CVSリポジトリ
FreeBSDのソースツリーは
(Concurrent Version System)によってメンテナンスされています. CVSはソー
スコード管理用のフリーソフトウェアで, FreeBSDのリリースにも含まれてい
ます. FreeBSDのは米国カリフォルニア州のコンコルド市に存在
し, そこから世界中のたくさんのミラーサイトにコピーされています. CVSツ
リーそのもの, そしてそのチェックアウトされたバージョンである[と][はあな
たのマシンにも簡単に取ってくることができます. これについては][の章をご覧ください.]
ソースツリー管理者
[はCVSツリー
への書き込み権限を持っている人, つまりFreeBSDのソースに変更を加えるこ
とができる人です. (CVSでリポジトリに変更を加えるにはcvs(1)
``commit'' というコマンドを使うので, これらの人々は英語では
``committers'' と呼ばれます.) 開発者にコードを送って見てもらうのに一
番いい方法はコマンドを使うことです. もし, 何か問題があって
send-prが使えないならにメー
ルを送っていただいても結構です.]
FreeBSDコアチーム
[はFreeBSDプロジェク
トが会社だとすると取締役会にあたるものです. コアチームとして一番重要
な役割はFreeBSDプロジェクトが全体としてよい方向に向かっていることを確
認することです. 責任感あふれる開発者を上記のソースツリー管理者として
招くこと, また仕事上の都合などでコアチームをやめた人たちの後任を見つけ
ることもコアチームの役割です. 現在のコアチームのほとんどは最初は単な
る一開発者としてプロジェクトに関わりはじめ, ずるずるといつのまにか深み
にはまってしまった人です.]
コアチームのうち何人かは特定の[
を持っており, システムのうち一部に特に重点をおいて面倒を見ています.
また, 忘れてほしくないのはコアチームのほとんどはFreeBSDについてはボラ
ンティアであり, FreeBSDプロジェクトからは何ら金銭的な支援を受けていな
いということです. ですから, ここでの「責任」は「保証されたサポート」
ではありません. そういう意味で, 上記の取締役会という例えはあまりよく
ないかもしれません. むしろ, FreeBSDのために人生を棒に振ってしまった人
の集まりといった方が正しいかも.... ;)]
その他のコントリビュータ
最後になりますが, もっとも重要で多数をしめる開発者はフィードバック
やバグフィクスをどんどん送ってくれるユーザ自身です. FreeBSDの開発に外
郭から関わっていきたいという人は &a.hackers; ([を見てください) に参加するといいでしょう.]
FreeBSDのソースツリーに入っている何かを書いた人の[は日に日に長くなっています. あ
なたも今日, 何か送ることからはじめてみませんか? :-)]
もちろんFreeBSDに貢献するにはコードを書くほかにもいろいろな方法があ
ります. 助けが求められている分野については, このハンドブックの[の節を見てください.]
ひとことで言うと, FreeBSDの開発組織はゆるやかな同心円状になっています.
ともすると中央集権的に見えがちなこの組織は, FreeBSDの