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Submitted by:	Ryusuke Suzuki <ryusuke at nucl dot sci dot hokudai dot ac dot jp>
Reference:	[doc-jp-work 1102]
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Hideyuki KURASHINA 2005-06-15 20:34:42 +00:00
parent 597ad8d4ec
commit d7cd0dce50
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=24877

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@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.146 Original revision: 1.155
$FreeBSD$ $FreeBSD$
--> -->
@ -216,7 +216,7 @@
</itemizedlist> </itemizedlist>
<para>ports の更新状況を把握するために、 <para>ports の更新状況を把握するために、
<email>freebsd-ports@freebsd.org</email> <email>freebsd-ports@FreeBSD.org</email>
メーリングリストを購読するとよいでしょう。</para> メーリングリストを購読するとよいでしょう。</para>
<para>この章では、packages と ports を用いた FreeBSD 上での <para>この章では、packages と ports を用いた FreeBSD 上での
@ -236,14 +236,14 @@
<itemizedlist> <itemizedlist>
<listitem> <listitem>
<para>FreeBSD ウェブサイトは、 <para>FreeBSD ウェブサイトは、
利用可能なすべてのアプリケーションの検索できる最新の一覧を 利用可能なすべてのアプリケーションの検索できる最新の一覧を
<ulink url="http://www.FreeBSD.org/ports/">http://www.FreeBSD.org/ports/</ulink> <ulink url="../../../../ports/index.html">http://www.FreeBSD.org/ports/</ulink>
で公開しています。 で公開しています。
アプリケーションの名前はカテゴリに分類されており、 アプリケーションの名前はカテゴリに分類されており、
(名前を知っているならば) 名前で検索できます。 (名前を知っているならば) 名前で検索できます。
また、カテゴリ中の利用可能な また、カテゴリ中の利用可能な
すべてのアプリケーションを表示させることもできます。</para> すべてのアプリケーションを表示させることもできます。</para>
</listitem> </listitem>
<indexterm><primary>FreshPorts</primary></indexterm> <indexterm><primary>FreshPorts</primary></indexterm>
@ -303,9 +303,9 @@
<example> <example>
<title>package をダウンロードしてローカルからインストールする</title> <title>package をダウンロードしてローカルからインストールする</title>
<screen>&prompt.root; <userinput>ftp -a <replaceable>ftp2.freebsd.org</replaceable></userinput> <screen>&prompt.root; <userinput>ftp -a <replaceable>ftp2.FreeBSD.org</replaceable></userinput>
Connected to ftp2.freebsd.org. Connected to ftp2.FreeBSD.org.
220 ftp2.freebsd.org FTP server (Version 6.00LS) ready. 220 ftp2.FreeBSD.org FTP server (Version 6.00LS) ready.
331 Guest login ok, send your email address as password. 331 Guest login ok, send your email address as password.
230- 230-
230- This machine is in Vienna, VA, USA, hosted by Verio. 230- This machine is in Vienna, VA, USA, hosted by Verio.
@ -596,7 +596,7 @@ docbook =
Ports Collection は <quote>スケルトン</quote> Ports Collection は <quote>スケルトン</quote>
と呼ばれるもので構成されているという事実です。 と呼ばれるもので構成されているという事実です。
port スケルトンは簡単に言うと、アプリケーションを FreeBSD port スケルトンは簡単に言うと、アプリケーションを FreeBSD
上でコンパイルしインストールするために必要となる最小限のファイルのセットのことです。 上で正しくコンパイルしインストールするために必要となる最小限のファイルのセットのことです。
それぞれの port スケルトンには、次のファイルが含まれています。 それぞれの port スケルトンには、次のファイルが含まれています。
</para> </para>
@ -653,6 +653,15 @@ docbook =
</listitem> </listitem>
</itemizedlist> </itemizedlist>
<para>これらの他に <filename>pkg-message</filename>
といったファイルを含む ports もあります。
ports システムは、
このようなファイルを用いて特殊な状況にも対応しています。
これらのファイルについての詳細および
ports の一般的な説明については、<ulink
url="../porters-handbook/index.html">port 作成者のためのハンドブック
</ulink> をご覧下さい。</para>
<para>さて、Ports Collection が何を目的として使われるものなのか、 <para>さて、Ports Collection が何を目的として使われるものなのか、
それを理解するための基礎的な知識はこれで十分です。 それを理解するための基礎的な知識はこれで十分です。
最初の port をインストールする準備ができました。 最初の port をインストールする準備ができました。
@ -663,7 +672,7 @@ docbook =
<para>実際の作業に入る前に、 <para>実際の作業に入る前に、
インストールする port を選ぶ必要があります。 インストールする port を選ぶ必要があります。
選ぶ方法はいくつかありますが、最も簡単なのは 選ぶ方法はいくつかありますが、最も簡単なのは
<ulink url="http://www.FreeBSD.org/ports/">FreeBSD ウェブサイトの <ulink url="../../../../ports/index.html">FreeBSD ウェブサイトの
ports リスト</ulink> を利用することでしょう。 ports リスト</ulink> を利用することでしょう。
そこにリストされている ports や、 そこにリストされている ports や、
サイトの検索機能を使って閲覧することができます。 サイトの検索機能を使って閲覧することができます。
@ -724,7 +733,16 @@ R-deps: </screen>
</note> </note>
<para>インストールしたい port が見つかったら、 <para>インストールしたい port が見つかったら、
実際のインストールに移ることができます。</para> 実際のインストールに移ることができます。
port はソースコードからアプリケーションを構築する方法を提供しますが、
実際のソースコードを含んでいません。
ソースコードはソフトウェア作者のお気に入りの形式で配布されます。
たいてい、tar と gzip で作成された圧縮アーカイブとして配布されますが、
他のツールで圧縮されていたり、圧縮されずに配布されることもあります。
どのような形式で配布されているかに関わらず、
これらのプログラムのソースコードは <quote>distfile</quote>
と呼ばれています。
distfile は CD-ROM もしくはインターネット経由で入手できます。</para>
<sect3 id="ports-cd"> <sect3 id="ports-cd">
<title>CD-ROM からの ports のインストール</title> <title>CD-ROM からの ports のインストール</title>
@ -733,20 +751,23 @@ R-deps: </screen>
<primary>ports</primary> <primary>ports</primary>
<secondary>CD-ROM からのインストール</secondary> <secondary>CD-ROM からのインストール</secondary>
</indexterm> </indexterm>
<para>タイトルから想像できると思いますが、
このセクションで説明する内容は、FreeBSD の
CDROM セットを持っていることを前提としています。
もし CDROM セットを持っていなければ、
<ulink url="http://www.freebsdmall.com/">FreeBSD Mall</ulink>
で注文することができます。</para>
<para>FreeBSD CDROM がドライブに挿入されていて、 <para>FreeBSD プロジェクトの公式 CDROM イメージには
<filename>/cdrom</filename> もう distfiles は収録されていません。
(マウントポイントは<emphasis>必ず</emphasis> あらかじめコンパイルされた、よく使われる packages が CDROM
<filename>/cdrom</filename> でないといけません) の大部分を占めています。
にマウントされていれば、port をインストールすることができます。 一方、FreeBSD PowerPak のような CDROM 製品は distfiles
まず、インストールしたい port が収録されています。
のあるディレクトリに移動してください。</para> <ulink url="http://www.freebsdmall.com/">FreeBSD Mall</ulink>
といったベンダからこれらの製品を注文できます。
このセクションではこのような FreeBSD の CDROM セットを持っていることを前提としています。</para>
<para>FreeBSD CDROM をドライブに入れ、
<filename>/cdrom</filename> にマウントしてください
(別のマウントポイントを指定すると、
おそらくインストールに失敗するでしょう)。
そして、インストールしたい port のあるディレクトリに移動してください。
</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/ports/sysutils/lsof</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/ports/sysutils/lsof</userinput></screen>
@ -835,7 +856,7 @@ R-deps: </screen>
<para>インターネット経由で port をインストールする方法は、 <para>インターネット経由で port をインストールする方法は、
CDROM からインストールする場合と完全に同じです。 CDROM からインストールする場合と完全に同じです。
唯一異なる部分はプログラムのソースコードを CDROM からではなく、 唯一異なる部分は distfile を CDROM からではなく、
インターネット経由でダウンロードするということです。</para> インターネット経由でダウンロードするということです。</para>
<para>次のように、必要な手順は同じです。</para> <para>次のように、必要な手順は同じです。</para>
@ -893,14 +914,12 @@ Receiving lsof_4.57D.freebsd.tar.gz (439860 bytes): 100%
<para>ports のインストール方法について知ればおそらく、 <para>ports のインストール方法について知ればおそらく、
インストールの後になって、それが間違っていたことに気付いた時などに備えて インストールの後になって、それが間違っていたことに気付いた時などに備えて
それらを削除する方法はどうすれば良いのか疑問に感じることでしょう。 それらを削除する方法はどうすれば良いのか疑問に感じることでしょう。
ここでは、その削除の方法について扱います。</para>
<!-- 2000/07/16:hrs - why "decide"? --> <!-- 2000/07/16:hrs - why "decide"? -->
さて、前の例 (例のまま何も変更していない人は
<para>さて、前の例 (例のまま何も変更していない人は
<command>lsof</command>) <command>lsof</command>)
を削除してみましょう。ports のインストールと同じように、 を削除してみましょう。ports のインストールと同じように、
まず最初にやらなければならないのは port のディレクトリに移動することです。 まず最初にやらなければならないのは port のディレクトリ
port のディレクトリは <filename>/usr/ports/sysutils/lsof</filename> でしたね <filename>/usr/ports/sysutils/lsof</filename> に移動することです
ディレクトリを移動したら、<command>lsof</command> ディレクトリを移動したら、<command>lsof</command>
を削除するのに必要な準備は終わりです。 を削除するのに必要な準備は終わりです。
削除するには、<command>make deinstall</command> コマンド 削除するには、<command>make deinstall</command> コマンド
@ -912,15 +931,86 @@ Receiving lsof_4.57D.freebsd.tar.gz (439860 bytes): 100%
<para>極めて簡単な作業です。 <para>極めて簡単な作業です。
これでうまく <command>lsof</command> これでうまく <command>lsof</command>
をシステムから削除することができました。 をシステムから削除できました。
もう一度再インストールしたい場合には、 もう一度再インストールしたい場合には、
<filename>/usr/ports/sysutils/lsof</filename> ディレクトリから <filename>/usr/ports/sysutils/lsof</filename> ディレクトリから
<command>make reinstall</command> <command>make reinstall</command>
を実行することで行なうことができます。 を実行することで行なうことができます。
</para> </para>
<para>一度 <command>make clean</command> を実行してしまうと、
<command>make deinstall</command> および <command>make
reinstall</command> の一連の作業はできません。
<command>make clean</command> を実行した後で
インストールした port を削除したいのであれば、
<link linkend="packages-using">ハンドブックの packages
のセクション</link> で説明されているように
<command>pkg_delete</command> を使ってください。</para>
</sect2> </sect2>
</sect1> </sect1>
<sect1 id="ports-nextsteps">
<title>インストール後の作業</title>
<para>新しいアプリケーションのインストールが終わったら、
次に付属のドキュメントを読みたいと思うでしょう。
また、必要な設定ファイルを編集したり、
(デーモンの場合には) システムの起動時にプログラムが開始することの確認などを行いたくなるでしょう。</para>
<para>port のインストール後に追加で行わなければならない作業の詳細は、
アプリケーションごとに異なります。
しかしながら、新しいアプリケーションをインストールしたばかりで、
<quote>次は何 ?</quote> と思っているのであれば、
以下の tips は役に立つでしょう。</para>
<itemizedlist>
<listitem>
<para>どのようなファイルがインストールされているか、
そしてそれらがどこにインストールされているかを知りたいのであれば、
&man.pkg.info.1; を使ってください。
たとえば、FooPackage の 1.0.0 バージョンをインストールしたのであれば、
以下を実行してください。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_info -L foopackage-1.0.0 | less</userinput></screen>
<para>上のコマンドを実行すると package
としてインストールされているすべてのファイルが表示されます。
特に、<filename>man/</filename>, <filename>etc/</filename>,
<filename>doc/</filename> ディレクトリのファイルに注目してください。
それぞれ、マニュアルページ、
設定ファイル、より包括的なドキュメントが設置されています。</para>
<para>もし、アプリケーションのバージョンがわからなければ、
次のコマンドを実行してください。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_info | grep foopackage</userinput></screen>
<para>インストールされた packages の中から、名前に
<literal>foopackage</literal> を含む package が表示されます。
必要に応じてコマンドラインの <literal>foopackage</literal>
を置き換えてください。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>アプリケーションのマニュアルページがインストールされているのであれば、
&man.man.1; を使ってマニュアルを読んでください。
同様に、設定ファイルのサンプルや提供されているドキュメントにも目を通してください。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>アプリケーションのウェブサイトがあれば、
そのサイトにおいてドキュメントや FAQ などを調べてください。
ウェブサイトのアドレスを知りたい場合には、以下を実行してください。
</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_info foopackage-1.0.0</userinput></screen>
<para>通常、ウェブサイトの URL は
<literal>WWW:</literal> を含む行に表示されます。</para>
</listitem>
</itemizedlist>
</sect1>
<sect1 id="ports-trouble"> <sect1 id="ports-trouble">
<title>トラブルシューティング</title> <title>トラブルシューティング</title>
@ -1062,15 +1152,15 @@ Receiving lsof_4.57D.freebsd.tar.gz (439860 bytes): 100%
</question> </question>
<answer> <answer>
<para>ports は <para>ports はダウンロードした tarball を
<filename>/usr/ports/distfiles</filename> から tarball <filename>/usr/ports/distfiles</filename>
を探します。しかし、これは読み出し専用の CDROM に置こうとしますが、システム管理者の多くはこのディレクトリに
へのシンボリックリンクなので、 リモートのファイルサーバやローカルの読み出し専用の CDROM
ここにファイルを置くことはできません に対するシンボリックリンクを作成しています
次のようにすれば他の場所を探すよう ports このような場合には、以下のようにして distfiles
に指示することができます。</para> を格納するディレクトリを変更してください。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>make DISTDIR=<replaceable>/where/you/put/it</replaceable> install</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>make DISTDIR=<replaceable>/local/dir/with/write/permission</replaceable> install</userinput></screen>
</answer> </answer>
</qandaentry> </qandaentry>
@ -1520,8 +1610,8 @@ grizzle-6.5 - the combined piano tutorial, LOGO interpreter and shoot 'em up arc
<filename>Makefile</filename> を直接読み、 <filename>Makefile</filename> を直接読み、
保守担当者の電子メールアドレスを調べます。 保守担当者の電子メールアドレスを調べます。
メールを送る際には、port 名とバージョン番号 メールを送る際には、port 名とバージョン番号
(<filename>Makefile</filename> の <literal>$FreeBSD:</literal> (<filename>Makefile</filename> の
行)、 <literal>&dollar;FreeBSD:</literal> 行)、
そしてエラーが出力されるまでの出力ログを忘れずに添付してください。 そしてエラーが出力されるまでの出力ログを忘れずに添付してください。
保守担当者から返信がなければ、<command>send-pr</command> 保守担当者から返信がなければ、<command>send-pr</command>
を使ってバグレポートを提出しても構いません。</para> を使ってバグレポートを提出しても構いません。</para>