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Translated and reviewed by: Japanese Online Manual Project <man-jp@jp.FreeBSD.org> Submitted by: Kazuo Horikawa <k-horik@jp.FreeBSD.org>
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.TH ipftest 1
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.\" jpman %Id: ipftest.1,v 1.3 1998/10/15 13:05:45 kuma Stab %
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ipftest \- 任意の入力に対してパケットフィルタルールをテストする
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.SH 書式
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.B ipftest
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[
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.B \-vbdPSTEHX
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] [
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.B \-I
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interface
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]
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.B \-r
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<filename>
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[
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.B \-i
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<filename>
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]
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.SH 解説
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.PP
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\fBipftest\fP は、
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フィルタルール集合をあるべき場所に置かずにテストできるようにする
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ために提供されています。
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これは動作して、フィルタルールの効果をテストします。
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安全な IP 環境を提供するに際し、混乱を最小にできればよいということです。
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.PP
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\fBipftest\fP は、\fBipf\fP の標準ルールセットを解釈し、
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これを入力に対して適用し、結果として出力を返します。
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しかし、フィルタを通過したパケットに対して \fBipftest\fP が返すのは、
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次の 3 つの値のうちの 1 つです: pass, block, nomatch。
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これは、
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パケットがフィルタルールセットを通過するにあたって何が発生しているのかに関し、
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オペレータの理解を助けることを意図しています。
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.PP
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\fB\-S\fP, \fB\-T\fP, \fB\-E\fP のいずれのオプションも使用しない場合、
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\fBipftest\fP は固有のテキスト入力フォーマットを使用し、
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「擬似」IP パケットを生成します。
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使用するフォーマットは次のとおりです:
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.nf
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"in"|"out" "on" if ["tcp"|"udp"|"icmp"]
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srchost[,srcport] dsthost[,destport] [FSRPAU]
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.fi
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.PP
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あるインタフェース (if) にて、
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入る ("in") または出る ("out") パケットを生成できます。
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オプションとして主要プロトコル 3 つの中から 1 つを選択できます。
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TCP または UDP の場合、ポートパラメータの指定も必要です。
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TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後に TCP フラグを指定可能です。
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以下に例を数個示します:
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.nf
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# le0 に到着する UDP パケット
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in on le0 udp 10.1.1.1,2210 10.2.1.5,23
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# localhost から le0 に到着する IP パケット - うーむ :)
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in on le0 localhost 10.4.12.1
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# SYN フラグを設定されて le0 から出て行く TCP パケット
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out on le0 tcp 10.4.12.1,2245 10.1.1.1,23 S
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.fi
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.SH オプション
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.TP
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.B \-v
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冗長モード。
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通過したまたはしなかった入力パケットに対して
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ルールのどの部分がマッチしたのかに関し、より詳しい情報を提供します。
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.TP
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.B \-d
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フィルタルールデバッグをオンにします。
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現在は、IP ヘッダチェックにおいて、ルールがマッチしなかった理由を表示
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するだけです
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(アドレス/ネットマスクなど)。
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.TP
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.B \-b
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パケットをフィルタに通した結果の出力を、短いまとめ (1 語)、
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すなわち "pass", "block", "nomatch" のいずれかにします。
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後戻りして確認する際に使用します。
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.TP
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.BR \-I \0<interface>
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(ルールのマッチに使用される) インタフェース名を、指定された名前に設定します。
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この方法無しにはパケットとインタフェースとを関連付けられない、
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\fB\-P\fR, \fB\-S\fR, \fB\-T\fP, \fB\-E\fP の各オプションにおいて有用です。
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通常の「テキストパケット」は、この設定に優先します。
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.TP
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.B \-P
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\fB\-i\fP で指定される入力ファイルは、
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libcap (すなわち tcpdump バージョン 3) が生成したバイナリファイルです。
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このファイルから読まれたパケットは、(ルールに対する) 入力になります。
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インタフェースは \fB\-I\fP で指定可能です。
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.TP
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.B \-S
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入力ファイルは「スヌープ」フォーマット (RFC 1761 参照) です。
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パケットはこのファイルから読み取られ、
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任意のインタフェースからの入力として使用されます。
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おそらく現在のところ、これが最も有用な入力タイプでしょう。
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.TP
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.B \-T
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入力ファイルは tcpdump のテキスト出力です。
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現在サポートされているテキストフォーマットは、
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次の tcpdump オプションの組み合わせの出力です:
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.PP
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.nf
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tcpdump -n
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tcpdump -nq
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tcpdump -nqt
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tcpdump -nqtt
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tcpdump -nqte
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.fi
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.LP
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.TP
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.B \-H
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入力ファイルは16 進数であり、パケットのバイナリ構造を表現する必要があります。
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IP ヘッダの長さが正しくなくても、長さは補正されません。
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.TP
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.B \-X
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入力ファイルは IP パケットのテキスト記述からなります。
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.TP
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.B \-E
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入力ファイルは etherfind のテキスト出力です。
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現在サポートされているテキストフォーマットは、
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次の etherfind オプションの組み合わせの出力です:
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.PP
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.nf
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etherfind -n
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etherfind -n -t
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.fi
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.LP
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.TP
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.BR \-i \0<filename>
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入力を得るファイル名を指定します。デフォルトは標準入力です。
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.TP
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.BR \-r \0<filename>
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フィルタルールを読み取るファイル名を指定します。
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.SH 関連項目
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ipf(5), ipf(8), snoop(1m), tcpdump(8), etherfind(8c)
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.SH バグ
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入力形式によっては、テストに有用なことがらすべてをカバーできるほど
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十分に多種多様なパケットを表現できません。
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