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Reference :   [doc-jp-work 2188]
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Ryusuke SUZUKI 2011-06-10 11:16:05 +00:00
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commit e1fcd1e35a
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=37350

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@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.123
Original revision: 1.129
$FreeBSD$
-->
@ -1410,6 +1410,99 @@ pseudo-device bpf # Berkeley packet filter</programlisting>
<para>より詳細な情報と、&os; によりサポートされる他のデバイスに
ついては <filename>/usr/src/sys/i386/conf/LINT</filename>
を参照して下さい。</para>
<sect2>
<title>大容量メモリ構成 (<acronym>PAE</acronym>)</title>
<indexterm>
<primary>
Physical Address Extensions (<acronym>PAE</acronym>)
</primary>
<secondary>
Large Memory Configurations
</secondary>
</indexterm>
<para>大容量のメモリを搭載したコンピュータは、
ユーザ+カーネル仮想アドレス (<acronym>KVA</acronym>) 空間における
4 ギガバイトの制限を越えてメモリにアクセスする必要があります。
Intel は &pentium; Pro およびそれ以降の CPU において、
36-bit 物理アドレス空間に対応しました。</para>
<para>&intel; &pentium; Pro およびそれ以降の CPU では、
Physical Address Extensions (<acronym>PAE</acronym>)
を用いて 64 ギガバイトまでのメモリの構成を可能にします。
&os; は、<option>PAE</option>
カーネルコンフィグレーションオプションを用いることで PAE に対応します。
&os; 4.X では 4.9-RELEASE から、
&os; 5.X では 5.1-RELEASE から利用できます。
Intel のメモリアーキテクチャの制限により、
4 ギガバイト以上または以下の区別をしません。
4 ギガバイト以上に割り当てられたメモリは、
利用可能なメモリのプールに単純に追加されます。</para>
<para><acronym>PAE</acronym> サポートをカーネルで有効にするには、
以下の行を単にカーネルコンフィグレーションファイルに追加してください。</para>
<programlisting>options PAE</programlisting>
<note>
<para>&os; の <acronym>PAE</acronym> のサポートは、
&intel; IA-32 プロセッサでのみ利用できます。
また、&os; における <acronym>PAE</acronym>
サポートは広くテストが行われているわけではないので、
&os; の他の機能と比較するとベータ品質に位置づけられます。</para>
</note>
<para>&os; における <acronym>PAE</acronym> サポートには、
以下のような制限があります。</para>
<itemizedlist>
<listitem>
<para>プロセスは、4 ギガバイト以上の VM 空間にアクセスできません。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>
モジュールとカーネルを構築するフレームワークが異なるため、
<acronym>PAE</acronym> が有効なカーネルに
<acronym>KLD</acronym> モジュールをロードできません。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>&man.bus.dma.9; インタフェースを用いないデバイスドライバは、
<acronym>PAE</acronym> が有効なカーネルにおいてデータの破損を引き起こす可能性があるため、
利用することは推奨されません。
そのため &os; 5.X で提供される <filename>PAE</filename>
カーネルコンフィグレーションファイルでは、<acronym>PAE</acronym>
が有効なカーネルで動作することが知られていないすべてのドライバが外されています。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>いくつかの調整可能なシステムパラメータは、
利用可能な物理メモリによるメモリリソースを調整します。
<acronym>PAE</acronym> を必要とするような大きなメモリのシステムでは、
そのような調整可能なリソースが不必要に割り当てられることがあります。
そのような例のひとつが <option>kern.maxvnodes</option>
sysctl です。この sysctl は、カーネルで許される
vnode の最大数を調節します。
この sysctl や同様に変更可能なパラメータを適切な値に調整することをお奨めします。</para>
</listitem>
<listitem>
<para>カーネルバーチャルアドレス (<acronym>KVA</acronym>)
の枯渇を避けるため、<acronym>KVA</acronym> 空間を大きくとる、または、
(上記のように) 激しく消費される特定のカーネルリソースの量を減らす必要があるでしょう。
<option>KVA_PAGES</option> カーネルオプションを用いて
<acronym>KVA</acronym> 空間を増やすことができます。</para>
</listitem>
</itemizedlist>
<para>パフォーマンスや安定性については、
&man.tuning.7; マニュアルページを調べることをお奨めします。
&man.pae.4; マニュアルページは、&os; の <acronym>PAE</acronym>
サポートに関する最新の情報を含んでいます。</para>
</sect2>
</sect1>
<sect1 id="kernelconfig-nodes">