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Ryusuke SUZUKI 2012-01-07 04:41:01 +00:00
parent e42b39db05
commit 694947f7ee
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=38146

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@ -63,23 +63,23 @@
<title>起動時の問題</title>
<para>計算機の電源を入れ、オペレーティングシステムをスタートさせるのには、
おもしろいジレンマがあります。
定義により、計算機は
オペレーティングシステムがスタートするまで何もする方法を知りません。
ディスクからプログラムを動かすのも含みます
おもしろいジレンマがあります。定義により、
計算機は、オペレーティングシステムが起動するまでは、
ディスクからプログラムを動かすことも含めて、
何をどうすればよいかまったく知りません
では、計算機はオペレーティングシステムなしに
ディスクからプログラムを実行することができず、
オペレーティングシステムのプログラムがディスク上にあるのなら、
どうやってオペレーティングシステムをスタートさせるのでしょう?</para>
どうやってオペレーティングシステムを起動するのでしょうか?</para>
<para>この問題は<citetitle>ほらふき男爵の冒険</citetitle>という本の中に
書かれている問題ととてもよく似ています。
<para>この問題は<citetitle>ほらふき男爵の冒険</citetitle>
という本の中に書かれている問題ととてもよく似ています。
登場人物がマンホールの下に半分落っこちて、
靴紐 (ブートストラップ) をつかんで自分を引っぱり、持ち上げるのです。
計算機の黎明期には、<firstterm>ブートストラップ</firstterm>
という用語でオペレーティングシステムをロードする
機構のことを指していたのですが、
いまは短く <quote>起動 (ブート)</quote> と言います。</para>
いまはこれを縮めて <quote>ブート (起動)</quote> と言います。</para>
<indexterm><primary>BIOS</primary></indexterm>
@ -113,7 +113,8 @@
その場合は、通常もっと多くのブートマネージャのコードが、
ディスクの最初の<emphasis>トラック</emphasis>
または OS のファイルシステム上におかれます
(ブートマネージャは<emphasis>ブートローダ</emphasis>と呼ばれることもありますが、
(ブートマネージャは<emphasis>ブートローダ</emphasis>
と呼ばれることもありますが、
FreeBSD はこの言葉を起動のもっと後の段階に対して使います)。
よく使われるブートマネージャには、
<application>boot0</application> (<application>Boot Easy</application>
@ -134,7 +135,7 @@
別のブートマネージャ
(複数のオペレーティングシステムの一覧を表示できて、
起動するオペレーティングシステムを選択できるようなもの)
をインストールしてください
をインストールするとよいでしょう
このようなブートマネージャの中から 2 つを次の節で説明します。</para>
<para>FreeBSD ブートストラップシステムの残りは 3 段階に分かれます。
@ -280,8 +281,7 @@ label=FreeBSD</programlisting>
<para><filename>boot2</filename> はもう少し高機能です。
これは FreeBSD のファイルシステム上でファイルを見つける能力を持ち、
実行するカーネルやローダを指定するための
簡単なインタフェイスを提供します。</para>
実行するカーネルやローダを指定するための簡単なインタフェースを提供します。</para>
<para><link linkend="boot-loader">ローダ (loader)</link>
はさらに高機能なもので、
@ -304,7 +304,8 @@ boot:</screen>
<screen>&prompt.root; <userinput>disklabel -B <replaceable>diskslice</replaceable></userinput></screen>
<para><replaceable>diskslice</replaceable> は起動するディスクとスライスで、
<para><replaceable>diskslice</replaceable>
は起動するディスクとスライスで、
たとえば最初の IDE ディスクの 1 番目のスライスは
<devicename>ad0s1</devicename> となります。</para>
@ -314,7 +315,7 @@ boot:</screen>
<para>&man.disklabel.8; を使うとき、
<devicename>ad0</devicename> のようにディスク名だけを指定すると、
スライスを持たない危険な専用ディスクを作成してしまいます。
たぶん間違いなく、そうしたいわけではないでしょうから、
これはまず間違いなく、あなたがやりたいことではないでしょうから、
必ず <keycap>Return</keycap> キーを押す前に
&man.disklabel.8; コマンドを二重にチェックしてください。</para>
</warning>
@ -417,8 +418,8 @@ boot:</screen>
<para><filename>/boot/loader.help</filename>
を読み込み、ヘルプメッセージを表示します。
<replaceable>topic</replaceable> に
<literal>index</literal> が指定された場合、
利用可能な <replaceable>topic</replaceable> を表示します。</para>
<literal>index</literal> が指定された場合、利用可能な
<replaceable>topic</replaceable> を表示します。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -560,7 +561,8 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para>カーネルの設定スクリプト (通常、
カーネル起動時に設定される内容を自動化するスクリプト) をロードします。</para>
カーネル起動時に設定される内容を自動化するスクリプト)
をロードします。</para>
<screen><userinput>load -t userconfig_script <replaceable>/boot/kernel.conf</replaceable></userinput></screen>
</listitem>
@ -670,26 +672,27 @@ boot:</screen>
<para>起動プロセスの間に &man.loader.8; は
&man.device.hints.5; を読み込みます。
このファイルにはカーネル起動の環境変数が格納されており、
これらの環境変数は <quote>device hints</quote> と呼ばれることがあります。
<quote>device hints</quote> はデバイスを設定するために
デバイスドライバが使用します。</para>
これらの環境変数は <quote>device hints</quote>
と呼ばれることがあります。<quote>device hints</quote>
はデバイスを設定するためにデバイスドライバが使用します。</para>
<para>device hints は <link linkend="boot-loader">ステージ 3 ブートローダ</link>
でも設定できます。device hints は
<command>set</command> コマンドを用いて追加することが、
<command>unset</command> コマンドを用いて削除することができます。
<para>device hints は <link
linkend="boot-loader">ステージ 3 ブートローダ</link>
でも設定できます。変数は
<command>set</command> コマンドを用いて追加したり、
<command>unset</command> コマンドを用いて削除できます。
<command>show</command> コマンドを用いて一覧を見ることもできます。
<filename>/boot/device.hints</filename> に設定されている変数は
このときに上書きすることができます。
ローダで設定した device hints の効果は一時的なものであるため、
次回起動するときには無効になります。</para>
<para>システムが起動すると、&man.kenv.1; コマンドでカーネル環境変数を
ダンプすることができます。</para>
<para>システムが起動すると、&man.kenv.1;
コマンドでカーネル環境変数をダンプすることができます。</para>
<para><filename>/boot/device.hints</filename>
は 1 行につき一つの変数を設定でき、
行頭の <quote>#</quote> はその行がコメントであることを示しています。
は 1 行につき一つの変数を設定でき、行頭の <quote>#</quote>
はその行がコメントであることを示しています。
書式は次の通りです。</para>
<screen><userinput>hint.driver.unit.keyword="<replaceable>value</replaceable>"</userinput></screen>
@ -710,7 +713,8 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para><literal>port</literal>:
使用する <acronym>I/O</acronym> ポートの開始アドレスを指定します。</para>
使用する <acronym>I/O</acronym>
ポートの開始アドレスを指定します。</para>
</listitem>
<listitem>
@ -735,7 +739,8 @@ boot:</screen>
<listitem>
<para><literal>disabled</literal>:
<literal>1</literal> が設定されていると、そのデバイスは無効になります。</para>
<literal>1</literal>
が設定されていると、そのデバイスは無効になります。</para>
</listitem>
</itemizedlist>
@ -764,9 +769,10 @@ boot:</screen>
<para>自動再起動では、
システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します。
もしそれに問題があって &man.fsck.8; がその不一致を修復できなければ、
管理者に直接対処させるため &man.init.8;
はシステムを<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>へと移行させます。</para>
もしそれに問題があって &man.fsck.8;
がその不一致を修復できなければ、管理者に直接対処させるため
&man.init.8; はシステムを<link
linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>へと移行させます。</para>
</sect2>
<sect2 id="boot-singleuser">
@ -779,7 +785,8 @@ boot:</screen>
<link linkend="boot-autoreboot">自動再起動</link>の処理中か、
ユーザが起動時に <option>-s</option> オプションを指定した場合、
あるいは <command>loader</command> で
<envar>boot_single</envar> 変数を設定することによって移行します。</para>
<envar>boot_single</envar>
変数を設定することによって移行します。</para>
<para>また、
<link linkend="boot-multiuser">マルチユーザモード</link>から
@ -825,7 +832,8 @@ console none unknown off insecure</programlisting>
<indexterm><primary>マルチユーザモード</primary></indexterm>
<para>&man.init.8; がファイルシステムが正常であると判断するか、
ユーザが<link linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>を終了すると、
ユーザが<link
linkend="boot-singleuser">シングルユーザモード</link>を終了すると、
システムはマルチユーザモードへ移行し、
リソースの設定を始めます。</para>
@ -872,16 +880,17 @@ console none unknown off insecure</programlisting>
直ちに電源を落とすことができます。FreeBSD を再起動するには、
<command>shutdown -r now</command> を実行するだけです。
&man.shutdown.8; を実行するには、<username>root</username>
であるか、<groupname>operator</groupname> グループのメンバ
でなければなりません。&man.halt.8; や &man.reboot.8; コマンドを
利用することもできますが、より多くの情報を知るために、
それらと &man.shutdown.8; のマニュアルページを参照してください。</para>
であるか、<groupname>operator</groupname>
グループのメンバでなければなりません。&man.halt.8; や
&man.reboot.8; コマンドを利用することもできますが、
より多くの情報を知るために、それらと &man.shutdown.8;
のマニュアルページを参照してください。</para>
<note>
<para>電源管理機能は FreeBSD&nbsp;5.X の &man.acpi.4;
<para>電源管理機能は FreeBSD&nbsp;5.X の &man.acpi.4;
がカーネルに組み込まれているか、
モジュールが読み込まれていることを必要とし
FreeBSD&nbsp;4.X の &man.apm.4; を必要とします。</para>
モジュールが読み込まれていることが必要で
FreeBSD&nbsp;4.X では &man.apm.4; が必要です。</para>
</note>
</sect1>
</chapter>