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Submitted by:	Ono Hiroo <hiroo _at_ jp dot FreeBSD dot com>
Reference:	[doc-jp-work 1760]
This commit is contained in:
Ryusuke SUZUKI 2012-06-15 21:35:13 +00:00
parent d9c4e395fa
commit ebe96f3e0d
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=39050

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@ -554,8 +554,7 @@
<para>また、必要に応じて <filename>/etc/gettytab</filename> <para>また、必要に応じて <filename>/etc/gettytab</filename>
を変更し、上の 2で使用する を変更し、上の 2で使用する
<replaceable>getty</replaceable> のエントリを追加してください。 <replaceable>getty</replaceable> のエントリを追加してください。
この章ではこの方 この章ではこの方法については特に解説しませんので、&man.gettytab.5;
法については特に解説しませんので、&man.gettytab.5;
および &man.getty.8; のマニュアルをご覧ください。</para> および &man.getty.8; のマニュアルをご覧ください。</para>
<para>この手順を理解しやすくするため、 <para>この手順を理解しやすくするため、
@ -595,13 +594,12 @@
新たにエントリを追加する必要はありません。</para> 新たにエントリを追加する必要はありません。</para>
<para>ここで紹介している例では、 <para>ここで紹介している例では、
既にファイルにエントリが存在する 2番目のシリ アルポート、 既にファイルにエントリが存在する 2 番目のシリアルポート、
<filename>ttyd1</filename> に Wyse-50 を接続しています。 <filename>ttyd1</filename> に Wyse-50 を接続しています。
一方、6番目のシ リアルポートに接続する 一方、6 番目のシリアルポートに接続する 286 マシン用のエントリは、
286マシン用のエントリは、新たに追加してやらな 新たに追加してやらなければなりません。
ければなりません。以下に、エントリを追加した後の 以下に、エントリを追加した後の
<filename>/etc/ttys</filename> か ら抜粋して示します。 <filename>/etc/ttys</filename> から抜粋して示します。</para>
</para>
<programlisting>ttyd1 "/usr/libexec/getty std.9600" unknown off secure <programlisting>ttyd1 "/usr/libexec/getty std.9600" unknown off secure
ttyd5</programlisting> ttyd5</programlisting>
@ -716,9 +714,10 @@ ttyd5 "/usr/libexec/getty std.19200" vt100</programlisting>
<para><filename>/etc/ttys</filename> の 4 番目のフィールドは、 <para><filename>/etc/ttys</filename> の 4 番目のフィールドは、
そのポートをアクティブにするかどうかの設定です。 そのポートをアクティブにするかどうかの設定です。
このフィールド に <literal>on</literal> を指定すると、 このフィールド に <literal>on</literal> を指定すると、
<command>init</command> プロセスが2番目のフィールドに書かれ <command>init</command> プロセスが
たプログラム、<command>getty</command> を実行し、 2 番目のフィールドに書かれたプログラム、
ログインのためのプロンプトを送り出 すようになります。 <command>getty</command> を実行し、
ログインのためのプロンプトを送り出すようになります。
このフィールドに <literal>off</literal> を記述すると、 このフィールドに <literal>off</literal> を記述すると、
<command>getty</command> は起動されず、 <command>getty</command> は起動されず、
よってこのポートからのログインもできなくなります。</para> よってこのポートからのログインもできなくなります。</para>
@ -736,11 +735,11 @@ ttyd5 "/usr/libexec/getty std.19200" vt100 on</programlisting>
<title>安全 (secure) なポートの指定</title> <title>安全 (secure) なポートの指定</title>
<para>とうとう最後のフィールドの設定です。 <para>とうとう最後のフィールドの設定です。
(実際にはここでは触れ ませんが、 (実際にはここでは触れませんが、
オプショナルな<literal>window</literal> オプショナルな <literal>window</literal>
の設定のフィールドも存在するので、 の設定のフィールドも存在するので、
ほぼ最後のフィールドといった方が正確かもしれません) ほぼ最後のフィールドといった方が正確かもしれません)
最後のフィールド では、 最後のフィールドでは、
そのポートが安全かどうかを指定します。</para> そのポートが安全かどうかを指定します。</para>
<para>ポートが安全 (secure) であると指定するということは、 <para>ポートが安全 (secure) であると指定するということは、
@ -767,7 +766,7 @@ ttyd5 "/usr/libexec/getty std.19200" vt100 on insecure # Guest bathroom</prog
<sect3 id="term-hup"> <sect3 id="term-hup">
<title><command>init</command> にファイル <title><command>init</command> にファイル
<filename>/etc/ttys</filename> の再読み 込みをさせる</title> <filename>/etc/ttys</filename> の再読み込みをさせる</title>
<para>必要な変更を <filename>/etc/ttys</filename> <para>必要な変更を <filename>/etc/ttys</filename>
ファイルに加えたら、SIGHUP (ハングアップ) シグナルを ファイルに加えたら、SIGHUP (ハングアップ) シグナルを
@ -778,10 +777,10 @@ ttyd5 "/usr/libexec/getty std.19200" vt100 on insecure # Guest bathroom</prog
<screen>&prompt.root; <userinput>kill -HUP 1</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>kill -HUP 1</userinput></screen>
<para>すべての設定が正しくおこなわれ、 <para>すべての設定が正しくおこなわれ、
すべてのケーブルがただしく接続されてい て、 すべてのケーブルがただしく接続されていて、
かつ端末の電源が入っていれば、 かつ端末の電源が入っていれば、
端末にはログインプロンプトが表示され ているはずです。これで、 端末にはログインプロンプトが表示されているはずです。これで、
これらの端末からの最初のログインの準備が完了で す!</para> これらの端末からの最初のログインの準備が完了です!</para>
</sect3> </sect3>
</sect2> </sect2>
@ -826,20 +825,19 @@ ttyd5 "/usr/libexec/getty std.19200" vt100 on insecure # Guest bathroom</prog
<screen>&prompt.root; <userinput>ps -axww|grep getty</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>ps -axww|grep getty</userinput></screen>
<para>その端末に対応する項目が表示されるはずです。 <para>その端末に対応する項目が表示されるはずです。
たとえば、以下 たとえば、以下の表示例は、<command>getty</command> は
の表示例は、<command>getty</command> は 2 番目のシリアルポート (<literal>ttyd1</literal>)
2番目のシリアルポート (<literal>ttyd1</literal>) に対し に対して <filename>/etc/gettytab</filename> 中の
て <filename>/etc/gettytab</filename> 中の <literal>std.38400</literal>
<literal>std.38400</literal> エントリを使って動作し エントリを使って動作しているということを示しています。</para>
ているということを示しています。</para>
<screen>22189 d1 Is+ 0:00.03 /usr/libexec/getty std.38400 ttyd1</screen> <screen>22189 d1 Is+ 0:00.03 /usr/libexec/getty std.38400 ttyd1</screen>
<para>もし、<command>getty</command> <para>もし、<command>getty</command>
プロセスが一つも動いていないようであれば、 プロセスが一つも動いていないようであれば、
<filename>/etc/ttys</filename> の中で、 <filename>/etc/ttys</filename> の中で、
そのポートを利用可能にする設定をしたかどう そのポートを利用可能にする設定をしたかどうか確かめてください。
か確かめてください。また、<filename>ttys</filename> また、<filename>ttys</filename>
ファイルを変更したら、<command>kill -HUP 1</command> ファイルを変更したら、<command>kill -HUP 1</command>
を実行するのを忘れないでください。</para> を実行するのを忘れないでください。</para>
</listitem> </listitem>
@ -1346,66 +1344,59 @@ crw-rw---- 1 uucp dialer 28, 193 Feb 15 14:38 /dev/cuala1</screen>
<sect2> <sect2>
<title>設定ファイル</title> <title>設定ファイル</title>
<para>FreeBSD のシステムへのダイアル <para>FreeBSD
アップによるアクセスを実現するために編 のシステムへのダイアルアップによるアクセスを実現するために編集が必要と思われる設定ファイルが、
集が必要と思われる設定ファイルが、<filename>/etc</filename> <filename>/etc</filename> ディレクトリに 3 つあります。まず、
ディレクトリに三つあ ります。まず、
<filename>/etc/gettytab</filename> には、 <filename>/etc/gettytab</filename> には、
<filename>/usr/libexec/getty</filename> <filename>/usr/libexec/getty</filename>
デーモンの設定を記述します。つぎに、 デーモンの設定を記述します。つぎに、
<filename>/etc/ttys</filename> に保存されている情報から、 <filename>/etc/ttys</filename> に保存されている情報から、
<filename>/sbin/init</filename> はど の <filename>/sbin/init</filename> はどの
<filename>tty</filename> ディバイスに対して <filename>tty</filename> デバイスに対して
<command>getty</command> のプロセスを実行するべきか判 <command>getty</command> のプロセスを実行するべきか判断します。
断します。最後に、 最後に、<filename>/etc/rc.serial</filename> スクリプトに、
<filename>/etc/rc.serial</filename> スクリプトに、
シリアルポートの初期化のためのコマンドを記述することができます。</para> シリアルポートの初期化のためのコマンドを記述することができます。</para>
<para>Unix にダイアル アップ モデムを接続する方法には、 <para>Unix にダイアルアップモデムを接続する方法には、
二つの考え方がありま す。一つの方法は、ダイアル 二つの考え方があります。一つの方法は、
インしてくるユーザの接続速度に関係なく、常 ダイアルインしてくるユーザの接続速度に関係なく、
にモデムとローカルのコンピュータの RS-232 常にモデムとローカルのコンピュータの RS-232
インタフェースの接続速度を一 定に保つように設定する方法です。 インタフェースの接続速度を一定に保つように設定する方法です。
この設定の長所は、ユーザがダイアル イ ンして接続されると、 この設定の長所は、ユーザがダイアルインして接続されると、
即座にシステムからのログイン プロンプトが送信され 即座にシステムからのログインプロンプトが送信されるということです。
るということです。短所は、 短所は、システムが実際のモデム間の速度を知ることができないために、
システムが実際のモデム間の速度を知ることがで きないために、 Emacs のようなフルスクリーンのプログラムが、
Emacs のようなフル スクリーンのプログラムが、端末との接 端末との接続速度が遅い場合でも、
続速度が遅い場合でも、 そのような場合に効果的な方法で画面出力を行わない点です。</para>
そのような場合に効果的な方法で画面出力を行わない
点です。</para>
<para>もう一つは、モデムの RS-232 <para>もう一つは、モデムの RS-232
インタフェースとコンピュータの接続速度を、 インタフェースとコンピュータの接続速度を、
モデム間の接続速度に応じて変化させるような設定です。たとえば、 モデム間の接続速度に応じて変化させるような設定です。たとえば、
モデム間 の接続が V.32bis (14.4 Kbps) ならば、 モデム間 の接続が V.32bis (14.4 Kbps) ならば、
モデムとコンピュータの間の接続を 19.2 Kbps とし、 モデムとコンピュータの間の接続を 19.2 Kbps とし、
モデム間の接続が 2400 bps の時には、モデムとコンピュー タ間も モデム間の接続が 2400 bps の時には、モデムとコンピュータ間も
2400 bps で接続するような設定をします。この場合、 2400 bps で接続するような設定をします。この場合、
<command>getty</command> は、モデムが返すリザルト <command>getty</command>
コードからモデムとコンピュータの接続速度を認識す は、モデムが返すリザルトコードからモデムとコンピュータの接続速度を認識することができませんので、
ることができませんので、<command>getty</command> は、 <command>getty</command> は、まず初期速度で
まず初期速度で <prompt>login:</prompt> とい <prompt>login:</prompt>
う文字列を送信して、それに対する応答の文字列を監視します。 という文字列を送信して、それに対する応答の文字列を監視します。
ここで、ユー ザ側の端末に無意味な文字列が表示された場合、 ここで、ユーザ側の端末に無意味な文字列が表示された場合、
ユーザは意味のある文字列を 受信するまで ユーザは意味のある文字列を受信するまで
<keycode>Enter</keycode> <keycode>Enter</keycode>
キーを繰り返し押さなければならない キーを繰り返し押さなければならないということを知っていると仮定しています。
ということを知っていると仮定しています。
もし接続速度が間違っている場合、<command>getty</command> は、 もし接続速度が間違っている場合、<command>getty</command> は、
ユーザから送られた文字を無意味な文字列として扱い、次の ユーザから送られた文字を無意味な文字列として扱い、
速度を試します。そして、ここで再度 <prompt>login:</prompt> 次の速度を試します。そして、ここで再度 <prompt>login:</prompt>
プロンプトを送信します。 プロンプトを送信します。
この一連の動作が異常な回数繰り返されることも考えられますが、 この一連の動作が異常な回数繰り返されることも考えられますが、
普通は1度 か2度のキー入力があれば、 普通は 1 度か 2 度のキー入力があれば、
ユーザはまともなプロンプトを受信できます。こ ユーザはまともなプロンプトを受信できます。
のログインの動作が前者の固定速度による方法に このログインの動作が前者の固定速度による方法に比べて美しくないのは明らかですが、
比べて美しくないのは明らか ですが、この方法では、 この方法では、低速度で接続しているユーザに対するフルスクリーンのプログラムからのレスポンスが改善されます。</para>
低速度で接続しているユーザに対するフル スクリー
ンのプログラムからのレスポンスが改善されます。</para>
<para>このドキュメントでは、両方の設定方法について解説しますが、 <para>このドキュメントでは、両方の設定方法について解説しますが、
どちらかとい うとモデム間の速度に応じて RS-232 どちらかというとモデム間の速度に応じて RS-232
インタフェースの速度が変化するような インタフェースの速度が変化するような
設定の方に偏った説明になってしまうと思います。</para> 設定の方に偏った説明になってしまうと思います。</para>
@ -1453,9 +1444,10 @@ D2400|d2400|Fast-Dial-2400:\
:nx=D2400:tc=300-baud:</programlisting> :nx=D2400:tc=300-baud:</programlisting>
<para>高速モデムをお使いの場合は、おそらく <para>高速モデムをお使いの場合は、おそらく
<filename>/etc/gettytab</filename> に新たなエ <filename>/etc/gettytab</filename>
ントリを追加する必要があります。以下の例は、14.4 Kbps に新たなエントリを追加する必要があります。
のモデムを、最 大インタフェース速度を 19.2 Kbps 以下の例は、14.4 Kbps のモデムを、
最大インタフェース速度を 19.2 Kbps
として利用するためのエントリです。</para> として利用するためのエントリです。</para>
<programlisting># <programlisting>#
@ -1476,19 +1468,19 @@ uq|V19200|High Speed Modem at 19200,8-bit:\
パリティなし、8ビットの接続が行われます。</para> パリティなし、8ビットの接続が行われます。</para>
<para>上記の例では、まず 19.2 Kbps (V.32bis) <para>上記の例では、まず 19.2 Kbps (V.32bis)
によるモデムとコンピュータ間の 接続を試み、続いて 9600 bps によるモデムとコンピュータ間の接続を試み、続いて 9600 bps
(V.32)、2400 bps、1200 bps、300 bpsと順に 試み、再び 19.2 (V.32)、2400 bps、1200 bps、300 bpsと順に試み、再び
Kbps による接続を試みるという循環に入ります。この接続 19.2 Kbps による接続を試みるという循環に入ります。
速度の循環は、<literal>nx=</literal>(<quote>next この接続速度の循環は、<literal>nx=</literal>(<quote>next
table</quote>) の機能で実現されています。ま た、 table</quote>) の機能で実現されています。また、
各行はそれぞれ <literal>tc=</literal>(<quote>table 各行はそれぞれ <literal>tc=</literal>(<quote>table
continuation</quote>) の機能を使って、 continuation</quote>) の機能を使って、
その他の接続速度に依存した <quote>標準的な</quote> その他の接続速度に依存した <quote>標準的な</quote>
設定を取り込んでいます。</para> 設定を取り込んでいます。</para>
<para>もし、お使いのモデムが 28.8 Kbps であったり、14.4 Kbps <para>もし、お使いのモデムが 28.8 Kbps であったり、14.4 Kbps
の圧縮転送の機 能を有効に利用したい場合は、19.2 Kbps の圧縮転送の機能を有効に利用したい場合は、19.2 Kbps
よりも速い速度を利用するように 設定する必要があります。 よりも速い速度を利用するように設定する必要があります。
以下に 57.6 Kbps から接続を試みる 以下に 57.6 Kbps から接続を試みる
<filename>gettytab</filename> <filename>gettytab</filename>
の設定例を示しておきます。</para> の設定例を示しておきます。</para>
@ -1509,9 +1501,9 @@ vq|VH57600|Very High Speed Modem at 57600,8-bit:\
:nx=VH9600:tc=std.57600:</programlisting> :nx=VH9600:tc=std.57600:</programlisting>
<para>もし、お使いの CPU が低速のものであったり、CPU <para>もし、お使いの CPU が低速のものであったり、CPU
に対する負荷が高い場合 で、16550A 系のシリアル に対する負荷が高い場合で、16550A
ポートをお使いでない場合、57.6 Kbps の接続に おいて、sio 系のシリアルポートをお使いでない場合、
の <quote>silo</quote> 57.6 Kbps の接続において、sio の <quote>silo</quote>
エラーが発生するかもしれません。</para> エラーが発生するかもしれません。</para>
</sect4> </sect4>
</sect3> </sect3>
@ -1530,52 +1522,49 @@ vq|VH57600|Very High Speed Modem at 57600,8-bit:\
<programlisting>ttyd0 "/usr/libexec/getty xxx" dialup on</programlisting> <programlisting>ttyd0 "/usr/libexec/getty xxx" dialup on</programlisting>
<para>1番目の項目は、このエントリで対象とするディバイス <para>1 番目の項目は、このエントリで対象とするデバイススペシャルファイルです。
スペシャル ファイル です。上の例では 上の例では <literal>ttyd0</literal> として、
<literal>ttyd0</literal> として、
<filename>/dev/ttyd0</filename> を <command>getty</command> <filename>/dev/ttyd0</filename> を <command>getty</command>
に監視させることを表しています。2番目の項目 に監視させることを表しています。2 番目の項目
<literal>"/usr/libexec/getty <literal>"/usr/libexec/getty
<replaceable>xxx</replaceable>"</literal> <replaceable>xxx</replaceable>"</literal>
(<replaceable>xxx</replaceable> は初期段階で使われる (<replaceable>xxx</replaceable> は初期段階で使われる
<filename>gettytab</filename> のエントリ <filename>gettytab</filename>
に置き換えてください) が、<command>init</command> のエントリに置き換えてください) が、<command>init</command>
がこのディバイスに対して起動する プロセスです。3番目の がこのディバイスに対して起動するプロセスです。3 番目の
<literal>dialup</literal> は、デフォルトのターミナル <literal>dialup</literal> は、デフォルトのターミナルタイプです。
タイプで す。4番目の <literal>on</literal> は、 4 番目の <literal>on</literal> は、
この行が有効であることを <command>init</command> に対して示 この行が有効であることを <command>init</command>
しています。5番目の項目に <literal>secure</literal> に対して示しています。5 番目の項目に <literal>secure</literal>
を指定することもできますが、これ は、 を指定することもできますが、これは、
たとえばシステムのコンソールのように、 たとえばシステムのコンソールのように、
物理的に安全な端末に対しての 物理的に安全な端末に対してのみ指定するようにしてください。</para>
み指定するようにしてください。</para>
<para>デフォルトのターミナル タイプ (上記の例では <para>デフォルトのターミナルタイプ (上記の例では
<literal>dialup</literal>) は、ローカル <literal>dialup</literal>)
のユーザの好みによって異なってきます。ユーザがログイン は、ローカルのユーザの好みによって異なってきます。
スクリプトをカ スタマイズして、ターミナル タイプが ユーザがログインスクリプトをカスタマイズして、ターミナルタイプが
<literal>dialup</literal> の時には自動的に他のター ミナル <literal>dialup</literal>
タイプを設定できるように、ダイアル の時には自動的に他のターミナルタイプを設定できるように、
アップのポートのデフォルトの ターミナル タイプには ダイアルアップのポートのデフォルトのターミナルタイプには
<literal>dialup</literal> が伝統的に用いられています。 <literal>dialup</literal> が伝統的に用いられています。
しかし、筆者のサイトでは、ほとんどのユーザが VT102 しかし、筆者のサイトでは、ほとんどのユーザが VT102
エミュレイションを使ってい るので、ダイアル エミュレーションを使っているので、
アップのポートのデフォルト ターミナル タイプとして ダイアルアップのポートのデフォルトターミナルタイプとして
<literal>vt102</literal> を指定しています。</para> <literal>vt102</literal> を指定しています。</para>
<para><filename>/etc/ttys</filename> の修正がすんだら、 <para><filename>/etc/ttys</filename> の修正がすんだら、
以下のようなコマンドを使って 以下のようなコマンドを使って
<command>init</command> プロセスに <acronym>HUP</acronym> <command>init</command> プロセスに <acronym>HUP</acronym>
シグナルを送り、<filename>/etc/ttys</filename> シグナルを送り、<filename>/etc/ttys</filename>
読み込み直させてください。 読み込み直させてください。
<screen>&prompt.root; <userinput>kill -HUP 1</userinput></screen> <screen>&prompt.root; <userinput>kill -HUP 1</userinput></screen>
ただ、もし初めてシステムを設定しているのであれば、 ただ、もし初めてシステムを設定しているのであれば、
モデムが適切に設定さ モデムが適切に設定されて接続されるまでは、
れて接続されるまでは、<command>init</command> <command>init</command>
に対してシグナルを送らない方がいいか に対してシグナルを送らない方がいいかもしれません。</para>
もしれません。</para>
<sect4> <sect4>
<title>固定速度の設定</title> <title>固定速度の設定</title>
@ -1583,9 +1572,9 @@ vq|VH57600|Very High Speed Modem at 57600,8-bit:\
<para>速度を固定する設定では、<filename>/etc/ttys</filename> <para>速度を固定する設定では、<filename>/etc/ttys</filename>
の中で、<command>getty</command> に対し の中で、<command>getty</command> に対し
て固定速度のエントリを指定する必要があります。たとえば、 て固定速度のエントリを指定する必要があります。たとえば、
以下の例はポー トのスピードが 19.2 Kbps 以下の例はポートのスピードが 19.2 Kbps
に固定されたモデムのための <filename>ttys</filename> に固定されたモデムのための <filename>ttys</filename>
のエント リです。</para> のエントリです。</para>
<programlisting>ttyd0 "/usr/libexec/getty std.19200" dialup on</programlisting> <programlisting>ttyd0 "/usr/libexec/getty std.19200" dialup on</programlisting>
@ -1605,10 +1594,10 @@ vq|VH57600|Very High Speed Modem at 57600,8-bit:\
の中の適切な <quote>自動速度調整</quote> の中の適切な <quote>自動速度調整</quote>
の初期設定のエントリを参照していなければな りません。 の初期設定のエントリを参照していなければな りません。
たとえば、もし前述の 19.2 Kbps たとえば、もし前述の 19.2 Kbps
から接続を試みる可変速度の設 定例 から接続を試みる可変速度の設定例
(<literal>V19200</literal> の (<literal>V19200</literal> の
<filename>gettytab</filename> エントリ)をそのまま <filename>gettytab</filename> エントリ)をそのまま
<emphasis remap=tt>ttys</emphasis> に追 加したのであれば、 <emphasis remap=tt>ttys</emphasis> に追加したのであれば、
<filename>ttys</filename> <filename>ttys</filename>
エントリは以下のようになります。</para> エントリは以下のようになります。</para>
@ -1624,10 +1613,10 @@ vq|VH57600|Very High Speed Modem at 57600,8-bit:\
</indexterm> </indexterm>
<para>V.32、V.32bis または V.34 <para>V.32、V.32bis または V.34
モデムのような高速モデムを利用する場合、ハー ドウェア モデムのような高速モデムを利用する場合、ハードウェア
(<filename>RTS/CTS</filename>) (<filename>RTS/CTS</filename>)
フロー制御を行う必要があります。FreeBSD kernel のモデム フロー制御を行う必要があります。FreeBSD kernel
ポートにハードウェア フロー制御のフラグを設定するため のモデムポートにハードウェアフロー制御のフラグを設定するための
<command>stty</command> コマンドを、 <command>stty</command> コマンドを、
<filename>/etc/rc.serial</filename> に記述できます。</para> <filename>/etc/rc.serial</filename> に記述できます。</para>