netstat.1 rev 1.22.2.11 (4.4-20011007-STABLE)
Submitted: mistral@imasy.or.jp (Yoshihiko SARUMARU)
This commit is contained in:
parent
703b199a46
commit
38b9c48a7d
Notes:
svn2git
2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=11084
1 changed files with 252 additions and 237 deletions
|
@ -29,251 +29,270 @@
|
|||
.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
|
||||
.\" SUCH DAMAGE.
|
||||
.\"
|
||||
.\" from: @(#)netstat.1 8.8 (Berkeley) 4/18/94
|
||||
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.22.2.7 2001/08/10 09:07:09 ru Exp %
|
||||
.\" @(#)netstat.1 8.8 (Berkeley) 4/18/94
|
||||
.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.22.2.11 2001/09/17 15:17:46 ru Exp %
|
||||
.\"
|
||||
.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1,v 1.16 2001/07/29 05:14:51 horikawa Exp $
|
||||
.\" $FreeBSD$
|
||||
.\" WORD: symbolically シンボル表記
|
||||
.\"
|
||||
.Dd June 15, 2001
|
||||
.Dd September 7, 2001
|
||||
.Dt NETSTAT 1
|
||||
.Os
|
||||
.Sh 名称
|
||||
.Nm netstat
|
||||
.Nd ネットワークの状態を表示する
|
||||
.Sh 書式
|
||||
.Sh 解説
|
||||
.Nm
|
||||
.Op Fl AaLlnW
|
||||
.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol
|
||||
コマンドは、ネットワークに関連したさまざまなデータ構造の情報を、
|
||||
シンボル表記を交えて表示します。
|
||||
出力の形式は様々あり、指定したオプションによって変わります。
|
||||
.Bl -tag -width indent
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Op Fl AaLnSW
|
||||
.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
各ネットワークプロトコル、または
|
||||
特定の
|
||||
.Ar protocol_family
|
||||
あるいは単一の
|
||||
.Ar protocol
|
||||
についてアクティブなソケット (プロトコル制御ブロック) の一覧を表示します。
|
||||
.Fl A
|
||||
も指定された場合、ソケットに結び付けられた
|
||||
プロトコル制御ブロック (PCB) のアドレスを表示します。
|
||||
デバッグ用に使用します。
|
||||
.Fl a
|
||||
も指定された場合、すべてのソケットを表示します。
|
||||
通常はサーバプロセスに使用されているソケットは表示しません。
|
||||
.Fl L
|
||||
も指定された場合、
|
||||
様々な listen 待ち行列の大きさを表示します。
|
||||
1 番目の数は、受け付けられなかった接続数です。
|
||||
2 番目の数は、受け付けられなかった不完全な接続数の合計です。
|
||||
3 番目の数は、待ち行列に繋がれた接続の最大数です。
|
||||
.Fl S
|
||||
も指定された場合、(
|
||||
.Fl n
|
||||
と同じように) ネットワークアドレスを数字で表示しますが、
|
||||
ポートはシンボル表記で表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Op Fl gilns
|
||||
.Fl i | I Ar interface
|
||||
.Op Fl abdnt
|
||||
.Op Fl f Ar address_family
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
自動設定されているすべてのネットワークインタフェースまたは単一の
|
||||
.Ar interface
|
||||
の状態を表示します
|
||||
(システムに静的に組み込まれていても
|
||||
ブート時に存在していないインタフェースは表示されません)。
|
||||
インタフェース名の後の
|
||||
.Pq Dq Li *
|
||||
は、そのインタフェースが
|
||||
.Dq down
|
||||
していることを意味します。
|
||||
.Fl a
|
||||
も指定された場合、各イーサネットインタフェース
|
||||
および各 IP インタフェースアドレス
|
||||
について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示
|
||||
されます。マルチキャストアドレスは、
|
||||
各々対応するインタフェースアドレスに続いて別個の行に表示
|
||||
されます。
|
||||
.Fl b
|
||||
も指定された場合、入出力したバイト数を表示します。
|
||||
.Fl d
|
||||
も指定された場合、取りこぼしたパケット数を表示します。
|
||||
.Fl t
|
||||
も指定された場合、watchdog タイマの内容を表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl i | I Ar interface
|
||||
.Op Fl w Ar wait
|
||||
.Op Fl abdgt
|
||||
.Fl w Ar wait
|
||||
.Op Fl I Ar interface
|
||||
.Op Fl d
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
すべての設定済みネットワークインタフェースまたは単一の
|
||||
.Ar interface
|
||||
上のパケットトラフィックに関する情報を
|
||||
.Ar wait
|
||||
秒間隔で表示します。
|
||||
.Fl d
|
||||
も指定された場合、取りこぼしたパケット数も表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl s Op Fl s
|
||||
.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol
|
||||
.Op Fl z
|
||||
.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
各ネットワークプロトコル、または特定の
|
||||
.Ar protocol_family
|
||||
あるいは単一の
|
||||
.Ar protocol
|
||||
に対して、システム全体の統計情報を表示します。
|
||||
.Fl s
|
||||
が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。
|
||||
.Fl z
|
||||
も指定された場合、統計情報を表示した後リセットします。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl i | I Ar interface Fl s
|
||||
.Op Fl f Ar address_family | Fl p Ar protocol
|
||||
.Op Fl f Ar protocol_family | Fl p Ar protocol
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
各ネットワークプロトコル、または特定の
|
||||
.Ar protocol_family
|
||||
あるいは単一の
|
||||
.Ar protocol
|
||||
に対して、インタフェースごとの統計情報を表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl m
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
メモリ管理ルーチン
|
||||
.Pq Xr mbuf 9
|
||||
によって記録されている統計情報を表示します。
|
||||
ネットワークは、独自にメモリバッファを確保しています。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl r
|
||||
.Op Fl Aaln
|
||||
.Op Fl AanW
|
||||
.Op Fl f Ar address_family
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
全て、または指定した
|
||||
.Ar address_family
|
||||
に関するルーティングテーブルを表示します。
|
||||
.Fl A
|
||||
も指定されていた場合、
|
||||
内部 Patricia 木構造の内容を表示します。
|
||||
デバッグ用に使用します。
|
||||
.Fl a
|
||||
も指定されていた場合、
|
||||
プロトコル複製されたルート (親ルートを
|
||||
.Dv RTF_PRCLONING
|
||||
することによって生成されたルート) を表示します。
|
||||
通常これらのルートは表示されません。
|
||||
.Fl W
|
||||
も指定されていた際には、
|
||||
各ルートの path MTU を表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl rs
|
||||
.Op Fl s
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Sh 解説
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
ルーティングの統計情報を表示します。
|
||||
.Fl s
|
||||
が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
コマンドは、ネットワークに関連したさまざまな情報を、シンボル表示を
|
||||
交えてわかりやすく表示します。
|
||||
出力の形式は指定オプションによって何種類かにわかれます。
|
||||
第 1 の形式は、プロトコルごとのアクティブソケットの一覧です。
|
||||
第 2 の形式は、選択したオプションによる、他のネットワークのデータ構造です。
|
||||
第 3 の形式は、コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの
|
||||
パケットトラフィックを
|
||||
.Ar wait
|
||||
で指定したインターバル毎に継続して表示します。
|
||||
第 4 の形式は、指定したプロトコルまたはアドレスファミリに関し、
|
||||
統計情報を表示します。
|
||||
第 5 の形式は、指定したプロトコルまたはアドレスファミリに関し、
|
||||
インタフェース毎の統計情報を表示します。
|
||||
第 6 の形式は、
|
||||
.Xr mbuf 9
|
||||
の統計情報を表示します。
|
||||
第 7 の形式は、指定したアドレスファミリに関する経路表を表示します。
|
||||
第 8 の形式は、経路表の統計情報を表示します。
|
||||
.Fl g
|
||||
.Op Fl W
|
||||
.Op Fl f Ar address_family
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
マルチキャスト (グループアドレス) ルーティングに関連した情報を
|
||||
表示します。デフォルトでは、IP マルチキャスト仮想インタフェースおよび
|
||||
ルーティングテーブルを表示します。
|
||||
.It Xo
|
||||
.Bk -words
|
||||
.Nm
|
||||
.Fl gs
|
||||
.Op Fl s
|
||||
.Op Fl f Ar address_family
|
||||
.Op Fl M Ar core
|
||||
.Op Fl N Ar system
|
||||
.Ek
|
||||
.Xc
|
||||
マルチキャストルーティングの統計情報を表示します。
|
||||
.Fl s
|
||||
が繰り返された場合、値が 0 のカウンタは省略されます。
|
||||
.El
|
||||
.Pp
|
||||
本コマンドでは、以下のオプションを指定可能です。
|
||||
いくつかのオプションは共通の意味で使えます。
|
||||
.Bl -tag -width flag
|
||||
.It Fl A
|
||||
デフォルトの表示では、ソケットと関係したすべてのプロトコル制御ブロックの
|
||||
アドレスが表示されます。通常これらはデバッグに用いられます。
|
||||
.It Fl a
|
||||
デフォルトの表示では、すべてのソケットの状態が表示されます。通常
|
||||
は、サーバプロセスで利用されているソケットは表示されません。
|
||||
ルーティングテーブル表示時には (後述のオプション
|
||||
.Fl r )
|
||||
プロトコル複製された経路 (親経路を
|
||||
.Dv RTF_PRCLONING
|
||||
することによって生成された経路)
|
||||
を表示します。
|
||||
通常これらの経路は表示されません。
|
||||
.It Fl b
|
||||
本オプションをネットワークインタフェース表示
|
||||
(後述の
|
||||
.Fl i
|
||||
オプション) と併用した場合には、入力、出力したバイト数を表示します。
|
||||
.It Fl d
|
||||
本オプションをネットワークインタフェース表示 (
|
||||
.Fl i
|
||||
オプション、もしくは後述のインターバルオプション)
|
||||
と併用した場合には、欠落したパケット数を併せて表示します。
|
||||
.It Fl f Ar address_family
|
||||
表示する統計情報あるいはアドレス制御ブロック情報を
|
||||
.Ar address family
|
||||
の指定に合致するアドレスファミリのものに限定します。
|
||||
アドレスファミリについては、
|
||||
.Ar inet
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_INET
|
||||
(インターネットプロトコルファミリ) として、
|
||||
.Ar inet6
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_INET6
|
||||
として、
|
||||
.Ar ipx
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_IPX
|
||||
として、
|
||||
.Ar atalk
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_APPLETALK (ddp)
|
||||
(アップルトークプロトコル) として、
|
||||
.Ar netgraph
|
||||
または
|
||||
.Ar ng
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_NETGRAPH
|
||||
として、
|
||||
.\".Ar ns
|
||||
.\"が
|
||||
.\".Dv AF_NS
|
||||
.\"(XEROX NS プロトコルファミリ) として、
|
||||
.\".Ar iso
|
||||
.\"が
|
||||
.\".Dv AF_ISO
|
||||
.\"(ISO プロトコルファミリ) として、そして
|
||||
.Ar unix
|
||||
が
|
||||
.Dv AF_UNIX
|
||||
(UNIX ドメインプロトコルファミリ) として解釈されます。
|
||||
.It Fl g
|
||||
マルチキャスト (グループアドレス) ルーティングに関連した情報を表示します。
|
||||
デフォルトでは、IPマルチキャスト仮想インタフェースおよびルーティング
|
||||
テーブルについて表示します。
|
||||
.Fl s
|
||||
オプションが同時に指定された場合、マルチキャストルーティングについての
|
||||
統計情報も表示します。
|
||||
.It Fl I Ar interface
|
||||
指定したインタフェースについての情報を表示します。本オプションは、
|
||||
インターバルオプション
|
||||
.Ar wait
|
||||
と同時に指定し
|
||||
て使われます。このインターバルオプションについての詳細は後述します。
|
||||
.Fl s
|
||||
オプションが指定されると、
|
||||
.Ar interface
|
||||
に関するインタフェース毎のプロトコル統計情報を、
|
||||
指定した
|
||||
.It Fl f Ar address_family , Fl p Ar protocol
|
||||
指定された
|
||||
.Ar address_family
|
||||
または
|
||||
または単一の
|
||||
.Ar protocol
|
||||
または全プロトコルに対して表示します。
|
||||
.It Fl i
|
||||
自動コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの状態
|
||||
を表示します (静的にシステムにコンフィギュレーションされている
|
||||
インタフェースについて表示しますが、ブート時にコンフィギュレーションされて
|
||||
いないものについては表示しません)。
|
||||
.Fl a
|
||||
オプションが同時に指定されている場合には、各イーサネットインタフェース
|
||||
および各 IP インタフェースアドレス
|
||||
について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示
|
||||
されます。マルチキャストアドレスは、
|
||||
各々対応するインタフェースアドレスに続いて表示
|
||||
されます。
|
||||
.Fl s
|
||||
オプション
|
||||
が指定された場合、全インタフェース
|
||||
に関するインタフェース毎の統計情報を、指定した
|
||||
.Ar address_family
|
||||
または
|
||||
.Ar protocol,
|
||||
または全インタフェースに対し表示します。
|
||||
.It Fl L
|
||||
様々な listen 待ち行列の大きさを表示します。
|
||||
1 番目の数は、受け付けられなかった接続数です。
|
||||
2 番目の数は、受け付けられなかった不完全な接続数の合計です。
|
||||
3 番目の数は、待ち行列に繋がれた接続の最大数です。
|
||||
.It Fl l
|
||||
完全な IPv6 アドレスを表示します。
|
||||
に関するレコードのみを表示します。
|
||||
以下のアドレスファミリまたはプロトコルが指定できます。
|
||||
.Pp
|
||||
.Bl -tag -width ".Cm netgraph , ng Pq Dv AF_NETGRAPH" -compact
|
||||
.It Em ファミリ
|
||||
.Em プロトコル
|
||||
.It Cm inet Pq Dv AF_INET
|
||||
.Cm bdg , divert , icmp , igmp , ip , ipsec , tcp , udp
|
||||
.It Cm inet6 Pq Dv AF_INET6
|
||||
.Cm bdg , icmp6 , ip6 , ipsec6 , rip6 , tcp , udp
|
||||
.It Cm pfkey Pq Dv PF_KEY
|
||||
.Cm pfkey
|
||||
.It Cm atalk Pq Dv AF_APPLETALK
|
||||
.Cm ddp
|
||||
.It Cm netgraph , ng Pq Dv AF_NETGRAPH
|
||||
.Cm ctrl , data
|
||||
.It Cm ipx Pq Dv AF_IPX
|
||||
.Cm ipx , spx
|
||||
.\".It Cm ns Pq Dv AF_NS
|
||||
.\".Cm idp , ns_err , spp
|
||||
.\".It Cm iso Pq Dv AF_ISO
|
||||
.\".Cm clnp , cltp , esis , tp
|
||||
.It Cm unix Pq Dv AF_UNIX
|
||||
.It Cm link Pq Dv AF_LINK
|
||||
.El
|
||||
.Pp
|
||||
このプログラムは
|
||||
.Ar protocol
|
||||
が不明であったり対応する統計ルーチンが存在しなかったりした場合には
|
||||
文句を言います。
|
||||
.It Fl M
|
||||
デフォルトで使用される
|
||||
.Pa /dev/kmem
|
||||
の代わりに指定した core から、ネームリストに関連する各値を
|
||||
取り出します。
|
||||
.It Fl m
|
||||
メモリ管理ルーチンによって記録されているメモリ使用の統計情報を表
|
||||
示します。
|
||||
(ネットワーク管理システムは、独自にメモリバッファを確保しています)。
|
||||
.It Fl N
|
||||
.Pa /kernel
|
||||
のかわりに、指定したカーネルモジュールからネームリストを取り出します。
|
||||
システムが起動されたカーネルイメージ
|
||||
のかわりに、指定したシステムからネームリストを取り出します。
|
||||
.It Fl n
|
||||
ネットワークアドレスを数字で表示します (通常、
|
||||
ネットワークアドレスを数字で表示します。通常、
|
||||
.Nm
|
||||
コマンドは、IPアドレスを可能な限りホスト名などのシンボリックなものに置
|
||||
き換えようとします)。
|
||||
本オプションは、どのような表示形式の場合にも使用できます。
|
||||
.It Fl p Ar protocol
|
||||
.Ar protocol
|
||||
で指定したプロトコルについての統計情報を表示します。
|
||||
プロトコルとしては、よく知られている名称、もしくは別名定義されている名称
|
||||
を指定します。プロトコルのいくつかは
|
||||
.Pa /etc/protocols
|
||||
の中で定義されています。
|
||||
特別なプロトコル名
|
||||
.Dq bdg
|
||||
は、ブリッジの状態を表示するために使用します。
|
||||
プロトコルについて情報が表示されない場合は、通常、
|
||||
報告すべき有意な数値がないことを意味します。
|
||||
.Ar protocol
|
||||
で指定したプロトコルが未知のものである場合、もしくはそのプロトコルの統
|
||||
計情報記録ルーチンがない場合には、プログラムはその旨メッセージを出しま
|
||||
す。
|
||||
.It Fl r
|
||||
ルーティングテーブルを表示します。
|
||||
プロトコル複製された経路を表示するには、
|
||||
.Fl a
|
||||
を使用してください。
|
||||
.Fl s
|
||||
オプションが同時に指定された場合には、ルーティングの統計情報について
|
||||
表示します。
|
||||
.Fl l
|
||||
も指定されると、
|
||||
.Nm
|
||||
はより多くの桁数があると過程し、最大転送単位
|
||||
.Pq Dq mtu
|
||||
もまた表示されます。
|
||||
.It Fl s
|
||||
プロトコルごとの統計情報を表示します。
|
||||
このオプションが複数指定された場合、カウンタの値が 0 のものは
|
||||
表示が抑制されます。
|
||||
コマンドは、ネットワークアドレスとポートを可能な限り解決して
|
||||
シンボル表記で表示しようとします。
|
||||
.It Fl W
|
||||
表示において、欄が溢れる場合でも、アドレスを縮めません。
|
||||
.It Fl w Ar wait
|
||||
ネットワークインタフェースの統計情報について、
|
||||
.Ar wait
|
||||
で指定した秒ごとに定期的に表示します。
|
||||
ある表示において、欄が溢れる場合でも、アドレスを縮めません。
|
||||
.El
|
||||
.Pp
|
||||
デフォルトのアクティブソケット表示では、ローカルおよびリモートアドレス、
|
||||
|
@ -286,15 +305,15 @@
|
|||
.Dq network.port
|
||||
という形式が採用されます。
|
||||
ホストもしくはネットワークアドレスがデータベース
|
||||
.Pa /etc/hosts
|
||||
.Xr hosts 5
|
||||
や
|
||||
.Pa /etc/networks
|
||||
の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスは名前で
|
||||
.Xr networks 5
|
||||
の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスはシンボル表記で
|
||||
表示されます。このような変換が不可能な場合、もしくは
|
||||
.Fl n
|
||||
オプションが指定された場合には、アドレスはアドレスファミリに従って
|
||||
数値で表示されます。
|
||||
インターネットアドレスの
|
||||
インターネット IPv4 の
|
||||
.Dq ドット形式
|
||||
についてさらに知りたい場合には、
|
||||
.Xr inet 3
|
||||
|
@ -302,56 +321,56 @@
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特にアドレスが指定されてない場合や、アドレスが
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.Dq ワイルドカード
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指定されている場合には、その部分のアドレスやポート番号のところには
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.Dq *
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.Dq Li *
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が表示されます。
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.Pp
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インタフェース表示では、パケット転送、エラー、コリジョンに関する
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||||
累積情報を見ることができます。また、インタフェースの
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||||
累積統計情報を見ることができます。また、インタフェースの
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ネットワークアドレスおよび最大転送可能ユニットサイズ
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.Pq Dq mtu
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も見ることができます。
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.Pp
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ルーティングテーブル表示では、利用可能な経路とその状態が表示
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||||
されます。各経路は、到達先ホストもしくはネットワークと、
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||||
ルーティングテーブル表示では、利用可能なルートとその状態が表示
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||||
されます。各ルートは、到達先ホストもしくはネットワークと、
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||||
パケットの転送 (forward) に使用されるゲートウェイから成ります。
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フラグフィールドは、
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||||
ルーティングに関する状態の集合が表示されます。フラグフィールドの
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各フラグについては、
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ルートに関する情報の集合が表示されます。フラグフィールドの
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個別のフラグに関する内容は、
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.Xr route 8
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および
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.Xr route 4
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を参照して下さい。
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でより詳細に論ざれています。
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表示される文字とフラグの間の対応は以下の通りです。
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.Bl -column XXXX RTF_BLACKHOLE
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1 RTF_PROTO1 ルーティングフラグ #1 にて特定されるプロトコル
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2 RTF_PROTO2 ルーティングフラグ #2 にて特定されるプロトコル
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3 RTF_PROTO3 ルーティングフラグ #3 にて特定されるプロトコル
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B RTF_BLACKHOLE 破棄されるパケット
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b RTF_BROADCAST ブロードキャストアドレスを表現する経路
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C RTF_CLONING 新しい経路を生成する
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c RTF_PRCLONING 使用時に、プロトコル専用の新しい経路を生成する
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D RTF_DYNAMIC (リダイレクトによって) 動的に生成される
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||||
G RTF_GATEWAY ゲートウェイ等による中継を必要としている到達先
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||||
H RTF_HOST ホストエントリ (これ以外はネットワーク)
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||||
L RTF_LLINFO アドレス変換を連動させられる正当なアドレス
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||||
M RTF_MODIFIED (リダイレクトによって) 動的に変更される
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||||
R RTF_REJECT 到達不可能なホストもしくはネットワーク
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||||
S RTF_STATIC 手動で追加された
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||||
U RTF_UP 使用可能経路
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||||
W RTF_WASCLONED クローンした結果として作成された経路
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X RTF_XRESOLVE 外部の daemon がプロトコルからリンクアドレス変換を行なう
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.Bl -column ".Li W" ".Dv RTF_WASCLONED"
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.It Li 1 Ta Dv RTF_PROTO1 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #1"
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.It Li 2 Ta Dv RTF_PROTO2 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #2"
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||||
.It Li 3 Ta Dv RTF_PROTO3 Ta "プロトコル特有のルーティングフラグ #3"
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.It Li B Ta Dv RTF_BLACKHOLE Ta "パケットを破棄 (更新中)"
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.It Li b Ta Dv RTF_BROADCAST Ta "ブロードキャストアドレスを表現するルート"
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.It Li C Ta Dv RTF_CLONING Ta "使用時にルートを新たに生成する"
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||||
.It Li c Ta Dv RTF_PRCLONING Ta "使用時にプロトコル特有のルートを新たに生成する"
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||||
.It Li D Ta Dv RTF_DYNAMIC Ta "(リダイレクトによって) 動的に生成される"
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||||
.It Li G Ta Dv RTF_GATEWAY Ta "ゲートウェイ等による中継を必要としている到達先"
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||||
.It Li H Ta Dv RTF_HOST Ta "ホストエントリ (これ以外はネットワーク)"
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||||
.It Li L Ta Dv RTF_LLINFO Ta "リンクアドレスへ変換できるプロトコル"
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||||
.It Li M Ta Dv RTF_MODIFIED Ta "(リダイレクトによって) 動的に変更される"
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||||
.It Li R Ta Dv RTF_REJECT Ta "到達不可能なホストもしくはネットワーク"
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||||
.It Li S Ta Dv RTF_STATIC Ta "手動で追加された"
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.It Li U Ta Dv RTF_UP Ta "使用可能ルート"
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||||
.It Li W Ta Dv RTF_WASCLONED Ta "クローンした結果として作成されたルート"
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.It Li X Ta Dv RTF_XRESOLVE Ta "外部の daemon がプロトコルからリンクアドレス変換を行なう"
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.El
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.Pp
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||||
直接到達可能な経路は、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに
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||||
直接到達可能なルートは、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに
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生成されます。このようなエントリのゲートウェイフィールドは、
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対外インタフェースのアドレスを表します。
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||||
refcnt フィールドは、使用されている経路の現在数を示します。
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||||
コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間じゅう
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単一の経路を保持します。
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||||
refcnt フィールドは、使用されているルートの現在数を示します。
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||||
コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間中
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||||
単一のルートを保持します。
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他方で、コネクションレス型のプロトコルは、同じ到達先に対して
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||||
パケットを送る場合にも、新たに経路を確保します。
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use フィールドは、その経路を通って送られたパケット数を表示します。
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||||
インタフェースエントリは、その経路用に用いられる
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||||
パケットを送る場合にも、新たにルートを確保します。
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||||
use フィールドは、そのルートを通って送られたパケット数を表示します。
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||||
インタフェースエントリは、そのルート用に用いられる
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||||
ネットワークインタフェースを表示します。
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.Pp
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.Nm
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@ -363,7 +382,7 @@ use
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|||
関連した統計情報を定期的に表示します。
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ほとんど使われませんが、オプション指定なしで数字だけを netstat の引数と
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して指定することもでき、本オプションと同様の動作をさせることができます。
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しかし、この使い方は過去との互換性のためにのみ存在します。
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||||
しかし、この使い方は以前との互換性のためにのみ存在します。
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デフォルトでは、本表示は
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||||
すべてのインタフェースについてのサマリ情報からなります。
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.Fl I
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||||
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@ -375,14 +394,17 @@ use
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.Xr ps 1 ,
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.Xr sockstat 1 ,
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||||
.Xr inet 4 ,
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||||
.Xr route 4 ,
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||||
.Xr unix 4 ,
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||||
.Xr hosts 5 ,
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||||
.Xr networks 5 ,
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||||
.Xr protocols 5 ,
|
||||
.Xr services 5 ,
|
||||
.Xr iostat 8 ,
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||||
.Xr route 8 ,
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||||
.Xr trpt 8 ,
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||||
.Xr vmstat 8
|
||||
.Xr vmstat 8 ,
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||||
.Xr mbuf 9
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||||
.Sh 歴史
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.Nm
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||||
コマンドは、
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||||
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@ -390,12 +412,5 @@ use
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にはじめて登場しました。
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.Pp
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||||
IPv6 サポートは WIDE/KAME プロジェクトが追加しました。
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||||
.Sh 関連ファイル
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.Bl -tag -width /dev/kmem -compact
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.It Pa /kernel
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||||
デフォルトのカーネルの名前リスト
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.It Pa /dev/kmem
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||||
デフォルトのメモリファイル
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.El
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.Sh バグ
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||||
エラーの概念については、定義が間違っています。
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