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2020-12-08 03:00:23 +00:00
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@ -1,6 +1,6 @@
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<!-- $Id: hardware.sgml,v 1.2 1997-12-21 23:02:12 max Exp $ -->
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<!-- $Id: hardware.sgml,v 1.3 1998-02-23 11:35:41 hanai Exp $ -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- Original revision: 1.2 -->
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<!-- Original revision: 1.3 -->
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<sect>
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<heading>ハードウェアコンパチビリティ<label id="hardware"></heading>
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@ -153,20 +153,27 @@
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name="sio"> オンラインマニュアルを参照してください.
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<sect1>
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<heading>珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?</heading>
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<heading>珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?<label id="busmouse"></heading>
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||||
<p>FreeBSD は Logitech と ATI のグラフィックアダプタカードに付属している
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||||
バスマウスをサポートしています.
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これらを使用するには, カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
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再コンパイルする必要があります.
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<p>FreeBSD は Microsoft, Logitech, ATI 等のメーカーから出ているバスマウス
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と InPort バスマウスをサポートしています. バスマウスのデバイスドライバ
|
||||
は GENERIC カーネルに標準で含まれています. もしバスマウスのデバイス
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ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には,
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カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を忘れずに加えて下さい.
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<verb>
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device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
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</verb>
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||||
<p>通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています.
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||||
インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の
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||||
設定以外に変更できるかもしれません. 詳しくはバスマウスのマニュアルと
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<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mse" name="mse">
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||||
オンラインマニュアルを参照してください.
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<sect1>
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<heading>
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PS/2 (キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
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||||
PS/2 マウス(マウスポートマウス, キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
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<label id="ps2mouse">
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</heading>
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@ -183,8 +190,6 @@
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<verb>
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device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
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||||
# Options for psm:
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||||
options PSM_CHECKSYNC #checks the header byte for sync.
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</verb>
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<p>カーネルの再構築についてよく知らないのであれば,
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@ -201,12 +206,83 @@
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<p>これは root でログインしているときにおこなってください.
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<sect1>
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<heading>
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X Window System 以外の環境でマウスを使うことは可能ですか?<label id="moused">
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</heading>
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<p>もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているので
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あれば, テキストコンソール上でマウスを使ってテキストのカットアンド
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ペーストができます. マウスデーモンである moused を起動し, 仮想コンソール
|
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でマウスポインタを有効にして下さい.
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<verb>
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||||
moused -p /dev/xxxx -t yyyy
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||||
vidcontrol -m on
|
||||
</verb>
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<p>ここで <tt>xxxx</tt> はマウスのデバイス名, <tt>yyyy</tt> はマウスの
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プロトコルタイプです. サポートされているプロトコルタイプについては
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<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
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||||
オンラインマニュアルを参照してください.
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||||
<p>システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には, FreeBSD
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||||
2.2.1 では以下の変数を <tt>/etc/sysconfig</tt> で設定して下さい.
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<verb>
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mousedtype="yyyy"
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||||
mousedport="xxxx"
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||||
mousedflags=""
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||||
</verb>
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FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは <tt>/etc/rc.conf</tt> で以下のように
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設定して下さい.
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<verb>
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||||
moused_type="yyyy"
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||||
moused_port="xxxx"
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||||
moused_flags=""
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||||
</verb>
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<p>FreeBSD 2.2.6 以降では, マウスデーモンは比較的古いシリアルマウス
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でない限りマウスのプロトコルタイプを自動判別できます. プロトコルタイプ
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||||
として ``<tt>auto</tt>'' を指定すると自動判別を行なおうとします.
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||||
<p>マウスデーモンを実行中は, マウスデーモンと他のプログラム, 例えば
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||||
X Window System, の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません. この問題に
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||||
ついては <ref id="x-and-moused" name="こちら"> を御覧下さい.
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<sect1>
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<heading>テキストコンソールでマウスを使ってテキストのカットアンドペーストをするにはどうしたらよいのですか?</heading>
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||||
<p>マウスデーモンを起動したあと
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(<ref id="moused" name="前の質問に対する答え"> を参照して下さい),
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||||
ボタン1 (左ボタン)を押しながらマウスを動かして範囲を指定して下さい.
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||||
ボタン2 (中ボタン)またはボタン3 (右ボタン)をクリックするとテキスト
|
||||
カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます.
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||||
|
||||
<p>FreeBSD 2.2.6 以降ではボタン2 をクリックするとペーストされ, ボタン3
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||||
をクリックした場合には既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで
|
||||
延長または短縮されます. もしマウスに中ボタンがないなら, moused の
|
||||
オプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか, 他のボタンを
|
||||
中ボタンとして使う事ができます. 詳しくは
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||||
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
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||||
オンラインマニュアルを参照してください.
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<sect1>
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||||
<heading>私のマウスには可愛いホイールやボタンがついているのですが, これは FreeBSD では使えるのですか?</heading>
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<p>答えは残念ながら「場合によります」です. こうしたマウスの付加的な機能は
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||||
大抵の場合特殊なドライバを必要とします. マウスのデバイスドライバや
|
||||
ユーザのプログラムがそのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には
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||||
標準的な 2ボタンまたは 3ボタンマウスのように振舞います.
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<sect1>
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<heading>
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||||
ラップトップ PC のマウス/トラックボール/タッチパッドは使えますか?
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</heading>
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<p><ref id="ps2mouse" name="直前の質問に対する答え"> を参照してください.
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||||
<p><ref id="ps2mouse" name="前の質問に対する答え"> を参照してください.
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||||
加えて, <ref id="pao" name="こちら"> にあるモーバイルコンピューティングの
|
||||
ページもご覧ください.
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100
ja/FAQ/x.sgml
100
ja/FAQ/x.sgml
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@ -1,6 +1,6 @@
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<!-- $Id: x.sgml,v 1.1.1.1 1997-11-17 15:49:00 max Exp $ -->
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||||
<!-- $Id: x.sgml,v 1.2 1998-02-23 11:35:43 hanai Exp $ -->
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||||
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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||||
<!-- Original revision: 1.1 -->
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||||
<!-- Original revision: 1.2 -->
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<sect>
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||||
<heading>X Window System と仮想コンソール<label id="x"></heading>
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@ -24,7 +24,7 @@
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<ref id="xig" name="Xi Graphics について"> をご覧ください.
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<sect1>
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<heading>私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?</heading>
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<heading>私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?<label id="x-and-moused"></heading>
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<p>syscons (デフォルトのコンソールドライバ) を使っているのであれば,
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||||
それぞれの仮想スクリーンでマウスポインターをサポートするように
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@ -261,8 +261,11 @@
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<sect1>
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<heading>私の PS/2 マウスは X ウィンドウシステム上でうまく動きません. </heading>
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<p>あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないようです.
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X から仮想ターミナルへ切替えて X へ戻ると再同期するかもしれません.
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<p>あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも
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||||
しれません.
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<p>FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ
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切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません.
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||||
この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション
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ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
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@ -275,13 +278,90 @@
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見てください.
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<p>このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる
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||||
可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようであれば,
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||||
マウスとドライバが再同期するまでマウスボタンのどれかを
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||||
押し続けてください.
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可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば,
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||||
再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて
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マウスボタンのどれかを押してください.
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<p>このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく
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また, ``tap'' の特色を持つ ALPS GlidePoint デバイスを PS/2
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マウスポートにつないだ場合は無効です.
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また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を
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持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
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<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善
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されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます
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(同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは
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これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに
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ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し,
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カーネルから
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<verb>
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psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
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</verb>
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というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える
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||||
ことがあるかもしれません.
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<p>もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
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0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
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||||
``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
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||||
<verb>
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||||
boot: -c
|
||||
</verb>
|
||||
|
||||
<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
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||||
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||||
<verb>
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||||
> flags psm0 0x100
|
||||
> quit
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||||
</verb>
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<sect1>
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<heading>MouseSystems の PS/2 マウスがうまく動きません.</heading>
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<p>MouseSystems の PS/2 マウスのあるモデルは, 高解像度モードの場合
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にのみ正しく動作するということが報告されています. それ以外のモードでは
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マウスカーソルがしょっちゅうスクリーン左上に行ってしまうかもしれません.
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<p>残念ながら FreeBSD 2.0.X や 2.1.X のバージョンではこの問題の解決する
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方法はありません. 2.2 から 2.2.5 のバージョンでは以下のパッチを
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||||
<tt>/sys/i386/isa/psm.c</tt> に適用しカーネルの再構築を行なって下さい.
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||||
<p>もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
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<ref id="make-kernel" name="カーネルを作る">のセクションを
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見てください.
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<verb>
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diff -u psm.c.orig psm.c
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@@ -766,6 +766,8 @@
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if (verbose >= 2)
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log(LOG_DEBUG, "psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n",
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unit, i);
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+ set_mouse_resolution(sc->kbdc, PSMD_RES_HIGH);
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+
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#if 0
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set_mouse_scaling(sc->kbdc); /* 1:1 scaling */
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set_mouse_mode(sc->kbdc); /* stream mode */
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||||
</verb>
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||||
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||||
<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, PS/2 マウスドライバのフラグに
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||||
0x04 を指定してマウスを高解像度モードにします. システムの起動時に
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||||
``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
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<verb>
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||||
boot: -c
|
||||
</verb>
|
||||
|
||||
<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
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<verb>
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||||
> flags psm0 0x04
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||||
> quit
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||||
</verb>
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<p>マウスに関する不具合の他の原因の可能性については直前のセクションも
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見てみて下さい.
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</sect>
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@ -1,6 +1,6 @@
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<!-- $Id: hardware.sgml,v 1.2 1997-12-21 23:02:12 max Exp $ -->
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||||
<!-- $Id: hardware.sgml,v 1.3 1998-02-23 11:35:41 hanai Exp $ -->
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||||
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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||||
<!-- Original revision: 1.2 -->
|
||||
<!-- Original revision: 1.3 -->
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<sect>
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||||
<heading>ハードウェアコンパチビリティ<label id="hardware"></heading>
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@ -153,20 +153,27 @@
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|||
name="sio"> オンラインマニュアルを参照してください.
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<sect1>
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||||
<heading>珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?</heading>
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<heading>珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?<label id="busmouse"></heading>
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||||
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||||
<p>FreeBSD は Logitech と ATI のグラフィックアダプタカードに付属している
|
||||
バスマウスをサポートしています.
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||||
これらを使用するには, カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
|
||||
再コンパイルする必要があります.
|
||||
<p>FreeBSD は Microsoft, Logitech, ATI 等のメーカーから出ているバスマウス
|
||||
と InPort バスマウスをサポートしています. バスマウスのデバイスドライバ
|
||||
は GENERIC カーネルに標準で含まれています. もしバスマウスのデバイス
|
||||
ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には,
|
||||
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を忘れずに加えて下さい.
|
||||
|
||||
<verb>
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||||
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
|
||||
</verb>
|
||||
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||||
<p>通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています.
|
||||
インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の
|
||||
設定以外に変更できるかもしれません. 詳しくはバスマウスのマニュアルと
|
||||
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?mse" name="mse">
|
||||
オンラインマニュアルを参照してください.
|
||||
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<sect1>
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||||
<heading>
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||||
PS/2 (キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
|
||||
PS/2 マウス(マウスポートマウス, キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
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||||
<label id="ps2mouse">
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||||
</heading>
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||||
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||||
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@ -183,8 +190,6 @@
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|||
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||||
<verb>
|
||||
device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
|
||||
# Options for psm:
|
||||
options PSM_CHECKSYNC #checks the header byte for sync.
|
||||
</verb>
|
||||
|
||||
<p>カーネルの再構築についてよく知らないのであれば,
|
||||
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@ -201,12 +206,83 @@
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||||
<p>これは root でログインしているときにおこなってください.
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<sect1>
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<heading>
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||||
X Window System 以外の環境でマウスを使うことは可能ですか?<label id="moused">
|
||||
</heading>
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||||
|
||||
<p>もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているので
|
||||
あれば, テキストコンソール上でマウスを使ってテキストのカットアンド
|
||||
ペーストができます. マウスデーモンである moused を起動し, 仮想コンソール
|
||||
でマウスポインタを有効にして下さい.
|
||||
|
||||
<verb>
|
||||
moused -p /dev/xxxx -t yyyy
|
||||
vidcontrol -m on
|
||||
</verb>
|
||||
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||||
<p>ここで <tt>xxxx</tt> はマウスのデバイス名, <tt>yyyy</tt> はマウスの
|
||||
プロトコルタイプです. サポートされているプロトコルタイプについては
|
||||
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
|
||||
オンラインマニュアルを参照してください.
|
||||
|
||||
<p>システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には, FreeBSD
|
||||
2.2.1 では以下の変数を <tt>/etc/sysconfig</tt> で設定して下さい.
|
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<verb>
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||||
mousedtype="yyyy"
|
||||
mousedport="xxxx"
|
||||
mousedflags=""
|
||||
</verb>
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||||
|
||||
FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは <tt>/etc/rc.conf</tt> で以下のように
|
||||
設定して下さい.
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||||
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<verb>
|
||||
moused_type="yyyy"
|
||||
moused_port="xxxx"
|
||||
moused_flags=""
|
||||
</verb>
|
||||
|
||||
<p>FreeBSD 2.2.6 以降では, マウスデーモンは比較的古いシリアルマウス
|
||||
でない限りマウスのプロトコルタイプを自動判別できます. プロトコルタイプ
|
||||
として ``<tt>auto</tt>'' を指定すると自動判別を行なおうとします.
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||||
<p>マウスデーモンを実行中は, マウスデーモンと他のプログラム, 例えば
|
||||
X Window System, の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません. この問題に
|
||||
ついては <ref id="x-and-moused" name="こちら"> を御覧下さい.
|
||||
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<sect1>
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||||
<heading>テキストコンソールでマウスを使ってテキストのカットアンドペーストをするにはどうしたらよいのですか?</heading>
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||||
<p>マウスデーモンを起動したあと
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||||
(<ref id="moused" name="前の質問に対する答え"> を参照して下さい),
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||||
ボタン1 (左ボタン)を押しながらマウスを動かして範囲を指定して下さい.
|
||||
ボタン2 (中ボタン)またはボタン3 (右ボタン)をクリックするとテキスト
|
||||
カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます.
|
||||
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||||
<p>FreeBSD 2.2.6 以降ではボタン2 をクリックするとペーストされ, ボタン3
|
||||
をクリックした場合には既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで
|
||||
延長または短縮されます. もしマウスに中ボタンがないなら, moused の
|
||||
オプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか, 他のボタンを
|
||||
中ボタンとして使う事ができます. 詳しくは
|
||||
<htmlurl url="http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?moused" name="moused">
|
||||
オンラインマニュアルを参照してください.
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<sect1>
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||||
<heading>私のマウスには可愛いホイールやボタンがついているのですが, これは FreeBSD では使えるのですか?</heading>
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||||
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<p>答えは残念ながら「場合によります」です. こうしたマウスの付加的な機能は
|
||||
大抵の場合特殊なドライバを必要とします. マウスのデバイスドライバや
|
||||
ユーザのプログラムがそのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には
|
||||
標準的な 2ボタンまたは 3ボタンマウスのように振舞います.
|
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<sect1>
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<heading>
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||||
ラップトップ PC のマウス/トラックボール/タッチパッドは使えますか?
|
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</heading>
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<p><ref id="ps2mouse" name="直前の質問に対する答え"> を参照してください.
|
||||
<p><ref id="ps2mouse" name="前の質問に対する答え"> を参照してください.
|
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加えて, <ref id="pao" name="こちら"> にあるモーバイルコンピューティングの
|
||||
ページもご覧ください.
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@ -1,6 +1,6 @@
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<!-- $Id: x.sgml,v 1.1.1.1 1997-11-17 15:49:00 max Exp $ -->
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<!-- $Id: x.sgml,v 1.2 1998-02-23 11:35:43 hanai Exp $ -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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||||
<!-- Original revision: 1.1 -->
|
||||
<!-- Original revision: 1.2 -->
|
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<sect>
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<heading>X Window System と仮想コンソール<label id="x"></heading>
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@ -24,7 +24,7 @@
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<ref id="xig" name="Xi Graphics について"> をご覧ください.
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<sect1>
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<heading>私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?</heading>
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<heading>私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?<label id="x-and-moused"></heading>
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<p>syscons (デフォルトのコンソールドライバ) を使っているのであれば,
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それぞれの仮想スクリーンでマウスポインターをサポートするように
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@ -261,8 +261,11 @@
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<sect1>
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<heading>私の PS/2 マウスは X ウィンドウシステム上でうまく動きません. </heading>
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<p>あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないようです.
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X から仮想ターミナルへ切替えて X へ戻ると再同期するかもしれません.
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<p>あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも
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しれません.
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<p>FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ
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切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません.
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この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション
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ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
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@ -275,13 +278,90 @@
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見てください.
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<p>このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる
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可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようであれば,
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マウスとドライバが再同期するまでマウスボタンのどれかを
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押し続けてください.
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可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば,
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再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて
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マウスボタンのどれかを押してください.
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<p>このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく
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また, ``tap'' の特色を持つ ALPS GlidePoint デバイスを PS/2
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マウスポートにつないだ場合は無効です.
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また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を
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持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
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<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善
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されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます
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(同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは
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これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに
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ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し,
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カーネルから
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<verb>
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psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
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</verb>
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というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える
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ことがあるかもしれません.
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<p>もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
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0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
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``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
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<verb>
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boot: -c
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</verb>
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<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
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<verb>
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> flags psm0 0x100
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> quit
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</verb>
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<sect1>
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<heading>MouseSystems の PS/2 マウスがうまく動きません.</heading>
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<p>MouseSystems の PS/2 マウスのあるモデルは, 高解像度モードの場合
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にのみ正しく動作するということが報告されています. それ以外のモードでは
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マウスカーソルがしょっちゅうスクリーン左上に行ってしまうかもしれません.
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<p>残念ながら FreeBSD 2.0.X や 2.1.X のバージョンではこの問題の解決する
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方法はありません. 2.2 から 2.2.5 のバージョンでは以下のパッチを
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<tt>/sys/i386/isa/psm.c</tt> に適用しカーネルの再構築を行なって下さい.
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<p>もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
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<ref id="make-kernel" name="カーネルを作る">のセクションを
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見てください.
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<verb>
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diff -u psm.c.orig psm.c
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@@ -766,6 +766,8 @@
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if (verbose >= 2)
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log(LOG_DEBUG, "psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n",
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unit, i);
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+ set_mouse_resolution(sc->kbdc, PSMD_RES_HIGH);
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+
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#if 0
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set_mouse_scaling(sc->kbdc); /* 1:1 scaling */
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set_mouse_mode(sc->kbdc); /* stream mode */
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</verb>
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<p>FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, PS/2 マウスドライバのフラグに
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0x04 を指定してマウスを高解像度モードにします. システムの起動時に
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``<tt>-c</tt>'' ブートオプションを与えて <em>UserConfig</em> に入ります.
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<verb>
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boot: -c
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</verb>
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<em>UserConfig</em> のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
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<verb>
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> flags psm0 0x04
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> quit
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</verb>
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<p>マウスに関する不具合の他の原因の可能性については直前のセクションも
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見てみて下さい.
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</sect>
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