vinum.8 revision 1.33.2.7

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Kazuo Horikawa 2001-03-14 06:48:58 +00:00
parent 77d987b745
commit 3190d962fb
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=9006

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@ -35,11 +35,11 @@
.\" advised of the possibility of such damage.
.\"
.\" %Id: vinum.8,v 1.13 2000/01/03 03:12:56 grog Exp grog %
.\" %FreeBSD: src/sbin/vinum/vinum.8,v 1.33.2.6 2000/12/12 09:58:05 ru Exp %
.\" %FreeBSD: src/sbin/vinum/vinum.8,v 1.33.2.7 2001/03/13 03:04:06 grog Exp %
.\"
.\" jpman %Id: vinum.8,v 1.3 1999/01/05 15:15:53 horikawa Stab %
.\" WORD: attach 結合 (する)
.Dd 13 October 1999
.Dd December 20, 2000
.Dt vinum 8
.Sh 名称
.Nm vinum
@ -257,6 +257,7 @@ RAID-4
.in
.Cd saveconfig
.in +1i
設定失敗後に、
.Nm
の設定をディスクへ保存します。
.in
@ -331,9 +332,8 @@ volume | plex | subdisk
.Ss オプション
.Nm
のコマンドにはオプションを付加することができます。どのコマンドにも
下記オプションのどれでも指定することができますが、指定しても変化がない場合も
あります。
その場合にはそのオプションは無視されます。例えば、
下記オプションのどれでも指定することができますが、
オプションが無視される場合があります。例えば、
.Nm stop
コマンドは
.Fl v
@ -457,6 +457,9 @@ rm -f myvolume
デフォルトの
.Nm
命名規則に合わせます。
オブジェクトを他の名前に変更するには、
.Nm rename
コマンドを使用します。
.Pp
サブディスク結合に際しては、いくつか考慮すべきことがあります:
.Bl -bullet
@ -480,9 +483,9 @@ rm -f myvolume
本パラメータは、サブディスクの最初のブロックのオフセットを指定します。
別の表現をするなら、オフセットは、
サブディスクの数値指定による位置とストライプの大きさとの積になります。
例えば、ブロックの大きさが 256k のプレックスでは、
最初のサブディスクはオフセット 0 に、2 番目のオフセットは 256k に、
3 番目は 512k に、などとなります。
例えば、ブロックの大きさが 271k のプレックスでは、
最初のサブディスクはオフセット 0 に、2 番目のオフセットは 271k に、
3 番目は 542k に、などとなります。
この計算では、RAID-5 プレックスのパリティブロックは無視されます。
.El
.It Nm checkparity
@ -550,7 +553,9 @@ rm -f myvolume
オプションは、冗長な出力のために使用します。
.Pp
このコマンドの例は、後述の「単純な設定」の節を参照してください。
.It Nm create Op Fl f Ar description-file
.Cd create
.Op Fl f
.Ar description-file
.sp
.Nm
.Ar create
@ -595,9 +600,10 @@ rm -f myvolume
を使用してください。
.It Nm debug
.Pp
引数無しの
.Nm
.Ar debug
はリモートカーネルデバッガに入るために使用します。これは
リモートカーネルデバッガに入るために使用します。これは
.Nm
.Ar VINUMDEBUG
@ -1044,6 +1050,7 @@ RAID-5
この付加機能は、後日追加されます。しかしながら、この状態でも、故障した
ディスクドライブを復旧させるのには十分です。
.It Nm printconfig Op Pa file
.Pp
現在の設定のコピーを、
.Nm
設定を再生成可能な書式で、
@ -1237,9 +1244,13 @@ vinum
.It Nm saveconfig
.Pp
現在の設定をディスクに保存します。
本コマンドの第一義は整備用です。
例えば、起動時にエラーが発生した場合、更新は無効化されます。
再度有効化しても、設定は自動的にはディスクへ保存されません。
.Nm
は自動的に設定変更を保存するので、通常これは不要です。
起動時にエラーが発生した場合、更新は無効化されます。
.Ar setdaemon
コマンドで再度有効化しても、
.Nm
は設定を自動的にはディスクへ保存しません。
このコマンドを使用して設定を保存してください。
.ig
.It Nm set
@ -1410,7 +1421,7 @@ vinum
.Nm
kld を削除し、
.Xr vinum 8
.Nm
を停止します。
活動状態のオブジェクトが存在しない場合のみ、行うことが可能です。
特に、
@ -1696,7 +1707,7 @@ VERITAS
は、例えば
.Pa /dev/da1e
.Pa /dev/wd3s2h
.Pa /dev/ad3s2h
といったパーティションである必要があり、タイプ
.Nm
である必要があります。
@ -1754,18 +1765,24 @@ VERITAS
.It Nm setupstate
.Pp
マルチプレックスボリュームを作成する際に、すべてのプレックスの内容に一貫性が
あると仮定します。通常こうなることはないため、正式には
.Nm init
あると仮定します。通常こうなることはないため、デフォルトでは、
最初のプレックスを除いたすべてのプレックスを
.Em faulty
状態に設定します。
.Nm start
コマンドを使って、最初に一貫性のある状態にする必要があります。しかし
ストライプ化プレックスとコンカチネート化プレックスの場合には、普通は一貫性が
ないままでも問題にはなりません。ボリュームをファイルシステムや
スワップパーティションとして使う場合にはディスク上の以前の内容は
どうでもよいため、それは無視されます。この危険を受け入れる場合には、
このキーワードを使って下さい。
.Nm setupstate
キーワードを使って下さい。
設定ファイル中でボリュームの直後で定義されるプレックスに対してのみ
適用されます。
後でプレックスをボリュームに追加する場合には、
これらのプレックスを統合する必要があります。
これらのプレックスを
.Nm start
コマンドで統合する必要があります。
.Pp
RAID-5 プレックスには
.Nm init
@ -1821,6 +1838,9 @@ I/O
本マッピングによる並行転送数増加に起因する性能向上は、
レイテンシ増加に起因する性能劣化を引き起しません。
ストライプの大きさの目安は、256 kB から 512 kB の間です。
2 の羃乗は避けるべきです。
2 の羃乗を使用すると、すべてのスーパブロックを
最初のサブディスクに置く傾向があるからです。
.Pp
ストライプ化プレックスは最低 2 つのサブディスクを持つ必要がありますし
(そうでないとコンカチネート化プレックスになります)、
@ -1990,7 +2010,7 @@ volume vol5
.Nm
はログファイルを管理します。
ログファイルは、デフォルトでは
.Pa /var/log/vinum_history
.Pa /var/tmp/vinum_history
であり、
.Nm
に対して発行したコマンドの履歴を保持します。
@ -2022,7 +2042,7 @@ volume vol5
例えば、適切な名前とは、
.Pa /dev/da0e
.Pa /dev/wd3s4a
.Pa /dev/ad3s4a
です。
不適切な名前とは、パーティションではなくデバイスを表現する
.Pa /dev/da0 ,
@ -2030,7 +2050,7 @@ volume vol5
や、ディスク全体を表現しタイプ
.Nm unused
であるべき
.Pa /dev/wd1c
.Pa /dev/ad1c
です。
前述の、「ドライブレイアウト上の考察点」下にある使用例を参照してください。
.Ss ボリュームのデザイン
@ -2200,7 +2220,7 @@ drive d1 device /dev/da2e
drive d2 device /dev/da3e
drive d3 device /dev/da4e
drive d4 device /dev/da5e
volume raid
volume raid setupstate
plex org striped 512k
sd length 512m drive d1
sd length 512m drive d2
@ -2218,6 +2238,11 @@ volume raid
この例で、2 番目のプレックスのサブディスクの順番が、
1 番目のプレックスの逆になっていることに注意してください。
これは性能のためであり、後で議論します。
更に、ボリューム指定にキーワード
.Ar setupstate
を含み、全プレックスが作成後に
.Ar up
となることを保証しています。
.El
.Ss ボリュームの作成
ひとたび設定ファイルを作成した後は、
@ -2420,12 +2445,12 @@ RAID-5
だけでなく、全 RAID システムにあてはまります。
.Pp
.Fx
のブロック I/O システムは、.5 kB から 60 kB までの要求を発行します;
のブロック I/O システムは、.5 kB から 128 kB までの要求を発行します;
.\" mix = workload mix ?
典型的なミックスでは、ほぼ 8 kB です。
どんなストライピングシステムにおいても、
ある要求が 2 個の物理要求に分割されることを避けることはできませんし、
より悪くするならばより多くに分割されてしまいます。
ストライプを十分細かくするならばより多くに分割されてしまいます。
これにより、甚大な性能劣化となります:
ディスクあたりの転送時間の削減は、
より大きなオーダで増加するレイテンシによって相殺されてしまいます。
@ -2442,6 +2467,10 @@ RAID-5
ストライプサイズを選択するときには、
最新の UFS ファイルシステムのシリダグループの大きさは 32 MB であることを
認識していてください。
ストライプサイトとディスク数が共に 2 の羃乗の場合、
すべてのスーパブロックと inode が同一のサブディスクに置かれる可能性があります。
これは、性能に重大な影響を与えます。
代りに奇数、例えば 479 kB を選択してください。
.Pp
複数アクセスシステムでの転送のインパクトを考えるためのもっとも容易な方法は、
潜在的なボトルネック、すなわちディスクサブシステムの観点から見ることです:
@ -2605,7 +2634,7 @@ Vinum
例えば、もしあなたがボリュームにプレックスを追加したら、プレックスの
サブディスクは、ハードウェアがアクセス可能であるけれども、サブディスク上の
データは不正であることを示す
.Em stale
.Em empty
状態に設定されるでしょう。この状態の結果として、プレックスは
.Em faulty
状態に設定されるでしょう。
@ -2650,8 +2679,7 @@ Vinum
ではそのようなことは許しません。
.Pp
同様の理由で、
.Nm
.Ar start
.Nm vinum Ar start
コマンドは、パーティション
.Ar c
上のドライブを受け付けません。
@ -2675,9 +2703,15 @@ Vinum
新規作成されたプレックスのうち最初のものを除いたすべての状態を、
.Nm
.Ar 古い (stale)
.Ar 誤り (faulty)
状態に設定します。
.sp
これらを最初のプレックスと同期させるには、
これらのサブディスクを
.Nm start
させる必要があります。
これにより、up 状態のプレックスから vinum にデータをコピーさせます。
関係するサブディスクの大きさに依存して、必要な時間は長くなり得ます。
.Pp
実際上は、プレックス作成時にその内容に多大な興味を持つ人はいないので、
他のボリュームマネージャはどんなときでも
.Ar 起動 (up)
@ -2689,8 +2723,7 @@ Vinum
.Bl -bullet
.It
プレックスを作成し、それらを
.Nm
.Ar start
.Nm vinum Ar start
で同期します。
.It
キーワード
@ -2750,17 +2783,14 @@ vinumioctl: invalid ioctl from process 247 (vinum): c0e44642
古いバージョンの kld やユーザランドプログラムを使うと、
このエラーが発生することがあります。
.It
.Nm
.Ar read
.Nm vinum Ar read
コマンドの文法は、吐き気を催すものです。
これが唯一の
.Nm
起動のためのコマンドでしたが、今の好ましい方法は
.Nm
.Ar start
.Nm vinum Ar start
です。
.Nm
.Ar read
.Nm vinum Ar read
は整備のみに使用すべきです。
文法が変更されたので、引き数が
.Pa /dev/da0
@ -2805,8 +2835,8 @@ vinumioctl: invalid ioctl from process 247 (vinum): c0e44642
.Xr vinum 4 ,
.Xr disklabel 8 ,
.Xr newfs 8 ,
.Pa http://www.lemis.com/vinum.html ,
.Pa http://www.lemis.com/vinum-debugging.html .
.Pa http://www.vinumvm.org/vinum.html ,
.Pa http://www.vinumvm.org/vinum-debugging.html .
.Sh 作者
.An Greg Lehey Aq grog@lemis.com
.Sh 歴史