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Ryusuke SUZUKI 2010-02-19 10:32:29 +00:00
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svn path=/head/; revision=35376

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@ -51,7 +51,7 @@
<itemizedlist>
<listitem>
<para>X Window System の様々なコンポーネントと、
<para>X Window System のさまざまなコンポーネントと、
それらが互いにどのように連携しているか。</para>
</listitem>
@ -60,7 +60,7 @@
</listitem>
<listitem>
<para>様々なウィンドウマネージャのインストール方法</para>
<para>さまざまなウィンドウマネージャのインストール方法</para>
</listitem>
<listitem>
@ -86,7 +86,7 @@
<para>この章では、<application>&xorg;</application> と
<application>&xfree86;</application>
両方の X11 サーバのインストールと設定について説明します。
多くの部分、設定ファイル、コマンドおよび文法はく同じです。
多くの部分、設定ファイル、コマンドおよび文法はまったく同じです。
それらに違いがある場合は、<application>&xorg;</application> と
<application>&xfree86;</application>
両方の文法を説明します。</para>
@ -119,23 +119,24 @@
<quote>X11</quote> などといった多くの用語で呼ばれます。
X11 を <quote>X Windows</quote>
と呼ぶと気を悪くする人もいるでしょう。
これについてもう少し見識を深めるには &man.X.7; をご覧ください。</para>
これについてもう少し見識を深めるには
&man.X.7; をご覧ください。</para>
</sect2>
<sect2>
<title>X のクライアント/サーバモデル</title>
<para>X は最初からネットワークを意識してデザインされており、
<quote>クライアント - サーバ</quote>モデルを採用しています。</para>
<quote>クライアント - サーバ</quote> モデルを採用しています。</para>
<para>X では、<quote>X サーバ</quote>はキーボードやモニタ
<para>X では、<quote>X サーバ</quote> はキーボードやモニタ、
マウスが接続されたコンピュータ上で動きます。
このサーバはディスプレイの表示を管理したり、キーボード、
マウスなどからの入力を処理したりします。
各 X アプリケーション (<application>XTerm</application> や
<application>&netscape;</application> など) は
<quote>クライアント</quote>になります。
クライアントは<quote>この座標にウィンドウを描いてください</quote>
<quote>クライアント</quote> になります。
クライアントは <quote>この座標にウィンドウを描いてください</quote>
といったメッセージをサーバへ送り、サーバは
<quote>ユーザが OK ボタンを押しました</quote>
といったメッセージを送り返します。</para>
@ -149,10 +150,10 @@
<para>これは、ある人々を混乱させることがあります。
X での用語は彼らが想定するものとは正反対だからです。
彼らは<quote>X サーバ</quote>は地下にある大きなパワフルなマシンであり、
<quote>X クライアント</quote>が自分たちのデスク上にあると想像するのです。</para>
彼らは <quote>X サーバ</quote> は地下にある大きなパワフルなマシンであり、
<quote>X クライアント</quote> が自分たちのデスク上にあると想像するのです。</para>
<para>X サーバとはモニタとキーボードがついているマシンのことであり、
<para>X サーバとはモニタとキーボードがついているマシンのことであり、
X クライアントとはウィンドウを表示するプログラムだということを覚えておいてください。</para>
<para>X のプロトコルには、クライアントとサーバのマシンが同じ OS
@ -172,7 +173,7 @@
<title>X ウィンドウマネージャ</title>
<para>X のデザイン哲学は &unix; のそれに非常によく似ており、
<quote>ツールであってポリシーではない</quote>のです。
<quote>ツールであってポリシーではない</quote> のです。
つまり、X
はあるタスクがどのように達成されるべきかを示すものではありません。
その代わり、ユーザにはツールが与えられ、
@ -192,7 +193,7 @@
といったことを示すものではないというところまで拡大して解釈できます。</para>
<para>その代わりに、X
ではそういったことを<quote>ウィンドウマネージャ</quote>
ではそういったことを <quote>ウィンドウマネージャ</quote>
と呼ばれるアプリケーションに任せるのです。
X 用のウィンドウマネージャは以下のようにたくさんあります。
<application>AfterStep</application>,
@ -210,15 +211,15 @@
デスクトップを操作するキーストロークをカスタマイズできたり、
<quote>スタート</quote>
ボタンやそれに類するものを持っているものもあります。
<quote>テーマ</quote>に対応しており、
<quote>テーマ</quote> に対応しており、
新しいテーマを適用して見た目や使い勝手を完全に変えられるものもあります。
これらのおよびその他多くのウィンドウマネージャは
これらのおよびその他多くのウィンドウマネージャは
Ports Collection の <filename>x11-wm</filename>
というカテゴリからインストールできます。</para>
<para>さらに、<application>KDE</application> や
<application>GNOME</application> デスクトップ環境には、
どちらもそれぞれのデスクトップに統合された独自のウィンドウマネージャがあります。</para>
それぞれのデスクトップに統合された独自のウィンドウマネージャがあります。</para>
<para>それぞれのウィンドウマネージャはまた異なる設定機構を備えており、
手で設定ファイルを編集しなければならないものや、
@ -230,8 +231,8 @@
<title>フォーカスポリシー</title>
<para>ウィンドウマネージャのもう一つの機能はマウスの
<quote>フォーカスポリシー</quote>に関するものです。
てのウィンドウシステムは、ウィンドウを選択しキーストロークを
<quote>フォーカスポリシー</quote> に関するものです。
すべてのウィンドウシステムは、ウィンドウを選択しキーストロークを
受け付けるようにするための方法が必要です。
そして、どのウィンドウがアクティブなのかを示す必要もあります。</para>
@ -245,7 +246,7 @@
代わりにウィンドウマネージャがそれをコントロールします。
それぞれのウィンドウマネージャが、
それぞれのフォーカスポリシーをサポートしています。
てのものは click-to-focus をサポートしていますし、
すべてのものは click-to-focus をサポートしていますし、
多くのものは他の方法もサポートしています。</para>
<para>最もポピュラーなフォーカスポリシーは次のものでしょう</para>
@ -255,9 +256,9 @@
<term>focus-follows-mouse</term>
<listitem>
<para>マウスポインタの下にいるウィンドウがフォーカスされるというものです。
<para>マウスポインタの下にいるウィンドウがフォーカスされるというものです。
ウィンドウは最前面にある必要はありません。
フォーカスを変えるには他のウィンドウにマウスポインタを動かすだけです。
フォーカスを変えるには他のウィンドウにマウスポインタを動かすだけです。
クリックする必要はありません。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -271,8 +272,8 @@
マウスがルートウィンドウ (背景) に移動した時には、
フォーカスされているウィンドウがなくなり、
キーストロークは単に破棄されます。
sloppy-focus であれば
ポインタが別のウィンドウに移った時のみフォーカスが変わり、
sloppy-focus であれば
ポインタが別のウィンドウに移った時のみフォーカスが変わり、
現在のウィンドウから出ただけでは変わりません。</para>
</listitem>
</varlistentry>
@ -282,10 +283,10 @@
<listitem>
<para>マウスクリックによりアクティブなウィンドウが選択されます。
ウィンドウは<quote>前面に上げられ</quote>、
ウィンドウは <quote>前面に持ち上げられ</quote>、
他のすべてのウィンドウの前にきます。
ポインタが別のウィンドウ上に移動した時でも、
てのキーストロークがこのウィンドウに届きます。</para>
ポインタが別のウィンドウ上に移動した時でも、
すべてのキーストロークがこのウィンドウに届きます。</para>
</listitem>
</varlistentry>
</variablelist>
@ -302,19 +303,19 @@
<para>X のツールを提供してもポリシーは提供しないというアプローチは、
各アプリケーションでスクリーンに現われるウィジェットにも適用されます。</para>
<para><quote>ウィジェット</quote>はクリック可能であったり、
<para><quote>ウィジェット</quote> はクリック可能であったり、
他の方法で操作可能なすべてのユーザインタフェース用アイテムを指す用語です。
ボタンやチェックボックス、ラジオボタン、アイコン、リスト、などがそうです。
&microsoft.windows; はこれらを<quote>コントロール</quote>と呼んでいます。</para>
&microsoft.windows; はこれらを <quote>コントロール</quote> と呼んでいます。</para>
<para>&microsoft.windows; や Apple の &macos;
はともに非常に厳密なポリシーをウィジェットに課しています。
アプリケーション開発者は共通のルックアンドフィールに
確実に従うことを想定されているわけです。X では、
特定のグラフィカルなスタイルやウィジェットのセットを
確実に従うことを想定されているわけです。
X では、特定のグラフィカルなスタイルやウィジェットのセットを
強制することが重要とは考えてられていませんでした。</para>
<para>その結果として、X
<para>したがって、X
アプリケーションに共通の見た目や使い勝手を期待してはいけません。
MIT のオリジナルの Athena ウィジェットや
<application>&motif;</application> (&microsoft.windows;
@ -326,7 +327,8 @@
<para>比較的新しい X アプリケーションのほとんどが、
<application>KDE</application> で使われている Qt や
<application>GNOME</application> プロジェクトで使われている GTK+
のどちらかのモダンな見た目を持ったウィジェットセットを使っています。
のどちらかのウィジェットセットを使っています。
これらのウィジェットセットはモダンな見た目を持っています。
この点で言えば、&unix; のルックアンドフィールは収斂されてきており、
初心者がより簡単に使えるようになってきています。</para>
</sect2>
@ -438,12 +440,12 @@
<sect1 id="x-config">
<sect1info>
<authorgroup>
<author>
<firstname>Christopher</firstname>
<surname>Shumway</surname>
<contrib>寄稿: </contrib>
<!-- July 2001 -->
</author>
<author>
<firstname>Christopher</firstname>
<surname>Shumway</surname>
<contrib>寄稿: </contrib>
<!-- July 2001 -->
</author>
</authorgroup>
</sect1info>
<title>X11 の設定</title>
@ -460,28 +462,28 @@
次の情報が必要となります。</para>
<itemizedlist>
<listitem><para>モニタの仕様</para></listitem>
<listitem><para>モニタの仕様</para></listitem>
<listitem><para>ビデオアダプタのチップセット</para></listitem>
<listitem><para>ビデオアダプタのメモリ</para></listitem>
<listitem><para>ビデオアダプタのメモリ</para></listitem>
</itemizedlist>
<indexterm><primary>水平走査周波数</primary></indexterm>
<indexterm><primary>垂直同期周波数</primary></indexterm>
<para>モニタの仕様は、X11
<para>モニタの仕様は、X11
がどの解像度とリフレッシュレートで動作するかを決定するために用いられます。
こういった仕様は、通常はモニタに付いてくるドキュメントや
こういった仕様は、通常はモニタに付いてくるドキュメントや
製造元の Web サイトから取得することができます。
必要なものは、水平走査周波数と垂直同期周波数の
2 つの数値範囲です。</para>
<para>ビデオアダプタのチップセットは X11
がグラフィックハードウェアとやり取りするために
どのドライバモジュールを使うかを定義します。
どのドライバモジュールを使うかを定義します。
ほとんどのチップセットが自動認識されますが、
正常に認識されない時のために知っておくとよいでしょう。</para>
<para>ビデオメモリは、
<para>ビデオメモリは、
グラフィックアダプタがどの解像度とどの色数で動くことができるかを決めます。
これは、ユーザが自分のシステムにおける制限を理解するために知っておくことが重要です。</para>
@ -509,7 +511,7 @@
<application>&xfree86;</application> では、この設定ファイルは
<filename>XF86Config.new</filename> という名称です。
X11 プログラムはシステム上のグラフィックハードウェアを検出し、
そのハードウェア用の適切なドライバを読み込む設定ファイルを作ります。</para>
そのハードウェア用の適切なドライバを読み込む設定ファイルを作ります。</para>
<para>次のステップは、作成した設定ファイルで
<application>&xorg;</application>
@ -524,7 +526,7 @@
<screen>&prompt.root; <userinput>XFree86 -xf86config XF86Config.new</userinput></screen>
<para>黒とグレーのグリッドと
X のマウスポインタが現われればその設定は成功です。
X のマウスポインタが現われればその設定は成功です。
テストを終了するには次のキーを同時に押すだけです。
<keycombo action="simul">
<keycap>Ctrl</keycap>
@ -552,8 +554,8 @@
<filename>XF86Config.new</filename>)
を好みに合うように調整します。
&man.emacs.1; や &man.ee.1;
のようなテキストエディタでファイルを開いてください。
まずモニタの周波数を加えます。
のようなテキストエディタでファイルを開いてください。
まずモニタの周波数を加えます。
これらは水平と垂直の同期周波数と表現されるのが普通です。
これらの値は <filename>xorg.conf.new</filename> の
<literal>"Monitor"</literal>
@ -577,13 +579,13 @@
キーワードの後には水平走査周波数の、
<literal>VertRefresh</literal>
キーワードの後には垂直同期周波数の正しい値を加えてください。
上の例では対象となるモニタの周波数が書かれています。</para>
上の例では対象となるモニタの周波数が書かれています。</para>
<para>X はモニタが対応していれば DPMS (Energy Star)
<para>X はモニタが対応していれば DPMS (Energy Star)
機能を使うことができます。
&man.xset.1; プログラムでタイムアウトをコントロールしたり、
強制的にスタンバイ、サスペンドや電源オフにすることができます。
モニタの DPMS 機能を有効にしたい場合は、
モニタの DPMS 機能を有効にしたい場合は、
<literal>"Monitor"</literal>
セクションに次の行を加えてください。</para>
@ -598,7 +600,7 @@
<para><filename>xorg.conf.new</filename>
(もしくは <filename>XF86Config.new</filename>)
はエディタで開いたままにしておき、
はエディタで開いたままにしておき、
デフォルトの解像度と色数を好みで選びましょう。
<literal>"Screen"</literal>
セクションに以下のように書きます。</para>
@ -736,17 +738,22 @@ EndSection</programlisting>
<sect2 id="type1">
<title>Type1 フォント</title>
<para>X11 に付いてくるデフォルトのフォントは
<para>X11 に付いてくるデフォルトのフォントは
通常のデスクトップパブリッシングアプリケーションにとっては理想的とは言えない程度のものです。
文字を大きくするとジャギーになりプロフェッショナルとは言えないようなものになりますし、
<application>&netscape;</application> での小さなフォントは頭が悪そうに見えます。
しかし、世の中には質の高い Type1 (&postscript;) フォントがいくつかあり、
<application>&netscape;</application>
での小さなフォントは頭が悪そうに見えます。
しかし、世の中には質の高い Type1 (&postscript;)
フォントがいくつかあり、
X11 ではそれらを簡単に利用することができます。
例えば、URW フォントコレクション (<filename role="package">x11-fonts/urwfonts</filename>)
には高品質の Type1 フォント (<trademark class="registered">Times Roman</trademark>,
例えば、URW フォントコレクション
(<filename role="package">x11-fonts/urwfonts</filename>)
には高品質の Type1 フォント
(<trademark class="registered">Times Roman</trademark>,
<trademark class="registered">Helvetica</trademark>,
<trademark class="registered">Palatino</trademark> など) が含まれています。
freefont コレクション (<filename role="package">x11-fonts/freefonts</filename>)
<trademark class="registered">Palatino</trademark> など)
が含まれています。freefont コレクション
(<filename role="package">x11-fonts/freefonts</filename>)
にはもっとたくさんのフォントが含まれていますが、
それらは <application>Gimp</application>
のようなグラフィックソフトウェアで使用するためのものであり、
@ -765,18 +772,22 @@ EndSection</programlisting>
<para>freefont や他のコレクションでも同じようにします。
X サーバがこれらのフォントを検出できるようにするには
<filename>/etc/X11/</filename> にある X サーバ設定ファイル
(<application>&xorg;</application> では <filename>xorg.conf</filename>、
<application>&xfree86;</application> では <filename>XF86Config</filename>)
(<application>&xorg;</application> では
<filename>xorg.conf</filename>、
<application>&xfree86;</application> では
<filename>XF86Config</filename>)
の適切な場所に次のような行を加えます。</para>
<programlisting>FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/URW/"</programlisting>
<para>別の方法としては、X のセッション中に次のようなコマンドラインを実行します。</para>
<para>別の方法としては、
X のセッション中に次のようなコマンドラインを実行します。</para>
<screen>&prompt.user; <userinput>xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/URW</userinput>
&prompt.user; <userinput>xset fp rehash</userinput></screen>
<para>これは動くのですが、X のセッションが終了すると消えてしまいます。
<para>これは動くのですが、X
のセッションが終了すると消えてしまいます。
消えないようにするには X の起動時に読み込まれるファイル
(通常の <command>startx</command> セッションの場合は
<filename>~/.xinitrc</filename>, <application>XDM</application>
@ -821,8 +832,9 @@ EndSection</programlisting>
<para>さて、まずは &truetype; フォント用のディレクトリ
(例えば <filename>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType</filename>)
を作り、そこに &truetype; フォントを全て放り込みましょう。
&macintosh; の &truetype; フォントは、そのままでは使うことができませんので注意してください。
を作り、そこに &truetype; フォントをすべて放り込みましょう。
&macintosh; の &truetype;
フォントは、そのままでは使うことができませんので注意してください。
X11 で使うには &unix;/&ms-dos;/&windows;
用のフォーマットでなければなりません。
ファイルを置いたら <application>ttmkfdir</application> を使って
@ -835,8 +847,10 @@ EndSection</programlisting>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType</userinput>
&prompt.root; <userinput>ttmkfdir &gt; fonts.dir</userinput></screen>
<para>次に &truetype; フォントのディレクトリをフォントパスに追加します。
上の <link linkend="type1">Type1</link> フォントの場合と同じように、</para>
<para>次に &truetype;
フォントのディレクトリをフォントパスに追加します。
上の <link linkend="type1">Type1</link>
フォントの場合と同じように、</para>
<screen>&prompt.user; <userinput>xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType</userinput>
&prompt.user; <userinput>xset fp rehash</userinput></screen>
@ -846,10 +860,13 @@ EndSection</programlisting>
<literal>FontPath</literal> 行を追加します。</para>
<para>これで終わりです。<application>&netscape;</application> や
<application>Gimp</application>, <application>&staroffice;</application>
といった全ての X アプリケーションから &truetype; フォントを使うことができます。
<application>Gimp</application>,
<application>&staroffice;</application>
といったすべての X アプリケーションから
&truetype; フォントを使うことができます。
(高解像度なディスプレイで見る Web ページ上のテキストみたいな)
とても小さなフォントや (<application>&staroffice;</application> にあるような)
とても小さなフォントや
(<application>&staroffice;</application> にあるような)
非常に大きなフォントもかなり綺麗に見えるようになることでしょう。</para>
</sect2>
@ -879,7 +896,7 @@ EndSection</programlisting>
<filename>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/</filename> と
<filename>~/.fonts/</filename> にあるすべての X11 のフォントが Xft
に対応しているアプリケーションで自動的にアンチエイリアス表示できるようになりました。
てのアプリケーションが Xft に対応しているわけではありませんが、
すべてのアプリケーションが Xft に対応しているわけではありませんが、
多くは Xft に対応しています。
Xft に対応するアプリケーションの一例として、Qt 2.3 以降
(<application>KDE</application>
@ -901,7 +918,7 @@ EndSection</programlisting>
<para>このファイルは XML 形式でなければなりません。
大文字小文字の区別に注意を払い、
てのタグが正しく閉じられているか確認してください。
すべてのタグが正しく閉じられているか確認してください。
ファイルは一般的な XML ヘッダで始まり、DOCTYPE 定義と
<literal>&lt;fontconfig&gt;</literal>
タグがその後にきます。</para>
@ -914,7 +931,7 @@ EndSection</programlisting>
<para>すでに説明したように、
<filename>/usr/X11R6/lib/X11/fonts/</filename> と
<filename>~/.fonts/</filename> にあるてのフォントは
<filename>~/.fonts/</filename> にあるすべてのフォントは
Xft 対応のアプリケーションで利用できます。
これら 2 つ以外に別のディレクトリを追加したいのなら、
<filename>/usr/X11R6/etc/fonts/local.conf</filename>
@ -930,7 +947,7 @@ EndSection</programlisting>
<para>アンチエイリアスをかけることによって境界が少しぼやけ、
そのためにとても小さなテキストはさらに読みやすくなり、
大きなフォントでは<quote>ギザギザ</quote>が消えるのです。
大きなフォントでは <quote>ギザギザ</quote> が消えるのです。
しかし、普通のテキストにかけた場合には目が疲れてしまうこともあります。
14 ポイント以下のサイズのフォントについて、
アンチエイリアスをかけないようにするには次の行を加えます。</para>
@ -958,7 +975,8 @@ EndSection</programlisting>
<para>いくつかの等幅フォントは、
アンチエイリアスをかけるとスペーシングがうまくいかなくなる場合があります。
特に <application>KDE</application> でその傾向があるようです。
解決策の一つとして、そういったフォントのスペーシングを 100 に設定する方法があります。
解決策の一つとして、そういったフォントのスペーシングを
100 に設定する方法があります。
そうするためには次の行を加えてください。</para>
<programlisting> &lt;match target="pattern" name="family"&gt;
@ -1037,7 +1055,8 @@ EndSection</programlisting>
<indexterm><primary>フォント</primary>
<secondary>LCD スクリーン</secondary></indexterm>
<para>最後に一つ。LCD スクリーンではサブピクセルサンプリングが必要な場合があります。
<para>最後に一つ。LCD
スクリーンではサブピクセルサンプリングが必要な場合があります。
これは、基本的には (水平方向に分かれている) 赤、緑、
青の各コンポーネントを別々に扱うことによって水平方向の解像度を良くするというもので、
劇的な結果が得られます。
@ -1100,25 +1119,29 @@ EndSection</programlisting>
<title>概要</title>
<indexterm><primary>X ディスプレイマネージャ</primary></indexterm>
<para>X ディスプレイマネージャ (<application>XDM</application>) は X Window System
のオプショナルな一部分であり、ログインセッションの管理に用います。
最低限の機能を実装した <quote>X 端末</quote>やデスクトップ、
<para>X ディスプレイマネージャ (<application>XDM</application>)
は X Window System のオプショナルな一部分であり、
ログインセッションの管理に用います。
最低限の機能を実装した <quote>X 端末</quote> やデスクトップ、
大規模なネットワークディスプレイサーバといった場面ではこれが有用です。
X Window System はネットワークとプロトコルから独立しているため、
ネットワークで繋がれた X のクライアントとサーバを動かすための設定はかなり幅が広くなります。
<application>XDM</application> はどのディスプレイサーバに接続するかを選択でき、
ネットワークで繋がれた
X のクライアントとサーバを動かすための設定はかなり幅が広くなります。
<application>XDM</application>
はどのディスプレイサーバに接続するかを選択でき、
ログイン名とパスワードの組み合わせなど認証情報を入力できるグラフィカルなインタフェースを提供しています。</para>
<para><application>XDM</application> がユーザに &man.getty.8;
(詳しくは<xref linkend="term-config">をご覧ください)
(詳しくは <xref linkend="term-config"> をご覧ください)
と同じ機能を提供することを考えてみてください。
つまり、ディスプレイ上でシステムへのログインができ、ユーザの代わりにセッションマネージャ
つまり、ディスプレイ上でシステムへのログインができ、
ユーザの代わりにセッションマネージャ
(通常は X のウィンドウマネージャ) を起動することができるのです。
それから <application>XDM</application> は、
ユーザが作業を終えてディスプレイからログアウトする合図を送ってきてプログラムが終了するのを待ちます。
この時点で、<application>XDM</application>
は次にログインするユーザのためにログイン画面や chooser
画面を表示できます。</para>
は次にログインするユーザのためにログイン画面や
chooser 画面を表示できます。</para>
</sect2>
<sect2>
@ -1126,24 +1149,29 @@ EndSection</programlisting>
<para><application>XDM</application> のデーモンプログラムは
<filename>/usr/X11R6/bin/xdm</filename> にあります。
このプログラムは <username>root</username> になればいつでも起動することができ、
このプログラムは <username>root</username>
になればいつでも起動することができ、
ローカルマシン上のディスプレイの管理を始めます。
マシンをブートする際、いつも <application>XDM</application>
を起動したい場合には、<filename>/etc/ttys</filename>
にそのためのエントリを加えておくのが簡単です。
このファイルのフォーマットや使用方法についての詳細は <xref linkend="term-etcttys">
を参照してください。デフォルトの <filename>/etc/ttys</filename>
このファイルのフォーマットや使用方法についての詳細は
<xref linkend="term-etcttys"> を参照してください。
デフォルトの <filename>/etc/ttys</filename>
ファイルには仮想端末上で <application>XDM</application>
デーモンを起動するための行:</para>
<screen>ttyv8 "/usr/X11R6/bin/xdm -nodaemon" xterm off secure</screen>
<para>があります。このエントリーはデフォルトでは無効になっており、
有効にするには 5 番目のカラムを <literal>off</literal> から
<literal>on</literal> にし、<xref linkend="term-hup"> の指示に従って
&man.init.8; を再起動します。最初のカラムはこのプログラムが管理する端末の名前で、
この場合 <literal>ttyv8</literal> になります。
つまり、<application>XDM</application> は 9 番目仮想端末で起動されるということです。</para>
<para>があります。
このエントリはデフォルトでは無効になっており、有効にするには
5 番目のカラムを <literal>off</literal> から
<literal>on</literal> にし、<xref linkend="term-hup">
の指示に従って &man.init.8; を再起動します。
最初のカラムはこのプログラムが管理する端末の名前で、この場合
<literal>ttyv8</literal> になります。
つまり、<application>XDM</application> は
9 番目の仮想端末で起動されるということです。</para>
</sect2>
<sect2>
@ -1192,7 +1220,7 @@ EndSection</programlisting>
<row>
<entry><filename>xdm-config</filename></entry>
<entry>このマシンで動いているてのディスプレイのグローバルな設定</entry>
<entry>このマシンで動いているすべてのディスプレイのグローバルな設定</entry>
</row>
<row>
@ -1214,9 +1242,11 @@ EndSection</programlisting>
正確な文法や使い方は &man.xdm.1; に記述されています。</para>
<para>デフォルトの設定では、単純な四角のログインウィンドウがあり、
そこにはマシンのホスト名が大きなフォントで表示され、<quote>Login:</quote>
と <quote>Password:</quote> のプロンプトがその下に表示されています。
<application>XDM</application> スクリーンのルックアンドフィールを変えるにはここから始めるのがいいでしょう。</para>
そこにはマシンのホスト名が大きなフォントで表示され、
<quote>Login:</quote> と <quote>Password:</quote>
のプロンプトがその下に表示されています。
<application>XDM</application>
スクリーンの見ためや使い勝手を変えるにはここから始めるのがいいでしょう。</para>
<sect3>
<title>Xaccess</title>
@ -1242,7 +1272,8 @@ EndSection</programlisting>
<sect3>
<title>Xservers</title>
<para>これは、chooser が選択肢として提供するリモートのディスプレイの一覧です。</para>
<para>これは、chooser
が選択肢として提供するリモートのディスプレイの一覧です。</para>
</sect3>
<sect3>
@ -1256,7 +1287,8 @@ EndSection</programlisting>
<sect3>
<title>Xsetup_*</title>
<para>これらは chooser やログインインタフェースが表示される前に自動的に実行されます。
<para>これらは chooser
やログインインタフェースが表示される前に自動的に実行されます。
それぞれのディスプレイに対して、<filename>Xsetup_</filename>
に続けてローカルのディスプレイ番号を付けた
(たとえば <filename>Xsetup_0</filename>)
@ -1267,16 +1299,19 @@ EndSection</programlisting>
<sect3>
<title>xdm-config</title>
<para>app-defaults の書式で書かれた、このインストレーションで管理されるすべてのディスプレイに適用される設定を保持しています。</para>
<para>app-defaults の書式で書かれた、
このインストレーションで管理されるすべてのディスプレイに適用される設定を保持しています。</para>
</sect3>
<sect3>
<title>xdm-errors</title>
<para>このファイルには <application>XDM</application> が起動しようとしている
X サーバからの出力が書き出されます。
<application>XDM</application> が起動しようとしているディスプレイがなんらかの理由でハングした場合、
<para>このファイルには <application>XDM</application>
が起動しようとしている X サーバからの出力が書き出されます。
<application>XDM</application>
が起動しようとしているディスプレイがなんらかの理由でハングした場合、
このファイルのエラーメッセージを見てください。
そういったメッセージは各ユーザの <filename>~/.xsession-errors</filename>
そういったメッセージは各ユーザの
<filename>~/.xsession-errors</filename>
にもセッション毎に書き出されます。</para>
</sect3>
</sect2>
@ -1299,18 +1334,22 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<para>そして、<application>XDM</application> を再起動します。
app-defaults ファイルにおけるコメントは <quote>!</quote>
であっていつものような <quote>#</quote> ではないことに注意してください。
であっていつものような <quote>#</quote>
ではないことに注意してください。
アクセス制限はもっと厳しくしてもよいかもしれません。
<filename>Xaccess</filename> にある例を参考にしたり、オンラインマニュアル
<filename>Xaccess</filename>
にある例を参考にしたり、オンラインマニュアル
&man.xdm.1; を参照してください。</para>
</sect2>
<sect2>
<title>XDM の代わりになるもの</title>
<para>デフォルトの <application>XDM</application> に代わるものがいくつかあります。
一つは <application>kdm</application> (<application>KDE</application>
に付属しています) はその一つであり、この章の後ろで解説します。
<para>デフォルトの <application>XDM</application>
に代わるものがいくつかあります。
一つは <application>kdm</application>
(<application>KDE</application> に付属しています)
はその一つであり、この章の後ろで解説します。
<application>kdm</application> ディスプレイマネージャは、
ログイン時にウィンドウマネージャを選ぶことができるのに加え、
見た目もかなり綺麗にしてくれます。</para>
@ -1331,9 +1370,12 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<title>デスクトップ環境</title>
<para>このセクションでは、FreeBSD 上の X で利用可能ないくつかのデスクトップ環境について解説します。
<quote>デスクトップ環境</quote>とは、単なるウィンドウマネージャから <application>KDE</application>
や <application>GNOME</application> といったような完全なデスクトップアプリケーションスイートまでカバーします。</para>
<para>このセクションでは、FreeBSD 上の X
で利用可能ないくつかのデスクトップ環境について解説します。
<quote>デスクトップ環境</quote> とは、
単なるウィンドウマネージャから <application>KDE</application>
や <application>GNOME</application>
といったような完全なデスクトップアプリケーションスイートまでカバーします。</para>
<sect2 id="x11-wm-gnome">
<title>GNOME</title>
@ -1342,7 +1384,8 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<title>GNOME について</title>
<indexterm><primary>GNOME</primary></indexterm>
<para><application>GNOME</application> はユーザフレンドリーなデスクトップ環境で、
<para><application>GNOME</application>
はユーザフレンドリなデスクトップ環境で、
ユーザはコンピュータを簡単に使ったり設定したりできるようになります。
<application>GNOME</application> にはパネル
(アプリケーションを起動したり状態を表示したりするもの)、
@ -1370,12 +1413,14 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
should be refer this after updating install/chapter.sgml
<xref linkend="default-desktop">
-->
デフォルトのデスクトップ環境の選択
で解説した FreeBSD のインストールメニューの
<quote>デスクトップ環境の設定</quote>を通して行うことです。
また、package や ports を利用しても簡単にインストールできます。</para>
デフォルトのデスクトップ環境の選択で解説した
FreeBSD のインストールメニューの
<quote>デスクトップ環境の設定</quote> を通して行うことです。
また、package や ports
を利用しても簡単にインストールできます。</para>
<para><application>GNOME</application> package をネットワークからインストールするには、
<para><application>GNOME</application> package
をネットワークからインストールするには、
以下のようにするだけです。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_add -r gnome2</userinput></screen>
@ -1386,30 +1431,40 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/ports/x11/gnome2</userinput>
&prompt.root; <userinput>make install clean</userinput></screen>
<para><application>GNOME</application> がインストールできたら、デフォルトのウィンドウマネージャの代わりに
<para><application>GNOME</application> がインストールできたら、
デフォルトのウィンドウマネージャの代わりに
<application>GNOME</application> を起動するように
X サーバに指示しなければなりません。</para>
<para><application>GNOME</application> を起動する最も簡単な方法は、
GNOME ディスプレイマネージャ <application>GDM</application> を使うことです。
<application>GNOME</application> デスクトップの一部としてインストールされる
(しかし、デフォルトでは無効になっている) <application>GDM</application> は
<filename>/etc/rc.conf</filename> に <literal>gdm_enable="YES"</literal>
<para><application>GNOME</application>
を起動する最も簡単な方法は、GNOME ディスプレイマネージャ
<application>GDM</application> を使うことです。
<application>GNOME</application>
デスクトップの一部としてインストールされる
(しかし、デフォルトでは無効になっている)
<application>GDM</application> は
<filename>/etc/rc.conf</filename> に
<literal>gdm_enable="YES"</literal>
を追加すると有効になります。
再起動してログインすると、<application>GNOME</application>
が自動的に起動します。これ以上の設定は必要ありません。</para>
<para><application>GNOME</application> は <filename>.xinitrc</filename>
という名前のファイルを適切に設定することで、コマンドラインから起動することもできます。
<para><application>GNOME</application> は
<filename>.xinitrc</filename>
という名前のファイルを適切に設定することで、
コマンドラインから起動することもできます。
自分の <filename>.xinitrc</filename>
が既にある場合には、ウィンドウマネージャを起動する行を
<application>/usr/X11R6/bin/gnome-session</application> を起動するように変更するだけです。
特にこのファイルを用意していない場合には次のようにすれば十分でしょう。</para>
<application>/usr/X11R6/bin/gnome-session</application>
を起動するように変更するだけです。
特にこのファイルを用意していない場合には、
次のようにすれば十分でしょう。</para>
<screen>&prompt.user; <userinput>echo "/usr/X11R6/bin/gnome-session" &gt; ~/.xinitrc</userinput></screen>
<para>次に、<command>startx</command> とタイプすれば
<application>GNOME</application> デスクトップ環境が起動します。</para>
<para>次に、<command>startx</command> と入力すれば
<application>GNOME</application>
デスクトップ環境が起動します。</para>
<note>
<para>もし <application>XDM</application>
@ -1426,11 +1481,13 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
&prompt.user; <userinput>echo "/usr/X11R6/bin/gnome-session" &gt;&gt; ~/.xsession</userinput>
&prompt.user; <userinput>chmod +x ~/.xsession</userinput></screen>
<para>もう一つの方法は、ログイン時にウィンドウマネージャを選択できるようにディスプレイマネージャを設定することです。
<para>もう一つの方法は、
ログイン時にウィンドウマネージャを選択できるようにディスプレイマネージャを設定することです。
<link linkend="x11-wm-kde-details">KDE
の詳細</link>についてのセクションで
<application>KDE</application> のディスプレイマネージャである
<application>kdm</application> を使ってどのようにすればいいのかを解説しています。</para>
<application>kdm</application>
を使ってどのようにすればいいのかを解説しています。</para>
</sect3>
<sect3 id="x11-wm-gnome-antialias">
@ -1445,8 +1502,8 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
この機能を利用できます。アンチエイリアスの設定は
<xref linkend="antialias"> で述べられています。
そのため、最新のソフトウェアを使えば、
<application>GNOME</application> デスクトップで
アンチエイリアスを利用できます。
<application>GNOME</application>
デスクトップでアンチエイリアスを利用できます。
<menuchoice>
<guimenu>アプリケーション</guimenu>
<guisubmenu>デスクトップの設定</guisubmenu>
@ -1467,10 +1524,12 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<indexterm><primary>KDE</primary></indexterm>
<sect3 id="x11-wm-kde-about">
<title>KDE について</title>
<title>KDE について</title>
<para><application>KDE</application> は最近の簡単に使えるデスクトップ環境です。
<application>KDE</application> によりユーザは以下のようなメリットを亨受します。</para>
<para><application>KDE</application>
は最近の簡単に使えるデスクトップ環境です。
<application>KDE</application>
によりユーザは以下のようなメリットを亨受します。</para>
<itemizedlist>
<listitem>
@ -1483,13 +1542,13 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<listitem>
<para><application>KDE</application>
デスクトップやそのアプリケーションを使う際の便利で統一されたヘルプ
アクセスできるような統合されたヘルプシステム</para>
デスクトップやそのアプリケーションを使う際に
ヘルプへのアクセスを便利で統一されたものにする統合されたヘルプシステム</para>
</listitem>
<listitem>
<para>ての <application>KDE</application>
アプリケーションで統一されたルックアンドフィール</para>
<para>すべての <application>KDE</application>
アプリケーションで統一された見ためや使い勝手</para>
</listitem>
<listitem>
@ -1514,10 +1573,11 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<para><application>KDE</application> には
<application>Konqueror</application>
と呼ばれる Web ブラウザも付属しており、これは &unix; システム上の他の
Web ブラウザの強力な競争相手です。
と呼ばれる Web ブラウザも付属しており、これは &unix;
システム上の他の Web ブラウザの強力な競争相手です。
<application>KDE</application> の詳細については
<ulink url="http://www.kde.org/">KDE の Web サイト</ulink>をご覧ください。
<ulink url="http://www.kde.org/">KDE の
Web サイト</ulink>をご覧ください。
<application>KDE</application> に関する
FreeBSD 特有の情報とリソースについては、
<ulink url="http://freebsd.kde.org/">FreeBSD-KDE
@ -1527,7 +1587,8 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<sect3 id="x11-wm-kde-install">
<title>KDE のインストール</title>
<para><application>GNOME</application> や他のデスクトップ環境と全く同じように、
<para><application>GNOME</application>
や他のデスクトップ環境とまったく同じように、
<application>KDE</application>
をインストールする最も簡単な方法は第 2 章の
<!-- ryusuke:2005/09/07
@ -1537,50 +1598,59 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
デフォルトのデスクトップ環境の選択
<!-- the above line is to be replaced by xref. -->
に述べられている
FreeBSD のインストールメニューでの<quote>デスクトップ設定</quote>を利用することです。
FreeBSD のインストールメニューでの
<quote>デスクトップ設定</quote> を利用することです。
またまた同じことですが、package や Ports Collection
からインストールするのも簡単です。</para>
<para>ネットワーク越しに <application>KDE</application> package
をインストールするには次のようにします。</para>
<para>ネットワーク越しに <application>KDE</application>
package をインストールするには次のようにします。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_add -r kde</userinput></screen>
<para>&man.pkg.add.1;
は自動的にアプリケーションの最新版を取得します。</para>
<para>ソースから <application>KDE</application> を構築するには次のように
ports ツリーを使いましょう</para>
<para>ソースから <application>KDE</application>
を構築するには次のように ports ツリーを使いましょう</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/ports/x11/kde3</userinput>
&prompt.root; <userinput>make install clean</userinput></screen>
<para><application>KDE</application> がインストールできたら
X サーバに、デフォルトのウィンドウマネージャの代わりにこのアプリケーションを立ち上げるように教えます。
<filename>.xinitrc</filename> ファイルを次のように編集しましょう。</para>
<filename>.xinitrc</filename>
ファイルを次のように編集しましょう。</para>
<screen>&prompt.user; <userinput>echo "exec startkde" &gt; ~/.xinitrc</userinput></screen>
<para>さぁ、これで <command>startx</command> でいつ X Window System を立ち上げても
<application>KDE</application> がデスクトップになります。</para>
<para>さぁ、これで <command>startx</command> でいつ
X Window System を立ち上げても
<application>KDE</application>
がデスクトップになります。</para>
<para><application>XDM</application> のようなディスプレイマネージャを使っている場合、
設定は少し異なります。
代わりに <filename>.xsession</filename> ファイルを編集しましょう。
<application>kdm</application> 用の説明はこの章の後のほうにあります。</para>
<para><application>XDM</application>
のようなディスプレイマネージャを使っている場合、
設定は少し異なります。代わりに
<filename>.xsession</filename> ファイルを編集しましょう。
<application>kdm</application>
用の説明はこの章の後のほうにあります。</para>
</sect3>
</sect2>
<sect2 id="x11-wm-kde-details">
<title>KDE の詳細について</title>
<para>さぁ、<application>KDE</application> のインストールができました。
<para>さぁ、<application>KDE</application>
のインストールができました。
ほとんどのことはヘルプページを見たりいろんなメニューをつつけばわかるでしょう。
&windows; や &mac; のユーザにも簡単なはずです。</para>
<para><application>KDE2</application> の最も良いリファレンスはオンラインドキュメントです。
<application>KDE</application> には独自の Web ブラウザー <application>Konqueror</application>
が付属してますし、膨大な数の便利なアプリケーションや詳しいドキュメントもあります。
<para><application>KDE</application>
の最も良いリファレンスはオンラインドキュメントです。
<application>KDE</application> には独自の Web ブラウザ
<application>Konqueror</application> が付属していますし、
膨大な数の便利なアプリケーションや詳しいドキュメントもあります。
このセクションの残りではなんとなく使っているだけでは理解し難い技術的なところを解説します。</para>
<sect3 id="x11-wm-kde-kdm">
@ -1588,14 +1658,19 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<indexterm><primary>KDE</primary>
<secondary>ディスプレイマネージャ</secondary></indexterm>
<para>マルチユーザシステムの管理者であれば、ユーザを迎えるにあたってグラフィカルなログインスクリーンが欲しいと思うかもしれません。
<link linkend="x-xdm">XDM</link> は上で述べたようにその目的で使うことができます。
<para>マルチユーザシステムの管理者であれば、
ユーザを迎えるにあたってグラフィカルなログインスクリーンが欲しいと思うかもしれません。
<link linkend="x-xdm">XDM</link>
は上で述べたようにそのために使えます。
しかしながら、<application>KDE</application>
にはその代わりになる <application>kdm</application>
が付いており、より魅力的な見た目で、ログイン時のオプションもたくさんあります。
特に、(メニューを使って) ログイン後にどのデスクトップ環境を動かすか
(<application>KDE</application>
や <application>GNOME</application> など) を簡単に選ぶこともできます。</para>
が付いており、より魅力的な見た目で、
ログイン時のオプションもたくさんあります。特に、
(メニューを使って) ログイン後にどのデスクトップ環境
(<application>KDE</application> や
<application>GNOME</application> など)
を動かすかを簡単に選ぶこともできます。</para>
<para><application>kdm</application>
を有効にするには、<filename>/etc/ttys</filename> の項目
@ -1611,9 +1686,10 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<sect3 id="x11-wm-xfce-about">
<title>XFce について</title>
<para><application>XFce</application> は <application>GNOME</application>
で使われている GTK+ ツールキットをベースにしたデスクトップ環境ですが、ずっと軽く、
シンプルで効率的なデスクトップでありながら、
<para><application>XFce</application> は
<application>GNOME</application> で使われている
GTK+ ツールキットをベースにしたデスクトップ環境ですが、
ずっと軽く、シンプルで効率的なデスクトップでありながら、
使用や設定が簡単なものを求める人向けです。
見ためは商用 &unix; システムが採用している
<application>CDE</application>
@ -1626,7 +1702,7 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
</listitem>
<listitem>
<para>マウスのドラッグアンドドロップなどでての設定が可能</para>
<para>マウスのドラッグアンドドロップなどですべての設定が可能</para>
</listitem>
<listitem>
@ -1647,7 +1723,7 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<listitem>
<para>速くて軽くて効率的: 古いマシンや遅いマシン、
メモリの限られたマシン向き</para>
メモリの限られたマシン向き</para>
</listitem>
</itemizedlist>
@ -1659,12 +1735,15 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<sect3 id="x11-wm-xfce-install">
<title>XFce のインストール</title>
<para>(この文章を書いている時点で) <application>XFce</application>
のバイナリーパッケージがあります。インストールするにはただ次のようにタイプするだけです</para>
<para>(この文章を書いている時点で)
<application>XFce</application>
のバイナリパッケージがあります。
インストールするにはただ次のようにタイプするだけです</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>pkg_add -r xfce4</userinput></screen>
<para>また、Ports Collection を利用してソースから作ることも可能です</para>
<para>また、Ports Collection
を利用してソースから作ることも可能です</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cd /usr/ports/x11-wm/xfce4</userinput>
&prompt.root; <userinput>make install clean</userinput></screen>
@ -1677,12 +1756,16 @@ DisplayManager.requestPort: 0</screen>
<para>次に X が起動する時 <application>XFce</application>
のデスクトップが立ち上がります。
上と同様に、<application>XDM</application> のようなディスプレイマネージャを使っている場合には
<link linkend="x11-wm-gnome">GNOME</link> のセクションに書いてあるのと同じように
<filename>.xsession</filename> ファイルを作り、<filename>/usr/X11R6/bin/startxfce4</filename>
上と同様に、<application>XDM</application>
のようなディスプレイマネージャを使っている場合には
<link linkend="x11-wm-gnome">GNOME</link>
のセクションに書いてあるのと同じように
<filename>.xsession</filename> ファイルを作り、
<filename>/usr/X11R6/bin/startxfce4</filename>
を起動するようにします。
もしくは、<link linkend="x11-wm-kde-kdm">kdm</link>
のセクションにあるようにディスプレイマネージャから <application>XFce</application>
のセクションにあるようにディスプレイマネージャから
<application>XFce</application>
を選ぶことができるように設定します。</para>
</sect3>
</sect2>