doc/ja/man/man8/wormcontrol.8
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.\"
.\" %Id: wormcontrol.8,v 1.3.2.3 1997/11/18 07:28:14 charnier Exp %
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.\"
.\" arrgh, hilit19 needs this" :-(
.Dd Jan 27, 1996
.Os
.Dt WORMCONTROL 8
.Sh 名称
.Nm wormcontrol
.Nd CD-R ドライバの制御
.Sh 書式
.Nm wormcontrol
.Op Fl f Ar device
.Ar command
.Op Ar params...
.Sh 解説
.Nm
は、書き込み可能 CD
.Pq CD-R
の様々なパラメータを調整するために
.Xr worm 4
ドライバの動作を制御するのに用いられるユーティリティです。
.Pp
他の多くのデバイスと異なり、
CD-R デバイスは大変厳密な処理手順を要求します。
データ書き込みに先立って、ドライブ速度を選択しなければなりません。
またドライブを
.Ql dummy
モードにすることも出来ます。
このモードでは、あらゆる動作はレーザを止めて行われます。
このようにして、最悪の事態に陥ってメディアを破壊することなく、
書き込み環境が実際に CD-R を焼くのに十分なデータ速度を提供できるか否かを
テストすることができます。
.Pp
新しいトラックに書き込むには、そのトラックが音声トラックになるのか
データトラックになるのかをドライブに教えてやる必要があります。
音声トラックはブロックサイズ 2352 バイトで書き込まれますが、
データトラックはブロックあたり 2048 バイトです。
実際に利用できるデータフォーマットは他にもありますが、
このドライバが現在のところサポートしているのは、この
.Em Yellow Book
モード 1 フォーマットだけです。
音声トラックについては、ドライバは更に、
データをプリエンファシス付きで書き込むかどうかについても
知る必要があります。
.Pp
ひとたび、あるセッションの全トラックが書き込まれると、
ディスクは
.Em 定着
させなければなりません。
これは目録とリードアウト情報をディスクに書き込む処理であり、
この処理をしなくてはディスクは利用できません。
以下のオプションを指定可能です:
.Bl -tag -width ident
.It Fl f Ar device
デフォルトの
.Pa /dev/rworm0
ではなく
.Ar device
を使用します。
.It select Ar vendor-id model-id
残念なことに、各 CD-R ドライブベンダは独自の SCSI コマンドセットを
実装することになってしまいました。従って
.Xr worm 4
ドライバは、ある特定のデバイスのためにどの
.Ql quirk
ファンクションを使うのか知る必要があります。
現在のところ、ドライバ内に quirk 情報がスタティックにコンパイルされている
デバイスのみ動作します。
しかし将来的には、これらをローダブル・モジュールとして
利用できるようにする予定です。
.Em select
コマンドは、適切な quirk を見つけるようドライバに指示します。
ドライバは指定された
.Ar vendor-id
および
.Ar model-id
を既知の quirk リストと照合します。
一致するものがなければエラーが返され、
そのデバイスは quirk レコードが正しく選択されるまで
他の処理に利用できなくなります。
.Pp
現在までに、ベンダ/モデル名として
.Dq PLASMON
\&/
.Dq RF4100 ,
.Dq PHILIPS
\&/
.Dq CDD2000 ,
.Dq HP
\&/
.Dq 4020i
が知られています。
.It prepdisk Ar single \&| double Op Ar dummy
ディスクの書き込み準備を行います。
この処理はトラック準備の前に行い、
セッションが完了するまでその状態を保つ必要があります。
通常 (single) 速度
.Pq 音声データ用
あるいは倍速 (double)
.Pq CD-ROM データ用
のいずれかを指定しなければなりません。
オプションで引数
.Ar dummy
を指定することで、テスト用にレーザをオフにしておくよう
ドライブに指示することができます。
.It track Ar audio \&| data Op Ar preemp
次トラックのフォーマットに関する情報をドライバに伝えます。
.Ar audio
あるいは
.Ar data
.Pq CD-ROM
を選択しなければなりません。
音声トラックにおいてデータをプリエンファシス付きで書き込むためには、
オプション引数
.Ar preemp
を指定しなければなりません。
ひとたびこのコマンドを正しく指定したら、
トラックの書き込み準備は完了です。
.It fixate Ar toc-type Op Ar onp
ひとたび全トラックを書き込んだら、このコマンドにより
現在のセッションをクローズします。
引数
.Ar toc-type
は 0 から 4 までの 1 桁の数で、以下の意味を持ちます:
.Bl -item
.It
0 CD 音声
.It
1 CD-ROM
.It
2 CD-ROM 第 1 トラック モード 1
.It
3 CD-ROM 第 1 トラック モード 2
.It
4 CDI
.El
.Pp
オプション引数
.Ar onp
.Dq open next program area
の意で、この CD-R の次のセッションが将来オープンされ、
書き込みが可能であることを意味します。
それ以外の場合、この CD-R はクローズされ、修正できないままとなります。
.El
.Sh 診断
内部で呼び出される
.Xr ioctl 2
コマンドのエラーコードが
.Xr err 3
機能によって表示されます。
.Sh 使用例
データ CD-R を焼く典型的な手順はこのようになります:
.Bd -literal
# wormcontrol select PLASMON RF4100
# wormcontrol prepdisk double
# wormcontrol track data
# rtprio 5 team -v 1m 5 < cdrom.image | rtprio 5 dd of=/dev/rworm0 obs=20k
# wormcontrol fixate 1
.Ed
.Pp
注意: 上の
.Xr dd 1
コマンドは主として、データストリームを
.Dq スライス
するために用いられています。
これは、かなり特殊なブロックサイズで音声データを書き込む際に、特に有用です。
内部で用いられるデバイスは
.Em ロウ
デバイスなので、上のコマンドで用いられるブロックサイズは CD-R の
ブロックサイズの整数倍でなければなりません。
.Pp
上に述べたコマンド
.Xr team 1
は基本システムの一部ではありませんが、
一定のデータストリームを CD レコーダにパイプで流し込むのに
極めて有用です。
.Sh 関連項目
.Xr dd 1 ,
.Xr team 1 ,
.Xr ioctl 2 ,
.Xr err 3 ,
.Xr worm 4
.Pp
.Pa /usr/share/examples/worm/*
.Sh 歴史
.Nm wormcontrol
は現在も開発途上です。
.Sh 作者
本プログラムは
.ie t J\(:org Wunsch
.el Joerg Wunsch
Dresden によって寄贈されました。