doc/ja_JP.eucJP/man/man1/getconf.1
2003-10-13 02:42:27 +00:00

203 lines
5.3 KiB
Groff

.\"
.\" Copyright 2000 Massachusetts Institute of Technology
.\"
.\" Permission to use, copy, modify, and distribute this software and
.\" its documentation for any purpose and without fee is hereby
.\" granted, provided that both the above copyright notice and this
.\" permission notice appear in all copies, that both the above
.\" copyright notice and this permission notice appear in all
.\" supporting documentation, and that the name of M.I.T. not be used
.\" in advertising or publicity pertaining to distribution of the
.\" software without specific, written prior permission. M.I.T. makes
.\" no representations about the suitability of this software for any
.\" purpose. It is provided "as is" without express or implied
.\" warranty.
.\"
.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY M.I.T. ``AS IS''. M.I.T. DISCLAIMS
.\" ALL EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE,
.\" INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF
.\" MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. IN NO EVENT
.\" SHALL M.I.T. BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL,
.\" SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT
.\" LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF
.\" USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND
.\" ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY,
.\" OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT
.\" OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
.\" SUCH DAMAGE.
.\"
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/getconf/getconf.1,v 1.12 2003/09/08 19:57:21 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd September 18, 2002
.Dt GETCONF 1
.Os
.Sh 名称
.Nm getconf
.Nd 標準設定変数の取り出し
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl v Ar environment
.Ar path_var
.Ar file
.Nm
.Op Fl v Ar environment
.Ar system_var
.Sh 解説
.Nm
ユーティリティは、
.Tn POSIX
.Tn X/Open
のパスの値やシステム設定変数を標準出力へ表示します。
指定された変数が未定義の場合、文字列
.Dq Li undefined
が出力されます。
.Pp
コマンドの第 1 の形式は 2 個の必須引数を取り、
.Xr pathconf 2
を使用して、ファイル固有もしくはファイルシステム固有の設定変数を取り出します。
第 2 の形式は 1 個の引数を取り、変数の型に依存して
.Xr confstr 3
.Xr sysconf 3
を使用して、システム設定変数を取り出します。
拡張として、第 2 の形式を使用して静的な制限を
.In limits.h
から取り出せます。
.Pp
すべての
.Xr sysconf 3
.Xr pathconf 2
の変数は、先行するアンダスコアやプレフィックスを含め、
適切な標準 C 言語の束縛で定義された目録定数と同じ名前を持ちます。
つまり
.Ar system_var
.Dv ARG_MAX
.Dv _POSIX_VERSION
であり、それに対して
.Xr sysconf 3
での名前は
.Dv _SC_ARG_MAX
.Dv _SC_POSIX_VERSION
ということです。
.Xr confstr 3
から取り出された変数は、先行する
.Ql _CS_
が取り除かれます。
ですので、
.Ar system_var
.Dq Li PATH
を指定すると
.Dv _CS_PATH
を要求することになります。
.Ss プログラミング環境
.Fl v Ar environment
オプションは、
.St -p1003.1-2001
プログラミング環境を指定し、その環境のもとでの値を問い合わせます。
このオプションは現在のところ何もしませんが、32 ビットと 64 ビットの
両方の実行環境をサポートするプラットフォーム上で将来これが使用される
かもしれません。
現在実行中のプラットフォームがサポートしない環境を指定すると、
未定義の結果となります。
.Pp
標準プログラミング環境は次の通りです:
.Bl -tag -width ".Li POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG" -offset indent
.It Li POSIX_V6_ILP32_OFF32
整数 (int)、long、ポインタ、ファイルオフセットが、正確に 32 ビットです。
.Sy サポートされたプラットフォーム :
無し。
.It Li POSIX_V6_ILP32_OFFBIG
整数 (int)、long、ポインタが、正確に 32 ビットです。
ファイルオフセットは少なくとも 64 ビットです。
.Sy サポートされたプラットフォーム :
.Tn IA32 ,
.Tn PowerPC
.It Li POSIX_V6_LP64_OFF64
整数 (int) が、正確に 32 ビットです。
long、ポインタ、ファイルオフセットが、正確に 64 ビットです。
.Sy サポートされたプラットフォーム :
.Tn Alpha ,
.Tn SPARC64
.It Li POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG
整数 (int) が、少なくとも 32 ビットです。
long、ポインタ、ファイルオフセットが、少なくとも 64 ビットです。
.Sy サポートされたプラットフォーム :
無し。
.El
.Pp
コマンド
.Pp
.Dl "getconf POSIX_V6_WIDTH_RESTRICTED_ENVS"
.Pp
は、基本型の幅がネイティブな C の型
.Vt long
の幅を越えないような環境を、改行で区切ったリストにして返します。
現在のところ、
.Fx
がサポートするすべてのプログラミング環境にはこの特性があります。
.Xr confstr 3
変数のいくつかは、前述の標準プログラミング環境で使うのに必要な
コンパイラやリンカのフラグの情報を提供します。
.Sh 診断
.Ex -std
まったく認識できない
.Ar system_var
.Ar path_var
を使うと、エラーとみなされ、診断メッセージが標準エラーに書かれます。
既知ではあるが、単に未定義のものに関しては、エラー表示されません。
.Nm
ユーティリティは、現在実装されていないものを含め、
.St -p1003.1-2001
用に定義されたすべての変数を認識します。
.Sh 使用例
コマンド
.Pp
.Dl "getconf PATH"
.Pp
は、
.Ev PATH
環境変数のシステムデフォルト設定を表示します。
.Pp
コマンド
.Pp
.Dl "getconf NAME_MAX /tmp"
.Pp
は、
.Pa /tmp
ディレクトリ中のファイル名の最大長を表示します。
.Pp
コマンド
.Pp
.Dl "getconf -v POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG LONG_MAX"
.Pp
は、システムが
.Li POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG
プログラミング環境をサポートする場合には、その環境における C の型
.Vt long
の最大値を表示します。
.Sh 関連項目
.Xr pathconf 2 ,
.Xr confstr 3 ,
.Xr sysconf 3
.Sh 規格
.Nm
ユーティリティは
.St -p1003.1-2001
に適合していると期待されます。
.Sh 歴史
.Nm
ユーティリティが最初に登場したのは
.Fx 5.0
です。
.Sh 作者
.An Garrett A. Wollman Aq wollman@lcs.mit.edu