.\"/* Copyright 1988,1990,1993 by Paul Vixie .\" * All rights reserved .\" * .\" * Distribute freely, except: don't remove my name from the source or .\" * documentation (don't take credit for my work), mark your changes (don't .\" * get me blamed for your possible bugs), don't alter or remove this .\" * notice. May be sold if buildable source is provided to buyer. No .\" * warrantee of any kind, express or implied, is included with this .\" * software; use at your own risk, responsibility for damages (if any) to .\" * anyone resulting from the use of this software rests entirely with the .\" * user. .\" * .\" * Send bug reports, bug fixes, enhancements, requests, flames, etc., and .\" * I'll try to keep a version up to date. I can be reached as follows: .\" * Paul Vixie uunet!decwrl!vixie!paul .\" */ .\" .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/cron/cron/cron.8,v 1.7.2.6 2001/08/16 15:55:46 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man8/cron.8,v 1.12 2001/07/29 05:15:27 horikawa Exp $ .\" .Dd December 20, 1993 .Dt CRON 8 .Os .Sh 名称 .Nm cron .Nd 定期的にコマンドを実行するデーモン (Vixie Cron) .Sh 書式 .Nm .Op Fl s .Op Fl o .Oo .Fl x .Ar debugflag Ns Op , Ns Ar ... .Oc .Sh 解説 .Nm は、通常は .Pa /etc/rc もしくは .Pa /etc/rc.local から起動されます。このコマンドは実行するとすぐに返ってくるので、起動時に `&' をつける必要はありません。 .Pp .Nm は、 .Pa /var/cron/tabs ディレクトリの下から .Pa /etc/passwd 内のアカウント名と同じ名前の crontab ファイルを探し、見つかったファイルを メモリに読み込みます。 .Nm は、別のフォーマットの .Pa /etc/crontab ( .Xr crontab 5 を参照してください) も調べます。このあと、 .Nm は 1 分おきに目覚めて 読み込んでいるすべての crontab ファイルを調べ、各コマンドをその時刻に 実行させるべきかどうかを調べます。コマンドを実行する場合には、出力がメールで crontab ファイルの所有者 (もしくは crontab ファイル内の環境変数 .Ev MAILTO で指定されたユーザ) に送られます。 .Pp さらに、 .Nm は 1 分おきにスプールディレクトリの最終更新時刻 ( .Pa /etc/crontab の最終更新時刻も ) が変わっているかどうかを調べます。もし 変化があれば、すべての crontab ファイルの最終更新時刻を調べ、変更のあった ものを読み直します。このため、crontab ファイルを変更したときに .Nm をリスタートさせる必要はありません。 .Xr crontab 1 コマンドが crontab ファイルを変更したときにスプールディレクトリの最終更新時刻も更新されることに 注意して下さい。 .Pp 使用可能なオプションは次の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl s ローカルタイムゾーンの GMT との差が変わる場合を、特別に扱います。 例えば、標準時と夏時間との間での移行がこれに該当します。 .Pp GMT との差が変わる期間でも、ジョブは直観通り実行されます。 すなわち、 無くなる期間 (例えば標準時から夏時間への移行) か 繰り返される期間 (例えばその逆の移行) にジョブが該当する場合、 次の 2 つの方法のいずれかで扱われます: .Pp 第 1 の場合は、 無くなるまたは繰り返される期間と重なる期間内にある、毎時実行の ジョブについてのものです。 言い換えれば、GMT との差の変更直前の 1 時間以内 にそのジョブが実行されていた場合 (かつ cron が再起動されず、 .Xr crontab 5 がその後変更されない場合) か、 変更後の 1 時間に実行されていたであろう場合です。 これらは、いつも通りに動作します。 すなわち、無くなる時間を飛ばしますし、増えた時間にも実行されます。 .Pp 第 2 の場合は、より低い頻度で実行されるジョブについてのものです。 それらは、正確に 1 度だけ実行されます。 飛ばされたり 2 度実行されたりしません (ただし、cron が再起動されたり、ユーザの .Xr crontab 5 が期間中に変更される場合は例外です)。 GMT との差の変更のため、ある期間が無くなってしまう場合、 古いタイムゾーンにおいて実行されたであろう時刻と絶対的に同じ時刻において、 そのようなジョブは実行されます。 例えば、ちょうど 1 時間が無くなる場合、 ジョブが実行される時点は、 次の 1 時間の中で、 .Xr crontab 5 で指定される最初の分になります。 .It Fl o ローカルタイムゾーンの GMT との差が変わる場合を、特別に扱いません。 古い (デフォルトの) 動作と互換です。 .Fl o と .Fl s の両方のオプションが指定された場合、最後に指定されたオプションが有効です。 .El .Sh 関連項目 .Xr crontab 1 , .Xr crontab 5 .Sh 作者 .An Paul Vixie Aq paul@vix.com