訳: &a.kuriyama;,
FreeBSD 2.X FAQ へようこそ!
Usenet の FAQ がそうであるように, この文書も FreeBSD
オペレーティングシステムに関して頻繁に尋ねられる質問を
網羅することを目的としています (もちろんそれに対する答えも!).
FAQ は本来バンド幅を減らし, 同じ質問が何度も繰り返されるのを
避けるために作られたものですが, 最近は有用な情報源と
見なされるようになってきました.
この FAQ をできる限り有用なものにしようと, あらゆる努力が
はらわれています. もし何かしらの改善案が浮かんだら, ぜひ
FreeBSD 2.X はカリフォルニア大学バークレイ校が i386 系の
プラットフォーム向けにリリースした 4.4BSD-lite をもとにした
UN*X ライクなオペレーティングシステムです. 間接的には同じ
バークレイ校の Net/2 を William Jolitz が i386 系に移植した
386BSD も基にしていますが, 386BSD のコードはほとんど残って
いません. FreeBSD についての詳細と, 何ができるかについては
FreeBSD は企業やインターネットサービスプロバイダ, 研究者,
コンピュータ専門家, 学生, 家庭のユーザなどにより, 業務や教育,
娯楽に用いられています. これらに関しては
FreeBSD に関するより詳しい情報は
FreeBSD プロジェクトの目的は, いかなる用途にも使用でき, 何ら
制限のないソフトウェアを供給することです. 私たちの多くは,
コード (そしてプロジェクト) に対してかなりの投資をしてきており,
これからも多少の代償はあっても投資を続けて行くつもりです.
ただ, 他の人達にも同じような負担をするように主張している
わけではありません. FreeBSD に興味を持っている一人残らず
全ての人々に, 目的を限定しないでコードを提供すること.
これが, 私たちの最初のそして最大の「任務」であると信じて
います. そうすれば, コードは可能な限り広く使われ, 最大の
恩恵をもたらすことができるでしょう. これが, 私たちが熱烈に
支持しているフリーソフトウェアの最も基本的な目的であると,
私は信じています.
私たちのソースツリーに含まれるソースのうち, GNU
一般公有使用許諾 (GPL) または GNU ライブラリ
一般公有使用許諾 (GLPL) に従っているものについては, 多少制限が
科されています. ただし, ソースコードへのアクセスの
保証という, 一般の制限とはいわば逆の制限 (訳注1) です. ただし
GPL ソフトウェアを商用で利用する場合, さらに複雑になるのは
避けられません. そのため, それらのソフトウェアを, より制限の
少ない BSD 著作権に従ったソフトウェアで置き換える努力を,
可能な限り日々続けています.
(訳注1) GPL では, 「ソースコードを実際に受け取るか, あるいは,
希望しさえすればそれを入手することが可能であること」を求めています.
母国語が英語でない読者のために, ここでは ``free'' という単語が
二通りに用いられていることを指摘しておくとわかりやすいかも
しれません. ひとつは「無料である」ということ, もうひとつは
「自分のやりたいようにできる」ということです. FreeBSD のコードで
簡単に言ってしまうと,
オペレーティングシステムに馴染みがない場合や一時的な問題か
本物の問題かを見極める能力がない場合は, FreeBSD-current を
使うべきではありません. このブランチは時々急激に拡張されたり,
ビルドできない状態になることもちょっちゅうあります.
FreeBSD-current を使う人は, 問題を分析して「小さな欠陥」では
なく間違いであると思われるものだけを報告できるものと想定され
ています. 「make world したら group 関係でエラーがでました」
のような質問は -current メーリングリストでは軽蔑の眼差しで
あしらわれることもあります.
時たま, -current の開発コードから どんな目的であれ, snapshot が「製品レベルの品質」であるとの考えに
基づく要求は行わないでください. 安定性やテスト十分性にこだわる人は
完全なリリースから離れてはいけません.
4.0-current および 3.0-stable ブランチ両方の snapshot は,
平均的に一日に一度生成されており, FreeBSD 2.0.5 がリリースされた後, 私たちは FreeBSD の開発を
2 系統に分割することにしました. 一つは -current ブランチは 4.0 とその先へ向けてゆっくりと進化を続けており,
以前の 2.2-stable ブランチが 2.2.8 のリリースをもって終了しました.
3.0-stable がそれに替り, 次のリリース 3.1 が 1999年初頭に予定されています.
4.0-current が現在の "current branch" であり, 最初の 4.0 系列の
リリースは 2000年第一四半期の予定です.
三つのブランチの開発を続けたいのはやまやまなのですが, 残念ながら
このような状況を効率的に扱えるバージョン管理ツールがまだ
存在しないのです.
現在我々が使っているツールで, 複数のブランチを数ヶ月以上の
長期間に渡って並行してバージョン管理し続けることは, まさに
悪夢のような作業なのです.
一方で 2.1-stable ブランチは一年以上も続いていますから, FreeBSD
の開発者たちの作業の大変さを考えると, このまま継続することは
深刻な問題に陥りかねません.
おそらくみんなが望むものを提供してくれるような方法がそのうち
考え出されるでしょうし, また, 我々もそのような方法について
検討中なのですが, 現状では古い -stable ブランチを
原則的には, FreeBSD コアチームは新しい機能やバグフィックスが
充分集まり, リリースの安定性を損なうことが無いようにさまざま
な変更が十分に安定しているという条件を満たしている場合にのみ,
新しいバージョンの FreeBSD をリリースします.
たとえこの用心深さが新しい機能が使えるようになることを
待ち望んでいるユーザを欲求不満にさせるとしても, 多くのユーザは
このことを FreeBSD の最も良い所の一つだと考えています.
平均的には, だいたい 4 ヶ月ごとにリリースが作成されます.
もう少し刺激が欲しい (あるいは待ち遠しい) 方々向けに SNAP
というものが存在し, これは特にリリースに近付いてきた数ヶ月
ぐらいの期間により頻繁に公開されます.
現在 FreeBSD 3.x は x86 アーキテクチャと同様, プロジェクトの全体的な方向性や, 誰にソースツリーにコードの
書き込み権限を与えるか, などといった FreeBSD プロジェクトに関する
重要な意思決定は 15 名からなる
しかし, 通常の変更ではないものはで先行して議論されますが,
この議論への参加については一切の制限はありません.
FreeBSD のすべての主要なリリースは anonymous FTP 経由で
また, FreeBSD は CD-ROM でも入手でき, 次のところでオーダできます.
Walnut Creek CDROM オーストラリアでは, 次のところに問い合わせてください.
Advanced Multimedia Distributors イギリスの場合は次のところです.
The Public Domain & Shareware Library 完全な情報が
完全な情報が
あります. FreeBSD チャットチャンネルのもっとも主要な IRC
ネットワークホストは以下の通りです:
それぞれのチャンネルは別個のもので互いに接続されていません.
チャットのスタイルも違っているので自分のチャットのスタイルにあった
ものを見つけるために一つ一つ試すのもいいでしょう.
あらゆる種類の IRC トラフィックのため, 失礼なことをいう若い人たち
(年輩の方は少数です) に機嫌を損ねたり手に負えなくなっても
気にしてはいけません.
FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトがありますので,
doc メーリングリストにコンタクトしてみてください
(さらに参加すればもっとよいでしょう).
FreeBSD の「ハンドブック」もあり,
FreeBSD のガイド本の決定版は Greg Lehey が書いた
``The Complete FreeBSD'' で Walnut Creek CDROM Books から出版されて
います. 現在は第二版になっていて, インストール, システム管理ガイド,
プログラム設定のヘルプ, マニュアルページまでの内容が 1,750 ページに
わたって書かれています.
この本は (そして現在の FreeBSD リリースは)
しかし, FreeBSD 2.2.X は Berkeley 4.4BSD-Lite2 ベースなので,
ほとんどの 4.4BSD のマニュアルが FreeBSD 2.2.X にも応用できます.
O'Reilly and Associates が以下のマニュアルを出版しています.
WWW 経由で以下の URL から, これらの詳細な説明を読むことができます.
4.4BSD のカーネル構成についてより徹底的に知りたいのなら,
これなら間違いないでしょう:
McKusick, Marshall Kirk, Keith Bostic, Michael J Karels,
and John Quarterman. The Design and Implementation of the 4.4BSD Operating
System. Reading, Mass. : Addison-Wesley, 1996. システム管理について参考になる本は次のものです.
Evi Nemeth, Garth Snyder, Scott Seebass & Trent R. Hein, ユーザ変更要求のすべてが公開されている Problem Report データベースは
障害報告の
最新の FAQ は FreeBSD Web サーバやほかのミラーサイトから
Postscript 形式やプレインテキストで取ってくることができます.
(7 ビット ASCII と 8-bit Latin1)
PostScript として (約 370KB):
ASCII テキストとして (約 220KB):
ISO 8859-1 テキストとして (約 220KB):
最新のハンドブックは FreeBSD Web サーバやほかのミラーサイトから
Postscript 形式やプレインテキストで取ってくることができます.
(7 ビット ASCII と 8-bit Latin1)
PostScript として (約 1.7MB):
ASCII テキストとして (約 1080KB):
ISO 8859-1 テキストとして (約 1080KB):
正確には, FAQ やハンドブックの ASCII や Latin1 の版は厳密な
プレインテキストではありません. それらはドットマトリクスプリンタへ
直接出力するための下線や重ね刷り文字が含まれています. もしそれらを
人間が読める形になったものが欲しかったら, そのファイルを col に
通してください.
承知しました! Web ページをミラーするにはいくつかの手段があります.
報酬は支払えませんが, もしドキュメントの翻訳を提出してくださったら
フリーの CD や T シャツ, そしてハンドブックにある貢献者一覧に登録する
といった手配は行うことでしょう.
以下のニュースグループには FreeBSD ユーザに直接関係のある
議論が行われてます.
Web 上のリソース:
FreeBSD handbook には本当に完璧な