Reviewed by: Japanese Online Manual Project <man-jp@jp.FreeBSD.ORG> Submitted by: Kazuo Horikawa <k-horik@yk.rim.or.jp>
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.TH ipmon 8
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.\" jpman %Id: ipmon.8,v 1.3 1998/10/12 11:28:11 horikawa Stab %
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.\"
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.\" WORD: normal IP filter 通常 IP フィルタ[ipmon.8]
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.\"
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.SH 名称
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.\"X ipmon \- monitors /dev/ipl for logged packets
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ipmon \- ログしたパケットのために /dev/ipl をモニタする
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.SH 書式
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.B ipmon
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[
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.B \-aFhnstvxX
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] [
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.B "\-o [NSI]"
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] [
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.B "\-O [NSI]"
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] [
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.B "\-N <device>"
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] [
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.B "\-S <device>"
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] [
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.B "\-f <device>"
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] [
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.B <filename>
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]
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.SH 解説
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.LP
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\fBipmon\fP は、\fB/dev/ipl\fP を読み出すためにオープンし、パケットフィルタ
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から保存されるデータを待ちます。デバイスから読み出されたバイナリデータを
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可読形式で再表示します。ただし、IP番号はホスト名に変換されません。また、
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ポート番号もサービス名に変換されません。この出力は、デフォルトで標準出力に
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向けられます。もしくは、コマンド行でファイル名が指定された場合は、出力は
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そのファイルに向けられます。
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\fB-s\fP オプションを使用した場合、出力はそちらでなく \fBsyslogd(8)\fP
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に向けられます。syslog 経由で送られたメッセージでは、年月日は削除されて
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いますが、ログに記録された時刻 (マイクロ秒含む) は残っています。
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.SH オプション
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.TP
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.B \-a
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すべてのデバイスログファイルをオープンし、ログエントリをそこから読み込み
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ます。すべてのエントリを同じ出力「デバイス」(標準エラー出力または syslog)に
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表示します。
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.TP
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.B "\-f <device>"
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通常 IP フィルタログ記録を表すログ情報を読み込むための、
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別のデバイス/ファイルを指定します。
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.TP
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.B \-F
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現在のパケットログバッファをフラッシュします。フラッシュされたバイト数は
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(結果が 0 であっても) 表示されます。
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.TP
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.B \-n
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可能であれば、IP アドレスとポート番号をホスト名とサービス名に変換します。
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.TP
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.B "\-N <device>"
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NAT ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。
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.TP
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.B \-o
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実際にデータを読み込むログファイルを指定します。N - NAT ログファイル、
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S - 状態ログファイル、I - 通常 IP フィルタログファイルです。
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\fB-a\fP オプションは、\fB-o NSI\fP を指定するのと等価です。
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.TP
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.B \-O
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どのログファイルを読み込まないかを指定します。これを \fB-a\fP と
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いっしょに使用することが、もっとも意味のある使い方でしょう。
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パラメータとして利用可能な文字は、\fB-o\fP と同様です。
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.TP
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.B \-s
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読み込んだパケット情報をファイルに保存するのでなく、syslogd 経由で送信
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します。以下で示すレベルが利用できます。
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.IP
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.B LOG_INFO
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\- アクションが pass や block でなく、
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キーワード "log" を用いて記録されたパケット。
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.IP
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.B LOG_NOTICE
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\- 通過し、記録されたパケット
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.IP
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.B LOG_WARNING
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\- ブロックされ、記録されたパケット
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.IP
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.B LOG_ERR
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\- すでに記録され、「短い」かもしれないと見なされたパケット
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.TP
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.B "\-S <device>"
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状態ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。
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.TP
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.B \-t
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tail(1) と似た方法で入力ファイル/デバイスから読み込みます。
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.TP
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.B \-x
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パケットデータを 16 進数で表示します。
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.TP
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.B \-X
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ログヘッダ記録データを 16 進数で表示します。
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.SH 診断
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\fBipmon\fP は、読み込むデータは、どう保存すべきかについての一貫性が
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とれていると想定しています。記録されたデータから異常を検知するテスト
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に失敗した場合、処理を中断します。
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.SH 関連ファイル
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/dev/ipl
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.br
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/dev/ipnat
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.br
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/dev/ipstate
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.SH 関連項目
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ipl(4), ipf(8), ipfstat(8), ipnat(8)
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.\"X .SH バグ
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