.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/sicontrol/sicontrol.8,v 1.11 2000/03/01 14:08:29 sheldonh Exp % .\" .\" jpman %Id: sicontrol.8,v 1.2 1997/06/17 17:49:35 saeki Stab % .Dd September 26,1995 .Dt SICONTROL 8 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm sicontrol .Nd Specialix 社 SI/XIO ドライバの設定とデバッグ .Sh 書式 .Nm sicontrol device .Ar command Op Cm Ar param ... .Sh 解説 .Nm sicontrol は SI/XIO デバイスドライバの設定やモニタリングをおこなうために使用します。 .Pp .Nm sicontrol は .Ar device で指定されたポートを操作します。 .Pp ドライバ全体の設定をおこなう際には、特別なデバイス名 `-' を .Ar device に指定します。 .Pp 必要であれば、デバイス名には '/dev/' が補完されます。 .Pp 以下のコマンドはドライバ全体の設定をおこなうので、 デバイス名に '-' を指定する必要があります。 .Bl -tag -width 4n .It Cm int_throttle Op Cm value 「総合割り込みスロットル値」を設定します。 ホストアダプタ割り込みの 1 秒あたりの最大値は次のようにして求められます: .Pp .Ar "controller CPU clock / (8 * int_throttle)" .Pp ブート時のデフォルト値は 25000 で、ホストアダプタの CPU クロックは 25MHz ですから、この場合の最大割り込みレートは約 125 回/秒になります。 .Pp この値を下げると、ホストアダプタがオペレーティングシステムに 処理を要求するための割り込みのレートを増加させることができます。 .\" .It Cm rxint_throttle Op Cm value 受信割り込みスロットル値を設定します。 ブート時のデフォルト値は 4 で、割り込みレートは約 25 回/秒になります。 .Pp この値を下げると、ホストアダプタがオペレーティングシステムに受信 FIFO を 空にするよう要求する割り込みのレートを増加させることができます。 .\" .It Cm nport そのデバイスドライバの制御下にあるシリアルポートの数を返します。 .El .Pp 以下のコマンドは個々のシリアルポートに対して実行されるため、 .Pa /dev 以下のデバイス名を指定する必要があります。 .Bl -tag -width 4n .It Cm mstate モデムが駆動する制御信号の、現在の状態を表示します。 .It Cm ccbstat 指定されたシリアルポートの "ccb" 構造体の、現在の内容を表示します。 これはドライバのデバッグや、シリアルポートが反応しない原因の調査以外には、 あまり使い道がありません。 .It Cm ttystat 指定されたシリアルポートに関するカーネル内部の "tty" 構造体の現在の内容を 表示します。これはドライバのデバッグ以外には、あまり使い道がありません。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/si_control -compact .It Pa /dev/si_control .Xr sicontrol 8 で使用される、ドライバ全体の制御ファイル .It Pa /dev/ttyA* 端末制御ポート .It Pa /dev/ttyiA* .Xr stty 1 で使用される、初期 termios ステートデバイス .It Pa /dev/ttylA* .Xr stty 1 で使用される、ロックされた termios ステートデバイス .El .Sh 診断 一般に自明です..... .Sh 関連項目 .Xr stty 1 , .Xr si 4 , .Xr termios 4 , .Xr tty 4 , .Xr comcontrol 8 . .Sh 歴史 .Nm sicontrol は .An Andy Rutter Aq andy@acronym.co.uk によって書かれた .Nm siconfig ユーティリティを基にしている部分が多少あります。 .Pp Specialix International 社は、このデバイスドライバに関して、 いかなる形のサポートもおこないません。 .Sh 作者 .An Peter Wemm Aq peter@FreeBSD.org .Sh バグ たくさんあるでしょう... :-)