.\" @(#)keyinit.1 1.0 (Bellcore) 7/20/93 .\" .\" jpman %Id: keyinit.1,v 1.4 1997/07/26 21:39:55 horikawa Stab % .Dd July 20, 1993 .Dt KEYINIT 1 .Os .Sh 名称 .Nm keyinit .Nd パスワードの変更もしくは、S/Key 認証システムにユーザを加える .Sh 書式 .Nm .Op Fl s .Op Ar userID .Sh 解説 .Nm keyinit は、S/Key の一回利用パスワードをログインに使うためにシステムを 初期化します。 プログラムはあなたに秘密のパスフレーズを入力するように尋ねます。 これにたいして、いくつかの単語からなるフレーズを応答として入力します。 S/Key データベースが更新された後では、普通の UNIX パスワードか S/Key の一回利用パスワードを用いてログインできます。 .Pp 別のマシンからログインする時には、 .Nm key コマンドをローカルマシンで 使いパスフレーズを入力することで、 実際のパスワードをネットワークを通して送ることを避けることができます。 このプログラムは、リモートマシンにログインするために使う 一回利用パスワードを返します。 この入力は、マウスを使ったカットアンドペースト操作で利用すると もっとも便利です。別の方法として、 .Nm key コマンドを利用して 一回利用パスワードをあらかじめ計算し、紙にでも書いて持ち運ぶことも できます。 .Pp .Nm keyinit は、秘密パスワードの入力を要求します。これは、安全 (secure) な端末でだけ使われるべきです。例えば、ワークステーションのコンソールなど がその例です。 信頼できないネットワークを通してログインするとき .Nm を使う場合、 .Fl s オプションを使って後述の説明にしたがって ください。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl s セキュアモード、 すなわち最初の一回利用パスワードの生成をユーザがセキュアなマシンで行う モードに設定します。 .Fl s オプション無しでは システムは、安全な接続を通して直接接続していることを仮定し、 あなたに直接秘密パスワードを求めます。 また、 .Fl s オプションでは、ユーザが種とカウントとを指定できますので、 パラメータを完全に制御可能です。 デフォルトが気に入らなければ、種とカウントを設定するために .Nm key コマンドと .Nm .Fl s を組み合わせて使うことができます。 これを行うためには、 まずあるウィンドウで .Nm を実行してカウントと種を入力し、 その後別のウィンドウで .Nm key を実行して そのカウントと種に当てはまる正しい 6 つの英単語を生成します。 それから、カットアンドペースト等で .Nm のウィンドウへ 6 つの英単語を複製してください。 .It Ar user ID 変更したり加えたりするユーザの ID です。 .El .Sh 関連ファイル .Pa /etc/skeykeys S/Key システムのための情報データベース .Sh 関連項目 .Xr key 1 , .Xr keyinfo 1 , .Xr skey 1 , .Xr su 1 .Sh 作者 コマンドは、 .An Phil Karn , .An Neil M. Haller , .An John S. Walden によって 作られました。