.\" Copyright (c) 1997 Free Software Foundation .\" See COPYING for conditions for redistribution .\" jpman %Id: addr2line.1,v 1.2 1998/10/04 17:45:39 hnokubi Stab % .TH addr2line 1 "27 March 1997" "Cygnus Solutions" "GNU Development Tools" .de BP .sp .ti \-.2i \(** .. .SH 名称 addr2line \- アドレスをファイル名と行番号に変換する .SH 書式 .hy 0 .na .TP .B addr2line .RB "[\|" "\-b\ "\c .I bfdname\c .RB " | " "\-\-target="\c .I bfdname\c \&\|] .RB "[\|" \-C | \-\-demangle "\|]" .RB "[\|" "\-e\ "\c .I filename\c .RB " | " "\-\-exe="\c .I filename\c \&\|] .RB "[\|" \-f | \-\-functions "\|]" .RB "[\|" \-s | \-\-basenames "\|]" .RB "[\|" \-H | \-\-help "\|]" .RB "[\|" \-V | \-\-version "\|]" .RB "[\|" addr addr ... "\|]" .ad b .hy 1 .SH 解説 \c .B addr2line はプログラムのアドレスをファイル名と行番号に変換します。 アドレスと実行ファイルが与えられると、実行ファイル中のデバッグ情報を 使って与えられたアドレスをファイル名と行番号に対応づけます。 使用される実行ファイルは .B \-e オプションで指定します。デフォルトは .B a.out\c \& です。 .B addr2line には二つの動作モードがあります。 一つめでは、16進数のアドレスをコマンドラインで指定して、 .B addr2line が各アドレスに対応するファイル名と行番号を表示します。 二つめでは、 .B addr2line は 16進数のアドレスを標準入力から読み込んで、各アドレスに 対応するファイル名と行番号を標準出力に表示します。 このモードでは .B addr2line をパイプ中で、動的に選び出されたアドレスを変換するために利用できます。 出力の形式は「ファイル名:行番号」です。ファイル名と行番号は 各アドレス毎に改行して出力されます。 .B \-f オプションが指定されると、「ファイル名:行番号」の行の前に アドレスを含む関数の名前を「関数名」の行として出力します。 ファイル名または関数名が特定できない場合は、 .B addr2line はそれらが表示されるべき場所に二つのクエスチョンマークを表示します。 行番号が特定できない場合は .B addr2line は 0 を表示します。 .SH オプション .TP .BI "\-b " "bfdname"\c .TP .BI "\-\-target=" "bfdname" オブジェクトファイルのオブジェクト・コード形式を \c .I bfdname\c \& で指定します。 .TP .B \-C .TP .B \-\-demangle シンボル名の内部表現をユーザレベルの表現にデコード (\fIdemangle\fP) します。 加えてシステムが付加した先頭のアンダースコアも取り除くので、 これによって C++ の関数名がわかりやすくなります。 .TP .BI "\-e " "filename"\c .TP .BI "\-\-exe=" "filename" アドレスを変換する対象の実行ファイル名を指定します。 デフォルトのファイル名は .B a.out\c \& です。 .TP .B \-f .TP .B \-\-functions ファイルと行番号情報に加えて関数名を表示します。 .TP .B \-s .TP .B \-\-basenames 各ファイル名のベース (パス名を除いたファイル名部分) のみを表示します。 .SH "関連項目" .B info\c \& の .RB "`\|" binutils "\|'" の項; .I The GNU Binary Utilities\c \&, Roland H. Pesch (October 1991). .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳