.\" jpman %Id: mrinfo.8,v 1.2 1997/05/25 15:18:08 horikawa Stab % .Dd May 8, 1995 .Dt MRINFO 8 .Sh 名称 .Nm mrinfo .Nd マルチキャストルータの設定情報を表示する .Sh SYNOPSIS .Nm mrinfo .Op Fl d Ar debug_level .Op Fl r Ar retry_count .Op Fl t Ar timeout_count .Ar multicast_router .Sh 解説 .Nm は、 .Ar multicast_router で指定したマルチキャストルータの設定情報を表示します。 .Pp .Nm は、ASK_NEIGHBORS IGMP メッセージを送信することで隣接するマルチキャスト ルータのデータ取得を行ないます。指定したマルチキャストルータからの応答が あった場合には、バージョン番号と隣接するマルチキャストルータのアドレス一 覧が応答に含まれます。応答したルータが最新のマルチキャストバージョン番号を 持つ場合には、 .I mrinfo はメトリック、スレッシュホールド、フラグのような追加情報を要求します。指 定したマルチキャストルータからの返答があると、当該ルータから取得した設定 情報が標準出力に表示されます。 .Pp 以下のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indent .It Fl d デバッグレベルを設定します。デバッグレベルがデフォルト レベルであるところの 0 よりも大きい場合、追加デバッグメッセージが画面に出力 されます。デバッグレベルにかかわらず、エラーについてはエラーメッセージ が出力され、 .Nm は終了します。 デバッグレベルが 0 でない場合、以下の効果が期待できます: .Bl -tag -width indent .It "level 1" パケットウォーニングが標準エラー出力に対して出力されます。 .It "level 2" レベル 1 のすべてのメッセージに加えて、ネットワークダウンについて標準エラー 出力に対して出力されます。 .It "level 3" レベル 2 のすべてのメッセージに加えて、パケットタイムアウトのすべての情報が 標準エラー出力に対して出力されます。 .El .It Fl r Ar retry_count 隣接ルータに対するリトライ制限を設定します。 デフォルトではリトライ回数は 3 です。 .It Fl t Ar timeout_count 隣接ルータからの返答を待つ時間(タイムアウト)を秒単位で設定 します。デフォルトのタイムアウトは 4 秒です。 .El .Sh 出力例 .nf .Nm mrinfo mbone.phony.dom.net 127.148.176.10 (mbone.phony.dom.net) [version 3.3]: 127.148.176.10 -> 0.0.0.0 (?) [1/1/querier] 127.148.176.10 -> 127.0.8.4 (mbone2.phony.dom.net) [1/45/tunnel] 127.148.176.10 -> 105.1.41.9 (momoney.com) [1/32/tunnel/down] 127.148.176.10 -> 143.192.152.119 (mbone.dipu.edu) [1/32/tunnel] .fi .Pp 指定したマルチキャストルータに隣接する個々のルータの IP アドレスが 表示されます。 指定したルータの IP アドレスに続き、隣接するルータの IP アドレスと名前 が表示されます。その後の括弧内には、メトリック(接続コスト)、スレッシュ ホールド(マルチキャストパケット生存時間)が表示されます。問い合わせを受けた マルチキャストルータが新しいバージョンの場合には、接続タイプ(tunnel, srcrt) および接続状態(disabled, down)が表示されます。 .Sh 注意 .Nm は、root で実行して下さい。 .Sh 関連項目 .Xr mrouted 8 , .Xr map-mbone 8 , .Xr mtrace 8 .Sh 作者 .An Van Jacobson