訳: &a.arimura; この行を追加すると, sendmailはメールキューを処理する
+ (通常sendmailは30分ごとにキューを処理するよう, ``-bd -q30m''
+ というオプションを付けて起動されます)
+ か, または
+ (多分ppp.linkupというファイルの中で)
+ ``sendmail -q''というコマンドが送られるまで, 全てのメールを
+ 送信しないようになります.
PPPは設定ファイルを読み込むときに, chatの各引数が解釈されるときには, ``\P''や``\T''のような
+ 特別なescape sequence (man pageを見てください)を見付けるために
+ もう1回parseを行います. このようにparseは2回繰り返されま
+ すので, 正しい回数だけescapeを行わないといけません.
+
+ モデムにたとえば``\''のような文字を送りたい場合には, 次のように
+ する必要があります:
+
+ 実際にモデムに送られる文字列は次のようになります:
+
+ 他の例ですと
+
+ は次のようになります:
+
+ この答えはあなたのrule setとprocessorのスピードによって
+ ほとんど決まります. Ethernetに対して少しのrule setだけを使っ
+ ているほどんどの場合には, その影響は無視できる程度です. 実
+ 際の測定値を見ないと満足できない方々のために, 実際の測定結
+ 果をお見せしましょう.
+
+ 次の測定は486-66上で2.2.5-STABLEを使用しておこなわれました.
+ IPFWは変更が加えられて, それぞれ1000ずつのruleが入っている2つのrule setでテストが
+ おこなわれました. ひとつ目のsetは最悪のケースを見るために
+
+ このsetを用いますと, (port番号によって) packetが全てのruleにマッチ
+ しない事が最終的に決まるまでに, IPFWのpacketをチェックするルーチン
+ のほとんど全てが実行されますので, 最悪のケースとなります. この
+ ruleを999個繰り返した後にallow ip from any to anyが
+ 書かれています.
+
+ 2つ目のsetは, なるべく早くチェックが終了するように書かれたものです:
+
+ このruleではsource側のIPアドレスがマッチしないのでチェックは
+ すぐに終了します. 上のsetとおなじように, 1000個目のruleは
+ allow ip from any to anyです.
+
+ 1つ目のsetでは, packetあたりのoverheadはだいたい2.703ms/packet,
+ 言いかえると1つのruleあたり2.7マイクロ秒です. したがってこのruleに
+ おけるpacketを処理する時間の理論的な限界は1秒あたり約370 packetです.
+ 10MbpsのEthernetで1500 byte以下のpacketサイズを仮定すると, 55.5%の
+ バンド幅までしか使えない事になります.
+
+ 2つ目のsetでは, それぞれのpacketはだいたい1.172msで処理されて
+ いますので1つのruleあたり1.2マイクロ秒となります. packetの
+ 処理時間の理論的な限界はだいたい1秒あたり853 packetとなりますので
+ 10Mbps Ethernetのバンド幅を使い切ることができます.
+
+ このテストでのruleの数は多過ぎますので, 実際に使用している際の
+ 結果を反映している訳ではありません. これらは上に示した数値を出す
+ ためだけに用いられたものです. 実際に効率の良いrule setを作るために
+ は, 次のような事を考えておけばよいでしょう.
+
+
訳: &a.arimura; この行を追加すると, sendmailはメールキューを処理する
+ (通常sendmailは30分ごとにキューを処理するよう, ``-bd -q30m''
+ というオプションを付けて起動されます)
+ か, または
+ (多分ppp.linkupというファイルの中で)
+ ``sendmail -q''というコマンドが送られるまで, 全てのメールを
+ 送信しないようになります.
PPPは設定ファイルを読み込むときに, chatの各引数が解釈されるときには, ``\P''や``\T''のような
+ 特別なescape sequence (man pageを見てください)を見付けるために
+ もう1回parseを行います. このようにparseは2回繰り返されま
+ すので, 正しい回数だけescapeを行わないといけません.
+
+ モデムにたとえば``\''のような文字を送りたい場合には, 次のように
+ する必要があります:
+
+ 実際にモデムに送られる文字列は次のようになります:
+
+ 他の例ですと
+
+ は次のようになります:
+
+ この答えはあなたのrule setとprocessorのスピードによって
+ ほとんど決まります. Ethernetに対して少しのrule setだけを使っ
+ ているほどんどの場合には, その影響は無視できる程度です. 実
+ 際の測定値を見ないと満足できない方々のために, 実際の測定結
+ 果をお見せしましょう.
+
+ 次の測定は486-66上で2.2.5-STABLEを使用しておこなわれました.
+ IPFWは変更が加えられて, それぞれ1000ずつのruleが入っている2つのrule setでテストが
+ おこなわれました. ひとつ目のsetは最悪のケースを見るために
+
+ このsetを用いますと, (port番号によって) packetが全てのruleにマッチ
+ しない事が最終的に決まるまでに, IPFWのpacketをチェックするルーチン
+ のほとんど全てが実行されますので, 最悪のケースとなります. この
+ ruleを999個繰り返した後にallow ip from any to anyが
+ 書かれています.
+
+ 2つ目のsetは, なるべく早くチェックが終了するように書かれたものです:
+
+ このruleではsource側のIPアドレスがマッチしないのでチェックは
+ すぐに終了します. 上のsetとおなじように, 1000個目のruleは
+ allow ip from any to anyです.
+
+ 1つ目のsetでは, packetあたりのoverheadはだいたい2.703ms/packet,
+ 言いかえると1つのruleあたり2.7マイクロ秒です. したがってこのruleに
+ おけるpacketを処理する時間の理論的な限界は1秒あたり約370 packetです.
+ 10MbpsのEthernetで1500 byte以下のpacketサイズを仮定すると, 55.5%の
+ バンド幅までしか使えない事になります.
+
+ 2つ目のsetでは, それぞれのpacketはだいたい1.172msで処理されて
+ いますので1つのruleあたり1.2マイクロ秒となります. packetの
+ 処理時間の理論的な限界はだいたい1秒あたり853 packetとなりますので
+ 10Mbps Ethernetのバンド幅を使い切ることができます.
+
+ このテストでのruleの数は多過ぎますので, 実際に使用している際の
+ 結果を反映している訳ではありません. これらは上に示した数値を出す
+ ためだけに用いられたものです. 実際に効率の良いrule setを作るために
+ は, 次のような事を考えておけばよいでしょう.
+
+
訳: &a.arimura; この行を追加すると, sendmailはメールキューを処理する
+ (通常sendmailは30分ごとにキューを処理するよう, ``-bd -q30m''
+ というオプションを付けて起動されます)
+ か, または
+ (多分ppp.linkupというファイルの中で)
+ ``sendmail -q''というコマンドが送られるまで, 全てのメールを
+ 送信しないようになります.
PPPは設定ファイルを読み込むときに, chatの各引数が解釈されるときには, ``\P''や``\T''のような
+ 特別なescape sequence (man pageを見てください)を見付けるために
+ もう1回parseを行います. このようにparseは2回繰り返されま
+ すので, 正しい回数だけescapeを行わないといけません.
+
+ モデムにたとえば``\''のような文字を送りたい場合には, 次のように
+ する必要があります:
+
+ 実際にモデムに送られる文字列は次のようになります:
+
+ 他の例ですと
+
+ は次のようになります:
+
+ この答えはあなたのrule setとprocessorのスピードによって
+ ほとんど決まります. Ethernetに対して少しのrule setだけを使っ
+ ているほどんどの場合には, その影響は無視できる程度です. 実
+ 際の測定値を見ないと満足できない方々のために, 実際の測定結
+ 果をお見せしましょう.
+
+ 次の測定は486-66上で2.2.5-STABLEを使用しておこなわれました.
+ IPFWは変更が加えられて, それぞれ1000ずつのruleが入っている2つのrule setでテストが
+ おこなわれました. ひとつ目のsetは最悪のケースを見るために
+
+ このsetを用いますと, (port番号によって) packetが全てのruleにマッチ
+ しない事が最終的に決まるまでに, IPFWのpacketをチェックするルーチン
+ のほとんど全てが実行されますので, 最悪のケースとなります. この
+ ruleを999個繰り返した後にallow ip from any to anyが
+ 書かれています.
+
+ 2つ目のsetは, なるべく早くチェックが終了するように書かれたものです:
+
+ このruleではsource側のIPアドレスがマッチしないのでチェックは
+ すぐに終了します. 上のsetとおなじように, 1000個目のruleは
+ allow ip from any to anyです.
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+ 1つ目のsetでは, packetあたりのoverheadはだいたい2.703ms/packet,
+ 言いかえると1つのruleあたり2.7マイクロ秒です. したがってこのruleに
+ おけるpacketを処理する時間の理論的な限界は1秒あたり約370 packetです.
+ 10MbpsのEthernetで1500 byte以下のpacketサイズを仮定すると, 55.5%の
+ バンド幅までしか使えない事になります.
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+ 2つ目のsetでは, それぞれのpacketはだいたい1.172msで処理されて
+ いますので1つのruleあたり1.2マイクロ秒となります. packetの
+ 処理時間の理論的な限界はだいたい1秒あたり853 packetとなりますので
+ 10Mbps Ethernetのバンド幅を使い切ることができます.
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+ このテストでのruleの数は多過ぎますので, 実際に使用している際の
+ 結果を反映している訳ではありません. これらは上に示した数値を出す
+ ためだけに用いられたものです. 実際に効率の良いrule setを作るために
+ は, 次のような事を考えておけばよいでしょう.
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