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Reviewed by:	"UEBAYASHI 'UMA' Masao" <masao@nf.enveng.titech.ac.jp>,
		asami@FreeBSD.org (Satoshi - Ports Wraith - Asami),
		Hiroki Sato <hrs@geocities.co.jp>,
		susumu-w@ops.dti.ne.jp
This commit is contained in:
Jun Kuriyama 1999-11-28 12:08:52 +00:00
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commit 8451e966d0
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
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@ -3,7 +3,7 @@
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.16
$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/advanced-networking/chapter.sgml,v 1.4 1999/09/08 12:22:32 kuriyama Exp $
$FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/advanced-networking/chapter.sgml,v 1.5 1999/11/13 15:34:48 kuriyama Exp $
-->
<chapter id="advanced-networking">
@ -13,17 +13,17 @@
<title>ゲートウェイとルート</title>
<para><emphasis>原作: &a.gryphon;.
<!-- <br> -->6 October 1995.</emphasis></para>
6 October 1995. </emphasis></para>
<para><emphasis>訳: &a.jp.yuki;.<!-- <br> -->
<para><emphasis>訳: &a.jp.yuki;.
6 September 1996.</emphasis></para>
<para>ある計算機が他の計算機をみつけることができるようにするには,
ある計算機から他の計算機へ,
どのようにたどり着くかを適切に記述するた めの仕組みが必要です.
どのようにたどり着くかを適切に記述するための仕組みが必要です.
この仕組みをルーティングと呼びます. &ldquo;ルート(経路)&rdquo;は
&ldquo;destination (目的地) &rdquo;と &ldquo;gateway (ゲー
トウェイ) &rdquo;の 2つのアドレスの組で定義します. あなたが
&ldquo;destination (目的地) &rdquo;と &ldquo;gateway
(ゲートウェイ) &rdquo;の 2つのアドレスの組で定義します. あなたが
<emphasis>destination</emphasis> へアクセスしようとした場合,
<emphasis>gateway</emphasis>
を通って送られることをこのペアは示しています. destination
@ -63,33 +63,34 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
は<devicename>lo0</devicename>で,
これはループバックデバイスとして知られています.
結局のところ戻るだけなので, この
destinationへのすべてのトラフィ
ックが内部的に処理されるのであって, LAN
を経由して送られるのでは ありません.</para>
destinationへのすべてのトラフィックが
内部的に処理されるのであって, LAN
を経由して送られるのではありません.</para>
<para>次の行では<hostid
role="mac">0:e0:...</hostid>というアドレスに注目しましょう.
<para>次の行では
<hostid role="mac">0:e0:...</hostid>
というアドレスに注目しましょう.
これはイーサネットハードウェアアドレスです. FreeBSDは自動的に
ローカルなイーサネット上の任意のホスト
(この例では<hostid>test0</hostid>) を見つけ,
イーサネットインタフェース <devicename>ed0</devicename>
の所にそのホスト への経路を直接つけ加えます. タイムアウト時間
の所にそのホストへの経路を直接つけ加えます. タイムアウト時間
(<literal>Expire</literal>の 欄)
も経路のタイプと結びついており, 指定された時間が経過しても応
答がないときに使用します. この場合,
経路情報は自動的に削除されま す. これらのホストは, RIP(Routing
Information Protocol) という,
最短パスの判定に基づいてローカルホストへの経路を
決定する仕組みを 利用することで認識されます.</para>
決定する仕組みを利用することで認識されます.</para>
<para>更に, FreeBSDではローカルサブネット (<hostid
role="ipaddr">10.20.30.255</hostid> は <hostid
role="ipaddr">10.20.30</hostid>
というサブネットに対するブロードキャストアドレスで, <hostid
role="domainname">foobar.com</hostid>
<para>更に, FreeBSDではローカルサブネット
(<hostid role="ipaddr">10.20.30.255</hostid> は
<hostid role="ipaddr">10.20.30</hostid>
というサブネットに対するブロードキャストアドレスで,
<hostid role="domainname">foobar.com</hostid>
はこのサブネットに結びつけられているドメイン名)
への経路情報も加えることができます.
<literal>link#1</literal>というの は,
<literal>link#1</literal>というのは,
この計算機の最初のイーサネットカードのことをさします. これら
については,
何も追加インタフェースが指定されていないことに気づく
@ -97,33 +98,33 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
<para>これらの2つのグループ(ローカルネットワークホストと
ローカルサブネット) の両方とも, <command>routed</command>
と呼ばれるデーモンによって自動的に 経路が設定されます.
<emphasis remap=tt>routed</emphasis> を動かさなければ,
静的に定義した (つまり具体的に 設定した)
と呼ばれるデーモンによって自動的に経路が設定されます.
<command>routed</command> を動かさなければ,
静的に定義した (つまり具体的に設定した)
経路のみ存在することになります.</para>
<para><literal>host1</literal> の行は私たちのホストのことで,
イーサネットアドレスで示されています. 送信側のホストの場合,
FreeBSDはイーサネットインタフェースへ 送るのではなく,
FreeBSDはイーサネットインタフェースへ送るのではなく,
ループバックインタフェース
(<devicename>lo0</devicename>)を使います.</para>
<para>2つある<literal>host2</literal>の行は,
ifconfigのエイリアス (このようなこと をする理由については
ifconfigのエイリアス (このようなことをする理由については
ethernetの章を参照してください) を使ったとき
にどのようになるかを示す例です.
<devicename>lo0</devicename>の後にある<literal>=&gt;</literal>
は, インタフェースが
(このアドレスがローカルなホストを参照しているので)
ループバックを使っているというだけでなく,
エイリアスになっていることも 示しています.
エイリアスになっていることも示しています.
このような経路はエイリアスをサポートしている
ホストにのみ現れます.
ローカルネットワーク上の他のすべてのホストでは
単に<literal>link#1</literal>となります.</para>
<para>最後の行 (destinationが<literal>224</literal>のサブネット)
はマルチキャスト で扱うものですが,
はマルチキャストで扱うものですが,
これは他の章で説明します.</para>
<para>他の欄については <literal>Flags</literal>
@ -188,9 +189,9 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
<para>ローカルシステムからリモートホストにコネクションを張る
必要がある場合, 既知のパスが存在するかどうかを確認するためにル
ーティングテーブルをチェッ クします.
到達するためのパスを知っているサブネットの内部にリモ
ートホストがある場合 (Cloned routes), システムはインタフェース
ーティングテーブルをチェックします.
到達するためのパスを知っているサブネットの内部に
リモートホストがある場合 (Cloned routes), システムはインタフェース
から接続できるかどうかをチェックします.</para>
<para>知っているパスがすべて駄目だった場合でも, システムには
@ -200,13 +201,13 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
フラグフィールドは必ず <literal>c</literal>
がマークされています. このゲートウェイは, LAN 内のホストにとっ
て, 外部 (PPPのリンクを経由する場合や,
データラインに接続するハー ドウェアデバイスなど)
データラインに接続するハードウェアデバイスなど)
へ直接接続するマシンすべてのためのものです.</para>
<para>外部に対するゲートウェイとして機能するマシンで
デフォルトルート を設定する場合,
デフォルトルートは インターネットサービスプロバイダ (ISP)
のサイトのゲートウェ イマシンになるでしょう.</para>
デフォルトルートを設定する場合,
デフォルトルートはインターネットサービスプロバイダ (ISP)
のサイトのゲートウェイマシンになるでしょう.</para>
<para>それではデフォルトルートの一例を見てみましょう.
一般的な構成を示します. </para>
@ -268,9 +269,9 @@ host2.foobar.com link#1 UC 0 0
<para>最後になりましたが, 一般的にローカルネットワークでは
<hostid role="ipaddr">...1</hostid>
というアドレスをゲートウェイアドレスとして使います. ですから
(同じ例を用います), あなたのclass-Cのアドレス空間が <hostid
role="ipaddr">10.20.30</hostid>で ISPが<hostid
role="ipaddr">10.9.9</hostid>を用いている場合,
(同じ例を用います), あなたのclass-Cのアドレス空間が
<hostid role="ipaddr">10.20.30</hostid>で ISPが
<hostid role="ipaddr">10.9.9</hostid>を用いている場合,
デフォルトルートは次のようになります.</para>
<literallayout>
@ -283,7 +284,7 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --&gt; T1-GW (10.9.9.1)
<title>マルチホームホスト</title>
<para>ここで扱うべき他のタイプの設定があります.
それは2つの異なるネットワー クにまたがるホストです.
それは2つの異なるネットワークにまたがるホストです.
技術的にはゲートウェイとして機能するマシン (上 の例では
PPPコネクションを用いています) はマルチホームホストで す.
しかし実際にはこの言葉は,
@ -318,26 +319,26 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --&gt; T1-GW (10.9.9.1)
見つけるのかについては説明していません.</para>
<para>ある特定のアドレス空間 (この例では class-C のサブネット)
にお けるすべてのトラフィックが,
におけるすべてのトラフィックが,
到着したパケットを内部で転送するネ
ットワーク上の特定のホストに送られるようにルーティングテーブル
を設定することができるのは分かっています.</para>
<para>あなたのサイトにアドレス空間を割り当てる場合,
あなたのサブネッ トへのすべてのトラフィックがすべて
あなたのサブネットへのすべてのトラフィックがすべて
PPPリンクを通じてサイトに送
ってくるようにサービスプロバイダはルーティングテーブルを設定し
ます. しかし, 国境の向こう側のサイトはどのようにしてあなたの
ISPへ送ることを知るのでしょうか?</para>
<para>割り当てられているすべてのアドレス空間の経路を維持する
(分散し ている DNS 情報とよく似た) システムがあり,
(分散している DNS 情報とよく似た) システムがあり,
そのインターネット バックボーンへの接続点を定義しています.
&ldquo;バックボーン&rdquo; とは国を越え,
世界中のインターネットのトラフィックを運ぶ主要
な信用できる幹線のことです. どのバックボーンマシンも,
あるネット
ワークから特定のバックボーンのマシンへ向かうトラフィックと,
あるネットワークから特定のバックボーンのマシンへ
向かうトラフィックと,
そのバックボーンのマシンからあなたのネットワークに届くサービス
プロバイダまでのチェーンのマスタテーブルのコピーを持っていま
す.</para>
@ -361,9 +362,9 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --&gt; T1-GW (10.9.9.1)
場合も, 同じように有効です.</para>
<para> &man.traceroute.8; コマンドは,
接続を試みているリモートホスト を引数にして実行します.
試みているパスの経由する ゲートウェイホストを表示し,
最終的には目的のホストに たどり着くか,
接続を試みているリモートホストを引数にして実行します.
試みているパスの経由するゲートウェイホストを表示し,
最終的には目的のホストにたどり着くか,
コネクションの欠如によって終ってしまうかのどちら
かになります.</para>
@ -377,30 +378,30 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --&gt; T1-GW (10.9.9.1)
<para><emphasis>原作: &a.jlind;.</emphasis></para>
<para><emphasis>訳: &a.jp.tomo;.<!-- <br> -->
<para><emphasis>訳: &a.jp.tomo;.
6 September 1996.</emphasis></para>
<para>ISA用のイーサネットアダプタの中には性能が悪いため,
ネットワーク, 特に NFS で深刻な問題がおきるものがあります.
これは FreeBSD に限ったことでは ありませんが, FreeBSD
これは FreeBSD に限ったことではありませんが, FreeBSD
でも起こり得ます.</para>
<para>この問題は,
(FreeBSDを使用した) PC がシリコン・グラフィックス社や
サン・マイクロ システムズ社などの高性能な WS
サン・マイクロシステムズ社などの高性能な WS
にネットワーク接続されている場合に頻繁に起こります.
NFS マウントはうまく行きます. また,
いくつかの操作もうまく働きますが, 他のシステム (WS)
に対する要求や応答は続いていても, 突然サーバ
に対する要求や応答は続いていても, 突然サーバが
クライアントの要求に対して反応しなくなります.
これは, クライアントが FreeBSD か上記の WS であるとき,
にクライアント側に起きる 現象です.
多くのシステムでは, いったんこの問題が起きたら解決できないので,
行儀よくシャットダウンするしかありません.
唯一の解決策は, この状況に陥る前にクライアントを
リセットすることです. なぜなら, 一旦この状況に陥ると
NFS を解除することさえできないからです.</para>
<!-- kuriyama - should re-write translation -->
にクライアント側に起きる現象です.
多くのシステムでは, いったんこの問題が現われると,
行儀良くクライアントを終了する手段はありません.
NFS がこの状態に陥ってしまうと, 正常に戻すことはできないため,
多くの場合, クライアントを強制終了し,
再び実行することが唯一の解決法となります.
</para>
<para>&ldquo;正しい&rdquo;解決法は,
より高性能のイーサネットアダプタをFreeBSDシステムに
@ -442,8 +443,7 @@ Local1 (10.20.30.1, 10.9.9.30) --&gt; T1-GW (10.9.9.1)
<para>クライアント側 FreeBSD システム (<hostid>freebox</hostid>)
の例は:
<!-- kuriyama - Eng. ver should be hostid for freebox -->
<hostid>freebox</hostid> の <filename>/etc/fstab</filename>
freebox の <filename>/etc/fstab</filename>
に次のように書いて下さい:</para>
<programlisting>
@ -470,37 +470,40 @@ freebox:/sharedfs /project nfs rw,-w=1024 0 0</programlisting>
書き込みサイズの制限なしの操作ができるようになるでしょう.</para>
<para>失敗が発生したとき何が起きているか関心のある人に,
なぜ回復不可能なのか も含めて説明します. NFSは通常
なぜ回復不可能なのかも含めて説明します. NFSは通常
(より小さいサイズへ分割されるかもしれませんが)
8Kの&ldquo;ブロック&rdquo; サイズで働きます.
イーサネットのパケットサイズは最大1500バイト程度なので,
上位階層のコードにとっては1つのユニットのままなのですが,
NFS&ldquo;ブロック&rdquo;は
複数のイーサネットパケットに分割されます. そして受信され,
組み立て直されてから 肯定応答されなければなりません.
組み立て直されてから<emphasis>肯定応答</emphasis>
されなければなりません.
高性能のWSは次々に NFSユニットを構成するパケットを,
基準の範囲内で間隔を詰めて 次々に送り出すことができます. 小さく,
基準の範囲内で間隔を詰めて次々に送り出すことができます. 小さく,
容量の低いカードでは, 同じユニットの
前のパケットがホストに転送される前に, 後のパケットがそれを
「踏みつぶし」てしまいます.
<emphasis>踏みつぶし</emphasis>てしまいます.
このため全体としてのユニットは再構成もされないし,
肯定応答もされません. その結果,
WSはタイムアウトして再送を試みますが,
8Kのユニット全体を再送しようとするので, このプロセスは
際限無く繰り返されてしまいます.</para>
<para>ユニットサイズを イーサネットのパケットサイズの
制限以下に抑えることにより, 受信された完全な
<para>ユニットサイズをイーサネットのパケットサイズの
制限以下に抑えることにより, 受信された完全な
イーサネットパケットは個々に肯定応答を受けられることが
保証されるので,
デッドロック状態を避けることができるようになります.</para>
<para>高性能のカードを使っている場合でも, 高性能な WS
が力任せに次々と PC システムにデータを送ったときには
「踏みつぶし」 が起きるかもしれません.
そのような「踏みつぶし」は NFS &ldquo;ユニット&rdquo;
では保証されていません. 「踏みつぶし」が起こったとき,
影響を受けたユニットは再送されます. そして受信され,
<emphasis>踏みつぶし</emphasis> が起きるかもしれません.
そのような<emphasis>踏みつぶし</emphasis>
は NFS &ldquo;ユニット&rdquo;
では保証されていません.
<emphasis>踏みつぶし</emphasis>が起こったとき,
影響を受けたユニットは再送されます. そして受信され,
組み立てられ,
肯定応答される公平な機会が与えられるでしょう.</para>
</sect1>
@ -513,7 +516,7 @@ freebox:/sharedfs /project nfs rw,-w=1024 0 0</programlisting>
<para><emphasis>訳: &a.jp.yasu;</emphasis></para>
<para><filename>netboot.com</filename>/<filename>netboot.rom</filename>
によって, ディスクのないクライアントで ネットワーク経由で
によって, ディスクのないクライアントでネットワーク経由で
FreeBSD マシンのブートを行い FreeBSD を走らせることができます.
2.0 ではローカルなスワップを持つことができます.
NFS 経由のスワッピングもサポートされています. </para>
@ -560,7 +563,6 @@ diskless:\
:ip=192.1.2.4:\
:gw=192.1.2.5:\
:vm=rfc1048:</programlisting>
</step>
<step>
@ -568,8 +570,9 @@ diskless:\
(bootp サーバと同じマシンに) セットアップします.
このファイルの名前は,
<filename>cfg.<replaceable>X.X.X.X</replaceable></filename>
(もしくは <filename>/tftpboot/cfg.
<replaceable>X.X.X.X</replaceable></filename>)で,
(もしくは
<filename>/tftpboot/cfg.<replaceable>X.X.X.X</replaceable>
</filename>)で,
ここで <replaceable>X.X.X.X</replaceable> はクライアントの
IP アドレスです.
このファイルの内容は netboot コマンドで有効です.
@ -727,7 +730,7 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>HP-UX システム: サーバはHP9000/800
シリーズのマシンで, HP-UX 9.04 以降が必要です.
これ以前のバージョンでは NFS
を経由するデバイスファイルが 作成ができません.</para>
を経由するデバイスファイルが作成ができません.</para>
</listitem>
<listitem>
@ -759,8 +762,8 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>今のところ, これを行う公式に認められた方法はありませんが,
私はそれぞれのクライアントで <filename>/usr</filename>
ファイルシステムと 個々の <filename>/</filename>
ファイルシステム を共有して使っています.
ファイルシステムと個々の <filename>/</filename>
ファイルシステムを共有して使っています.
どなたかこれをきちんと行うやり方の提案がありましたら,
私に, もしくは &a.core; グループに知らせてください.</para>
</sect2>
@ -781,12 +784,12 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para><emphasis>最終更新: &a.wlloyd;</emphasis>.</para>
<para><emphasis>訳: &a.jp.kiroh;.<!-- <br> -->
<para><emphasis>訳: &a.jp.kiroh;.
11 December 1996.</emphasis></para>
<para>ISDN 技術とハードウェアに関しては, <ulink
url="http://alumni.caltech.edu/~dank/isdn/">Dan Kegel's ISDN
Page</ulink> がよい参考になるでしょう.</para>
<para>ISDN 技術とハードウェアに関しては,
<ulink url="http://alumni.caltech.edu/~dank/isdn/">
Dan Kegel's ISDN Page</ulink> がよい参考になるでしょう.</para>
<para>ISDN の導入手順は, 簡単にいって以下のようになります. </para>
@ -800,7 +803,7 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>ISDN を使って,
インターネットプロバイダに(専用線は使用せず), ダ
イアルアップ接続しようとしている場合は,
ターミナルアダプタの使用を考え てみてください.
ターミナルアダプタの使用を考えてみてください.
この方法はもっとも柔軟性があり, プロバイダを変更した場
合の問題も少ないでしょう.</para>
</listitem>
@ -830,8 +833,9 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
依然として開発中ではありますが,
ヨーロッパ中でうまく動作しているという報告があります.</para>
<para>最新の isdn4bsd は, <ulink
url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub">ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub</ulink> から入手できます.
<para>最新の isdn4bsd は,
<ulink url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/">
ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/</ulink> から入手できます.
この ftp サイトでは, ユーザ名として <username>isdn4bsd</username>
を使い, パスワードにメールアドレスを使ってログインする
必要があります. ログインできたら <filename>pub</filename>
@ -845,10 +849,10 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>Siemens ISDN チップセット (ISAC/HSCX)
を使用したものを主に多くのカードがサポートされています.
他のチップセット (Motorola, Cologn ChipDesigns)
他のチップセット (Motorola, Cologn ChipDesigns)
のサポートは現在開発中です.
サポートされるカードの最新のリストは, <ulink
url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/README">README</ulink>
サポートされるカードの最新のリストは,
<ulink url="ftp://isdn4bsd@ftp.consol.de/pub/README">README</ulink>
を参照してください.</para>
<para>他の ISDN プロトコルを追加したい場合や,
@ -857,50 +861,53 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
までご連絡ください.</para>
<para>majordomoによるメーリングリストが利用できます.
参加するには, 本文に <programlisting> subscribe
freebsd-isdn</programlisting> と記入したメールを
&a.majordomo; 宛てに送ってください.</para>
参加するには, 本文に</para>
<programlisting>
subscribe freebsd-isdn</programlisting>
<para>と記入したメールを
&a.majordomo; 宛てに送ってください.</para>
</sect2>
<sect2>
<title>ISDN ターミナルアダプタ</title>
<para>ターミナルアダプタ (TA) はISDN に対して,
通常の電話線に対するモデ ムに相当するものです.</para>
通常の電話線に対するモデムに相当するものです.</para>
<para>ほとんどの TA は, 標準のヘイズ AT
コマンドセットを使用しているので,
単にモデムと置き換えて使うことができます.</para>
<para>TA は, 基本的にはモデムと同じように動作しますが,
接続方法は異なり, 通
信速度も古いモデムよりはるかに速くなります. <link
linkend="ppp">PPP</link> の設定を,
接続方法は異なり, 通信速度も古いモデムよりはるかに速くなります.
<link linkend="ppp">PPP</link> の設定を,
モデムの場合と同じように行ってください. とくにシリアル速度を
使用できる最高速度に設定するのを忘れないでください.</para>
<para>プロバイダへの接続に TA を使用する最大のメリットは, 動的
PPP を行える ことです. 最近 IP アドレスが不足してきているため,
ほとんどのプロバイダ は, 専用の IP
アドレスを割り当てないようになっています. ほとんどのスタ
ンドアローンルータは, 動的 IP
PPP を行えることです. 最近 IP アドレスが不足してきているため,
ほとんどのプロバイダは, 専用の IP
アドレスを割り当てないようになっています.
ほとんどのスタンドアローンルータは, 動的 IP
アドレスに対応していません.</para>
<para>訳注: 最近の ISDN ルータでは, IP
アドレスの動的割り当てに対応している ものも多いようです.
アドレスの動的割り当てに対応しているものも多いようです.
ただし制限がある場合もありますので, 詳しくはメーカ
に問い合わせてください.</para>
<para>TA を使用した場合の機能や接続の安定性は, 使用している PPP
デーモンに完 全に依存します. そのため, FreeBSD で PPP
の設定が完了していれば, 使用 している既存のモデムを ISDN の TA
に簡単にアップグレードすることができ ます. ただし, それまでの
PPP のプログラムに問題があった場合, その問題 は TA
デーモンに完全に依存します. そのため, FreeBSD で PPP
の設定が完了していれば, 使用している既存のモデムを ISDN の TA
に簡単にアップグレードすることができます. ただし, それまでの
PPP のプログラムに問題があった場合, その問題は TA
に置き換えてもそのまま残ります.</para>
<para>最高の安定性を求めるのであれば, ユーザープロセス<link
linkend="userppp">iijPPP</link> ではなく, カーネル<link
linkend="ppp">PPP</link>を使用してく ださい.</para>
<para>最高の安定性を求めるのであれば, ユーザープロセス
<link linkend="userppp">iijPPP</link> ではなく, カーネル
<link linkend="ppp">PPP</link>を使用してください.</para>
<para>以下の TA は, FreeBSD で動作確認ずみです.</para>
@ -916,23 +923,23 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>他の TA もほとんどの場合うまく動作するでしょう. TA
のメーカーでは, TA がほとんどの標準モデム AT
コマンドセットを受け付けるようにするよう,
力しているようです.</para>
コマンドセットを受け付けるようにするよう,
力しているようです.</para>
<para>外部 TA を使う際の最大の問題点は,
モデムの場合と同じく良いシリアルカー
ドが必要であるということです.</para>
<para>シリアルデバイスの詳細,
そして非同期シリアルポートと同期シリアルポート の差については,
そして非同期シリアルポートと同期シリアルポートの差については,
ハンドブックの<link linkend="uart">シリアルポート</link> の
節を参照してください.</para>
<para>標準の PC シリアルポート(非同期)に接続された TA は, 128Kbs
の接続を行っ ていても, 最大通信速度が 115.2Kbs
の接続を行っていても, 最大通信速度が 115.2Kbs
に制限されてしまいます. 128Kbs の ISDN
の性能を最大限に生かすためには, TA
を同期シリアルカードに接続しな ければなりません.</para>
を同期シリアルカードに接続しなければなりません.</para>
<para>内蔵 TA を購入して,
同期/非同期問題を片付けてしまおうとは思わないでく ださい.
@ -945,10 +952,10 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<para>同期カードと TA の組合せは 386 の FreeBSD
マシンの場合でも, スタンドア
ローンのルータと同程度の速度は確保できます.
またこの組合せでは, ルータ より柔軟な設定が可能です.</para>
またこの組合せでは, ルータより柔軟な設定が可能です.</para>
<para>同期カード/TA を選ぶか, スタンドアローンルータを選ぶかは,
多分に宗教的 な問題です.
多分に宗教的な問題です.
メーリングリストでもいくつか議論がありました. 議論の内容に
ついては, <ulink url="../search/search.html">archives</ulink>
を参照してください.</para>
@ -958,46 +965,46 @@ hostname myclient.mydomain</programlisting>
<title>スタンドアローン ISDN ブリッジ/ルータ</title>
<para>ISDN ブリッジやルータは, OS 特有のものではありません.
もちろん FreeBSD 特有のものでもありません.
ルーティングやブリッジング技術に関す る詳細は,
もちろん FreeBSD 特有のものでもありません.
ルーティングやブリッジング技術に関する詳細は,
ネットワークの参考書をご覧ください.</para>
<para>このページでは,
ルータとブリッジにどちらでもあてはまるように記述します.</para>
<para>ISDN ルータ/ブリッジは,
ローエンドの製品のコストが下がってきている こともあり,
ローエンドの製品のコストが下がってきていることもあり,
より一般的に使用されるようになるでしょう. ISDN ルータは,
外見は小さな箱で,
ローカルのイーサネットネットワーク(もしくはカード)と 直接,
ローカルのイーサネットネットワーク(もしくはカード)と直接,
接続します. また,
自身で他のブリッジ/ルータとの接続を制御します. PPP
自身で他のブリッジ/ルータとの接続を制御します. PPP
や他のプロトコルを使用するためのソフトウェアは,
すべて組み込まれて います.</para>
すべて組み込まれています.</para>
<para>ルータは, 完全な同期 ISDN 接続を使用するため, 通常の TA
と比較してスルー プットが大幅に向上します.</para>
と比較してスループットが大幅に向上します.</para>
<para>ISDN ルータ/ブリッジを使用する場合の最大の問題点は,
各メーカーの製品間 に相性の問題がまだ存在することです.
インターネットプロバイダとの接続を 考えている場合には,
各メーカーの製品間に相性の問題がまだ存在することです.
インターネットプロバイダとの接続を考えている場合には,
プロバイダと相談することをお勧めします.</para>
<para>事務所の LAN と家庭の LAN の間など, 二つの LAN
セグメントの間を接続 しようとしている場合は,
セグメントの間を接続しようとしている場合は,
ブリッジ/ルータの使用がもっともメンテナンスが 簡単で,
努力が少なくてすむ方法です. 両側の機材を購入するのであれば,
メー カー間の接続性の問題もないでしょう.</para>
メーカー間の接続性の問題もないでしょう.</para>
<para>たとえば家庭の LAN や出張所の LAN
を本社のネットワークに接続するために は,
を本社のネットワークに接続するためには,
以下のような設定が使用できます.</para>
<example>
<title>出張所 LAN または 家庭 LAN</title>
<para>ネットワークは, 10 Base T イーサネットです.
ルータとネットワークの間は, 必要に応じて AUI/10BT
ルータとネットワークの間は, 必要に応じて AUI/10BT
トランシーバを使って接続します.</para>
<!-- This should be a graphic -->
@ -1016,7 +1023,7 @@ ISDN BRI
家庭/出張所 LAN で,
一台しかコンピュータを接続しないのであれば, クロス
のツイストペアケーブルを使用して,
スタンドアローンルータと直結も可能で す.</para>
スタンドアローンルータと直結も可能です.</para>
</example>
<example>
@ -1043,10 +1050,10 @@ ISDN BRI
<para>ほとんどのルータ/ブリッジでは, 別々の二つのサイトに対して,
<emphasis>同時</emphasis>にそれ
ぞれ<emphasis>独立した</emphasis>二つの PPP 接続が可能です.
これは, 通常の TA ではサポート されない機能で,
これは, 通常の TA ではサポートされない機能で,
ルータ/ブリッジ接続の大きな利点です (シリアルポートを
二つもつ特殊(そして高価な) TA では可能です).
チャンネル割り当てや MPP などと混同しないでください.</para>
チャンネル割り当てや MPP などと混同しないでください.</para>
<para>これは, 大変便利な機能です.
たとえば事務所で専用線インターネット ISDN 接続を使用していて,
@ -1057,7 +1064,7 @@ ISDN BRI
他の場所 とのダイアルイン, ダイアルアウトに使用したり,
バンド幅を増やすために,
インターネットとの接続への動的に割り当て(MPP
など)に使用したりすること が可能です.</para>
など)に使用したりすることが可能です.</para>
<para>またイーサネットブリッジは, IP パケットだけでなく IPX/SPX
などすべての