doc/ja_JP.EUC/handbook/russian.sgml
Hiroyuki Hanai b03263c068 Catch up with the English version.
Submitted by: motoyuki@snipe.rim.or.jp (Motoyuki Konno)
1997-06-19 05:05:09 +00:00

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Text

<!-- $Id: russian.sgml,v 1.3 1997-06-19 05:05:09 hanai Exp $ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.5 -->
<sect><heading>ロシア語 (KOI8-R encoding)<label id="russian"></heading>
<p><em>Contributed by &a.ache;<newline>
1 May 1997</em>.
<p><em>訳: &a.motoyuki;.<newline>18 June 1997.</em>
<p>KOI8-R encoding についてのさらに詳しいことは,
<htmlurl url="http://www.nagual.pp.ru/~ache/koi8.html"
name="KOI8-R References (Russian Net Character Set)"> をご覧ください.
<sect1><heading>コンソールのセットアップ<label id="russian:console"></heading>
<p>
<enum>
<item><tt>/etc/rc.conf</tt> でのロシア語コンソールのエントリーは以下のようになります.
<verb>
keymap=ru.koi8-r
keychange="61 ^[[K"
scrnmap=koi8-r2cp866
font8x16=cp866b-8x16
font8x14=cp866-8x14
font8x8=cp866-8x8
</verb>
<p>
<it>注意:</it> ^[ は
<tt>/etc/rc.conf</tt>,
に ^[ の文字列ではなく本当の ESC キャラクターを入れることを意味します.
<p>
これは, KOI8-R キーボードで, KOI8-R encoding の代替スクリーンフォントを
疑似グラフィックに割り当て, <it>灰色のデリート</it> キーを <tt>termcap</tt> の
FreeBSD コンソールのロシア語エントリーに一致するように再配置する, ということです.
<p>
RUS/LAT スイッチは <bf>CapsLock</bf> に割り当てられます. 元の CapsLock の機能は
<bf>Shift+CapsLock</bf> で使えます. CapsLock の LED は CapsLock のモードではなく RUS モードを示します.
<item><tt>/etc/ttys</tt> の中の <tt>ttyv?</tt> の各エントリの
ターミナルのタイプを <tt>cons25</tt> から <tt>cons25r</tt>
に変更します, つまり各エントリは以下のようになります
<verb>
ttyv0 "/usr/libexec/getty Pc" cons25r on secure
</verb>
</enum>
<sect1><heading>Locale のセットアップ<label id="russian:locale"></heading>
<p><label id="russian:env">
Locale のセットアップには二つの環境変数を使います:
<itemize>
<item><tt>LANG</tt>
は POSIX <tt>setlocale(3)</tt> ファミリの関数に;
<item><tt>MM_CHARSET</tt>
はアプリケーションの MIME キャラクタセットに使われます.
</itemize>
<p>
一番良い方法は <tt>passwd(5)</tt> エントリの login class の場所で
<tt>/etc/login.conf</tt> の <tt>russian</tt> ユーザの login class
を使うことです.
詳しくは <tt>login.conf(5)</tt> を参照してください.
<sect2><heading>Login Class の設定方法<label id="russian:class"></heading>
<p>
まず最初に <tt>/etc/login.conf</tt> に <tt>russian</tt> login class がある
ことを確認してください, このエントリは以下のようになります:
<verb>
russian:Russian Users Accounts:\
:charset=KOI8-R:\
:lang=ru_RU.KOI8-R:\
:tc=default:
</verb>
<sect3><heading>vipw(8) ではどうするのか</heading>
<p>
新しいユーザを追加するのに <tt>vipw(8)</tt> を使うのであれば,
<tt>/etc/master.passwd</tt>
のエントリは以下のようになります:
<verb>
user:password:1111:11:russian:0:0:User Name:/home/user:/bin/csh
</verb>
<sect3><heading>adduser(8) ではどうするのか</heading>
<p>
<tt>adduser(8)</tt> を使って新しいユーザを追加するには:
<itemize>
<item>
<verb>
defaultclass = russian
</verb>
を <tt>/etc/adduser.conf</tt> にセットする.
(この場合, 全ての非ロシア語ユーザに <tt>default</tt> class を入力しなけ
ればなりません);
<newline><newline>
<item>もう一つの方法は <tt>adduser(8)</tt> の
<verb>
Enter login class: default []:
</verb>
という表示に <tt>russian</tt> と答えるものです;
<item>また, ロシア語ユーザを追加する際に:
<verb>
# adduser -class russian
</verb>
とする方法もあります.
</itemize>
<sect3><heading>pw(8) ではどうするのか</heading>
<p>
<tt>pw(8)</tt> を使って新しいユーザを追加するには, 次のようにします:
<verb>
# pw useradd user_name -L russian
</verb>
<sect2><heading>シェルのスタートアップファイルでの設定方法</heading>
<p>
何らかの理由で
<ref id="russian:class" name="login class の設定方法">
を使いたくない場合は, この
<ref id="russian:env" name="二つの環境変数">
をシェルのスタートアップファイルに設定します:
<itemize>
<item><tt>/etc/profile</tt>:
<verb>
LANG=ru_RU.KOI8-R; export LANG
MM_CHARSET=KOI8-R; export MM_CHARSET
</verb>
<item><tt>/etc/csh.login</tt>:
<verb>
setenv LANG ru_RU.KOI8-R
setenv MM_CHARSET KOI8-R
</verb>
</itemize>
<p>
もう一つの方法は, これらを以下のファイルに設定することです.
<itemize>
<item><tt>/usr/share/skel/dot.profile</tt>:
<p>
(上の <tt>/etc/profile</tt> と同様にします);
<item><tt>/usr/share/skel/dot.login</tt>:
<p>
(上の <tt>/etc/csh.login</tt> と同様にします).
</itemize>
<sect1><heading>X Window System のセットアップ<label id="russian:xwindow"></heading>
<p>
以下の順序で設定します:
<enum>
<item>まず最初に
<ref id="russian:locale" name="X 以外の locale のセットアップ"> の通りに行います.
<p>
<it>注意:</it><label id="russian:note">
ロシア語の KOI8-R locale は XFree86 の古いリリース
(3.3 より前) では動かないかもしれません.
<tt>/usr/ports/x11/XFree86</tt> の XFree86 の port には XFree86 の最近のほとんどの
バージョンが入っています. したがってこの port から XFree86 をインストール
したのならきちんと動くでしょう.
最新の FreeBSD ディストリビューションに付属する XFree86 のバージョンも動くはず
です (XFree86 のバージョンが 3.3 より前でないことを確認して下さい).
<item><tt>/usr/ports/russian/X.language</tt> ディレクトリに行き, ここで
<verb>
# make all install
</verb>
とします. このポートは最新バージョンの KOI8-R フォントをインストールします.
XFree86 3.3 には既にいくつかの KOI8-R フォントが含まれていますが, こちらの
フォントのほうがより釣り合いがとれています.
<p>
<tt>/etc/XF86Config</tt> の <tt>"Files"</tt> セクションに以下の行が
他のどんな <tt>FontPath</tt> エントリよりも前にあることを確認します:
<verb>
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/misc"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/75dpi"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/100dpi"
</verb>
<p>
高解像度のビデオモードを使っている場合は, 75 dpi と
100 dpi の行を入れ替えます.
<item>ロシア語キーボードを有効にするには
<verb>
XkbKeymap "xfree86(ru)"
</verb>
を <tt>/etc/XF86Config</tt> の <tt>"Keyboard"</tt> セクションに追加します,
また <tt>XkbDisable</tt> が無効に (コメントアウト) されていることをここで
確認します.
<p>
RUS/LAT スイッチは <bf>CapsLock</bf>に割り当てられます. 元の CapsLock の機能は
<bf>Shift+CapsLock</bf> で使えます (LAT モード内でのみ).
<p>
<it>注意:</it>
ロシア語 XKB キーボードは XFree86 の古いバージョンでは動かないかもしれません,
詳しくは <ref id="russian:note" name="locale note"> を参照してください.
ロシア語 XKB キーボードはローカル化されていないアプリケーションでも動かない
かもしれません, 最低限のローカル化されたアプリケーションではそのプログラムの
初期に <bf>XtSetLanguageProc</bf> (NULL, NULL, NULL); 関数を呼ばなければ
なりません.
</enum>