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Reference:	[doc-jp-work 2175]
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Ryusuke SUZUKI 2011-04-10 02:44:12 +00:00
parent 4bd1f65e6d
commit aae642710a
Notes: svn2git 2020-12-08 03:00:23 +00:00
svn path=/head/; revision=37152

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@ -2,7 +2,7 @@
The FreeBSD Documentation Project
The FreeBSD Japanese Documentation Project
Original revision: 1.89
Original revision: 1.90
$FreeBSD$
-->
@ -401,6 +401,20 @@
<link linkend="kernelconfig-noboot">カーネルが起動しない</link>
場合のリカバリの方法を注意深く読んでおいてください。</para>
<note>
<para>FreeBSD 5.0 では、カーネルはモジュールとともに
<filename>/boot/kernel</filename> にインストールされ、
今までのカーネルは <filename>/boot/kernel.old</filename>
にバックアップされます。
ブート &man.loader.8; や設定などのブートプロセスに関係する他のファイルは、
<filename>/boot</filename> に置かれます。
サードパーティ製やカスタムモジュールを
<filename>/boot/modules</filename> に置くこともできますが、
コンパイルしたカーネルとモジュールを同期しておく必要があります。
コンパイルしたカーネルとモジュールが対応しない場合には、
システムが不安定になったり、正常に動作しなくなる可能性があります。</para>
</note>
<note>
<para>FreeBSD&nbsp;4.X 以前のバージョンを使っていて、
(サウンドカードなど) 新しいデバイスを追加した場合は、
@ -524,7 +538,11 @@ cpu I686_CPU</programlisting>
もしあなたの CPU がどのタイプか分からない場合、
&man.dmesg.8; を使って起動メッセージを
調べるとよいでしょう。</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、<literal>I386_CPU</literal>
へのサポートがデフォルトで無効になっています。</para></note>
<indexterm>
<primary>カーネル オプション</primary>
<secondary>cpu type</secondary>
</indexterm>
@ -645,6 +663,12 @@ options MATH_EMULATE #Support for x87 emulation</programlisting>
含まれていません。</para>
</note>
<note><para>浮動小数点演算コプロセッサを搭載していないような古い
CPU は標準ではなくなり、また、そのような CPU に対応するには、多くの場合、
ネイティブの FreeBSD カーネルに対して追加のオプションを設定する必要があるため、
FreeBSD 5.0 では、
浮動小数点エミュレーションはデフォルトで無効になっています。</para></note>
<programlisting>options INET #InterNETworking</programlisting>
<para>ネットワークのサポート。
@ -663,6 +687,21 @@ options FFS_ROOT #FFS usable as root device [keep this!]</programli
<para>これは標準のハードドライブファイルシステムです。
ハードディスクから起動する場合は残して下さい。</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、<literal>FFS_ROOT</literal>
はもう必要ありません。</para></note>
<programlisting>options UFS_ACL #Support for access control lists</programlisting>
<para>このオプションは、現時点で FreeBSD 5.0 のみに存在しているもので、
カーネルのアクセス制御リストのサポートを有効にします。
この機能は拡張属性および UFS2 が有効になっていることに依存し、
本ハンドブックにおいても機能の説明が行われています。
ACL はデフォルトで有効にされています。
もし、これまでにファイルシステムで有効にしていたのであれば、
カーネルの中で無効にすべきではありません。
なぜならば、無効にするとアクセス制御リストが削除され、
ファイルの保護が予想できない方法で行われるためです。</para>
<programlisting>options UFS_DIRHASH #Improve performance on big directories</programlisting>
<para>このオプションは、メモリを多少余分に食うものの、
@ -703,6 +742,13 @@ options MD_ROOT #MD is a potential root device</programlisting>
<para>次に再起動するか、コマンド <command>mount /tmp</command>
を実行して下さい。</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、メモリファイルシステムとして、MFS に代わり
&man.md.4; を使用した UFS ファイルシステムが使われます。
MD を使用したファイルシステムの設定については
&man.mdconfig.8; および &man.mdmfs.8; をご覧ください。
<literal>MFS</literal>
オプションは今後サポートされません。</para></note>
<indexterm>
<primary>カーネル オプション</primary>
<secondary>NFS</secondary>
@ -749,7 +795,18 @@ options CD9660_ROOT #CD-ROM usable as root, CD9660 required</programli
これは <filename>/proc</filename> にマウントされる、
ファイルシステムの <quote>ふりをする</quote> もので、
&man.ps.1; のようなプログラムに、どんなプロセスが走っているか
に関するより多くの情報を提供させる事ができます。</para>
に関するより多くの情報を提供させる事ができます。
FreeBSD 5.0 では、ほとんどのデバッグおよびモニタリングツールが
<literal>PROCFS</literal> なしで起動するので、
ほとんどの環境では <literal>PROCFS</literal> を必要としません。
さらに、5.0-CURRENT のカーネルで <literal>PROCFS</literal> を使う場合には、
<literal>PSEUDOFS</literal> を含む必要があります。</para>
<programlisting>options PSEUDOFS #Pseudo-filesystem framework</programlisting>
<para>FreeBSD 4.x では、<literal>PSEUDOFS</literal> を利用できません。
FreeBSD 4.x とは異なり、FreeBSD 5.0 を新しくインストールした場合には、
プロセスファイルシステムはデフォルトではマウントされません。</para>
<programlisting>options COMPAT_43 #Compatible with BSD 4.3 [KEEP THIS!]</programlisting>
@ -758,6 +815,15 @@ options CD9660_ROOT #CD-ROM usable as root, CD9660 required</programli
この行をコメントアウトするとおかしな動きをするプログラムがあります。
</para>
<programlisting>options COMPAT_FREEBSD4 #Compatible with FreeBSD4</programlisting>
<para>このオプションは、FreeBSD 5.0 i386 および alpha システムにおいて、
古いバージョンの FreeBSD でコンパイルされた古いシステムコールインターフェースを用いるアプリケーションを利用する場合に必要とされます。
古いアプリケーションを実行するすべての
i386 および alpha システムで、このオプションの利用を推奨します。
5.0 からサポートが開始された ia64 や sparc64 といったプラットフォームでは、
このオプションは必要ありません。</para>
<programlisting>options SCSI_DELAY=15000 #Delay (in ms) before probing SCSI</programlisting>
<para>この行は、カーネルがそれぞれの SCSI 機器を検出する前に
@ -778,6 +844,9 @@ options CD9660_ROOT #CD-ROM usable as root, CD9660 required</programli
&man.write.1;, &man.talk.1; などのメッセージや、
カーネルからのコンソールメッセージが表示されます。</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、<literal>UCONSOLE</literal>
はもう必要ありません。</para></note>
<programlisting>options USERCONFIG #boot -c editor</programlisting>
<para>このオプションは起動メニューからコンフィグレーションエディタ
@ -830,6 +899,11 @@ options _KPOSIX_PRIORITY_SCHEDULING</programlisting>
(たとえば <application>Star Office</application>)
はこれを使っています。</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、
<literal>_KPOSIX_PRIORITY_SCHEDULING</literal>
オプションがすべての機能を提供しています。
そのため <literal>P1003_1B</literal> はもう必要ありません。</para></note>
<indexterm>
<primary>カーネル オプション</primary>
<secondary>ICMP_BANDLIM</secondary>
@ -843,6 +917,10 @@ options _KPOSIX_PRIORITY_SCHEDULING</programlisting>
サービス不能パケットによる攻撃からマシンを保護するために必要です。
</para>
<note><para>FreeBSD 5.0 では、この機能はデフォルトで有効です。
<literal>ICMP_BANDLIM</literal>
オプションは必要ありません。</para></note>
<indexterm>
<primary>カーネル オプション</primary>
<secondary>SMP</secondary>