fc733ebccd
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.Dd May 1, 1996
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.Dt TIME2POSIX 3
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.Os
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.Sh 名称
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.Nm time2posix ,
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.Nm posix2time
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.Nd 基準時点からの秒数を変換
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.Sh 書式
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.Fd #include <time.h>
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.Ft time_t
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.Fn time2posix "const time_t *t"
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.Ft time_t
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.Fn posix2time "const time_t *t"
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.Sh 解説
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.St -p1003.1-88
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は、 536457599 という値を "1986 年 12 月 31 日 23 : 59 : 59 "
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に対応させるように規定しています。これは、実際上 POSIX の time_t が
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うるう秒を含むことはできず、従ってシステム時間はうるう秒が起きるたびに
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調整する必要があることを意味しています。
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.Pp
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しかしながら、時間パッケージのうるう秒サポートが有効に設定されている場
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合は、このような調整は必要がなく、time_t 値はうるう秒が
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起きても正しく ( 真の「…からの秒数」で ) 進みます。
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これは、これらの値が基準時点以後に挿入された
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正味のうるう秒だけ POSIX によって要求される値と異なることを意味します。
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.Pp
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通常は、タイプ time_t は ( ほとんどの場合 ) 不透明です
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\(em すなわち time_t 値は
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.Xr time 2 ,
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.Xr localtime 3 ,
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.Xr mktime 3 ,
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.Xr difftime 3
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などの関数からのみ取得し、またそれらの関数のみに渡すように
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考えられているので、このことは問題になりません。
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しかしながら、プログラムによっては time_t 値を与えられた日付 / 時間から
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直接計算する数式が与えられ、同じ関係を前提条件にしているものがあります。
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このような関係を使ってtime_tの作成 / 分析を行っているプログラムでは、通
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常はうるう秒の間隔を正しく処理できません。
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.Pp
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.Fn time2posix
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および
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.Fn posix2time
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関数は、ローカルの time_t 値とそれに相当する POSIX 等価の値との間で
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変換を行って、この time_t のミスマッチに対応するために
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用意されたものです。これは、うるう秒の挿入や
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削除に応じて POSIX システムに起きたタイムベース変更の回数を数える
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ことにより行います。これらの変換値は、
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古いアプリケーションを訂正する代りに、あるいは POSIX 準拠システムと
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通信するときに用いることができます。
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.Pp
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.Fn time2posix
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関数は単一の値を持ちます。すなわち、すべてのローカルの time_t は、
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単一の POSIX time_t に対応します。
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.Fn posix2time
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関数の動作は、それほど行儀よくありません。
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正のうるう秒に出会うとその結果は 1 つにはならず、
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また負のうるう秒に対しては対応する time_t が存在しないために
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それに近い値が返されます。これらの 2 つの例は、POSIX による
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表現の欠陥度を示すよい指標であるといえます。
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.Pp
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次の表は、 1993 年 6 月末に挿入されたうるう秒に対して、 time_t と
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その POSIX 表現への変換値、およびそれを再変換して戻した値との関係を示します。
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.ta \w'93/06/30 'u +\w'23:59:59 'u +\w'A+0 'u +\w'X=time2posix(T) 'u
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DATE TIME T X=time2posix(T) posix2time(X)
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93/06/30 23:59:59 A+0 B+0 A+0
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93/06/30 23:59:60 A+1 B+1 A+1 or A+2
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93/07/01 00:00:00 A+2 B+1 A+1 or A+2
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93/07/01 00:00:01 A+3 B+2 A+3
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うるう秒削除は次のようになります。
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DATE TIME T X=time2posix(T) posix2time(X)
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??/06/30 23:59:58 A+0 B+0 A+0
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??/07/01 00:00:00 A+1 B+2 A+1
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??/07/01 00:00:01 A+2 B+3 A+2
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.Pp
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[注: posix2time(B+1) => A+0 or A+1]
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.Pp
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うるう秒サポートが有効になっていない場合は、
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ローカルの time_t と POSIX の time_t は等価となり、
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.Fn time2posix
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および
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.Fn posix2time
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関数はともに恒等関数となります。
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.Sh 参照
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.Xr difftime 3 ,
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.Xr localtime 3 ,
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.Xr mktime 3 ,
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.Xr time 3
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