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<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" [
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<!ENTITY base CDATA "..">
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<!ENTITY date "$FreeBSD: www/ja/platforms/sparc.sgml,v 1.1 2002/02/17 15:24:36 hanai Exp $">
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<!ENTITY title "FreeBSD/sparc64 Project">
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<!ENTITY email 'freebsd-sparc'>
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<!ENTITY % includes SYSTEM "../includes.sgml"> %includes;]>
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- Original revision: 1.4 -->
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<!-- $FreeBSD: www/ja/platforms/sparc.sgml,v 1.1 2002/02/17 15:24:36 hanai Exp $ -->
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<html>
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&header;
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<p>このページは、FreeBSD を UltraSPARC システムに移植するための情報が掲載され
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ています。</p>
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<h3>一般的な情報</h3>
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<ul>
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<li><a href="#history">移植の歴史</a></li>
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<li><a href="#status">移植の進捗状況</a></li>
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<li><a href="#faq">移植に関する FAQ</a></li>
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<li><a href="mailto:freebsd-sparc@FreeBSD.org">FreeBSD/sparc メーリングリスト</a></li>
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</ul>
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<h3>ソースコード</h3>
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<ul>
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<li><a
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href="http://people.FreeBSD.org/~obrien/freebsd-sparc/src-981023.tar.gz">src-981023.tar.gz</a>
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- 初期のブートコード (sun4u)</li>
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</ul>
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<h3>文書と白書</h3>
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<ul>
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<li><a href="http://www.sun.com/microelectronics/manuals/">Sun
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Microelectronics Manuals</a></li>
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<li><a href="http://playground.sun.com/pub/1275/home.html">Open
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Firmware Home Page (Sun)</a></li>
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<li><a
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href="http://www.UNIX-systems.org/version2/whatsnew/datasize.html">Data
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Size Neutrality</a></li>
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<li><a
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href="http://www.UNIX-systems.org/version2/whatsnew/lp64_wp.html">Why
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LP64?</a></li>
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</ul>
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<h3>その他の有用なリンク</h3>
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<ul>
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<li><a href="http://www.geog.ubc.ca/s_linux.html">Linux for SPARC
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Processors</a></li>
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<li><a
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href="http://www.NetBSD.org/Ports/sparc/">NetBSD/SPARC</a></li>
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<li><a
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href="http://www.OpenBSD.org/sparc.html">OpenBSD/SPARC</a></li>
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<li><a href="http://www.firmworks.com/">FirmWorks</a></li>
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</ul>
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<hr noshade>
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<h3><a name="history">移植の歴史</a></h3>
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<p>
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FreeBSD/sparc64 プラットフォームへの移植は、1997 年に Jason Evans によって始め
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られました。
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もともとこの移植はサン マイクロエレクトロニクス社の手助けがありましたが、彼ら
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はその後手を引きました。これはサンからの、RedHat Linux 6.1 が同社から購入でき、
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新しい UlatraSPARC サーバやワークステーションと共に発送されることをアナウンス
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した<a href="http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/1999-12/sunflash.991214.1.html">
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このプレスリリース</a>(訳注:<A HREF="http://www.sun.co.jp/aboutsun/Press/flash/1999/flash_news_12.html#23">
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日本語ヘッドライン</A>)を見るにあたって、非常に興味深いことです。サンは、Jason
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が移植作業に公的資格としては関わらないと発表した少し後、1998 年 5 月に Linux
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インターナショナルに加わりました。FreeBSD のリリースエンジニアである Jordan Hubbard
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は<a href="http://docs.freebsd.org/cgi/getmsg.cgi?fetch=0+0+archive/1998/freebsd-sparc/19980405.freebsd-sparc">
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Jason の投稿</a>に答えて、誰かがその手綱を引き受ける必要があると提案しました。</p>
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<p>サン撤退のニュースにはがっかりさせららたものの、FreeBSD/sparc64 は終わりま
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せんでした。メーリングリストは数名の人達がコーディング作業をしている間、休止状
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態になったことはありましたが。1998年10月末、ソースコードの tarball が入手可能
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になりました。</p>
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<p>Paolo Di Francesco が次なる移植の「父」でした。Paolo は移植史上初めて、情報と
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開発者とタスクを、プロジェクト管理として知られている構造に組織しようとしました。
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もしこれが 98 年から 99 年にかけてのホリデーシーズンでなく、メーリングリストに
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いささかおしゃべりな人達がいなければ、Paolo は続けていたでしょう。彼の代で、た
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くさんの人々が古い Sun SPARC アーキテクチャでの作業を開始しました。これはプロ
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ジェクトに小さな亀裂をもたらしました。またより能力のあるほとんどの人達は UltraSPARC
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ファミリーのマシンの側にいました。幸運にも これがメーリングリストの静寂の時を
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引き起こすことはありませんでした。テレコムイタリアがメーリングリストを活かし続
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けてくれたからです。彼らのシステムに起きた小さな故障が、Paolo の投稿のひとつを
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送り直して直して直して直して...。この投稿の繰り返しは、メーリングリストが再びお
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となしくなった 1999 年まで続きました。</p>
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<p>これが現在の状態をもたらしました。David O'Brien は長いあいだ移植の作業を始
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めたくてうずうずしていましたが、ある種の指示があるのを待ちかまえていました。
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月日が移ろって 2000 年になるにあたって、彼は自分がやらなければ誰もこの挑戦を受
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けて立たないであろうことに気づきました。移植の進捗状況は 1998 年にリリースされ
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た初期のブートコードからほとんど変化はありませんでした。移植の歴史についての残
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りの部分は、Jason Evans がもっともよく説明しています。それは<a href="#status">
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ここ</a>にあります。</p>
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<hr noshade>
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<h3><a name="status">移植の進捗状況</a></h3>
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<blockquote>
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<p><i>これが 1997 年か 1998 年からのものであることを念頭において読んで下さい。
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この情報は Jason Evans によって書かれたオリジナルの FAQ をもとにしています。</i></p>
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</blockquote>
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<p>Sparc64 プラットフォームへの移植は、まだ初期の段階にあります。FreeBSD/sparc64
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を実現するために、すべきことの調査をだいたい終えましたが、作業の大部分は終わっ
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ていません。</p>
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<p>移植が始まったいきさつはこんなところです。サンマイクロエレクトロニクス (SME)
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は サンの一部門で、マイクロプロセッサを生産しています。現在まで、SMCC (サンの
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一部門でワークステーションを作っている) は SME の最大の顧客でした。SME はその
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販売の拡大を望んでいて、そうするにはサンの外部の人達に CPU を売る必要がありま
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した。FreeBSD は、それを達成するの手段のひとつとして注目されました。</p>
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<p>サンが、その Solaris の提供とぶつかると思われる FreeBSD の移植になぜ出資す
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ることができたのかを理解するには、サンがしばしば互いに<strong>競合する</strong>
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ビジネスユニットに分割されているということを認識する必要があります。サンの Solaris
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な人達は FreeBSD の移植と競合したくはなかったかもしれませんが、彼らのやめさせ
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ようというパワーはそのビジネスモデルのありかたによっておさえこまれてしまいまし
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た。もちろん、もし FreeBSD の移植が大いなる脅威であったなら、SMI (サンを取りま
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とめている会社) が止めたことでしょう。しかしながら、FreeBSD は Solaris とは異
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なるセクタの市場の需要にあっていたため、そうはなりませんでした。Solaris は巨大
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な MP サーバで素晴らしいことをやってのけます。FreeBSD は高速で、小型サーバ寄り
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でした。それにある種のエンベドアプリケーションに役に立ちました。これは、実は
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SME が FreeBSD の UltraSPARC への移植に興味を持った、主たる理由でした。</p>
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<p>だいぶ前になりますが、SME は FreeBSD コアチームに公式な UltraSPARC の移植と
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引き換えに (詳細は知りませんが) 金銭的な見返りを提供すると持ちかけました。コア
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チームはこの提案を拒絶しました。繰り返しますが、詳細は知りませんが、SME の提案
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はさほど大きな関心をひかなかったと、Jordan Hubbard は声明を出し (というよりそう
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推測されます) ています。こういった提案には、長年に渡るサン内部の人間からのサポート
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が含まれている必要があるからです。</p>
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<p>Jordan の声明は非常に意味のあるものでした。この移植の準備のためにドキュメン
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テーションを追いかけましたが、時間がかかりすぎてサンの外部の人間にとって難しい、
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たぶん不可能だと思われました。そのようなアクセスなしにして、このようなプロジェ
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クトを継続的に進めて行くことは難しいでしょう。</p>
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<p>さて、そろそろこの物語に私のバックグランドを交えて行きましょう。私は 1997 年
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9 月に SME で働き始めました。最初の週のうちに、SME がコアチームと交渉している
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という風の噂を聞きつけました。私はそのプロジェクトに非常に興味を持っているこ
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とを伝えました。粘ったかいあって (それに SME の提案が失敗に終わったのもあって)、
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移植作業を始める許可をもらうことができました。</p>
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<p>SME でのその他の職務は、OS 達 / RTOS 達を UltraSPARC に移植しているソフト
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ウェアベンダの情報を探すことでした。FreeBSD の移植に関係するハードウェアの情報
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を集めるのに、ちょうどいい位置にいることができました。</p>
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<p>ここが落とし穴です。私はドキュメンテーションにアクセスできるし、開発できる
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マシンもあるけれど、低レイヤの OS やハードウェアでの経験がほんの少ししかありま
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せんでした。素早く習得することはできても、他にも学ぶべきことがたくさんありまし
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た。すでに何人もの人が FreeBSD 移植への鍵となるコンセプトを理解する手助けをし
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てくれていましたが、そこには多くの、もっと多くの勉強しなくてはいけないことがあ
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りました。</p>
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<p>つまり、私は下記のような手助けを利用することができるわけです (もちろん、排
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他的にではありません):</p>
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<ol>
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<li>カーネルとハードウェアの詳細に関する私の質問に答えてください。例えば、MMU
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に関するドキュメンテーションは持っていますが、実際触ったことは全くありません。
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そこで John Dyson は、メモリ管理に関する大ざっぱなポイントを説明してくれたり、
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PC や Sun の性質の違いによる設計の問題を議論することも含め、ボランティアして
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くれました。</li>
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<li>実際、コードを書いてください。</li>
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<li>例えばウェブページ、バグの追跡、FAQ などさまざまな管理関係の仕事をしてく
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ださい。</li>
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<li>助けるために貴方ができることならなんでもしてください。</li>
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</ol>
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<hr noshade>
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<h3><a name="faq">よくある質問とその答え</a></h3>
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<ol>
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<li><a href="#1">古い FAQ はどうしてしまったのでしょう?</a></li>
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<li><a href="#2">移植の進捗状況はどうでしょう?</a></li>
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<li><a href="#3">FreeBSD/sparc64 はどの機種で動作するようになりますか?</a></li>
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<li><a href="#4">FreeBSD/sparc64 は X デバイスをサポートしますか?</a></li>
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<li><a href="#5">FreeBSD/sparc64 は Solaris/SunOS バイナリを走らせることがで
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きるようになりますか?</a></li>
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</ol>
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<h4><a name="1">古い FAQ はどうしてしまったのでしょう?</a></h4>
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<p>それは<a
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href="http://people.FreeBSD.org/~obrien/freebsd-sparc/oldfaq.html">ここ</a>
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にあります。
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古い FAQ は SME が中心で sun4u 独特なものになっています。これらは現在の移植
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の状況を反映していません。SME が公式サポートを打ち切って、開発環境のほとんど
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はより古い Sun SPARC ハードウェアで行われているからです。その上、このところ
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新しいよくある質問はありませんでした。古い FAQ にある項目のほとんどは、メー
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リングリストがアーカイブ化されるかなり前のものです。</p>
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<h4><a name="2">移植の進捗状況はどうでしょう?</a></h4>
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<p>初期の段階にいる間は、それにみんなが移植作業に興味を持ち続けてくれるように
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<a href="#status">進行状況</a>をオンラインで見れるようにしています。</p>
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<h4><a name="3">FreeBSD/sparc64 はどの機種で動作するようになりますか?</a></h4>
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<p>今現在ですか? ありません。移植は何の上で走らせるにもほど遠い状態にあります。
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私達はできる限りの機種をサポートする予定です。FreeBSD/sparc64 は最低でも PCI / IDE
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ベースの全ワークステーションで動作すると考えていただければいいと思います。</p>
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<h4><a name="4">FreeBSD/sparc64 は Xデバイスをサポートしますか?</a></h4>
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<p><a href="#3">質問 #3</a>をご覧下さい。</p>
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<h4><a name="5">FreeBSD/sparc64 は Solaris/SunOS バイナリを走らせることができ
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るようになりますか?</a></h4>
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<p>FreeBSD/sparc64 がいくばくかの Solaris/SunOS エミュレーションを提供すること
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になるのは、理にかなっていると思います。ただ具体的な話をするには、時期尚早です。</p>
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&footer;
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</html>
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