訳: &a.iwasaki; 通常は floppies/boot.flp というファイルの
フロッピーディスクイメージが一つだけ必要になります. 1.44MB の
フロッピーディスクに書き込み, そこからブートしてその他のファイル群を
ダウンロードします (インストールプログラムが TCP/IP 接続, テープ, CD-ROM,
フロッピーディスク, DOS パーティションなど, インストールに必要なもの
すべてに関する処理を担当します).
この手続きの完全な説明と, 一般的なインストール時の問題については
インストールの説明書は次のところにあります.
386 以上の PC, 5MB 以上の RAM, そして最低 60MB の
ハードディスク容量が必要となります. ローエンドの MDA カード
でも動作しますが, X11R6 を使うには VGA かそれ以上のビデオカード
が必要となります.
の節も併せてご覧ください.
4MB のシステムにインストールできた FreeBSD の最新版は
FreeBSD 2.1.7 でした. 2.2 のように, 2.2 などのより新しいバージョンの
FreeBSD は新規のインストールに最低 5MB は必要になります.
インストールプログラムが 4MB では動作しないだけで, 3.0 を含む
FreeBSD のすべてのバージョンは 4MB の RAM で動作可能です.
インストールする時だけさらに 4MB 追加しておき, システムが
セットアップされて動作するようになった後に, また 4MBを取り出して
もとに戻すこともできます. あるいは 4MB より多くメモリを搭載
したシステムにディスクを持っていき, そのマシンでインストール
した後にディスクを戻すこともできます.
また, FreeBSD 2.1.7 でも 4MB ではインストールできない場合も
あります. 正確には, 640KB のベースメモリ + 3MB の拡張メモリ
ではインストールはできません. もしマシンのマザーボードが
640KB から 1MB の領域で「失われた」メモリを再マップできる
場合は, FreeBSD 2.1.7 をインストールできるかもしれません.
BIOS のセットアップ画面で, `remap' のオプションを探して
有効 (Enable) にしてみてください. また, ROM shadowing を無効
(Disable) にしておかなくてはなりません.
簡単なやり方としては, インストールする時だけあと 4MB 追加
しておく方法があります. 必要なオプションだけを選択して
カスタムカーネルを構築し, また 4MB を取り出してもとに戻せば
いいのです.
また, 2.0.5 をインストールして, それから 2.1.7 のインストーラ
の ``upgrade'' オプションでシステムを 2.1.7 へアップグレード
するというやり方もあります.
インストールしたあとでカスタムカーネルの構築をした場合, 4MB
でも動作します. 2MBでブートに成功した人もいます. (でもその
システムはほとんど使いものになりませんでした :-))
現在はカスタムインストールフロッピーディスク「だけ」を作る方法はありません.
カスタムインストールフロッピーディスクイメージを含む, release 環境全体を
新たに作る必要があります. /usr/src/release/floppies/Makefile
にあるコードでフロッピーディスクイメージ「だけ」を作れるはずですが,
まだ完全なものにはなっていません.
カスタムの release 環境をつくるには
の指示にしたがってください.
まず Windows 95 をインストールして, そのあとで FreeBSD を
インストールしてください. FreeBSD のブートマネージャが Win95
と FreeBSD のブート管理をしてくれるようになります.
Windows 95 を後にインストールした場合はひどいことに,
問い合わせることもなくブートマネージャを上書きしてしまいます.
そうなってしまった場合は次の節をご覧ください.
ブートマネージャの再インストールの方法として, FreeBSD では
以下に示す二通りの方法が用意されています:
ブートマネージャが再インストールされます.
FreeBSD の不良ブロックの扱い ( 不良ブロックのある SCSI ドライブの場合は,
を参照してください.
インストーラからブートしようとしたときに, マシンが固まってし
まうとか自然とリブートしてしまうといった現象であれば,
次の三つの項目を確認してください:-
また, Netscape でブートイメージをダウンロードする場合も問題
があることが報告されていますので, できれば別の FTP クライアント
を使うのがよいでしょう.
2.1.7R をテープからインストールする場合, tar ブロックサイズ
を 10 (5120 バイト) にしたテープを作る必要があります.
デフォルト の tar ブロックサイズは 20 (10240 バイト) で,
このデフォルトサイズで作られたテープでは 2.1.7R を
インストールすることはできません. もしこうしたテープを使うと,
レコードサイズが大き過ぎるというエラーが起きることになります.
次のようにして二つのコンピュータを Laplink パラレルケーブル
を通して接続してください:
また, Mobile Computing についての
ページもご覧ください.
(ここでディスクの「ジオメトリ」とは, ディスクのシリンダ,
ヘッダ, トラック当りのセクタの数を意味しています - 便宜上,
C/H/S とすることにします. これはディスクのどの領域で読み書きを
おこなうかを PC の BIOS が決定する手段となります.)
これについてはある理由のために, 誤解されている点が多いようです.
まず最初に, FreeBSD はディスクブロックで動作しているため,
SCSI ドライブのすべての問題はSCSI ディスクでは, 使用するジオメトリはコントローラの拡張 BIOS
トランスレーションが有効になっているかどうかによります (``>1GB の
DOS ディスクドライブのサポート'' とも呼ばれます).
無効になっている場合, N シリンダ, 64 ヘッド, 32 セクタ/トラック
を使用しますが, ここで `N' は MB 単位のディスク容量です.
例えば, 2GB ディスクは見かけ上 2048 シリンダ, 64 ヘッド,
32 セクタ/トラックとなります.
それが「有効」になっており (MS-DOS ではこの方法で, ある制限
を回避する場合もあります), ディスク容量が 1GB を越える場合は,
M シリンダ, 63 ヘッド (64 「ではなく」), 255 セクタ/トラック
を使用します. `M' は MB 単位のディスク容量を 7.844238 (!)
で割った値となります. ということで, 2GB ディスクの例では,
261 シリンダ, 63 ヘッド, 255 セクタ/トラックとなります.
(訳注: 以上は Adaptec 社と NCR 社製の SCSI アダプタの場合です.
SCSI アダプタによって変換の数値が変わってくるのでマニュアルを
参照してください.)
これについてよく分からない場合や FreeBSD がインストール中に
正しくジオメトリを取得できない場合, これを回避するもっとも
簡単な方法はディスクに小さな DOS パーティションを作ることです.
そうすると正しいジオメトリが取得されるはずです (そして,
残しておきたくないとかネットワークカードのプログラミング用に
使いたい場合などには, いつでもパーティションエディタで DOS
パーティションを削除することができます).
もう一つの方法として, FreeBSDと一緒にに配布されているフリー
で使えるユーティリティに ``toolsディレクトリかいろいろな FTP サイトにあります)
と呼ばれるものがあり, ディスク上の他のオペレーティングシステム
が使用しているジオメトリを調べるのに役立ちます. そして, この
ジオメトリ情報をパーティションエディタに入力することができます.
はい. BIOS がカーネルをブートできるようにルートパーティションが
1024 シリンダ以内にあることを確認する必要があります
(これは FreeBSD ではなく PC の BIOS の制限です).
SCSI ドライブでは, 通常はルートパーティションが最初の 1024MB
に収まっていることが前提となります (または拡張 BIOS トランスレーション
が有効になっている場合は最初の 4096MB - 他の質問をご覧ください).
IDE でそれに相当する値は 504MB となります.
(訳注: E-IDE 対応の BIOS 搭載マシンの場合は IDE の 504MB という
制限はありません.)
FreeBSD は Ontrack Disk Manager を認識し, これを考慮にいれます.
他のディスクマネージャはサポートしません.
ディスク全体を FreeBSD で使いたい場合は, ディスクマネージャ
は必要ありません. BIOS が扱える容量いっぱいで (通常は 504MB)
ディスクの設定をおこなうと, FreeBSD は実際の容量を算出する
はずです. MFM コントローラ付きの古いディスクを使っている場合は,
FreeBSD に使用するシリンダ数を詳細に指定する必要があります.
FreeBSD と他のオペレーティングシステムが入っているディスクを
使用したい場合は, ディスクマネージャなしでもできるでしょう:
FreeBSD のブートパーティションと他のオペレーティングシステム
用のスライスが最初の 1024 シリンダ内に収まっている事を確認
するだけです. 気になる方は, ブートパーティションを 20 メガバイト
ぐらいにして大きめにするととよいでしょう.
これは FreeBSD や DOS, そのほかの OS がディスク領域
のとらえ方で衝突
しあっていることから起こる典型的な例です. こうなったら
FreeBSD をインストールし直す以外にはありませんが,
他のところで説明した手順にしたがってやれば,
ほぼ間違いなくうまくいくはずです.
これはすでに前に質問されている問題のもう一つの症状です. BIOS
のジオメトリと FreeBSD のジオメトリ設定が一致していないのです!
コントローラや BIOS がシリンダの変換 (``>1GB ドライブの
サポート'' とも呼ばれます) をサポートしていたら,
その設定を無効化して FreeBSD をインストールし直してみてください.
性能問題以外は無しです. FreeBSD 2.X は bounce-buffer をサポートしており,
バスマスタリングコントローラは 16MB より上のメモリ領域に
アクセスできます. (ISA デバイスを使用している場合のみ必要
となりますが, 一部の EISA と VLB デバイスでも必要な場合
があります.)
また, もっと多くのメモリを搭載している場合, Compaq や利用可能な
メモリサイズを正しく報告しない他の BIOS を使用している場合は,
の節をご覧ください.
一般的には「いいえ」です. しかし最低でも, ``
を実行する時は例外です.
カーネルのソースをインストールしなくてもよい例として, どこか
別の場所からカーネルのソースを読み込み専用で NFS マウントする
事ができ, またそこから新しいバイナリを作成できるようになって
います. (カーネルソースの制限があるので, 直接 /usr/src を
マウントする事はおすすめできません. それよりもどこか別の
ディレクトリにマウントして, ソースツリーの複製ができるように
適切にシンボリックリンクを張ってください.)
ソースをネットワーク上に持ち, そこからシステムをビルド
するようにしておけば, FreeBSD の将来のリリースへのアップグレード
がずっと簡単になります.
実際にソースのサブセットを選択するには, システムインストール
ツールの「配布ファイル」メニューにある「カスタム」メニュー
を使用します. また, src/install.sh スクリプトでも
与える引数によってソース配布ファイルの一部分をインストールできます.
カーネルを新しく作り直すのは元々 FreeBSD のインストール時に
どうしても必要なことでした. でも最近のリリースでは, とても
ユーザフレンドリなカーネル設定ツールの恩恵を受けています.
FreeBSD のブートプロンプト (boot:) で "-c" と打てば
ビジュアルな設定画面になり, ほとんどの一般的な ISA カードに
ついてのカーネルの設定をすることができるのです.
今でも, 必要なデバイスドライバだけを組み込んだカーネルを
作ることはよい事とされています. ほんのちょっとだけメモリを
節約できますからね. でもほとんどのシステムでは, もはや
どうしてもやらなくちゃならないことではないのです.
DES スタイルの暗号化コードの使用が絶対避けられないものでない
場合は, この合衆国国外向けの 合衆国国外のユーザは, お願いですからいかなる暗号化ソフトウェア
も合衆国内からダウンロードしないでください. ダウンロードされた
サイトの管理者は, 法律的にとても難しく困難な立場に立たされる
事になります.
合衆国以外向けの Kerberos も開発されつつあります. 現在の
バージョンは anonymous FTP で braae.ru.ac.za から
入手できます.
また, 合衆国国外向けの暗号化ソフトウェアに関する議論のための
もあります.
より詳しい情報については, メールの本文に ``<majordomo@braae.ru.ac.za> まで送ってください.