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r9228 -> r9815 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/users/chapter.sgml Submitted by: Hiroo Ono <hiroo _at_ jp dot FreeBSD dot org> Reference: [doc-jp-work 1816]
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5e30e0acb7
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d36b057def
Notes:
svn2git
2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=39271
1 changed files with 92 additions and 9 deletions
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@ -2,7 +2,7 @@
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The FreeBSD Documentation Project
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The FreeBSD Japanese Documentation Project
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Original revision: r9228
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Original revision: r9815
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$FreeBSD$
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@ -348,11 +348,11 @@ Removing files belonging to jru from /var/tmp/vi.recover: done.
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<title>pw</title>
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<para><application>pw</application> は、
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ユーザやグループの作成、削除、
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変更および表示を行なうことができ、
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システムユーザファイルやシステムグループファイルの編集機能を持った
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コマンドラインのユーティリティです。
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</para>
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ユーザやグループの作成、削除、変更および表示を行なうことができ、
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システムユーザファイルやシステムグループファイルの編集機能を持ったコマンドラインのユーティリティです。
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この節では、ユーザに対する使用方法を説明します。
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後の <link linkend="users-groups">グループ</link> 節では、
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グループに対する使用方法を説明します。</para>
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<para>
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これはシェルスクリプトからの利用や、
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@ -433,7 +433,7 @@ Other information:</screen>
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</sect2>
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<sect2 id="users-passwd">
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<title>passwd</title>
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<title>パスワードの変更</title>
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<para><application>passwd</application> は、
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ユーザが自分のパスワードを変更する通常の方法です。
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@ -458,9 +458,13 @@ Old password:
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New password:
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Retype new password:
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passwd: updating the database...
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passwd: done
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passwd: done</screen>
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</example>
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&prompt.root; <userinput>passwd jru</userinput>
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<example>
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<title>スーパーユーザ権限での他のユーザのパスワード変更</title>
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<screen>&prompt.root; <userinput>passwd jru</userinput>
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Changing local password for jru.
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New password:
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Retype new password:
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@ -720,6 +724,85 @@ passwd: done</screen>
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地域化については、
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<link linkend="l10n">地域化の章</link>に書かれています。</para>
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</sect1>
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<sect1 id="users-groups">
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<title>グループ</title>
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<para>グループとは、単にユーザを羅列したものです。
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グループは、グループ名と gid (グループ ID) で識別されます。
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FreeBSD (と他の Unix システムのほとんど) では、
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あるプロセスが何かするのを許可するかどうかをカーネルが判断する際に利用する
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2 つの因子は、ユーザ ID とそのユーザが所属するグループの一覧です。
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ユーザ ID と異なり、プロセスはそのプロセスに関係付けられたグループの一覧を持ちます。
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どこかで "グループ ID" に触れているのを聞くことがあるでしょうが、
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ほとんどの場合は、これは単に一覧の最初のグループを指しています。</para>
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<para>グループ名からグループ ID への写像は
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<filename>/etc/group</filename> にあります。
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これは、コロンで区切られた 4 項目からなるテキストファイルです。
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1 番目の項目はグループ名、
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2 番目は暗号化されたパスワード、
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3 番目がグループ ID、
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4 番目がカンマで区切られたメンバの一覧です。
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これは手で編集して問題ありません
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(もちろん、文法をまったく間違えない限りはですが)。
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文法についての完全な説明は、&man.group.5; をご覧ください。</para>
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<para><filename>/etc/group</filename> を手で編集したくなければ、
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&man.pw.8; コマンドを使ってグループの追加や編集をできます。
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たとえば、<groupname>teamtwo</groupname>
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というグループを追加して、その存在を確認するには、
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次のように使えばできます。</para>
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<example>
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<title>&man.pw.8; によるグループの追加</title>
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<screen>&prompt.root; <userinput><command>pw</command> groupadd <groupname>teamtwo</groupname></userinput>
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&prompt.root; <userinput><command>pw</command> groupshow <groupname>teamtwo</groupname></userinput>
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teamtwo:*:1100:</screen>
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</example>
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<para>上記の <literal>1100</literal> という番号は、
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<groupname>teamtwo</groupname> グループのグループ ID です。
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この時点では、<groupname>teamtwo</groupname>
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にはメンバがおらず、あまり意味がありません。
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<username>jru</username> を <groupname>teamtwo</groupname>
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に参加させて、この状況を変えましょう。</para>
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<example>
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<title>&man.pw.8; によるグループへのユーザ追加</title>
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<screen>&prompt.root; <userinput><command>pw</command> groupmod <groupname>teamtwo</groupname> <option>-M</option> <username>jru</username></userinput>
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&prompt.root; <userinput><command>pw</command> groupshow <groupname>teamtwo</groupname></userinput>
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teamtwo:*:1100:jru</screen>
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</example>
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<para><option>-M</option> オプションの引数は、
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カンマで区切られたグループに所属するユーザの一覧です。
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前の節を読まれたなら、
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パスワードファイルに各ユーザのグループが記載されていることをご存知でしょう。
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パスワードファイルに記載されているグループは、
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システムが自動的にグループ一覧に加えますので、&man.pw.8;
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でグループのメンバ一覧を調べた時にはそのユーザは表示されません
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(し、表示されるべきではありません)。
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あるユーザがどのグループに属しているかを調べたければ、
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次のように &man.id.1; プログラムが使えます。</para>
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<example>
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<title>&man.id.1; によるグループのメンバの確認</title>
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<screen>&prompt.user; <userinput><command>id</command> <username>jru</username></userinput>
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uid=1001(jru) gid=1001(jru) groups=1001(jru), 1100(teamtwo)</screen>
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</example>
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<para>見れば分かりますが、<username>jru</username> は
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<groupname>jru</groupname> グループと
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<groupname>teamtwo</groupname> グループのメンバです。</para>
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<para>&man.pw.8; について詳しくはマニュアルページをご覧ください。
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<filename>/etc/group</filename> のフォーマットの詳細については、
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&man.group.5; マニュアルページをご覧ください。</para>
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</sect1>
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</chapter>
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