Bye-bye good old FAQ...

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Jun Kuriyama 1999-11-06 16:20:14 +00:00
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<!-- $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/FAQ/FAQ.sgml,v 1.8 1999/09/06 06:53:17 peter Exp $ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.102 -->
<!DOCTYPE linuxdoc PUBLIC "-//FreeBSD//DTD linuxdoc//EN" [
<!ENTITY % includes SYSTEM "includes.sgml"> %includes;
<!ENTITY preface SYSTEM "preface.sgml">
<!ENTITY install SYSTEM "install.sgml">
<!ENTITY hardware SYSTEM "hardware.sgml">
<!ENTITY troubleshoot SYSTEM "troubleshoot.sgml">
<!ENTITY commercial SYSTEM "commercial.sgml">
<!ENTITY applications SYSTEM "applications.sgml">
<!ENTITY kernelconfig SYSTEM "kernelconfig.sgml">
<!ENTITY admin SYSTEM "admin.sgml">
<!ENTITY x SYSTEM "x.sgml">
<!ENTITY network SYSTEM "network.sgml">
<!ENTITY serial SYSTEM "serial.sgml">
<!ENTITY misc SYSTEM "misc.sgml">
<!ENTITY hackers SYSTEM "hackers.sgml">
<!ENTITY acknowledgments SYSTEM "acknowledgments.sgml">
<!ENTITY jcontrib SYSTEM "jcontrib.sgml">
<!ENTITY % jmembers SYSTEM "jmembers.sgml">
%jmembers;
]>
<article>
<title>FreeBSD 2.X についての FAQ (よくある質問とその答え)</title>
<author>
<name>The FreeBSD Documentation Project</name>
</author>
<date>$FreeBSD$</date>
<abstract>
これは FreeBSD システムバージョン 2.X についての FAQ です.
特に断わりがない限りはどの項目も FreeBSD 2.0.5 以降のものを想定しています.
&lt;XXX&gt;のついている項目はまだ作業中のものです.
この FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクトに協力したいと思ったら,
FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトメーリングリスト
<htmlurl url="mailto:freebsd-doc@freebsd.org" name="<freebsd-doc@FreeBSD.ORG>">
まで (英語で) 電子メールを送ってください.
このドキュメントの最新バージョンは, いつでも <url
url="http://www.jp.FreeBSD.ORG/" name="日本国内版 FreeBSD World Wide Web サーバ">や
<url url="http://www.FreeBSD.ORG/" name="FreeBSD World Wide Web サーバ">で
見ることができます. また,
<!--
<url url="FAQ.latin1" name="プレーンテキスト"> や
<url url="FAQ.ps" name="postscript">,
<url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/doc/FAQ.pdf" name="PDF">,
-->
<url url="FAQ-html.tar.gz" name="HTML"> 形式のものを HTTP で
ダウンロードすることもできます.
これらを gzip で圧縮したものが <url
url="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/doc" name="FreeBSD FTP サーバ">
に置かれています. また, <url url="http://www.freebsd.org/search/search.html" name="FAQ の検索">も可能です.
</abstract>
<toc>
<p>日本語版の作成は FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクトが
オリジナルの英語版をもとにしておこなっています. 日本語訳および,
日本語版のみに関することは &a.doc-jp; において日本語で議論されています.
必要に応じて日本語ドキュメンテーションプロジェクトから
本家ドキュメンテーションプロジェクトに対してフィードバックを
おこないますので, 英語が得意でない方は &a.doc-jp; まで日本語で
コメントをお寄せください.
<p>また, この FreeBSD FAQ とは別に, 日本の FreeBSD ユーザ有志によって
メーリングリスト <url url="mailto:FreeBSD-users-jp@jp.FreeBSD.org"
name="FreeBSD-users-jp"> や ニュースグループ <url
url="news:fj.os.bsd.freebsd" name="fj.os.bsd.freebsd"> などへの投稿
をもとに作成された <url url="http://www.jp.freebsd.org/QandA/"
name="QandA"> が公開されています. 特に日本語環境など日本固有の話題
が充実していますので, こちらも合わせてご覧ください.
&preface;
&install;
&hardware;
&troubleshoot;
&commercial;
&applications;
&kernelconfig;
&admin;
&x;
&network;
&serial;
&misc;
&hackers;
&acknowledgments;
&jcontrib;
</article>

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@ -1,19 +0,0 @@
# $FreeBSD$
# Original revision: 1.7
# The FreeBSD Japanese Documentation Project
.NOTPARALLEL:
DOC= FAQ
VOLUME= faq
DOCDIR= /usr/local/share/doc/fdp/ja/books
FORMATS?= html roff
SGMLOPTS+=-e EUC-JP
SGMLOPTS+=-links
SRCS= FAQ.sgml acknowledgments.sgml admin.sgml applications.sgml
SRCS+= commercial.sgml hackers.sgml hardware.sgml install.sgml
SRCS+= kernelconfig.sgml misc.sgml network.sgml preface.sgml
SRCS+= serial.sgml troubleshoot.sgml x.sgml
.include <bsd.sgml.mk>

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@ -1,45 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.1 -->
<sect>
<heading>謝辞<label id="aknowledgments"></heading>
<p><em>訳: &a.koga;.<newline>10 November 1997.</em>
<p>
<verb>
この FAQ について問題を見つけたり, 何か登録したい場合は,
<FAQ@FreeBSD.ORG> までメールを送ってください. フィードバック
してくれるみなさんには感謝感謝なのです.
みなさんに手伝ってもらわないとこの FAQ はよくなりませんから!
FreeBSD Core Team
</verb>
<descrip>
<tag/Jordan Hubbard/
たまに起こす FAQ の並べ替えや更新の発作
<tag/Doug White/
freebsd-questions メーリングリストでの義務を超えたサービス
<tag/Joerg Wunsch/
Usenet (NetNews) での義務を超えたサービス
<tag/Garrett Wollman/
ネットワーク節の執筆と文書整形
<tag/Jim Lowe/
マルチキャストについて
<tag/Peter da Silva/
FreeBSD FAQ タイピング機械奴隷
<tag/FreeBSD チーム/
不平を言ったり, うめいたり, 情報提供してくれたり
</descrip>
<p>あと, 抜けてしまった他の方々に対して, 謝罪と心からの感謝を捧げます!
</sect>

File diff suppressed because it is too large Load diff

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@ -1,167 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.10 -->
<sect>
<heading>ユーザアプリケーション<label id="applications"></heading>
<p><em>訳: &a.junkun; <newline>&a.shou; .<newline>8 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>そういうユーザアプリケーションはどこにあるの?</heading>
<p>FreeBSDに port (移植) されたソフトウェアパッケージについては,
<url url="../ports/" name="ports のページ">
をご覧下さい. このリストには現在 1800 を越える項目があり,
しかも毎日更新されています. このページを小まめに訪れるか,
<tt/freebsd-announce/ <ref id="mailing" name="メーリングリスト">
を購読すると, 新しく入った ports を定期的にチェックすることが
できます.
<p>大部分の ports は 2.2 と 3.x および 4.0 ブランチで利用できるはずです.
多くは 2.1.x 系のシステムでも同様に動作するでしょう.
FreeBSD のリリースが出る度に, そのリリースの時点での ports ツリーの
スナップショットが撮られ, <tt>ports/</tt> ディレクトリに
納められることになっています.
<p>また, ``package'' という考えも採用されています. これは基本的には
gzip されたバイナリディストリビューションに, インストール時に
環境に合わせた作業が必要になった場合にそれを執り行う多少の英知を
付け加えたものです. package を使えば, どのようなファイルが
配布物として含まれているかと言った細かい事柄にいちいち煩わされる
ことなく, 簡単にインストールやアンインストールを繰り返す
ことができます.
<p>インストールしたい package があるなら, <tt>/stand/sysinstall</tt>
の, 「インストール後の FreeBSD の設定を行う」の下にある
package のインストールメニューを使うか, package のファイル名を
指定して <em>pkg_add(1)</em> を使用して下さい. package の
ファイル名には通常末尾に <em>.tgz</em> がついています.
CDROM をご使用の方は, CD の <tt>packages/All</tt> ディレクトリから
それらのファイルを利用することができます. また, 以下の場所から,
FreeBSD の各種バージョンにあわせた package をダウンロードする
こともできます.
<descrip>
<tag>2.2.8-release/2.2.8-stable 用</tag>
<url url="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-2.2.8/"
name="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-2.2.8/">
<tag>4.0-current 用</tag>
<url url="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-3.0/"
name="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-3.0/">
</descrip>
<p>お近くのミラーサイトもご利用下さい.
<p>新しい ports が続々と追加されている状態なので, 全ての ports に
対応する package が存在するわけではないことを覚えておいてください.
定期的に <url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/"
name="ftp.freebsd.org"> マスターサイトを訪れて, どのような
package が利用できるのかチェックするのも良いでしょう.
<sect1>
<heading>libc.so.3.0 はどこにありますか?</heading>
<p>2.1.x のシステムで 2.2/3.x/4.0 用の package を動かそうとしていますね.
前のセクションを読んで, システムに合った正しい port/package を
入手してください.
<sect1>
<heading>
386/486SX のマシンで ghostscript を動かすとエラーがでます. <label id="emul">
</heading>
<p>あなたのマシンには数値演算プロセッサが塔載されていませんね?
カーネルにコプロセッサの代わりとなる数値演算エミュレータを
追加する必要があります.
以下のオプションをカーネルのコンフィグレーションファイルに
追加して, カーネルを再構築してください.
<verb>
options GPL_MATH_EMULATE
</verb>
<p><bf/注/ このオプションを追加する場合,
<tt/MATH&lowbar;EMULATE/ の行を削除してください.
<sect1>
<heading>
SCO/iBCS2 のアプリケーションを実行すると, <tt/socksys/ で落ちてしまいます.
</heading>
<p>まず最初に <tt>/etc/sysconfig</tt> (または
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?rc.conf(5)"
name="/etc/rc.conf">) の中の
最後のセクションを編集し, 以下の変数を<tt/YES/に直します.
<verb>
# Set to YES if you want ibcs2 (SCO) emulation loaded at startup
ibcs2=NO
</verb>
<p>これでシステムの起動時に <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ibcs2" name="ibcs2">
カーネルモジュールが読み込まるようになります.
<p>次に /compat/ibcs2/dev/ を以下のように編集します:
<verb>
lrwxr-xr-x 1 root wheel 9 Oct 15 22:20 X0R@ -> /dev/null
lrwxr-xr-x 1 root wheel 7 Oct 15 22:20 nfsd@ -> socksys
-rw-rw-r-- 1 root wheel 0 Oct 28 12:02 null
lrwxr-xr-x 1 root wheel 9 Oct 15 22:20 socksys@ -> /dev/null
crw-rw-rw- 1 root wheel 41, 1 Oct 15 22:14 spx
</verb>
<p>open や close の処理は, socksysから <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?null(4)"
name="/dev/null"> へ
シンボリックリンクを張ることで代用します.
残りの処理は, -current に入っているコードが担当しています.
これは以前のものより ずっとスッキリした方法です.
<p>ローカルでの X のソケット接続に <tt/spx/ ドライバを使いたい
のであれば, システムをコンパイルする際に<tt/SPX&lowbar;HACK/
を定義してください.
<sect1>
<heading>INN (インターネットニュース) の設定方法は?</heading>
<p>inn の package や port をインストールしたあとに
<url url="http://www.cis.ohio-state.edu/~barr/INN.html"
name="Dave Barr's INN Page"> を見てみましょう.
初心者向けの INN FAQ があります.
</sect1>
<sect1>
<heading>どのバージョンの Microsoft FrontPage を入手すればいいの?
</heading>
<p>Port を使ってください! パッチの当たったバージョンの Apache が ports ツリーにあります.
</p>
</sect1>
<sect1>
<heading>FreeBSD は Java をサポートしていますか?</heading>
<p>サポートしています.
<url url="http://www.freebsd.org/java"
name="http://www.freebsd.org/java"> を参照してください.
<url url="../java/" name="日本語訳"> もあります.
</sect1>
<sect1>
<heading>ld.so はどこにありますか?</heading>
<p>3.1-R 以降などの Elf 化されたマシンで Netscape Navigator などの
aout 形式のアプリケーションを動かすときには,
/usr/libexec/ld.so と aout ライブラリのファイルが必要です.
それらは配布物の compat22 に納められています.
/stand/sysinstall や compat22 サブディレクトリ内の install.sh を
使って compat22 をインストールしてください.
合わせて 3.1-R と 3.2-R の ERRATA もお読みください.
</sect1>
</sect>

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@ -1,187 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.4 -->
<sect>
<heading>商用アプリケーション<label id="commercial"></heading>
<p><em>訳: &a.junkun;.<newline>10 November 1997.</em>
<p><bf/注/ この章はまだまだ情報が足りません. 情報を追加してくれる
ような企業を待ち望んでいます. FreeBSD グループはここに載っている
企業からの金銭的な支援を期待してはいませんので, 奉仕作業の
一つとして掲載しています (そして FreeBSD が係わる宣伝は,
長い目で見ると FreeBSD に対してよい方向へ働くと思っています).
私たちは商用ソフトウェアベンダーに, ここで製品を宣伝してもらう
ことを望んでいます. 詳しくは,
<url url="../commercial/commercial.html" name="商用ソフトウエアベンダ一覧のページ">
をご覧ください.
<sect1>
<heading>FreeBSD 用の Motif はどうやったら手に入りますか</heading>
<p>FreeBSD 用の ELF 版 Motif 2.1 に関する情報は
<ref id="apps2go" name="Apps2go"> から
手に入れることができます.<label id="apps2go">
<p>この製品は以下の物が含まれています:
<itemize>
<item>OSF/Motif manager, xmbind, panner, wsm.
<item>uil, mrm, xm, xmcxx, インクルードファイルや Imake
ファイルといった開発者向けキット
<item>FreeBSD 3.0 以降で利用できる ELF 版スタティックライブラリ,
およびダイナミックライブラリ
<item>デモンストレーションプログラム
</itemize>
<p>注文する際には FreeBSD 用の Motif であることをきちんと
確認してください. NetBSD や OpenBSD 用の Motif もまた, <em>Apps2go</em>
から販売されています. 現在, FTP によるダウンロードのみ利用可能です.
<descrip>
<tag/より詳しい情報は/
<url url="http://www.apps2go.com/" name="Apps2go WWW page">
<tag/問い合わせは/ <url url="mailto:sales@apps2go.com" name="Sales"> または
<url url="mailto:support@apps2go.com" name="Support"> 電子メールアドレス.
<tag/もしくは/ phone (817) 431 8775 or +1 817 431-8775
</descrip>
<p>他の FreeBSD 用 Motif 2.1(ELF 版, a.out 版) に関する情報は
<ref id="metrox" name="Metro Link"> から手に入れることができます.
<p>この製品は以下の物が含まれています:
<itemize>
<item>OSF/Motif manager, xmbind, panner, wsm.
<item>uil, mrm, xm, xmcxx, インクルードファイルや Imake
ファイルといった開発者向けキット
<item>スタティックライブラリ, およびダイナミックライブラリ.
(FreeBSD 3.0 以降で利用できる ELF 版か,
FreeBSD 2.2.8 以前で利用できる a.out 版を指定して下さい)
<item>デモンストレーションプログラム
<item>整形済みのマニュアルページ
</itemize>
<p>注文する際には FreeBSD 用の Motif であることをきちんと
確認してください. Linux 用の Motif も <em>Metri Link</em>
から販売されています. 現在, CDROM および FTP
によるダウンロードが利用可能です.
<p>FreeBSD 用の a.out 版 Motif 2.0 に関する情報は
<ref id="xig" name="Xi Graphics"> から
手に入れることができます.
<p>この製品は以下の物が含まれています:
<itemize>
<item>OSF/Motif manager, xmbind, panner, wsm.
<item>uil, mrm, xm, xmcxx, インクルードファイルや Imake
ファイルといった開発者向けキット
<item>FreeBSD 2.2.8 以前のバージョンで利用できるスタティックライブラリ,
およびダイナミックライブラリ
<item>デモンストレーションプログラム
<item>整形済みのマニュアルページ
</itemize>
<p>注文する際には FreeBSD 用の Motif であることをきちんと
確認してください. BSDI や Linux 用の Motif もまた, <em>Xi Graphics</em>
から販売されています. 現在フロッピーディスク 4枚組ですが,
将来的には CDE のように統合された CD に変わるでしょう.
<sect1>
<heading>FreeBSD 用の CDE はどうやったら手に入りますか</heading>
<p>以前 <ref id="xig" name="Xi Graphics"> が FreeBSD 用の CDE
を販売していましたが, 現在は販売していません.
<p><url url="http://www.kde.org/" name="KDE">
は多くの点で CDE に似たオープンソースの X11 デスクトップです.
<sect1>
<heading>
高機能な商用 X サーバってあるんですか?
</heading>
<p>はい, <url url="http://www.xig.com" name="Xi Graphics"> と
<url url="http://www.metrolink.com" name="Metro Link">
から, FreeBSD ほか Intel ベースのシステムで動作する
Accelerated-X という製品が販売されています.
<label id="xig">
<p>Metro Link は, FreeBSD のパッケージ操作ツールを利用することで
容易に設定が行なえるほか, 数多くのビデオボードをサポートした
高機能な X サーバを提供しています. 配布はバイナリ形式のみで,
FTP が利用可能です. もちろん, とても安価($39)に手に入れることができます.
<label id="metrox">
<p>また, Metro Link は ELF 版, a.out 版の FreeBSD 用 Motif
も販売しています(前を参照).
<descrip>
<tag/より詳しい情報は/
<url url="http://www.metrolink.com/" name="Metro Link WWW page">
<tag/問い合わせは/ <url url="mailto:sales@metrolink.com" name="Sales">
または
<url url="mailto:tech@metrolink.com" name="Support"> 電子メールアドレス
<tag/もしくは/ phone (954) 938-0283 or +1 954 938-0283
</descrip>
<p>Xi Graphics が提供している高性能な X サーバは楽に設定をおこなえるほか,
数多くのビデオボード
をサポートしています. サーバはバイナリのみが含まれます.
FreeBSD 用と Linux 用の統合されたフロッピーディスクに入っています.
Xi Graphics は Laptop サポートに特化した高性能 X サーバも提供しています.
<p>バージョン 5.0 の「互換デモ」が無料で入手できます.
<p>また Xi Graphics は FreeBSD 用の Motif と CDE も販売しています (前を参照).
<descrip>
<tag/より詳しい情報は/
<url url="http://www.xig.com/" name="Xi Graphics WWW page">
<tag/問い合せは/
<url url="mailto:sales@xig.com" name="Sales"> または
<url url="mailto:support@xig.com" name="Support">
<tag/もしくは/ phone (800) 946 7433 or +1 303 298-7478.
</descrip>
<sect1>
<heading>FreeBSD 用のデータベースシステムはありますか?</heading>
<p>もちろんあります!
FreeBSD の Web サイトの
<url url="../../commercial/software_bycat.html#CATEGORY_DATABASE"
name="商用ベンダー"> を参照してください.
<p>ports コレクションの <url url="../ports/databases.html"
name="データベース"> の項もご覧ください.
<sect1>
<heading>FreeBSD で Oracle は動きますか?</heading>
<p>もちろんです. 以下のページに Linux-Oracle を FreeBSD で
動かす正確な方法が載っています:
<itemize>
<item><url url="http://www.scc.nl/~marcel/howto-oracle.html"
name="http://www.scc.nl/~marcel/howto-oracle.html">
<item><url url="http://www.lf.net/lf/pi/oracle/install-linux-oracle-on-freebsd" name="http://www.lf.net/lf/pi/oracle/install-linux-oracle-on-freebsd">
</itemize>
</sect>

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@ -1,584 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.16 -->
<sect>
<heading>まじめな FreeBSD ハッカーだけの話題<label id="hackers"></heading>
<p><em>訳: &a.iwasaki;.<newline>8 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>
SNAP とか RELEASE とかは何?
</heading>
<p>現在, FreeBSD の
<url url="http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi" name="CVS リポジトリ">
には, 三つのアクティブ/準アクティブなブランチがあります.
<itemize>
<item><bf/RELENG_2_2/ 通称 <bf/2.2-stable/ または <bf/"2.2 branch"/
<item><bf/RELENG_3/ 通称 <bf/3.x-stable/ または <bf/"3.0 branch"/
<item><bf/HEAD/ 通称 <bf/-current/ または <bf/4.0-current/
</itemize>
<p><bf/HEAD/ は他の二つと違って実際のブランチ tag ではなく,
<em/「current, 分岐していない開発本流」/のための単なるシンボリック
な定数です. 私たちはこれを <bf/-current/ と呼んでいます.
<p>現在, <bf/-current/ は 4.0 の開発本流であり,
<bf/3.0-stable/ ブランチ, つまり <bf/RELENG_3/ は
1999年1月に<bf/-current/ から分岐しています.
<p><bf/2.2-stable/ ブランチ, <bf/RELENG_2_2/ は 1996年11月に
-current から分岐しました.
<p><bf/2.1-stable/ ブランチ, <bf/RELENG_2_1_0/ は 1994年9月に
-current から分岐しました. このブランチは完全に保守されなくなっています.
<sect1>
<heading>
自分用のカスタムリリースを構築するには?<label id="custrel">
</heading>
<p>リリースを構築するには三つのことが必要です:
まず, <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?vn"
name="vn"> ドライバが組み込まれたカーネルを実行させている必要があります.
以下をカーネルコンフィグレーションファイルに追加し,
カーネルを作り直してください:
<verb>
pseudo-device vn #Vnode driver (turns a file into a device)
</verb>
<p>次に, CVS リポジトリ全体を手元においておく必要があります.
これを入手するには
<url url="../handbook/synching.html#CVSUP" name="CVSUP">
が使用できますが, supfile で release の名称を cvs にして
他のタグや date フィールドを削除する必要があります:
<verb>
*default prefix=/home/ncvs
*default base=/a
*default host=cvsup.FreeBSD.org
*default release=cvs
*default delete compress use-rel-suffix
## Main Source Tree
src-all
src-eBones
src-secure
# Other stuff
ports-all
www
doc-all
</verb>
<p>そして <tt/cvsup -g supfile/ を実行して自分のマシンに
CVS リポジトリ全体をコピーします...
<p>最後に, ビルド用にかなりの空き領域を用意する必要があります.
そのディレクトリを <tt>/some/big/filesystem</tt> として,
上の例で CVS リポジトリを <tt>/home/ncvs</tt> に置いたものとすると,
以下のようにしてリリースを構築します:
<verb>
setenv CVSROOT /home/ncvs # or export CVSROOT=/home/ncvs
cd /usr/src/release
make release BUILDNAME=3.0-MY-SNAP CHROOTDIR=/some/big/filesystem/release
</verb>
<p>処理が終了すると, リリース全体が <tt>/some/big/filesystem/release</tt>
に構築され, 完全な FTP インストール用の配布物が
<tt>/some/big/filesystem/release/R/ftp</tt> に作成されます.
-current 以外の開発ブランチの SNAP を自分で構築したい場合は,
<tt/RELEASETAG=SOMETAG/ を上の make release のコマンドラインに追加します.
例えば, <tt/RELEASETAG=RELENG_2_2/ とすると最新の 2.2-STABLE snapshot
が構築されます.
<sect1>
<heading>カスタムのインストールディスクを作るにはどうすればいいのですか? </heading>
<p><tt>/usr/src/release/Makefile</tt> のいろいろなターゲットとして
インストールディスク, ソース, バイナリアーカイブを作る完全な処理を
自動的におこなうようになっています. Makefile に十分な情報があります.
しかし, 実行には ``make world'' が必要で,
多くの時間とディスクの容量が必要です.
<sect1>
<heading>
``make world'' をおこなうと既存のバイナリを上書きしてしまうのですが.
</heading>
<p>ええ, それが一般的な考え方です. 名前が示しているように
``make world'' はすべてのシステムのバイナリを一から作り直しますので,
結果としてクリーンで一貫性のある環境を得ることができます
(これがそれだけ長い時間がかかる理由です).
<p>環境変数 <tt/DESTDIR/ を ``<tt/make world/'' や ``<tt/make
install/'' を実行する時に定義しておくと, 新しく作られたバイナリは
<tt>&dollar;&lcub;DESTDIR&rcub;</tt>を root とみなした
ディレクトリツリーにインストールされます.
あるでたらめな共有ライブラリの変更やプログラムの再構築によって
``<tt/make world/'' は失敗することもあります.
<sect1>
<heading>
システムブート時に ``(bus speed defaulted)'' とメッセージが出ます.
</heading>
<p>アダプテックの 1542 SCSI ホストアダプタはユーザがソフトウェア的に
バスアクセス速度の設定をおこなうことができます. 以前のバージョンの
1542 ドライバは使用可能な最大の速度を求めてアダプタを
その設定にしようとしました. これは特定のユーザのシステムでは
問題がある事がわかり, 現在ではカーネルコンフィグオプションに
``<tt/TUNE&lowbar;1542/'' が加えられています. これを使用すると,
これが働くシステムではディスクが速くなりますが,
データの衝突が起きて速くはならないシステムもあるでしょう.
<sect1>
<heading>
インターネットアクセスに制限があっても current を追いかけられますか?
<label id="ctm">
</heading>
<p>はい, <url url="../handbook/synching.html#CTM" name="CTM システム ">を
使って
ソースツリー全体のダウンロードを<tt/おこなわず/に追いかけることができます.
<sect1>
<heading>どのようにして配布ファイルを 240kバイトに分割しているのですか?</heading>
<p>比較的新しい BSDベースのシステムでは split に任意のバイト境界で
分割する ``<tt/-b/'' オプションがあります.
<p>以下は <tt>/usr/src/Makefile</tt> からの例です.
<verb>
bin-tarball:
(cd $&lcub;DISTDIR&rcub;; \
tar cf - . \
gzip --no-name -9 -c | \
split -b 240640 - \
$&lcub;RELEASEDIR&rcub;/tarballs/bindist/bin_tgz.)
</verb>
<sect1>
<heading>私はカーネルに拡張をおこないました. 誰に送ればいいですか? </heading>
<p><url url="../handbook/contrib.html"
name="ハンドブックの「貢献の仕方 (Contributing to FreeBSD)」の章">
を参照してください.
<p>あなたのアイディアに感謝します!
<sect1>
<heading>PnP ISA カードの検出と初期化はどのようにおこなうのですか? </heading>
<p><url url="mailto:uhclem@nemesis.lonestar.org"
name="Frank Durda IV"> 氏より:
<p>要点は, ホストが認識されていないボードを探す時に, すべての
PnP ボードが応答することのできる少数の I/O ポートがあるという
ことです. それにより, PnP プローブルーチンが開始したとき, PnP
ボードが存在するなら, すべての PnP ボードは自分のモデル番号を
返します. そのポートを I/O read するとプローブルーチンは
問いに対するワイアード-OR された ``yes'' を得ます. この場合は
少なくとも 1ビットが ON になります. そして, プローブルーチンは
モデル ID (Microsoft/Intel によって割り当てられています)
が X より小さいボードを ``オフライン'' にすることができます.
この操作をおこない, 問い合わせに応答しているボードがまだ
残っているかどうかを調べます. もし ``<tt/0/'' が返ってくるなら X
より大きな ID を持つボードはないことになります. 今度は ``X''
よりも小さな値を持つボードについて問い合わせます. もしあるのであれば,
プローブルーチンはモデル番号が X より小さいことを知ります.
今度は, X-(limit/4) より大きな値を持つボードをオフラインにして
問い合わせを繰り返します. この ID の範囲による準バイナリサーチを
十分繰り返すことにより, プローブルーチンはマシンに存在するすべての
PnP ボードの値を最終的に得ることができます. その繰り返しの回数は
2^64 よりはるかに少ない回数です.
<p>ID は二つの 32-bit (つまり 64bit) フィールド + 8 bit
チェックサムからなります. 最初の 32 bits はベンダの識別子です.
これは公表されてはいませんが, 同一のベンダから供給されている
異なるタイプのボードでは異なる 32-bit ベンダ ID を持つことが
できるように考えられます. 製造元を特定するだけのために 32 bits
はいくらか過剰です.
<p>下位の 32 bits はシリアル番号, イーサネットアドレスなどの
ボードを特定するものです. ベンダは上位 32 bits が異なっていない
のであれば下位 32 bits が同一である 2枚目のボードを製造することは
ありません. したがって, 同じタイプの複数のボードをマシンに
いれることができ, この場合でも 64 bits 全体ではユニークです.
<p>32 bit のフィールドはすべてを 0 にすることはできません.
これは初期化のバイナリサーチの間ワイアード-OR によって 0 ではない
ビットを参照するからです.
<p>システムがすべてのボードの与えられた ID を認識すると,
それぞれのボードに対応した処理を一つずつ (同一の I/O ポートを通して)
おこないます. そして, 利用できる割り込みの選択などのボードが必要
とするリソースを検出します. すべてのボードについてこの情報を集めます.
<p>この情報はハードディスク上の ECU ファイルなどの情報とまとめられ,
マザーボードの BIOS にも結合されます. マザーボード上のハードウェア
への ECU と BIOS PnP のサポートは通常は統合されていますが,
周辺機器については真の PnPであるとはいえません.
しかし, BIOS の情報に ECU の情報を加えて調査することで,
プローブルーチンは PnP デバイスが再配置できなくなることを
避けることができます.
<p>それから, 再度 PnP デバイスにアクセスし, I/O, DMA, IRQ,
メモリマップアドレスの設定をします. デバイスはこのアドレスに
見えるようになり, 次にリブートするまでこの位置を占めます. しかし,
あなたの望む時に移動させることが不可能であるといっている
わけではありません.
<p>以上の話では大きく単純化をしてありますが, 基本的な考え方は得
られたでしょう.
<p>マイクロソフトはボードのロジックが 対立するI/O サイクルでは
デコードしていない (訳注: おそらく read 時しかデコードされていず
write 時はポートが空いているという意味でしょう)
プライマリプリンタのステータスポートのいくつかを PnP のために
占有しました. 私は初期の PnP の提案レビュー時に IBM 純正の
プリンタボードでステータスポートの write のデコードがされている
ということに気がつきましたが, MS は ``tough (頑固, 不運,
無法な)'' と言っています. そしてプリンタのステータスポートへ
アドレスの設定のために write をおこなっています. また,
そのアドレス + <tt/0x800/と read のための 3番目の I/O ポートが
<tt/0x200/ から <tt/0x3ff/ の間のどこかに置かれるでしょう.
<sect1>
<heading>FreeBSD は, 他のアーキテクチャをサポートしないんですか? </heading>
<p>いくつかのグループの人々が, FreeBSD の他のアーキテクチャへの
移植に関心を示しており, FreeBSD/AXP (ALPHA) はこれらの成果としては
とても成功したものの一つです. FreeBSD/AXP は 3.0 スナップショット
リリースが現在 <url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/alpha/"
name="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/alpha"> から入手できます.
ALPHA への移植版が現在動く機種は増えつつあり, その中には AlphaStation,
AXPpci, PC164, Miata そして Multia といったモデルが含まれています.
この ALPHA への移植版はまだ完全なリリースとはみなされていません.
システムインストールツール一式や CDROM のインストールメディアの
配布が提供され, 適度な数の ports や packages が動くようになって
からになるでしょう.
現在のところ FreeBSD/AXP はベータクオリティのソフトウェアと
みなすべきです. 現状についての情報を得るには
<tt>&lt;freebsd-alpha@FreeBSD.ORG&gt;</tt><ref id="mailing"
name="メーリングリスト"> に参加してください.
その他に FreeBSD の SPARC アーキテクチャへの移植があります.
プロジェクトへの参加に興味がある方は
<tt>&lt;freebsd-sparc@FreeBSD.ORG&gt;</tt><ref id="mailing"
name="メーリングリスト"> に参加してください.
新しいアーキテクチャに関する一般的な議論については
<tt>&lt;freebsd-platforms@FreeBSD.ORG&gt;</tt><ref id="mailing"
name="メーリングリスト"> へ参加してください.
<sect1>
<heading>デバイスドライバを開発したので, メジャー番号が必要です. </heading>
<p>これは, 開発したドライバを公開するかどうかに依存します.
公開するのであれば, ドライバのソースコード, <tt>files.i386</tt> の変更,
コンフィグファイルのサンプル, デバイスが使うスペシャルファイルを作成する
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?MAKEDEV" name="MAKEDEV">
のコードを私たちに送ってください. 公開するつもりがない場合, ライセンスの
問題により公開できない場合は, キャラクタメジャー番号 32 もしくは
ブロックメジャー番号 8 が, このような目的のために予約されています.
これらの番号を使用してください. どちらの場合であれ, ドライバに関する情報を
<tt>&lt;freebsd-hackers@FreeBSD.ORG&gt;</tt> に流して頂けると助かります.
<sect1>
<heading>代替のディレクトリ配置ポリシー</heading>
<p>
現在使われているディレクトリの配置ポリシーは, 私が 1983 年に書い
たものから全く変更されていません. 私は当初の配置ポリシーを, オリ
ジナルの fast filesystem のために書き, まったく改定していません.
このポリシーはシリンダグループを使い尽くすのを防ぐにはうまくいき
ましたが,お気づきの方もいる通り find の動作には不適切です. ほと
んどのファイルシステムの内容は, 深さ優先検索 (ftw とも呼ばれます)
によって作られたアーカイブからレストアして作成されます. この際,
ディレクトリは,シリンダグループにまたがって配置され, 以降の深さ
優先検索を行うには考え得る限り最悪の状態になります. もし作成する
ディレクトリの総数がわかっていれば, 解決方法はあります. (総数 /
シリンダグループ数)個のディレクトリをシリンダグループごとにまと
めて作成すれば良いのです. もちろん最適なディレクトリ配置になるよ
うに, 総数を予測する方法を考えなければなりません. しかし仮にシリ
ンダグループあたりのディレクトリ数を 10 くらいの小さな数に固定し
てしまったとしても, 大幅な改善が望めるでしょう. このポリシーを用
いるべきリストア作業を, 通常の作業(おそらく既存のポリシーを使用
したほうが良いでしょう)を区別するには, 10 秒間の間に作成されたディ
レクトリを最大 10 個までまとめて単一のシリンダグループに書き込む
という手順が使えるでしょう. とにかく私の結論は, そろそろ実験
を始めて見る時期だろうということです.
<sect1>
<heading>カーネルパニックを最大限に利用する</heading>
<p>
<em>[この節は, freebsd-current <ref id="mailing" name="mailing
list"> に <url url="mailto:wpaul@FreeBSD.ORG" name="Bill Paul">
が投稿したメールを, <url url="mailto:des@FreeBSD.ORG"
name="Dag-Erling Co&iuml;dan Sm&oslash;rgrav"> が校正し,括弧内のコ
メントを追加して引用したものです. ]</em>
<p>
<verb>
From: Bill Paul <wpaul@skynet.ctr.columbia.edu>
Subject: Re: the fs fun never stops
To: ben@rosengart.com
Date: Sun, 20 Sep 1998 15:22:50 -0400 (EDT)
Cc: current@FreeBSD.ORG
</verb>
<p>
<em>[&lt;ben@rosengart.com&gt; が以下のパニックメッセージを
投稿しました.]</em>
<verb>
> Fatal trap 12: page fault while in kernel mode
> fault virtual address = 0x40
> fault code = supervisor read, page not present
> instruction pointer = 0x8:0xf014a7e5
^^^^^^^^^^
> stack pointer = 0x10:0xf4ed6f24
> frame pointer = 0x10:0xf4ed6f28
> code segment = base 0x0, limit 0xfffff, type 0x1b
> = DPL 0, pres 1, def32 1, gran 1
> processor eflags = interrupt enabled, resume, IOPL = 0
> current process = 80 (mount)
> interrupt mask =
> trap number = 12
> panic: page fault
</verb>
<p>このようなメッセージが表示された場合, 問題が起きる状況を確認し
て, 情報を送るだけでは十分ではありません. 下線をつけた命令ポインタ
値は重要な値ですが, 残念ながらこの値は構成に依存します. つまり, こ
の値は使っているカーネルのイメージに依存するのです. もしスナップショッ
トなどの GENERIC カーネルを使っているのであれば, 他の人間が問題の
ある関数について追試をすることができますが, カスタマイズされたカー
ネルの場合は, 使っている本人にしか問題の起こった場所は特定できない
のです.
<p> 何をすれば良いのでしょう?
<itemize>
<item>命令ポインタ値をメモします. <tt/0x8:/ という部分は今回必
要ありません. 必要なのは <tt/0xf0xxxxxx/ という部分です.
<item>システムがリブートしたら, 以下の操作を行います:
<verb>
% nm /kernel.that.caused.the.panic | grep f0xxxxxx
</verb>
ここで, <tt/f0xxxxxx/ は命令ポインタ値です. カーネルシンボルの
テーブルは関数のエントリポイントを含み, 命令ポインタ値は,
関数内部のある点であり, 最初の点ではないため, この操作を行っても
完全に一致するものが表示されない場合もあります. この場合は,
最後の桁を省いてもういちどやってみてください. このようになりま
す:
<verb>
% nm /kernel.that.caused.the.panic | grep f0xxxxx
</verb>
これでも一致しない場合は, 桁を減らしながら何らかの出力があるま
で繰り返してください. 何か出力されたら, それがカーネルパニック
を引き起こした可能性のある関数のリストです. これは, 問題点を見付ける
正確な方法ではありませんが, 何もないよりましです.
</itemize>
<p>このようなパニックメッセージを投稿している人はよく見掛けますが,
このように, 命令ポインタ値を, カーネルシンボルテーブルの中の関数
とつき合わせて調べている人はまれです.
<p>パニックの原因を突き止める最良の方法は, クラッシュダンプをとり,
<tt/gdb(1)/ でスタックトレースを行うことです. もちろん -current
で <tt/gdb(1)/ がちゃんと動いていればですが (私は動くことを保証
できません. ELF 化された <tt/gdb(1)/ はカーネルクラッシュダンプを
正しく扱えないと言っている人がいました. 3.0 がβテストを終える前,
に調べなければいけません. さもないと CD 出荷後に大顰蹙を買うことに
なります).
<p>
どっちにしろ, 私は普通以下のようにします.
<itemize>
<item>カーネルコンフィグファイルを作ります. カーネルデバッガが
必要そうであれば options 'DDB' を加えても良いです(私は永久ルー
プが起こっていそうな場合に, ブレークポイントを設定するのに使って
います).
<item> <tt/config -g KERNELCONFIG/ としてビルドディレクトリを設
定します.
<item><tt>cd /sys/compile/KERNELCONFIG; make</tt>
<item>カーネルのコンパイルが終了するのを待ちます.
<item><tt/cp kernel kernel.debug/
<item><tt/strip -d kernel/
<item><tt/mv /kernel /kernel.orig/
<item><tt>cp kernel /</tt>
<item>reboot
</itemize>
<p> <em>[注: 現在 FreeBSD 3.x kernel はデフォルトで ELF 形式となっており,
<tt/strip -d/ の代りに <tt/strip -g/ を使う必要があります.
何らかの理由でまだ a.out 形式の kernel を使っている場合は,
<tt/strip -aout -d/ を使ってください. ]</em>
<p> 全てのデバッグシンボルを含んだカーネルを, 実際にブートする必要は
<em>ありません.</em> <tt/-g/ をつけてコンパイルされたカーネルは,
簡単に 10MB 近くの大きさになってしまいます. こんな大きなカーネル
を実際にブートする必要はありません. この大きなカーネルイメージは
後で<tt/gdb(1)/を使うときにのみ必要です(<tt/gdb(1)/ がシンボル
テーブルを必要とするため). シンボルを含んだカーネルのコピーを保
存 しておき, <tt/strip -d/ を使ってシンボルを除いたカーネルを作
成して ブートします.
<p> 確実にクラッシュダンプをとるには, <tt>/etc/rc.conf</tt> を編
集して <tt/dumpdev/ を使用しているスワップパーティションに指定す
る必 要があります. こうすると <tt/rc(8)/ スクリプトから
<tt/dumpon(8)/ コマンドが実行されクラッシュダンプ機能が有効にな
ります. 手動で <tt/dumpon(8)/ コマンドを実行してもかまいませ
ん. パニックの後, クラッシュダンプは <tt/savecore(8)/ コマンドを
使用して取り出すこと ができます. <tt/dumpdev/ が
<tt>/etc/rc.conf</tt> で設定されていれ ば, <tt/rc(8)/ スクリプト
から <tt/savecore(8)/ が自動的に実行され, クラッシュダンプを
<tt>/var/crash</tt> に保存します.
<p> 注: FreeBSD のクラッシュダンプのサイズは, ふつう物理メモリサ
イズと同じです. つまり 64MB のメモリを積んでいれば, 64MB のクラッ
シュ ダンプが生成されることになります. <tt>/var/crash</tt> に十
分な空き 容量があることを確認してください. 手動で
<tt/savecore(8)/ を実行す れば, もっと空き容量のあるディレクトリ
にクラッシュダンプを保存でき ます. <tt/options MAXMEM=(foo)/ と
いう行をカーネルコンフィグファイ ルに追加することで, カーネルの
メモリ使用量を制限できます. たとえば 128MB のメモリがある場合も,
カーネルのメモリ使用量を 16MB に制限し クラッシュダンプのサイズ
も 128MB ではなく 16MB にすることができます.
<p> クラッシュダンプを取り出せたら, 以下のように <tt/gdb(1)/ を使っ
てスタックトレースをとります:
<p>
<verb>
% gdb -k /sys/compile/KERNELCONFIG/kernel.debug /var/crash/vmcore.0
(gdb) where
</verb>
<p> 必要な情報が 1 画面に収まらないことも多いので, できれば
<tt/script(1)/ を使って出力を記録します. strip していないカーネ
ル イメージを使うことで, 全てのデバッグシンボルが参照でき, パニッ
ク の発生したカーネルのソースコードの行が表示されているはずです.
通常, 正確なクラッシュへの過程を追跡するには, 出力を最後の行から
逆方向に読まなければなりません. また <tt/gdb(1)/ を使って, 変数
や 構造体の内容を表示させ, クラッシュした時のシステムの状態を調
べられ ます.
<p> もしあなたがデバッグ狂で, 同時に別のコンピュータを利用できる
環境にあれば, <tt/gdb(1)/ をリモートデバッグに使うこともできます.
リモートデバッグを使うと, あるコンピュータ上の <tt/gdb(1)/ を使っ
て, 別のコンピュータのカーネルをデバッグできます. ブレークポイン
トの設 定, カーネルコードのステップ実行など, ふつうのプログラム
のデバッグ と変わりません. コンピュータを 2 台並べてデバッグする
チャンスには, なかなか恵まれないので, 私はまだリモートデバッグを
試したことはあり ません.
<p> <em>[Bill による注: DDB を有効にしていてカーネルがデバッガに
落ちたら, ddb のプロンプトで 'panic' と入力すれば, 強制的にパニッ
クを 起こしクラッシュダンプさせることができます. パニックの途中
で, 再び デバッガに落ちるかもしれませんが, 'continue' と入力すれ
ば, クラッシュダンプを最後まで実行させられます.]</em>
<sect1>
<heading>dlsym() が ELF 実行形式では動作しなくなります!</heading>
<p>ELF のツール類は, デフォルトでは実行形式の中に定義されている
シンボルをダイナミックリンカから見えるようにはしません.
このため, <tt>dlopen(NULL, flags)</tt> を呼び出して得られた
ハンドルに対して <tt>dlsym()</tt> で探索を行っても, こういった
シンボルを見つけられません.
<p>もし, あなたがプロセスの中心にあたる実行形式の中にある
シンボルを探索したければ,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ld"
name="ELF リンカ"> に <tt>-export-dynamic</tt> オプションを
付けて実行形式をリンクする必要があります.
</sect1>
<sect1>
<heading>カーネルアドレス空間を大きくしたり、小さくするにはどうしたら良いのですか?</heading>
<p>
カーネルアドレス空間は, FreeBSD 3.x 上で
256MB, FreeBSD 4.x 上で 1GB がデフォルトになっています.
負荷の高いネットワークサーバ(例えば大きな FTP, HTTP サーバ)を運用する場合は,
256MB では足りないことに気付くかも知れません.
<p>
では, アドレス空間を大きくするにはどうしたら良いのでしょうか?
それには, 二つの段階を踏みます. まず,
より大きいアドレス空間を割り当てることをカーネルに知らせる必要があります.
次に, カーネルはアドレス空間の先頭にロードされるため,
アドレスの先頭が天井(訳注:カーネルアドレス空間の最下端アドレスのこと)と
ぶつかることのないように, ロードアドレスを今までより低位に設定する必要があります.
<p>
最初の段階は, <tt>src/sys/i386/include/pmap.h</tt> にある
<tt/NKPDE/ の値を増加させることで行ないます.
ここに 1GB のアドレス空間にするために, どのようにすれば良いかを示します.
<verb>
#ifndef NKPDE
#ifdef SMP
#define NKPDE 254 /* addressable number of page tables/pde's */
#else
#define NKPDE 255 /* addressable number of page tables/pde's */
#endif /* SMP */
#endif
</verb>
<p>
正確な <tt/NKPDE/ の値を計算するには,
望みのアドレス空間の大きさ(メガバイト単位)を 4 で割って,
それから UP のために 1, SMP のために 2 を引き算して下さい.
<p>
次の段階を行なうには, ロードアドレスを正確に計算することが必要です.
単純に, アドレス空間の大きさ(バイト単位)を 0x100100000 から引き算して下さい.
1GB アドレス空間の場合, その結果は 0xc0100000 になります.
そして, <tt>src/sys/i386/conf/Makefile.i386</tt> にある <tt/LOAD_ADDRESS/
に, 今計算した値を入れます. また, 次のように
<tt>src/sys/i386/conf/kernel.script</tt> のセクションの始めの方にある
ロケーションカウンタにも同じ値を入れて下さい.
<verb>
OUTPUT_FORMAT("elf32-i386", "elf32-i386", "elf32-i386")
OUTPUT_ARCH(i386)
ENTRY(btext)
SEARCH_DIR(/usr/lib); SEARCH_DIR(/usr/obj/elf/home/src/tmp/usr/i386-unknown-freebsdelf/lib);
SECTIONS
{
/* Read-only sections, merged into text segment: */
. = 0xc0100000 + SIZEOF_HEADERS;
.interp : { *(.interp) }
</verb>
<p>
それが完了したら, config し直してカーネルを再構築して下さい.
おそらく, <tt/ps(1)/, <tt/top(1)/ などに不具合が出るでしょう.
それらを正常にするために, <tt/make world/ (もしくは,
変更した <tt/pmap.h/ を <tt>/usr/include/vm/</tt>
にコピーした後に, <tt/libkvm/, <tt/ps/ および <tt/top/ を
手動で再構築すること)を行なうべきです.
<p>
注意: カーネルアドレス空間の大きさは, 4 メガバイトの倍数である必要があります.
<p>
[<url url="mailto:dg@freebsd.org" name="David Greenman">
による補足: <em> カーネルアドレス空間は 2 の乗数である必要があると思いますが,
それが確かなことかどうかははっきりしていません.
昔の起動コードには, 良く高位アドレスビットのトリックが使われていたため,
少なくとも 256MB の粒度であることが想定されていたと思います.]</em>
</sect>

View file

@ -1,441 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.19 -->
<sect>
<heading>ハードウェアコンパチビリティ<label id="hardware"></heading>
<p><em>訳: &a.nishika;.<newline>12 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>FreeBSD は, どんなハードディスクドライブをサポートしているのですか?</heading>
<p>FreeBSD は, EIDE と SCSI ハードディスクドライブをサポート
しています (互換コントローラも含みます: 次の節参照). また
オリジナルの "Western Digital" インタフェースを使用している
すべてのドライブも (MFM, RLL, ESDI, もちろん IDE も)
サポートしています. 独自仕様のインタフェースを使用する
ESDI コントローラでは動作しないものがあり, WD1002/3/6/7
とその互換インタフェースと衝突します.
<sect1>
<heading>どの SCSI コントローラをサポートしているのですか?</heading>
<p><htmlurl url="../handbook/install.html#INSTALL-HW"
name="ハンドブック"> に記されている完全なリストを参照
してください.
<sect1>
<heading>どんな CD-ROM ドライブをサポートしているのですか?</heading>
<p>サポートされている SCSI コントローラに接続できる SCSI
ドライブすべてをサポートしています.
<p>また, 以下の専用 CD-ROM インタフェースもサポートしています.
<itemize>
<item>ミツミ LU002 (8bit), LU005 (16bit) および FX001D (16bit 2倍速).
<item>ソニー CDU 31/33A<newline>
<item>Sound Blaster 非 SCSI タイプの CD-ROM<newline>
<item>松下 / Panasonic CD-ROM<newline>
<item>ATAPI 互換の IDE CD-ROM<newline>
</itemize>
<p>SCSI でないカードはすべて, SCSI ドライブよりも極めて動作速度が
遅いことが知られており, ATAPI CD-ROM には動作しないものもあるようです.
<p>Walnut Creek の FreeBSD 2.2 CD-ROM からは CD からの直接ブートが
サポートされています.
<sect1>
<heading>ZIP ドライブをサポートしていますか?</heading>
<p>もちろん, FreeBSD は SCSI ZIP ドライブ (外付け) をサポートしています.
ZIP ドライブは SCSI ID を 5 か 6 に設定した状態でなら使用できますが,
もし SCSI ホストアダプタの BIOS がサポートしてさえいれば
ZIP ドライブからブートさせることもできます. 私はどのホストアダプタが
SCSI ID を 0 や 1 以外に設定したデバイスからブートできるのか知りませんが...
ドキュメントを参照してください (うまくいった場合は教えてください).
<p>ATAPI (IDE) ZIP ドライブが, FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは
サポートされています.
<p>バージョン 3.0 以降の FreeBSD ではパラレルポート接続の ZIP ドライブ
をサポートしています. 最近のバージョンの FreeBSD をお使いでしたら,
kernelコンフィグレーションファイルに <tt>scbus0</tt>, <tt>da0</tt>,
<tt>ppbus0</tt>, <tt>vp0</tt> の各ドライバが記述されていることを
確認してください. (GENERIC kernel には vp0 以外の全てが入っています).
これら全てのドライバがあれば, パラレルポートのドライブは /dev/da0s4
となります. ディスクは <tt>mount /dev/da0s4 /mnt</tt> または
<tt>mount_msdos /dev/da0s4 /mnt</tt> (DOS ディスクの場合) でマウント
できます.
<p>それから <ref id="jaz" name="リムーバブルドライブに関する注意">および
<ref id="disklabel" name="「フォーマット」に関する注意">についても
確認しておいてください.
<sect1>
<heading>
では, JAZ や EZ, それからその他のリムーバブルドライブはサポートしていますか?
</heading>
<p>FreeBSD では, IDE バージョンの EZ ドライブを除くすべての SCSI デバイスは,
SCSI のディスクと同等に扱われます. また IDE EZ は IDE ドライブと同等となります.
<p><label id="jaz">システム稼働中のメディア交換について FreeBSD が
どれほどうまく動くか定かではありません. もちろんメディアを入れ替える前に
そのドライブをマウント解除しなければいけないでしょうし,
FreeBSD がそれらを認識するにはブート時に外部ユニットにも電源が投入されている
ことを確認しなければいけないでしょう.
<p><ref id="disklabel" name="「フォーマット」に関する注意">も参照.
<sect1>
<heading>どのマルチポートシリアルカードをサポートしていますか?</heading>
<p>一覧は
<htmlurl url="../handbook/install.html#INSTALL-MISC"
name="その他のデバイス"> の節にあります.
<p>無名のカードにもうまく動くものがあり,
特に AST 互換といわれているものに多く見られます.
<p>カード設定の詳細な情報は,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?sio"
name="sio"> オンラインマニュアルを参照してください.
<sect1>
<heading>珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?<label id="busmouse"></heading>
<p>FreeBSD は Microsoft, Logitech, ATI 等のメーカーから出ているバスマウス
と InPort バスマウスをサポートしています. バスマウスのデバイスドライバ
は GENERIC カーネルに標準で含まれています. もしバスマウスのデバイス
ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には,
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を忘れずに加えて下さい.
<verb>
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
</verb>
<p>通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています.
インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の
設定以外に変更できるかもしれません. 詳しくはバスマウスのマニュアルと
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mse" name="mse">
オンラインマニュアルを参照してください.
<sect1>
<heading>
PS/2 マウス(マウスポートマウス, キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
<label id="ps2mouse">
</heading>
<p>あなたが 2.2.5 以降のバージョン FreeBSD を使っているのなら,
必要なドライバの psm はカーネルに含まれていて有効になっています.
カーネルはブート時に PS/2 マウスを検出するでしょう.
<p>あなたの使っている FreeBSD が比較的新しいけれど前のバージョン
(2.1.x 以降) のものなら,
インストールの時に, 単にカーネルのコンフィグレーションのメニュー上で
PS/2 マウスを有効化するだけです, あるいは後で boot: プロンプト上で
-c を指定することでもメニューは現れます.
デフォルトでは無効に設定されていますので, 明示的に
有効化してあげないといけません.
<p>あなたの使っている FreeBSD が比較的古いものなら,
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
カーネルを再コンパイルする必要があります.
<verb>
device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
</verb>
<p>カーネルの再構築についてよく知らないのであれば,
<htmlurl url="../handbook/kernelconfig.html"
name="ハンドブックの FreeBSD カーネルのコンフィグレーション">
を参照してください.
<p>ブート時にカーネルが psm0 を検出したら, psm0 のエントリが /dev
の中にあることを確認してください. 以下のようにします.
<verb>
cd /dev; sh MAKEDEV psm0
</verb>
<p>これは root でログインしているときにおこなってください.
<sect1>
<heading>
X Window System 以外の環境でマウスを使うことは可能ですか?<label id="moused">
</heading>
<p>もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているので
あれば, テキストコンソール上でマウスを使ってテキストのカットアンド
ペーストができます. マウスデーモンである moused を起動し, 仮想コンソール
でマウスポインタを有効にして下さい.
<verb>
moused -p /dev/xxxx -t yyyy
vidcontrol -m on
</verb>
<p>ここで <tt>xxxx</tt> はマウスのデバイス名, <tt>yyyy</tt> はマウスの
プロトコルタイプです. サポートされているプロトコルタイプについては
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
オンラインマニュアルを参照してください.
<p>システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には, FreeBSD
2.2.1 では以下の変数を <tt>/etc/sysconfig</tt> で設定して下さい.
<verb>
mousedtype="yyyy"
mousedport="xxxx"
mousedflags=""
</verb>
FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは <tt>/etc/rc.conf</tt> で以下のように
設定して下さい.
<verb>
moused_type="yyyy"
moused_port="xxxx"
moused_flags=""
</verb>
<p>FreeBSD 2.2.6 以降では, マウスデーモンは比較的古いシリアルマウス
でない限りマウスのプロトコルタイプを自動判別できます. プロトコルタイプ
として ``<tt>auto</tt>'' を指定すると自動判別を行なおうとします.
<p>マウスデーモンを実行中は, マウスデーモンと他のプログラム, 例えば
X Window System, の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません. この問題に
ついては <ref id="x-and-moused" name="こちら"> を御覧下さい.
<sect1>
<heading>テキストコンソールでマウスを使ってテキストのカットアンドペーストをするにはどうしたらよいのですか?</heading>
<p>マウスデーモンを起動したあと
(<ref id="moused" name="前の質問に対する答え"> を参照して下さい),
ボタン1 (左ボタン)を押しながらマウスを動かして範囲を指定して下さい.
ボタン2 (中ボタン)またはボタン3 (右ボタン)をクリックするとテキスト
カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます.
<p>FreeBSD 2.2.6 以降ではボタン2 をクリックするとペーストされ, ボタン3
をクリックした場合には既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで
延長または短縮されます. もしマウスに中ボタンがないなら, moused の
オプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか, 他のボタンを
中ボタンとして使う事ができます. 詳しくは
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
オンラインマニュアルを参照してください.
<sect1>
<heading>私のマウスには可愛いホイールやボタンがついているのですが, これは FreeBSD では使えるのですか?</heading>
<p>答えは残念ながら「場合によります」です. こうしたマウスの付加的な機能は
大抵の場合特殊なドライバを必要とします. マウスのデバイスドライバや
ユーザのプログラムがそのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には
標準的な 2ボタンまたは 3ボタンマウスのように振舞います.
<sect1>
<heading>
ラップトップ PC のマウス/トラックボール/タッチパッドは使えますか?
</heading>
<p><ref id="ps2mouse" name="前の質問に対する答え"> を参照してください.
加えて, <ref id="pao" name="こちら"> にあるモーバイルコンピューティングの
ページもご覧ください.
<sect1>
<heading>どんなテープドライブをサポートしていますか?</heading>
<p>FreeBSD は SCSI, QIC-36 (QIC-02 インタフェース付き) および
QIC-40/80 (フロッピーベース) テープドライブをサポートしています.
これらには 8-mm (Exabyte と呼ばれています) や DAT ドライブも含まれています.
QIC-40/80 ドライブは遅いことが知られています.
<p>初期の 8-mm ドライブの中には SCSI-2 とまったく互換性を持たないものがあります.
これらは FreeBSD 上では動作しません.
<sect1>
<heading>どんなテープチェンジャーをサポートしていますか?</heading>
<p>FreeBSD 2.2 は <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ch(4)" name="ch">
デバイスと <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?chio" name="chio">
コマンドを使用した SCSI チェンジャーをサポートしています.
実際のチェンジャーの制御方法の詳細は,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?chio"
name="chio"> のマニュアルページにあります.
<p>使用している製品が, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?amanda"
name="AMANDA"> などのようにチェンジャーに対応済みのものでない場合は,
次のことについて留意してください.
それらの製品は任意のポイント間のテープの移動を制御するだけなので,
テープがどのスロットに入っているか, 現在ドライブにあるテープが
どのスロットに戻るべきかを把握しておく必要があります.
<sect1>
<heading>どんなサウンドカードをサポートしていますか?</heading>
<p>FreeBSD は SoundBlaster, SoundBlaster Pro, SoundBlaster 16,
Pro Audio Spectrum 16, AdLib それから Gravis UltraSound サウンドカードを
サポートしています. MPU-401 やその互換カードも機能に制限はあるものの
サポートされています. マイクロソフトサウンドシステムのスペックに準拠
したカードも, pcm ドライバでサポートされています.
<p><bf/注/ これらはサウンドについてのみの話です! これらのドライバは
CD-ROM, SCSI, カード上にあるジョイスティックをサポートしていません
(SoundBlaster は例外です). SoundBlaster SCSI インタフェースと非 SCSI
CD-ROM はサポートしていますが, そのデバイスからはブートできません.
<sect1>
<heading>どんなネットワークカードをサポートしていますか?</heading>
<p>より完全な一覧については <htmlurl url="../handbook/install.html#INSTALL-NIC"
name="イーサネットカード"> の節を参照してください.
<sect1>
<heading>数値演算コプロセッサを持っていません - 何かまずいでしょうか? </heading>
<p><tt /注意/ これらは 386/486SX/486SLC を持っている場合に影響します
- ほかのマシンでは CPU に内蔵されています.
<p>一般にこれらは問題とはなりません. しかし, 数値演算エミュレーションコードの
パフォーマンスか正確さのいずれかを選択する状況があります.
(<ref id="emul" name="FP エミュレーション"> についての節をご覧ください).
とくに, X 上で弧を描く際にとても遅くなることでしょう.
数値演算コプロセッサを購入されることを強くおすすめします.
とても役立つことでしょう.
<p><bf/注/ 他の数値演算コプロセッサよりも優れたコプロセッサもあります.
これは言いにくいことなのですが, Intel を買うために躍起になる人もいないでしょう.
それが FreeBSD 上で動くという確信がないのなら, クローンにご用心を.
<sect1>
<heading>2.x で, 他にどのドライバがサポートされていますか?</heading>
<p><htmlurl url="../handbook/install.html#INSTALL-MISC" name="ハンドブック">
に記されている, サポートされている他のデバイスの一覧を参照して下さい.
<!--
<sect1>
<heading>I am about to buy a new machine. What do you recommend?</heading>
<p>See the <htmlurl url="../handbook/hw.html" name="hardware section">
of the handbook for general tips if you're going to build it
yourself, otherwise see the
FreeBSD <htmlurl url="../../commercial/hardware.html"
name="Hardware vendors"> page for various companies who offer
FreeBSD compatible systems.
-->
<sect1>
<heading>パワーマネージメント機能付きのラップトップ PC を持っています. </heading>
<p>FreeBSD は一部のマシンの APM をサポートしています.
<tt/LINT/ カーネルコンフィグファイル の
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?apm" name="APM">
の部分をご覧ください.
<sect1>
<heading>特定のハードウェアに関する問題の回避について. </heading>
<p>この節には, ユーザが見つけた特定のハードウェアに関する問題の
回避について記されています.
<sect2>
<heading>Micron システムがブート時に固まってしまいます. </heading>
<p>特定の Micron 製のマザーボードの中には, PCI BIOS が規格通りに
実装されていないために FreeBSD の起動に失敗するものがあります.
その BIOS は, PCI デバイスをあるアドレスで設定したと報告するにも
関わらず, 実際にはそうしていないのです.
<p>この問題を回避するには, BIOS の ``Plug and Play Operating
System'' を無効に設定して下さい. より詳しい情報は
<htmlurl
url="http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron"
name="http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron">
を御覧下さい.
</sect2>
</sect1>
<sect1>
<heading>
新しい Adaptec コントローラを持っているのですが, FreeBSD が検出できないようです.
</heading>
<p>新しい AIC789x シリーズの Adaptec チップは, 3.0 でデビューした CAM SCSI
フレームワークでサポートされています. 2.2-STABLE のパッチは
<url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/development/cam/"
name="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/development/cam/">
にあります. CAM システムが
入っている高機能ブートフロッピーは
<url url="http://www.freebsd.org/~abial/cam-boot/"
name="http://www.freebsd.org/~abial/cam-boot/"> にあります. どちらの場合に
しても, 作業を始める前に README をお読み下さい.</p>
</sect1>
<sect1>
<heading>
内蔵の Plug & Play モデムを持っているのですが, FreeBSD が検出できないようです.
</heading>
<p>モデムの PnP ID を シリアルドライバの PnP ID リストに追加する必要が
あるでしょう. Plug & Play サポートを有効にするには, <tt/controller pnp0/
をコンフィグレーションファイルに付け加えた新しいカーネルをコンパイルして,
その後システムをリブートして下さい. カーネルは, 検出した全てのデバイスの
PnP ID を表示します. モデムの欄にある PnP ID を <tt>/sys/i386/isa/sio.c</tt>
の 2777 行目くらいにあるテーブルに書き入れて下さい. テーブルを見つけるには,
構造体 ``siopnp_ids[]'' の文字列 ``SUP1310'' を探すようにして下さい.
カーネルを作り直したら, インストールし, リブートして下さい. モデムが検出
されるはずです.</p>
<p>起動時のコンフィグレーションの際に, `pnp' コマンドを使用して PnP の
設定をマニュアルで行なわなければならないかもしれません. その場合, モデムを
検出させるためのコマンドは
<verb>
pnp 1 0 enable os irq0 3 drq0 0 port0 0x2f8
</verb>
のようになります.</p>
</sect1>
<sect1>
<heading>
シリアルコンソールで boot: プロンプトを表示するにはどうすればいい?
</heading>
<p><enum>
<item><tt/options COMCONSOLE/ を指定してカーネルを構築して下さい.
<item>そして /boot.config を作成して <tt/-P/ とだけ書き入れて下さい.
<item>その後, キーボードをシステムから抜いて下さい.
</enum></p>
<p><tt>/usr/src/sys/i386/boot/biosboot/README.serial</tt> にこの情報が
記されています.</p>
</sect1>
<sect1>
<heading>
なぜ Micron コンピュータで 3Com PCI ネットワークカードが動かないのでしょう?
</heading>
<p>特定の Micron 製のマザーボードの中には, PCI BIOS が規格通りに
実装されていないために FreeBSD の起動に失敗するものがあります.
その BIOS は, PCI デバイスをあるアドレスで設定したと報告するにも
関わらず, 実際にはそうしていないのです.
<p>この問題を回避するには, BIOS の ``Plug and Play Operating
System'' を無効に設定して下さい.
<p>この問題についてのより詳しい情報は
<htmlurl
url="http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron"
name="http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron">
を御覧下さい.
<sect1>
<heading>対称型マルチプロセッシング (SMP) をサポートしていますか?
</heading>
<p>SMP は 3.0-STABLE と以後のリリースでしかサポートされていません.
</sect>

View file

@ -1,8 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.1 -->
<!-- book stores -->
<!ENTITY isbn.amazon 'http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN'>

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@ -1,738 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.15 -->
<sect>
<heading>インストール<label id="install"></heading>
<p><em>訳: &a.iwasaki; <newline>&a.murata; .<newline>8 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>
FreeBSD を入手するにはどのファイルをダウンロードすればいいですか?
</heading>
<p>通常は <em>floppies/boot.flp</em> というファイルの
フロッピーディスクイメージが一つだけ必要になります. 1.44MB の
フロッピーディスクに書き込み, そこからブートしてその他のファイル群を
ダウンロードします (インストールプログラムが TCP/IP 接続, テープ, CD-ROM,
フロッピーディスク, DOS パーティションなど, インストールに必要なもの
すべてに関する処理を担当します).
<p>自分で配布ファイルをダウンロードする必要がある場合 (たとえば DOS
ファイルシステムからのインストールなど), おすすめの配布ファイル構成は
以下の通りです.
<itemize>
<item> bin/<newline>
<item> manpages/<newline>
<item> compat*/<newline>
<item> doc/ <newline>
<item> src/ssys.* <newline>
</itemize>
<p>この手続きの完全な説明と, 一般的なインストール時の問題については
<url url="../handbook/install.html" name="ハンドブックのインストールの節">
を参照してください.
<sect1>
<heading>ブートフロッピーイメージが一枚のフロッピーディスクに納まらないみたい!
</heading>
<p>3.5 インチ (1.44MB) のフロッピーディスクには 1474560 バイトのデータを
格納できます. ブートイメージはちょうど 1474560 バイトの大きさです.
<p>ブートフロッピーディスクを準備する際のよくある間違いには
以下のものがあります.
<itemize>
<item><tt>FTP</tt> によってフロッピーイメージをダウンロードする際に,
<tt>binary</tt> モードにしていなかった.
<p>FTP クライアントの中には転送モードのデフォルトを <tt>ascii</tt>
モードにしてクライアント側システムの慣習にあうようにすべての行末の
文字を変更するものがあります. この場合は常にブートイメージが
壊れたものになります. ダウンロードしたブートイメージのサイズを
チェックしてください. サーバ上のものと <em>正確に</em> 同じでない場合,
ダウンロードの処理を疑いましょう.
<p>これを回避するには, サーバに接続してイメージのダウンロードを
開始する前に, FTP のコマンドプロンプトで <tt>binary</tt> とタイプします.
<item>ブートイメージを DOS の <tt>copy</tt> コマンド (または GUI の同等のツール)
でフロッピーディスクへ転送した.
<p><tt>copy</tt> のようなプログラムは, 直接起動するように作成された
ブートイメージに関してはうまく処理できません.
イメージにはフロッピーディスクの完全な中身がトラック単位で
格納されており, フロッピーディスク上に通常のファイルとして
格納されるようには想定されていません.
<url url="../handbook/install.html" name="FreeBSD のインストール">
に記述されているように, ローレベルのツール (例 <tt>fdimage</tt> または
<tt>rawrite</tt>) を使用して ``raw'' の状態でフロッピーディスクに
転送する必要があります.
</itemize>
<sect1>
<heading>FreeBSD のインストールについての説明書はどこにありますか?</heading>
<p>インストールの説明書は次のところにあります.
<url url="../handbook/install.html"
name="ハンドブックの「FreeBSD のインストール」の章">
<sect1>
<heading>FreeBSD を動作させるには何が必要ですか?</heading>
<p>386 以上の PC, 5MB 以上の RAM, そして最低 60MB の
ハードディスク容量が必要となります. ローエンドの MDA カード
でも動作しますが, X11R6 を使うには VGA かそれ以上のビデオカード
が必要となります.
<p><ref id="hardware" name="ハードウェアコンパチビリティ">
の節も併せてご覧ください.
<sect1>
<heading>4 MB しかメモリがないのですが, インストールできますか?</heading>
<p>4MB のシステムにインストールできた FreeBSD の最新版は
FreeBSD 2.1.7 でした. 2.2 のように, 2.2 などのより新しいバージョンの
FreeBSD は新規のインストールに最低 5MB は必要になります.
<p>インストールプログラムが 4MB では動作しないだけで, 3.0 を含む
FreeBSD のすべてのバージョンは 4MB の RAM で動作可能です.
インストールする時だけさらに 4MB 追加しておき, システムが
セットアップされて動作するようになった後に, また 4MBを取り出して
もとに戻すこともできます. あるいは 4MB より多くメモリを搭載
したシステムにディスクを持っていき, そのマシンでインストール
した後にディスクを戻すこともできます.
<p>また, FreeBSD 2.1.7 でも 4MB ではインストールできない場合も
あります. 正確には, 640KB のベースメモリ + 3MB の拡張メモリ
ではインストールはできません. もしマシンのマザーボードが
640KB から 1MB の領域で「失われた」メモリを再マップできる
場合は, FreeBSD 2.1.7 をインストールできるかもしれません.
<p>BIOS のセットアップ画面で, `remap' のオプションを探して
有効 (Enable) にしてみてください. また, ROM shadowing を無効
(Disable) にしておかなくてはなりません.
<p>簡単なやり方としては, インストールする時だけあと 4MB 追加
しておく方法があります. 必要なオプションだけを選択して
カスタムカーネルを構築し, また 4MB を取り出してもとに戻せば
いいのです.
<p>また, 2.0.5 をインストールして, それから 2.1.7 のインストーラ
の ``upgrade'' オプションでシステムを 2.1.7 へアップグレード
するというやり方もあります.
<p>インストールしたあとでカスタムカーネルの構築をした場合, 4MB
でも動作します. 2MBでブートに成功した人もいます. (でもその
システムはほとんど使いものになりませんでした :-))
<sect1>
<heading>
自分用のインストールフロッピーを作るには?
</heading>
<p>現在はカスタムインストールフロッピーディスク「だけ」を作る方法はありません.
カスタムインストールフロッピーディスクイメージを含む, release 環境全体を
新たに作る必要があります. <tt>/usr/src/release/floppies/Makefile</tt>
にあるコードでフロッピーディスクイメージ「だけ」を作れるはずですが,
まだ完全なものにはなっていません.
<p>カスタムの release 環境をつくるには<ref id="custrel" name="ここ">
の指示にしたがってください.
<sect1>
<heading>自分の PC に複数のオペレーティングシステムを入れるには?</heading>
<p><url url="../../tutorials/multios/multios.html"
name="multi-OS のページ"> をご覧ください.
<sect1>
<heading>同じマシンで Windows 95 と共存できますか?</heading>
<p>まず Windows 95 をインストールして, そのあとで FreeBSD を
インストールしてください. FreeBSD のブートマネージャが Win95
と FreeBSD のブート管理をしてくれるようになります.
Windows 95 を後にインストールした場合はひどいことに,
問い合わせることもなくブートマネージャを上書きしてしまいます.
そうなってしまった場合は次の節をご覧ください.
<sect1>
<heading>
Windows 95 がブートマネージャを潰しちゃった! どうやって戻すの?
</heading>
<p>ブートマネージャの再インストールの方法として, FreeBSD では
以下に示す二通りの方法が用意されています:
<itemize>
<item>DOS を起動し, FreeBSD の配布物の中にある tools/ ディレクトリ
へ移動し, <bf>bootinst.exe</bf> を探してみてください.
そして次のように実行してください:
<p><bf>bootinst.exe boot.bin</bf>
<p>ブートマネージャが再インストールされます.
<item>FreeBSD のブートフロッピーディスクから起動し, 「カスタム」
インストールメニューを選択し, 続いて「パーティション」を
選択します. ブートマネージャがインストールされていたドライブ
(多分最初のもの) を選択し, パーティションエディタにたどり着いたら,
(何も変更せず) そのまま (W)rite を指定します. 確認のメッセージ
が出ますので「はい」と答え, ブートマネージャ選択の画面で確実に
"Boot Manager" を選択します.
これでブートマネージャがディスクに再び書き込まれます.
インストールメニューから抜けてリブートするとハードディスクは
元通りになります.
</itemize>
<sect1>
<heading>不良ブロックのあるディスクにインストールできますか?</heading>
<p>FreeBSD の不良ブロックの扱い (<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?bad144" name="bad144">
コマンド) は,
(ひいき目に見ても) 100&percnt; 完全ではなく, 残念ながら
多数の不良ブロックのある IDE や ESDI ドライブは FreeBSD
では使用できないと言わざるをえません! でも, 非常に多くの IDE
ベースのシステムで動作しているようですので, 簡単にあきらめて
しまう前にとりあえず試してみましょう.
<p>不良ブロックのある SCSI ドライブの場合は,
<ref id="awre" name="この回答"> を参照してください.
<sect1>
<heading>インストーラからブートしたら変なことになりました!</heading>
<p>インストーラからブートしようとしたときに, マシンが固まってし
まうとか自然とリブートしてしまうといった現象であれば,
次の三つの項目を確認してください:-
<enum>
<item>新品の, フォーマットしたての, エラーフリーの
フロッピーディスクを使っていますか? (三年間もベッドの下に
放置されていた雑誌の付録みたいなやつではなくて,
買ってきたばかりの新品が好ましいですね)
<item>フロッピーイメージをバイナリモードでダウンロード
しましたか? (困った顔をしないでください. 私たちの中
で一番優秀な人でさえ, 少なくとも一回はバイナリファイルを
ASCII モードで思いがけずダウンロードしたことがあるのです!)
<item>Windows95 や Windows NT のような最近ご流行の
オペレーティングシステムを使用している場合, システムを
シャットダウンしてありのままの本物の DOS を再起動
しましたか? これらの OS は, ディスク作成プログラム
のようなハードウェアに直接書き込みをおこなうプログラムに
干渉できます: GUI の中の DOS シェル内部で動作している
場合でも, この問題は発生します.
</enum>
<p>また, Netscape でブートイメージをダウンロードする場合も問題
があることが報告されていますので, できれば別の FTP クライアント
を使うのがよいでしょう.
<sect1>
<heading>あれ! テープからインストールできません!</heading>
<p>2.1.7R をテープからインストールする場合, tar ブロックサイズ
を 10 (5120 バイト) にしたテープを作る必要があります.
デフォルト の tar ブロックサイズは 20 (10240 バイト) で,
このデフォルトサイズで作られたテープでは 2.1.7R を
インストールすることはできません. もしこうしたテープを使うと,
レコードサイズが大き過ぎるというエラーが起きることになります.
<sect1>
<heading>パラレルライン (PLIP) 経由でふたつの FreeBSD box を接続したい
</heading>
<p>Laplink パラレルケーブルを用意してください. 両方の PC の kernel に
lpt ドライバが組み込まれていることを確認してください.
<verb>
$ dmesg | grep lp
lpt0 at 0x378-0x37f irq 7 on isa
lpt0: Interrupt-driven port
lp0: TCP/IP capable interface
</verb>
<p>パラレルインタフェースに Laplink パラレルケーブルを接続します.
<p>root になって両方で lp0 のネットワークインタフェースパラメータを設定します.
例えば, ホスト max と moritz を接続したい場合,
<verb>
max <-----> moritz
IP Address 10.0.0.1 10.0.0.2
</verb>
max 側で次のようにして
<verb>
# ifconfig lp0 10.0.0.1 10.0.0.2
</verb>
moritz 側でも
<verb>
# ifconfig lp0 10.0.0.2 10.0.0.1
</verb>
のようにします.
<P>以上です!
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?lp" name="lp(4)"> と
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?lpt" name="lpt(4)">
のマニュアルページも参照してください.
<P>また, /etc/hosts にホストの追加もしましょう.
<verb>
127.0.0.1 localhost.my.domain localhost
10.0.0.1 max.my.domain max
10.0.0.2 moritz.my.domain moritz
</verb>
<P>動作確認は次のようにします:
max 側:
<verb>
$ ifconfig lp0
lp0: flags=8851<UP,POINTOPOINT,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500
inet 10.0.0.1 --> 10.0.0.2 netmask 0xff000000
</verb>
<verb>
$ netstat -r
Routing tables
Internet:
Destination Gateway Flags Refs Use Netif Expire
moritz max UH 4 127592 lp0
</verb>
<verb>
$ ping -c 4 moritz
PING moritz (10.0.0.2): 56 data bytes
64 bytes from 10.0.0.2: icmp_seq=0 ttl=255 time=2.774 ms
64 bytes from 10.0.0.2: icmp_seq=1 ttl=255 time=2.530 ms
64 bytes from 10.0.0.2: icmp_seq=2 ttl=255 time=2.556 ms
64 bytes from 10.0.0.2: icmp_seq=3 ttl=255 time=2.714 ms
--- moritz ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 2.530/2.643/2.774/0.103 ms
</verb>
<sect1>
<heading>
ラップトップ PC に PLIP (パラレルライン IP) 経由でインストールできますか?
</heading>
<p>次のようにして二つのコンピュータを Laplink パラレルケーブル
を通して接続してください:
<verb>
+----------------------------------------+
|A-name A-End B-End Descr. Port/Bit |
+----------------------------------------+
|DATA0 2 15 Data 0/0x01 |
|-ERROR 15 2 1/0x08 |
+----------------------------------------+
|DATA1 3 13 Data 0/0x02 |
|+SLCT 13 3 1/0x10 |
+----------------------------------------+
|DATA2 4 12 Data 0/0x04 |
|+PE 12 4 1/0x20 |
+----------------------------------------+
|DATA3 5 10 Strobe 0/0x08 |
|-ACK 10 5 1/0x40 |
+----------------------------------------+
|DATA4 6 11 Data 0/0x10 |
|BUSY 11 6 1/0x80 |
+----------------------------------------+
|GND 18-25 18-25 GND - |
+----------------------------------------+
</verb>
<p>また, <ref id="pao" name="この"> Mobile Computing についての
ページもご覧ください.
<sect1>
<heading>
ハードディスクドライブには, どのジオメトリを使うべきでしょうか?
<label id="geometry">
</heading>
<p>(ここでディスクの「ジオメトリ」とは, ディスクのシリンダ,
ヘッダ, トラック当りのセクタの数を意味しています - 便宜上,
C/H/S とすることにします. これはディスクのどの領域で読み書きを
おこなうかを PC の BIOS が決定する手段となります.)
<p>これについてはある理由のために, 誤解されている点が多いようです.
まず最初に, FreeBSD はディスクブロックで動作しているため,
SCSI ドライブの<tt /物理的/なジオメトリという言い方は,
まったく見当違いのものです. 事実, セクタの密度はディスク
によってまちまちであるため, 物理的なジオメトリというものは
存在しません - 製造者が「本当の」物理的なジオメトリと公表
しているものは通常, 彼らが検査して得た最小の使用不可容量の
結果のジオメトリのことです. IDE の場合は, FreeBSD は C/H/S
で動作しますが, 最近のドライブすべては同様にこれを内部で参照
するブロックに変換しています.
<p>すべての問題は<tt /論理的な/ジオメトリです - これは BIOS が
そのディスクのジオメトリについて調べた際に取得されるものであり,
その後のディスクへのアクセスに使用します. FreeBSD はブート時に
BIOS を使用するため, これを正しく取得することは非常に重要な
ことなのです. 実際に, ディスク上に複数のオペレーティング
システムがある場合は, ジオメトリはどこからでも同じように解釈
される必要があり, さもないとブートの際に深刻な問題になります.
<p>SCSI ディスクでは, 使用するジオメトリはコントローラの拡張 BIOS
トランスレーションが有効になっているかどうかによります (``&gt;1GB の
DOS ディスクドライブのサポート'' とも呼ばれます).
無効になっている場合, N シリンダ, 64 ヘッド, 32 セクタ/トラック
を使用しますが, ここで `N' は MB 単位のディスク容量です.
例えば, 2GB ディスクは見かけ上 2048 シリンダ, 64 ヘッド,
32 セクタ/トラックとなります.
<p>それが「有効」になっており (MS-DOS ではこの方法で, ある制限
を回避する場合もあります), ディスク容量が 1GB を越える場合は,
M シリンダ, 63 セクタ/トラック (64 「ではなく」), 255 ヘッド
を使用します. `M' は MB 単位のディスク容量を 7.844238 (!)
で割った値となります. ということで, 2GB ディスクの例では,
261 シリンダ, 63 セクタ/トラック, 255 ヘッドとなります.
(訳注: 以上は Adaptec 社と NCR 社製の SCSI アダプタの場合です.
SCSI アダプタによって変換の数値が変わってくるのでマニュアルを
参照してください.)
<p>これについてよく分からない場合や FreeBSD がインストール中に
正しくジオメトリを取得できない場合, これを回避するもっとも
簡単な方法はディスクに小さな DOS パーティションを作ることです.
そうすると正しいジオメトリが取得されるはずです (そして,
残しておきたくないとかネットワークカードのプログラミング用に
使いたい場合などには, いつでもパーティションエディタで DOS
パーティションを削除することができます).
<p>もう一つの方法として, FreeBSDと一緒にに配布されているフリー
で使えるユーティリティに ``<tt/pfdisk/''(FreeBSD CD-ROM の
<tt>tools</tt>ディレクトリかいろいろな FTP サイトにあります)
と呼ばれるものがあり, ディスク上の他のオペレーティングシステム
が使用しているジオメトリを調べるのに役立ちます. そして, この
ジオメトリ情報をパーティションエディタに入力することができます.
<sect1>
<heading>ディスクの分割の仕方で何か制限はありますか?</heading>
<p>はい. BIOS がカーネルをブートできるようにルートパーティションが
1024 シリンダ以内にあることを確認する必要があります
(これは FreeBSD ではなく PC の BIOS の制限です).
<p>SCSI ドライブでは, 通常はルートパーティションが最初の 1024MB
に収まっていることが前提となります (または拡張 BIOS トランスレーション
が有効になっている場合は最初の 4096MB - 他の質問をご覧ください).
IDE でそれに相当する値は 504MB となります.
(訳注: E-IDE 対応の BIOS 搭載マシンの場合は IDE の 504MB という
制限はありません.)
<sect1>
<heading>
大容量ディスクを持っていますが, ディスクマネージャは使えますか?
</heading>
<p>FreeBSD は Ontrack Disk Manager を認識し, これを考慮にいれます.
他のディスクマネージャはサポートしません.
<p>ディスク全体を FreeBSD で使いたい場合は, ディスクマネージャ
は必要ありません. BIOS が扱える容量いっぱいで (通常は 504MB)
ディスクの設定をおこなうと, FreeBSD は実際の容量を算出する
はずです. MFM コントローラ付きの古いディスクを使っている場合は,
FreeBSD に使用するシリンダ数を詳細に指定する必要があります.
<p>FreeBSD と他のオペレーティングシステムが入っているディスクを
使用したい場合は, ディスクマネージャなしでもできるでしょう:
FreeBSD のブートパーティションと他のオペレーティングシステム
用のスライスが最初の 1024 シリンダ内に収まっている事を確認
するだけです. 気になる方は, ブートパーティションを 20 メガバイト
ぐらいにして大きめにするととよいでしょう.
<sect1>
<heading>
FreeBSD のブート時に ``Missing Operationg System'' と表示されます
<label id="missing_os">
</heading>
<p>これは FreeBSD や DOS, そのほかの OS がディスク領域
<ref id="geometry" name="ジオメトリ"> のとらえ方で衝突
しあっていることから起こる典型的な例です. こうなったら
FreeBSD をインストールし直す以外にはありませんが,
他のところで説明した手順にしたがってやれば,
ほぼ間違いなくうまくいくはずです.
<sect1>
<heading>ブートマネージャの `F?' プロンプトが表示されません. </heading>
<p>これはすでに前に質問されている問題のもう一つの症状です. BIOS
のジオメトリと FreeBSD のジオメトリ設定が一致していないのです!
コントローラや BIOS がシリンダの変換 (``&gt;1GB ドライブの
サポート'' とも呼ばれます) をサポートしていたら,
その設定を無効化して FreeBSD をインストールし直してみてください.
<sect1>
<heading>
16MB を越えるメモリを搭載していますが, 何か問題が起こりますか?
<label id="bigram">
</heading>
<p>性能問題以外は無しです. FreeBSD 2.X は bounce-buffer をサポートしており,
バスマスタリングコントローラは 16MB より上のメモリ領域に
アクセスできます. (ISA デバイスを使用している場合のみ必要
となりますが, 一部の EISA と VLB デバイスでも必要な場合
があります.)
<p>また, もっと多くのメモリを搭載している場合, Compaq や利用可能な
メモリサイズを正しく報告しない他の BIOS を使用している場合は,
<ref id="reallybigram" name="&gt;64M マシン"> の節をご覧ください.
<sect1>
<heading>ソースを全部インストールする必要はありますか?</heading>
<p>一般的には「いいえ」です. しかし最低でも, ``<tt/base/''
ソースキット (これにはこの FAQ で述べられているファイルの
いくつかが含まれています) と, ``<tt/sys/'' (kernel) ソースキット
(これにはカーネルのソースが含まれています) をインストール
する事を強くおすすめします. 通常, 何かの実行にソースが必要
になる事はありません. しかし, カーネルをコンフィグレーション
するためのプログラム <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?config" name="config">
を実行する時は例外です.
カーネルのソースをインストールしなくてもよい例として, どこか
別の場所からカーネルのソースを読み込み専用で NFS マウントする
事ができ, またそこから新しいバイナリを作成できるようになって
います. (カーネルソースの制限があるので, 直接 /usr/src を
マウントする事はおすすめできません. それよりもどこか別の
ディレクトリにマウントして, ソースツリーの複製ができるように
適切にシンボリックリンクを張ってください.)
<p>ソースをネットワーク上に持ち, そこからシステムをビルド
するようにしておけば, FreeBSD の将来のリリースへのアップグレード
がずっと簡単になります.
<p>実際にソースのサブセットを選択するには, システムインストール
ツールの「配布ファイル」メニューにある「カスタム」メニュー
を使用します. また, <tt>src/install.sh</tt> スクリプトでも
与える引数によってソース配布ファイルの一部分をインストールできます.
<sect1>
<heading>カーネルは作り直さなくちゃならないんですか?</heading>
<p>カーネルを新しく作り直すのは元々 FreeBSD のインストール時に
どうしても必要なことでした. でも最近のリリースでは, とても
ユーザフレンドリなカーネル設定ツールの恩恵を受けています.
FreeBSD のブートプロンプト (boot:) で "-c" と打てば
ビジュアルな設定画面になり, ほとんどの一般的な ISA カードに
ついてのカーネルの設定をすることができるのです.
<p>今でも, 必要なデバイスドライバだけを組み込んだカーネルを
作ることはよい事とされています. ほんのちょっとだけメモリを
節約できますからね. でもほとんどのシステムでは, もはや
どうしてもやらなくちゃならないことではないのです.
<sect1>
<heading>
アメリカ合衆国国外に住んでいますが, DES 暗号化ソフトウェアは使えますか?
</heading>
<p>DES スタイルの暗号化コードの使用が絶対避けられないものでない
場合は, <bf/よりよいセキュリティ/で輸出規制のない FreeBSD の
デフォルトの暗号化コードが使用できます. FreeBSD 2.0 ではパスワードの
デフォルトのスクランブラは <bf/MD5/ ベースになっています.
これは, パスワード破りのプログラムに対して DES よりも CPU
パワーを要求し, またより長いパスワードを使うことできます.
いまどき <bf/MD5/ ベースの crypt を使用しない理由があるとすれば,
それは FreeBSD とそれ以外のシステムで同じ password エントリを
使用しているぐらいのもんでしょう.
<p>DES 暗号化アルゴリズムを合法的に合衆国国外に持ち出す事
ができないため, 合衆国国外のユーザは合衆国の FTP サイト
から該当するソフトウェア (<tt/secrdist/ の部分) を
持ち出してはいけません.
<p>しかし, これに代わる libcrypt が, オーストラリアの David
Burren によって書かれたソースをベースに作られています.
これは合衆国国外のいくつかの FTP ミラーサイトで公開されています.
この制限の課せられていない libcrypt のソースと, それを
使ったプログラムのバイナリは, 以下の FTP サイトから入手する
事ができます:
<descrip>
<tag/南アフリカ/
<tt>ftp://ftp.internat.freebsd.org/pub/FreeBSD</tt><newline>
<tt>ftp://storm.sea.uct.ac.za/pub/FreeBSD</tt>
<tag/ブラジル/
<tt>ftp://ftp.iqm.unicamp.br/pub/FreeBSD</tt>
<tag/フィンランド/
<tt>ftp://nic.funet.fi/pub/unix/FreeBSD/eurocrypt</tt>
訳注: 日本国内では以下のサイトにあります.
<tag/日本/
<tt>ftp://jaz.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-internat</tt>
</descrip>
<p>この合衆国国外向けの <tt/securdist/ は, 合衆国国内向けの
<tt/securedist/ をちょうど置き換えるように使う事ができます.
この <tt/securedist/ は合衆国国内版のパッケージと同じ方法で
インストールできます (詳しい方法はインストールノートを
ご覧ください). DES 暗号化コードをインストールしたい場合は,
他のアプリケーションをインストールする前に, なるべく早い段階で
インストールしておく必要があります.
<p>合衆国国外のユーザは, お願いですからいかなる暗号化ソフトウェア
も合衆国内からダウンロードしないでください. ダウンロードされた
サイトの管理者は, 法律的にとても難しく困難な立場に立たされる
事になります.
<p>合衆国以外向けの Kerberos も開発されつつあります. 現在の
バージョンは anonymous FTP で <tt>braae.ru.ac.za</tt> から
入手できます.
<p>また, 合衆国国外向けの暗号化ソフトウェアに関する議論のための
<ref id="mailing" name="メーリングリスト">もあります.
より詳しい情報については, メールの本文に ``<tt/help/'' とだけ書いて
<tt>&lt;majordomo@braae.ru.ac.za&gt;</tt> まで送ってください.
<sect1>
<heading>ブートフロッピーで起動すると, ``Probing Devices...'' の画面でハングアップします.</heading>
<p>IDE Zip か Jaz ドライブが接続されていたら, それを取り外して
もう一度試してみましょう. ブートフロッピーはこの種のドライブを誤認して
しまうのです.
システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
<sect1>
<heading>インストール終了後にシステムをリブートすると, ``panic: cant mount root'' のエラーとなります.</heading>
<p>このエラーはディスクデバイスについてブートブロックとカーネルの
認識が混乱しているために起こります. このエラーは通常 2 台の IDE
ディスクがそれぞれ別の IDE コントローラのマスターかシングルデバイス
として接続されているシステムにおいて, FreeBSD がセカンダリ IDE
コントローラに接続されたディスクにインストールされている場合に発生します.
ブートブロックは FreeBSD が wd1 (2 台目の BIOS ディスク) にインストール
されていると認識するのに対し, カーネルは セカンダリ IDE の 1 台目の
ハードディスクである wd2 にインストールされていると認識するのです.
デバイスプローブの後で, カーネルはブートブロックがブートディスクだと
認識したディスクである wd1 を mount しようとします. 実際には
ブートディスクは wd2 なので失敗してしまうのです.
<p>この問題を解決するには, 以下のどれか一つを行ってください:
<enum>
<item>Boot: プロンプトで,
<tt>1:wd(2,a)kernel</tt> と入力してエンターキーを押します.
システムが起動したら,
<verb>
echo "1:wd(2,a)kernel" > /boot.config
</verb>
というコマンドを実行してこれをデフォルトのブート文字列とします.
<item>FreeBSD のディスクをプライマリ IDE コントローラに接続して,
ハードディスクが連続したドライブ番号で認識されるようにします.
<item>カーネルのコンフィグレーションファイルで wd の行を以下のように
変更してから<url url="../handbook/kernelconfig.html"
name="カーネルを再構築"> を行い, 新しいカーネルをインストールします.
<verb>
controller wdc0 at isa? port "IO_WD1" bio irq 14 vector wdintr
disk wd0 at wdc0 drive 0
# disk wd1 at wdc0 drive 1 # この行をコメントアウト
controller wdc1 at isa? port "IO_WD2" bio irq 15 vector wdintr
disk wd1 at wdc1 drive 0 # wd2 から wd1 へ変更
disk wd2 at wdc1 drive 1 # wd3 から wd2 へ変更
</verb>
ディスクの接続を変更して元の設定に戻したい場合は, ディスクを
お望みの設定の通りの接続に戻してからリブートします.
システムは正常に起動するはずです.
</enum>
<sect1>
<heading>メモリの大きさの制限は?</heading>
<p>メモリは, (論理的な) 限界は 4 ギガバイトです. 1 ギガバイトのものは
すでにテストがされています. 普通は i386 の PC ではそれ以上のメモリを
サポートしているものを買うことはできません.
<sect1>
<heading>ffs ファイルシステムの大きさの制限は?</heading>
<p>ffs ファイルシステムは, 論理的な最大の上限は 8 テラバイト (2G ブロック) か,
デフォルトのブロックサイズを 8K とすると 16 テラバイトとなります.
実際問題として, 1 テラバイトのソフトウェアの限界がありますが,
修正すれば 4 テラバイトのファイルシステムが可能です (実際に存在します).
<p>一つの ffs のファイルの最大のサイズは, ブロックサイズが 4K の場合で
約 1 ギガブロック (4 テラバイト) です.
<verb>
maxfilesize
----------------------------------
2.2.7 3.0
fs block size -stable -current works should-work
------------- ------- -------- ----- -----------
4K 4T-1 4T-1 4T-1 4+T
8K 32+G 8T-1 32+G 16T-1
16K 128+G 16T-1 128+G 32T-1
32K 512+G 32T-1 512+G 64T-1
64K 2048+G 64T-1 2048+G 128T-1
</verb>
<p>fs ブロックサイズが 4K の場合は三重間接ブロックが使用され,
いづれの場合でも三重間接ブロックを使用して表現できる最大の
fs ブロック番号 (およそ 1K^3 + 1K^2 + 1K) に制限されるはずなのですが,
実際は fs ブロック番号の (間違った) 上限 1G-1 で制限されます.
fs ブロック番号の制限は 2G-1 となるはずです. 2G-1 付近に
fs ブロック番号のバグが多少ありますが, fs ブロックサイズが
4K の場合は, ここまでのブロック番号には到達しません.
<p>ブロックサイズが 8K 以上の場合, いづれの場合も fs ブロック番号の
上限 2G-1 で制限されるはずですが, 実際は fs ブロック番号の上限
1G-1 で制限されます. 例外的に -stable では三重間接ブロックまでは
到達しないため, 制限は二重間接ブロックで表現できる最大の
fs ブロック番号 (およそ (blocksize/4)^2 + (blocksize/4)) となります.
-current ではこの制限を超えると問題を引き起こすかもしれません.
正しい制限値である 2G-1 ブロックを使用すると明らかに問題が出ます.
<sect1>
<heading>フロッピーに 1 テラバイトのファイルを格納するには?</heading>
<p>わたしのところではフロッピーにいくつかの実際のファイルを保存しています :-).
最大のファイルサイズは最大のディスクサイズとはあまり関係はありません.
最大のディスクサイズは 1TB です. ファイルサイズがディスクサイズより
大きくなりうるというのは仕様です.
<p>以下の例は, 32K のディスク容量 (3 つの間接ブロックと
1 つのデータブロック) を使って, 小さなルートパーティションに
8T-1 の大きさのファイルを作成します. ここでの dd コマンドは
大きなファイルが扱えるものが必要です.
<verb>
ttyv0:bde@alphplex:/tmp/q> cat foo
df .
dd if=/dev/zero of=z bs=1 seek=`echo 2^43 - 2 | bc` count=1
ls -l z
du z
df .
ttyv0:bde@alphplex:/tmp/q> sh foo
Filesystem 1024-blocks Used Avail Capacity Mounted on
/dev/sd0a 64479 27702 31619 47% /
1+0 records in
1+0 records out
1 bytes transferred in 0.000187 secs (5346 bytes/sec)
-rw-r--r-- 1 bde bin 8796093022207 Sep 7 16:04 z
32 z
Filesystem 1024-blocks Used Avail Capacity Mounted on
/dev/sd0a 64479 27734 31587 47% /
ttyv0:bde@alphplex:/tmp/q> exit
</verb>
<p>Bruce Evans, September 1998
</sect>

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@ -1,81 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<sect>
<heading>FreeBSD FAQ 日本語化について<label id="jcontrib"></heading>
<p>FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクトは, FreeBSD 関係の日本語
ドキュメントが少ないことを嘆いた数人の FreeBSD ユーザの提唱によって
1996年2月26日にスタートし, FreeBSD 日本語ハンドブックの作成をはじめとした
活動をおこなってきました.
FreeBSD FAQ の日本語化については, オリジナルの翻訳作業だけでなく
日本国内に固有の話題についても広く情報を集め, 日本の FreeBSD ユーザにとって
真に有益なドキュメントを提供しようと考えています.
オリジナルの FAQ は日毎に更新されており, 私たちもまた
これに追い付くために作業を続けていきます. もちろん, 新しいメンバも大歓迎です.
日本語翻訳版について, 何かお気づきの点がありましたら, &a.doc-jp;
までご連絡ください.
また, もし私たちの作業を手伝ってくれるなら,
<url url="http://www.jp.FreeBSD.ORG/~hanai/doc-jp/"
name="FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクトのページ">
をご覧の上, 是非参加してください.
<sect1>
<heading>翻訳者 (五十音順) </heading>
<p>
<itemize>
<item>&a.arimura
<item>&a.ryo
<item>&a.iwasaki
<item>&a.yoshiaki
<item>&a.kuriyama
<item>&a.koga
<item>&a.motoyuki
<item>&a.sugimura
<item>&a.nakai
<item>&a.nishika
<item>&a.hanai
<item>&a.kiroh
<item>&a.shou
<item>&a.fukuma
<item>&a.murata
<item>&a.junkun
</itemize>
<sect1>
<heading>査読者 (五十音順) </heading>
<p>
<itemize>
<item>&a.asami
<item>&a.iwasaki
<item>&a.yoshiaki
<item>&a.ohashi
<item>&a.kuriyama
<item>&a.motoyuki
<item>&a.saeki
<item>&a.sugimura
<item>&a.hanai
<item>&a.nao
<item>&a.kiroh
<item>&a.hino
<item>&a.shiyama
<item>&a.shou
<item>&a.murata
<item>&a.earth
</itemize>
<sect1>
<heading>作業環境整備 (五十音順) </heading>
<p>
<itemize>
<item>&a.ryo
<item>&a.iwasaki
<item>&a.simokawa
<item>&a.hideyuki
</itemize>
</sect>

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@ -1,110 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!--
翻訳者及び査読者などの名前及び電子メールアドレス
-->
<!ENTITY a.doc-jp "FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクト
<tt><htmlurl url='mailto:doc-jp@jp.FreeBSD.ORG'
name='&lt;doc-jp@jp.FreeBSD.ORG&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.asami "浅見 賢
<tt><htmlurl url='mailto:asami@FreeBSD.ORG'
name='&lt;asami@FreeBSD.ORG&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.nakai "中井 幸博
<tt><htmlurl url='mailto:nakai@mlab.t.u-tokyo.ac.jp'
name='&lt;nakai@mlab.t.u-tokyo.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.koga "こがよういちろう
<tt><htmlurl url='mailto:y-koga@ccs.mt.nec.co.jp'
name='&lt;y-koga@ccs.mt.nec.co.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.iwasaki "岩崎 満
<tt><htmlurl url='mailto:iwasaki@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;iwasaki@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.saeki "佐伯 隆司
<tt><htmlurl url='mailto:saeki@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;saeki@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.kiroh "はらだ きろう
<tt><htmlurl url='mailto:kiroh@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;kiroh@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.hino "日野 浩志
<tt><htmlurl url='mailto:hino@ccm.cl.nec.co.jp'
name='&lt;hino@ccm.cl.nec.co.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.yoshiaki "内川 喜章
<tt><htmlurl url='mailto:yoshiaki@kt.rim.or.jp'
name='&lt;yoshiaki@kt.rim.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.arimura "有村 光晴
<tt><htmlurl url='mailto:arimura@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;arimura@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.hanai "花井 浩之
<tt><htmlurl url='mailto:hanai@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;hanai@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.simokawa "下川 英敏
<tt><htmlurl url='mailto:simokawa@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;simokawa@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.nao "浜田 直樹
<tt><htmlurl url='mailto:nao@tom-yam.or.jp'
name='&lt;nao@tom-yam.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.junkun "山下 淳
<tt><htmlurl url='mailto:junkun@esys.tsukuba.ac.jp'
name='&lt;junkun@esys.tsukuba.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.nishika "にしか
<tt><htmlurl url='mailto:nishika@cheerful.com'
name='&lt;nishika@cheerful.com&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.ryo "一宮 亮
<tt><htmlurl url='mailto:ryo@azusa.shinshu-u.ac.jp'
name='&lt;ryo@azusa.shinshu-u.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.murata "むらたしゅういちろう
<tt><htmlurl url='mailto:mrt@mickey.ai.kyutech.ac.jp'
name='&lt;mrt@mickey.ai.kyutech.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.shou "広瀬 昌一
<tt><htmlurl url='mailto:shou@kt.rim.or.jp'
name='&lt;shou@kt.rim.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.fukuma "福間 康弘
<tt><htmlurl url='mailto:yasuf@big.or.jp'
name='&lt;yasuf@big.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.kuriyama "くりやま
<tt><htmlurl url='mailto:kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp'
name='&lt;kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.motoyuki "今野 元之
<tt><htmlurl url='mailto:motoyuki@jp.FreeBSD.ORG'
name='&lt;motoyuki@jp.FreeBSD.ORG&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.earth "若井 久史
<tt><htmlurl url='mailto:earth@hokuto7.or.jp'
name='&lt;earth@hokuto7.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.ohashi "大橋 健
<tt><htmlurl url='mailto:ohashi@mickey.ai.kyutech.ac.jp'
name='&lt;ohashi@mickey.ai.kyutech.ac.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.shiyama "檜山 卓
<tt><htmlurl url='mailto:shiyama@intercity.or.jp'
name='&lt;shiyama@intercity.or.jp&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.hideyuki "鈴木 秀幸
<tt><htmlurl url='mailto:hideyuki@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;hideyuki@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">
<!ENTITY a.sugimura "杉村 貴士
<tt><htmlurl url='mailto:sugimura@jp.FreeBSD.org'
name='&lt;sugimura@jp.FreeBSD.org&gt;'></tt>">

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@ -1,99 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.2 -->
<sect>
<heading>カーネルコンフィグレーション<label id="kernelconfig"></heading>
<p><em>訳: &a.kiroh;.<newline>10 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>
カーネルをカスタマイズしたいんですが, 難しいですか?
<label id="make-kernel">
</heading>
<p>全然難しくありません. <url url="../handbook/kernelconfig.html"
name="ハンドブックのカーネルコンフィグレーションの節">を調べてください.
<p><bf/注:/ うまく動作するカーネルができたら, 日付入りのカーネル
のスナップショットを <tt/kernel.YYMMDD/ のように作成することを
おすすめします. こうしておけば, 次にカーネルの構築をやってうまく
いかなくなってしまっても, <tt/kernel.GENERIC/ にわざわざ戻る
必要がなくなります. これは, GENERIC kernel でサポートされない
デバイスからブートしている場合は, 特に重要です
(経験者は語るってやつです).
<sect1>
<heading>
<tt/&lowbar;hw&lowbar;float/ が無いので, カーネルのコンパイルがうまくいきません.
</heading>
<p>推測ですけど, 数値演算コプロセッサを持ってないからと思って,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?npx(4)"
name="npx0"> をカーネルコンフィグファイルから削除しちゃったんじゃ
ないですか? <tt/npx0/ は<bf/必須/です. コプロセッサがなくても,
<tt/npx0/ デバイスは削除してはいけません.
<sect1>
<heading>マルチポートシリアル関連のコードでの, 割り込みの競合</heading>
<p><bf/Q./ マルチポートシリアルをサポートするコードを含んだ
カーネルをコンパイルしようとすると, 最初のポートだけ検出され,
残りのポートは割り込みの競合のためスキップされたと言われます.
どうやったらいいでしょうか?
<p><bf/A./ ここでの問題は, FreeBSD にはハードウェアまたは
ソフトウェアの競合によってカーネルがクラッシュするのを防ぐ
コードが含まれているという点です. 解決するには, 最初のポート
にだけ IRQ の設定を書き, 残りは IRQ の設定を削除します.
以下に例を示します.
<verb>
#
# Multiport high-speed serial line - 16550 UARTS
#
device sio2 at isa? port 0x2a0 tty irq 5 flags 0x501 vector siointr
device sio3 at isa? port 0x2a8 tty flags 0x501 vector siointr
device sio4 at isa? port 0x2b0 tty flags 0x501 vector siointr
device sio5 at isa? port 0x2b8 tty flags 0x501 vector siointr
</verb>
<sect1>
<heading>QIC-40/80 ドライブのサポートを有効にするには? </heading>
<p><tt/GENERIC/ コンフィグファイルの以下の行のコメントを外して
ください (もしくは使用するコンフィグファイルに追加してください).
そして <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?fdc(4)"
name="fdc"> の行に, ``<tt/flags 0x1/'' を追加してください.
<verb>
controller fdc0 at isa? port "IO_FD1" bio irq 6 drq 2 flags 0x1 vector fdintr
disk fd0 at fdc0 drive 0 ^^^^^^^^^
disk fd1 at fdc0 drive 1
#tape ft0 at fdc0 drive 2
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
</verb>
<p>次に, <tt>/dev/ft0</tt> デバイスを作成します. <tt>/dev/</tt>
に移動して, 以下のコマンドを実行します.
<verb>
sh ./MAKEDEV ft0
</verb>
<p>これは, 1 番目のドライブの例です. 2 番目には <tt/ft1/ を使い,
以降は同様にしてください.
<p><tt>/dev/ft0</tt> デバイスは, ``<tt/ft/'' と呼ばれる特別な
コマンドを使用して書き込みをおこなえます. 詳細については
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ft" name="ft">
のマニュアルページを参照してください.
<p><tt/-current/ 以前のバージョンの <tt/ft/ には,
不良テープメディアの扱いに問題があります. <tt/ft/
がテープの同じ部分を行ったり来たりしているようであれば,
<tt/-current/ の <tt>/usr/src/sbin/ft</tt> から最新の <tt/ft/
を取得して試してみてください.
</sect>

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@ -1,447 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.16 -->
<sect>
<heading>その他の質問<label id="misc"></heading>
<p><em>訳: &a.yoshiaki;, &a.sugimura;, &a.fukuma;.
<newline>10 November 1997 - 8 May 1999.</em>
<sect1>
<heading>
FreeBSD は Linux より多くのスワップ領域を消費するのはなぜですか?
</heading>
<p>FreeBSD は Linux よりもスワップを多く使っているように見えるだけです.
実際にはそうではありません. この点における FreeBSD と
Linux の主な違いは, FreeBSD はより多くのメインメモリを有効利用できるように
するため, 完全にアイドルになったものやメインメモリ上の使われなくなった
ページをスワップにあらかじめ積極的に移動しているということです.
Linux では最後の手段としてページをスワップに移動させるだけという
傾向があります. このスワップの使い方は, メインメモリをより効果的に
使用することによってバランスが保たれています.
<p>FreeBSD はこのような状況では先手策を取りますが, システムが
本当に空き状態の時に, 理由も無くページをスワップしようと決めることはない
ということに注意してください.
したがって, 夜中に使わずにおいたシステムが
朝起きたときにすべてページアウトされているということはないのです.
<sect1>
<heading>
FreeBSD の実行フォーマットの a.out はどのようなものですか, a.out を使う理由, ELFを使う理由は何でしょう?
</heading>
<p>FreeBSD の <tt>a.out</tt>フォーマットを理解するためには,
まず UNIXにおいて現在 「優勢」な 3種類の実行フォーマットについて
いくらか知っておく必要があります:
<itemize>
<item><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?a.out(5)"
name="a.out">
<p>最も古く 「由緒正しい」 unix オブジェクトフォーマットです.
マジックナンバを含む短くてコンパクトなヘッダが先頭にあり,
これがフォーマットの特徴とされています (参照
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?a.out(5)"
name="a.out(5)">
より詳細な内容があります). ロードされる 3種類のセグメント:
.text, .data, .bss と加えてシンボルテーブルと文字列テーブルを
含みます.
<item><bf>COFF</bf>
<p>SVR3 のオブジェクトフォーマットです. ヘッダは単一の
セクションテーブルから成り, .text, .data, .bss セクション以外
の部分を持つことができます. </item>
<item><bf>ELF</bf>
<p> <tt/COFF/の後継です. 複数のセクションをサポートし, 32-bit
と 64-bitのいずれの値も可能です. 大きな欠点の一つは, <tt/ELF/
はそれぞれのシステムアーキテクチャ毎に単一の ABI のみが存在する
という仮定で設計されていることです. この仮定はまったく
正しくありません. 商用の SYSV の世界でさえそうです
(少なくとも SVR4, Solaris, SCO の 3種類の ABI があります).
<p>FreeBSD はこの問題を解決するための試みとして, 既知の <tt/ELF/
実行ファイルに ABI に応じた情報を <em>書き加える</em>
ユーティリティを提供しています.
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?brandelf"
name="brandelf"> のマニュアルページ
を参照してください. より多くの情報があります.
</itemize>
<p>FreeBSD は伝統的な立場をとり, 数多くの世代の BSD のリリース
で試され, 実証されてきた
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?a.out(5)"
name="a.out">フォーマットを伝統的に使用しています.
いつかは FreeBSDシステムでネイティブ <tt/ELF/ バイナリを作り,
実行することができるようになるかもしれませんが, 初期の頃 FreeBSD
では <tt/ELF/ をデフォルトのフォーマットに変更するという動きは
ありませんでした. なぜでしょうか? ところで Linux においては,
<tt/ELF/ への苦痛をともなった変更は, その時に <tt/a.out/
実行フォーマットから逃れたというよりは, ジャンプテーブルベース
の共有ライブラリのメカニズムの柔軟性の低さからの脱却でした.
これはベンダや開発者全体にとって共有ライブラリの作成が非常に
難しかった原因でした.
<tt/ELF/のツールには共有ライブラリの問題を
解決することができるものが提供されており, またいずれにせよ
一般的に「進歩」していると考えられます. このため移行のコストは
必要なものとして容認され, 移行はおこなわれました.
<p>FreeBSDの場合は, 共有ライブラリのメカニズムは Sun の
<tt>SunOS</tt>スタイルの共有ライブラリのメカニズムに極めて近い
ものになっていて非常に使いやすいものになっています.
しかしながら, FreeBSD では 3.0 から <tt/ELF/ バイナリをデフォルトの
フォーマットとして公式にサポートしています. <tt/a.out/
実行フォーマットはよいものを私達に提供してくれているものの, 私達の
使っているコンパイラの作者である GNU の人々は <tt/a.out/ フォーマット
のサポートをやめてしまったのでした. このことは, 私達に別バージョンの
コンパイラとリンカを保守することを余儀なくされることとなり, 最新の
GNU 開発の努力による恩恵から遠ざかることになります. その上, ISO-C++
の, とくにコンストラクタやデストラクタがらみの要求もあって, 今後の
FreeBSD のリリースでネイティブの <tt/ELF/ のサポートされる方向へと
話が進んでいます.
<sect1>
<heading>それにしても, なぜそんなに多くのフォーマットがあるのですか?</heading>
<p>もうおぼろげになってしまった暗い過去に, 単純なハードウェアが
ありました. この単純なハードウェアは, 単純で小さなシステムを
サポートしていました. a.out はこの単純なシステム (PDP-11) での
作業を行なうバイナリとして完全に適したものだったのです.
人々はこの単純なシステムから UNIX を移植する際に, a.out
フォーマットをそのまま使いました. というのは Motorola 68k, VAXen,
といったアーキテクチャへの UNIX の初期の移植ではこれで十分だったからです.
<p>やがてある聡明なエンジニアがソフトウェアでちょっとした
トリックを使うことを決めました. 彼はいくつかのゲートを削り取って
CPU のコアをより速く走らせることができたのです. これは
新しい種類のハードウェア (今日では RISC として知られています) で
動いたのです. <tt/a.out/ はこのハードウェアには
適していなかったので, このハードウェア上で多くのフォーマットが,
限定された単純な <tt/a.out/ フォーマットでのものよりもより良い
パフォーマンスを出すことを目指して開発されたのです.
<tt/COFF/, <tt/ECOFF/, そしていくつかの有名でないフォーマットが
<tt/ELF/ が標準になる前に開発され, それらの限界が探求されたのです.
<p>さらに, プログラムサイズは巨大になり, ディスク (および物理メモリ)
は依然として相対的に小さかったため, 共用ライブラリのコンセプトが
誕生しました.
また, VM システムはより複雑なものになりました.
これらの個々の進歩は <tt/a.out/ フォーマットを使用して遂げられましたが,
その有用性は新しい機能とともにどんどん広がってきました.
これらに加え, 実行時に必要なものを動的にロードする, または
初期化コードの実行後にプログラムの一部を破棄し, コアメモリおよび /
またはスワップ空間を節約するという要望が高まりました.
プログラミング言語はさらに複雑になり, main 関数の前に自動的に
コールされるコードの要望が高まりました.
多くの機能拡張がおこなわれ, <tt/a.out/ フォーマットがこれらすべてを
実現できるようになり, それらはしばらくは基本的に動作していました.
やがて, <tt/a.out/ はコードでのオーバヘッドと複雑さを増大させずに
これらの問題すべてを処理することに無理がでてきました.
一方, <tt/ELF/ はこれらの問題の多くを解決しますが, 現状稼働している
システムからの切替えは厄介なものになるでしょう.
そのため <tt/ELF/ は, <tt/a.out/ のままでいることが<tt/ELF/ への
移行よりももっと厄介なものになるまで待つ必要がありました.
<p>しかし時が経つにつれ, FreeBSD のビルドツールの元となったツー
ル群(特にアセンブラとローダ)と FreeBSD のビルドツール群は異なっ
た進化の経路をたどりました. FreeBSD のツリーでは, 共有ライブラ
リが追加され, バグフィックスも行われました. もともとのツール群
を作成した GNU の人たちは, プログラムを書き直し, クロスコンパ
イラのサポート, 異なるフォーマットを任意に取り込む機能などを追
加していきました. 多くの人々が FreeBSD をターゲットとしたクロ
スコンパイラの構築を試みましたが, FreeBSD の使っている as と
ld の古いプログラムコードはクロスコンパイルをサポートしておら
ず, うまくいきませんでした. 新しい GNU のツール群 (binutils)
は, クロスコンパイル, 共有ライブラリ, C++ 拡張などの機能をサポー
トしています. さらに数多くのベンダが <tt/ELF/ バイナリをリリー
スしています. FreeBSD にとって <tt/ELF/ バイナリが実行できる
ことは, 非常にメリットがあります. <tt/ELF/ バイナリが FreeBSD
で動くのなら, <tt/a.out/ を動かすのに手間をかける必要はありま
せんね. 長い間忠実によく働いた老いた馬は, そろそろ牧草地で休ま
せてあげましょう.
<p><tt/ELF/ は a.out に比べてより表現力があり, ベースのシステム
に対してより幅広い拡張性を提供できます. <tt/ELF/ 用のツールは
よりよく保守されています. また多くの人にとって重要なクロスコン
パイルもサポートしています. <tt/ELF/ の実行速度は, ほんの少し
a.out より遅いかもしれませんが, 実際に速度の差をはかるのは困難
でしょう. <tt/ELF/ と a.out の間には, ページマッピング, 初期化
コードの処理など多くの違いがありますが, とりたてて重要なものは
ありません. しかし違いがあるのは確かです. ほどなく, GENERIC カー
ネルから <tt/a.out/ のサポートが外さます. <tt/a.out/ のプログ
ラムを実行する必要性がなくなれば, 最終的に <tt/a.out/ のサポー
トはカーネルから削除されます.
<sect1>
<heading>なぜシンボリックリンクのパーミッションは chmod で変えられないのですか?</heading>
<p>この場合, ``<tt/-H/'' か ``<tt/-L/'' のどちらかのオプションを
``<tt/-R/'' と同時に使う必要があります.
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?chmod"
name="chmod"> と
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?symlink"
name="symlink"> のマニュアルページにはもっと詳しい情報があります.
<p><bf/注意/ ``<tt/-R/'' オプションは <bf/再帰的に/ <tt/chmod/
を実行します. ディレクトリやディレクトリへのシンボリックリンクを
<tt/chmod/ する場合は気をつけてください. シンボリックリンクで
参照されている単一のディレクトリのパーミッションを変更したい場合は,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?chmod" name="chmod">
をオプションをつけずにシンボリックリンクの名前の後ろにスラッシュ
(``<tt>/</tt>'') をつけて使います. 例えば, ``<tt/foo/'' がディレクトリ
``<tt/bar/'' へのシンボリックリンクである場合, ``<tt/foo/'' (実際には
``<tt/bar/'') のパーミッションを変更したい場合にはこのようにします:
<verb>
chmod 555 foo/
</verb>
<p>後ろにスラッシュをつけると,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?chmod"
name="chmod"> はシンボリックリンク
``<tt/foo/'' を追いかけてディレクトリ ``<tt/bar/''
のパーミッションを変更します.
<sect1>
<heading>
login 名が<bf/いまだに/ 8文字に制限されているのはなぜですか
</heading>
<p> <bf/UT_NAMESIZE/を変更して全体を作り直せば十分で, それだけで
うまくいくだろうとあなたは考えるかもしれません.
残念ながら多くのアプリケーションやユーティリティ
(システムツールも含めて) は小さな数値を構造体やバッファなどに
使っています ( 必ずしも "8" や "9" ではなく, "15" や "20"
などの変った値を使うものもあります). (固定長のレコードを期待
するところで可変長レコードになるために) 台無しになった
ログファイルを得ることになるということだけでなく, Sun の NIS の
クライアントの場合は問題が起きますし, 他の UNIX システムとの関連
においてこれら以外の問題も起きる可能性があります.
<p>しかし, FreeBSD 3.0 以降では 16文字となり, 多くのユーティリティ
のハードコードされた名前の長さの問題も解決されます. 実際には
システムのあまりに多くの部分を修正するために, 3.0 になるまでは
変更が行われませんでした.
<p>それ以前のバージョンでは, これらの問題が起こった場合に, 問題
を自分自身で発見し, 解決できることに絶対的な自信がある場合は
/usr/include/utmp.h を編集し, UT_NAMESIZE の変更にしたがって,
長いユーザ名を使うことができます.
また, UT_NAMESIZE の変更と一致するように
/usr/include/sys/param.h の MAXLOGNAME 更新しなくてはなりません.
最後に, ソースからビルドする場合は /usr/include を毎回
アップデートする必要があることを忘れないように!
/usr/src/.. 上のファイルを変更しておいて置き換えましょう.</p>
<sect1>
<heading>FreeBSD 上で DOS のバイナリを動かすことはできますか? </heading>
<p>はい, 3.0 からは, 統合と改良が重ねられた BSDI の <tt/rundos/
DOS エミュレーションサブシステムを使ってできるようになりました.
今なお続けられているこの努力に興味を持って参加していただけるなら
<url url="mailto:freebsd-emulation@freebsd.org"
name="The FreeBSD emulation discussion list">
へメールを送ってください.
<p>3.0 以前のシステムでは,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?^pcemu"
name="pcemu"> という巧妙なユーティリティが ports
コレクションにあり, 8088 のエミュレーションと DOS の
テキストモードアプリケーションを動かすに十分な BIOS
サービスをおこないます. これは X ウィンドウシステムが必要です
(XFree86 として提供されています)
<sect1>
<heading>
``<tt/sup/'' とは何で, どのようにして使うものなのでしょうか?
</heading>
<p><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?^sup"
name="SUP">
とはソフトウェアアップデートプロトコル (Software Update
Protocol) で CMU で開発ツリーの同期のために開発されました.
私たちの中心開発ツリーをリモートサイトで同期させるために
使っていました.
<p>SUP はバンド幅を浪費しますので, 今は使っていません. ソースコードの
アップデートの現在のおすすめの方法は <url
url="../handbook/synching.html#CVSUP" name="ハンドブックの CVSup の項">
にあります.
<sect1>
<heading>FreeBSD をクールに使うには?</heading>
<p>Q. FreeBSD を動かす時に温度測定をおこなった人はいますか? Linux
は dos よりも温度が下がるということは知っていますが, FreeBSD
についてはこのようなことに触れたものを見たことはありません.
実際熱くなっているように見えます.
<p>A. いいえ. 私たちは 250 マイクログラムの LSD-25 をあらかじめ
与えておいたボランティアに対する目隠し味覚テストを大量に
おこなっています.
35% のボランティアは FreeBSD はオレンジのような味
がすると言っているのに対し Linux は紫煙のような味わいがある
と言っている人もいます. 私の知る限り両方のグループとも温度の
不一致については触れていません. この調査で, 非常に多くの
ボランティアがテストをおこなった部屋から不思議そうに出てきて,
このようなおかしな結果を示したことに私たちは当惑させられました.
私は, ほとんどのボランティアは Apple にいて彼らの最新の
「引っかいて匂いをかぐ」 GUI を使っているのではないかと
考えています. 私たちは奇妙な古い仕事をしているのでしょう!
<p>真面目に言うと, FreeBSD や Linux は共に ``<tt/HLT/'' (停止)
命令をシステムのアイドル時に使い, エネルギーの消費を押えて
いますので熱の発生も少なくなります. また, APM (automatic power
management) を設定してあるなら FreeBSD は CPU をローパワーモード
にすることができます.
<sect1>
<heading>誰かが私のメモリカードをひっかいているのですか??</heading>
<p>Q. FreeBSDでカーネルのコンパイルをしている時にメモリから
引っかいているような奇妙な音が聞こえるようなことはあるのでしょうか?
コンパイルをしている時 (あるいは起動時にフロッピドライブを
認識した後の短い間など), 奇妙な引っかくような音がメモリカードの
あたりから聞こえてきます.
<p>A. その通りです. BSDのドキュメントでしばしば「デーモン」に
ついて述べられている理由がわかるでしょう. しかし多くの人は本当の
事については触れていません. 非物質的な存在があなたのコンピュータ
にあるのです. メモリからの引っかいたような音は, 実際に色々な
システム管理タスクの扱いをいかに最善なものにするかという内容を交わす,
デーモンたちのかん高いささやきなのです.
<p>「雑音」があなたに DOS プログラムの ``<tt>fdisk /mbr</tt>''
を使ってうまくささやきを取り除かせようとしているように聞こえても,
彼らは逆にそうすることをやめさせようとしているのかもしれません.
本当は内蔵スピーカからのビル ゲイツの悪魔的な声が
あなたに影響を与えているのかもしれません.
実行するのは止めましょう, そして振り返ってはいけません!
BSD の守護神 (daemon) の力により,
繰り返しあなたのマシンを支配下に置こうとし, あなたの魂を
無限地獄に突き落そうとする DOSと Windows の双子の悪鬼 (demon) の
影響から自由になりましょう.
選択の機会は与えられました. 私自身はこの引っかくような音が
聞こえていたことを嬉しく思っています.
<sect1>
<heading>'MFC' とはどういう意味ですか</heading>
<p>MFC とは 'CURRENT との合流(Merged From -CURRENT.)'の
頭文字をとったものです. CVS ログで CURRENT から STABLE ブランチ
への合流を示します.
<sect1>
<heading>'BSD' とはどういう意味ですか</heading>
<p>この言葉は, 仲間うちだけに分かる隠語で何とかという意味です.
文字どおりに訳すことはできませんが, BSD の訳は「F1 のレーシング
チーム」か「ペンギンはおいしいスナック」, あるいは「俺たちゃ
Linux より洒落は利いてるぜ」とかそのへんだと言っておけばおっけー
でしょう. :-)
<p>閑話休題. BSD とは, Berkeley CSRG (コンピュータシステム
評議会) が彼らの UNIX の配布形態の名前として当時選んだ
'Berkeley Software Distribution' の略です.
<sect1>
<heading>ひとつの電球を取り替えるのに, 何人の FreeBSD ハッカーが必要?</heading>
<p>1,172人です.
<p>電球が消えていると -current で文句を言うのに 23人,
<p>設定上の問題で -questions で話をすべきことについて騒ぐのに
4人,
<p>それを send-pr (訳注: 障害報告) するのに 3人 (そのうちの
ひとつは間違って doc カテゴリに送りつけられたうえに, 内容が「暗くなった」
というだけのもの),
<p>buildworld を失敗させ, 5分後には元に戻されるような電球を
テストもせずにコミットするのに 1人,
<p>send-pr した人に, パッチが含まれていないといちゃもんを
付けるのに 8人,
<p>buildworld が失敗すると文句を言うのに 5人,
<p>自分のところではちゃんと動く, cvsup したタイミングが
悪かったんだろうと答えるのに 31人,
<p>新しい電球のためのパッチを -hackers に投げるのに 1人,
<p>自分は 3年も前にパッチを作ったが, それを -current に投げた
ときには無視されただけだった, 自分は send-pr のシステムには嫌な経験が
あると (おまけに, 提案された新しい電球には柔軟性が無いとまで)
文句を言うのに 1人,
<p>電球が基本システムに組み込まれていない, committer は
コミュニティの意見を聞くこと無しにこんなことをする権利は無いと
叫び, 「こんなときに -core は何をやってるんだ!?」とわめき
ちらすのに 37人,
<p>自転車置き場の色に文句を言うのに 200人,
<p>パッチが style(9) 違反だと指摘するのに 3人,
<p>提案された新しい電球は GPL の下にあると文句を言うのに 70人,
<p>GPL と BSD ライセンスと MIT ライセンスと NPL と, 某 FSF
創立者らの個人的な健康法の優位性についての論争を戦わすのに
586人,
<p>スレッドのあちこちの枝を -chat や -advocacy に移動するのに
7人,
<p>提案された電球を, 古いのよりずっと薄暗いのに
コミットしてしまうのに 1人,
<p>FreeBSD に薄暗い電球を付けるくらいなら真っ暗のほうがましだ,
という, コミットメッセージへの凄まじい非難の嵐によって, それを
元に戻すのに 2人,
<p>薄暗い電球が帳消しにされたことに対してどなり声で口論し,
-core の声明を要求するのに 46人,
<p>もし FreeBSD をたまごっちに移植することになったときに
都合がいいように, もっと小さな電球を要求するのに 11人,
<p>-hackers と -chat の S/N比に文句を言い, 抗議のため講読を
取りやめるのに 73人,
<p>「unsubscribe」 「どうやったら講読をやめられるんですか?」
「このメーリングリストからわたしを外してください」といった
メッセージを, 例のフッタをくっつけて投稿するのに 13人,
<p>みんなが激論を戦わせるのに忙がしくて気付かない間に, 作業中の
電球をコミットするのに 1人,
<p>新しい電球は TenDRA を使ってコンパイルされた場合に 0.364% も
明るくなる (ただし電球を立方体にしなければならないが), だから
FreeBSD は EGCS から TenDRA に変えるべきだと指摘するのに 31人,
<p>新しい電球は美しさに欠けていると文句を言うのに 1人,
<p>「MFC って何ですか?」と聞くのに 9人 (send-pr した人も含む),
<p>電球が取り替えられてから 2週間も消えっぱなしだと文句を
言うのに 57人.
<p><em>以下は <url url="mailto:nik@freebsd.org"
name="Nik Clayton"> による追記:</em>
<p><em/これには爆笑しました./
<p><em/それからわたしは考えました. 「ちょっと待てよ, この
リストのどこかに『これを文書にまとめるのに 1人』というのが
あってもいいんじゃないか?」/
<p><em/それからわたしは悟りを開いたのです :-)/
</sect>

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@ -1,658 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.35 -->
<sect>
<heading>まえがき<label id="preface"></heading>
<p><em>訳: &a.kuriyama;, <newline>&a.hanai;, <newline>&a.nakai;,
<newline>&a.motoyuki;, <newline>&a.sugimura;.
<newline>5 November 1997.</em>
<p>FreeBSD 2.X FAQ へようこそ!
<sect1>
<heading>この FAQ の目的は?</heading>
<p>Usenet の FAQ がそうであるように, この文書も FreeBSD
オペレーティングシステムに関して頻繁に尋ねられる質問を
網羅することを目的としています (もちろんそれに対する答えも!).
FAQ は本来バンド幅を減らし, 同じ質問が何度も繰り返されるのを
避けるために作られたものですが, 最近は有用な情報源と
見なされるようになってきました.
<p>この FAQ をできる限り有用なものにしようと, あらゆる努力が
はらわれています. もし何かしらの改善案が浮かんだら, ぜひ
<url url="mailto:FAQ@FreeBSD.ORG" name="FAQ 管理者"> まで
メールを送ってください.
<sect1>
<heading>FreeBSD って何?</heading>
<p>FreeBSD 2.X はカリフォルニア大学バークレイ校が i386 系の
プラットフォーム向けにリリースした 4.4BSD-lite をもとにした
UN*X ライクなオペレーティングシステムです. 間接的には同じ
バークレイ校の Net/2 を William Jolitz が i386 系に移植した
386BSD も基にしていますが, 386BSD のコードはほとんど残って
いません. FreeBSD についての詳細と, 何ができるかについては
<url url="http://www.freebsd.org" name="FreeBSD のホームページ">
を参照してください.
<p>FreeBSD は企業やインターネットサービスプロバイダ, 研究者,
コンピュータ専門家, 学生, 家庭のユーザなどにより, 業務や教育,
娯楽に用いられています. これらに関しては
<url url="../gallery/gallery.html" name="FreeBSD ギャラリー">
を参照してください.
<p>FreeBSD に関するより詳しい情報は
<url url="../handbook/index.html" name="FreeBSD ハンドブック">
を参照してください.
<sect1>
<heading>FreeBSD が目指しているもの</heading>
<p>FreeBSD プロジェクトの目的は, いかなる用途にも使用でき, 何ら
制限のないソフトウェアを供給することです. 私たちの多くは,
コード (そしてプロジェクト) に対してかなりの投資をしてきており,
これからも多少の代償はあっても投資を続けて行くつもりです.
ただ, 他の人達にも同じような負担をするように主張している
わけではありません. FreeBSD に興味を持っている一人残らず
全ての人々に, 目的を限定しないでコードを提供すること.
これが, 私たちの最初のそして最大の「任務」であると信じて
います. そうすれば, コードは可能な限り広く使われ, 最大の
恩恵をもたらすことができるでしょう. これが, 私たちが熱烈に
支持しているフリーソフトウェアの最も基本的な目的であると,
私は信じています.
<p>私たちのソースツリーに含まれるソースのうち, GNU
一般公有使用許諾 (GPL) または GNU ライブラリ
一般公有使用許諾 (GLPL) に従っているものについては, 多少制限が
科されています. ただし, ソースコードへのアクセスの
保証という, 一般の制限とはいわば逆の制限 (訳注1) です. ただし
GPL ソフトウェアを商用で利用する場合, さらに複雑になるのは
避けられません. そのため, それらのソフトウェアを, より制限の
少ない BSD 著作権に従ったソフトウェアで置き換える努力を,
可能な限り日々続けています.
<p>(訳注1) GPL では, 「ソースコードを実際に受け取るか, あるいは,
希望しさえすればそれを入手することが可能であること」を求めています.
<sect1>
<heading>どうして FreeBSD と呼ばれているのですか?</heading>
<p>
<itemize>
<item>無料 (free) で使うことができる (商利用も含む).
<item>オペレーティングシステムの完全なソースコードが自由に
(freely) 手に入り, 商利用・非商利用にかかわらず,
最低限の制限で他の仕事への利用, 配布, 導入が可能.
<item>改良やバグフィックスがある場合, 誰でも (free) その
コードを提出でき, ソースツリーに加えることができます
(いくつかの簡単な条件には従ってもらいます).
</itemize>
<p>母国語が英語でない読者のために, ここでは ``free'' という単語が
二通りに用いられていることを指摘しておくとわかりやすいかも
しれません. ひとつは「無料である」ということ, もうひとつは
「自分のやりたいようにできる」ということです. FreeBSD のコードで
<tt /できない/ いくつかのこと (自分が書いたものだと偽るなど) を
除けば, あなたは自分のやりたいことをやることが可能なのです.
<sect1>
<heading>FreeBSD の最新バージョンは?</heading>
<p><url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/3.1-RELEASE"
name="3.1"> が最新の <em>stable</em> バージョンで,
1999 年 2 月にリリースされました. また, これは最新の <em>release</em>
バージョンでもあります.
<p>簡単に言ってしまうと, <em/-stable/ は最新の <em/-current/
のスナップショットのすばらしい新機能の数々よりも, 安定性と変更回数の
少なさを好む ISP や他の企業のユーザをターゲットにしています.
<sect1>
<heading>FreeBSD-currentって何?<label id="current"></heading>
<p><url url="../handbook/cutting-edge.html#CURRENT" name="FreeBSD-current"> は
オペレーティングシステムのの開発バージョンで, やがて 4.0-RELEASE
となります. よってこれは, そこに携わっている開発者や,
どんな障害をも乗り越えていけるタフな愛好家たちにとってのみ
興味深いものです.
-current の使用に際しての詳細は <url
url="../handbook/index.html" name="ハンドブック"> の
<url url="../handbook/cutting-edge.html#CURRENT" name="関連するセクション">
を参照してください.
<p>オペレーティングシステムに馴染みがない場合や一時的な問題か
本物の問題かを見極める能力がない場合は, FreeBSD-current を
使うべきではありません. このブランチは時々急激に拡張されたり,
ビルドできない状態になることもちょっちゅうあります.
FreeBSD-current を使う人は, 問題を分析して「小さな欠陥」では
なく間違いであると思われるものだけを報告できるものと想定され
ています. 「make world したら group 関係でエラーがでました」
のような質問は -current メーリングリストでは軽蔑の眼差しで
あしらわれることもあります.
<p>時たま, -current の開発コードから <url url="../releases/snapshots.html"
name="snapshot"> が作成され, snapshot の中からは 配布 CD-ROM
が作成されることもあります.
それぞれの snapshot には以下のような目的があります:
<itemize>
<item>インストールプログラムの最新版のテスト.
<item>試してみたいけれど, 基礎的な所から毎日変わるような
ものを追いかける時間もバンド幅も無い, という人にも
-current を使えるようにする. また, そのような人たち
のシステム移行のための手っ取り早い方法を提供する.
<item>あとでとんでもないことをしてしまった時のために,
問題となるコードの特定の参照基準点を保存しておく. (通常は
CVS がこういうハプニングのような恐ろしい事態を防止して
いるんですけどね :)
<item>テストが必要な新しい機能を, できる限り多くの
隠れテスターに試してもらう.
</itemize>
<p>どんな目的であれ, snapshot が「製品レベルの品質」であるとの考えに
基づく要求は行わないでください. 安定性やテスト十分性にこだわる人は
完全なリリースから離れてはいけません.
<p>4.0-current および 3.0-stable ブランチ両方の snapshot は,
平均的に一日に一度生成されており, <url
url="ftp://current.freebsd.org/pub/FreeBSD/"> から直接入手することが
できます.
<sect1>
<heading>FreeBSD-stable のコンセプトって何?</heading>
<p>FreeBSD 2.0.5 がリリースされた後, 私たちは FreeBSD の開発を
2 系統に分割することにしました. 一つは <url url="../handbook/stable.html"
name="-stable"> というブランチで, バグの修正はしっかりテストされ,
機能の強化は少しずつしか行われません (急な変更や実験的機能を望まない,
インターネットサービスプロバイダや営利企業向け). もう一方のブランチは
<url url="../handbook/cutting-edge.html#CURRENT" name="-current"> で,
2.0 がリリースされて以来 4.0-RELEASE (そしてその後も) へ向けて脈々と
続いているものです.
ASCII で描いた簡単な図がわかりやすいかは自信がありませんが,
こんな感じになります:
<verb>
2.0
|
|
| [2.1-stable]
*BRANCH* 2.0.5 -> 2.1 -> 2.1.5 -> 2.1.6 -> 2.1.7.1 [2.1-stable 終了]
| (1997年3月)
|
|
| [2.2-stable]
*BRANCH* 2.2.1 -> 2.2.2-RELEASE -> 2.2.5 -> 2.2.6 -> 2.2.7 -> 2.2.8 [終了]
| (1997年3月) (97年10月) (98年4月)(98年7月)(98年12月)
|
|
3.0-SNAPs (1997年第一四半期開始)
|
|
3.0.0-RELEASE (1998年10月)
|
| [3.0-stable]
*BRANCH* 3.1 (Feb 1999) -> ... 今後の 3.x リリース群 ...
|
|
\|/
+
[4.0-current として継続中]
</verb>
<p>-current ブランチは 4.0 とその先へ向けてゆっくりと進化を続けており,
以前の 2.2-stable ブランチが 2.2.8 のリリースをもって終了しました.
3.0-stable がそれに替り, 次のリリース 3.1 が 1999年初頭に予定されています.
4.0-current が現在の "current branch" であり, 最初の 4.0 系列の
リリースは 2000年第一四半期の予定です.
<sect1>
<heading>2.1-stable ブランチが 2.1.7.1 で終わったのはなぜですか?</heading>
<p>三つのブランチの開発を続けたいのはやまやまなのですが, 残念ながら
このような状況を効率的に扱えるバージョン管理ツールがまだ
存在しないのです.
現在我々が使っているツールで, 複数のブランチを数ヶ月以上の
長期間に渡って並行してバージョン管理し続けることは, まさに
悪夢のような作業なのです.
一方で 2.1-stable ブランチは一年以上も続いていますから, FreeBSD
の開発者たちの作業の大変さを考えると, このまま継続することは
深刻な問題に陥りかねません.
おそらくみんなが望むものを提供してくれるような方法がそのうち
考え出されるでしょうし, また, 我々もそのような方法について
検討中なのですが, 現状では古い -stable ブランチを
<url url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/pub/2.1.7.1-RELEASE" name="2.1.7.1-RELEASE">
(2.1.7 の後の最終リリース)
で終了し, 2.2.2 からを新たな -stable とすることが
最善の手段であると考えています.
<sect1>
<heading>FreeBSD のリリースはいつ作られるのですか?</heading>
<p>原則的には, FreeBSD コアチームは新しい機能やバグフィックスが
充分集まり, リリースの安定性を損なうことが無いようにさまざま
な変更が十分に安定しているという条件を満たしている場合にのみ,
新しいバージョンの FreeBSD をリリースします.
たとえこの用心深さが新しい機能が使えるようになることを
待ち望んでいるユーザを欲求不満にさせるとしても, 多くのユーザは
このことを FreeBSD の最も良い所の一つだと考えています.
<p>平均的には, だいたい 4 ヶ月ごとにリリースが作成されます.
<p>もう少し刺激が欲しい (あるいは待ち遠しい) 方々向けに SNAP
というものが存在し, これは特にリリースに近付いてきた数ヶ月
ぐらいの期間により頻繁に公開されます.
<sect1>
<heading>FreeBSD は PC 用だけしかないの?</heading>
<p>現在 FreeBSD 3.x は x86 アーキテクチャと同様, <url
url="../alpha/alpha.html" name="DEC Alpha"> でも動作します.
また, SPARC への移植という興味深い話もありますが,
このプロジェクトの詳細については未だ不透明です.
異なるアーキテクチャのマシンを
持っていて, ゆっくり待てないという場合には次の URL を
参照してください.
<url url="http://www.netbsd.org/" name="NetBSD">
または
<url url="http://www.openbsd.org/" name="OpenBSD">.
<sect1>
<heading>誰が FreeBSD の責任者?</heading>
<p>プロジェクトの全体的な方向性や, 誰にソースツリーにコードの
書き込み権限を与えるか, などといった FreeBSD プロジェクトに関する
重要な意思決定は 15 名からなる
<url url="../handbook/staff.html#STAFF-CORE" name="コアチーム">
によってなされます.
ソースツリーを直接変更できる人はもっと多く, 150 名以上の
<url url="../handbook/staff:committers.html"
name="ソースツリー管理者 (committer)"> がいます.
<p>しかし, 通常の変更ではないものは<ref id="mailing"
name="メーリングリスト">で先行して議論されますが,
この議論への参加については一切の制限はありません.
<sect1>
<heading>どこから FreeBSD を入手できますか?<label id="where-get"></heading>
<p>FreeBSD のすべての主要なリリースは anonymous FTP 経由で
<url url="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/"
name="FreeBSD FTP サイト"> から入手できます:
<itemize>
<item>現在の 2.2-stable リリース, 2.2.8R は
<url url="ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/2.2.8-RELEASE/"
name="FreeBSD 2.2.8-RELEASE"> にあります.
<item>現在の 3.0-stable, 3.0-RELEASE は
<url url="ftp://current.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/3.0-RELEASE/" name="3.0-RELEASE">
にあります.
<item>メンテナンスモードに入っている
RELENG_2_2 ブランチ (2.2.8 以降) に基づき一日に一回,
<url url="ftp://releng22.freebsd.org/pub/FreeBSD/" name="2.2 Snapshot">
リリースが作成されます.
RELENG_2_2 ブランチは現在, 保守要員によって注意深く保守されており,
セキュリティや信頼性面での強い必要性がなければ, 変更が加えられる
ことはありません.
<item>3.1-RELEASE へ向けた <url url="ftp://releng30.freebsd.org/pub/FreeBSD/"
name="3.0 Snapshot"> リリースも一日に一回,
RELENG_3 ブランチ (3.0-release 以降) に基づいて作成されます.
<item><url url="ftp://current.freebsd.org/pub/FreeBSD/" name="4.0 Snapshot">
リリースは <ref id="current" name="-current"> ブランチ用に一日に一回
作成されており, これらは純粋に最先端の開発者およびテスターのために
提供されています.
</itemize>
<p>また, FreeBSD は CD-ROM でも入手でき, 次のところでオーダできます.
<p>Walnut Creek CDROM<newline>
4041 Pike Lane, Suite F<newline>
Concord, CA 94520 USA<newline>
Orders: +1 800 786-9907<newline>
Questions: +1 925 674-0783<newline>
FAX: +1 925 674-0821<newline>
email: <url url="mailto:orders@cdrom.com" name="WC Orders address">
<newline>
WWW: <url url="http://www.cdrom.com/" name="WC Home page">
<newline>
<p>オーストラリアでは, 次のところに問い合わせてください.
<p>Advanced Multimedia Distributors<newline>
Factory 1/1 Ovata Drive<newline>
Tullamarine, Melbourne<newline>
Victoria<newline>
Australia<newline>
Voice: +61 3 9338 6777<newline>
CDROM Support BBS<newline>
17 Irvine St<newline>
Peppermint Grove WA 6011<newline>
Voice: +61 9 385-3793<newline>
Fax: +61 9 385-2360<newline>
<p>イギリスの場合は次のところです.
The Public Domain &amp; Shareware Library<newline>
Winscombe House, Beacon Rd<newline>
Crowborough<newline>
Sussex. TN6 1UL<newline>
Voice: +44 1892 663-298<newline>
Fax: +44 1892 667-473<newline>
<sect1>
<heading>
FreeBSD のメーリングリストについて知りたいのですが?<label id="mailing">
</heading>
<p>完全な情報が
<url url="../handbook/eresources.html#ERESOURCES-MAIL"
name="ハンドブックのメーリングリストの節">にあります.
<sect1>
<heading>FreeBSD のニュースグループは何がありますか?</heading>
<p>完全な情報が
<url url="../handbook/eresources-news.html"
name="ハンドブックのニュースグループの節">にあります.
<sect1>
<heading>
FreeBSD の IRC (Internet Relay Chat) について何か情報はありますか?
</heading>
<p>あります. FreeBSD チャットチャンネルのもっとも主要な IRC
ネットワークホストは以下の通りです:
<itemize>
<item>EFNet の Channel <tt>&num;FreeBSD</tt> は FreeBSD 関係の
フォーラムですが, そこでは技術的サポートを期待しては
いけません. そこにいる人たちはあなたをマニュアルページを
読むとか研究をするとかといった苦労から遠ざけようとします.
まず第一に, これはチャットチャンネルであり, そこにある
トピックスは恋人募集, スポーツ, 核兵器といったようなものであり,
FreeBSD も同列に扱われています. 一応注意しましたからね!
<tt>irc.chat.org</tt> のサーバー上にあります.
<item>DALNET の Channel <tt>&num;FreeBSD</tt> はアメリカでは
<tt>irc.dal.net</tt>, ヨーロッパでは <tt>irc.eu.dal.net</tt>
にあります.
<item>UNDERNET の Channel <tt>&num;FreeBSD</tt> はアメリカでは
<tt>us.undernet.org</tt>, ヨーロッパでは <tt>eu.undernet.org</tt>
にあります.
ここも EFNet と同様のことがいえます. 助けてもらいたくて質問したり
かしこまって教えを乞うことはしてはいけません. ここは
チャットチャンネルでありヘルプチャンネルではありません.
<item>最後に, BSDNET の <tt>&num;FreeBSD</tt> に入ることもできます.
BSD 専用の小さなチャットネットワークで <tt>irc.FreeBSD.org</tt>
にあります.
このネットワークは EFNET, UNDERNET, DALNET のような無法地帯ではなく,
より技術的なサポートをおこなおうとしていますが, 閑古鳥が鳴いている
状態です. なぜ BSDNET で FreeBSD 関係の質問に答えてくれる
ボランティアがいないのでしょう?
</itemize>
<p>それぞれのチャンネルは別個のもので互いに接続されていません.
チャットのスタイルも違っているので自分のチャットのスタイルにあった
ものを見つけるために一つ一つ試すのもいいでしょう.
あらゆる種類の IRC トラフィックのため, 失礼なことをいう若い人たち
(年輩の方は少数です) に機嫌を損ねたり手に負えなくなっても
気にしてはいけません.
<sect1>
<heading>FreeBSD の本</heading>
<p>FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトがありますので,
<tt>doc</tt> メーリングリストにコンタクトしてみてください
(さらに参加すればもっとよいでしょう).
<url url="mailto:freebsd-doc@FreeBSD.ORG"
name="&lt;freebsd-doc@FreeBSD.ORG&gt;">.
このリストは FreeBSD のドキュメントに関して議論するためのものです.
FreeBSD に関する質問に対しては <tt>questions</tt> というメーリングリストがあります:
<url url="mailto:freebsd-questions@FreeBSD.ORG"
name="&lt;freebsd-questions@FreeBSD.ORG&gt;">.
<p>FreeBSD の「ハンドブック」もあり,
<url url="../handbook/index.html" name="FreeBSD ハンドブック">
から読むことができます.
現在作業中ですので不完全な部分もあることに注意してください.
<p>FreeBSD のガイド本の決定版は Greg Lehey が書いた
``The Complete FreeBSD'' で Walnut Creek CDROM Books から出版されて
います. 現在は第二版になっていて, インストール, システム管理ガイド,
プログラム設定のヘルプ, マニュアルページまでの内容が 1,750 ページに
わたって書かれています.
この本は (そして現在の FreeBSD リリースは)
<url url="http://www.cdrom.com" name="Walnut Creek">,
<url url="http://www.cheapbytes.com" name="CheapBytes">, または
最寄りの書店で注文することができます.
ISBN コードは 1-57176-227-2 です.
<p>しかし, FreeBSD 2.2.X は Berkeley 4.4BSD-Lite2 ベースなので,
ほとんどの 4.4BSD のマニュアルが FreeBSD 2.2.X にも応用できます.
O'Reilly and Associates が以下のマニュアルを出版しています.
<itemize>
<item>4.4BSD System Manager's Manual <newline>
By Computer Systems Research Group, UC Berkeley <newline>
1st Edition June 1994, 804 pages <newline>
<url url="&isbn.amazon/1-56592-080-5" name="ISBN">: 1-56592-080-5 <newline>
<item>4.4BSD User's Reference Manual <newline>
By Computer Systems Research Group, UC Berkeley <newline>
1st Edition June 1994, 905 pages <newline>
<url url="&isbn.amazon/1-56592-075-9" name="ISBN">: 1-56592-075-9 <newline>
<item>4.4BSD User's Supplementary Documents <newline>
By Computer Systems Research Group, UC Berkeley <newline>
1st Edition July 1994, 712 pages <newline>
<url url="&isbn.amazon/1-56592-076-7" name="ISBN">: 1-56592-076-7 <newline>
<item>4.4BSD Programmer's Reference Manual <newline>
By Computer Systems Research Group, UC Berkeley <newline>
1st Edition June 1994, 886 pages <newline>
<url url="&isbn.amazon/1-56592-078-3" name="ISBN">: 1-56592-078-3 <newline>
<item>4.4BSD Programmer's Supplementary Documents <newline>
By Computer Systems Research Group, UC Berkeley <newline>
1st Edition July 1994, 596 pages <newline>
<url url="&isbn.amazon/1-56592-079-1" name="ISBN">: 1-56592-079-1 <newline>
</itemize>
<p>WWW 経由で以下の URL から, これらの詳細な説明を読むことができます.
<url url="http://gnn.com/gnn/bus/ora/category/bsd.html"
name="4.4BSD books description">. 販売数が少ないためこれらの
マニュアルは入手しにくいかもしれません.
<p>4.4BSD のカーネル構成についてより徹底的に知りたいのなら,
これなら間違いないでしょう:
<p>McKusick, Marshall Kirk, Keith Bostic, Michael J Karels,
and John Quarterman.<newline>
<p><em>The Design and Implementation of the 4.4BSD Operating
System</em>. Reading, Mass. : Addison-Wesley, 1996.<newline>
<url url="&isbn.amazon/0-201-54979-4" name="ISBN"> 0-201-54979-4<newline>
<p>システム管理について参考になる本は次のものです.
<p>Evi Nemeth, Garth Snyder, Scott Seebass &amp; Trent R. Hein,<newline>
``Unix System Administration Handbook'', Prentice-Hall, 1995<newline>
<url url="&isbn.amazon/0-13-151051-7" name="ISBN">: 0-13-151051-7<newline>
<p><bf/注意/ 初版のものではなく, 赤いカバーの第二版であるか
確認してください.
<p>この本は TCP/IP だけでなく DNS, NFS, SLIP/PPP, sendmail,
INN/NNTP, 印刷などの基礎を扱っています. 高価ですが
(およそ US&dollar;45-&dollar;55), 買う価値はあります.
また, 色々なツールのソースコードが入った CD-ROM が付属しています.
しかし, それらのほとんどは FreeBSD 2.2.6R CD-ROM に収録されています
(さらに FreeBSD CD-ROM の収録物の方がより新しい場合があります).
<sect1>
<heading>Problem Report (障害報告) データベースにアクセスする方法は?</heading>
<p>ユーザ変更要求のすべてが公開されている Problem Report データベースは
障害報告の
<url url="http://www.freebsd.org/send-pr.html" name="提出"> と
<url url="http://www.freebsd.org/cgi/query-pr-summary.cgi"
name="問い合わせ"> の web ベースのインタフェースを通して, 問い合わせ
(または提出) をおこなうことができます. また, <em>send-pr(1)</em>
コマンドを使用して, 電子メール経由で障害報告や変更要求を提出することもできます.
<sect1>
<heading>FAQ の ASCII/Postscript 版はどこで手に入りますか?</heading>
<p>最新の FAQ は FreeBSD Web サーバやほかのミラーサイトから
Postscript 形式やプレインテキストで取ってくることができます.
(7 ビット ASCII と 8-bit Latin1)
<p>PostScript として (約 370KB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.ps"
name="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.ps">
</itemize>
<p>ASCII テキストとして (約 220KB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.ascii"
name="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.ascii">
</itemize>
<p>ISO 8859-1 テキストとして (約 220KB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.latin1"
name="http://www.freebsd.org/FAQ/FAQ.latin1">
</itemize>
<sect1>
<heading>ハンドブックの ASCII/Postscript 版はどこで手に入りますか?</heading>
<p>最新のハンドブックは FreeBSD Web サーバやほかのミラーサイトから
Postscript 形式やプレインテキストで取ってくることができます.
(7 ビット ASCII と 8-bit Latin1)
<p>PostScript として (約 1.7MB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.ps"
name="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.ps">
</itemize>
<p>ASCII テキストとして (約 1080KB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.ascii"
name="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.ascii">
</itemize>
<p>ISO 8859-1 テキストとして (約 1080KB):
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.latin1"
name="http://www.freebsd.org/handbook/handbook.latin1">
</itemize>
<sect1>
<heading>ASCII のハンドブックはプレインテキストではありません!</heading>
<p>正確には, FAQ やハンドブックの ASCII や Latin1 の版は厳密な
プレインテキストではありません. それらはドットマトリクスプリンタへ
直接出力するための下線や重ね刷り文字が含まれています. もしそれらを
人間が読める形になったものが欲しかったら, そのファイルを col に
通してください.
<verb>
$ col -b < inputfile > outputfile
</verb>
<sect1>
<heading>FreeBSD の Web のミラーサイトになりたいです!</heading>
<p>承知しました! Web ページをミラーするにはいくつかの手段があります.
<itemize>
<item>CVSUP を使います. cvsup.freebsd.org から CVSUP を使うことで
整形されたファイルを取ってくることができます.
次の行をあなたの cvsup ファイルに加えてください.
<verb>
www release=current hostname=/home base=/usr/local/etc/cvsup
prefix=/usr/local/www/data/www.freebsd.org delete old use-rel-suffix
</verb>
<item>rsync を使います.
<url url="http://www.freebsd.org/internal/mirror.html"
name="the mirroring page"> を見てください.
<item>ftp mirror を使います. あなたの好きな ftp mirror ツールを使って
FTP サーバに置いてある web サイトのコピーをダウンロードすることが
できます. 単に ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/FreeBSD-current/www
から始めてみましょう.
</itemize>
<sect1>
<heading>このドキュメントを何語かに翻訳したいのですが.</heading>
<p>報酬は支払えませんが, もしドキュメントの翻訳を提出してくださったら
フリーの CD や T シャツ, そしてハンドブックにある貢献者一覧に登録する
といった手配は行うことでしょう.
<sect1>
<heading>その他の情報</heading>
<p>以下のニュースグループには FreeBSD ユーザに直接関係のある
議論が行われてます.
<itemize>
<item><url url="news:comp.unix.bsd.freebsd.announce"
name="comp.unix.bsd.freebsd.announce"> (moderated)
<item><url url="news:comp.unix.bsd.freebsd.misc"
name="comp.unix.bsd.freebsd.misc">
<item><url url="news:comp.unix.bsd.misc" name="comp.unix.bsd.misc">
</itemize>
<p>Web 上のリソース:
<itemize>
<item><url url="http://www.freebsd.org/" name="FreeBSD の Home Page">.
<item><label id="pao">ラップトップ PC を持っている方は, 迷うことなく
日本の<url url="http://www.jp.FreeBSD.org/PAO/"
name="細川 達己氏の Mobile Computing のページ"> を見ましょう.
<item><label id="smp">SMP (Symmetric MultiProcessing) に関する情報は,
<url url="http://www.freebsd.org/~fsmp/SMP/SMP.html"
name="SMP サポートページ">をご覧ください.
<item><label id="multimedia">FreeBSD のマルチメディア
アプリケーションに関する情報は, <url
url="http://www.freebsd.org/~faulkner/multimedia/mm.html"
name="マルチメディア">のページをご覧ください. 特に
<url url="http://www.freebsd.org/~ahasty/Bt848.html"
name="Bt848"> ビデオキャプチャーチップに興味のある方は,
リンクをたどってみてください.
</itemize>
<p>FreeBSD handbook には本当に完璧な
<url url="../handbook/bibliography.html" name="参考図書">
の一覧があり, 買うべき本をさがしている方は読む価値があります.
</sect>

View file

@ -1,530 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.4 -->
<sect>
<heading>シリアル接続<label id="serial"></heading>
<p><em>訳: &a.ryo;.<newline>16 November 1997.</em>
<p>このセクションでは, FreeBSD でシリアル接続をする時の一般的な質問に答えます.
PPP および SLIP については,
<ref id="networking" name="ネットワーキング">のセクションを参照してください.
<sect1>
<heading>どうやったら FreeBSD がシリアルポートを認識したことを知る事ができますか?</heading>
<p>FreeBSD のカーネルがブートする時, カーネルはその設定にしたがって,
システムのシリアルポートを検出します. 起動時に表示されるメッセージをよく観察するか,
起動後に次のコマンドを実行する事によって確認できます.
<verb>
dmesg | grep sio
</verb>
<p>ここに上に挙げたコマンドの出力例を示します.
<verb>
sio0 at 0x3f8-0x3ff irq 4 on isa
sio0: type 16550A
sio1 at 0x2f8-0x2ff irq 3 on isa
sio1: type 16550A
</verb>
<p>これは, 二つのシリアルポートを示しています. 1番めは,
irq が 4 で <tt/0x3f8/ のポートアドレスを使用しています.
そして, 16550A-type UART チップが存在します. 2番目は, 同じチップを使っていますが,
irq は 3 で, <tt/0x2f8/ のポートアドレスを使用しています. 内蔵のモデムカードは,
通常のシリアルポートと同じように扱われますが,
常時シリアルポートにモデムが接続されているという点で異なります.
<p><tt/GENERIC/ カーネルは,
上の例と同じ irq とポートアドレスの設定の二つのシリアルポートをサポートしています.
これらの設定があなたのシステムに合わない場合,
またはモデムカードを追加した場合やカーネルの設定以上にシリアルポートを持っている場合は,
カーネルを再構築 (リコンフィグ) してください.
詳しくは, <ref id="make-kernel" name="カーネルコンフィグレーション"> のセクションを参照してください.
<sect1>
<heading> どうやったら FreeBSD がモデムカードを認識したことを知ることができますか?</heading>
<p>前の質問を参照してください.
<sect1>
<heading>2.0.5 にアップグレードしたら <tt/tty0X/ が見つからなくなってしまったのですが</heading>
<p>心配ありません. <tt/ttydX/ に統合されました.
ただ, 古い設定ファイルのすべてを更新する必要があります.
<sect1>
<heading>どうやったら FreeBSD でシリアルポートにアクセスできますか?</heading>
<p>3番目のポート <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?sio"
name="sio2"> (DOS では, COM3 と呼ばれます.) には,
ダイヤルアウトデバイスとしては <tt>/dev/cuaa2</tt>,
ダイヤルインデバイスとして <tt>/dev/ttyd2</tt> があります.
それではこの両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
<p>まず, ダイヤルインの時には <tt/ttydX/ を使います.
<tt>/dev/ttydX</tt> をブロッキングモードでオープンすると,
プロセスは対応する <tt/cuaaX/ デバイスがインアクティブになるのを待ちます.
次に CD ラインがアクティブになるのを待ちます. <tt/cuaaX/ デバイスをオープンすると,
シリアルポートが<tt/ttydX/ デバイスによってすでに使われていないかどうかを確認します.
もしこのポートが使用可能であれば, ポートの使用権を <tt/ttydX/ から ``奪い取る'' のです.
また, <tt/cuaXX/ デバイスは CD ラインを監視しません. この仕組みと自動応答モデムによって,
リモートユーザーをログインさせたり, 同じモデムでダイヤルアウトしたりすることができ,
システムのあらゆるトラブルの面倒を見ることができるでしょう.
<sect1>
<heading>マルチポートシリアルカードをサポートさせるにはどうしたらよいのでしょうか?</heading>
<p>繰り返しになりますが, <ref id="make-kernel" name="カーネルコンフィグレーション"> のセクションでは,
あなたのカーネルの設定についての情報が得られるでしょう.
マルチポートシリアルカードを使用するためには, カーネルの設定ファイルに,
カードの持つそれぞれのシリアルポートに対応する <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?sio"
name="sio">
の行を記述する必要があります. しかし, irq とベクターは一つのエントリにのみ記述してください.
カード上のすべてのポートは一つの irq を共有しなければなりません. 一貫性を持たせるためにも,
最後のシリアルポートの所で irq を指定してください.
また, <tt/COM&lowbar;MULTIPORT/ オプションも付けてください.
<p>次に示す例は, AST の 4 ポートシリアルカードを irq 7 で設定したものです.
<verb>
options "COM_MULTIPORT"
device sio4 at isa? port 0x2a0 tty flags 0x781
device sio5 at isa? port 0x2a8 tty flags 0x781
device sio6 at isa? port 0x2b0 tty flags 0x781
device sio7 at isa? port 0x2b8 tty flags 0x781 irq 7 vector siointr
</verb>
<p>このフラグはマスタポートがマイナーナンバー 7 (<tt/0x700/) を持っていて,
検出時の診断機能を有効にし (<tt/0x080/), そしてすべてのポートで irq を共有する (<tt/0x001/)
ということを意味しています.
<sect1>
<heading> FreeBSD で複数のマルチポートシリアルカード間で irq を共有することはできますか?</heading>
<p>現在のところはできません. それぞれのカード毎に異なった irq を使ってください.
<sect1>
<heading>ポートにデフォルトのパラメータを設定する事は出来ますか?</heading>
<p><tt/ttydX/ デバイス (または <tt/cuaaX/ デバイス) は,
アプリケーションのためにオープンする標準的なデバイスです.
プロセスがそのポートをオープンする時, プロセスはデフォルトの端末 I/O 設定を取得します.
これらの設定は次のコマンドで確認することができます.
<verb>
stty -a -f /dev/ttyd1
</verb>
<p>このデバイスに対する設定を変更した場合, その設定はデバイスをクローズするまで有効です.
デバイスを再オープンした場合, それらの設定はデフォルトに戻ってしまいます.
デフォルトの設定に変更を加えるために, ``初期設定'' デバイスをオープンし,
設定を修正することができます.
例えば, <tt/CLOCAL/ モード, 8 ビット, <tt>XON/XOFF</tt> フロー制御という設定を
ttyd5 のデフォルトにしたい場合, 次のようにおこなってください.
<verb>
stty -f /dev/ttyid5 clocal cs8 ixon ixoff
</verb>
<p>この設定をおこなうためのコマンドを記述するのに適切なファイルは,
<tt>/etc/rc.serial</tt> です. これでアプリケーションが<tt/ttyd5/ をオープンした時に,
これらの設定をデフォルトで取得します. しかし, こういったリンクによる設定は変更可能です.
<p>``設定固定'' デバイスを調整してやることによって,
アプリケーションによる設定の変更を禁止することができます. 例えば, <tt/ttyd5/
の通信速度を 57600 bps に固定するには, 次のように行ってください.
<verb>
stty -f /dev/ttyld5 57600
</verb>
<p>これにより, アプリケーションは <tt/ttyd5/ をオープンし,
ポートの通信速度を変更しようとしますが, 通信速度は 57600 bps のままになります.
<p>当然のことながら, 初期設定デバイスおよび, 設定固定デバイスは
<tt/root/ のみが書き込みできるようになっていなければなりません.
しかし, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?MAKEDEV"
name="MAKEDEV"> スクリプトはデバイスエントリを作成する時に,
このような設定は行いません.
<sect1>
<heading>どのようにしたら モデム経由でダイヤルアップログインができるのでしょうか?</heading>
<p>つまり, インターネットサービスプロバイダーになりたいのですね.
それにはまず, 1 台ないし複数の自動応答モデムが必要です.
モデムには, キャリアーを検出した時には CD信号を出力し,
そうでない場合には出力しないことが必要とされます. また <tt/DTR/ 信号が
on から off になった時には, 電話回線を切断し, モデム自身をリセットしなければなりません.
おそらく, <tt>RTS/CTS</tt> フロー制御を使うか,
ローカルフロー制御をまったく使わないかのどちらかでしょう.
最後に, コンピュータとモデムの間は固定速度でなければなりません.
ただ, (ダイヤルアップの発呼者に対して親切であるためには) こちらのモデムと相手側のモデムの間の速度を,
モデム間で自動調整できるようにすべきでしょう.
<p>多くあるヘイズコマンド互換モデムに対して, 次のコマンドはこれらの設定をおこない,
その設定を不揮発性メモリーに保存します.
<verb>
AT &amp;C1 &amp;D3 &amp;K3 &amp;Q6 S0=1 &amp;W
</verb>
<p>MS-DOS のターミナルプログラムに頼らずに AT コマンドを送出するには,
<ref id="direct-at" name="これらの AT コマンドを入力するには"> のセクション以下を参照してください.
<p>次に, モデム用のエントリを <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys"
name="/etc/ttys"> に作成しましょう.
このファイルには, オペレーティングシステムがログインを待っているすべてのポートが記述されています.
以下のような行を追加してください.
<verb>
ttyd1 "/usr/libexec/getty std.57600" dialup on insecure
</verb>
<p>この行は, 2 番目のシリアルポート (<tt>/dev/ttyd1</tt>) には,
57600 bps の通信速度でノンパリティ (<tt/std.57600/ : これは <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?gettytab"
name="/etc/gettytab">に記述されています.)
のモデムが接続されていることを示しています. このポートの端末タイプは ``dialup'' です.
またこのポートは, ``on'' すなわちログイン可能であり,
``insecure'' これは <tt/root/ がこのポートから直接ログインするのは,
許可されていないということを意味します. このようなダイヤルインポートに対しては,
<tt/ttydX/ のエントリを使用してください.
<p>これが一般的な, ターミナルタイプとして ``dialup'' を使う方法です.
多くのユーザーは, .profile や .login で, login 時の端末タイプが dialup であった場合には,
実際の端末タイプをユーザーに問い合わせるように設定しています.
この例は, ポートが ``insecure'' でした. このポートで <tt/root/ になるには,
一般ユーザーとしてログインし, それから ``<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?su"
name="su">'' を使って <tt/root/ になってください.
もし, ``secure'' を指定したならば, 直接 <tt/root/ がそのポートからログインできます.
<p><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys"
name="/etc/ttys"> に変更を加えた後は, hungup もしくは<tt/HUP/ シグナルを
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?init"
name="init"> プロセスに送る必要があります.
<verb>
kill -HUP 1
</verb>
<p>この操作は init プロセスに <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys"
name="/etc/ttys"> を再読み込みさせます.
これにより, init プロセスは getty プロセスを すべての ``on'' となっているポートに起動させます.
次のようにして, ポートがログイン可能かを知ることができます.
<verb>
ps -ax | grep '[t]tyd1'
</verb>
<p>ログイン可能であれば, 次のような出力が得られるはずです.
<verb>
747 ?? I 0:00.04 /usr/libexec/getty std.57600 ttyd1
</verb>
<sect1>
<heading>ダムターミナルを FreeBSD マシンに接続するにはどうしたらよいのでしょうか?</heading>
<p>もし, 他のコンピューターを FreeBSD の端末として接続したいのならば,
お互いのシリアルポート間をつなぐヌルモデムケーブル
[訳注: リバースケーブルもしくはクロスケーブルとも呼ばれます.]
を用意してください. もし, 既製の端末を使う場合は, 付属するマニュアルを参照してください.
<p>そして, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys"
name="/etc/ttys"> を上と同じように変更してください.
例えば, WYSE-50 という端末を 5 番目のポートに接続するならば,
次のようなエントリを使用してください.
<verb>
ttyd4 "/usr/libexec/getty std.38400" wyse50 on secure
</verb>
<p>この例は, <tt>/dev/ttyd4</tt> ポートにノンパリティー,
端末タイプが wyse50, 通信速度が 38400 bps (<tt/std.38400/ : この設定は,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?gettytab"
name="/etc/gettytab"> に記述されています.) の端末が存在しており,
<tt/root/ のログインが許可されている (secure) であることを示しています.
<sect1>
<heading>どうして <tt/tip/ や <tt/cu/ が動かないのですか?</heading>
<p>おそらくあなたのシステムでは <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip" name="tip"> や <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?cu" name="cu"> は <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?uucp" name="uucp"> ユーザーか,
<tt/dialer/ グループによってのみ実行可能なのでしょう. <tt/dialer/
グループは, モデムやリモートシステムにアクセスするユーザーを管理するために,
使用することができます.
それには, /etc/group ファイルの dialer グループにあなた自身を追加してください.
<p>そうする代わりに, 次のようにタイプすることにより, あなたのシステムの全ユーザーが
<tt/tip/ や <tt/cu/ を実行できるようになります.
<verb>
# chmod 4511 /usr/bin/cu
# chmod 4511 /usr/bin/tip
</verb>
<sect1>
<heading>私の Hayes モデムはサポートされていないのですが, どうしたらいいのでしょうか. </heading>
<p>実際, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip"
name="tip"> のオンラインマニュアルは古くなっています.
すでに, Hayes ダイアラーが実装されています.
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote"
name="/etc/remote"> ファイルで, ``<tt/at=hayes/'' と指定してください.
<p>Hayes ドライバは, 最近のモデムの新しい機能である, <tt/BUSY/,
<tt/NO DIALTONE/, <tt/CONNECT 115200/ などのメッセージを認識できるほど賢くはなく,
単に混乱を起こすだけです. <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip" name="tip"> を使う場合には,
(<tt/ATX0&amp;W/とするなどして) これらのメッセージを表示させないようにしなくてはいけません.
<p>また, <tt/tip/ のダイヤルのタイムアウトは 60 秒です.
モデムのタイムアウト設定はそれより短くすべきであり,
そうしないと <tt/tip/ は通信に問題があると判断するでしょう.
<tt/ATS7=45&amp;W/ を実行してください.
<p>実際, デフォルトの <tt/tip/ は Hayes の完全なサポートをしているわけではありません.
解決方法は <tt>/usr/src/usr.bin/tip/tip</tt> の下の<tt/tipconf.h/を変更することです.
もちろん, これにはソース配布ファイルが必要です.
<p>``<tt/#define HAYES 0/'' と記述されている行を ``<tt/#define HAYES1/'' と変更し,
そして ``<tt/make/'' and ``<tt/make install/'' を実行します.
これでうまく動作するでしょう.
<sect1>
<heading>これらの AT コマンドを入力するには?<label id="direct-at"></heading>
<p><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote"
name="/etc/remote"> ファイルの中で ``<tt/direct/'' エントリを作ります.
たとえばモデムが 1番目のシリアルポートである <tt>/dev/cuaa0</tt>に接続されている場合,
次のようにします:
<verb>
cuaa0:dv=/dev/cuaa0:br#19200:pa=none
</verb>
<p>モデムがサポートする最大の bps レートを br フィールドに使います.
そして <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip"
name="tip cuaa0"> を実行すると, モデムが利用できるようになります.
<p><tt>/dev/cuaa0</tt>がシステムに存在しない場合は, 次のようにします:
<verb>
# cd /dev
# ./MAKEDEV cuaa0
</verb>
<p>または <tt/root/ になって以下のように <tt/cu/ コマンドを実行します:
<verb>
# cu -l``line'' -s``speed''
</verb>
<p>``line'' にはシリアルポートを指定します (例えば <tt>/dev/cuaa0</tt>).
そして ``speed'' には接続する速度を指定します (例えば <tt>57600</tt>).
その後 AT コマンドを実行したら, <tt>~.</tt>と入力すれば終了します.
<sect1>
<heading>pn 機能の <tt/@/ 記号が使えません!</heading>
<p>電話番号 (pn) 機能の中での <tt/@/ 記号は, tip に <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?phones(5)" name="/etc/phones">
にある電話番号を参照するように伝えます. しかし <tt/@/ の文字は
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote"
name="/etc/remote"> のような設定ファイルの中では特殊文字となります.
そこで, バックスラッシュを使ってエスケープを行います:
<verb>
pn=\@
</verb>
<sect1>
<heading>コマンドラインから電話番号を指定するには?</heading>
<p>``<tt/generic/'' エントリと呼ばれるものを <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote"
name="/etc/remote"> に追加します.
例えば, 次のようにします:
<verb>
tip115200|Dial any phone number at 115200 bps:\
:dv=/dev/cuaa0:br#115200:at=hayes:pa=none:du:
tip57600|Dial any phone number at 57600 bps:\
:dv=/dev/cuaa0:br#57600:at=hayes:pa=none:du:
</verb>
<p>そして ``<tt/tip -115200 5551234/'' のように利用できます.
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip"
name="tip"> より <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?cu"
name="cu"> を使いたい場合, cu の generic エントリを使います:
<verb>
cu115200|Use cu to dial any number at 115200bps:\
:dv=/dev/cuaa1:br#57600:at=hayes:pa=none:du:
</verb>
<p>そして ``<tt/cu 5551234 -s 115200/'' と実行します.
<sect1>
<heading>毎回 bps レートを入力しなければいけませんか?</heading>
<p><tt/tip1200/ や <tt/cu1200/ 用のエントリを記述し, 適切な通信速度を br
フィールドに設定します. <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip"
name="tip"> は 1200 bps が正しいデフォルト値であるとみなすので,
``<tt/tip1200/'' エントリを参照します.
もちろん 1200 bps を使わなければならないわけではありません.
<sect1>
<heading>ターミナルサーバを経由して複数のホストへアクセスしたいのですが. </heading>
<p>毎回接続されるのを待って ``<tt/CONNECT &lt;host&gt;/'' と入力するかわりに,
<tt/tip/ の <tt/cm/ 機能を使います. 例えば, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote" name="/etc/remote">
に次のようなエントリを追加します:
<verb>
pain|pain.deep13.com|Forrester's machine:\
:cm=CONNECT pain\n:tc=deep13:
muffin|muffin.deep13.com|Frank's machine:\
:cm=CONNECT muffin\n:tc=deep13:
deep13:Gizmonics Institute terminal server:\
:dv=/dev/cua02:br#38400:at=hayes:du:pa=none:pn=5551234:
</verb>
<p>これで, ``<tt/tip pain/'' や ``<tt/tip muffin/'' と実行すると
pain や muffin のホストに接続することができ,
``<tt/tip deep13/'' を実行するとターミナルサーバに接続します.
<sect1>
<heading><tt/tip/ を使ってそれぞれのサイトの複数の回線に接続できますか?</heading>
<p>これは大学に電話回線がいくつかあって,
数千人の学生が接続しようとする場合によくある問題です.
<p>あなたの大学のエントリを <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?remote" name="/etc/remote">
ファイルに作成して, <tt/pn/ のフィールドには <tt>\@</tt> を使います:
<verb>
big-university:\
:pn=\@:tc=dialout
dialout:\
:dv=/dev/cuaa3:br#9600:at=courier:du:pa=none:
</verb>
<p>そして <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?phones"
name="/etc/phones"> ファイルに大学の電話番号の一覧を書きます:
<verb>
big-university 5551111
big-university 5551112
big-university 5551113
big-university 5551114
</verb>
<p><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip"
name="tip"> は一連の電話番号を上から順に試みて,
最終的に接続できなければあきらめます. リトライを続けさせたい場合は,
<tt/tip/ を while ループに入れて実行します.
<sect1>
<heading>CTRL+P を 1回送るために 2度押す必要があるのはなぜ? </heading>
<p>CTRL+P は通常 ``force (強制)'' 文字であり, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip" name="tip">
に次の文字がリテラルデータであることを伝えます.
force 文字は「変数の設定」を意味する <tt/~s/ エスケープによって,
他の文字にすることができます.
<p>``<tt/~sforce=&lt;single-char&gt;/'' と入力して改行します.
<tt/&lt;single-char&gt;/ は, 任意の 1 バイト文字です.
<tt/&lt;single-char&gt;/ を省略すると NUL 文字になり,
これは CTRL+2 や CTRL+SPACE を押しても入力できます.
いくつかのターミナルサーバで使われているのを見ただけですが,
<tt/&lt;single-char&gt;/ に SHIFT+CTRL+6 に割り当てるのもよいでしょう.
<p><tt>&dollar;HOME/.tiprc</tt> に次のように定義することで,
任意の文字を force 文字として利用できます:
<verb>
force=<single-char>
</verb>
<sect1>
<heading>打ち込んだ文字が突然すべて大文字になりました??</heading>
<p>CTRL+A を押してしまい, caps-lock キーが壊れている場合のために設計された
``<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?tip" name="tip">''
の ``raise character'' モードに入ったのでしょう.
既に述べた <tt/~s/ を使って, ``raisechar'' をより適切な値に変更してください.
もしこれら両方の機能を使用しないのであれば, force 文字と同じ設定にすることもできます.
<p>以下は CTRL+2 や CTRL+A などを頻繁に使う必要のある Emacs ユーザにうってつけの
.tiprc ファイルのサンプルです:
<verb>
force=^^
raisechar=^^
</verb>
<p>^^ は SHIFT+CTRL+6 です.
<sect1>
<heading> <tt/tip/ でファイルを転送するには?</heading>
<p>もし他の UNIX のシステムと接続しているなら,
<tt/~p/ (送信) や <tt/~t/ (受信) でファイルの送受信ができます.
これらのコマンドは, 相手のシステムの上で
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?cat"
name="cat"> や <htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?echo"
name="echo"> を実行することで送受信をします. 書式は以下のようになります:
<verb>
~p <ローカルのファイル名> [<リモートのファイル名>]
~t <リモートのファイル名> [<ローカルのファイル名>]
</verb>
<p>この方法ではエラーチェックを行いませんので,
zmodem などの他のプロトコルを使った方がよいでしょう.
<sect1>
<heading> <tt/tip/ から zmodem を実行するには?</heading>
<p>まず始めに, FreeBSD の ports コレクション (<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?^lrzsz"
name="lrzsz">と <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?^rzsz" name="rzsz">
との, 2つの通信カテゴリーのプログラムのどちらか) をインストールします.
<p>ファイルを受信するには, リモート側で送信プログラムを起動します.
そして, エンターキーを押してから ``<tt/~C rz/'' (lrzsz をインストールした場合,
``<tt/~C lrz/'') と入力すると, ローカル側へのファイルの受信が始まります.
<p>ファイルを送信するには, リモート側で受信プログラムを起動します.
そして, エンターキーを押してから ``<tt/~C sz &lt;files&gt;/''
(lrzsz をインストールした場合, ``<tt/~C lsz &lt;files&gt;/'')
と入力すると, リモート側へのファイルの送信が始まります.
<sect1>
<heading>設定が正しいのにもかかわらず, FreeBSD がシリアルポートを見付けられません. </heading>
<p>マザーボードやシリアルカードが Acer の UART チップを使った物の場合,
FreeBSD の sio ドライバでは正しく検出する事が出来ません.
この問題を解決するためには,
<url url="http://www.lemis.com/serial-port-patch.html"
name="www.lemis.com"> からパッチを入手してください.
</sect>

View file

@ -1,545 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.9 -->
<sect>
<heading>トラブルシューティング<label id="troubleshoot"></heading>
<p><em>訳: &a.yoshiaki;.<newline>10 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>ハードディスクに不良ブロックがあります!<label id="awre"></heading>
<p>SCSI ディスクの場合は自動的に再マップする機能があるはずです.
しかし, 理解し難い理由から多くのドライブがこの機能が無効化
されて出荷されています...
<p>これを有効化するには, 最初のデバイスのモードページを変更する
必要があります. これは次のコマンドを実行することで, FreeBSD
上でおこなうことができます (root 権限でおこないます).
<verb>
scsi -f /dev/rsd0c -m 1 -e -P 3
</verb>
<p>そして, AWRE と ARRE の値を 0 から 1 へ変更します:-
<verb>
AWRE (Auto Write Reallocation Enbld): 1
ARRE (Auto Read Reallocation Enbld): 1
</verb>
<p>以下は, <url url="mailto:tedm@toybox.placo.com" name="Ted Mittelstaedt">
から寄せられたものです.
<p>IDE ドライブの場合は通常, 不良ブロックは潜在的な障害の兆候です.
最近の IDE ドライブは, 内部の不良ブロック再マッピング機能を有効にした状態で
出荷されています. また, 今日の IDE ハードディスクメーカは,
出荷以降に不良ブロックが発生することに関して保証を提供していて,
不良ブロックのあるディスクドライブを交換するサービスを行なっています.
<p>もし, 不良ブロックのある IDE ディスクドライブを復旧しようと思うなら,
IDE ドライブメーカが提供する IDE 診断プログラムをダウンロードして,
そのドライブに使ってみてください. この種のプログラムは大抵,
ドライブの制御部分に対して不良ブロックを再走査し,
不良ブロックを使用不能にするようにセットすることができます.
<p>ESDI, RLL および MFM ドライブの場合, 不良ブロックはドライブの
正常な部分であり, 一般的に言って障害を表すものではありません.
PC では, ディスクドライブコントローラカードと BIOS が不良ブロックの
使用不能化の作業を行ないます. DOS など, ディスクアクセスに BIOS
を経由する OS にとっては有効に働きますが, FreeBSD
のディスクドライバは BIOS を利用しません. そのため,
代替として bad144 という機構が存在します.
bad144 は, wd ドライバにだけ作用し, SCSI ドライバに利用することは
*できません*. bad144 は, 検出された不良セクタをスペシャルファイルに
記録するという働きを持っています.
<p>bad144 を利用する上で, 注意しなければならない点が一つあります.
それは, 不良ブロックスペシャルファイルは, ディスクの最終トラックに
置かれるということです. このファイルには, ディスクの先頭の付近,
/kernel ファイルが位置しているであろう部分で発生した不良セクタが
記録されています. したがって, このファイルは BIOS コールを使って
カーネルファイルを読み込む起動プログラムがアクセス可能でなければなりません.
これはつまり, bad144 を利用するディスクは, 1024 シリンダ,
16 ヘッド, 63 セクタを超えてはならないということを意味し,
bad144 を利用したディスクが実質 500MB を超えられないことになります.
<p>bad144 を使うには, FreeBSD のインストール時に表示される fdisk 画面で,
"Bad Block" 走査を ON に設定するだけです. これは, FreeBSD 2.2.7 以降で
機能します. ディスクは, 1024 シリンダ以内でなければなりません.
ディスクドライブは事前に少なくとも 4 時間, ディスクが温度によって膨張し,
トラックに曲がりが出るまで回転させることをお薦めします(訳注: 温度変化に
対する膨張によって, ディスクが微小変形することにより発生する不良セクタを
確実に検出するためです).
<p>大容量の ESDI ドライブのように, 1024 シリンダを超えるディスクの場合,
DOS 上でそのディスクが利用できるように, ESDI コントローラは特殊な変換モードを
利用します. fdisk の "set geometry" コマンドを使って
"変換された(translated)" ジオメトリに切替えると, wd ドライバは
この変換モードを解釈できます.
その際, FreeBSD パーティションを作成するのに "dangerously dedicated" モードを
利用してはいけません. このモードは, そのようなジオメトリを無視するからです.
たとえ fdisk がオーバーライドされたジオメトリ情報を使ったとしても,
已然としてディスクの真の大きさを保持しているため, 大きすぎる FreeBSD
パーティションを作成しようとしてしまうでしょう.
ディスクジオメトリ情報が変換されたジオメトリ情報にかわっている場合は,
手動でブロック数を入力し, パーティションを作成する必要があります.
<p>大容量の ESDI ディスクを ESDI コントローラでセットアップするには,
ちょっとしたトリックを使います. まず, DOS のディスクで起動して
そのディスクを DOS パーティションとしてフォーマットします.
そして FreeBSD を起動し, インストーラの fdisk 画面で
DOS パーティションのブロックサイズとブロック数を読みとり, メモしておきます.
ジオメトリ情報を DOS が利用しているものと同一に再設定し,
DOS パーティションを削除して "cooperative" FreeBSD パーティションを
先程記録したブロックサイズを使って作成して下さい.
そのパーティションを起動可能パーティションに設定し, 不良ブロック走査を
有効にして下さい. 実際のインストールでは, ファイルシステムが作成される前に
bad144 が最初に実行されます(Alt-F2 を押すことで状況を確認できます).
不良セクタファイルを作成中に何らかの障害が発生したなら,
システムを再起動して, もう一度最初からやり直しになります.
おそらくディスクジオメトリ情報の設定を大きくしすぎているのでしょう.
(やり直しは, DOS によるフォーマットとパーティション確保を含みます)
<p>もし, 不良ブロックの再マッピングを有効にしていて不良ブロックが見付かったら,
ドライブの交換を考えて下さい. 不良ブロックは, 時間とともに悪化するからです.
<sect1>
<heading>Bustek 742a EISA SCSI が認識されません.</heading>
<p>この情報は 742a のためのものですが, 他の Buslogic カードについても
同様のことが言えます. (Bustek = Buslogic)
<p>742a カードには大きくわけて 2つのバージョンが存在します.
ハードウェアリビジョンの A-G と H 以降です. リビジョンの
文字はカードの隅にあるアセンブリ番号の後ろにあります.
742a は二つの ROM チップを持っており, 一つは BIOS チップで
もう一つはファームウェアチップです. FreeBSD はあなたの
持っているものがどの BIOS バージョンかは問題ありませんが,
ファームウェアバージョンについては問題となります.
Buslogic の技術サポート部門に連絡すれば, アップグレード版の
ROM を送ってくれることでしょう. BIOS チップと
ファームウェアチップはペアで出荷されます.
アダプタカードのハードウェアリビジョンにあわせた
最も新しいファームウェア ROM を使用しなければなりません.
<p>リビジョン A-G のカードには, 2.41/2.21 までの
BIOS/ファームウェアのセットを使用することができます.
リビジョン H 以降のカードには, 最新のものである
4.70/3.37 の BIOS/ファームウェアのセットを
使用することができます. これらのファームウェアの違いは,
ファームウェア 3.37 が 「ラウンドロビン方式」
をサポートしているところからきています.
<p>Buslogic のカードには, 製造番号も刻印されています. 古い
ハードウェアリビジョンのカードを持っている場合は, Buslogic の RMA
部門に問い合わせて製造番号を伝えると, 新しいハードウェアリビジョンの
カードに交換することもできます. もしカードが十分新しければ, 彼らは
交換に応じてくれるでしょう.
<p>FreeBSD 2.1 は ファームウェアリビジョン 2.21
以降のものをサポートしています.
これよりも古いファームウェアリビジョンのものは,
Buslogic カードとして正常に認識されません.
しかし, Adaptec 1540 として認識されるかもしれません.
初期の Buslogic のファームウェアは AHA1540 互換モードを
持っています. しかし, EISA カードにとってこれは
よいことではありません.
<p>古いハードウェアリビジョンのカードを持っていてファームウェア
2.21 を入手するのであれば, ジャンパ W1 の位置をデフォルトの
A-B から B-C に合わせる必要があるでしょう.
<p>742a EISA カードには, <ref id="bigram" name="16 MB
を越える容量のメモリを載せたマシン">の節で説明している
「16 MB を越える」ことによる問題はありません.
これは Vesa-Local Buslogic SCSI カードで発生する問題です.
<sect1>
<heading>
HP Netserver 上のオンボード SCSI コントローラが認識されません.
</heading>
<p>基本的にこれは既知の問題です. HP Netserver マシンの
EISA オンボード SCSI コントローラは EISA のスロット番号 11
を占有しますが, 「本当の」EISA スロットはすべてそれよりも
前のアドレスに配置されているのです. 残念ながら,
10 番以上の EISA スロットは PCI に割り当てられたアドレス空間
と衝突し, FreeBSD
の自動コンフィグレーションは, 現状ではうまくこの状況を
処理できていないのです.
<p>ですから現時点での最良の方法は, カーネルオプションの
<tt/EISA_SLOTS/ を 12 に変え, アドレス空間の衝突がないかの
ようなふりをさせることです :)
<url url="../handbook/kernelconfig.html"
name="ハンドブックのカーネルの構築">
に記述されているようにしてカーネルをコンパイルし,
構築してください.
<p>もちろん, これはこのようなマシンにインストールする際に
卵が先か鶏が先か」といった問題を生み出すことになります.
この問題を回避するために, <em>ユーザコンフィグ
(UserConfig)</em> の中には特別な仕組みが組み込まれています.
このとき ``visual'' インタフェースは使用せず,
コマンドラインインタフェースを使用してください. 単純に
<verb>
eisa 12
quit
</verb>
<p>とプロンプト上から打ち込み,
後は普通にインストールをおこなってください.
とにかくカスタムカーネルのコンパイルとインストールをおこなうことを
おすすめしますが,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?dset" name="dset">
も現時点ではこの値の変更を認識するようになっています.
<p>うまくいけば, 将来のバージョンではこの問題が解決していることでしょう.
<p><tt/注:/ HP Netserver では<bf/危険覚悟の専用ディスク/は
使用できません. 詳細については <ref id="dedicate" name="この注意事項">
をご覧ください.
<sect1>
<heading>この CMD640 IDE コントローラはどこかおかしいようです.</heading>
<p>それは壊れているのです. 両方のチャンネルを同時に制御できないのです.
<p>現在ではこのチップを使っているシステムでは自動的に検出して
うまく動かすためのしくみが使えるようになっています. くわしくは
マニュアルページのディスクドライバ (man 4 wd) を参照してください.
<p>CMD640 IDE コントローラを使っているシステムで FreeBSD 2.2.1
あるいは 2.2.2 を使っている場合でセカンダリのチャネルを
使いたいのであれば <tt/options "CMD640"/ を有効にしてカーネルを
作り直してください.
これは 2.2.5 以降ではデフォルトになります.
<sect1>
<heading>``<tt/ed1: timeout/'' のようなメッセージがいつも出ます. </heading>
<p>たぶん IRQ の衝突が原因でしょう (二つのボードが同じ IRQ
を使用しているなど). FreeBSD 2.0.5R 以前では, これに関しては
寛大で IRQ の衝突があってもネットワークドライバは機能して
いました. しかし 2.0.5R 以降は IRQ の衝突はもはや寛大では
ありません. -c オプションをつけてブートして ed0/de0/... の
エントリをボードの設定に合わせてください.
<p>ネットワークカードの BNC コネクタ (訳注: 10BASE-2 タイプ
のインターフェース) を使っている場合, デバイスのタイムアウト
はターミネーションの不良によっても起きます.
これをチェックするにはケーブルを外してターミネータを直接 NIC
に接続します. そしてエラーメッセージが消えるかどうか
確認します.
<p>NE2000 コンパチブルカードのなかには UTP ポートのリンクが
なかったりケーブルが接続されていない場合にこのエラーを出す
ものがあります.
<sect1>
<heading>CDROM をマウントしようとすると ``Incorrect super block'' と言われます. </heading>
<p><htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mount"
name="mount"> にマウントしたいデバイスのタイプを指定する必要
があります. デフォルトでは
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mount"
name="mount"> はファイルシステムを
``<tt/ufs/'' とみなします. CDROM のファイルシステムを
マウントしたいのであれば ``<tt/-t cd9660/'' と
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mount"
name="mount"> オプションをつけて明示する必要があります.
これはもちろん
CDROM が ISO 9660 ファイルシステムである場合です. ほとんどの
CDROM はこの形式です. 1.1R の FreeBSD では (訳注: 現行の 2.1.5R,
2.2R でも同様です) 自動的に Rock Ridge 拡張
(長いファイル名への対応) をうまく解釈します.
<p>CDROM のデバイス ``<tt>/dev/cd0c</tt>'' を
<tt>/mnt</tt> にマウントしたい場合の例では, 次のようにします:
<verb>
mount -t cd9660 /dev/cd0c /mnt
</verb>
<p>デバイスの名前はインタフェースによっては別の名前になっている
かもしれないので注意してください (``<tt>/dev/cd0c</tt>'' は
この場合の例です).
オプション ``<tt/-t cd9660/'' によって
``<tt/mount&lowbar;cd9660/'' コマンドが実行されることに注意
してください. このため例は次のようにすることもできます:
<verb>
mount_cd9660 /dev/cd0c /mnt
</verb>
<sect1>
<heading>CDROM をマウントしようとすると ``Device not configured'' と言われます. </heading>
<p>これは 一般的に CDROM ドライブの中に CDROM が入っていないか,
ドライブがバス上に見えないことを意味します. ドライブに CDROM
を入れるか, IDE (ATAPI) であれば master/slave の状態をチェック
してください. CDROM ドライブに CDROM を入れてから認識するまで
数秒かかりますので少し待ってみてください.
<p>SCSI CDROM ではバスリセットへの応答時間が遅いために失敗する
ことがあるかもしれません. SCSI CDROM を持っている場合は
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
再コンパイルして試してみてください.
<verb>
options "SCSI_DELAY=15"
</verb>
<p>(訳注: 現在の GENERIC カーネルでは上の設定はデフォルトに
なっています. 問題のある場合は SCSI_DELAY の数値を増やして
みてください.)
<sect1>
<heading>私のプリンタはとてつもなく遅いのです. どうしたらよいのでしょう?</heading>
<p>パラレルインタフェースで, 問題はとんでもなく遅いだけであるなら,
プリンタボートを ``polled'' モードに設定してみてください:
<verb>
lptcontrol -p
</verb>
<p>HP の新しいプリンタのいくつかは割り込みモードでは
使えないようです. (完全にわかったわけではありませんが)
タイミングの問題のように思われます.
<sect1>
<heading>私のプログラムは時々 ``Signal 11'' のエラーで止まってしまいます. </heading>
<p>これはハードウェア (メモリ, マザーボードなど) の不具合いが
原因です. PC でメモリテストプログラムを動かしてみてください.
ただしメモリが正常に動作していると報告されたとしても, ぎりぎりで
メモリテストにパスしたメモリは, 処理の内容 (例えば
kernel のコンパイルや特にシステムの負荷が高いような場合には,
Adaptec 1542 などの SCSI コントローラのバスマスタ DMA など)
によっては問題が起きる可能性は大いにあります.
<p>SIG11 FAQ (後で URLを示します) では遅いメモリが一般的に問題
を起こしがちであることを指摘しています. BIOS セットアップで
ウエイトステート数を増やすかメモリを速いものに交換してください.
<p>私の場合はキャッシュ RAM やオンボードキャッシュコントローラ
の問題でした. このような問題ではないか確認するために BIOS
セットアップでオンボード (セカンダリ) キャッシュを無効にして
みてください.
<p>以下のところには広い範囲の FAQ があります.
<url url="http://www.bitwizard.nl/sig11/" name="the SIG11 problem FAQ">
<sect1>
<heading>ブートの時に画面が真っ暗になって同期も取れません. </heading>
<p>これは ATI Mach 64 ビデオカードの既知の問題です.
この問題はカードがアドレス<tt/2e8/を使い, 4番目のシリアルポート
もここを使うということにあります.
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?sio" name="sio.c">
ドライバのバグ
(仕様?) のため4番目のシリアルポートがなくても, 通常この
アドレスを使う sio3 (4 番目のポートにあたります) を無効にしても,
ドライバはこのアドレスをさわります.
<p>バグが修正されるまでは, 次のようにして対処してください.
<enum>
<item> ブートプロンプトが出たら <tt/-c/ と入力します
(これによりカーネルはコンフィグレーションモードに入ります).
<item> <tt/sio0/, <tt/sio1/, <tt/sio2/ ,<tt/sio3/
(これらすべて) を無効にします. これによって sio ドライバは
動作しなくなります
-> 問題はありません.
<item> exit とタイプしてブートを続行します.
</enum>
<p>もしシリアルポートを有効にしたいのであれば以下の変更をおこなって
新しいカーネルを作る必要があります.
<tt>/usr/src/sys/i386/isa/sio.c</tt> の中で1ヵ所ある
<tt/0x2e8/ という文字列を探し, この文字列とその手前にある
コンマを削除します (後ろのコンマは残します). 後は通常の手続き
にしたがって新しいカーネルを作ります.
<p>この対処をおこなった後でもまだ X ウィンドウシステムはうまく
動かないかもしれません. いくつかの新しい ATI Mach 64 ビデオカード
(特に ATI Mach Xpression) は現在のバージョンの
<tt/XFree86/ では動きません. X を起動するとスクリーンが真っ暗
になったり, 奇妙な動き方をしたりします. より新しい X サーバ
はもっとうまく動きます.
<url url="http://www.xfree86.org" name="the XFree86 site">
を見てベータリリースへのリンクを追ってください.
以下のファイルを持ってきましょう.
<p><tt>AccelCards, BetaReport, Cards, Devices, FILES, README.ati,
README.FreeBSD, README.Mach64, RELNOTES, VGADriver.Doc,
X312BMa64.tgz</tt>
<p>古いファイルをこの新しいバージョンのファイルに置き換え,
<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=xf86config"
name="xf86config"> をもう一度実行します.
<sect1>
<heading>
128MB の RAM があるのですが, 64MB しか認識しません. <label id="reallybigram">
</heading>
<p>FreeBSD がメモリのサイズを BIOS から取得する方法の制限により,
KB 単位で 16 ビット分までしか検出できません
(すなわち最大 65535Kb=64MB です)(これより少ない場合もあります. ある BIOS
の場合はメモリサイズが 16MB に制限されます).
64MB 以上のメモリを積んでいる場合, FreeBSD はそれを検出しようとし
ます. しかしその試みは失敗するかもしれません.
<p>この問題を回避するには, 以下に示すカーネルオプションを
使用する必要があります. 完全なメモリ情報を BIOS から取得する
方法もありますが, ブートブロックに空きが無いため実装できません.
ブートブロックの問題が解決されれば, いつか拡張 BIOS
機能を使用して完全なメモリ情報を取得できるようになるでしょう.
とりあえず現在は, カーネルオプションを使ってください.
<tt>
options "MAXMEM=&lt;n>"
</tt>
<p><tt/n/ には, キロバイト単位でメモリの量を指定します. 128MB
の場合は, <tt/131072/ となります.
<sect1>
<heading>FreeBSD 2.0 が ``kmem_map too small!'' と言ってパニックします. </heading>
<p><tt /注:/ メッセージは, ``mb_map too small!'' の場合もあります.
<p>このパニックは, ネットワークバッファ (特に mbuf クラスタ)
の仮想メモリが無くなったことを示します. 以下のオプションを
カーネルコンフィグファイルに追加して mbuf クラスタに使用できる
仮想メモリの量を増やしてください.
<p><tt>options "NMBCLUSTERS=&lt;n>"</tt>
<p>&lt;n&gt には, 同時に使用したい TCP コネクションの数に応じて
512 から 4096 までの数値を指定できます. とりあえず 2048 を
試してみるのを勧めます. これでパニックは完全の予防できるはずです.
mbuf クラスタの割り当て/使用状況については,
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?netstat"
name="netstat -m"> で知ることができます.
name="netstat -m"> で知ることができます. NMBCLUSTERS の
デフォルト値は
<tt/512 + MAXUSERS * 16/ です.
<sect1>
<heading>新しいカーネルでリブートすると ``CMAP busy panic'' となってパニックを起こしてしまいます. </heading>
<p>ファイル <tt>/var/db/kvm_*.db</tt> において範囲外のデータを
検出するためのロジックは失敗することがあり, こうした矛盾のある
ファイルを使用することでパニックを引き起こすことがあります.
<p>これが起こったなら, シングルユーザでリブートした後に,
以下のコマンドを実行してください.
<verb>
rm /var/db/kvm_*.db
</verb>
<sect1>
<heading>ahc0: brkadrint, Illegal Host Access at seqaddr 0x0 というエラーが出ます</heading>
<p>これは Ultrastor SCSI Host Adapter と衝突しています.
<p>ブート時に kernel configuration メニューに入り, 問題を起こしている
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?uha(4)"
name="uha0"> を disable にしましょう.
<sect1>
<heading>sendmailが ``mail loops back to myself'' というメッセージを出すのですが. </heading>
<p>この事は, sendmail FAQ に次のように書いてあります.
<verb>
* "Local configuration error" というメッセージが出ます. 例えば:
553 relay.domain.net config error: mail loops back to myself
554 <user@domain.net>... Local configuration error
のような物ですが, どのようにしたらこの問題を解決できますか?
これは, 例えば domain.net のようなドメイン宛てのメールを
MX record で特定のホスト (ここでは relay.domain.net) に送ろう
としたのに, そのホストでは domain.net 宛てのメールを受け取れる
ような設定になっていない場合です. 設定の際に
FEATURE(use_cw_file) を指定してある場合には/etc/sendmail.cw
の中に domain.net を追加してください. もしくは, /etc/sendmail.cf
の中に "Cw domain.net" を追加してください.
</verb>
<p>もはや現在の <url
url="ftp://rtfm.mit.edu/pub/usenet/news.answers/mail/sendmail-faq"
name="sendmail FAQ"> は sendmail release とは一緒には保守されて
いません. しかし次のネットニュースに定期的に投稿されてます.
<url url="news:comp.mail.sendmail" name="comp.mail.sendmail">,
<url url="news:comp.mail.misc" name="comp.mail.misc">,
<url url="news:comp.mail.smail" name="comp.mail.smail">,
<url url="news:comp.answers" name="comp.answers">,
<url url="news:news.answers" name="news.answers">.
また, メール経由でコピーを入手する場合は
<url url="mailto:mail-server@rtfm.mit.edu"
name="mail-server@rtfm.mit.edu"> 宛まで本文に "send
usenet/news.answers/mail/sendmail-faq" と書いて送ります.
<sect1>
<heading>リモートマシン上のフルスクリーンアプリケーションがうまく動かない
</heading>
<p>リモートマシンのターミナルタイプが FreeBSD のコンソールで
つかわれている <tt>cons25</tt> 以外のものです.
<p>この問題を解決する方法はいろいろあります:
<itemize>
<item>リモートマシンに login した後, shell 変数の TERM に
<tt>ansi</tt> か <tt>sco</tt> のいずれかを設定します.
<item>ローカル側で <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?screen-"
name="screen"> のような VT100 エミュレータを使用します.
<tt>screen</tt> は一つのターミナルの中で複数のセッションを
並列動作させることができますし, 本来の機能も優れています.
<item>リモートマシンのターミナルデータベースに <tt>cons25</tt>
のエントリをインストールします.
<item>Xを起動してリモートマシンに <tt>xterm</tt> から login
します. (訳注: 日本語が必要な場合は <tt>kterm</tt> 等を
利用します)
</itemize>
<sect1>
<heading>私のマシンで "calcru: negative time..." と表示されるのですが</heading>
<p>これは, 割り込みに関連するさまざまな不具合によって発生します.
あるいは, あるデバイスが元々持っているバグが表面化したのかも知れません.
この症状を再現させる一つの方法として, パラレルポート上で,
TCP/IP を 大きな MTU で走らせるというものがあります.
グラフィックアクセラレータがこの症状を起こすことがありますが,
その場合はまず, カードの割り込み設定を確認して下さい.
<p>この問題の副作用として, プロセスが "SIGXCPU exceeded cpu time limit"
というメッセージとともに終了してしまう, というものがあります.
<p>1998 年 11 月 29 日に公開された FreeBSD 3.0 以降で
この問題が解決しないなら, 次の sysctl 変数をセットしてください.
<verb>
sysctl -w kern.timecounter.method=1
</verb>
<p>これは, パフォーマンスへ強い影響を与えますが, 問題の発生に比べれば
おそらく気にならない程度でしょう. もし, これでもまだ問題が残るようなら,
カーネルオプションの "NTIMECOUNTER" を大きな値に増やして下さい.
"NTIMECOUNTER=20" にまで増やしても解決しない場合は,
計時処理の信頼性が保てない程の割り込みが, そのマシン上で起こっていることを
意味します.
</sect>

View file

@ -1,395 +0,0 @@
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.8 -->
<sect>
<heading>X Window System と仮想コンソール<label id="x"></heading>
<p><em>訳: &a.motoyuki;.<newline>13 November 1997.</em>
<sect1>
<heading>X を動かしたいのですが, どうすればいいのですか?</heading>
<p>もっとも簡単な方法は (訳注: FreeBSD の) インストールの際に
X を動かすことを指定するだけです.
<p>それから <htmlurl url=
"http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=xf86config"
name="xf86config">
ツールのドキュメントを読んでこれに従ってください.
このツールはあなたのグラフィックカードやマウスなどに合わせて
XFree86(tm) の設定を行うのを助けてくれます.
<p>Xaccel サーバーについて調べてみるのもいいでしょう.
詳しくは <ref id="xig" name="Xi Graphics について"> か
<ref id="metrox" name="Metro Link"> をご覧ください.
<sect1>
<heading>私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?<label id="x-and-moused"></heading>
<p>syscons (デフォルトのコンソールドライバ) を使っているのであれば,
それぞれの仮想スクリーンでマウスポインターをサポートするように
FreeBSD を設定できます. X でのマウスの衝突を避けるために, syscons は
``<tt>/dev/sysmouse</tt>'' という仮想デバイスをサポートしています.
本物のマウスデバイスから入力された全てのマウスのイベントは sysmouse
デバイスへ MouseSystems プロトコルで出力されます.
一つ以上の仮想コンソールと X の <bf/両方で/ マウスを使いたい場合,
以下のように設定することをお勧めします:
<verb>
/etc/rc.conf:
moused_type=ps/2 # 実際のマウスのタイプ
moused_port=/dev/psm0 # 実際のマウスポート
moused_flags=
/etc/XF86Config
Section Pointer
Protocol "MouseSystems"
Device "/dev/sysmouse"
.....
</verb>
<p>X で ``<tt>/dev/mouse</tt>'' を使うのを好む人もいます.
この場合は, ``<tt>/dev/mouse</tt>'' を
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?sysmouse"
name="/dev/sysmouse">
にリンクしてください:
<verb>
# cd /dev
# rm -f mouse
# ln -s sysmouse mouse
</verb>
<sect1>
<heading>X のメニューやダイアログボックスがうまく動きません.</heading>
<p>Num Lock キーをオフにしてください.
<p>Num Lock キーがデフォルトでブート時にオンになる場合は,
<tt/XF86Config/ ファイルの ``<tt/Keyboard/'' セクションに
以下の行を加えてもいいでしょう.
<verb>
# Let the server do the NumLock processing. This should only be
# required when using pre-R6 clients
ServerNumLock
</verb>
訳注: この問題は XFree86 3.2 以降では解決しています.
<sect1>
<heading>仮想コンソールとは何ですか? どうやったら使えますか?</heading>
<p>仮想コンソールは, 簡単にいうと, ネットワークや X
を動かすなどの複雑なことをおこなわずに, いくつかのセッションを
同時におこなうことを可能にします.
<p>システムのスタート時には, ブートメッセージが出た後に login
プロンプトが表示されます. そこで login ネームとパスワードを
入力すると 1 番目の仮想コンソール上で仕事 (あるいは遊び) を
始めることができます.
<p>他のセッションを始めたい場合もあるでしょう. それは動かしている
プログラムのドキュメントを見たり, FTP の転送が終わるまで待つ間
メールを読もうとしたりすることかもしれません.
Alt-F2 を押す (Alt キーを押しながら F2 キーを押す) と 2 番目の
「仮想コンソール」で login プロンプトが待機していることが
わかります. 最初のセッションに戻りたいときは Alt-F1 を押します.
<p>標準の FreeBSDインストールでは 3 枚の仮想コンソールが
有効になっていて, Alt-F1, Alt-F2, Alt-F3 で仮想コンソール間の
切替えをおこないます.
より多くの仮想コンソールを有効にするには, <htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys" name="/etc/ttys">
を編集して ``Virtual terminals'' のコメント行の後に ``<tt/ttyv4/''
から ``<tt/ttyvc/'' の手前までのエントリを加えます
(以下の例は先頭には空白は入りません) :
<verb>
# /etc/ttys には ttyv3 がありますので
# "off" を "on" に変更します.
ttyv3 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv4 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv5 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv6 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv7 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv8 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
</verb>
<p>多くするか少なくするかはあなたの自由です. より多くの仮想
ターミナルを使うとより多くのリソースを使うことになります.
8MB 以下のメモリしかない場合はこれは重要な問題です.
もし必要があれば ``<tt/secure/'' を ``<tt/insecure/''
に変更してください.
<p><bf/重要/ X を使いたいのであれば, 最低一つの仮想ターミナル
(のエントリ) を使わずに残しておくか, off にしておく必要があります.
つまり, 12 個の Alt-ファンクションキー全てでログインプロンプトを
出したいのならば不運にも X は使えない, ということです.
同じマシンで X サーバーも動かしたいのならば 11 個しか使えません.
<p>仮想コンソールを無効にするもっとも簡単な方法はコンソールを
off にすることです. 例えば 12 個全てのターミナルを割り当てている
状態で X を動かしたいときは仮想ターミナル 12 を変更します:
<verb>
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
</verb>
<p>これを次のように変更します:
<verb>
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
</verb>
<p>キーボードにファンクションキーが 10 個しかないのであれば
次のように設定します.
<verb>
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
</verb>
<p>(これらの行を消すだけでもいいです.)
<p><htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys" name="/etc/ttys">
を編集したら次は十分な数の仮想ターミナルデバイスを
作らなくてはなりません. もっとも簡単な方法を示します:
<verb>
# cd /dev
# ./MAKEDEV vty12 # For 12 devices
</verb>
<p>さて, 仮想コンソールを有効にするのにもっとも簡単 (そして確実)
な方法はリブートすることです. しかし, リブートしたくない場合は,
X ウィンドウシステムを終了させて次の内容を実行します
(<tt/root/ 権限で) :
<verb>
kill -HUP 1
</verb>
<p>重要な点はこのコマンドを実行する前に X ウィンドウシステムを
完全に終了させておくことです. もしそうしないと kill コマンドを
実行した後にシステムはおそらくハングアップするでしょう.
<sect1>
<heading>X から仮想コンソールに切替えるにはどうすればよいのですか? </heading>
<p>コンソールが X の表示をしている場合は, Ctrl-Alt-F1 などを使って
仮想コンソールの切替えをおこなうことができます. ただし, X
から離れて仮想ターミナルへ移っている時は Alt-ファンクションキーを
使って他の仮想ターミナルへ切替えたり X へ戻ったりします.
コントロールキーは押さないでください. Ctrl-Alt-ファンクションキーの
組合せは X から仮想ターミナルに移る時だけ利用してください.
コントロールキーを押してしまうと ``control-lock'' モードになり
テキストコンソールが止まってしまいます. コントロールキーを押して
回復させてください.
<p>訳注: X に戻るには 3枚の仮想コンソールが有効になっている場合は
Alt-F4 です. 有効な仮想コンソールの数 +1 のファンクションキーの
位置に X が割り当てられます.
<sect1>
<heading>XDM をブート時に起動させるにはどうしますか?</heading>
<p><htmlurl url=
"http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=xdm"
name="xdm"> の起動方法について, その考え方には二つの流派があります.
ある流派では提供された例を使用して xdm を
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ttys"
name="/etc/ttys"> から起動し, 他の流派では xdm を単に
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?rc"
name="rc.local"> または <tt>/usr/local/etc/rc.d</tt> にある
<tt/X.sh/ スクリプトから起動します.
どちらも正しく, 片方が動作しない場合は, もう片方が動作するでしょう.
どちらも場合でも結果は同じであり, X はグラフィカルな
login: プロンプトを表示します.
<p>ttys を利用する方法の利点は, どの vty で X が起動したかの記録が
残せることと, ログアウト時に X サーバを再起動する責任を init に
押しつけることができることでしょう.
<p>rc.local からロードされる場合, <tt/xdm/ は引数を持たずに起動します.
(すなわち, デーモンとして起動します.) <tt/xdm/ は getty が起動した後に
ロードされなければなりません. そうでないと, <tt/xdm/ は getty と衝突し,
コンソールをロックアウトしてしまいます. この問題に対処する最善の方法は
起動スクリプト(訳注: rc.local のこと)で 10秒ほどの sleepを実行させ,
その後に xdm をロードすることです.
<p>以前のバージョンの FAQ では
<tt>/usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xservers</tt> ファイルに X の使う
<tt/vt/ を加えるように書いてあります. これは必要ありません:
X は最初に見つけた利用可能な <tt/vt/ を使います.
<sect1>
<heading>xconsole を動かそうとすると ``Couldn't open console'' とエラーが出ます. </heading>
<p><htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=X"
name="X"> を
<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=startx"
name="startx"> で起動しますと, /dev/console のパーミッションは
<tt /変更ができない/ ようになっていますので,
<htmlurl
url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=xterm"
name="xterm -C"> や
<htmlurl url=
"http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?manpath=xfree86&amp;query=xconsole"
name="xconsole"> は動きません.
<p>これはコンソールのパーミッションが標準ではそのように
設定されているからです. マルチユーザシステムでは, ユーザの誰もが
システムコンソールに書き込むことが可能である必要は必ずしもありません.
VTY を使い 直接マシンにログインするユーザのために,
このような問題を解決するために
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?fbtab"
name="fbtab"> というファイルがあります.
<p>要点を述べると, 次のような形式の行を
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?fbtab"
name="fbtab"> に加えます.
<verb>
/dev/ttyv0 0600 /dev/console
</verb>
<p>そうすると, <tt>/dev/ttyv0</tt> からログインしたユーザが
コンソールを所有することになるでしょう.
<sect1>
<heading>私の PS/2 マウスは X ウィンドウシステム上でうまく動きません. </heading>
<p>あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも
しれません.
<p>FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ
切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません.
この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション
ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
<verb>
options PSM_CHECKSYNC
</verb>
<p>もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
<ref id="make-kernel" name="カーネルを作る">のセクションを
見てください.
<p>このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる
可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば,
再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて
マウスボタンのどれかを押してください.
<p>このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく
また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を
持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善
されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます
(同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは
これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに
ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し,
カーネルから
<verb>
psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
</verb>
というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える
ことがあるかもしれません.
<p>もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
<verb>
boot: -c
</verb>
<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
<verb>
> flags psm0 0x100
> quit
</verb>
<sect1>
<heading>MouseSystems の PS/2 マウスがうまく動きません.</heading>
<p>MouseSystems の PS/2 マウスのあるモデルは, 高解像度モードの場合
にのみ正しく動作するということが報告されています. それ以外のモードでは
マウスカーソルがしょっちゅうスクリーン左上に行ってしまうかもしれません.
<p>残念ながら FreeBSD 2.0.X や 2.1.X のバージョンではこの問題の解決する
方法はありません. 2.2 から 2.2.5 のバージョンでは以下のパッチを
<tt>/sys/i386/isa/psm.c</tt> に適用しカーネルの再構築を行なって下さい.
<p>もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
<ref id="make-kernel" name="カーネルを作る">のセクションを
見てください.
<verb>
diff -u psm.c.orig psm.c
@@ -766,6 +766,8 @@
if (verbose >= 2)
log(LOG_DEBUG, "psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n",
unit, i);
+ set_mouse_resolution(sc->kbdc, PSMD_RES_HIGH);
+
#if 0
set_mouse_scaling(sc->kbdc); /* 1:1 scaling */
set_mouse_mode(sc->kbdc); /* stream mode */
</verb>
<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, PS/2 マウスドライバのフラグに
0x04 を指定してマウスを高解像度モードにします. システムの起動時に
``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
<verb>
boot: -c
</verb>
<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
<verb>
> flags psm0 0x04
> quit
</verb>
<p>マウスに関する不具合の他の原因の可能性については直前のセクションも
見てみて下さい.
<sect1>
<heading>X のアプリケーションを構築する時に, <tt/imake/ can't find
<tt/Imake.tmpl/ となります. どこにあるのでしょうか?
</heading>
<p>Imake.tmpl は X の標準アプリケーション構築ツールである Imake
パッケージの一部です.
Imake.tmpl は X アプリケーションの構築に必要な多くのヘッダファイルと
同様に, X のプログラムディストリビューションに含まれています.
sysinstall を使うか手動で X のディストリビューションファイルから
インストールすることができます. </p>
</sect1>
<sect1>
<heading>マウスのボタンを入れ替える方法はありますか?
</heading>
<p>.xinitrc か .xsession で <tt/ xmodmap -e "pointer = 3 2 1"/
というコマンドを実行してください.
</p>
</sect1>
</sect>