doc/ja_JP.eucJP/man/man1/scp.1
Kazuo Horikawa 7c86f15e35 OpenSSH 2.9 based Japanese translation.
FreeBSD specific changes (changes done on src/crypto) are also
incorporated.

Submitted by:	SADA Kenji <sada@bsdclub.org>
Obtained from:	http://www.unixuser.org/~euske/tmp/jman290/
2002-03-03 01:12:27 +00:00

144 lines
3.3 KiB
Groff

.\" -*- nroff -*-
.\"
.\" scp.1
.\"
.\" Author: Tatu Ylonen <ylo@cs.hut.fi>
.\"
.\" Copyright (c) 1995 Tatu Ylonen <ylo@cs.hut.fi>, Espoo, Finland
.\" All rights reserved
.\"
.\" Created: Sun May 7 00:14:37 1995 ylo
.\"
.\" $OpenBSD: scp.1,v 1.14 2001/02/04 11:11:53 djm Exp $
.\" %FreeBSD%
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd September 25, 1999
.Dt SCP 1
.Os
.Sh 名称
.Nm scp
.Nd 安全なファイルコピー (リモート ファイルコピー プログラム)
.Sh 書式
.Nm scp
.Op Fl pqrvC46
.Op Fl S Ar プログラム
.Op Fl P Ar ポート
.Op Fl c Ar 暗号化アルゴリズム
.Op Fl i Ar identity ファイル
.Op Fl o Ar オプション
.Sm off
.Oo
.Op Ar ユーザ@
.Ar ホスト1 No :
.Oc Ns Ar ファイル1
.Sm on
.Op Ar ...
.Sm off
.Oo
.Op Ar ユーザ@
.Ar ホスト2 No :
.Oc Ar ファイル2
.Sm on
.Sh 解説
.Nm
はネットワーク上のホスト間でファイルをコピーします。
これはデータ転送に
.Xr ssh 1
を使い、これと同様の認証をおこないます。これによって、
.Xr ssh 1
と同様のセキュリティを提供します。
.Xr rcp 1
とは違って、
.Nm
は認証に必要な場合、パスワードまたはパスフレーズを尋ねてきます。
.Pp
各ファイル名には、ホストおよびユーザの指定を含めることができます。これは
そのファイルがどのホストから、あるいはどのホストにコピーされるかを
指定するものです。2つのリモートホスト間でファイルコピーすることもできます。
.Pp
オプションは次のとおりです:
.Bl -tag -width Ds
.It Fl c Ar 暗号化アルゴリズム
データ転送に使う暗号化アルゴリズムを選択します。このオプションは直接
.Xr ssh 1
に渡されます。
.It Fl i Ar identity ファイル
RSA 認証用の秘密鍵を読むファイルを選択します。
このオプションは直接
.Xr ssh 1
に渡されます。
.It Fl p
コピー元ファイルの最終修正時刻、最終アクセス時刻、および
パーミッションを保つようにします。
.It Fl r
ディレクトリ全体を再帰的にコピーします。
.It Fl v
冗長表示モード。
.Nm
.Xr ssh 1
が進行中のデバッグメッセージを表示するようにします。
これは接続や認証、設定の問題などをデバッグするときに役立ちます。
.It Fl B
バッチ処理モード (パスワードやパスフレーズを尋ねないようにします)。
.It Fl q
進行状況を表すメータを表示しないようにします。
.It Fl C
通信を圧縮します。
.Xr ssh 1
.Fl C
フラグを渡して圧縮を許可します。
.It Fl P Ar ポート
リモートホストに接続するポート番号あるいはポート名を指定します。
このオプションは大文字の
.Sq P
であることに注意してください。これは小文字の
.Fl p
が、時刻やパーミッションを保つオプションとして
.Xr rcp 1
によってすでに使われているためです。
.It Fl S Ar プログラム
暗号化された接続のために使う
.Ar プログラム
の名前を指定します。このプログラムは
.Xr ssh 1
のオプションが使用できなくてはいけません。
.It Fl o Ar オプション
ここで与えられたオプションは直接
.Xr ssh 1
に渡されます。
.It Fl 4
.Nm
が IPv4 アドレスのみを使うよう強制します。
.It Fl 6
.Nm
が IPv6 アドレスのみを使うよう強制します。
.El
.Sh 作者
Timo Rinne <tri@iki.fi> および Tatu Ylonen <ylo@cs.hut.fi>
.Sh 歴史
.Nm
は、カリフォルニア州立大学評議会 (the Regents of the University of
California) による BSD ソースコードの
.Xr rcp 1
を基にしています。
.Sh 日本語訳
新山 祐介 (euske@cl.cs.titech.ac.jp) 2001/6/10
.Pp
当マニュアルページは氏のご好意により
.Fx
日本語マニュアルに収録させていただいています。
翻訳についてのご意見、ご指摘がありましたら新山氏
<euske@cl.cs.titech.ac.jp>、および
.Fx
jpman プロジェクト <man-jp@jp.FreeBSD.org> までお送りください。
.Sh 関連項目
.Xr rcp 1 ,
.Xr sftp 1 ,
.Xr ssh 1 ,
.Xr ssh-add 1 ,
.Xr ssh-agent 1 ,
.Xr ssh-keygen 1 ,
.Xr sshd 8