doc/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_info.1
SUZUKI Koichi 3947840b05 Catch up with 5.3-BETA1.
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2004-09-24 06:50:37 +00:00

266 lines
7 KiB
Groff

.\"
.\" FreeBSD install - a package for the installation and maintenance
.\" of non-core utilities.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\"
.\" Jordan K. Hubbard
.\"
.\"
.\" @(#)pkg_info.1
.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pkg_install/info/pkg_info.1,v 1.53 2004/07/03 18:35:52 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd June 29, 2004
.Dt pkg_info 1
.Os
.Sh 名称
.Nm pkg_info
.Nd ソフトウェア配布 package の情報を表示するプログラム
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl bcdDEfgGijIkLmopPqQrRsvVxX
.Op Fl e Ar package
.Op Fl l Ar prefix
.Op Fl t Ar template
.Fl a | Ar pkg-name ...
.Nm
.Op Fl qQ
.Fl W Ar filename
.Nm
.Op Fl qQ
.Fl O Ar origin
.Nm
.Sh 解説
.Nm
コマンドは、
.Xr pkg_create 1
によりファイルにパックされた package
(訳注: FreeBSD の package system におけるパッケージを指す場合にこう表記します)
か、
.Xr pkg_add 1
によりすでにシステムにインストールされた package に関し、
情報を表示するために用いられます。
.Sh オプション
以下のコマンドラインオプションが提供されています。
.Bl -tag -width indent
.It Ar pkg-name ...
指定された package が表示されます。指定されるのはインストール済みの
package の名前か、package 配布ファイルへのパス、FTP 可能な
package への URL のいずれかになります。
package のバージョンも
.Pa \*[Ge], \*[Le], \*[Gt], \*[Lt]
演算子を用いてマッチさせる事ができます。
例えば、
.Pa pkg_info 'portupgrade\*[Ge]20030723'
は、
.Pa portupgrade
package のバージョン 20030723 以降にマッチします。
.It Fl a
現在インストールされているすべての package を表示します。
.It Fl b
.Fl q
または
.Fl Q
のフラグが存在しても、出力に BLOCKSIZE 環境変数を使用します。
.It Fl v
饒舌な出力に切り替えます。
.It Fl p
各 package のインストール用 prefix を表示します。
.It Fl q
レポートヘッダのような情報を出力する際に余分な出力を
.Dq 省略
し、
生の情報のみ出力します (基本的に人が読みやすいものではありません)。
.It Fl Q
上記同様
.Dq 静か
にしますが、パッケージ名付きの表紙を表示します。
.It Fl c
各 package の (1 行) コメントフィールドを表示します。
.It Fl d
各 package の長い説明フィールドを表示します。
.It Fl D
各 package のインストールメッセージファイルを表示します。
.It Fl f
各 package の packing list instructions を表示します。
.It Fl g
記録されたチェックサムに合致しないファイルを表示します。
.It Fl i
もしあれば、各 package のインストールスクリプトを表示します。
.It Fl I
各 package のインデックス行を表示します。このオプションは他の package
書式整形オプションの全てに優先します。
.It Fl j
もしあれば、各 package の requirements スクリプトを表示します。
.It Fl k
もしあれば、各 package のアンインストールスクリプト
を表示します。
.It Fl r
各 package が依存している package のリストを表示します。
.It Fl R
(指定した) 各 package を必要とする package のうちで、インストールされて
いるもののリストを表示します。
.It Fl m
もしあれば、各 package の mtree ファイルを表示します。
.It Fl L
各 package に含まれるファイルを表示します。
これは packing list をただ見るのとは異なり、
生成されるすべてのフルパス名が表示されます。
.It Fl s
各 package 中のインストールされたファイルの総容量を表示します。
.It Fl o
package 生成時に記録された
.Dq 起源
パスを表示します。
このパスは、
生成された package から、
.Fx
.Em "Ports Collection"
における元の port の場所を与えることを意図しています。
.It Fl G
表示する package 選択時に、
.Ar pkg-name
中のシェルグロブパターン展開しません (デフォルトでは
.Nm
は、
.Ar pkg-name
中のシェルグロブパターンを展開します)。
.It Fl W
指定した
.Ar filename
引数に対して、これが属する package を表示します。
ファイルが現在のディレクトリに無い場合で、絶対パス指定でない場合、
.Xr which 1
を使用して
.Ev PATH
が検索されます
.It Fl O
指定された
.Ar origin
引数に対し、これを起源として持つ全パッケージを表示します。
.It Fl x
.Ar pkg-name
を正規表現として扱い、
名前が正規表現に適合する package の情報のみを表示します。
複数の正規表現を指定可能です。
この場合、リスト少なくともひとつの正規表現に適合する package を
.Nm
は表示します。
.It Fl X
.Fl x
と同様ですが、
.Ar pkg-name
を拡張正規表現として扱います。
.It Fl e Ar pkg-name
.Ar pkg-name
で示される package が現在インストールされている場合には 0 を
返し、そうでなければ 1 を返します。
このオプションにより、スクリプトから (おそらく必要不可欠な)
他の package の存在を簡単に確認することが可能になります。
.It Fl E
マッチした package 名のみ表示します。
このオプションは、他のすべての package 整形オプションよりも優先されます。
何かの package にマッチすると 0 を返し、そうでない場合は 1 を返します。
.It Fl l Ar str
各 information category header (
.Fl q
を参照) の前に
.Ar str
を付加します。
これは本来、package に関する多くの information fields を一度に
得たいが、そのごっちゃになった出力で混乱したくない、という
フロントエンドプログラムのためにあります。
このオプションで各 field の先頭に特別な文字列を付け加えることが
できます。
.It Fl t Ar template
.Dq 作業場所
を作成する際に、
.Xr mktemp 3
への入力として
.Ar template
を用います。
これはデフォルトでは
.Pa /tmp/instmp.XXXXXX
という文字列ですが、
.Pa /tmp
ディレクトリの容量が制限されているような状況では
変更する必要があるかもしれません。
.Xr mktemp 3
が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく
ことを忘れないでください。
.Bd -ragged -offset indent -compact
注:
.Nm
は各 package からとても小さな情報しか
抽出しないので、実際にはこのオプションは必要ありません。
溢れさせるには非常に小さな
.Pa /tmp
でなければならないでしょう。
.Ed
.It Fl V
packing list の書式のバージョン番号を表示します。
.It Fl P
package ツールのリビジョン番号を表示します。
.El
.Sh 技術詳細
package の情報は、コマンドラインから指定された package のファイル名か、
.Pa /var/db/pkg/ Ns Aq Ar pkg-name
にあるすでにインストールされた package の情報から抽出されます。
.Sh 環境変数
.Bl -tag -width PKG_TMPDIR
.It Ev BLOCKSIZE
環境変数
.Ev BLOCKSIZE
が設定されている場合、ブロック数はこの単位で表示されます。
.It Ev PKG_TMPDIR
.Nm
が作業用ファイルを生成するディレクトリを指定します。
この変数が設定されていない場合、
.Ev TMPDIR
が用いられます。両方とも設定されていない場合、
組み込みのデフォルトディレクトリが用いられます。
.It Ev PKG_DBDIR
インストールされた package についての代替的なデータベースの位置を指定します。
.El
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /var/db/pkg -compact
.It Pa /var/tmp
環境変数
.Ev PKG_TMPDIR ,
.Ev TMPDIR
がともに設定されていない場合、もしくはこれらのディレクトリの空き領域が
十分でない場合に用いられます。
.It Pa /tmp
.Pa /var/tmp
が存在しないか、十分な空き領域を持たない場合に、次の選択肢として
用いられます。
.It Pa /usr/tmp
.Pa /tmp
が適切でない場合の最後の選択肢です。
.It Pa /var/db/pkg
インストールされた package についてのデータベースのデフォルトの
位置です。
.El
.Sh 関連項目
.Xr pkg_add 1 ,
.Xr pkg_create 1 ,
.Xr pkg_delete 1 ,
.Xr pkg_version 1 ,
.Xr mktemp 3 ,
.Xr mtree 8
.Sh 作者
.An Jordan Hubbard
.Sh 協力者
.An John Kohl Aq jtk@rational.com ,
.An Oliver Eikemeier Aq eik@FreeBSD.org
.Sh バグ
まだあるはずです。