doc/ja_JP.eucJP/man/man1/scon.1
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.\"
.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pcvt/scon/scon.1,v 1.18 2004/07/02 23:12:52 ru Exp %
.\" $FreeBSD$
.\"
.Dd March 27, 2000
.Os
.Dt SCON 1
.Sh 名称
.Nm scon
.Nd pcvt ビデオドライバのスクリーンモードを制御する
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl a
.Op Fl c Ar screenno
.Op Fl d Ar device
.Op Fl f Ar on|off
.Op Fl h
.Op Fl H
.Op Fl l
.Op Fl m
.Op Fl v
.Op Fl V
.Op Fl s Ar lines
.Nm
.Op Fl v
.Op Fl d Ar device
.Fl p Ar entry,red,green,blue
.Nm
.Op Fl v
.Op Fl d Ar device
.Fl p Ar default
.Nm
.Op Fl v
.Op Fl d Ar device
.Fl p Ar list
.Nm
.Op Fl v
.Fl t Ar timeout
.Nm
.Op Fl v
.Fl 1 | Fl 8
.Sh 解説
.Nm
ユーティリティは pcvt vt220 ドライバの実行時動作の様々な側面を制御します。
.Pp
オプションは以下です:
.Bl -tag -width Ds
.It Fl a
pcvt が認識したビデオアダプタを文字列で返します。
MDA, HGC, CGA, EGA, VGA または UNKNOWN が返されます。
.It Fl c
現在の (表示される) スクリーンをどのスクリーン番号に切り替えるかを指定します。
.It Fl d
デバイスファイル名 (例えば /dev/ttyv2) を指定します。
これに続いてコマンドラインから指定される処理は、これに適用されます。
.It Fl f
暗黙的に 24 行を仮定するプログラムを VT220 にて実行すると、
端末が実際には 25 行の時には正しくない振舞をすることが有ります。
完全な VT220 の動作をサポートするために、
25 行純 VT モードや 28 行 HP モードにて実行中の pcvt に
24 行のみを選択させることが可能です。
.Fl f
オプションには、文字列 `on' か `off' のパラメータが必要です。
それぞれ仮想スクリーンのモードをオンまたはオフします。
前記の 2 つの垂直解像度ではない場合には、このモードは影響が有りません。
.It Fl h
使用方法/ヘルプを表示します。
.It Fl l
pcvt ドライバの出力に関する、
実行時に変更可能なオプションと固定パラメータ
(アダプタのタイプ、VGA アダプタの場合製作元、チップセット、
132 カラムサポート等) の現在の構成を列挙します。
.It Fl m
pcvt が認識したディスプレイモニタのタイプを文字列で返します。
MONO, COLOR または UNKNOWN が返されます。
.It Fl v
プログラムの操作における冗長表示を指定します。
.It Fl V
指定された/現在のスクリーンを、
HP エスケープシーケンスを認識せずファンクションキーラベルを表示しない、
純 VT220 モードに切り替えます。
.It Fl H
指定された/現在のスクリーンを、HP/VT220 混成モードに切り替えます。
完全な VT220 エミュレーションに加え、
HP ファンクションキーラベルとラベルを処理するエスケープシーケンスを
ユーザは使用可能です。
.It Fl s
スクリーンの文字行数を指定します。
25, 28, 35, 40, 43, 50 を指定可能です。
これら全てのスクリーンサイズを使うためには、
要求されるサイズのフォントを EGA/VGA フォントラムに
ダウンロードする必要が有ります。
このオプションは EGA および VGA ボードに対してのみ使用可能です。
.It Fl p
VGA パレット
(DAC)
を修正します。
.Fl p
.Fl s ,
.Fl H ,
.Fl V
と相互排除です。通常、オプション
.Fl p
は VGA ボードに対してのみ使用可能です。
使い方は以下の 3 種です。
.Pp
引数
.Dq Ar default
を指定すると、
(VGA ROM BIOS がハードウェアリセット後にインストールするように)
デフォルトパレットを回復します。
.Pp
引数
.Dq Ar list
を指定すると、現在の VGA DAC パレットエントリを列挙します。
各エントリは、テーブルインデックス、赤緑青の値、
名前が有る場合は色名を持ちます。
後続する空のテーブルスロット (RGB 値が全て 0) は省略されます。
.Pp
上記以外の場合、コンマで区切った 4 つの引数が期待されます。
1 番目が変更すべきパレットエントリの番号を指定します。
これは 0 から 255 までの値か、
(大文字小文字を区別する)
色名です。
後続する値は 0 から 63 までの値域である赤緑青の値であり、
VGA DAC が変換に使用します。
読みやすさのために、引数の最初の区切りはコンマ
.Dq \&,
でなくコロン
.Dq \&:
であっても良いですが、一般的なコマンド引数の決まりを破っていることに
注意して下さい。
不明確にならなければ、複数の
.Fl p
オプションを指定可能です。
.It Fl t
.Fl t
を指定するとスクリーンセーバを活性化します。
動作は
.Ar timeout
に依存します:
.Ar timeout
が 0 の場合、スクリーンセーバはオフにされます。
そうでなければ、
.Ar timeout
はスクリーンセーバを起動するまで待つ秒数として扱います。
注:
.Fl t
オプションは、スクリーンセーバサポートをドライバに組み込んだ時のみ有効です!
.It Fl 1
132 カラムモードを設定します
(VGA アダプタでのみ有効です)。
.It Fl 8
80 カラムモードを設定します。
.El
.Pp
HP と VT のモードを切り替えると、
切り替え時に 24 行強制モードがオンオフされます。
80 カラムと 132 カラムを切り替えると、
スクリーンが消去され、スクロール範囲がリセットされ、
カーソルがホームポジションに移動します。
.Sh 使用例
コマンド
.Dq Li scon Fl H s Ar 28
は現在のスクリーンを HP モードにし、スクリーンサイズを 28x80 にします。
.Pp
.Do
.Li scon Fl p
.Ar lightgray,0,15,0
.Fl p
.Ar 0:45,45,45
.Dc
を起動すると、通常のテキストが灰色背景の緑色になります。
通常のテキストは、白だと思うかも知れませんが、灰色です。
.Sh バグ
.Fl c
.Fl d
のオプションはなぜか衝突します。
将来のリリースで変更されるでしょう。
.Sh 関連項目
.Xr cursor 1 ,
.Xr loadfont 1 ,
.Xr pcvt 4