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Submitted by: Motoyuki Konno <motoyuki@snipe.rim.or.jp>, Murata Shuuichirou <mrt@da.airnet.ne.jp>
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c6e6bf2aca
commit
14d28ca5be
Notes:
svn2git
2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=3146
2 changed files with 102 additions and 4 deletions
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@ -1,6 +1,6 @@
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<!-- $Id: install.sgml,v 1.3 1998-07-20 04:55:58 hanai Exp $ -->
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<!-- $Id: install.sgml,v 1.4 1998-07-21 15:01:56 hanai Exp $ -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- Original revision: 1.6 -->
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<!-- Original revision: 1.7 -->
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<sect>
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<sect>
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<heading>インストール<label id="install"></heading>
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<heading>インストール<label id="install"></heading>
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@ -524,5 +524,54 @@
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システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
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システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
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うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
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うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
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<sect1>
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<heading>インストール終了後にシステムをリブートすると, ``panic: cant mount root'' のエラーとなります.</heading>
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<p>このエラーはディスクデバイスについてブートブロックとカーネルの
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認識が混乱しているために起こります. このエラーは通常 2 台の IDE
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ディスクがそれぞれ別の IDE コントローラのマスターかシングルデバイス
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として接続されているシステムにおいて, FreeBSD がセカンダリ IDE
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コントローラに接続されたディスクにインストールされている場合に発生します.
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ブートブロックは FreeBSD が wd1 (2 台目の BIOS ディスク) にインストール
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されていると認識するのに対し, カーネルは セカンダリ IDE の 1 台目の
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ハードディスクである wd2 にインストールされていると認識するのです.
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デバイスプローブの後で, カーネルはブートブロックがブートディスクだと
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認識したディスクである wd1 を mount しようとします. 実際には
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ブートディスクは wd2 なので失敗してしまうのです.
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<p>この問題を解決するには, 以下のどれか一つを行ってください:
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<enum>
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<item>Boot: プロンプトで,
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<tt>1:wd(2,a)/kernel</tt> と入力してエンターキーを押します.
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システムが起動したら,
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<verb>
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echo "1:wd(2,a)/kernel" > /boot.config
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</verb>
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というコマンドを実行してこれをデフォルトのブート文字列とします.
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<item>FreeBSD のディスクをプライマリ IDE コントローラに接続して,
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ハードディスクが連続したドライブ番号で認識されるようにします.
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<item>カーネルのコンフィグレーションファイルで wd の行を以下のように
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変更してから<url url="../handbook/kernelconfig.html"
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name="カーネルを再構築"> を行い, 新しいカーネルをインストールします.
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<verb>
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controller wdc0 at isa? port "IO_WD1" bio irq 14 vector wdintr
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disk wd0 at wdc0 drive 0
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# disk wd1 at wdc0 drive 1 # この行をコメントアウト
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controller wdc1 at isa? port "IO_WD2" bio irq 15 vector wdintr
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disk wd1 at wdc1 drive 0 # wd2 から wd1 へ変更
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disk wd2 at wdc1 drive 1 # wd3 から wd2 へ変更
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</verb>
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ディスクの接続を変更して元の設定に戻したい場合は, ディスクを
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お望みの設定の通りの接続に戻してからリブートします.
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システムは正常に起動するはずです.
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</enum>
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</sect>
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</sect>
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<!-- $Id: install.sgml,v 1.3 1998-07-20 04:55:58 hanai Exp $ -->
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<!-- $Id: install.sgml,v 1.4 1998-07-21 15:01:56 hanai Exp $ -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
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<!-- Original revision: 1.6 -->
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<!-- Original revision: 1.7 -->
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<heading>インストール<label id="install"></heading>
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<heading>インストール<label id="install"></heading>
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@ -524,5 +524,54 @@
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システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
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システムがインストールされた後は, そのドライブを再度接続することができます.
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うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
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うまくいけばこの問題は将来のリリースで解決されるでしょう.
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<heading>インストール終了後にシステムをリブートすると, ``panic: cant mount root'' のエラーとなります.</heading>
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<p>このエラーはディスクデバイスについてブートブロックとカーネルの
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認識が混乱しているために起こります. このエラーは通常 2 台の IDE
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ディスクがそれぞれ別の IDE コントローラのマスターかシングルデバイス
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として接続されているシステムにおいて, FreeBSD がセカンダリ IDE
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コントローラに接続されたディスクにインストールされている場合に発生します.
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ブートブロックは FreeBSD が wd1 (2 台目の BIOS ディスク) にインストール
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されていると認識するのに対し, カーネルは セカンダリ IDE の 1 台目の
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ハードディスクである wd2 にインストールされていると認識するのです.
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デバイスプローブの後で, カーネルはブートブロックがブートディスクだと
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認識したディスクである wd1 を mount しようとします. 実際には
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ブートディスクは wd2 なので失敗してしまうのです.
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<p>この問題を解決するには, 以下のどれか一つを行ってください:
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<item>Boot: プロンプトで,
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<tt>1:wd(2,a)/kernel</tt> と入力してエンターキーを押します.
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システムが起動したら,
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echo "1:wd(2,a)/kernel" > /boot.config
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というコマンドを実行してこれをデフォルトのブート文字列とします.
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<item>FreeBSD のディスクをプライマリ IDE コントローラに接続して,
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ハードディスクが連続したドライブ番号で認識されるようにします.
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<item>カーネルのコンフィグレーションファイルで wd の行を以下のように
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変更してから<url url="../handbook/kernelconfig.html"
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name="カーネルを再構築"> を行い, 新しいカーネルをインストールします.
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controller wdc0 at isa? port "IO_WD1" bio irq 14 vector wdintr
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disk wd0 at wdc0 drive 0
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# disk wd1 at wdc0 drive 1 # この行をコメントアウト
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controller wdc1 at isa? port "IO_WD2" bio irq 15 vector wdintr
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disk wd1 at wdc1 drive 0 # wd2 から wd1 へ変更
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disk wd2 at wdc1 drive 1 # wd3 から wd2 へ変更
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</verb>
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ディスクの接続を変更して元の設定に戻したい場合は, ディスクを
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お望みの設定の通りの接続に戻してからリブートします.
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システムは正常に起動するはずです.
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