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Ryusuke SUZUKI 2014-05-28 10:13:29 +00:00
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View file

@ -3,7 +3,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: r44735
Original revision: r44736
$FreeBSD$
-->
<chapter xmlns="http://docbook.org/ns/docbook"
@ -1455,21 +1455,21 @@ before running "/usr/sbin/freebsd-update install"</screen>
<para>これらを配慮し、アップグレードの推奨手順が作られました。</para>
<note>
<para><command>make</command> を実行したときの出力は、
ファイルに保存すると良いでしょう。
何か障害が発生した場合には、エラーメッセージのコピーを
&os; メーリングリストに投稿してください。</para>
<para><command>make</command> を実行したときの出力は、
ファイルに保存すると良いでしょう。
何か障害が発生した場合には、エラーメッセージのコピーを
&os; メーリングリストに投稿してください。</para>
<para>ファイルに保存する最も簡単な方法は、<command>script</command>
コマンドを使い、
引数として出力の保存先のファイル名を指定することです。
<filename>/tmp</filename> に出力を保存しないようにしてください。
このディレクトリは、次の再起動で削除されてしまう可能性があります。
出力の保存には、<filename>/var/tmp</filename> が適しています。
次のコマンドを world の構築の直前に行ない、再構築が終了したら
<userinput>exit</userinput> と入力してください。</para>
<para>ファイルに保存する最も簡単な方法は、<command>script</command>
コマンドを使い、
引数として出力の保存先のファイル名を指定することです。
<filename>/tmp</filename> に出力を保存しないようにしてください。
このディレクトリは、次の再起動で削除されてしまう可能性があります。
出力の保存には、<filename>/var/tmp</filename> が適しています。
次のコマンドを world の構築の直前に行ない、再構築が終了したら
<userinput>exit</userinput> と入力してください。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>script <replaceable>/var/tmp/mw.out</replaceable></userinput>
<screen>&prompt.root; <userinput>script <replaceable>/var/tmp/mw.out</replaceable></userinput>
Script started, output file is /var/tmp/mw.out</screen>
</note>
@ -1824,7 +1824,7 @@ Script started, output file is /var/tmp/mw.out</screen>
ファイルの更新時間や所有者などを保存する
<option>-p</option> と共に実行してください。</para>
<screen>&prompt.root; <userinput>cp -Rp /etc /etc.old</userinput></screen>
<screen>&prompt.root; <userinput>cp -Rp /etc /etc.old</userinput></screen>
<para><command>mergemaster</command> を実行すると、
<filename>/</filename> を起点とした一時的なルート環境を構築し、
@ -2329,88 +2329,88 @@ Building everything..
<acronym>NFS</acronym> の使い方の詳細については、<xref
linkend="network-nfs"/> をご覧下さい。</para>
<para>まず初めに、同じバイナリで動かそうとするマシンたちを決めます。
このマシンたちのことを<firstterm>ビルドセット</firstterm>と呼びます。
それぞれのマシンはカスタムカーネルを持っているかもしれませんが、
同じユーザランドバイナリを動かそうというのです。
このビルドセットから、
<firstterm>ビルドマシン</firstterm>となるマシンを 1 台選びます。
ベースシステムとカーネルを構築するのはこのマシンになります。
理想的には、このマシンは <command>make buildworld</command>
<command>make buildkernel</command>
を実行するのに十分な <acronym>CPU</acronym>
を持った速いマシンであるべきです。</para>
<para>まず初めに、同じバイナリで動かそうとするマシンたちを決めます。
このマシンたちのことを<firstterm>ビルドセット</firstterm>と呼びます。
それぞれのマシンはカスタムカーネルを持っているかもしれませんが、
同じユーザランドバイナリを動かそうというのです。
このビルドセットから、
<firstterm>ビルドマシン</firstterm>となるマシンを 1 台選びます。
ベースシステムとカーネルを構築するのはこのマシンになります。
理想的には、このマシンは <command>make buildworld</command>
<command>make buildkernel</command>
を実行するのに十分な <acronym>CPU</acronym>
を持った速いマシンであるべきです。</para>
<para><firstterm>テストマシン</firstterm>
となるべきマシンも選んでください。
更新されたソフトウェアを使う前にそのマシンでテストするのです。
テストマシンはかなり長い時間落ちていても
だいじょうぶなマシン<emphasis>であったほうがいいでしょう</emphasis>
ビルドマシンでもかまいませんが、
ビルドマシンである必要はありません。</para>
<para><firstterm>テストマシン</firstterm>
となるべきマシンも選んでください。
更新されたソフトウェアを使う前にそのマシンでテストするのです。
テストマシンはかなり長い時間落ちていても
だいじょうぶなマシン<emphasis>であったほうがいいでしょう</emphasis>
ビルドマシンでもかまいませんが、
ビルドマシンである必要はありません。</para>
<para>このビルドセットのマシンはすべて
<filename>/usr/obj</filename>
<filename>/usr/src</filename>
をビルドマシンから <acronym>FTP</acronym>
経由でマウントする必要があります。
ビルドセット自体が複数ある場合は、
<filename>/usr/src</filename>
はひとつのビルドマシン上にあるべきです。
他のマシンからはそれを <acronym>NFS</acronym>
マウントするようにしましょう。</para>
<para>このビルドセットのマシンはすべて
<filename>/usr/obj</filename>
<filename>/usr/src</filename>
をビルドマシンから <acronym>FTP</acronym>
経由でマウントする必要があります。
ビルドセット自体が複数ある場合は、
<filename>/usr/src</filename>
はひとつのビルドマシン上にあるべきです。
他のマシンからはそれを <acronym>NFS</acronym>
マウントするようにしましょう。</para>
<para>ビルドセットのすべてのマシン上の
<filename>/etc/make.conf</filename>
<filename>/etc/src.conf</filename>
がビルドマシンと一致していることを確認してください。つまり、
ビルドマシンはビルドセットのどのマシンもインストールしようとしている
ベースシステムを全部ビルドしなければならないということです。
また、各ビルドマシンは <filename>/etc/make.conf</filename>
にそれぞれのビルドマシンのカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> で指定し、
ビルドマシンは自分自身のカーネルから順に全部のカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> にリストアップしてください。
ビルドマシンは各マシンのカーネル設定ファイルを <filename
class="directory">/usr/src/sys/<replaceable>arch</replaceable>/conf</filename>
に持っていなければなりません。</para>
<para>ビルドセットのすべてのマシン上の
<filename>/etc/make.conf</filename>
<filename>/etc/src.conf</filename>
がビルドマシンと一致していることを確認してください。つまり、
ビルドマシンはビルドセットのどのマシンもインストールしようとしている
ベースシステムを全部ビルドしなければならないということです。
また、各ビルドマシンは <filename>/etc/make.conf</filename>
にそれぞれのビルドマシンのカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> で指定し、
ビルドマシンは自分自身のカーネルから順に全部のカーネル名を
<varname>KERNCONF</varname> にリストアップしてください。
ビルドマシンは各マシンのカーネル設定ファイルを <filename
class="directory">/usr/src/sys/<replaceable>arch</replaceable>/conf</filename>
に持っていなければなりません。</para>
<para>ビルドマシンにて、
<xref linkend="makeworld"/>
に書いてあるようにカーネルとベースシステムを構築してください。
でも、まだビルドマシンにはインストールしないでください。
そのかわり、
ビルドしたカーネルをテストマシンにインストールしてください。
<acronym>FTP</acronym> 経由で
<filename>/usr/src</filename> および <filename>/usr/obj</filename>
をテストマシンにマウントしてください。
その後、<command>shutdown now</command>
を実行してシングルユーザモードに移行し、
新しいカーネルとベースシステムをインストールし、
いつもするように
<command>mergemaster</command> を実行してください。
終わったら、再起動して通常のマルチユーザ動作に戻します。</para>
<para>ビルドマシンにて、
<xref linkend="makeworld"/>
に書いてあるようにカーネルとベースシステムを構築してください。
でも、まだビルドマシンにはインストールしないでください。
そのかわり、
ビルドしたカーネルをテストマシンにインストールしてください。
<acronym>FTP</acronym> 経由で
<filename>/usr/src</filename> および <filename>/usr/obj</filename>
をテストマシンにマウントしてください。
その後、<command>shutdown now</command>
を実行してシングルユーザモードに移行し、
新しいカーネルとベースシステムをインストールし、
いつもするように
<command>mergemaster</command> を実行してください。
終わったら、再起動して通常のマルチユーザ動作に戻します。</para>
<para>テストマシンにあるものすべてがちゃんと動いている確信が得られたら、
同じ手順でビルドセットの他のマシンにも新しいソフトウェアをインストールします。</para>
<para>テストマシンにあるものすべてがちゃんと動いている確信が得られたら、
同じ手順でビルドセットの他のマシンにも新しいソフトウェアをインストールします。</para>
<para>ports ツリーにも同じ方法が使えます。
最初のステップは、
ビルドセットのすべてのマシンが <acronym>NFS</acronym> 経由で
<filename>/usr/ports</filename> をマウントすることです。
そして、distfiles を共有するように
<filename>/etc/make.conf</filename> を設定します。
<acronym>NFS</acronym> マウントによってマップされる
<systemitem class="username">root</systemitem>
ユーザが何であれ、<varname>DISTDIR</varname>
はそのユーザが書き込める共通の共有ディレクトリに設定する必要があります。
ports をローカルでビルドする場合には、
各マシンは <varname>WRKDIRPREFIX</varname>
を自分のマシンのビルドディレクトリに設定しなければなりません。
また、ビルドシステムが packages
をビルドしてビルドセットのコンピュータに配布するのであれば、
<varname>DISTDIR</varname> と同じようにビルドシステム上の
<varname>PACKAGES</varname>
ディレクトリも設定してください。</para>
<para>ports ツリーにも同じ方法が使えます。
最初のステップは、
ビルドセットのすべてのマシンが <acronym>NFS</acronym> 経由で
<filename>/usr/ports</filename> をマウントすることです。
そして、distfiles を共有するように
<filename>/etc/make.conf</filename> を設定します。
<acronym>NFS</acronym> マウントによってマップされる
<systemitem class="username">root</systemitem>
ユーザが何であれ、<varname>DISTDIR</varname>
はそのユーザが書き込める共通の共有ディレクトリに設定する必要があります。
ports をローカルでビルドする場合には、
各マシンは <varname>WRKDIRPREFIX</varname>
を自分のマシンのビルドディレクトリに設定しなければなりません。
また、ビルドシステムが packages
をビルドしてビルドセットのコンピュータに配布するのであれば、
<varname>DISTDIR</varname> と同じようにビルドシステム上の
<varname>PACKAGES</varname>
ディレクトリも設定してください。</para>
</sect1>
</chapter>