスクのないクライアントでネットワーク経由で
|
||||||
FreeBSD マシンのブートを行い FreeBSD を走らせることができます.
|
FreeBSD マシンのブートを行い FreeBSD を走らせることができます.
|
||||||
2.0 ではローカルなスワップを持つことができます.
|
2.0 ではローカルなスワップを持つことができます.
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||||||
NFS 経由のスワッピングもサポートされています. </para>
|
NFS 経由のスワッピングもサポートされています. </para>
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||||||
|
@ -560,7 +563,6 @@ diskless:\
|
||||||
:ip=192.1.2.4:\
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:ip=192.1.2.4:\
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||||||
:gw=192.1.2.5:\
|
:gw=192.1.2.5:\
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||||||
:vm=rfc1048:</programlisting>
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:vm=rfc1048:</programlisting>
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||||||
|
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</step>
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</step>
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||||||
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||||||
<step>
|
<step>
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||||||
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@ -568,8 +570,9 @@ diskless:\
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||||||
(bootp サーバと同じマシンに) セットアップします.
|
(bootp サーバと同じマシンに) セットアップします.
|
||||||
このファイルの名前は,
|
このファイルの名前は,
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||||||
<filename>cfg.<replaceable>X.X.X.X</replaceable></filename>
|
<filename>cfg.<replaceable>X.X.X.X</replaceable></filename>
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||||||
(もしくは <filename>/tftpboot/cfg.
|
(もしくは
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<replaceable>X.X.X.X</replaceable></filename>)で,
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<filename>/tftpboot/cfg.<replaceable>X.X.X.X</replaceable>
|
||||||
|
</filename>)で,
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||||||
ここで <replaceable>X.X.X.X</replaceable> はクライアントの
|
ここで <replaceable>X.X.X.X</replaceable> はクライアントの
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||||||
IP アドレスです.
|
IP アドレスです.
|
||||||
このファイルの内容は netboot コマンドで有効です.
|
このファイルの内容は netboot コマンドで有効です.
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||||||
|
@ -727,7 +730,7 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
|
||||||
<para>HP-UX システム: サーバはHP9000/800
|
<para>HP-UX システム: サーバはHP9000/800
|
||||||
シリーズのマシンで, HP-UX 9.04 以降が必要です.
|
シリーズのマシンで, HP-UX 9.04 以降が必要です.
|
||||||
これ以前のバージョンでは NFS
|
これ以前のバージョンでは NFS
|
||||||
を経由するデバイスファイルが 作成ができません.</para>
|
を経由するデバイスファイルが作成ができません.</para>
|
||||||
</listitem>
|
</listitem>
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||||||
|
|
||||||
<listitem>
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<listitem>
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||||||
|
@ -759,8 +762,8 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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||||||
|
|
||||||
<para>今のところ, これを行う公式に認められた方法はありませんが,
|
<para>今のところ, これを行う公式に認められた方法はありませんが,
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||||||
私はそれぞれのクライアントで <filename>/usr</filename>
|
私はそれぞれのクライアントで <filename>/usr</filename>
|
||||||
ファイルシステムと 個々の <filename>/</filename>
|
ファイルシステムと個々の <filename>/</filename>
|
||||||
ファイルシステム を共有して使っています.
|
ファイルシステムを共有して使っています.
|
||||||
どなたかこれをきちんと行うやり方の提案がありましたら,
|
どなたかこれをきちんと行うやり方の提案がありましたら,
|
||||||
私に, もしくは &a.core; グループに知らせてください.</para>
|
私に, もしくは &a.core; グループに知らせてください.</para>
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||||||
</sect2>
|
</sect2>
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||||||
|
@ -781,12 +784,12 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
|
||||||
|
|
||||||
<para><emphasis>最終更新: &a.wlloyd;</emphasis>.</para>
|
<para><emphasis>最終更新: &a.wlloyd;</emphasis>.</para>
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||||||
<para><emphasis>訳: &a.jp.kiroh;.<!-- <br> -->
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<para><emphasis>訳: &a.jp.kiroh;.
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||||||
11 December 1996.</emphasis></para>
|
11 December 1996.</emphasis></para>
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||||||
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||||||
<para>ISDN 技術とハードウェアに関しては, <ulink
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<para>ISDN 技術とハードウェアに関しては,
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url="http://alumni.caltech.edu/~dank/isdn/">Dan Kegel's ISDN
|
<ulink url="http://alumni.caltech.edu/~dank/isdn/">
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||||||
Page</ulink> がよい参考になるでしょう.</para>
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Dan Kegel's ISDN Page</ulink> がよい参考になるでしょう.</para>
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||||||
<para>ISDN の導入手順は, 簡単にいって以下のようになります. </para>
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<para>ISDN の導入手順は, 簡単にいって以下のようになります. </para>
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||||||
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@ -800,7 +803,7 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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||||||
<para>ISDN を使って,
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<para>ISDN を使って,
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||||||
インターネットプロバイダに(専用線は使用せず), ダ
|
インターネットプロバイダに(専用線は使用せず), ダ
|
||||||
イアルアップ接続しようとしている場合は,
|
イアルアップ接続しようとしている場合は,
|
||||||
ターミナルアダプタの使用を考え てみてください.
|
ターミナルアダプタの使用を考えてみてください.
|
||||||
この方法はもっとも柔軟性があり, プロバイダを変更した場
|
この方法はもっとも柔軟性があり, プロバイダを変更した場
|
||||||
合の問題も少ないでしょう.</para>
|
合の問題も少ないでしょう.</para>
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</listitem>
|
</listitem>
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@ -830,8 +833,9 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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||||||
依然として開発中ではありますが,
|
依然として開発中ではありますが,
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||||||
ヨーロッパ中でうまく動作しているという報告があります.</para>
|
ヨーロッパ中でうまく動作しているという報告があります.</para>
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||||||
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||||||
<para>最新の isdn4bsd は, <ulink
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<para>最新の isdn4bsd は,
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url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub">ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub</ulink> から入手できます.
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<ulink url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/">
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ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/</ulink> から入手できます.
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||||||
この ftp サイトでは, ユーザ名として <username>isdn4bsd</username>
|
この ftp サイトでは, ユーザ名として <username>isdn4bsd</username>
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||||||
を使い, パスワードにメールアドレスを使ってログインする
|
を使い, パスワードにメールアドレスを使ってログインする
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必要があります. ログインできたら <filename>pub</filename>
|
必要があります. ログインできたら <filename>pub</filename>
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@ -845,10 +849,10 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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||||||
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||||||
<para>Siemens ISDN チップセット (ISAC/HSCX)
|
<para>Siemens ISDN チップセット (ISAC/HSCX)
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||||||
を使用したものを主に多くのカードがサポートされています.
|
を使用したものを主に多くのカードがサポートされています.
|
||||||
他のチップセット (Motorola, Cologn ChipDesigns)
|
他のチップセット (Motorola, Cologn ChipDesigns)
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||||||
のサポートは現在開発中です.
|
のサポートは現在開発中です.
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||||||
サポートされるカードの最新のリストは, <ulink
|
サポートされるカードの最新のリストは,
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url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/README">README</ulink>
|
<ulink url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/README">README</ulink>
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を参照してください.</para>
|
を参照してください.</para>
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||||||
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||||||
<para>他の ISDN プロトコルを追加したい場合や,
|
<para>他の ISDN プロトコルを追加したい場合や,
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|
@ -857,50 +861,53 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
|
||||||
までご連絡ください.</para>
|
までご連絡ください.</para>
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||||||
|
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||||||
<para>majordomoによるメーリングリストが利用できます.
|
<para>majordomoによるメーリングリストが利用できます.
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||||||
参加するには, 本文に <programlisting> subscribe
|
参加するには, 本文に</para>
|
||||||
freebsd-isdn</programlisting> と記入したメールを
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|
||||||
&a.majordomo; 宛てに送ってください.</para>
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<programlisting>
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||||||
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subscribe freebsd-isdn</programlisting>
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||||||
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|
<para>と記入したメールを
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|
&a.majordomo; 宛てに送ってください.</para>
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</sect2>
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</sect2>
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<sect2>
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<sect2>
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<title>ISDN ターミナルアダプタ</title>
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<title>ISDN ターミナルアダプタ</title>
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||||||
<para>ターミナルアダプタ (TA) はISDN に対して,
|
<para>ターミナルアダプタ (TA) はISDN に対して,
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||||||
通常の電話線に対するモデ ムに相当するものです.</para>
|
通常の電話線に対するモデムに相当するものです.</para>
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|
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||||||
<para>ほとんどの TA は, 標準のヘイズ AT
|
<para>ほとんどの TA は, 標準のヘイズ AT
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||||||
コマンドセットを使用しているので,
|
コマンドセットを使用しているので,
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||||||
単にモデムと置き換えて使うことができます.</para>
|
単にモデムと置き換えて使うことができます.</para>
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||||||
|
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||||||
<para>TA は, 基本的にはモデムと同じように動作しますが,
|
<para>TA は, 基本的にはモデムと同じように動作しますが,
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||||||
接続方法は異なり, 通
|
接続方法は異なり, 通信速度も古いモデムよりはるかに速くなります.
|
||||||
信速度も古いモデムよりはるかに速くなります. <link
|
<link linkend="ppp">PPP</link> の設定を,
|
||||||
linkend="ppp">PPP</link> の設定を,
|
|
||||||
モデムの場合と同じように行ってください. とくにシリアル速度を
|
モデムの場合と同じように行ってください. とくにシリアル速度を
|
||||||
使用できる最高速度に設定するのを忘れないでください.</para>
|
使用できる最高速度に設定するのを忘れないでください.</para>
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||||||
|
|
||||||
<para>プロバイダへの接続に TA を使用する最大のメリットは, 動的
|
<para>プロバイダへの接続に TA を使用する最大のメリットは, 動的
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||||||
PPP を行える ことです. 最近 IP アドレスが不足してきているため,
|
PPP を行えることです. 最近 IP アドレスが不足してきているため,
|
||||||
ほとんどのプロバイダ は, 専用の IP
|
ほとんどのプロバイダは, 専用の IP
|
||||||
アドレスを割り当てないようになっています. ほとんどのスタ
|
アドレスを割り当てないようになっています.
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||||||
ンドアローンルータは, 動的 IP
|
ほとんどのスタンドアローンルータは, 動的 IP
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アドレスに対応していません.</para>
|
アドレスに対応していません.</para>
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||||||
<para>訳注: 最近の ISDN ルータでは, IP
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<para>訳注: 最近の ISDN ルータでは, IP
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||||||
アドレスの動的割り当てに対応している ものも多いようです.
|
アドレスの動的割り当てに対応しているものも多いようです.
|
||||||
ただし制限がある場合もありますので, 詳しくはメーカ
|
ただし制限がある場合もありますので, 詳しくはメーカ
|
||||||
に問い合わせてください.</para>
|
に問い合わせてください.</para>
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||||||
|
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||||||
<para>TA を使用した場合の機能や接続の安定性は, 使用している PPP
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<para>TA を使用した場合の機能や接続の安定性は, 使用している PPP
|
||||||
デーモンに完 全に依存します. そのため, FreeBSD で PPP
|
デーモンに完全に依存します. そのため, FreeBSD で PPP
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||||||
の設定が完了していれば, 使用 している既存のモデムを ISDN の TA
|
の設定が完了していれば, 使用している既存のモデムを ISDN の TA
|
||||||
に簡単にアップグレードすることができ ます. ただし, それまでの
|
に簡単にアップグレードすることができます. ただし, それまでの
|
||||||
PPP のプログラムに問題があった場合, その問題 は TA
|
PPP のプログラムに問題があった場合, その問題は TA
|
||||||
に置き換えてもそのまま残ります.</para>
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に置き換えてもそのまま残ります.</para>
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||||||
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||||||
<para>最高の安定性を求めるのであれば, ユーザープロセス<link
|
<para>最高の安定性を求めるのであれば, ユーザープロセス
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linkend="userppp">iijPPP</link> ではなく, カーネル<link
|
<link linkend="userppp">iijPPP</link> ではなく, カーネル
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linkend="ppp">PPP</link>を使用してく ださい.</para>
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<link linkend="ppp">PPP</link>を使用してください.</para>
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<para>以下の TA は, FreeBSD で動作確認ずみです.</para>
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<para>以下の TA は, FreeBSD で動作確認ずみです.</para>
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@ -916,23 +923,23 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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<para>他の TA もほとんどの場合うまく動作するでしょう. TA
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<para>他の TA もほとんどの場合うまく動作するでしょう. TA
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||||||
のメーカーでは, TA がほとんどの標準モデム AT
|
のメーカーでは, TA がほとんどの標準モデム AT
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||||||
コマンドセットを受け付けるようにするよう, 努
|
コマンドセットを受け付けるようにするよう,
|
||||||
力しているようです.</para>
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努力しているようです.</para>
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||||||
<para>外部 TA を使う際の最大の問題点は,
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<para>外部 TA を使う際の最大の問題点は,
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モデムの場合と同じく良いシリアルカー
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モデムの場合と同じく良いシリアルカー
|
||||||
ドが必要であるということです.</para>
|
ドが必要であるということです.</para>
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||||||
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||||||
<para>シリアルデバイスの詳細,
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<para>シリアルデバイスの詳細,
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そして非同期シリアルポートと同期シリアルポート の差については,
|
そして非同期シリアルポートと同期シリアルポートの差については,
|
||||||
ハンドブックの<link linkend="uart">シリアルポート</link> の
|
ハンドブックの<link linkend="uart">シリアルポート</link> の
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節を参照してください.</para>
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節を参照してください.</para>
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<para>標準の PC シリアルポート(非同期)に接続された TA は, 128Kbs
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<para>標準の PC シリアルポート(非同期)に接続された TA は, 128Kbs
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||||||
の接続を行っ ていても, 最大通信速度が 115.2Kbs
|
の接続を行っていても, 最大通信速度が 115.2Kbs
|
||||||
に制限されてしまいます. 128Kbs の ISDN
|
に制限されてしまいます. 128Kbs の ISDN
|
||||||
の性能を最大限に生かすためには, TA
|
の性能を最大限に生かすためには, TA
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||||||
を同期シリアルカードに接続しな ければなりません.</para>
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を同期シリアルカードに接続しなければなりません.</para>
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||||||
|
|
||||||
<para>内蔵 TA を購入して,
|
<para>内蔵 TA を購入して,
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||||||
同期/非同期問題を片付けてしまおうとは思わないでく ださい.
|
同期/非同期問題を片付けてしまおうとは思わないでく ださい.
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||||||
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@ -945,10 +952,10 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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||||||
<para>同期カードと TA の組合せは 386 の FreeBSD
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<para>同期カードと TA の組合せは 386 の FreeBSD
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||||||
マシンの場合でも, スタンドア
|
マシンの場合でも, スタンドア
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||||||
ローンのルータと同程度の速度は確保できます.
|
ローンのルータと同程度の速度は確保できます.
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||||||
またこの組合せでは, ルータ より柔軟な設定が可能です.</para>
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またこの組合せでは, ルータより柔軟な設定が可能です.</para>
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||||||
<para>同期カード/TA を選ぶか, スタンドアローンルータを選ぶかは,
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<para>同期カード/TA を選ぶか, スタンドアローンルータを選ぶかは,
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||||||
多分に宗教的 な問題です.
|
多分に宗教的な問題です.
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||||||
メーリングリストでもいくつか議論がありました. 議論の内容に
|
メーリングリストでもいくつか議論がありました. 議論の内容に
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||||||
ついては, <ulink url="../search/search.html">archives</ulink>
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ついては, <ulink url="../search/search.html">archives</ulink>
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||||||
を参照してください.</para>
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を参照してください.</para>
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|
@ -958,46 +965,46 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
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<title>スタンドアローン ISDN ブリッジ/ルータ</title>
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<title>スタンドアローン ISDN ブリッジ/ルータ</title>
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<para>ISDN ブリッジやルータは, OS 特有のものではありません.
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<para>ISDN ブリッジやルータは, OS 特有のものではありません.
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もちろん FreeBSD 特有のものでもありません.
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もちろん FreeBSD 特有のものでもありません.
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ルーティングやブリッジング技術に関す る詳細は,
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ルーティングやブリッジング技術に関する詳細は,
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ネットワークの参考書をご覧ください.</para>
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ネットワークの参考書をご覧ください.</para>
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||||||
<para>このページでは,
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<para>このページでは,
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ルータとブリッジにどちらでもあてはまるように記述します.</para>
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ルータとブリッジにどちらでもあてはまるように記述します.</para>
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||||||
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||||||
<para>ISDN ルータ/ブリッジは,
|
<para>ISDN ルータ/ブリッジは,
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ローエンドの製品のコストが下がってきている こともあり,
|
ローエンドの製品のコストが下がってきていることもあり,
|
||||||
より一般的に使用されるようになるでしょう. ISDN ルータは,
|
より一般的に使用されるようになるでしょう. ISDN ルータは,
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||||||
外見は小さな箱で,
|
外見は小さな箱で,
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||||||
ローカルのイーサネットネットワーク(もしくはカード)と 直接,
|
ローカルのイーサネットネットワーク(もしくはカード)と直接,
|
||||||
接続します. また,
|
接続します. また,
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||||||
自身で他のブリッジ/ルータとの接続を制御します. PPP
|
自身で他のブリッジ/ルータとの接続を制御します. PPP
|
||||||
や他のプロトコルを使用するためのソフトウェアは,
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や他のプロトコルを使用するためのソフトウェアは,
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すべて組み込まれて います.</para>
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すべて組み込まれています.</para>
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||||||
<para>ルータは, 完全な同期 ISDN 接続を使用するため, 通常の TA
|
<para>ルータは, 完全な同期 ISDN 接続を使用するため, 通常の TA
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と比較してスルー プットが大幅に向上します.</para>
|
と比較してスループットが大幅に向上します.</para>
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||||||
<para>ISDN ルータ/ブリッジを使用する場合の最大の問題点は,
|
<para>ISDN ルータ/ブリッジを使用する場合の最大の問題点は,
|
||||||
各メーカーの製品間 に相性の問題がまだ存在することです.
|
各メーカーの製品間に相性の問題がまだ存在することです.
|
||||||
インターネットプロバイダとの接続を 考えている場合には,
|
インターネットプロバイダとの接続を考えている場合には,
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||||||
プロバイダと相談することをお勧めします.</para>
|
プロバイダと相談することをお勧めします.</para>
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||||||
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|
||||||
<para>事務所の LAN と家庭の LAN の間など, 二つの LAN
|
<para>事務所の LAN と家庭の LAN の間など, 二つの LAN
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||||||
セグメントの間を接続 しようとしている場合は,
|
セグメントの間を接続しようとしている場合は,
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||||||
ブリッジ/ルータの使用がもっともメンテナンスが 簡単で,
|
ブリッジ/ルータの使用がもっともメンテナンスが 簡単で,
|
||||||
努力が少なくてすむ方法です. 両側の機材を購入するのであれば,
|
努力が少なくてすむ方法です. 両側の機材を購入するのであれば,
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||||||
メー カー間の接続性の問題もないでしょう.</para>
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メーカー間の接続性の問題もないでしょう.</para>
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||||||
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||||||
<para>たとえば家庭の LAN や出張所の LAN
|
<para>たとえば家庭の LAN や出張所の LAN
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を本社のネットワークに接続するために は,
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を本社のネットワークに接続するためには,
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以下のような設定が使用できます.</para>
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以下のような設定が使用できます.</para>
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<example>
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<example>
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<title>出張所 LAN または 家庭 LAN</title>
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<title>出張所 LAN または 家庭 LAN</title>
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<para>ネットワークは, 10 Base T イーサネットです.
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<para>ネットワークは, 10 Base T イーサネットです.
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ルータとネットワークの間は, 必要に応じて AUI/10BT
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ルータとネットワークの間は, 必要に応じて AUI/10BT
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トランシーバを使って接続します.</para>
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トランシーバを使って接続します.</para>
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<!-- This should be a graphic -->
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<!-- This should be a graphic -->
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@ -1016,7 +1023,7 @@ ISDN BRI
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家庭/出張所 LAN で,
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家庭/出張所 LAN で,
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一台しかコンピュータを接続しないのであれば, クロス
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一台しかコンピュータを接続しないのであれば, クロス
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のツイストペアケーブルを使用して,
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のツイストペアケーブルを使用して,
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スタンドアローンルータと直結も可能で す.</para>
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スタンドアローンルータと直結も可能です.</para>
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</example>
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</example>
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<example>
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@ -1043,10 +1050,10 @@ ISDN BRI
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<para>ほとんどのルータ/ブリッジでは, 別々の二つのサイトに対して,
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<para>ほとんどのルータ/ブリッジでは, 別々の二つのサイトに対して,
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<emphasis>同時</emphasis>にそれ
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<emphasis>同時</emphasis>にそれ
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ぞれ<emphasis>独立した</emphasis>二つの PPP 接続が可能です.
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ぞれ<emphasis>独立した</emphasis>二つの PPP 接続が可能です.
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これは, 通常の TA ではサポート されない機能で,
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これは, 通常の TA ではサポートされない機能で,
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ルータ/ブリッジ接続の大きな利点です (シリアルポートを
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ルータ/ブリッジ接続の大きな利点です (シリアルポートを
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二つもつ特殊(そして高価な) TA では可能です).
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二つもつ特殊(そして高価な) TA では可能です).
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チャンネル割り当てや MPP などと混同しないでください.</para>
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チャンネル割り当てや MPP などと混同しないでください.</para>
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<para>これは, 大変便利な機能です.
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<para>これは, 大変便利な機能です.
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たとえば事務所で専用線インターネット ISDN 接続を使用していて,
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たとえば事務所で専用線インターネット ISDN 接続を使用していて,
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@ -1057,7 +1064,7 @@ ISDN BRI
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他の場所 とのダイアルイン, ダイアルアウトに使用したり,
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他の場所 とのダイアルイン, ダイアルアウトに使用したり,
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バンド幅を増やすために,
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バンド幅を増やすために,
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インターネットとの接続への動的に割り当て(MPP
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インターネットとの接続への動的に割り当て(MPP
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など)に使用したりすること が可能です.</para>
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など)に使用したりすることが可能です.</para>
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<para>またイーサネットブリッジは, IP パケットだけでなく IPX/SPX
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<para>またイーサネットブリッジは, IP パケットだけでなく IPX/SPX
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などすべての
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などすべての
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