Reviewed by: Japanese Manual Project <man-jp@jp.FreeBSD.ORG> Submitted by: Kazuo Horikawa <horikawa@jp.freebsd.org>
57 lines
1.4 KiB
Groff
57 lines
1.4 KiB
Groff
.Dd February 14, 1994
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.Dt MD5 1
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.Os
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.Sh 名称
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.Nm md5
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.Nd ファイルに対するフィンガプリント(チェックサム)を計算する
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.Sh 書式
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.Nm
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.Op Fl ptx
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.Op Fl s Ar string
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.Op Ar file ...
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.Sh 解説
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.Nm
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は、任意の長さのメッセージを入力にとり、 128 ビットの
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.Dq フィンガプリント
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もしくは
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.Dq メッセージの要約
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と呼ばれるものを出力として生成します。
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同じ要約を持つようなメッセージを二つ造る事も、
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これと決めた要約を持つように狙ってメッセージを造り出す事も、
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計算量的に不可能であると推論されています。
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電子署名アプリケーションにおいて、大きなファイルは
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.Em RSA
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の様な公開鍵暗号システムで非公開
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.Pq 秘密
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鍵によって符号化される前に、
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安全に
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.Dq 圧縮
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されなければなりません。
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MD5 アルゴリズムは、そのような電子署名アプリケーション向けに開発されています。
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.Pp
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以下の 4 つのオプションを組み合わせて使うことができますが、
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コマンド行のファイル名より前になければなりません。
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コマンド行の各ファイルの MD5 チェックサムが、
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オプション処理後に表示されます。
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.Bl -tag -width Fl
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.It Fl s Ar string
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与えられた
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.Ar string
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のチェックサムを表示します。
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.It Fl p
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標準入力を標準出力に送り、 MD5 の合計を標準出力に付け加えます。
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.It Fl t
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組み込みの時間試行を実行します。
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.It Fl x
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組み込みのテストスクリプトを実行します。
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.El
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.Sh 関連項目
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.Xr cksum 1
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.Rs
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.%A R. Rivest
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.%T The MD5 Message-Digest Algorithm
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.%O RFC1321
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.Re
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.Sh 謝辞
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このプログラムは、 RSA Data Security 社により、
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一般的な利用に対してパブリックドメインとされています。
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