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Ryusuke SUZUKI 2011-09-23 15:14:21 +00:00
parent 19ef86e1ce
commit 67d322bde3
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=37731

View file

@ -12,7 +12,7 @@
<author>
<firstname>Jim</firstname>
<surname>Mock</surname>
<contrib>改訂および再構成</contrib>
<contrib>改訂および再構成: </contrib>
<!-- Mar 2000 -->
</author>
</authorgroup>
@ -20,7 +20,7 @@
<author>
<firstname>Jake</firstname>
<surname>Hamby</surname>
<contrib>原作</contrib>
<contrib>: 原作</contrib>
<!-- 6 Oct 1995 -->
</author>
</authorgroup>
@ -39,11 +39,12 @@
<secondary>カスタムカーネルの構築</secondary>
</indexterm>
<para>カーネルは &os; オペレーティングシステムの中核をなすもの
です。カーネルは、メモリ管理、セキュリティ制御の強制、ネットワー
ク、ディスクアクセスなどを担っています。&os; はどんどん動的に
構成することができるようになっていますが、まだ、時にはカーネルコ
ンフィグレーションをやり直して、再構築する必要があります。</para>
<para>カーネルは &os; オペレーティングシステムの中核をなすものです。
カーネルは、メモリ管理、セキュリティ制御の強制、ネットワーク、
ディスクアクセスなどを担っています。
&os; はどんどん動的に構成することができるようになっていますが、
まだ、時にはカーネルコンフィグレーションをやり直して、
再構築する必要があります。</para>
<para>この章では、以下のことを扱っています。</para>
@ -53,13 +54,12 @@
</listitem>
<listitem>
<para>コンフィグレーションファイルの書き方や、既存のコンフィグ
レーションファイルの置き換え。</para>
<para>コンフィグレーションファイルの書き方や、
既存のコンフィグレーションファイルの置き換え。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>カーネルコンフィグレーションファイルから新しいカーネルを構
築する方法。</para>
<para>カーネルコンフィグレーションファイルから新しいカーネルを構築する方法。</para>
</listitem>
<listitem>
@ -83,20 +83,19 @@
これは、カーネルが単一の巨大なプログラムで、
扱えるデバイスは固定されていて、
カーネルの振る舞いを変えたければ新しいカーネルを構築して、
コンピュータを再起動して新しいカーネルを動かさなれければならなかった
ということです。</para>
コンピュータを再起動して新しいカーネルを動かさなれければならなかったということです。</para>
<para>今日では &os; は、カーネルの機能のかなりが必要に応じて動
的にカーネルに組み込んだり外したりできるモジュールにおかれている
モデルへと、急速に移行しています。こうしてカーネルは (ノート PC
の PCMCIA カードのように) 突如使えるようになったハードウェアに対
応したり、カーネルが作成された時点では必要なかった新たな機能を取
り入れられるようになります。このようなカーネルは、モジュラ (modular)
<para>今日では &os; は、
カーネルの機能のかなりが必要に応じて動的にカーネルに組み込んだり外したりできるモジュールにおかれているモデルへと、
急速に移行しています。こうしてカーネルは (ノート PC の PCMCIA カードのように)
突如使えるようになったハードウェアに対応したり、
カーネルが作成された時点では必要なかった新たな機能を取り入れられるようになります。
このようなカーネルは、モジュラ (modular)
カーネルと呼ばれます。</para>
<para>しかしながら、いまだにいくらかは静的にカーネルを構成する必要
があります。ある場合においては、機能がカーネルとあまりに密接に結
びついているため、動的に組み込むことができません。ほかには、
<para>しかしながら、いまだにいくらかは静的にカーネルを構成する必要があります。
ある場合においては、機能がカーネルとあまりに密接に結びついているため、
動的に組み込むことができません。ほかには、
単に誰もその機能に対する組み込み可能なカーネルモジュールを書く時間をとっていないだけということもあります。</para>
<para>システムに合わせたカーネルの構築は、高度な知識を持つ
@ -104,7 +103,7 @@
この作業は、多くの時間を必要としますが、あなたの &os;
システムに多くの利益をもたらします。
広範囲のハードウェアをサポートしなければならない
<filename>GENERIC</filename>カーネルとは異なり、
<filename>GENERIC</filename> カーネルとは異なり、
システムに合わせたカーネルは
<emphasis>あなたの</emphasis> PC
のハードウェアのみをサポートします。これは、
@ -113,8 +112,7 @@
<itemizedlist>
<listitem>
<para>素早く起動します。
カーネルはあなたのシステム上にあるハードウェアしか
検出を行わないので、
カーネルはあなたのシステム上にあるハードウェアしか検出を行わないので、
あなたのシステムの起動にかかる時間を劇的に短くできます。
</para>
</listitem>
@ -291,11 +289,10 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
ここではディレクトリはすべて
<filename>/usr/src/sys</filename> 以下の相対位置で示します。
また、パス名 <filename>/sys</filename> からもアクセス可能です。
ここには、カーネルの各部分を構成するサブディレクトリが
いくつもあります。しかし、私たちの目的で最も重要なのは
ここには、カーネルの各部分を構成するサブディレクトリがいくつもあります。
しかし、私たちの目的で最も重要なのは
<filename><replaceable>arch</replaceable>/conf</filename> です。
ここで、あなたの
システムに合わせてカーネルコンフィグレーションを編集します。
ここで、あなたのシステムに合わせてカーネルコンフィグレーションを編集します。
それから <filename>compile</filename>ディレクトリ、
ここはカーネルが作られる 場所です。
<replaceable>arch</replaceable> は、<filename>i386</filename>,
@ -303,8 +300,7 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
<filename>powerpc</filename>, <filename>sparc64</filename>
または <filename>pc98</filename>
(日本で普及している PC のための開発ブランチ) のいずれかを表します。
各アーキテクチャのディレクトリ内部にあるファイルはすべて
そのアーキテクチャでのみ使用されます。
各アーキテクチャのディレクトリ内部にあるファイルはすべてそのアーキテクチャでのみ使用されます。
残りのコードは、アーキテクチャに依存しない、
&os; が移植されるすべてのプラットフォームで共有されるコードです。
サポートされているデバイス、ファイルシステム、オプションが、
@ -338,8 +334,8 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
<para>つぎに、
<filename><replaceable>arch</replaceable>/conf</filename> に移動して、
<filename>GENERIC</filename>
コンフィグレーションファイルをカーネルに与えたい名前に
コピーしてください。たとえば次のようにします。</para>
コンフィグレーションファイルをカーネルに与えたい名前にコピーしてください。
たとえば次のようにします。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/src/sys/<replaceable>i386</replaceable>/conf</userinput>
&prompt.root; <userinput>cp GENERIC <replaceable>MYKERNEL</replaceable></userinput></screen>
@ -352,8 +348,8 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
<tip>
<para>カーネルコンフィグレーションファイルを、直に
<filename>/usr/src</filename> の下に置くのはよい考えとはいえま
せん。なにか問題が起きたときに、
<filename>/usr/src</filename> の下に置くのはよい考えとはいえません。
なにか問題が起きたときに、
<filename>/usr/src</filename> を消してやり直したいと思うかもしれません。
その後で、あなたがカスタマイズしたカーネルコンフィグレーションファイルを消してしまったことに気づくのに時間はかからないでしょう。
また、<filename>GENERIC</filename> ファイルを直接編集しないでください。
@ -383,19 +379,18 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
そちらを参照してください。&os; にはより簡単なエディタとして
<application>ee</application>
があります。初心者の方であればこちらをエディタに選ぶとよいでしょう。
まずファイルの最初の方のコメント行を編集し、あなたのコンフィグ
レーションに合せて変更した点などを記述して
<filename>GENERIC</filename> と区別がつく
ようにしておきましょう。</para>
まずファイルの最初の方のコメント行を編集し、
あなたのコンフィグレーションに合せて変更した点などを記述して
<filename>GENERIC</filename> と区別がつくようにしておきましょう。</para>
<indexterm><primary>SunOS</primary></indexterm>
<para>もし &sunos; や他の BSD オペレーティングシステムでカーネルの
再構築をしたことがあれば、このファイルはとても親しみ
やすいでしょう。しかし、DOSのようなその他の
<para>もし &sunos; や他の BSD
オペレーティングシステムでカーネルの再構築をしたことがあれば、
このファイルはとても親しみやすいでしょう。しかし、DOS のようなその他の
オペレーティングシステムしか知らない人から見れば、
<filename>GENERIC</filename>
コンフィグレーションファイルはとても
なじみにくいものかもしれません。そのような場合は、
コンフィグレーションファイルはとてもなじみにくいものかもしれません。
そのような場合は、
<link linkend="kernelconfig-config"> コンフィグレーションファイル
</link> の節をゆっくりと注意深く読んでください。</para>
@ -508,10 +503,9 @@ following line in &man.loader.conf.5;:
<secondary>コンフィグレーションファイル</secondary>
</indexterm>
<para>コンフィグレーションファイルの一般的なフォーマット
はとてもシンプルです。各行は 1 つのキーワードと 1 つ以上の
引数を含んでいます。見やすくするために、ほとんどのキーワードは
引数を1つしか書いてありません。
<para>コンフィグレーションファイルの一般的なフォーマットはとてもシンプルです。
各行は 1 つのキーワードと 1 つ以上の引数を含んでいます。
見やすくするために、ほとんどのキーワードは引数を 1 つしか書いてありません。
<literal>#</literal>に続くものはすべてコメントとして扱われ、
無視されます。ここでは、それぞれのキーワードについて
<filename>GENERIC</filename> に出てくる順番で説明します。
@ -612,11 +606,10 @@ cpu I686_CPU</programlisting>
<para>ここはカーネルの識別名を書きます。
あなたがカーネルに付けたい名前に書き換えて下さい
(前記の例の <literal><replaceable>MYKERNEL</replaceable></literal> のように)。
<literal>ident</literal> に書いた名前はカーネルを起動する時に
表示されるので、
<literal>ident</literal> に書いた名前はカーネルを起動する時に表示されるので、
普段使っているカーネルと区別したいときは、
新しいカーネルに違う名前を付けると
良いでしょう(例: 実験的なカーネルを構築する場合)。</para>
新しいカーネルに違う名前を付けると良いでしょう
(例: 実験的なカーネルを構築する場合)。</para>
<programlisting>#To statically compile in device wiring instead of /boot/device.hints
#hints "GENERIC.hints" # Default places to look for devices.</programlisting>
@ -697,9 +690,8 @@ cpu I686_CPU</programlisting>
<para>このオプションは、メモリを多少余分に食うものの、
大きなディレクトリに対するディスク操作を高速化する機能を有効にします。
大規模なサーバや対話的なワークステーションではこのオプションを残しておいて、
ファイアウォールのように、メモリが貴重で
ディスクアクセス速度がそれほど重要でない
小規模なシステムでは削除するとよいでしょう。</para>
ファイアウォールのように、
メモリが貴重でディスクアクセス速度がそれほど重要でない小規模なシステムでは削除するとよいでしょう。</para>
<programlisting>options MD_ROOT # MD is a potential root device</programlisting>
@ -718,8 +710,9 @@ options NFSSERVER # Network Filesystem Server
options NFS_ROOT # NFS usable as /, requires NFSCLIENT</programlisting>
<para>ネットワークファイルシステム。
&unix; ファイルサーバから TCP/IP を介してパーティションを
マウントするのでない限り、これらの行をコメントアウトして下さい。</para>
&unix; ファイルサーバから TCP/IP
を介してパーティションをマウントするのでない限り、
これらの行をコメントアウトして下さい。</para>
<indexterm>
<primary>カーネルオプション</primary>
@ -728,10 +721,9 @@ options NFS_ROOT # NFS usable as /, requires NFSCLIENT</progra
<programlisting>options MSDOSFS # MSDOS Filesystem</programlisting>
<para>&ms-dos; ファイルシステム。
起動時に DOS でフォーマットされたハードドライブを
マウントするのでない限り、この行は安全にコメントアウトできます。
この機能は最初に DOS パーティションをマウントする時に自動的に
ロードされます。
起動時に DOS でフォーマットされたハードドライブをマウントするのでない限り、
この行は安全にコメントアウトできます。
この機能は最初に DOS パーティションをマウントする時に自動的にロードされます。
又、優秀な <filename role="package">emulators/mtools</filename>
を使ってもマウント、
アンマウントすることなしに DOS フロッピーにアクセスすることができます。
@ -750,8 +742,8 @@ options NFS_ROOT # NFS usable as /, requires NFSCLIENT</progra
<para>プロセスファイルシステム。
これは <filename>/proc</filename> にマウントされる、
ファイルシステムの <quote>ふりをする</quote> もので、
&man.ps.1; のようなプログラムに、どんなプロセスが走っているか
に関するより多くの情報を提供させる事ができます。
&man.ps.1; のようなプログラムに、
どんなプロセスが走っているかに関するより多くの情報を提供させる事ができます。
ほとんどのデバッグおよびモニタリングツールが
<literal>PROCFS</literal> なしで起動するので、
ほとんどの環境では <literal>PROCFS</literal> を必要としません。
@ -813,15 +805,13 @@ options NFS_ROOT # NFS usable as /, requires NFSCLIENT</progra
<programlisting>options KTRACE # ktrace(1) support</programlisting>
<para>この行はデバッギングに役立つカーネルプロセスのトレースを
可能にします。</para>
<para>この行はデバッギングに役立つカーネルプロセスのトレースを可能にします。</para>
<programlisting>options SYSVSHM # SYSV-style shared memory</programlisting>
<para>このオプションは System&nbsp;V 共有メモリを提供します。
この機能の最も一般的な使用方法は X における XSHM 拡張です。
多くのグラフィックス重視のプログラムではこの機能を自動的に
描画のスピードアップに利用します。
多くのグラフィックス重視のプログラムではこの機能を自動的に描画のスピードアップに利用します。
X を使っているなら、これを含めておいた方がいいでしょう。</para>
<programlisting>options SYSVMSG # SYSV-style message queues</programlisting>
@ -896,14 +886,14 @@ options NFS_ROOT # NFS usable as /, requires NFSCLIENT</progra
<programlisting>device eisa</programlisting>
<para>あなたが EISA マザーボードを持っている場合、
この行を含めて下さい。これは EISA バスに接続されているすべての
デバイスの自動検出と設定を可能にします。</para>
この行を含めて下さい。これは EISA
バスに接続されているすべてのデバイスの自動検出と設定を可能にします。</para>
<programlisting>device pci</programlisting>
<para>あなたが PCI マザーボードを持っている場合、この行を含めて下さい。
これは PCI カードの自動検出と PCI から ISA バスへのゲートウエイを
可能にします。</para>
これは PCI カードの自動検出と PCI から ISA
バスへのゲートウエイを可能にします。</para>
<programlisting># Floppy drives
device fdc</programlisting>
@ -914,8 +904,8 @@ device fdc</programlisting>
device ata</programlisting>
<para>このドライバはすべての ATA と ATAPI デバイスをサポートします。
最近のマシンでは <literal>device ata</literal> 行を 1 行書くだけで
すべての PCI ATA/ATAPI デバイスを検出することができます。</para>
最近のマシンでは <literal>device ata</literal> 行を
1 行書くだけですべての PCI ATA/ATAPI デバイスを検出することができます。</para>
<programlisting>device atadisk # ATA disk drives</programlisting>
@ -1023,8 +1013,8 @@ device pst # Promise Supertrak SX6000
device twe # 3ware ATA RAID</programlisting>
<para>サポートされる RAID コントローラです。
これらのどれも持っていない場合、すべてをコメントアウト又は
削除することができます。</para>
これらのどれも持っていない場合、
すべてをコメントアウト又は削除することができます。</para>
<programlisting># atkbdc0 controls both the keyboard and the PS/2 mouse
device atkbdc # AT keyboard controller</programlisting>
@ -1045,8 +1035,8 @@ device atkbdc # AT keyboard controller</programlisting>
<programlisting>device psm # PS/2 mouse</programlisting>
<para>あなたのマウスが PS/2 マウスポートに接続するタイプなら
このデバイスを使って下さい。</para>
<para>あなたのマウスが PS/2
マウスポートに接続するタイプならこのデバイスを使って下さい。</para>
<programlisting>device kbdmux # keyboard multiplexer</programlisting>
@ -1084,15 +1074,14 @@ device sc</programlisting>
<para>これは VT220 互換のコンソールドライバで、
VT100/102 と後方互換性があります。
<literal>sc</literal> とハード的に互換性がないラップトップでも
問題なく動きます。
<literal>sc</literal> とハード的に互換性がないラップトップでも問題なく動きます。
ここでもログイン時に <envar>TERM</envar> 変数を
<literal>vt100</literal> 又は <literal>vt220</literal>
と設定して下さい。
このドライバは、<literal>sc</literal> デバイス用の
<filename>termcap</filename> や <filename>terminfo</filename>
のエントリが無い、ネットワーク上の多くの異なったマシンに
接続する際にも有用です &mdash; <literal>vt100</literal>
のエントリが無い、ネットワーク上の多くの異なったマシンに接続する際にも有用です
&mdash; <literal>vt100</literal>
は仮想的にすべてのプラットフォームで有効であるべきです。</para>
<programlisting>device agp</programlisting>
@ -1149,8 +1138,9 @@ device sio # 8250, 16[45]50 based serial ports</programli
デコードしないので、これらのカードを使った場合衝突が起こり、
事実上 <devicename>COM4</devicename> ポートを使用不可能にします。</para>
<para>各々のシリアルポートは (共有割り込み番号をサポートする
マルチポートカードを使っていない限り) 固有の IRQ を必要とします。
<para>各々のシリアルポートは
(共有割り込み番号をサポートするマルチポートカードを使っていない限り)
固有の IRQ を必要とします。
従って <devicename>COM3</devicename> と <devicename>COM4</devicename>
用のデフォルト IRQ は利用できません。</para>
</note>
@ -1169,8 +1159,7 @@ device ppc</programlisting>
<para>パラレルポートプリンタのサポートです。</para>
<note>
<para>上の 3 つはすべてパラレルプリンタを利用可能にするために
必要です。</para>
<para>上の 3 つはすべてパラレルプリンタを利用可能にするために必要です。</para>
</note>
<programlisting>device plip # TCP/IP over parallel</programlisting>
@ -1202,20 +1191,20 @@ device ixgb # Intel PRO/10GbE Ethernet Card
device txp # 3Com 3cR990 (<quote>Typhoon</quote>)
device vx # 3Com 3c590, 3c595 (<quote>Vortex</quote>)</programlisting>
<para>PCI ネットワークカードのドライバです。あなたのシステムに
ないものはコメントアウトするか削除して下さい。</para>
<para>PCI ネットワークカードのドライバです。
あなたのシステムにないものはコメントアウトするか削除して下さい。</para>
<programlisting># PCI Ethernet NICs that use the common MII bus controller code.
# NOTE: Be sure to keep the 'device miibus' line in order to use these NICs!
device miibus # MII bus support</programlisting>
<para>MII バスサポートはいくつかの PCI 10/100 イーサネット NIC、
すなわち MII に従うトランシーバや MII のようなトランシーバ制御
インタフェースを実装するもの、に必要となります。
すなわち MII に従うトランシーバや MII
のようなトランシーバ制御インタフェースを実装するもの、に必要となります。
カーネルコンフィギュレーションに <literal>device miibus</literal>
を追加することで、汎用 miibus API のサポートと、
特定のドライバを必要としない場合に利用される汎用のものを含む
すべての PHY ドライバが導入されます。</para>
特定のドライバを必要としない場合に利用される汎用のものを含むすべての
PHY ドライバが導入されます。</para>
<programlisting>device bce # Broadcom BCM5706/BCM5708 Gigabit Ethernet
device bfe # Broadcom BCM440x 10/100 Ethernet
@ -1302,21 +1291,22 @@ device loop # Network loopback</programlisting>
<programlisting>device ether # Ethernet support</programlisting>
<para><literal>ether</literal> はイーサネットカードを持っている場合に
のみ必要です。汎用イーサネットプロトコルコードを含みます。</para>
<para><literal>ether</literal>
はイーサネットカードを持っている場合にのみ必要です。
汎用イーサネットプロトコルコードを含みます。</para>
<programlisting>device sl # Kernel SLIP</programlisting>
<para><literal>sl</literal> は SLIP サポートを行います。
SLIP は設定のより簡単な、モデム-モデム間の接続にはより適していて
より高機能な PPP に殆ど取って代わられています。</para>
SLIP は設定のより簡単な、モデム-モデム間の接続にはより適していてより高機能な
PPP に殆ど取って代わられています。</para>
<programlisting>device ppp # Kernel PPP</programlisting>
<para>これはダイアルアップ接続用のカーネル PPP サポートです。
他にも <literal>tun</literal> を利用し、デマンドダイアリングのような
柔軟性と機能を提供するユーザーランドのアプリケーションとして
実装された PPP が存在します。</para>
他にも <literal>tun</literal> を利用し、
デマンドダイアリングのような柔軟性と機能を提供するユーザーランドのアプリケーションとして実装された
PPP が存在します。</para>
<programlisting>device tun # Packet tunnel.</programlisting>
@ -1327,8 +1317,7 @@ device loop # Network loopback</programlisting>
<programlisting><anchor id="kernelconfig-ptys">
device pty # Pseudo-ttys (telnet etc)</programlisting>
<para>これは <quote>疑似ターミナル</quote> 或いはシミュレートされた
ログインポートです。
<para>これは <quote>疑似ターミナル</quote> 或いはシミュレートされたログインポートです。
これは入ってくる <command>telnet</command> と
<command>rlogin</command> セッション、
<application>xterm</application> やその他の
@ -1358,17 +1347,17 @@ device pty # Pseudo-ttys (telnet etc)</programlisting>
device bpf # Berkeley packet filter</programlisting>
<para>これはバークレーパケットフィルタです。
この疑似デバイスはネットワークインタフェースを、イーサネットのような
ブロードキャストネットワーク上ですべてのパケットを拾うことのできる
この疑似デバイスはネットワークインタフェースを、
イーサネットのようなブロードキャストネットワーク上ですべてのパケットを拾うことのできる
promiscuous モードに設定できるようにします。
これらのパケットはディスクに取り込むこともできますし、
&man.tcpdump.1; を使ってチェックをすることもできます。</para>
<note>
<para>&man.bpf.4; デバイスは、&man.dhclient.8;
がデフォルトルータ (ゲートウェイ) の IP アドレスなどを取得する
ためにも使われています。DHCP を使っているなら、これはコメント
アウトしないでください。</para>
がデフォルトルータ (ゲートウェイ)
の IP アドレスなどを取得するためにも使われています。
DHCP を使っているなら、これはコメントアウトしないでください。</para>
</note>
<programlisting># USB support
@ -1403,8 +1392,8 @@ device fwe # Ethernet over FireWire (non-standard!)</programl
<para>Firewire デバイスのサポートです。</para>
<para>より詳細な情報と、&os; によりサポートされる他のデバイスに
ついては <filename>/usr/src/sys/<replaceable>i386</replaceable>/conf/NOTES</filename>
<para>より詳細な情報と、&os; によりサポートされる他のデバイスについては
<filename>/usr/src/sys/<replaceable>i386</replaceable>/conf/NOTES</filename>
を参照して下さい。</para>
<sect2>
@ -1486,7 +1475,6 @@ device fwe # Ethernet over FireWire (non-standard!)</programl
&man.tuning.7; マニュアルページを調べることをお奨めします。
&man.pae.4; マニュアルページは、&os; の <acronym>PAE</acronym>
サポートに関する最新の情報を含んでいます。</para>
</sect2>
</sect1>
@ -1549,25 +1537,21 @@ device fwe # Ethernet over FireWire (non-standard!)</programl
確実に動くことが分かっているカーネルを用意しておくようにすると良いでしょう。
</para>
<para>問題のないカーネルで起動した後に
あなたのコンフィグレー ションファイルを調べ、
<para>問題のないカーネルで起動した後にあなたのコンフィグレー ションファイルを調べ、
再び構築を試みてください。
<filename>/var/log/messages</filename>
ファイルにはすべての成功した
起動時のカーネルメッセージやその他の記録があり、これ
は助けになる情報の一つでしょう。また、
&man.dmesg.8; コマンドは現在の起動時のカーネルメッ
セージを出力します。</para>
ファイルにはすべての成功した起動時のカーネルメッセージやその他の記録があり、
これは助けになる情報の一つでしょう。また、
&man.dmesg.8; コマンドは現在の起動時のカーネルメッセージを出力します。</para>
<note>
<para>カーネルの構築中にトラブルが起きた時に使うために
GENERICや他のカーネルを次の構築で消されない
GENERIC や他のカーネルを次の構築で消されない
ように異る名前で保存するようにしてください。<emphasis
remap=tt>kernel.old</emphasis>
は新しいカーネルをインストールする 時に、
その一つ前にインストールしたうまく動かないかもしれ
ないカーネルで上書きされてしまいますので当てにできませ
ん。またできる限り早く動作しているカーネルを本来の
その一つ前にインストールしたうまく動かないかもしれないカーネルで上書きされてしまいますので当てにできません。
またできる限り早く動作しているカーネルを本来の
<filename class="directory">/boot/kernel</filename> の位置に移動させてください。
そうしないと
&man.ps.1; のようなコマンドが正しく動きません。これを行うには、
@ -1584,17 +1568,14 @@ device fwe # Ethernet over FireWire (non-standard!)</programl
<term>カーネルは動きますが &man.ps.1; は動きません!</term>
<listitem>
<para>システムユーティリティと異る
バージョンのカーネルをインストールした場合、例えば
-CURRENT のカーネルを -RELEASE 上にインストールするような場合、
&man.ps.1; や &man.vmstat.8; のような多くの
システムステータスコマンドは動かなくなります。
<para>システムユーティリティと異るバージョンのカーネルをインストールした場合、
例えば -CURRENT のカーネルを -RELEASE 上にインストールするような場合、
&man.ps.1; や &man.vmstat.8;
のような多くのシステムステータスコマンドは動かなくなります。
カーネルと同じバージョンのソースツリーで
<link linkend="makeworld">world を再構築し、インストール</link>
してください。
これは、カーネルとそれ以外で異なるバージョンを組み合わせて
オペレーティングシステムを使用することが推奨されない理由の
一つとなっています。</para>
これは、カーネルとそれ以外で異なるバージョンを組み合わせてオペレーティングシステムを使用することが推奨されない理由の一つとなっています。</para>
</listitem>
</varlistentry>
</variablelist>