Catch up with 5.0-CURRENT-20021105-JPSNAP

Submitted by:	Norihiro Kumagai <kuma@oasis.sharplabs.com>
This commit is contained in:
Kazuo Horikawa 2002-12-06 03:15:46 +00:00
parent edc5a4a4b3
commit a023c14a2c
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=15187
3 changed files with 987 additions and 561 deletions

View file

@ -24,18 +24,22 @@
.\" USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH
.\" DAMAGE.
.\"
.\" %FreeBSD src/usr.sbin/fdcontrol/fdcontrol.8,v 1.9.2.4 2002/06/21 16:40:24 charnier Exp %
.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/fdcontrol/fdcontrol.8,v 1.15 2002/01/10 17:41:22 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd May 22, 1994
.Dd December 25, 2001
.Os
.Dt FDCONTROL 8
.Sh 名称
.Nm fdcontrol
.Nd フロッピディスクパラメータの変更
.Nd フロッピディスクパラメータの表示と変更
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl d Ar 0|1
.Op Fl F
.Op Fl d Ar dbg
.Op Fl f Ar fmt
.Op Fl s Ar fmtstr
.Op Fl v
.Ar device
.Nm
.Op Fl s
@ -44,60 +48,285 @@
.Nm
ユーティリティは、
.Ar device
で指定したフロッピディスクデバイスの実行時の振る舞いを変更します。
で指定した
.Xr fdc 4
ドライバの実行時の振る舞いを変更します。
.Pp
下位に位置するデバイスハードウエアの設定と
現在のデバイス密度設定について、
ドライバに登録された情報を返す問い合わせコマンド、
デバッグレベル操作コマンド、
デバイス密度設定調整コマンドが実装されています。
カーネル設定の変更の全ては、(デバイスドライバにより)
スーパユーザに操作が制限されていますが、
問い合わせリクエストの全ては、
.Ar device
はキャラクタデバイスでなければなりません。
への読み込みアクセス権だけを必要とします
.Pp
現在のところ
引数
.Ar device
には、例えば
.Pa /dev/fd0
のように、常にフルパス名を与える必要があります。
.Ss 問い合わせコマンド
.Nm
ユーティリティでは、
フロッピディスクドライブのデバイスパラメータの指定 (
.Fl s ,
これがデフォルトモードでもあります)
や、フロッピドライバが
.Em DEBUG
オプション付きでカーネルに組み込まれている場合には
ドライバのデバッグレベルの変更
.Pq Fl d
を行なうことができます。
ユーティリティをオプション引数無しで実行すると、デバイスドライバに
登録されたドライブタイプを返します。
最も簡潔な形式では、ドライブタイプを 1 行で返します。
返す可能性のある値は、
.Dq Li 360K ,
.Dq Li 1.2M ,
.Dq Li 720K ,
.Dq Li 1.44M ,
.Dq Li 2.88M ,
.Dq Li unknown
です。
この情報の主な目的は、スクリプトからの解釈が容易になることを
想定しています。
.Pp
これらの操作は他に悪影響を及ぼす可能性があるため、
この中で行なわれる
.Xr ioctl 2
コマンドの実行はスーパユーザに限定されています。
出力が人間にとってより分かり易くなるように説明を追加するために、
.Fl v
を指定することができます。
.Pp
新しいパラメータ指定を要求すると、
フラグ
.Fl F
を指定することにより、オプション
.Fl s Ar fmtstr
(下記を参照下さい)
の与える入力として適切な形式を返すようになります。
これと
.Fl v
とをいっしょに指定することで、現在の密度指定に基づく容量を
キロバイト単位で示すテキストも加えて返すようになります。
.Ss デバッグ制御
オプション
.Dv FDC_DEBUG
を付けてドライバ
.Xr fdc 4
を構築した (これがデフォルトです) としても、
デバイスデバッグ情報は抑止されたままです。
これは、カーネルメッセージを大量に吐き出す可能性があるためです。
デバッグ情報を出力させるためには、
.Dq Fl d Li 1
とともに
.Nm
は調整可能な各パラメータをユーザに問い合わせてきます。
これらは現在使われている値がデフォルト値となっています。
.Sh 診断
内部で呼び出される
.Xr ioctl 2
のエラーコードが
.Xr warn 3
によって表示されます。
.Sh バグ
を用いる必要があります。通常、デバッグ情報が必要な
デバイスを操作する直前にこの設定をオンにし、操作直後に
.Dq Fl d Li 0
でオフにすることになります。
デバッグレベルは、ドライバのグローバルオプションであり、
コマンド
.Nm
ユーティリティコマンドは現在開発途上です。
ユーザインタフェースはややお粗末で、将来は変更される可能性があります。
コマンドラインから何でも変更できるようなオプション整備も必要でしょう。
のコマンド行でどの
.Ar device
を指定したかに関わらず、ドライバ
.Xr fdc 4
を用いるドライブ、コントローラのいずれに対しても影響を与えることに
注意して下さい。
.Ss 密度制御
コントロールユーティリティ
.Xr fdc 4
は、どのようにデバイス密度の設定を指定するかについて、2 個の異なる
オプションをサポートしています。
最初の形式では、
.Fl f Ar fmt
を用い、メディアのフォーマットをキロバイト単位で指定します。
下位に位置するドライブタイプにより、指定した値は、
そのドライブにおいて、世の中でよく使われているデバイス密度設定を
表すテーブルと比較し、一致する設定が見つかれば、その設定を
使用します。現在のところ、ドライブタイプ毎に次の値が受理可能です。
.Bl -item
.It
2.88M ドライブ、1.44M ドライブ、
.Bd -ragged -offset indent -compact
.TS
lB lB lB lB lB lB lB
r l l l l l l.
KB sectrac secsize ncyls speed heads flags
1721 21 2 (512) 82 500 2 MFM
1476 18 2 (512) 82 500 2 MFM
1440 18 2 (512) 80 500 2 MFM
1200 15 2 (512) 80 500 2 MFM
820 10 2 (512) 82 250 2 MFM
800 10 2 (512) 80 250 2 MFM
720 9 2 (512) 80 250 2 MFM
.TE
.Ed
.It
1.2M ドライブ、
.Bd -ragged -offset indent -compact
.TS
lB lB lB lB lB lB lB
r l l l l l l.
KB sectrac secsize ncyls speed heads flags
1200 15 2 (512) 80 500 2 MFM
1232 8 3 (1024) 77 500 2 MFM
1476 18 2 (512) 82 500 2 MFM
1440 18 2 (512) 80 500 2 MFM
1200 15 2 (512) 80 500 2 MFM
820 10 2 (512) 82 300 2 MFM
800 10 2 (512) 80 300 2 MFM
720 9 2 (512) 80 300 2 MFM
360 9 2 (512) 40 300 2 MFM,2STEP
640 8 2 (512) 80 300 2 MFM
.TE
.Ed
.It
720K ドライブ、
.Bd -ragged -offset indent -compact
.TS
lB lB lB lB lB lB lB
r l l l l l l.
KB sectrac secsize ncyls speed heads flags
720 9 2 (512) 80 250 2 MFM
.TE
.Ed
.It
360K ドライブ
.Bd -ragged -offset indent -compact
.TS
lB lB lB lB lB lB lB
r l l l l l l.
KB sectrac secsize ncyls speed heads flags
360 9 2 (512) 40 250 2 MFM
.TE
.Ed
.El
.Pp
現実のドライバはデバッグレベルとして
(0 と 1)
しかサポートしていません。
デバッグレベル 1 にすると非常に多量の出力を生成するので、
よく注意して使わないと syslog をあふれさせかねません。
2 番目の形式でデバイス密度を指定するには、
.Fl s Ar fmtstr
を使い、各パラメータを詳細にわたり指定します。
引数
.Ar fmtstr
は、コンマで区切られた値のリストであり、次の形式です。
.Pp
.Sm off
.Ar sectrac , secsize , datalen , gap , ncyls , speed ,
.Ar heads , f_gap , f_inter , offs2 , flags
.Sm on
.Pp
パラメータの意味は次のとおりです。
.Bl -tag -width ".Ar secsize"
.It Ar sectrac
トラックあたりのセクタ数です。
.It Ar secsize
セクタサイズを表す数値です。0 = 128 バイト (または、それ以下)、
1 = 256 バイト、2 = 512 バイト、3 = 1024 バイト。
.It Ar datalen
上記のサイズ数値が 0 のとき、実セクタサイズを表します。
0 以外のサイズ数値のとき、(無視して構わない) 値 0xFF です。
.It Ar gap
読み/書き操作における、GAP 3 パラメータの長さです。
.It Ar ncyls
シリンダ数です。
.It Ar speed
転送速度 (毎秒キロバイト単位の) です。
値 250, 300, 500, 1000 を取り得ますが、各ドライブタイプにより、
サポートする値はこのうちの一部になります。
.It Ar heads
ヘッド数です。
.It Ar f_gap
メディアをフォーマットするときの GAP 3 の長さです。
.It Ar f_inter
フォーマットするときに適用するセクタインタリーブです。
0 はインタリーブ無し、1 は 1:1 インタリーブ (以下同様) を
表します。
.It Ar offs2
サイド 2 (ヘッド番号 1 ) におけるセクタ数オフセットです。
通常、セクタの番号付けは両面とも 1 から始まります。
.It Ar flags
次に示すフラグ値のリストです。
.Pp
.Bl -tag -width ".Cm +perpend" -compact
.It Cm +mfm
MFM 符号化を使用。
.It Cm -mfm
FM 符号化 (単密度) を使用。
.It Cm +2step
1 シリンダにつき 2 ステップを使用 (80 シリンダのドライブで
40 シリンダのメディアにアクセスするためのもの)。
.It Cm -2step
1 シリンダにつき 2 ステップを使用せず。つまり、ドライブの各物理シリンダに
アクセスする。
.It Cm +perpend
垂直記録方式を使用 (2.88 MB メディア用、現在は未サポート)。
.It Cm -perpend
長手方向記録方式を使用。
.El
.El
.Pp
パラメータ指定がないものについては、現在の値が使用されます。
ですから、指定する必要があるものは、実際に変更したいものだけです。
(フラグ
.Cm +mfm
のようにデフォルトで全ドライブでオンの)
フラグビットをオフにするには、先頭にマイナス符号を付けた形式
を明示的に用いる必要があります。
.Sh
単純にドライブタイプを問い合わせる。
.Bd -literal
$ fdcontrol /dev/fd0
1.44M
.Ed
.Pp
上と同様ですが、冗長な出力をつける。
結果は、
.Em デバイスの密度
ではなく、
.Em ドライブタイプ
についてのものであることに注意して下さい。
ですから、この結果は
.Ar device
で用いられる実際のサブデバイスとは別物です。
.Bd -literal
$ fdcontrol -v /dev/fd1.360
/dev/fd1.360: 1.2M drive (5.25" high-density)
.Ed
.\" " <- this one is for Emacs :)
.Pp
あるサブデバイスの密度設定を問い合わせる。
.Bd -literal
$ fdcontrol -F /dev/fd0.720
18,512,0xff,0x1b,80,500,2,0x6c,1,0,+mfm
.Ed
.Pp
.Xr fdc 4
で説明したように、
新しいサブデバイスに最初にアクセスしたときに、
そのドライブタイプに対するデフォルトの密度設定を用いて
このデバイスの複製を作ることに注意して下さい。
ですから、上の例で用いたデバイス名は、720 KB メディア密度を
想定していますが、実際には (ドライバにより) 1440KB で
初期化されています。
標準の 720 KB 倍密度メディア用に調整するためには、次の
.Nm
コマンドのどれか 1 個を実行することが必要です。
.Bd -literal
# fdcontrol -s 9,,,0x20,,250,,0x50 /dev/fd0.720
# fdcontrol -f 720 /dev/fd0.720
.Ed
.Pp
ここに示すように、パラメータリスト末尾のコンマは省略できます。
.Pp
新しい 1.2M ドライブで
古き良き 160KB 単密度 (FM 符号化) 5.25 インチメディアに
アクセスするためには、次のような定義が必要になりそうです。
(実際には全てのコントローラハードウエアが FM 符号化を扱えるわけでは
ないことに注意して下さい)
.Bd -literal
# fdcontrol -s 16,128,0x80,0x2,40,300,,0x10,,,-mfm,+2step /dev/fd1.1
.Ed
.Sh 関連項目
.Xr ioctl 2 ,
.Xr warn 3 ,
.Xr fdc 4
.Sh 歴史
.Nm
ユーティリティは現在開発途上です。
そのユーザインタフェースと全体機能は、
将来改良あるいは変更される可能性があります。
ユーティリティは
.Fx 2.0
で現れ、
.Fx 5.0
で大々的に改装されました。
.Sh 作者
本プログラムは
本プログラムと本マニュアルページ
.An J\(:org Wunsch ,
Dresden
から寄贈されました。

File diff suppressed because it is too large Load diff

View file

@ -1,8 +1,10 @@
.\" from: @(#)rpcinfo.8c 2.2 88/08/03 4.0 RPCSRC; from 1.24 88/02/25 SMI
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/rpcinfo/rpcinfo.8,v 1.5.2.2 2002/06/21 15:28:53 charnier Exp %
.\" @(#)rpcinfo.1m 1.23 93/03/29 SMI; from SVr4
.\" Copyright 1989 AT&T
.\" Copyright 1991 Sun Microsystems, Inc.
.\" %NetBSD: rpcinfo.8,v 1.6 2000/06/02 23:19:38 fvdl Exp %
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/rpcinfo/rpcinfo.8,v 1.9 2002/10/16 15:38:28 charnier Exp %
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd December 17, 1987
.Dd August 18, 1992
.Dt RPCINFO 8
.Os
.Sh 名称
@ -10,148 +12,310 @@
.Nd RPC に関する情報を表示する
.Sh 書式
.Nm
.Fl p
.Op Fl m | s
.Op Ar host
.Nm
.Op Fl n Ar portnum
.Fl u Ar host
.Ar program
.Op Ar version
.Op Ar host
.Nm
.Fl T Ar transport
.Ar host prognum
.Op Ar versnum
.Nm
.Fl l
.Op Fl T Ar transport
.Ar host prognum
.Op Ar versnum
.Nm
.Op Fl n Ar portnum
.Fl t Ar host
.Ar program
.Op Ar version
.Fl u
.Ar host prognum
.Op Ar versnum
.Nm
.Op Fl n Ar portnum
.Op Fl t
.Ar host prognum
.Op Ar versnum
.Nm
.Fl a Ar serv_address
.Fl T Ar transport
.Ar prognum
.Op Ar versnum
.Nm
.Fl b
.Ar program version
.Op Fl T Ar transport
.Ar prognum versnum
.Nm
.Fl d
.Ar program version
.Op Fl T Ar transport
.Ar prognum versnum
.Sh 解説
.Nm
ユーティリティは、
.Tn RPC
サーバに対して
.Tn RPC
呼び出しを行ない、得られた情報を表示します。
.Sh オプション
.Bl -tag -width indent
.It Fl p
指定されたホスト上のポートマッパーを検出し、そこに登録されている全ての
.Tn RPC
プログラムの一覧を出力します。
.Ar host
が指定されない場合、
.Xr hostname 1
コマンドをオプション無しで実行した時に出力されるホスト名が
.Ar host
として採用されます。
.It Fl u
.Tn UDP
プロトコルを用いて、指定したホスト上のプログラムの手続き 0 に対して
.Tn RPC
呼び出しを行ないます。そして、応答があったかどうかを報告します。
.It Fl t
.Tn TCP
プロトコルを用いて、指定したホスト上のプログラムの手続き 0 に対して
.Tn RPC
呼び出しを行ないます。そして、応答があったかどうかを報告します。
.It Fl n
.Fl t
.Fl u
オプション使用時に、ポートマッパーに与えられたポート番号のかわり
に、引数
.Ar portnum
で指定した番号をポート番号として用います。
.It Fl b
.Tn UDP
プロトコルを用いて、引数
.Ar program
および
.Ar version
で指定したプログラムに対し、手続き 0 に
.Tn RPC
ブロードキャストを行ないます。そして、応答のあった全てのホストにつ
いてのレポートを出力します。
.It Fl d
引数
.Ar program
および
.Ar version
で指定したプログラムの
.Tn RPC
サービスへの登録を削除します。
本オプションは、スーパユーザのみ指定可能です。
.El
ユーティリティは、RPC サーバに対して
RPC 呼び出しを行ない、得られた情報を表示します。
.Pp
引数
.Ar program
は、名称・番号のいずれでも構いません。
.Pp
もし引数
.Ar version
が指定されると、
.Nm
は引数
.Ar program
で指定されたプログラムのそのバージョンの呼び出しを試みます。
.Ar version
が指定されなかった場合、
最初の書式では、
.Nm
.Ar program
で指定されたプログラムに対してバージョン 0 呼びだしを行なうことで、
全ての登録されているバージョンについて検索を試みます
(バージョン 0 は存在しないと仮定してのものです。もし存在すれば
.Ar rpcinfo
は極端に高いバージョンを使って情報を得ようとします)。
.Fl b
および
.Nm rpcbind
により
.Ar host
に登録されたすべての RPC サービスのリストを表示します。
.Ar host
が指定されない場合、ローカルホストがデフォルトの値となります。
オプション
.Fl s
が使用されたときは、情報は簡潔な形式で表示されます。
.Pp
2 番目の書式では、
.Nm
.Nm rpcbind
バージョン 2 により登録された全ての RPC サービスのリストを表示します。
最初の書式と 2 番目の書式とで、情報の形式が異なることにも注意して下さい。
この理由は、2 番目の書式では、表示する情報を集めるのに使用するプロトコル
(
.Nm rpcbind
プロトコルのバージョン 2) がより古いからです。
.Pp
3 番目の書式は、指定した
.Ar host
に対し、
.Ar prognum
.Ar versnum
の手続き 0 の RPC 呼び出しを行ない、応答を受信したかどうかを報告します。
.Ar transport
は、指定したサービスに接触するために用いる必要があるトランスポートです。
このサービスのリモートアドレスは、リモートへの
.Nm rpcbind
呼び出しを行ない取得します。
.Pp
引数
.Ar prognum
は PPC プログラム番号を表す数値です。
.Ar versnum
を指定した場合、
.Nm
は指定した
.Ar prognum
の該当バージョンを呼び出そうとします。この指定がない場合、
次のようにします。
まず、バージョン番号が存在しないと考えられる場合、
.Nm
はバージョン 0 を呼び出し、指定した
.Ar prognum
に対し登録されたバージョン番号全てを探し出そうと試みます。
バージョン番号が存在するならば、代わりに
.Nm
は極めて高いバージョン番号で呼び出しこの情報を得ようと試み、
そして登録されたバージョンそれぞれを呼び出そうとします。
注意:
バージョン番号は、
オプション
.Fl b ,
.Fl d
オプションには、バージョン番号の指定が必要であることに注意して下さい。
に必要です。
.Sh オプション
.Bl -tag -width indent
.It Fl T Ar transport
サービスを要求する際のトランスポートを指定します。このオプションが
指定されていない場合、
.Nm
は環境変数
.Ev NETPATH
で指定するトランスポートを使用します。これが set されていないか、
この値が空の場合、
.Xr netconfig 5
データベースの中のトランスポートを使用します。
これは汎用のオプションであり、
.Sx 書式
で示された他のオプションといっしょに使用できます。
.It Fl a Ar serv_address
.Ar serv_address
を (ユニバーサルな) アドレスとして使用し、
.Ar transport
上のサービスを使い、指定した
.Ar prognum
の手続き 0 を ping し、受けとった応答を報告します。
オプション
.Fl a
には、オプション
.Fl T
が必要です。
.Pp
.Ar versnum
の指定がない場合、
.Nm
は、そのプログラム番号で利用可能なバージョン番号全てを
ping しようとします。
このオプションにより、サービスのアドレスを見つけ出すための
リモート
.Nm rpcbind
呼び出しを避けることができます。
.Ar serv_address
は与えられたトランスポートのユニバーサルアドレス形式で指定します。
.It Fl b
指定した
.Ar prognum
.Ar versnum
の手続き 0 に対し RPC ブロードキャストを行ない、応答したホスト全てを
報告します。
.Ar transport
が指定されている場合、指定されたトランスポート上でのみ
ブロードキャストします。
どのトランスポートもブロードキャストをサポートしていない場合、
エラーメッセージを表示します。他のシステムに対し悪影響を及ぼす可能性が
あるため、ブロードキャストの使用は節度を持って行なわねばなりません。
.It Fl d
指定した
.Ar prognum
.Ar versnum
を持つ RPC サービスの登録を削除します。
.Ar transport が指定された場合、
そのトランスポート上のサービスのみを登録解除します。それ以外の場合、
登録されたトランスポート全ての上のサービスを登録解除します。
スーパユーザを除き、サービスの所有者のみが登録を削除できます。
スーパユーザは任意のサービスを削除できます。
.It Fl l
指定された
.Ar host
の上にある、与えられた
.Ar prognum
.Ar versnum
を持つエントリのリストを表示します。
リモート
.Nm rpcbind
に接触する際に用いたものと同じプロトコルファミリの中の
全てのトランスポートに対し、エントリを返されます。
.It Fl m
指定した
.Ar host
に対する
.Nm rpcbind
操作の統計情報表を表示します。
この表は
.Nm rpcbind
の各バージョン (バージョン 2, 3, 4) における統計情報を表示します。
それは、
各手続きがリクエストされ、サービスが成功した回数、
行なわれたリモート呼び出しリクエストの回数とタイプ、
処理した RPC アドレス検出に関する情報を与えてくれます。
これは、
.Ar host
上の RPC 活動をモニタするのに有益です。
.It Fl n Ar portnum
.Fl t ,
.Fl u
のためのポート番号として、
.Nm rpcbind
により与えられるポート番号を使わずに、
.Ar portnum
を代わりに使用します。
このオプションを使用することで、サービスのアドレスを見つけ出すための
リモート
.Nm rpcbind
呼び出しを避けることができます。
このオプションは
.Fl a
オプションにより非推奨にされました。
.It Fl p
.Nm rpcbind
プロトコルのバージョン 2 を用い、ホスト
.Ar host
上の
.Nm rpcbind
を探査し、登録された RPC プログラム全てのリストを表示します。
.Ar host
の指定がない場合、ローカルホストをデフォルトとします。
注意:
.Nm rpcbind
プロトコルのバージョン 2 は、かつて、ポートマッパ (portmapper)
プロトコルという名前で知られていました。
.It Fl s
.Ar host
上の、登録された RPC プログラム全ての簡潔なリストを表示します。
.Ar host
の指定がない場合、ローカルホストをデフォルトとします。
.It Fl t
TCP を用いて、指定した
.Ar host
上の
.Ar prognum
の手続き 0 に対して RPC 呼び出しを行ない、応答があったかどうかを
報告します。このオプションは、3 番目の書式で示した
.Fl T
オプションにより非推奨になりました。
.It Fl u
UDP を用いて、指定した
.Ar host
上の
.Ar prognum
の手続き 0 に対して RPC 呼び出しを行ない、応答があったかどうかを
報告します。このオプションは、3 番目の書式で示した
.Fl T
オプションにより非推奨になりました。
.El
.Sh 使用例
ローカルマシンに登録されている全ての
.Tn RPC
サービスを見るには、次のようにします:
ローカルマシンに登録されている全ての RPC
サービスを見るには、次のようにします。
.Pp
.Dl example% rpcinfo -p
.Dl "example% rpcinfo"
.Pp
ホスト名 klaxon 上に登録されている全ての
.Tn RPC
サービスを見るには、次のようにします:
ホスト名
.Dq klaxon
を持つマシン上の
.Nm rpcbind
に登録されている全ての RPC サービスを見るには、次のようにします。
.Pp
.Dl example% rpcinfo -p klaxon
.Dl "example% rpcinfo klaxon"
.Pp
NIS サービス (Yellow Page サービス) が稼働している
ローカルネットワーク上に接続されているマシンすべてを表示するには、
次のようにします:
上記のコマンドにより表示される情報は、かなり長くなる可能性が
あります。オプション
.Fl s
を使うことで、より簡潔なリストを表示させることができます。
.Pp
.Dl example% rpcinfo -b ypserv 'version' | uniq
.Dl "example$ rpcinfo -s klaxon"
.Pp
\&'version' のところには、上記
.Fl p
オプションの結果から得られた現在の NIS サービス
(Yellow Page サービス)
のバージョンを使います。
.Bl -column "program" "version(s)" "unix,tcp,udp,tcp6,udp6" "nlockmgr" "super-user"
.It "program version(s) netid(s) service owner"
.It "100000 2,3,4 unix,tcp,udp,tcp6,udp6 rpcbind super-user"
.It "100008 1 udp,tcp,udp6,tcp6 walld super-user"
.It "100002 2,1 udp,udp6 rusersd super-user"
.It "100001 2,3,4 udp,udp6 rstatd super-user"
.It "100012 1 udp,tcp sprayd super-user"
.It "100007 3 udp,tcp ypbind super-user"
.El
.Pp
トランスポート TCP に対し、名前
.Dq klaxon
を持つマシン上にプログラム番号
.Ar prognum
とバージョン
.Ar versnum
を持つ RPC サービスが登録されているかどうかを示すには、
次のようにします。
.Dl "example% rpcinfo -T tcp klaxon prognum versnum"
.Pp
ローカルマシン上で、
.Nm rpcbind
プロトコルのバージョン 2 により登録された全ての RPC サービスを
表示させるには、次のようにします。
.Dl "example% rpcinfo -p"
.Pp
全てのトランスポートに対し、
バージョン 1 の
.Nm walld
サービスを削除するには、次のようにします:
(プログラム番号 100008)
サービスの登録を削除するには、次のようにします。
.Pp
.Dl example% rpcinfo -d walld 1
.Dl "example# rpcinfo -d 100008 1"
または、
.Dl "example# rpcinfo -d walld 1"
.Sh 関連項目
.Xr rpc 3 ,
.Xr netconfig 5 ,
.Xr rpc 5 ,
.Xr portmap 8
.Rs
.%T "RPC Programming Guide"
.Re
.Sh バグ
SunOS 3.0 以前のリリースでは、ネットワークファイルシステム (
.Tn NFS
) がポートマッパーに登録されていません。そのため
.Nm
は、そのような OS が稼働しているマシンに対して
.Tn RPC
呼び出しを行なうことが出来ません。
.Xr rpcbind 8