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Submitted by: Motoyuki Konno <motoyuki@snipe.rim.or.jp>, Murata Shuuichirou <mrt@da.airnet.ne.jp>
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Hiroyuki Hanai 1998-07-21 15:01:56 +00:00
parent c6e6bf2aca
commit 14d28ca5be
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=3146
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@ -1,6 +1,6 @@
<!-- $Id: install.sgml,v 1.3 1998-07-20 04:55:58 hanai Exp $ -->
<!-- $Id: install.sgml,v 1.4 1998-07-21 15:01:56 hanai Exp $ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.6 -->
<!-- Original revision: 1.7 -->
<sect>
<heading>インストール<label id="install"></heading>
@ -524,5 +524,54 @@
システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
<sect1>
<heading>インストール終了後にシステムをリブートすると, ``panic: cant mount root'' のエラーとなります.</heading>
<p>このエラーはディスクデバイスについてブートブロックとカーネルの
認識が混乱しているために起こります. このエラーは通常 2 台の IDE
ディスクがそれぞれ別の IDE コントローラのマスターかシングルデバイス
として接続されているシステムにおいて, FreeBSD がセカンダリ IDE
コントローラに接続されたディスクにインストールされている場合に発生します.
ブートブロックは FreeBSD が wd1 (2 台目の BIOS ディスク) にインストール
されていると認識するのに対し, カーネルは セカンダリ IDE の 1 台目の
ハードディスクである wd2 にインストールされていると認識するのです.
デバイスプローブの後で, カーネルはブートブロックがブートディスクだと
認識したディスクである wd1 を mount しようとします. 実際には
ブートディスクは wd2 なので失敗してしまうのです.
<p>この問題を解決するには, 以下のどれか一つを行ってください:
<enum>
<item>Boot: プロンプトで,
<tt>1:wd(2,a)/kernel</tt> と入力してエンターキーを押します.
システムが起動したら,
<verb>
echo "1:wd(2,a)/kernel" > /boot.config
</verb>
というコマンドを実行してこれをデフォルトのブート文字列とします.
<item>FreeBSD のディスクをプライマリ IDE コントローラに接続して,
ハードディスクが連続したドライブ番号で認識されるようにします.
<item>カーネルのコンフィグレーションファイルで wd の行を以下のように
変更してから<url url="../handbook/kernelconfig.html"
name="カーネルを再構築"> を行い, 新しいカーネルをインストールします.
<verb>
controller wdc0 at isa? port "IO_WD1" bio irq 14 vector wdintr
disk wd0 at wdc0 drive 0
# disk wd1 at wdc0 drive 1 # この行をコメントアウト
controller wdc1 at isa? port "IO_WD2" bio irq 15 vector wdintr
disk wd1 at wdc1 drive 0 # wd2 から wd1 へ変更
disk wd2 at wdc1 drive 1 # wd3 から wd2 へ変更
</verb>
ディスクの接続を変更して元の設定に戻したい場合は, ディスクを
お望みの設定の通りの接続に戻してからリブートします.
システムは正常に起動するはずです.
</enum>
</sect>

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@ -1,6 +1,6 @@
<!-- $Id: install.sgml,v 1.3 1998-07-20 04:55:58 hanai Exp $ -->
<!-- $Id: install.sgml,v 1.4 1998-07-21 15:01:56 hanai Exp $ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.6 -->
<!-- Original revision: 1.7 -->
<sect>
<heading>インストール<label id="install"></heading>
@ -524,5 +524,54 @@
システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
<sect1>
<heading>インストール終了後にシステムをリブートすると, ``panic: cant mount root'' のエラーとなります.</heading>
<p>このエラーはディスクデバイスについてブートブロックとカーネルの
認識が混乱しているために起こります. このエラーは通常 2 台の IDE
ディスクがそれぞれ別の IDE コントローラのマスターかシングルデバイス
として接続されているシステムにおいて, FreeBSD がセカンダリ IDE
コントローラに接続されたディスクにインストールされている場合に発生します.
ブートブロックは FreeBSD が wd1 (2 台目の BIOS ディスク) にインストール
されていると認識するのに対し, カーネルは セカンダリ IDE の 1 台目の
ハードディスクである wd2 にインストールされていると認識するのです.
デバイスプローブの後で, カーネルはブートブロックがブートディスクだと
認識したディスクである wd1 を mount しようとします. 実際には
ブートディスクは wd2 なので失敗してしまうのです.
<p>この問題を解決するには, 以下のどれか一つを行ってください:
<enum>
<item>Boot: プロンプトで,
<tt>1:wd(2,a)/kernel</tt> と入力してエンターキーを押します.
システムが起動したら,
<verb>
echo "1:wd(2,a)/kernel" > /boot.config
</verb>
というコマンドを実行してこれをデフォルトのブート文字列とします.
<item>FreeBSD のディスクをプライマリ IDE コントローラに接続して,
ハードディスクが連続したドライブ番号で認識されるようにします.
<item>カーネルのコンフィグレーションファイルで wd の行を以下のように
変更してから<url url="../handbook/kernelconfig.html"
name="カーネルを再構築"> を行い, 新しいカーネルをインストールします.
<verb>
controller wdc0 at isa? port "IO_WD1" bio irq 14 vector wdintr
disk wd0 at wdc0 drive 0
# disk wd1 at wdc0 drive 1 # この行をコメントアウト
controller wdc1 at isa? port "IO_WD2" bio irq 15 vector wdintr
disk wd1 at wdc1 drive 0 # wd2 から wd1 へ変更
disk wd2 at wdc1 drive 1 # wd3 から wd2 へ変更
</verb>
ディスクの接続を変更して元の設定に戻したい場合は, ディスクを
お望みの設定の通りの接続に戻してからリブートします.
システムは正常に起動するはずです.
</enum>
</sect>